くじら珍味晩酌セット … 居酒屋「とっちゃんぼうや」(立石)ほか

鯨珍味晩酌セット


 立石も3軒目ともなると、酔いで満腹中枢もマヒしてくるのか、またまたがっつりと食べるべく「とっちゃんぼうや」へ。ここは、数え切れないほど並ぶ和洋中の食べ物メニューが大人気の居酒屋。

 さらにその上に、今日は「特別メニュー」なんてのもぶら下がっていて、そこには鯨珍味晩酌セット(ベーコン、切ウネ、さえずり(舌)の3点盛り、1,200円)や、明太山芋鉄板焼き(700円)、美人ちゃん(とん足炭火焼き、600円)、あじの大葉揚げ(4串450円)などが並んでいます。特別と言われると、ついついたのんでしまいますねぇ。

 「とっちゃんぼうや」でたっぷりと食べた後、京成立石駅で各方面に帰るみなさんたちと解散。私は、冷蔵庫前のYちゃんと二人、西武新宿線方面へ。

 当然のように、そのまままっすぐ帰るわけはなく、沼袋(ぬまぶくろ)駅で途中下車して、まずはもつ焼き「ホルモン」へ。この店は午後10時閉店なので、残りは30分ほど。レバちょいやき(1本120円)を2本ずつとお新香(110円)をもらって、焼酎の梅割り(230円)で乾杯です。

 さらにもう1軒と、今年3月にオープンした、やきとん「たつや」です。土日祝は午後11時閉店(10時半ラストオーダー)なので、ここも営業時間はあと少し。

 日替りの「本日のもつやすめ」メニューから、はらみたたきポン酢(250円)や、みょうが味噌焼き(1本150円)。通常メニューからはエリンギ巻き(1本150円)をもらってグビッと一献。

 最後は鷺ノ宮(さぎのみや)の「満月」で締めて、立石の「宇ち多゛」から始まった6軒のハシゴ酒を終えたのでした。あぁ~よく飲んだ。

100626g 100626h 100626i
「とっちゃんぼうや」 / 生キャベツ / あじの大葉揚げ

100626j 100626k 100626l
若鶏の唐揚 / お好み焼き / グラタン

100626m 100626n 100626o
「ホルモン」レバちょい焼き / 焼酎梅割り / 「たつや」

100626p 100626q 100626r
はらみたたきポン酢 / エリンギ巻き / みょうが味噌焼き

・「とっちゃんぼうや」の店情報前回)/「ホルモン」の店情報前回)/「たつや」の店情報前回)/「満月」の店情報前回

《平成22(2010)年6月26日(土)の記録》

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

〔この一品〕 野毛「焼肉大衆」のジンギスカン焼き

「焼肉大衆」


 野毛「焼肉大衆」の人気メニューは、店頭の赤いファサードテントにも大書されているとおりホルモン焼(280円)とジンギスカン焼(380円)の2品です。店内では写真撮影禁止なので、ブログでご紹介する機会は減っているものの、店そのものは相変わらずの大人気。ひとり、ふたりで行っても入れないことも多い状態です。

 今日はひとりで出かけていって、たまたま空いていたカウンター席(つめて10人、普通は9人分)の一番奥へ。ここのカウンター席は二人に1台の割合で、カウンターに焼肉コンロが埋め込まれていて、そこでひとり焼肉、ふたり焼肉を楽しむことができるのです。カウンター背後には普通は6人、ギュッと詰めれば8人くらい座れるテーブル席が3卓あって、グループでテーブルを囲むことも可能です。

 この店は、昔から生ホッピーが飲めることでも知られていて、現在も白、黒の生ホッピーがそれぞれ350円という低価格です。逆に瓶のホッピーは置いていません。

 さっそく白生ホッピーをもらって、食べ物はもちろんホルモンとジンギスカンを、それぞれ1人前ずつ。肉を待つ合いの手にキムチ(250円)ももらいます。

 この店でまず特筆すべきは、その店内の美しさ。いたるところがピッカピカに磨き上げられ、焼肉屋なのにちっともベタついたところがないのです。お父さん、お母さん、そして息子さんという家族3人で切り盛りされているのですが、みなさんかなり几帳面な方なんでしょうね。几帳面であるということは、飲食店という商売にはものすごくプラス方向に効くと思います。

 キムチをつまみながら、ホッピーをチビチビやっているところへ、カウンターの中のお父さんから、ホルモンとジンギスカンが一緒盛りになった皿が出されます。これらはともに、ちょっとピリ辛の“もみだれ”で下味が付けられていて、それを目の前のコンロで焼いた後、小皿の“つけだれ”をつけていただきます。

 ひとり焼肉の醍醐味(だいごみ)は、なんといっても自分ひとりのペースで肉を育てられること。だれにも遠慮はいりません。

 飲むほうが主体の私は、どちらかというとつまみはちょっとずつ、ゆっくりと食べるのが好み。これは焼肉になっても変わりません。

 焼くのにちょっと時間がかかるホルモン(腸)を2切れほどコンロの左側に並べておき、次にジンギスカン(羊肉)を1枚、右側の手前側に置きます。ジュ~ンという肉の焼ける音をつまみに生ホッピーをぐびり。

 ここのジンギスカンは若焼きにしたほうが圧倒的に美味しいので、焼き目がついたなぁ、と思ったところでジンギスカンをひっくり返し、それと同時に、新しいジンギスカンをもう1枚、先ほどのジンギスカンの上(右側の奥)に並べておきます。

 すぐに手前にある、先に焼いていたジンギスカンができあがるので、これをとってつけだれにつけてパクリ。あぁ、このやわらかさ、この肉の味わいがたまらん。ここでグイッと生ホッピーです。

 で、奥のジンギスカンをひっくり返しながら手前に置き、空いた奥側のスペースに新たなジンギスカンを1枚置いてという流れ作業を繰り返します。ときどき、左側のホルモンをケアするのも忘れずに!

 ジンギスカンを数枚食べることに、ホルモンも焼けてくるので、それをジンギスカンの合いの手につまみます。

 お腹がすいている間は、どうしても早く焼けてくるジンギスカン主体の飲み方になってしまうんですよねぇ。1人前のジンギスカンを食べ終えるころ、やっとお腹も落ち着いて、ホルモンの弾力感で飲むホッピーが、とてつもなくおいしくなってくるのです。

 ホッピーのおかわりは、今度は黒生(同じく350円)にしましょうね。

 ゆっくりとホルモンを楽しんで、最後に、ここ(「焼肉大衆」系列の店)でしか食べられないジンギスカン(380円)をもう1人前いただいて、1時間ほどの「ひとり焼肉タイム」。お勘定は1,990円でした。やぁ美味しかった。どうもごちそうさま!

 上着を入れる大きなビニール袋を貸してくれるので、においがつかないのもいいんだよなあ。

《「焼肉大衆」は写真撮影禁止。以下の写真は昔のものです。》
100120a 100120b 100120c
ホルモンとジンギスカン / 埋め込みコンロで焼く / 生ホッピー

店情報前回

《平成21(2010)年1月20日(水)の記録》

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

〔くれ便り〕 ほいじゃがのぅ

音戸の瀬戸


 全国各地にその地方ならではのお国言葉あり。

「ほいじゃがのぅ」

 というのは、呉の言葉で「そうだけれどもね」という意味。

「ほいじゃがのぅ、浜田よい。そらぁ、ちょっと違う(ちごう)とらんか」

 という感じで使われます。「浜田」のあとの「よい」は呼びかけです。「浜田よ」と言ってるのと同じなのです。

 この「そうだけれどもね」という言い回しは、方言が出やすいフレーズのようです。

 東京なら「だけどさぁ」。私のいたころ(30年ほど前)の福岡だと「そいばってんくさ」という、一瞬「えっ!?」と耳を疑うような言葉遣い。でもなんとなく反論したがっているんだなぁ、ということは雰囲気で伝わってきます。

 そういえば福岡で「しぇしぇくる」という言葉があるんですが、博多出身の友人に「しぇしぇくるって何?」と聞いたら、「しぇしぇくるは……」としばらく考えていた友人。「しぇしぇくるは、しぇしぇくるたい!」と返事されて、ふたりで大笑いしたことがありました。

 「しぇしぇくる」は「せせくる」というのが本当のようです。昔の博多の人たちは「せ」のことを「しぇ」と発音する(そうしかできない?)人も多いので、先生のことも「しぇんしぇい」なんて呼んだりするんです。で、「せせくる」も「しぇしぇくる」になったんですね。

 その「せせくる」というのは、くすぐるみたいに微妙に触ったり、いじったりすることらしいのですが、「くすぐる」とも「触る」とも「いじる」とも微妙にニュアンスが違っていて、どうしても「せせくる」としかいいようがないそうなのです。

 呉の言葉で「みてる」というのがあります。これは「無くなる」ことなんです。

 我われが会社に入ったとき(入社して最初の配属先が呉でした)に、文房具セット一式を配布されたのですが、数日後に、同期のひとりがその中の消しゴムをなくしてしまいました。そこで新しい消しゴムをもらうべく、担当者(呉の人)のところに交渉にいったのです。

「すみません。消しゴムをなくしちゃったんですけど」

「あら。もうみてたん?」

「いや、見てないときに無くなったんです」

 まったく話がかみ合っていません。

 ちなみに「みてる」というのは、彼のように過失で無くす(紛失する)のではなくて、きっちりと使い切って無くなっちゃうことを指す言葉です。

 もうひとりの友人は、新入社員実習のさなかに、その職場の先輩社員から、

「映画に行っとるかいの?」(彼にはそう聞こえた。)

 と聞かれ、『えっ? なんでそんなこと聞かれるんだろう?』と悩みながらも、

「いえ。入社してからは行ってません」

 と真剣に、そして正直に答えたそうです。

 実はこのとき先輩が聞いたのは、

「ええがぃにいっとるかいの?」

 標準語に直すと「いい具合にいってますか?」、つまり「うまいこと進んでいますか?」と、彼の仕事の進捗状況を確認してくれたのです。それなのに彼は、入社してからずっとうまくいっていないと……(爆)

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

ワイタベさんと呉酒場 … おでん「あわもり」(呉・新広)

かわときも


 先週土曜日に立石でお会いしたばかりワイタベさんが、名古屋での仕事のついで(?)に呉まで足を延ばしてくれました。

 仕事が終わった後、呉駅の改札口で落ち合って、向かうは2駅先の新広(しんひろ)です。新広駅からはタクシーに乗って、ビューンと「あわもり」の正面に横付け。

 まえにしんちゃんさんが呉に来られたときには、宿から近いほうがいいだろうと思って呉の中心街にあるとり屋の1軒に入ったのですが、しんちゃんさんご自身が何度も呉にいらっしゃったことがあって、とり屋のことも私よりもむしろよくご存知で、あまり新鮮味がなかったのです。

 次に誰かが来られたときには、多少遠くてもオススメと言える酒場に行かなきゃなぁ、と思っていたような次第。そんなわけで、今日は私が今現在呉で一番オススメの酒場「あわもり」に電車とタクシーを乗り継いでやってきたのでした。

 こんな早い時間(午後6時前)に着いたのに、カウンター20席ほどの店内はすでに満席に近い状態。1席だけ空いている席は数箇所あって、その空席の横に座っているお客さんが、別の空席に移ってくれて、ちょうどおでん鍋の前に2席並んだ空席を作ってくれました。ありがとうございます。

 新広駅から店までは歩いても10分ほどで来れる距離ですが、我われのすぐ後にやってきた二人組みはもう(席が空いてなくて)入れなかったので、「近くてごめんなさい」と言いながら、タクシーを飛ばしてやってきたのは正解だったようでした。

 今日も暑い1日だったので、まずは大瓶のビール(キリンとサッポロが選べ500円)をもらって乾杯し、おでん(どれでも1本90円)は「あわもり」ならではの「かわ」と「きも」からスタートです。

 ここ「あわもり」のつまみは、泡盛の取次店から酒場に転向した昭和28年以来、ずっとおでん一本槍(いっぽんやり)。それ以外にはお新香すらありません。なのにいつもほぼ満席。夏の暑い日だって満席なのです。

「なるほどねぇ。浜田さんがここを好きなのがわかりますよ。昔の下町大衆酒場そのものの雰囲気がありますね。東京の大衆酒場は、今はネクタイ族が増えたけど、昔はこんな感じでした」

 とワイタベさん。遅い時間帯になると、ここも(ネクタイこそしていないものの)サラリーマン族が増えてちょっと雰囲気が変わるのですが、今のように早い時間帯は、昔の大衆酒場の色合いが濃いのです。

 なんでサラリーマンが増えると雰囲気が変わっちゃうのかなぁ。ひとりで来る分にはおそらく問題ないのでしょうが、二人以上になると、その人たちだけにしかわからないような仕事上の話になることが多くて、そのだけがポッカリと他者を排除するような空気になっちゃうからでしょうか。そういうグループが複数いると、酒場の中にブラックホールがたくさんできたような状態になってしまい、店全体としての一体感がなくなっちゃうんですよねぇ。自分も気をつけなきゃなぁ。

 あれやこれやとひとりしきり飲んで食べて、ここは二人で3千円ほど。どうもごちそうさまでした。

100629a 100629b 100629c
あつあげ / 泡盛梅割り / ロールキャベツ

100629d 100629e 100629f
たまねぎ / いわしだんご / たまご

店情報前回

《平成22(2010)年6月29日(火)の記録》

| | コメント (1) | トラックバック (1)
|

店情報: 割烹「山作(やまさく)」(呉)

    100629z
  • 店名: 山作
  • 電話: 0823-25-8039
  • 住所: 737-0046 広島県呉市中通2-4-4
  • 営業: 11:30-14:00 & 16:30-22:00(21:30LO)、日休(GW、お盆、年末年始も休)
  • 場所: 堺川の中通側川沿い。呉図書館から、中通方面に向かって五月橋を渡った右手。
  • メモ: 総席数43席(カウンター12席、テーブル8席、座敷23席)。定食各種1,050円~、会席料理5,250円~。(2010年6月調べ)

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

店主の趣味はウクレレ … 割烹「山作(やまさく)」(呉)

サザエ刺身


 ワイタベさんが呉にいらっしゃって、一緒に飲んでいます。

 広(ひろ)の「あわもり」を後に、呉の市街地へと戻ってきて今日の2軒目は割烹「山作」です。店内は右手に立派なカウンター席12席、左手にテーブル席8席、他にも座敷23席があって全部で43席。店内に先客はなく、我われ二人でカウンター中央部にデンと陣取ります。

 瀬戸内の魚介類を中心とした料理が楽しめるお店らしく、昔(新入社員で呉に居たころ)から気になっていた「山作」。いつか来てみようと思っていたので、ワイタベさんが来呉されたこの機会に入ってみたのでした。ワイタベさんは大衆酒場はもちろんのこと、高級割烹やふぐ料理屋などにもよくいらっしゃっているのです。

 基本的には予約してコース料理を楽しむような高級割烹ですが、カウンター中央部に掲げられた手書きのホワイトボードメニューに、今日のおすすめ料理が何品か並んでいます。値段は書かれていません。

 その中からサザエ刺身とナスの焼き物、ハモの土瓶蒸しを、それぞれ2人前ずつ(ひとりに1つずつ)注文しておいて、まずは瓶ビールで乾杯。その後、地酒の冷酒に切り換えます。

 飲んでいるうちに、地域の会合に出られていた店主も帰ってきました。店主はウクレレの趣味もあるらしく、音楽好きでウクレレも弾くことができるワイタベさんとも話が弾みます。カウンター割烹的なお店でもあるので、店主はさすがに会話をうまく盛り上げてくれますねぇ。

 地酒をた~っぷりといただいて、お勘定はふたりで1万5千円弱でした。

 三次会として、昭和28年創業の老舗バー、「どん底」に向かったものの、なぜか今日はお休み。(本来の定休日は日曜・祝日です。)

 あらら残念。しかしながら、すぐ近くに新進気鋭ながらしっかりとしたお酒を飲ませてくれるオーセンティックなバー、「アンカー(ANCHOR)」があるのでそちらへ。

 呉の飲み屋といえば、カウンターの向こう側で女性が飲む相手をしてくれる「スタンドバー」という形態のものが多いのです。これらはバーと言いながらも、飲み物よりは、店の女性と話をしながらカラオケを歌うのが一般的な過ごし方。他の地方で言うスナックの変形版と考えるとわかりやすいかもしれません。

 「どん底」も、スタンドバーを自称しているものの、その実態はかなり本格的なバー。ここ「アンカー」や、前にしんちゃんさんと一緒に行ったバー「じょうもん」や「パールバー」も、それぞれしっかりとお酒そのものが味わえるバーです。

 軽く2杯程度ずつ飲んで、ワイタベさんとの呉酒場探訪を終えたのでした。遠くまでいらしていただき、本当にありがとうございました。>ワイタベさん

100629g 100629h 100629i
お通しの魚の子 / なす味噌焼き / 鱧と松茸の土瓶蒸し

・「山作」の店情報/「アンカー」の店情報前回

《平成22(2010)年6月29日(火)の記録》

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

〔この一品〕 渋谷「とりすみ」の魚肉ソーセージエッグ

魚肉ソーセージエッグ


 呑ん兵衛の手軽なお供、魚肉ソーセージ。野外で飲んだりするときにも、これが1本あればいいつまみになります。上級者(?)になると、片手に飲み物を持ったまま、残る片手と歯で、あっという間に皮を剥いてスタンバイすることだってできるんですよねぇ。(参考:エンテツさんのサイト

 そのまま食べてもおいしいのですが、ここ「とりすみ」では、それを食材として調理して、魚肉ソーセージエッグ(400円)やナポリタンとして食べられます。この魚肉ソーセージエッグが大好きで、この店の来るたびにいただいてるんですよねえ。

 ずいぶん前に、魚肉ソーセージは、昭和28(1953)年のアメリカの水爆実験で、マグロが売れなくなったことがきっかけで作られたということを書きましたが、その後、ウィキペディアを調べてみると、ちょっと事情が違う様子です。

 それによると魚肉ソーセージができたのは昭和24(1949)年のこと。愛媛県八幡浜市の西南開発工業協同組合で試作品が作られて、昭和27(1952)年に全国発売が開始されたんだそうです。その後、水爆実験でマグロが売れなくなったことで、苦境に陥った水産各社が魚肉ソーセージの生産に力を入れるようになり、昭和30年代には学校給食のナポリタンのレシピにも登場するなどし(「ナポリタン」(上野玲著、小学館文庫)より)、大衆食へと成長していったのでした。

 「とりすみ」の魚肉ソーセージエッグは半熟に仕上げられるので、魚肉ソーセージを取って、トロトロの黄身をからめながらいただくのがおすすめです。

店情報前回

《平成21(2010)年1月22日(金)の記録》

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

店情報: 宣伝酒場「春駒(はるこま)」(呉・新広)

    春駒
  • 店名: 春駒
  • 電話: 0823-74-0255
  • 住所: 737-0125 広島県呉市広本町1-9-23
  • 営業: 17:00-22:00、火休
  • 場所: JR呉線新広(しんひろ)駅からも広(ひろ)駅からも徒歩10分ちょっと。ちょうど両駅の中間あたりにある広(ひろ)交差点の1本呉寄りの交差点(広本町一丁目)を山側に入り、次の交差点の左手前角。
  • メモ: 〔飲物〕生ビール450、大瓶ビール(キリン、アサヒ)550、自家製梅酒380、熱燗(2合)500、冷酒(さわやか)500、冷酒(賀茂鶴)700、焼酎(湯割、ロック、水割)麦・芋350、各種焼酎500、チューハイ(レモン、ライム、カルピス、青リンゴ、巨峰)380、ソフトドリンク(ウーロン茶、オレンジジュース、トマトジュース)200。 〔串焼き〕もも、せせり、かわ、つくね、きも、ずり 各100。 〔鳥足骨付(タレ、塩、味噌)〕親、ひな 各500。 〔鉄板〕みそうどん400、たまたまうどん400、焼きうどん480、冷うどん480、焼きめし480、ホルモン炒め480、とりカラアゲ400、とりミソ450、とん平450、とうふステーキ480、こんにゃくステーキ480、山芋スライス焼480。 〔つまみ〕もつ煮280、冷奴280、生酢280、白菜キムチ280、串カツ(2本)280、スライストマト280、枝豆280、ポテトフライ350、玉子焼350、豚耳ポン350、いかげそ唐揚350、手作りコロッケ350、ししゃも350、まぐろやまかけ350、えび串350、するめ380、ささみてんぷら380、なんこつ唐揚380、しめさば400、味噌皮450、刺身500~。 〔黒板メニュー〕馬刺600、マグロ刺500、ハモ500、カマ塩焼500、タコ刺500、イカ焼500、イカ刺500、小イワシ天400、サンマ400、塩サバ400、手羽先400、このしろ400、アジ干物380、ポテトサラダ280など。(2010年7月調べ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

芋づる式に名店を発見 … 宣伝酒場「春駒(はるこま)」(呉・新広)

「春駒」の鳥足骨付(親)


 先日、広(ひろ)の「あわもり」で飲んでいるときに、近くに座っていた常連さんたちが、

「鶏を食うんなら、やっぱり『春駒(はるこま)』じゃのぅ。あそこの“親”は硬いけどうまい。他にはないのぅ」

「“親”と“ひな”とがあるんだけど、やっぱり“親”よねぇ」と、「あわもり」のおかみさんもその話に参加。

「へぇ。『春駒』ってどこにあるんですか?」

 と聞いてみると、このすぐ近くの古い商店街の中にあるとのこと。「ぜひ行ってみてください」とおかみさん。

『呑ん兵衛の嗅覚というのは素晴らしいもので、いい店には知らず知らずのうちにいい呑ん兵衛たちが集まって来ます。それでいて、その店が古くから続いているとあれば、昔からずっと呑ん兵衛に信頼してもらえる酒場だったに違いありません。まず、はずれはないと思って大丈夫でしょう。そういう店が一軒でも見つかれば、あとはその店のお客さんたちの話を聞いていれば、そのあたりの名店は芋づる式にわかってくるはずです。』

 平成20(2008)年7月に出版した「ひとり呑み-大衆酒場の楽しみ」の、《いいお店の見つけ方とその条件》という項では、そう書かせていただきました。

 ブログでの情報交換も含めて、同じような酒場を愛する呑ん兵衛同士の口コミ情報ほど信頼できる情報はありません。

 これはぜひ行ってみなければと、今日はその「春駒」にやってきたのでした。

 「あわもり」からもほど近い、昭和の町並みが残る一角の中にある、「宣伝酒場」と書かれた店が、目指す「春駒」でした。のれんをくぐって引き戸を開け、店内へと入ると、右手に6人ほど座れる直線カウンター席、左手は小上がり席で自然木の4人卓が2つ置かれています。女将さんがひとりで切り盛りする小料理屋といった風情です。

 金曜、午後6時過ぎのこの時間、先客は男女それぞれ1名ずつ。カウンターの奥に女性ひとり客、中央部に男性ひとり客です。バランスを取って、カウンターの一番手前あたり(入口付近)に座り、まずは瓶ビール(大瓶550円)を注文すると、「キリンとアサヒ、どちらがいいですか?」と女将さん。「キリンをお願いします」。

 すぐに出されたビールを1杯飲みながら、ゆっくりとメニューを確認します。カウンター上、何箇所かに置かれた両面メニューのほか、一番奥の壁には日替りの黒板メニューもあり、焼き鳥(串焼き)から、魚介類、一品もののつまみまで、ざっと50品ほどが並んでいます。焼き鳥が1本100円、各種魚の刺身が500円、一品は280~400円ほどと、値段もリーズナブルです。

 目的の“鶏”の正式名称は「鳥足骨付」で1本500円。事前情報のとおり“親”と“ひな”が選べ、味付けはタレ、塩、味噌が選べるようです。お通しは特に出されない店のようですので、いきなり直球勝負でいってみますか。

「鳥足骨付の親をください。味付けはどれがおすすめなんですか?」

「タレも塩も、それぞれじゃねぇ。どっちもよう出るよ」と女将さん。

「じゃ、塩でお願いします」

 まずはシンプルに塩焼きをいただいてみます。

 意外に早く焼きあがってきた親鶏は、長方形のお皿にざく切りのキャベツを敷いた上に置かれます。肉にはところどころに切込みが入れてあって、足骨の先っぽにはくるりとティッシュが巻かれています。

 そのティッシュのところを手でしっかりと持って、グイッとまず一口。おぉ~っ。これは硬い。その一片を噛みちぎって、グイグイと時間をかけて噛んでいると、口の中にジワァ~ッと広がる鶏の旨み。

「これはうまいっ」

 思わず笑顔が出ると、となりのおじさんも、

「そうだろう。ここの鶏はうまいんだよ。香川県の有名な鶏料理屋の“親”にも負けてないよ」と自分のことのように自慢してくれます。

「香川の鶏料理屋って、『一鶴』ですね?」

「そうそう。あそこのはもうちょっとスパイスが効いた味だけど、こっちのほうがシンプルだし、なにしろ値段が安いからねぇ」

 「一鶴」は“おやどり”が980円、“ひなどり”が870円なのに対して、こちらは両方とも500円ですからねぇ。たしかに安い。

 そんな話題から、「にいちゃんはどっから来たんだ」という話になり、あとはどんどん話が弾んでいきます。このおじさんは、女将さんとは同級生。昔から通っているんだそうです。しばらくして、

「さてと、ワシはぼちぼちと帰るかな。このにいちゃんにビールを1本出しておいてくれ。にいちゃん、今度来たときはタレのほうも食べてみたらええよ」

 とお勘定をすませて席を立ちます。チラッと女将を見ると「いいよいいよ。もらっときなさい」という表情。どうもすみません。お言葉に甘えていただきます。

 ちょうど塩焼きの鳥足骨付も食べ終わったところなので、今日のうちにタレ焼きもいただいちゃいますか。

「“親”を、今度はタレでお願いします」

「そんなに食べられる? 大丈夫?」と女将。

「大丈夫です。その代わり、もう他のものは食べられません」

 せっかく50品ほどもの料理があるのですが、今日は“親”の塩、タレ2本で終了となりそうです。

「飛び散らないように気をつけて食べてね」

 と言いながら、焼きあがった“親”のタレ焼きを出してくれる女将。たしかに。気をつけないと、食いちぎるときに、タレの飛まつが服に飛び散りそうです。

 な~るほど。タレもそんなに甘くなくてうまいですねぇ。塩もタレもどちらも人気があると言うのもわかります。

 塩・タレの他に、味噌という味付けもあるのですが、こちらは味噌皮(450円)なんかと同じ味噌で味をつけたものなんだそうです。

 また、お願いすれば焼きあがったものを一口大にカットして、食べやすい状態で出してもらうことも可能です。

 ゆっくりと2時間ほど楽しんで、今日のお勘定は1,550円でした。どうもごちそうさま。

 今度は他の料理も食べに来ますね~。

100702a 100702b 100702c
「春駒」 / 親の塩焼き / 親のタレ焼き

店情報

《平成22(2010)年7月2日(金)の記録》

| | コメント (1) | トラックバック (0)
|

かまぼこがなくなった … おでん「あわもり」(呉・新広)

「あわもり」


 「春駒」を出て、その足でさっそく「あわもり」へ。午後8時過ぎの「あわもり」は9割ほどの入り。この時間帯でもお客は多いんですねぇ。

「今日は遅いですねぇ」と熱いおしぼりを出しながら迎えてくれるおかみさんに、「前に教えてもらった『春駒』にさっそく行ってきたんですよ」と報告しつつ、泡盛(160円)に「かわ」と「きも」(おでんはすべて1本90円)をいただきます。

 「春駒」で鳥足骨付を2本いただいて、お腹はけっこういっぱいなんだけど、ここに来るとやっぱり人気の「あつあげ」も忘れるわけにはいきません。よく煮込まれた「あつあげ」は熱々のふわふわ。熱~い煮奴(にやっこ)と同じような仕上がりです。そのままだと熱くて食べにくいのですが、先日常連さんのひとりが「あつあげ」を小さく切り分けてから練りガラシをつけて食べてるのをみて、さっそく真似してみたところ、これがとても食べやすい。今日も小さく切り分けていただきます。

 2杯目の泡盛(160円)をもらって、あわせてラムネ(90円)もいただきます。この店ではチェイサーがわりにラムネを飲んだり、泡盛をラムネで割って飲んでいる人も多いのです。うーむ。しかしながら、「宇ち多゛」のサイダーもそうだけど、ここのラムネも(やっぱり)甘いなぁ。

 おでんは「たまねぎ」を注文。「たまねぎ」と「ねぎま」は注文を受けてからおでん鍋に入れられ、いい頃合いをみはからって出してくれます。料理はおでんしかないこのお店。他にはお新香すらないので、「たまねぎ」「ねぎま」という野菜ものは、おでんの合いの手にいただくのにちょうどいい存在で、それぞれ人気が高いのです。

 そして最後は「ひらてん」。ここは練り物メニューとして、「ひらてん」「ぼうてん」「かまぼこ」に「ウインナー」という4つの品書きがあったのですが、最近になって「かまぼこ」がメニューから消えたのです。「なんで?」と聞いてみたところ、

「ひらてん、ぼうてん、かまぼこは、この近くの天ぷら屋さんから仕入れてるんだけど、そこはおばあちゃんがひとりでやってるのよ。その方が『年も年なので、あれこれ作るのはたいへん。かまぼこはもう作るのを止める』ということで、かまぼこメニューがなくなったんです。かまぼこだけ他の店から入れるというのもちょっとねぇ。。。」とおかみさん。

 そうかぁ。終戦後に開店した酒場が後継者難などで閉店していくのをよく見かけますが、その材料を作っているお店もまた似たような状況なんですね。残った「ひらてん」や「ぼうてん」も、今のうちにしっかり食べとかないと、いつ製造中止になるかわからないなぁ。

 そんなことを考えながら「ひらてん」を食べ終えると、もう閉店時刻の午後9時。まわりのお客さんたちも次々とお勘定をする中、私もお勘定をお願いします。

 1時間弱の滞在。おでん5本に泡盛2杯、ラムネが1本のお勘定は860円でした。どうもごちそうさま。

100702d 100702e 100702f
かわ(手前)ときも / あつあげ / 一口大に分けると食べやすい

100702g 100702h 100702i
泡盛とラムネ / たまねぎ / ひらてん

店情報前回

《平成22(2010)年7月2日(金)の記録》

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

«芋づる式に名店を発見 … 宣伝酒場「春駒(はるこま)」(呉・新広)