博多に着いたらまずは … もつ鍋「おおやま」(博多)

もつ鍋


 博多で過ごした学生時代(40年近く前)に、とにかくよく食べたのが「もつ鍋」だった。

 部活のメンバーで行きつけにしていたのは、網屋立筋あみやたてすじにあった「野鳥ののとり」、学科の仲間でよく行ったのは、箱崎の「いちや」だった。

 残念ながら「野鳥」はもう営業していないようだが、「いちや」は今も絶賛営業中である。(→食べログ

 なぜ「もつ鍋」だったか。

 理由は簡単。安いからである。それでいて、なんとなく肉っぽい感じもする。

 当時(昭和50年代前半)、もつ鍋は1人前が4~5百円で、「もつのおかわり」が2~3百円だったと思う。

 最初だけもつ鍋をたのんだら、あとは何度も「もつ」だけをおかわりする。

 そして飲みものは、芋焼酎「さつま白波」の湯割りである。

 「さつま白波」は店で買う一升瓶が950円ぐらい。お店で一升瓶をキープすると1,500円ぐらいだった。

 そのころの学生は、飲むととにかく議論する。

 天下国家を論じているかと思えば、車やオートバイの話になったり、身近な女子大生の話題になったりと、話題は飛びまくったりするのだが、酔っ払いながらもどの話題に対してもみんな真剣だ。

 その大議論のかたわらに、もつ鍋と焼酎があるといった感じだった。

「あんたたち。そろそろ店ば閉めるばい」

 お店の女将さんにそう言われて、やっと〆の「ちゃんぽん麺」を注文する。

 当時から、ちゃんぽん麺の他にも、もつ鍋用の〆の食材として、うどん玉や、ごはん(←雑炊になる)などもあったんだけど、たいていちゃんぽん麺をもらってたなあ。

 思いっきり飲んで食って、ひとり当たり1,500~2,000円ぐらいだった。

 焼き鳥屋で飲むときは、ひとり1,000円ぐらいですんでたから、1,500~2,000円というのは、ちょっとぜいたくな感じがしたものだった。

 今日も今日とて、「古典酒場」の倉嶋編集長「宇ち中」ブログの宇ち中さんと3人で、博多に着くなり、博多駅ビル内にあるもつ鍋の店、「おおやま」に飛び込んだ。

 ここは昼前11時から、深夜0時まで、中休みなし、定休日なしで営業しているという、ありがたいお店なのだ。

 昼どきなのでランチも選べるが、我われ呑兵衛は、単品のもつ鍋(1,280円)を2人前注文して、あとは飲みものをもらうことにした。

 もつ鍋の味付けは、みそ、しょう油、水炊き風の3種類が選べるところを、『人気No.1』と書かれている「みそ」で注文。

 結果的には、これが大当たりで、つゆだけでいくらでも飲めそうなほど美味しかった。

 さらに言うと、このみそ味の、牛もつの旨みが溶け込んだ汁で、よ~く煮込んだ豆腐が爆発的にうまくて、思わず単品の豆腐(6個300円)を追加注文したほどだった。

 今やもつ鍋も、東京のもつ焼きなどと同じように、「安いだけで選ぶ」というのではなくて、「うまいのに安いから選ぶ」という時代になっているということを、改めて実感した。

 飲みもののほうはというと、最初に生ビール(倉嶋さんは最初から焼酎!)で乾杯した後は、みんな焼酎へ移行。なかでも、入手困難という「島娘」(550円)が気に入ったなあ。

 昼間から思いっきり飲むも、「夜の部に差し支えるから、〆のちゃんぽんは止めておこう」と料理のほうは、満腹にならないレベルに留めておく。さすがは呑兵衛ぞろいだ。

 博多到着1軒めから、2時間以上も腰を据えて、お勘定は3人で8,499円(7,870円+税、ひとり当たり2,833円)だった。どうもごちそうさま。

 お店のおにいさん、おねえさんの対応が素晴らしくて、初めて行ったのに、とても居心地がいい店だった。

 博多にも何店舗かあるほか、東京(池袋パルコ)や横浜(みなとみらい)にも支店があるようなので、そっちにも行ってみようかな。

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もつ鍋「おおやま」 / 島娘 / 昼からよく飲みました!(笑)

店情報

《平成28(2016)年6月24日(金)の記録》

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店情報: もつ鍋「おおやま」(博多)

    もつ鍋「おおやま」
  • 店名: もつ鍋「おおやま」博多デイトス店
  • 電話: 092-475-8266
  • 住所: 812-0012 福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス1F(博多ほろよい通り)
  • 営業: 11:00-24:00(23:30LO)、無休
  • 場所: JR博多駅ビル(博多デイトス)1階、「博多ほろよい通り」内。
  • メモ: テーブル席のみ32席。公式サイトあり。ランチメニューもあり。以下、「税込」と特記したもの以外は税抜き表記
    ※お通し190(個室は290)。
    〔もつ鍋〕(もつ鍋の値段は1人前分、注文は2人前から。味付けは、みそ、しょう油、水炊き風)1,280、追加1人前(スープ・肉・野菜・とうふ)1,280、お肉のみ1人前(お肉の量が増える)1,280、単品ニラ300、単品ゴボウ300、単品キャベツ、300、野菜盛り合わせ580、チャンポンめん270、うどん玉270、雑炊セット(卵・ねぎ・ごま・めし)400、めし(大)250・(並)200、もち2個240、とうふ6個350。
    〔コース料理〕(注文は2人前から、飲み放題は+1,620(税込))どんたくコース(お通し、大根サラダ、柔らか酢もつ、牛すじ煮込み、もつ鍋(みそorしょう油or水炊き風)、〆のチャンポンめん)2,500(税込)、おおやまコース(お通し、大根サラダ、馬ユッケ、白菜キムチ、柔らか酢もつ、牛すじ煮込み、もつ鍋(みそorしょう油or水炊き風)、〆のチャンポンめん)3,000(税込)、九州ご当地名物コース(お通し、ポテトサラダ(柚子胡椒風味)、辛子高菜、博多辛子明太子、馬刺し三種盛り(トロ・赤身・タテガミ)、もつ鍋(みそorしょう油or水炊き風)、〆のちゃんぽん)3,000円(税込)、山笠(やまかさ)コース(お通し、大根サラダ、キムチ2種、柔らか酢もつ、牛すじ煮込み、馬刺し三種盛り(トロ・赤身・タテガミ)or国産牛タンステーキ、もつ鍋(みそorしょう油or水炊き風)、〆のチャンポンめん)3,500(税込)。
    〔単品〕柔らか酢モツ690、牛すじ煮込み680、厚切り牛タンの唐揚げ780、センマイ刺し690、馬ユッケ780、馬刺し三種盛り1,990、国産牛タンステーキ1,990、国産牛タン刺し1,990、博多晒明太子780、タラチャンジャ650、白菜キムチ480、大根キムチ480、冷やっこ400、ゆず大根390、辛子高菜380、トマトスライス400、ポテトサラダ480、大根サラダ580、韓国風サラダ680。
    〔デザート〕激うま洋なしシャーベット280。
    〔飲みもの〕角ハイボール390、メガ角ハイボール690、カクテル角ハイボール(ジンジャー角ハイボール/コーラ角ハイボール)各440、ご当地角ハイボール(博多あまおう/宮崎日向夏/大分かぼす/熊本デコポン)各490、知多 風香るハイボール590、ビームハイボール440、シトラスビームハイボール(デコポン使用)550。
    生ビール「ザ・プレミアム・モルツ<香るエール>」中590/小450。瓶ビール「ザ・プレミアム・モルツ」690、瓶ビール「坂本龍馬(330ml)」850、ノンアルコールビール「オールフリー」500。
    超炭酸サワー(レモン/ライム/グレープフルーツ/カルピス/ウーロン)各500。
    〔マッコリ〕プレーン(グラス)450。 〔果実酒・カクテル〕梅酒(ロック・ソーダ割・お湯割)450、完熟梅酒(ロック・ソーダ割・お湯割)500、ゆず梅酒(ロック・ソーダ割)500、巨峰酒(ロック・ソーダ割)450、マンゴー酒(ロック・ソーダ割)450、白桃酒(ロック・ソーダ割)450、カシスソーダ500、カシスオレンジ600、カシスウーロン600、ジントニック500、モヒート600、蜜柑搾りのお酒(ロック・ソーダ割)600。
    〔日本酒1合〕喜多屋(福岡)400、寒山水(福岡)700、八海山(新潟)700、博多一本〆(福岡)700、久保田千寿(新潟)700、大山<超辛口>(山形)700、澪(300ml)1,200。
    〔ワイン〕タヴェルネッロ(赤・白)グラス500/ボトル2,500、ロミオ キャンティ(赤)ボトル2,500、ロミオ フリウリ ソーヴィニヨン・ブラン(白)ボトル2,500、(スパークリングワイン)アンジュエール ブリュット ボトル3,900、(スパークリングワイン)フレシネX ボトル4,900。
    〔ソフトドリンク〕コーラ300、ラムネ300、オレンジ300、グレープフルーツ300、ジンジャーエール300、カルピス300、ウーロン茶300。
    〔ご当地スパークリング(ノンアルコール)〕博多あまおう380、宮崎日向夏380、大分かぼす380、熊本デコポン380。 〔焼酎(水割・ロック・お湯割)〕《芋》黒霧島420、吉助 (白)500、海500、にごり芋500、晴耕雨読500、蘭500、むらさき浪漫500、黒カメ仕込み500、吉兆宝山600、富乃宝山600、三岳800、伊佐美800、佐藤(黒・白)1,000、魔王1,390、村尾1,390、森伊蔵1,990、プレミアム3Mセット飲み比べ(森伊蔵・魔王・村尾 各45ml)2,580。《麦》麦420、黒騎士500、中々700。《米》米420、やませみ700。《酒粕焼酎》繁枡500。《泡盛》残波500。《黒糖》れんと500。
    〔焼酎キープ(2ヶ月)〕黒霧島、白岳しろ、壱岐スーパーゴールド 各2,500円。(2016年6月調べ)

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ホイスハイボールの店 … 「うぐいす酒場」(南千住)

ホイスハイボール


 11年ぶり、「うぐいす酒場」である。

 以前は駅前ロータリーの向こう側の2階にあったんだけれど、今はその場所が再開発されて大きなビルが建っている。

 そして、われらが「うぐいす酒場」は、そのビルの地下にある「北口飲食店街」の一角に、もつ焼き「カミヤ」などと一緒に入っているのである。

 店名の表記も、よく見えるところでは「うぐいす酒場」と、誰にでも読みやすいひらがな表記となった。

 でも階段を下りて店の前まで行くと、昔ながらの「鶯酒場」の赤ちょうちんと、紺地に白で「大衆酒場」と大書されたのれんに迎えられる。この赤ちょうちんとのれんは、前の店からそのまま持ってきたんだろうな。

 ここに来たら、ホイスハイボール(320円、以下すべて税別表記)を飲まなきゃね。

 11年前に来たときには300円だったから、消費税を除いた正味分で7%ほど値上がりしたんですね。

 ホイスというのは、ホッピーなどと同じような焼酎の割りもの。昭和30年ごろに登場し、庶民のあこがれだったウイスキーをもじって、ホイスキー。それが転じてホイスと呼ばれるようになったんだそうな。

 店内はコの字カウンターなんだけど、そのコの字の入口に近い側は、回転ずしのテーブル席のように、カウンターに連接したテーブル席になっている。

 お通しとして出された子持ち昆布をつまみながら、そのカウンター中央部に掲げられたメニューを確認する。

 そして、『本日のおすすめ』と書かれたボードにある手書きの短冊メニューの中から、「じゃがカレー」をもらうことにする。

 じゃがカレーは「ライス付」が600円、「のみ」と書かれたのが500円。

 「のみ」というのは、きっと「カレーのルーのみ(ライスは付かない)」ということなんだろうな。

 その「のみ」のほうをもらったら、小さなガーリックトーストが2枚、添えられてきた。

 「うぐいす酒場」の創業は、東京オリンピックが開催された昭和39(1964)年というから、中野のバー「ブリック」や、沼袋のもつ焼き「ホルモン」などと同じ。今年で創業52年となる。

 新しいビルの中に入って、店はきれいになったものの、品書きの内容や値段、店内の雰囲気などは、やはり「正しき大衆酒場」を継承している。

 この先も長く続いてほしい大衆酒場の1軒であることは間違いない。

 宇ち中さんと二人で、2時間近く、ゆっくりと過ごさせてもらい、お勘定はひとり千円ずつぐらいだったような……。(記憶が不鮮明)

 どうもごちそうさま。

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うぐいす酒場 / お通しの子持ち昆布 / カレーのみ

店情報前回

《平成28(2016)年2月6日(土)の記録》

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牛もつ煮込みは高密度 … 「千成(せんなり)」(巣鴨)

牛もつ煮込み


 会社からの帰り道、巣鴨駅で途中下車してやって来たのは、『芝浦直送・朝〆モツ焼』が看板の「千成本店」だ。

 このブログに書くのは初めてだけど、実はこの店にやって来たのは2度め。

 最初に来たのはブラジルから一時帰国していた昨年の10月のことだった。

 坂崎重盛(さかざき・しげもり)さんが「東京煮込み横丁評判記」(中公文庫、2015年12月、720円+税)の文庫化のために追加取材をされるということで、「古典酒場」編集長の倉嶋さんや編集の方と一緒に、ここ「千成」の煮込みをいただいたのだった。(→そのときの記録は、「MUITO BRASIL」にあります。)

 そのときは、坂崎さんや倉嶋さんの話がおもしろすぎて、看板メニューである煮込みの記憶が、残念ながらあまり残っていなかった。

『ぜひもう一度、あの煮込みを食べてみなければ』

 と思いながら、なかなか来ることができず、それから8ヶ月たった今日、やっとそれが実現したのであった。

 火曜日、午後7時半の店内は、開けっぱなしの入口から見ると、ほぼ満席に見える。

「ひとりですけど……」

 入口にいた店のおにいさんに、そう声をかけてみると、

「カウンター席にどうぞ。こっちから3番めの席です」

 と場所まで指定してくれた。よーく見ると、満席に思えたカウンター席も、両側の男性客の間に埋もれるように、ひとつだけ空いている席があった。

「すみません。間に失礼します」

 両側の客にそう声をかけながら、その席に腰をおろすと、これでカウンター席は本当に満席になった。

「お飲みものは?」

 腰をおろすやいなやというタイミングで、店のおにいさんが声をかけてくれる。

「大瓶のビール(617円)を、サッポロで」

 ここの大瓶ビールは、サッポロとアサヒが選べるのだ。ここに来るまでの電車内で、少しだけ「千成」のメニューの予習をしておいたのが良かった。

 すぐにビールが出されたところで、懸案の「牛もつ煮込み」(593円)を注文すると、まずはお通し(250円)の昆布の煮物が出され、追いかけるように牛もつ煮込みもやってきた。

 牛もつ煮込みは、小ぶりの小鉢で出されるので、出てきた瞬間、「少なっ!」と思ってしまうが、食べ始めると、ぎっしりと牛もつ密度が高いことに気がつく。

 豚もつ(シロ)と比べると、牛もつ(シロ)は、厚みがあって、濃厚な脂肪の旨みが強いのが大きな特徴。豚もつのテッポウと比べても、牛シロのほうが厚みがある。

 ここ「千成」の牛もつ煮込みは、その牛シロが、トロトロになるぐらまで煮込まれているのが大きな特徴。かと言って、牛シロの弾力感がなくなってしまっているわけではない。

 そして噛みしめると、旨さと、ほんのりとした甘さが口の中に広がっていく。

 なるほど、これはいいねえ。

 それにしても、この牛もつ煮込みの価格表記がおもしろい。税抜き価格が549円で、税込み価格が593円。どちらもキリがよくない数字なのだ。

 税抜き価格の549円は、以前の消費税のときに決まったんだろうけど、3%で計算してみても、5%で計算してみても、やっぱりキリがよくない。(549/1.03=533, 549*1.03=565, 549/1.05=523, 549*1.05=576)

 どんな経緯があって、こういう価格設定になったんだろうなあ。そんなことが気になって仕方がない(笑)。

 ビールに続いては、芋焼酎「さつま白波」(400円)をロックでもらうと、カウンターの中に置かれている一升瓶の「黒白波」を、氷を入れたロックグラスのふちまで、たっぷりと注いでくれた。

 ックゥ~ッ。

 予想どおり、この濃厚な味わいの牛もつ煮込みには、すっきりとした飲み口の焼酎ロックがぴったりだ。

 焼きものもぜひ食べていこう。

 ここのもつ焼きは、基本的に1本が117円で、味は塩、タレが選べる。

 「おまかせセット」というのもあって、これは5本で529円。もつの種類は選べないが、1本あたり106円弱とお得になる。

 私の両側の、それぞれ男性ひとり客も、この「おまかせセット」を注文している。

 「おまかせセットを塩で」とか、「おまかせセットをタレで」といった注文の仕方をしているので、5本全部を塩で焼くか、5本全部をタレで焼くかというのが選べるようだ。

 メニューをじっくりと眺めていると、「手造り・豚棒」(1本159円)というのが目についた。

 さらに『希少』と注意書きされた「なんこつ」(1本117円)に、「輪」「たたき」「ちょうちょ」という3種類があるのも気になる。

 特に「ちょうちょ」。なんだろうなあ、これは??

 「すみません」と店のおねえさんを呼び止めて、

「これ(とメニューを指差しながら)豚棒(とんぼう)って読むんですかねえ、これを1本と、なんこつのちょうちょを……」

 と注文し始めると、おねえさんが、

「なんこつは、ちょうちょも、他のものも、ぜんぶ売り切れたんですよ。ごめんなさい」

 なんと! そんなにも希少部位なんですね。残念だ。

「じゃあ、豚棒を2本。タレと塩で1本ずつ焼いてください」

 おねえさんが焼き台に注文を通すのを聞いていると、トンボウではなくて、トンボと短く発音しているようだった。

 その豚棒は、豚肉と豚軟骨で作ったツクネなのかな。

 塩焼きは肉の味がよくわかり、タレ焼きは旨みが強くなる。どっちも捨てがたい。

 お皿に添えられている辛味噌がまたいい。ちょっとつけていただくと、ビシッと味が引き立つ。

 この辛味噌は、どのもつ焼きにも添えて出してくれるようだ。

 1時間ほどの酒場浴。今日のお勘定は2,178円なり。どうもごちそうさま。

 「千成」の斜め向かいにある「ゆたか食堂」も気になるなあ。今度、行ってみなければ!

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お通し、牛もつ煮込み、大瓶ビール / 黒白波ロック / 豚棒のタレと塩

店情報前回

《平成28(2016)年6月21日(火)の記録》

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店情報: 「千成(せんなり)」(巣鴨)

    千成
  • 店名: 芝浦直送・朝〆モツ焼「千成」本店
  • 電話: 03-3918-9479
  • 住所: 170-0002 東京都豊島区巣鴨2-3-8 ゆたかビル1F
  • 営業: 16:00-24:00、日休
  • 場所: JR巣鴨駅北口を出て、ロータリーの向こう側の路地の中。駅から約80m。
  • メモ:
    以下、価格はすべて税込表記。
    (おしながき)〔刺身盛合せ〕一人前刺身930、刺身盛合せ3,500。〔味自慢〕牛もつ煮込み593、牛すじ煮込み699、自家製海老さつま揚げ900、銀ダラ煮付・焼850、さば塩焼680、金目鯛煮付850。〔煮物〕おすすめ日替り480。〔揚げ物〕砂肝唐揚げ667、鳥ももから揚げ636、手羽先にんにく揚げ636、川えび唐揚げ636、レバーカツ614、なす揚出し529、揚出し豆腐509、豆腐田楽509、にんにく唐揚げ400、コンニャク田楽414、コンニャク刺414。
    〔朝〆モツ焼き〕モツ焼(レバ・かしら・たん・しろ・はつ・なんこつ)1本117、おまかせセット5本529、豚棒1本159、ネギ間3本540、つくね3本445、文甲げそ串3本476。〔酢の物〕たこ酢657、ワカメとキュウリの酢の物400。〔サラダ〕トマトサラダ562、ワカメサラダ562、焼肉サラダ667、冷トマト400、モロキュウ390、セロリー一夜漬け400、お新香400、カブの甘酢漬け390。〔玉子〕かに玉1,007、にら玉炒め636、明太子オムレツ667、納豆オムレツ540、イカ納豆636、納豆400。
    〔炒め物〕帆立バター炒め720、野菜ピリ辛炒め636、豚バラ青菜炒め667、豚みそ炒め667、レバーと青菜炒め667、豚モツてっぽう炒め667、砂肝と野菜のにんにく炒め667、豆腐ステーキ509、なすとピーマンのチリソース625、コンニャクチリソース414、ビーフン636。〔お食事〕明太子スパゲティ・ウニスパゲティ・カレーうどん・皿うどん:大盛(2~3人前)2,013・中盛(1~2人前)1,377、ざるそば562、そうめん562、のり茶漬414、梅茶漬456、野菜雑炊562、たらこ雑炊667、かに雑炊667、梅雑炊562、かに味噌汁667。
    〔日替りの手書きメニュー(例)〕平目とかんぱち盛930、天然真だい刺(釣)720、かれい刺(釣)720、つぶ貝刺780、しめさば700、あじたたき・なめろう700、いか刺640、たこ刺640、いかワタ焼620、いかメンチ600、マーボ茄子豆腐620、鳥チリソース620、ちくわ磯部揚げ580、肉みそキャベツサラダ480、自家製塩辛480。
    (おのみもの)〔ビール〕生ビール(アサヒスーパードライ)中617、大瓶ビール(アサヒスーパードライ、サッポロ黒ラベル)617、小瓶ビール(アサヒスーパードライ)494、サッポロヱビス黒(小瓶)514、アサヒドライゼロ(ノンアルコール小瓶)494。〔日本酒(信州・美寿々錦〕中徳利1,646、小徳利659、ふぐひれ酒(冬期)637。〔冷酒〕純米生酒(300ml)1,008、吟醸生酒「初孫」(300ml)1,440、純米酒「美寿々錦」辛口(グラス)700・(720ml)3,292、吟醸酒「極上 吉乃川」(グラス)700・(720ml)3,292、特別純米「黒帯 悠々」(グラス)700・(720ml)3,292、純米にごり酒「義仲物語」(グラス)514・(デカンタ)1,028。〔梅酒〕梅酒(180ml)648・(375ml)1,296。
    〔サワー〕シークワァーサーサワー514、無添加すだちサワー514、ウーロンハイ400、玉露ハイ400、レモンサワー400、ライムサワー400、梅サワー400、バイスサワー400。〔焼酎グラス(ロック、お湯割り、水割り)〕かのか黒麹仕込(芋)400、さつま白波(芋)400。〔焼酎ボトル〕さつま司(芋)3,394、紅一刻(芋)4,320、黒壱(芋)4,320、古薩摩甕仕込(芋720ml)4,320、二階堂吉四六(麦720mlツボ入り)4,320、千成オリジナル焼酎(麦900ml)2,469、閻魔(麦720ml)3,394、SAZAN(サザン700ml)2,057、鏡月グリーン(700ml)2,057。〔ウイスキー〕ブラックニッカ樽詰ハイボール400、ブラックニッカクリアブレンド水割(300ml)823、ニッカ竹鶴4,920。〔ワイン〕「カリテラ・レゼルヴァ」(チリ、白辛口「シャルドネ」、赤ミディアムボディ「カベルネ・ソーヴィニヨン」)ハーフボトル1,250・フルボトル2,500。〔ソフトドリンク〕コカコーラ(500ml)309、ウーロン茶(500ml)309、ミネラルウォーター(ボルヴィック500ml)309、炭酸309、お湯(ポット)309、氷309。(2016年6月調べ)

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千福樽酒はこの店だけ … 樽酒「路傍(ろぼう)」(中野)

千福樽酒


 「千福」の樽酒(たぶん800円)を普通に飲むことができるのは、ここ「路傍」だけ。

 「千福」の生まれ故郷、呉にだって、「千福」の樽酒が飲める店はない。

 以前からなんとなくそんな感じはしていたのだが、先日、「千福」の営業の方が、ここ「路傍」にやって来られて、「樽酒をお出しているのは、この店だけです」という話をされたそうだ。

 これにより、『「千福」の樽酒は「路傍」でしか飲めない』ということが確定的になった。

 呉の水は、軟水でミネラル分が少なく、「赤道を越えても腐らない」ことから、その昔、海軍用水として軍艦にも積まれていたんだそうな。

 「千福」の醸造にも、それと同様にミネラル分が少ない灰ヶ峰の伏流水が使われている。

 もともと日本酒を醸造するには、ミネラル分が多い水のほうが向いていて、灘(兵庫県)や伏見(京都府)などの、硬度が高い水がとれるところがいいとされていた。

 明治時代に広島で「軟水醸造法」が開発されたことにより、軟水しか出ないところでも、日本酒が造れるようになった。

 そうしてできた軟水の日本酒は、スゥ~ッと飲み口が軽くて、危ないほど飲みやすい。樽酒であればなおのことだ。

 お通しとして、さっとゆでてくれたキヌサヤやオクラがうまいなあ。樽酒によく合う。

 「路傍」の創業は昭和36(1961)年。今年で創業55年となる老舗である。

 グイグイと再開発が進む中野駅周辺エリアの中にあって、駅北口に広がる中野5丁目の酒場街も客層が変わりつつあるようだ。このところの酒場ブームの影響もあってか、若者や女性が増えているように思う。

 でも、つい先ほどまでいた「石松」や、ここ「路傍」の客層は、良くも悪くも変わっていない。

 スコンと『昭和のエアポケット』にはまったような安心感というか、居心地の良さを感じるんだなあ。

 さらにもう1杯、樽酒をもらって1時間半ほどの酒場浴。今夜のお勘定は1,900円だった。どうもごちそうさま。

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「千福」樽酒 / お通しのゆで野菜など / お通しの明太大根

店情報前回

《平成28(2016)年6月18日(土)の記録》

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1軒目で来るのがいい … もつ焼き「石松(いしまつ)」(中野)

ツクネのタレと塩


 久しぶりに、1軒目の酒場として「石松」にやってきた。

 カウンター席の中央部に腰をおろし、キープしている金宮ボトルを緑茶割りでお願いすると、入口近くのお客さんから牛ハラミ(200円)とツクネ(150円)の注文が飛んだ。

 私もすかさず便乗注文する。

「こっちも牛ハラミ1本と、ツクネはタレと塩で1本ずつください」

 カウンター席の奥のほうに座っているお客さんからも「オレもツクネをもらおう」と便乗注文が入った。

 ここ「石松」のもつ焼きは、注文を受けてから大きな「もつのかたまり」を切り分けて、串に刺し、そのまま焼きあげる。

 ツクネなんて、注文を受けてからツクネ団子を丸めて、それを下ゆでしてから串に刺して焼く。

 だから、だれかが注文したときに、それに合わせた注文をすると、切り分けたり、串に刺したりする作業がいっぺんにできるから、店主の作業も楽になるのだ。

 基本的にどのもつ焼きも美味しいので、私なんか、ほとんどすべての注文に便乗してしまうことが多い。(すでに食べたものの注文が飛んだ場合にだけ遠慮する程度。)

 その牛ハラミやツクネの下ごしらえをしながらも、焼き台の上ではウズラ(単品100円)とウインナー(単品100円)が焼かれ始める。この2本がお通しになるのだ。

 この軽く炙ったウインナー(シャウエッセン)がうまいんだ。炭火の力だね。

 そして牛ハラミとツクネも、順番に焼きあがってきた。

 「石松」の店主・三浦さんは、なんでもなくチョチョイと焼いているように見えるのに、相変わらずその火の通り方は絶品。まるで焼かれているもつの内部が見えているかのようだ。

 続いては、テッポウ(100円)、レバー(100円)、ナンコツ(130円)を注文。

「テッポウは、シロ(100円)とミックスになっていい?」と三浦さん。

「ええ、大丈夫です」

 むしろミックスのほうが、1本で両者の違いを食べ比べることができていいかもね。

 ナンコツの下ごしらえがおもしろい。

 食道に、その周辺の部位もくっついた、つるんと長い豚もつの塊をまな板の上に乗せ、部位ごとにひと口大に切り分けながら、硬い部分は包丁でトントンと叩いて、食べやすいぐらいに軟骨を砕いていく。それらを串に刺して、焼きあげるのだ。

 こうして、ていねいに仕上げられるもつ焼きが、まずかろうはずがない。

『ここにはやっぱり今日のように、1軒めとして、お腹をすかせて来るのがいいんだなあ』

 改めてそんな思いを強くした。

 1時間ほど楽しんで、今日のお勘定は1,230円なり。どうもごちそうさま。

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金宮の緑茶割り / お通しのウズラとウインナー / 牛ハラミ

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テッポウ / レバー / ナンコツ

店情報前回

《平成28(2016)年6月18日(土)の記録》

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つい足が向いてしまう … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)

今日も常連さんでいっぱい


 西武新宿線・鷺ノ宮さぎのみや駅に、夜10時半より前ぐらいに着くと、ついつい足が向いてしまうのが「ペルル」だ。

 カウンター10席程度の店内は、今日も常連さんでいっぱい。

 そんなみんなの会話の中に、ホワンと入り込んでいくのが楽しいのだ。

 今日は、キープしているウイスキー(ブラックニッカ)を炭酸割りでいただく。

 この店でボトル代は、ブラックニッカで4,500円。

 ボトルがあると、あとは氷代の500円で飲むことができる。(水(水道水)は無料。)

 ハイボール(炭酸割り)で飲みたい場合は、この500円に加えて、瓶入りの炭酸水(300円)をもらうのだ。

 つまみは1品300円から500円で、20品近くが並んでいる。

 キープボトルがなくても、それほど高くはない。

 大瓶ビールが800円、1杯売りのハイボールは500円、グラスワインも500円、ボトルワインは2,500円から、何種類かがそろっている。

 もちろん普通のカクテルも注文できる。オリジナルカクテルの「氷猫」は800円だ。

 常連さんが多い店だけれど、一見いちげんさんもウェルカム。ひとりで入っても、居心地が悪いということはないと思う。

 ウイスキー・ハイボール2杯に、鈴木さんのスパークリングワインなどもいただいて、気がつけばもう閉店時刻の11時半。

 今宵のお勘定は800円なり。どうもごちそうさま!

 本当は「つまみを1品は注文すること」というルールがあるんだけれど、ワイワイとしゃべっているうちに注文し忘れてた。ごめんね。

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「ペルル」 / キープボトルでハイボール / スパークリングワイン

店情報前回

《平成28(2016)年6月17日(金)の記録》

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玉ネギは炭火焼が旨い … やきとん「たつや」(沼袋)

玉ねぎ


 もつ焼き屋の炭火で焼いてもらう玉ネギ(140円)がうまい。

 串切りにした玉ネギに串を打ち、まずは電子レジでかるく温める。

 しかる後に、表面を炭火で炙って、焼き色をつけていく。

 味付けは、塩でも、タレでも、そして味噌でも。どれを選んでも美味しいところを、今日はタレ焼きにしてもらう。

 仕上げに、少量のマヨネーズが添えられる。

 もつ焼きの場合は、出されたらすぐに、熱々のものを串から直接食べるのがうまい。

 玉ネギの場合は、そうやって食べるとアッという間に食べ終わってしまうので、あえて串から抜きながら、層になった玉ネギを、1枚、また1枚と、マヨネーズをからめながらいただく。

 ホワンと温かい玉ネギの甘みに、炭火で炙られた芳ばしさが加わる。これがいいんだ。

 金曜日の今日、「たつや」に到着したのは7時半過ぎ。

「どうしたんですか? こんなに早く」

 と店主にビックリされながら席に着いた。

「金曜日だけど、これくらい早いとまだ席が空いてるかと思って」

 予想どおり、この時間帯はけっこう空いていて、余裕で入ることができた。

 金曜日は、職場の同僚などと都心部で飲んでから、郊外の住宅街に帰ってくる人が多いらしく、「たつや」のような人気酒場であっても、早い時間帯には空いていることが多いのだ。

「いいレバが入った日に限って、お店が静かというジンクスがあるので、今日も心配してるんですよ」

 と店主。なるほど、今日はいいレバが入ったんですね。

「いや、今日は遅い時間帯に忙しくなるんじゃないの」

 なんて言っていたのだったが、結局は、それから1時間もしないうちに店内は満席になり、それでもなおやってくるお客さんに対して、「ごめんなさい、満席です」と断らないといけない状態になった。さすがである。

 まずは大瓶ビール(600円)をサッポロラガーでもらい、つまみは「冷製の盛り合わせ」(500円)からスタートした。

 今日の冷製盛り合わせは、コブクロ、ガツ、タン、レバの4種盛り。これをゴマ油+塩でいただく。

 レバ刺しが、レバ冷製になったときには、ガックリときたものだったが、今やこのレバ冷製にはまってる。生もうまかったけど、冷製もいいもんだねえ。

 焼きものは、ハラミ(110円)とテッポウ(110円)を1本ずつ、味噌焼きで。

 ビールに続いては黒ホッピーセット(400円)をもらって、つまみは「キャベツの浅漬け」(200円)も追加する。キャベツの中に、ミョウガや切り昆布が混ざっているのがアクセントになっていい。

 ナカ(ホッピーの焼酎おかわり、250円)をもらって、「がんもどき焼き」(250円)と、冒頭でご紹介した「玉ねぎ」タレ焼き(140円)を注文するころには、店内はすでに満席。焼きものも、焼き待ちの渋滞が発生している。

 ここは焦らず、キャベツの浅漬けをチビチビとかじりながら飲んで待つ。

 「たつや」の店内はカウンター席のみ。しかしながら、そのカウンターが、わざと複雑な形に折れ曲がるように設計されているので、グループ客できた場合は、その角をはさむように座ると、同行者の顔が見えやすい状態になるのだ。

 ひとり客が店の入口に近い側にいて、グループのお客さんが店の奥のほうにいることが多い。

 最後にもう1杯、ナカをもらって、「今日はいいものが入った」と話してくれていたレバ(100円)で〆ることにする。

「塩とタレを、1本ずつ焼いてください」

 レバは外見が同じように見えても、甘みがある場合と、苦みがある場合とがある。どちらも旨みの成分なんだろうけど、ちょっとしたバランスの差で甘くなったり、苦くなったりするみたいだ。

 今日のレバは、いい感じの甘み。本当にいいレバだ。

 たっぷりと2時間半ほどの酒場浴。大瓶ビール1本に、黒ホッピーをソト1・ナカ3と、けっこう飲んだ。金曜日ならではの楽しみだ。

「今日はけっこういきましたよぉ!」

 と言いながら計算してくれたお勘定は3,080円。

 いやいや。その分、じっくりと堪能させていただきました。どうもごちそうさま!

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「たつや」 / サッポロラガービール大瓶 / もつ冷製の盛り合わせ

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ハラミとテッポウの味噌焼き / 黒ホッピーセット / キャベツの浅漬け

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ナカ / がんもどき焼き / レバのタレ焼きと塩焼き

店情報前回

《平成28(2016)年6月17日(金)の記録》

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元気玉でパワーを注入 … やきとん「元気(げんき)」(秋葉原)

元気玉


 今週の仕事もあと1日という木曜日の夜、秋葉原の「やきとん元気」にやって来た。

 駅から少し離れているし、今日は雨だしで、客が少ないかと思いきや、さにあらず。

 店内はびっしりと満員で、店の外のテーブルも、空いているテーブルには「予約席」という札が置かれている。

「おひとりですか。こちらにどうぞ」

 ねじり鉢巻き姿のカッチョさんに案内されたのは、焼き台前に3席だけあるカウンター席だ。

 カッチョさんは浅草橋「西口やきとん」の元店長。今は「元気」に異動されている。

 「元気」のカウンター席は、この3席だけ。他はすべてテーブル席だ。

 3席とも空いているので、一番奥(壁寄り)の席に座って、大瓶ビール(アサヒスーパードライ、500円)と元気玉(200円)、テールスープ(200円)を注文する。(価格はすべて税抜き表記)

 元気玉とテールスープの2品は、ここに来たら絶対に食べようと、あらかじめ心に決めていた料理。だから改めてメニューを確認することもなく注文した。

 すぐに出されるビールと元気玉。

 元気玉は残モツをミンチにして、細かく切ったタケノコ、玉ネギ、シイタケを混ぜ、皮に包んで蒸したもの。でっかいシュウマイみたいな感じで、ポン酢醤油をかけて、刻みネギがトッピングされる。

 テールスープは豚の尻尾のスープ。とてもスパイシーな味付けだ。具材として入っている豚の尻尾は、添えられた酢味噌をつけていただく。

 改めてメニューを確認すると、やきとんは基本的に1本が100円と、7年前と変わっていない。鹿児島黒豚の串焼き(200円)の種類が増えたのかな。

 黒板メニューにはマグロブツ(350円)や黒豚バラ寿司(350円)の他に、チャーハン(200円)なんてのもある。今宵の〆はチャーハンだな!

 ビールに続いては、特製レモンハイとガツ醤油(100円)、ナンナン(150円)を注文する。

 特製レモンハイを始めとする酎ハイ類はすべて、小(300ml)が300円、中(500ml)が500円、メガ(1,000ml)が1,000円。どの大きさを注文しても、1mlあたりが1円ってことだ。

 大きさを指定しないで注文したら、中ジョッキ(500ml、500円)が出された。

 まわりのテーブルを見ても、ほとんどの人が飲んでいるのはこのサイズ。氷も入ってるから、このサイズぐらいがちょうどいいのかもね。

 さっきも書いたとおり、このお店にはカウンター席は3席しかないのだが、そのカウンター席のすぐ後ろのテーブル席(つまり焼き台に一番近いテーブル席)が、常連さんたちが集まる席のようだ。それぞれひとり客としてやって来た常連さんが、この席に集まってワイワイと飲んでいる。(今夜たまたま、そうなってるだけかもしれないけど……。)

 とそのとき!

「チャーハン、ヤマ(=売り切れ)です!」

 という声が厨房から飛んできた。フロアにいる店員さんたちも、「はい。チャーハン、ヤマです」と復唱している。

 しまったなあ。チャーハンで〆るという計画は、もろくも崩れ去った。

 かわりに注文したのが、「西口やきとん」系列の名物・皿ナンコツ(200円)。

 実はこの皿ナンコツも食べたかったのだが、チャーハンが食べたいために見送っていたのだった。

 皿ナンコツは、圧力鍋で醤油味で煮込んだ豚軟骨を、小さいお皿に盛ったもの。

 残念なのは「西口やきとん」にあるフランスパンが、「元気」にはないこと。サッと炙ったフランスパンに、皿ナンコツをのっけて食べるのが爆発的にうまいんだ。

 1時間15分ほどの酒場浴。今宵のお勘定は1,782円(1,650円+税)だった。

 どうもごちそうさま。

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テールスープ / 豚の尻尾は酢味噌で食べる / 特製レモンハイ(中)

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ガツ醤油 / ナンナン(塩) / 皿ナンコツ

店情報前回

《平成28(2016)年6月16日(木)の記録》

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