ムケッカ・バイアーナ … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)

ムケッカ・バイアーナ


 ムケッカは、魚介のココナッツクリーム煮込み。ブラジル北東部にあるバイーア州を代表する伝統料理だ。

 私が単身赴任していたレシフェは、そのバイーア州のとなり、ペルナンブッコ州の州都である。だからブラジルにいる間、ムケッカもよく食べたものだった。

 今日は一緒にブラジルに行っていて、今は愛知で勤務しているNさんが仕事で上京されるとのことで、同じくブラジル組のSさん、Kさんも誘って、4人で帝劇ビル地下にあるブラジル料理の店、「カフェ・ド・セントロ」にやってきた。

今日のメンバー

 Nさんからは「魚料理が食べたい」という希望が出されていたので、今日の目玉はムケッカと決めていた。

 ムケッカはPが1,280円(これ以降、価格はすべて税別表記)、Gが2,480円。

 PはPequeno(ピッケーノ、小さい)、GはGrande(グランジ、大きい)ことを示している。

「Gで大丈夫かなあ。ものすごいのが出てこないだろうか?」

「いやあ、日本だから大丈夫なんじゃない。4人だし……」

 ブラジルのレストランで、Gなんかを頼もうものなら、「うわぁ、どうしよう。絶対に食べきれない!」というぐらいの量が出てきて困ることが多かったのだ。その記憶が、ふと頭をよぎったのだった。

「そうだよね。ここは日本だもんね」

 ということでGを1つ、注文した。

「あら。最初からお食事にされるんですか?」

 と店のおねえさん。

「いや。ムケッカをつまみに飲みます」

「あぁ、なるほど(笑)」

 このおねえさん、日本語も達者だけど、ブラジルの方のよう。お店のスタッフの多くがブラジル人のようで、お客とは日本語で話すけれど、厨房に注文を通したりするのはポルトガル語だ。

 たとえば「カイピリーニャ(600円)を砂糖なしでください」と注文すると、「はーい」と注文を受けてくれて、飲みものを作ってくれるバーテンダーには、「ウーマ・カイピリーニャ、セン・アスーカ、ポルファボール」と注文を通す。

 ポルトガル語を聞くのも久しぶりだなあ。

 さあそして、ムケッカがやってきた。

 おぉ、比較的小さい。この量なら全く問題ないね。

 昨年末に帰国して1年。日本でムケッカを食べるのはこれが初めてだ。

 一緒に出してくれるごはんを小皿に取り分け、おたまですくったムケッカをかける。

 ブラジルにいる時も、ムケッカはごはんにかけて食べていた。ごはんにかけて食べるのが美味しいのだ。

 ただし、ブラジルのごはんは粘りっけなしのパラパラごはん。この店で出されるのは、日本風の、普通のごはんだ。それでもムケッカをかけて、チョチョイと混ぜると、ブラジルで食べたのと同じような感じになる。

「これは混じりっ気のない上品な味わいだねえ!」

「このムケッカ、まじで美味いですねえ」

「ブラジルのムケッカは、(本来は捨ててるはずの)エビのヒゲなんかも入ってたんだけど、ここのにはそういうのは全然ないね。すごくていねいに作られてる」

 そんな会話を交わしながら、あっという間に食べ終えた。

 他にも「タピオカ芋のカリカリフライ(マンジョッカ・フリッタ)」(580円)や「干し鱈のコロッケ(ボリーニョ・ジ・バカリャウ)」(6個500円)、「牛肉と麦のコロッケ(キビ・ジ・カルニ)」(6個500円)、「パステウ(ブラジル風揚げ餃子)」(1個300円)、「もっちもちチーズパン(ポン・ジ・ケージョ)」(1個90円)などの懐かしい料理を次々に注文する。

 飲みものもブラジルにいた時と同じように、まずカイピリーニャ(600円)を注文したら、次はカシャーサだけをダブル(580円)でもらって、飲み終えたカイピリーニャのグラスにそそぎ入れる。

 こうすると、カイピリーニャのグラスに残っているクラッシュ・アイスやブラジルレモンなどを有効活用することができるのだ。

 言ってみれば、「ホッピーのナカおかわり」みたいなもんですね。

 店内はすっかり満席状態だ。お客は全員が日本人。人気あるんですねえ、ブラジル料理。

 気がつけばもうすぐ午後10時。なんと3時間半も居座っちゃったぜい。

 お勘定は4人で20,139円(税込)。ひとり当たり5,035円だった。

「どうもごちそうさま。おいしかったです。オブリガード」

 店の外にまで見送りに出てくれたおねえさんに、そう声をかけると、

「オブリガーダ。今度はカシャーサをボトル(750ml瓶が2,800円)で入れると、もっと安くつくと思いますよ。また来てくださいね」

 と笑顔で手を振ってくれた。次回は絶対ボトルにしよう!

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「カフェ・ド・セントロ」 / 料理メニュー / 飲みものメニュー

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アマゾンビールで乾杯 / タピオカ芋のカリカリフライ / ポテトフライ

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カイピリーニャ / ムケッカ&ごはん / チーズパン

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干し鱈のコロッケ / 牛肉と麦のコロッケ / ヤシの新芽と赤カブ

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マンゴージュースとビアマンゴー / パステル / カシャーサおかわり

店情報(公式サイト)

《平成28(2016)年12月8日(木)の記録》

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鯛のかぶと煮で熱燗を … 安芸路「酔心(すいしん)」(新宿三丁目)

鯛のかぶと煮で熱燗


 同期入社で呉に配属となったメンバーのうち4人に、同時期に呉にいた先輩ひとりを含めた5人で、新宿の安芸路「酔心」で忘年会である。

 入社したのが今から33年前(昭和58年)のことだから、ずいぶん長い付き合いだ。

 みんなの帰宅経路を勘案すると新宿あたりがいいということだったので、何軒かの候補店を挙げたところ、みなさん「広島の料理が食べたい」という希望で、この店になったもの。

 「酔心」が広島で創業したのは昭和25(1950)年のこと。創業66年の老舗である。

 東京には昭和40(1965)年に進出し、ここ新宿店はその翌年に開店した。つまり新宿店は今年でちょうど創業50年ということだ。

 予約と同時にお願いしておいたのは、ひとり6千円の、飲み放題付き忘年会コース。

 料理は酒肴3種盛り、お造り3種盛り、かきのたたき、鯛のかぶと煮、小いわしの天ぷら、名物釜飯、デザートという7品だ。

 中でも、かきのたたき、鯛のかぶと煮、小いわしの天ぷらの3品が広島らしいよね。

 「酔心」では生のカキは出さないそうで、焼きガキほど火を通していない「たたき」という状態のカキを出してくれた。

 そして大好物の「鯛のかぶと煮」だ。瀬戸内といえば、やっぱり鯛だよね。

 合わせるのはもちろん燗酒だ。

 店のメニューには、賀茂鶴、賀茂泉、誠鏡、富久長といった広島の地酒が並んでいるんだけれど、飲み放題で選べる日本酒は「酔心 辛口醸造」(冷・温)か「酔心 生貯蔵酒」(冷酒)のみ。でも、酔心の燗酒もうまいので、私としては問題ない。

 小いわしの天ぷらも、広島の名物料理。普通に1尾丸ごとを天ぷらにしたものもさることながら、小いわしを大葉に包んで揚げたものが、とても美味しくて驚いた。

 釜飯のことを、わざわざ「名物釜飯」と表記しているのは、これが「酔心」の目玉料理だから。

 「酔心」は、いつの頃からか、「広島料理専門 酔心」とか、「安芸路 酔心」と名乗るようになった(現在の会社名は「株式会社酔心」)が、元々は「釜飯酔心」という社名だった。釜飯は創業当初からの「酔心」の名物なのである。

 ひとりに1つずつ出される釜飯は、「じゃこ釜飯」(単品価格は950円)。釜の内側にできた「おこげ」が香ばしくていいねえ。これでもう、すっかり満腹だ。

 最後のシメに出されたのは、デザートの柿(かき)とお茶。これもうれしい。

 とてもおいしい料理に大満足だったんだけれど、惜しむらくは飲みものの出が遅いこと。空っぽの酒器を前に、じっと待ってる時間がすごく長くて、「飲み放題」というよりは、「待ち放題」みたいな状態だった。

 このところ、「飲み放題」をうたっている居酒屋大箱店の多くで、「はーい。少々お待ちください」と言われるだけで、飲みものの注文をすることすらできなかったり、やっと注文が通っても、品物がなかなか出てこないといった経験をすることが多い。

 人手不足なのか、経費削減のためにあえて少人数で切り盛りするようにしているのか。

 少なくとも飲みものは遅滞なく出すような工夫をしてもらいたいなあ、と思う今日この頃なのでした。

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5人用の席 / 酒肴3種盛り / お造り3種盛り

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かきのたたき / 酔心の燗酒 / 鯛のかぶと煮

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小いわしの天ぷら / ハイボール / 名物釜飯

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具だくさんの釜飯 / おこげがうまい / デザートの柿

店情報(公式サイト)

《平成28(2016)年12月5日(月)の記録》

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トリッパのトマト煮込 … 欧風料理屋「ビストラ」(田町)

トリッパのトマト煮込


 職場の忘年会で、三田の欧風料理屋「ビストラ」にやってきた。

 店は間口が狭いビルの3階にあって、1・2階は居酒屋だ。この居酒屋のキャパシティが130人というんだから、間口だけ狭くて、奥行きは深いのかもね。

 で、その居酒屋のわきに、目立たぬ感じで「ビストラ」に続く入口階段がある。「ビストラ」を目指してやってきた人以外には、この入口はわからないかもなあ。ヘタをすると、「ビストラ」を目指してきた人にだってわからないかもしれない(苦笑)。

 そんな隠れ家風の店でもあるのだ。

 今宵の注文は、料理8品で3,500円のコースに、2時間飲み放題(1時間半でラストオーダー)1,500円をつけて、ひとり5千円のコースである。

 生ビールをもらって乾杯し、宴会をスタートさせると、すぐに出てきたのは野菜サラダ。コースの中に「鎌倉野菜のバーニャカウダ」というのが載っているんだけど、最後までそれが出されなかったところを見ると、この野菜サラダがバーニャカウダの代わりだったのかもしれない。

 「24ヶ月熟成パルマ産生ハム」。さっきのサラダもそうだったけど、料理は4人分ごとに一皿で出され、それをその周りの4人で分け合う仕組み。(4で割り切れない端数の人たちの分は、人数に合わせて量を調整して出してくれているようだ。)

 この熟成された生ハムが、『肉の塩辛』といった味わいで、思わず飲みものを赤ワインに切り換えた。予想どおり合うねえ!

 「鮮魚のカルパッチョ」は、丸皿の広めのフチの部分に盛られていて、見た目も美しい。これを真ん中のくぼみの中に入れられたドライトマトのペーストオイルをつけていただく。

 続いては「トリッパと4種豆のトマト煮込み」。コースの品書きを見たときから、もっとも楽しみしていた料理がこれだ。牛もつ(ハチノス)煮込みである。

 ックゥ~~ッ。

 洋風でも和風でも、やっぱりもつ煮込みはうまいのぉ!

 平日なのに、赤ワインがカッパカッパと進んで仕方がない。

 「海老とバジルのパートブリック包み」。パートブリックというのは、薄いクレープ状の皮のこと。元はチュニジア風春巻きに使われていたものらしい。

 エビの身は、このチュニジア風春巻きの皮に包んで揚げ、頭はそのままカリッカリに素揚げしてくれている。身のほうはもちろんだけど、頭もいいねえ。

 「イベリコ豚ロースのグリル」。改めてメニューを見るまで、牛肉かと思ってた。それくらい身の赤みが強いのだ。しかも、その肉の旨みが強い。これはいい肉だなあ。ワイン、ワイン。

 そしてとどめを刺すように出されたのが、「かぼちゃのラビオリ ゴルゴンゾーラのクリームソース」。出てきた瞬間に、トロリととろけたゴルゴンゾーラ(ブルーチーズの一種)の香りがすごいっ。

 この香りだけでワインの1杯や2杯は軽く飲めそうだ。

 この料理の主役は、ラビオリではなくて、圧倒的にゴルゴンゾーラ・ソースだね。ソースを残さず食べるためにパンが欲しいところだ。

 最初のうちこそ、赤ワインをおかわりすると、グラスについでくれていたが、我われがあまりに飲むもんだから、「勝手にやってください」と、赤ワインのマグナム(1.5リットル瓶)をドンと置いていってくれている。

 そのマグナムをどんどんおかわりしてるんだから、明日は二日酔い必至だ。

 最後の料理(8品め)となるデザートは「ビストラ風ティラミス」だ。

 ここで飲みものもラストオーダーとなる。

 女性陣がデザートに合わせてコーヒーなどを注文するなか、男性陣は最後までお酒を注文しまくってるのがすごいなあ。かく言う私も、〆にさっぱりとした白ワインを1杯いただきました。

 そんなわけで、料理もお酒も、たっぷりと堪能することができた宴会でした。どうもごちそうさま。

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野菜サラダ / 24ヶ月熟成パルマ産生ハム / 鮮魚のカルパッチョ

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トリッパと4種豆のトマト煮込み / 海老とバジルのパートブリック包み / イベリコ豚ロースのグリル

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かぼちゃのラビオリ ゴルゴンゾーラのクリームソース / 赤ワイン / ビストラ風ティラミス

店情報(ぐるなび)

《平成28(2016)年12月7日(水)の記録》

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焼きパイナップル?! … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

ネタケースにパイナップル


 「川名」のネタケースに串に刺さったパイナップルが置かれているのが見える。

 もしかするとこのパイナップル、串焼きにしてもらえるのだろうか。

 ブラジルに単身赴任しているとき、シュラスコの店(シュハスカリヤ)に行くと、数々の肉の合間に焼きパイナップルが回ってきたものだった。

 当時は「パイナップルが入るすき間があるのなら、もっと肉を食べるぞ!」ぐらいの意気込みだったので、ごく稀にしか焼きパイナップルを食べることはなかった。

 でも、帰国して、身のまわりで焼きパイナップルを見ることもなくなると、逆になんだか食べたくなってしまうんだよなあ。

 フェイジョン(ブラジル風の煮豆)や、アホス(ブラジル風のパラパラごはん)、ファロッファ(カリカリに炒ったキャッサバ芋の粉)なんかもそうだ。

 当時は大好きというほどでもなかったのに、もう食べられないとなると、食べたくて仕方がない。

 焼きパイナップルがあるんなら、リングイッサ(ブラジル風ソーセージ)も食べたいなあ。

 でもさすがにリングイッサはないので、ガーリックウインナー(195円)をもらうことにしよう。

 ちょうど近くにママが来たので、

「すみません。パイナップルとガーリックウインナーを焼いてください」

「えっ。パイナップル、召し上がりますか?」

 ちょっと戸惑った感じで、そう訊き返しながら注文を受けてくれた。

 ホワイトボードの手書きメニューを再確認すると、確かにパイナップルの串焼きなんてメニューはないなあ。

 待つことしばし。

「これ、食べてください」

 そう言いながらママが出してくれたのは、小さめの丸皿に盛られた少量のポテトサラダと、添えられたパイナップル。

ミニ・ポテトサラダ

 あっ、そうか!

 パイナップルは焼くんじゃなくて、生のままポテトサラダに添えるためのものだったんだ。

 改めてネタケースをよく観察してみると、パイナップルに刺さっているように見えた串は、その奥に置かれたシシャモの串だったようだ。

 そうかあ。だからパイナップルを注文した瞬間に、ママが戸惑った顔つきをしてたのか。

 そんなわけで、久しぶりに食べることができるかと期待した焼きパイナップルは、残念ながら食べることができなかったのでした。

 でも、ポテトサラダ(346円)そのものはすでに売り切れていたにもかかわらず、かろうじて残っていた、1人前にはならない量のポテトサラダと一緒にパイナップルを出してくれたことが、ありがたいではありませんか。

 勝手な勘違い、たいへん失礼いたしました。

◇   ◇   ◇


 今宵の「川名」は、生グレープフルーツサワー(411円)とニュートンセット(638円)のタレ焼き、そしてそのニュートンセットの焼き上がりを待つあいだ用に、ほうれん草(173円)を注文してスタートした。お通しはミカンだ。

 ニュートンセットというのは、もつ焼き(やきとん)の盛り合わせのこと。タン、レバ、ハツ、ナンコツ、白モツ、カシラの6本が1皿に盛り合わされる。

 生グレープフルーツサワーをおかわりして、次なるつまみをマーボー豆腐(519円)にするか、明日からのウィンターバケーションに備えて、昆布シメサバ(519円)、紋甲イカ刺(519円)などのなまものにするかで、悩みに悩む。

 とそのとき、ネタケースの中のパイナップル串(?)に気がついたのだった。

 1時間半ほどの酒場浴。今宵のお勘定は1,936円なり。どうもごちそうさま。

 焼鳥「川名」は、12月5日(月)~16日(金)の間、ホノルルマラソン出場に伴うウィンターバケーションです。

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焼鳥「川名」 / 生グレープフルーツサワーとお通しのミカン / ほうれん草

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ニュートンセット / 生グレープフルーツサワー2杯め / ガーリックウインナー

店情報前回
《平成28(2016)年12月4日(日)の記録》

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仮営業が始まりました … 「河本(かわもと)」(木場)

「河本」の店内


 久しぶり、「河本」の「やっこさん」(冷奴、100円)で黒ホッピー(400円)である。

 あぁ~~っ。ここのホッピーがやっぱりうまいよなあ。

 女将の真寿美さんが熱中症になったのをきっかけに、「河本」は昨年(2015年)7月からずっと休業していたのだ。

 それから1年3ヶ月。9月末に「河本」の仮営業が始まった。

  ・火曜日:4時~8時(第3火は休み)
  ・木曜日:4時~8時
  ・土曜日:4時~7時(第2土は休み)

 週に3日だけの営業だ。

 お店を切り盛りするのは、あんちゃん(真寿美さんの弟)の奥さん。つまり真寿美さんの義理の妹さんだ。

 真寿美さんの熱中症はすぐに治ったのだが、あんちゃんの目の調子が悪くなって料理を作るのがむずかしくなり、休業が長引いたのだった。

「休業が長く続いたら真寿美さんがボケてしまう!」

 そんな心配をした常連さんたちは、毎日のように休業中の店にやってきた。

 あんちゃんが料理ができないので、ほとんどつまみもないなか、自分たちでホッピーを注いで飲む。

 真寿美さんは、厨房に近い側の入口横に仮置きされた椅子に座り、常連さんたちと会話を交わす。

 だれも「河本」に来ないという日がないように、常連さんたちはひたすらこの店に通ってきてくれていたというから頭が下がる。

 そして自分が飲んだ料金を置いて帰っていく。

 実は私も、昨年10月にブラジルから一時帰国したときに、大常連の高橋くまさんにお願いして、「河本」に連れてきてもらった。

 そのとき、真寿美さんの体調も良かったのか、「久しぶりに来てくれたから…」とカウンターの中に入って、ホッピージョッキの上で焼酎のグラスをクイッと返す熟練の手つきで、ホッピーを出してくれたのだった。

 今回も真寿美さんがちょっと顔を出してくれて、「まだ(ブログを)書いてるの?」と笑顔で声をかけてくれた。

 真寿美さんの笑顔を見ることができて大安心だ。

 この店に一緒にやってきた宇ち中さんの他、カンター席には「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本教授もいらっしゃる。ここで「古典酒場」のミニ座談会ができそうな面々だ(笑)。

 開店直後の午後4時過ぎから、5時過ぎまで、1時間ちょっと楽しんで、お勘定は500円なり。どうもごちそうさま。

 いやいや「仮」とはいえ、営業が再開されて良かった良かった。

 これまでの間、真寿美さんのモチベーションを保ち続けてくださったご常連のみなさん、本当にありがとうございました。

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「河本」 / あんちゃんの奥さんが出してくれるホッピー / 今日は黒ホッピーにした

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やっこさん(冷奴) / おつまみのメニュー / 店内からもれる灯りがいいね

店情報前回

《平成28(2016)年11月26日(土)の記録》

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呑兵衛好みのうどん店 … 「四ツ木製麺所(よつぎせいめんじょ)」(京成立石)

呑兵衛好みのうどん店


 宇ち中さんとめぐる立石の3軒めは「四ツ木製麺所」。

 ここは自家製麺の手打ちうどんの店なんだけど、充実したつまみの美味さと安さで、呑兵衛にも大人気なのである。

 テーブル席に座り、「しぞ~か割(焼酎抹茶割)」(400円)を二つもらって、つまみには「松前小松菜漬」(300円)と「マカロニサラダ」(350円)を注文した。

 松前小松菜漬は、スルメと昆布で作った松前漬けに、葛飾元気野菜の小松菜漬けを混ぜ込んだもの。

 「四ツ木製麺所」は『葛飾野菜を楽しめる店』の1軒にも取り上げられていて、新鮮な小松菜をたっぷりと練り込んだ「小松菜うどん」(もり、かけ、各400円)は、この店の名物料理でもあるのだ。

 さらに今日は注文しなかったけれど、スズキ刺(620円)、カンパチ刺(620円)、紋甲イカ刺(ゲソ入り、580円)など、築地から仕入れてきた刺身類もある。マグロ、カンパチ、スズキの「築地3点盛」は800円だ。

 冬場らしく、キムチ鍋(600円)、モツ鍋(600円)という鍋ものもある。鍋の後用に「〆うどん」(350円)も用意されているのがいいね。

 現在の時刻は午後3時。

 まだまだ飲みたいから、うどんは食べずにおきましょう。

 お勘定は二人で1,450円(ひとり当たり725円)なり。どうもごちそうさま。

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「四ツ木製麺所」 / 黒板メニュー / 松前小松菜漬

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マカロニサラダ / しぞ~か割 / すりガラスの模様もいいね!

店情報前回

《平成28(2016)年11月26日(土)の記録》

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白子グラタン柚子釜焼 … 「二毛作(にもうさく)」(京成立石)

白子グラタン柚子釜焼き


 「宇ち多゛」を出たところで、午後12時45分。まだ土曜日の真昼間である。

 普通の街にいたら、この次に行くあてもなくて途方に暮れるぐらいの時間帯なのだが、なにしろここは立石、開いてる店はいくらでもある!

 たくさんの候補の中から、宇ち中さんと二人でフラフラとやってきたのは、おでんの「二毛作」だ。

 もともとは、仲見世商店街の「丸忠蒲鉾店」の店先で始まった小規模な店だった。

 昼間は「丸忠蒲鉾店」で、おでん種となるかまぼこを販売し、夕方から店頭で、おでんをつまみに一杯飲ませる居酒屋営業をするようになったことから、夜の部は「二毛作」という店名になった。(酒場の営業は平成19(2007)年から。)

 「二毛作」はすぐに人気店となり、「丸忠蒲鉾店」のすぐとなりに店舗を構えて、本格的な居酒屋となった。

 それでもなお店に入れない客が続出するほどの人気が続き、ついには平成27(2015)年3月に京成線の線路沿いに移転し、現在の「二毛作」がリニューアルオープンしたのでした。

 「丸忠蒲鉾店」のとなりの、元「二毛作」も今は、「おでん丸忠」として、元「二毛作」時代に、日高さん(=「二毛作」店主)と二人三脚で店を切り盛りされていた西村さんが、引き続いて切り盛りされています。

 さて「二毛作」。二人でカウンターの一角に陣取って、宇ち中さんは「アサヒプレミアム熟撰」(600円)を、私は「アサヒプレミアム琥珀の時間とき」(600円)をもらって、本日2度めとなる乾杯である。

 そしてお通しのマカロニサラダをつまみながらチビリチビリ。なにしろ「宇ち多゛」の梅割りを3つ半ほどやってきた後なので、さすがに『グッと1杯、思わず2杯!』(by 「オオムラ亜」)というような飲み方はできないのでした。

「料理は何をもらいましょうか?」

「ここに来たら、やっぱりおでんですかねえ」

 なんて会話を交わしつつ、目の前にある本日のメニューを確認する。

 インドマグロの赤身が800円、〆さばが900円など、単品の刺身類が十数品並んでいるほか、刺身盛り合わせは1人前1,500円から。一品料理はサラダ、グラタン、揚げ物、チーズなどなど、その数ざっと55品もある!

 さらに看板メニューのおでんは、100円が6品、150円が9品、200円が12品、300円が5品、400円が2品、500円が1品の合計35品。

 元はおでん屋さんだったんだけれど、今やもう、「おでんも置いてる料理の美味しい居酒屋さん」といったお店として大繁盛しているのだ。

 目を通すだけでも大変なほどの品書きの中から、今日は「白子グラタン柚子釜焼き」(1,000円)を注文した。

 この白子グラタン柚子釜焼きは、紅葉おろしを入れたポン酢醤油をちょいとつけていただく。これがうまい。

 そして飲みものは、宇ち中さんおすすめの金柑きんかんジントニックである。

 1時間半ほど楽しんで、今日のお勘定は二人で4,600円(ひとり当たり2,300円)なり。どうもごちそうさま。

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「二毛作」 / 飲みものメニュー / 生ビールとお通しのマカサラ

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本日のおすすめ / おでんメニュー / 黒板メニュー

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白子グラタン柚子釜焼き(崩したところ) / 金柑ジントニック / ごちそうさま!

店情報前回

《平成28(2016)年11月26日(土)の記録》

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日常の一部である感じ … もつ焼き「宇ち多゛(うちだ)」(京成立石)

カシラとハツ


 宇ち中さんと、朝10時40分に京成立石駅で待ち合わせて、「宇ち多゛」の裏手の行列に並ぶ。

 この時間帯で20人ほどの人たちが並んでいるが、開店と同時に店に入った人たちがちょうど回転する頃合い。20分ほどの待ち時間で店内に入ることができた。

 まずは大瓶ビール(キリンラガー、600円)をもらって乾杯し、料理はかろうじて残っていたカシラとハツの塩焼き(もつ焼きはすべて1皿2本で200円)をもらう。

 焼き台のジュンちゃんが、なんでもなさげに焼いているこのもつ焼きがうまいんだな。

 この「なんでもない感じ」、「まったく日常の一部である感じ」が下町エリア(東京東部)のもつ焼きの大きな特長だと思っている。

 豚のもつ焼きは、今でこそ全国的にポピュラーな食べものになりつつあるが、東京下町発祥の、東京の郷土料理だ。

 明治26(1893)年に出版された「最暗黒の東京」(岩波松五郎)に、『滋養品として力役者の嗜み喰らう物。シャモ屋の包厨より買出したる鳥の臓物を按排して蒲焼きにしたる物なり。一串三厘より五厘、香ばしき匂い忘れがたしとして先生たちは蟻のごとくにたかって賞翫す』という焼き鳥に関する記述がある。

 明治の終わりごろに、『やきとりといって、牛豚のモツを串に刺し、タレをつけて照り焼きにして食わせる町の屋台店が夜になると現れてきた』ということが「いかもの・奇味珍味」(角田猛、1957年)に書かれていて、いよいよ今のものと近いもつ焼きが、「やきとり」として登場したことが分かる。これがもつ焼きの原型だろう。

 それから100年以上の時を経て、東京下町エリアには、しっかりともつ焼きが定着している。だから「まったく日常の一部である感じ」なんでしょうね。

 その後、大正12(1923)年の関東大震災、昭和20(1945)年の終戦からの復興期に、徐々に東京の中央部から西のエリアにかけて、もつ焼き文化が広がっていく。

 平成以降、特に近年は、それまでの「安いからもつ焼き」というイメージではなくて、「美味しいからもつ焼き」という流れになっている。かつての「酔っ払ったおじさんたちの食べもの」という固定観念はすっかり払しょくされて、今や「宇ち多゛」の店内でも、女性客の姿を見かけることが当たり前になってきた。

 まさに『隔世の感あり』である。

 焼酎(200円)を梅割りでもらって、つまみにはタン生(ゆで冷ました豚タン、200円)と、お新香(紅ショウガ多め、200円)を注文する。

 お新香はキュウリと大根のぬか漬けに、紅ショウガをトッピングしたものなんだけど、寒い季節になると大根が美味しいね。

 そして焼酎もおかわりしながら、「シロタレよく焼き」(1皿2本200円)をもらう。

 これは、シロ(下ゆでしている豚腸)を、タレ味で、しっかり目に焼いて、という注文だ。「焼くもの+味付け+焼き具合」という順番で伝えるのがこの店ならではの符丁。

 もともとは、いろんなたのみ方をするお客の注文を、焼き台に間違いなく伝えるために作られたものなんだろうけど、その符丁が常連さんたちにも伝わり、常連さんたちは最初からその符丁で注文するようになった。それが今や、「宇ち多゛」の注文ルールのようになってるんだから面白いですねえ。

 最後は焼酎を半分(100円)ずつもらって〆。

 1時間半ほどの酒場浴。今日のお勘定はひとり1,500円ずつでした。どうもごちそうさま。

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「宇ち多゛」 / 大瓶ビール / タン生

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焼酎梅割り / お新香(しょうが多め) / シロタレよく焼き

店情報前回

《平成28(2016)年11月26日(土)の記録》

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焼き台は店主の領分?! … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

焼き台の番をするママ


 「すっぴん酒場」の焼き台には、必ず店主・徳宿克治(とくしゅく・かつじ)さんが立つ。ママ(奥さま)は、飲みものや、焼きもの以外の料理を担当する。

 店主がトイレに行ったりする数分間だけ、ママが焼き台の留守番をするのだが、基本的には見ているだけで、よほどのことがない限り串は触らない。

 もつ焼き屋の焼き台というのは、それほど重要な場所なのである。

 今日(2016年11月25日)、「すっぴん酒場」の向かい側に「セブンイレブン」(中野野方5丁目店)がオープンした。

 コンビニの灯りは、こうこうと明るいので、「すっぴん酒場」の店内の明るさにまで影響が出るんじゃないかと心配していたんだけれど、どうやらそんなこともなさそうだ。

 ただ、目の前の通り(みつわ通り)を行き交う人が、今までよりも多くなった気がするなあ。さすが「セブンイレブン」だ。

 今日もまた黒ホッピー(450円)とお通し(キュウリと大根の漬物、100円)でスタートし、いつものようにレバ(100円)、シロ(100円)、チレ(100円)を注文すると、なんとチレが売り切れていた。

 今年の夏、この店でチレのうまさを再認識して以来、毎回必ず注文するほど、チレの大ファンになった。売り切れとは実に残念なり。

 ナカ(焼酎おかわり、250円)をもらって、おやじつくね(150円)とPトロ(150円)を注文。

 おやじつくねは、ツクネの中に刻んだニラやニンニクを練り込んで焼いたもの。ニンニクがビシッと効いてるのがいいね。

 そしてPトロ。これは豚トロ(とんとろ)とも呼ばれる、豚の頬から肩のネック(首)部分の肉のこと。

 豚肉の間に挟まれている玉ネギがいい味を出している。ほんのりとした自然な甘みが、脂っけの強いPトロにもよく合っていて、いいね。

 とそのとき、新たに入ってきたお客さんから煮込み(400円)の注文が入ったので、私も便乗注文し、3杯めとなるナカ(250円)ももらう。

 ここの煮込みは、下ごしらえを終えて冷蔵庫に保存されているものを、注文を受けて必要な量だけ小鍋に移し、豆腐などの追加具材も投入してグツグツと仕上げていくのだ。

 だから時間によって煮込みの味や具材の軟らかさが変わることもなく、いつも同じ仕上がりの煮込みを味わうことができるのである。

 今日は店に着いたのが午後9時過ぎと遅かったので、気がつくともう11時過ぎ。今夜はソト1・ナカ3で止めることにした。

 キャッシュ・オン・デリバリーでの支払総額は1,950円。

 あらら。店に来たときに小銭入れの中に900円分の小銭があったので、「まず小銭からなくさなきゃ」と、お金を入れておくザルにその900円を入れて、その下に千円札を2枚、敷いたのだった。(つまり合計2,900円を置いたってことです。)

「小銭を減らそうと思ってるのに、帰りにはこれより増えてたりして……」

 なんて笑い話をしていたのだが、まさにそのとおり。

 ザルの中のお釣りは950円。来たときよりも小銭が増えてしまった。

 今夜もどうもごちそうさま!

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「すっぴん酒場」 / お通し(漬物)と黒ホッピー / れば

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しろ / ナカ(2杯め) / おやじつくね

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Pトロ / 煮込み / ナカ(3杯め)

店情報前回

《平成28(2016)年11月25日(金)の記録》

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すきっ腹に鰻の串焼き … うなぎ「川勢(かわせい)」(荻窪)

ランチうな丼


 荻窪北口駅前通商店会の中にある、うなぎの「川勢」。

 ランチタイム(12:00~14:00)は、うな丼がサービス価格の1,200円で提供される。(夜の部では1,500円だ。)

 都心部にも初雪が降った今日は、休暇をもらって朝から胃の内視鏡検査。大きな問題はないということが確認できたとたんに、お腹がすいた。なにしろ朝から何も食べてないからなあ。

 買い物に出てきたカミサンと合流して、「川勢」に入ったのは午後1時。雪という天候もあってか、先客は4~5名と、比較的ゆったりとした「川勢」である。

 お酒が飲めないカミサンは、最初からランチのうな丼(1,200円)を注文。私は大瓶ビール(キリンラガー、600円)と、うなぎ串焼きの「一揃い」をもらう。

 ックゥ~~ッ。すきっ腹にビールが効くのぉ。

 まずは「ひれ焼」(220円)と「きも焼」(220円)が出される。

 大好物の「ひれ焼」は、うなぎの背びれや腹びれを、ニラといっしょに串に巻きつけて焼いたもの。ヒレのカリッと焼けた香ばしさと、ジュワッとした脂分がたまんない。

 「きも焼」は、うなぎの内臓一式だ。内臓ならではの弾力感と、ほろ苦さがいい。

 残りの4本も焼きあがってきた。

 「ばら焼」(220円)は、あばら部分から削いだ身をこねて焼いたもの。腹の身はおいしいよね。

 「串巻」(220円)は、縦方向に細く切ったうなぎの身を、クネクネと串に刺して焼いたもの。「くりから焼き」という呼び方をする店も多い一品だ。これは塩焼きもタレ焼きもうまい。

 「八幡巻やわたまき」(350円)は、ゆで冷ました細切りのゴボウを軸に、「串巻」と同じように縦方向に細く切ったうなぎの身を巻きつけて焼き上げたもの。八幡村(現在の京都府八幡市)の郷土料理だったことから八幡巻と呼ぶそうだ。

 そして「短冊焼たんざくやき」(350円)。これはいわゆる串に刺したミニ蒲焼きである。

 以上が「今日の一揃い」(6串で1,580円)である。

 あえて『今日の』と書いたのは、「通常の一揃い」とは違うから。

 「短冊焼」の代わりに「れば焼」(220円)が入って、6串で1,450円というのが、「通常の一揃い」なのだ。

 「れば焼」というのは、うなぎの内臓のうち、レバだけを集めて焼いたもの。

「今日はレバの入荷が少なくて、夜の予約分だけしかないんですよ」と店主。

 「きも刺し」(650円)も、夜の予約分しかないとのこと。

 そこで、うなぎ串焼きの残る2品、「はす焼」(220円)と「えり焼」(220円)を注文し、その「はす焼」が出てきたところで、焼酎(キンミヤ、350円)をストレートでもらう。

 「はす焼」は、縦に細長く切ったレンコンを芯にして、そのまわりにヒレを巻いたもの。これが驚くほどうまい。

 さっきも書いたとおり、もともと「ひれ焼」(ヒレ+ニラ)は大好物。「はす焼」はそのニラがハス(レンコン)に代わったようなもの。

 ただし、「ひれ焼」がヒレとニラが混然一体となっているのに対して、「はす焼」の場合は、表面全体にわたってヒレが巻かれているため、ヒレの感覚をより強く味わうことができるのだ。いいぞ、これは!

 自分の中では、『「はす焼」は、「八幡巻」のゴボウがレンコンに代わったもの』、つまり『レンコンを芯にして、細切りのうなぎの身を巻いたもの』というイメージが強かったんだけど、巻いているのはヒレだったんだね。そんな基本的なことに改めて気がついたのでした。

 「えり焼」は、うなぎの首あたりの肉を焼いたもの。「かぶと焼き」と呼んでいる店も多い。「きも焼」と並んで、うなぎ串焼きの代表選手だ。

 最後にもう一度、驚きの「はす焼」(220円)をおかわり。

 ん~~~っ。やっぱりうまいっ。

 なぜ今まで「はす焼」の美味しさに気づかなかったんだろう。

 胃の検査のために昨日の夜から15時間以上も何も食べてなかったのも良かったのかもね。次回からは「はす焼」は必食だなあ。

 午後2時の閉店時刻まで、1時間ほどの滞在。カミサンのランチうな丼(1,200円)も含めて、お勘定は4,390円でした。どうもごちそうさま。

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「川勢」 / 大瓶ビール / うな丼(ランチサービス)

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ひれ焼、きも焼 / ばら焼、短冊焼、串巻、八幡巻 / はす焼

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焼酎(キンミヤ) / えり焼 / はす焼をおかわり

店情報前回

《平成28(2016)年11月24日(木)の記録》

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