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今日はもつ焼き12本 … もつ焼き「カッパ」(荻窪)

四谷界隈での仕事が終わり、中央線で荻窪駅に降り立ったのがちょうど夕方5時。この時間なら「カッパ」に入れるかな!? しかも、今日は雨だし…。

もつ焼き「カッパ」は、「鳥もと」「やき屋」などとともに、荻窪駅北口人気店の一角を形成しています。他の2軒が立ち飲みということもあって比較的入りやすい(ギュッとつめればなんとかなる)のに比べて、「カッパ」はコの字カウンターのみで椅子12席分程度しかないので、入れないことが多いのです。

店は荻窪駅北口商店街のもっとも奥まったところ(阿佐ケ谷方面側)にある路地のまん中にあります。ラーメンの「春木屋」の裏路地といった場所です。

うわっ。5時を回ったばかりなのに、すでに店内は8割方ぐらいお客が入ってるではありませんか。この店も、「やき屋」と同様に入り口が開けっ放しなので、店の表に立つだけで店内の様子がよくわかるのです。

しかし、入れないことはない。傘をたたんで、「いらっしゃいませ」の声に導かれながら店内へ。入り口から見て左側のカウンターの一角に腰をおろしつつ「ビールをお願いします」と飲み物を注文です。

「はい。ビールっ!」と、店主が注文を復唱しているような調子で、奥の厨房に声を掛けます。すぐに奥の厨房から、小窓越しにビールが出てきます。それを店主が受け取って、クイックイッと腰のところでリズムをとるような体勢でポンッと栓を抜き、グラスとともに「ハイッスゥ~ッ!」と出してくれるのです。

あぁ。そうでした、そうでした。この軽快でリズミカルな動作、そして「ハイッスゥ~ッ!」と元気よく出てくるところ。これが「カッパ」の特徴でしたよねぇ。

ちなみに、この「ハイッスゥ~ッ!」というのは、たとえば「はいっ。ビールですぅ~っ!」「はいっ。レバ刺しですぅ~っ!」と言いながらお客に出す言葉の、まん中の商品名のところが省略されたものなんじゃないのかなぁ、と個人的には思っています。

ビールはキリンラガーの大瓶(540円)ですが、「一番」と指定すれば、一番絞りも出てきます。小瓶(370円)もあります。

いつもは、このあとまずレバ刺しをたのむところなのですが、今日は普通に焼いたレバーを食べてみましょうか。コブクロももらおかな。味(塩、タレ)を指定しなかったら、どっちで出てくるかなぁ。「レバーとコブクロお願いします」。まずは、このところの自分の定番となっている2品から入ります。

この店は、焼き物はすべて1本90円。特に本数を指定したりすることなく注文すると、2本1セット、つまり180円分ずつ出てきます。にぎり寿司と同じような感じですね。

「ハイッスゥ~ッ!」と、まずは4本が皿にのって出てきました。タレ焼きですね。まずはレバーから。うん。生のレバ刺しもさることながら、焼いたのもいいですねぇ。歯応えがよくなり、レバーの甘みもより広がる感じがします。そしてコブクロ。タレはあまり甘すぎることはなく、どっちかといえばサッパリ系かな。

次にもらったのはオッパイ。これもタレ焼きです。

どこの飲み屋もそうなのですが、この早い時間帯は、常連客の比率が多いようです。さっき入ってきて、私のふたつ右ぐらいに座った年配のお客さんなんて、なにもしゃべってないのに一番絞りが出され、追っかけるようにレバ刺しとお新香が用意されている。他のお客さんも、だいたい似たり寄ったりで、手短に「チレ塩」とか「ガツ!」などと、1~2品ずつ、タイミングよく注文している。なんか店内の空気も、いい意味でピシィ~ッと締まってて、気持ちのいい緊張感があります。

じゃ、次はリンゲルね。あと焼酎(280円)をください。お新香(200円)ももらっとこうかな。

リンゲルは、なんと豚の膣(ちつ)です。これは「カッパ」以外ではあまり見かけないですよねぇ。コブクロの食感(歯応え)をより強力にした感じ。脂が少ないんだけど、焼酎に合う一品なのです。

お新香はキュウリ。爪楊枝が1本刺さって出てくるところは「ホルモン」(沼袋)と似てますね。

次はトロ(直腸)をもらいましょうか。今度は塩でお願いします。

アブラがあれば欲しかったところなんですが、さっき他の人が注文したときに「今日はアブラはないんです」と言ってたのでした。なにしろ、コの字カウンターだけの店で、店主がそのまん中でみんなの話すため、会話の内容が他のみんなにもよく聞こえるのです。

トロの塩は、ちょっと炙っただけという超レアな状態で出てきました。へぇ。これぐらいで食べられるんだ。

この店は、飲みものの種類も多いのです。ビール、日本酒、焼酎は当たり前として、電気ブランや老酒のほか、五加皮なんていう、聞いたことがないようなお酒なども壁のメニューに並んでいます。ただし、「焼酎は3杯まで」という制限もあります。

さて、これまでズゥ~ッと下半身系のモツばっかりもらってきたので、最後に上半身系をもらって終わりにしますか。カシラとナンコツを1本ずつお願いしますね。

そして、この2本を食べ終わったところでお勘定です。店主が皿の上の串を全部まとめて片手にとって、もう一方の手でシャッシャッと串を数えます。で、飲みものを確認して、ちょっと彼方(かなた)を見るような表情で暗算の後、「2,100円です」。は~い。どうもごちそうさま。午後5時過ぎから、午後6時前まで、1時間弱の滞在でした。

今日食べたもつ焼きは全部で12本。1本1本のボリュームは多いほうではないのですが、それにしても12本食べるとけっこう食べた感じがしますねぇ。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年4月14日(水)の記録》

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