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辣白菜ってどう読むの!? … 豚料理「味珍(まいちん)」(横浜)

金曜日。横浜での仕事を終えて、自宅に向かいます。久しぶりに横浜駅で途中下車してみようかな。

これまでは、東急東横線の始発駅である桜木町(野毛への入口駅!)で途中下車することが多かったのですが、今月から、地下鉄みなとみらい線への乗り入れにより、東横線の桜木町駅はなくなっちゃったのです。呑んべの好みは野毛(のげ)なんだけど、世間の人たちには中華街(みなとみらい線の終点)のほうが人気があったようですね。

そんなわけで横浜で下車し、向かう先は狸小路(たぬきこうじ)。ここが横浜駅のションベン横丁なのです。

そして、行き先は「味珍(まいちん)」。この店は、店の看板やのれんにも「豚の味珍」(ぶたのまいちん)と大々的に出しているとおり、醤油ベースのタレ煮込んだ豚の珍味(ちんみ)をいただくことができる店なのです。

店は狸小路をはさんで両側にあります。横浜駅から遠い側が本店。近い側が支店です。遠い、近いといっても、狸小路の幅分(1mぐらい?)の違いでしかありませんが…。

前回は、通りの横浜駅より店(支店)に行ったので、今回は本店のほうに行ってみましょうね。

「よいしょ」っと扉を押しながら、その扉に書かれた注意書きに目が行きます。「引いてください」。そうか。この扉は、引かなきゃダメなんだ。改めて、扉をこっちに引き直して、店内に入ります。

店を入ると正面には、“Γ”型の十数人入れそうなカウンターがあり、入口右側には2階に続く急な階段が見えます。

午後8時過ぎの今、カウンターはほぼ満席状態。かろうじて、一番手前の1席が空いているので、そこに腰をおろします。この席は、階段のすぐ下だし、さっき私自身が間違ったように、入口の扉を押してしまうと当たりそうな席なので人気がないんでしょうね、きっと。

カウンターの中には、奥側にこの店の店主っぽい男性(以下、“店主”と書きます)、そして手前には若い男性店員さん(同じく、以下、“おにいさん”)の2名。この2人で店を切り盛りしているようです。

「いらっしゃいませ。よろしければ、お荷物はこちらに置いてください」と、おにいさんが階段下のスペースを教えてくれます。なるほど。こんなところに荷物が置けるんですね。

さてと。まずは焼酎(350円)をもらって。尻尾(700円)はありますか? あ、そう。売り切れですか。じゃ、胃(700円)は? そう。胃はありますか。じゃ、それを1人前お願いします。

残念ですねぇ。「至高のはらわた」というホームページにある「味珍」の記事を読んで、今度はぜひ尻尾を食べてみなければと、虎視眈々とねらっていたのになぁ。

目の前に受け皿付きのコップが用意され、常連さんたちからはヤカンと呼ばれる、銀色のツボっぽい器から焼酎がなみなみと注(つ)がれます。

え~と。梅シロップはどれかな。これ? 2段になったカウンターの、上の段に置かれた、長い口金がついた瓶を指差して確認します。「はい。それが梅シロップです」とおにいさん。

ほぉ。これはおもしろいですねぇ。細長い口金の先に、小さい弁のようなものが付いている。これを開いて注(そそ)ぐのかな、とその弁をつっついていると、おにいさんが「あ。そのままついでいただければ、自動的に開きますから…」。あ。そうだったのですか。これは失礼。ツツツッと梅シロップを注ぎます。

クッとひと口飲んでから、おもむろに目の前の小皿の準備を始めます。この小皿は、入店して、席につくと同時に「いらっしゃいませ」と出されるものなのです。前回(このときが初回)来たときに、「この小皿にカラシを入れて、お酢で溶くんですよ」と教えてもらったことを思い出しながらの準備です。

グリグリグリっと、小皿のカラシ酢を混ぜ合わせたタイミングで、「胃袋お待たせしましたぁ」と、細長くスライスされた豚の胃袋が出てきます。醤油っぽい、コクのある色合いです。どれどれ。まずはひと切れ。

ほぉ。これはガツにしては柔らかいですねぇ。非常によく煮込まれているように思います。

この店の豚料理は、いわゆる「冷製(れいせい)」の肉。中華料理の前菜のような感じなのです。

「辣白菜(白菜の漬物)」(300円)というメニューがあるので、これももらってみましょうか。「すみません。白菜の漬物ください」。それにしても、メニューの上のほうに書いている「辣白菜」って、なんて読むんだろうなぁ。

「はい。白菜の漬物です」と、小鉢に入った漬物が出てきました。やぁ。これはけっこうボリュームたっぷりですねぇ。甘酸っぱくて、ピリッと辛くて。こりゃ焼酎にあいますねぇ。

「焼酎(350円)のおかわりをお願いします」と、2杯目の焼酎をもらったところで、となりにいた2人連れのサラリーマンらしきおじさんたちが席を立ちます。そのうちのおひとりは、もうフラフラの状態。よく飲まれたんですねぇ! 2人で5千円ほどの支払を済ませて、店を出て行きます。

それと入れかわるように入ってきたのが、とっても落ち着いた感じの年配のサラリーマン。私のすぐ横に座るなり「ヤカンと○※△ね」と、なにやらわからない名称のつまみを注文しました。すぐに出てきたのは、私のと同じ白菜の漬物です!

「すみません。この漬物。なんて読むんですか」と店のおにいさんに確認したところ、「いや。白菜の漬物でけっこうですよ。ラーパーサイと読むそうですが…」とていねいに教えてくれます。へぇ。これはおいしいもんですねぇ。

胃袋も食べ終わったので、もうちょっとなんかもらうかな。とはいえ、肉物(頭、耳、舌、胃、足、尾の六種(各700円))だと多すぎるので、皮蛋(ピータン、300円)をもらいましょうか。

ピータンは、アヒルの卵を泥に漬けたもので、卵白が泥の作用で発酵して、黒いゼラチン状になっているのが特徴です。いかにも玉子を濃縮したっぽい味と香りが特徴ですね。

それにしても、この2階に続く階段は急ですねぇ。さっきから、続々と2階へもお客さんが上がっていきますが、「行きはよいよい…」ではないけれど、これだけ急だと、酔っ払って下りてくるのは大変なんじゃないかなぁ。階段を転げ落ちる人がいたりして…。

なぁ~んて思っているところへ、お店の人の先導で、いかにも酔っ払った風のおとうさんが、階段を下りてきました。なるほどぉ。危ないときは、こうやって店の人が先導してくれるんですね。

聞けば、2階にも、1階と同じようにカウンターがあって、2階は2階で、まるで1軒の支店のように運営されているんだそうです。

さあて。今日は、これくらいで自宅に向かいますか。ちょうど1時間楽しんで、お勘定は2,000円ジャストでした。どうもごちそうさま。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年2月20日(金)の記録》

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コメント

てきとうですが、『ラー・パー・ツァイ』でしたでしょうか。

投稿: マンボ | 2004.03.01 13:27

通称:ラッパみたいですね。ヤカン(焼酎のストレート)を受けのお皿にあふれるくらいついでくれて、お皿の焼酎をそーっとすすると「ああ、おれのんべえ」と実感します。

このブログ最高!またきます。

投稿: ちゃーりー | 2005.10.24 09:41

コメントありがとうございます。>ちゃーりーさん
「味珍」に行くと、辣白菜はもうはずせない一品になってしまっています。なにはともあれ、まずラッパをもらって、って感じです。

投稿: 浜田信郎 | 2005.10.30 22:59

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