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旬を追っかけて … 居酒屋「ほ里乃家(ほりのや)」(鷺ノ宮)

今週は午前中が横浜、午後が東京という日が続いています。昨夜は、以前「鳥芳」だった場所に昨年末オープンした新しいお店に、はじめて入ってみました。外見上は、「鳥芳」のシンボル的な存在でもあった「もつ焼き」と書かれた大きな赤ちょうちんがなくなり、焼き台の前に張り出した台(立ち飲み風に使うのかなぁ?)がついているのが変化の大きい部分でしょうか。

店内は、基本的には居抜き(いぬき)というんでしょうか、ほぼそれまで使っていたままの状態なのですが、壁ぎわのテーブル席はなくなり、かわりに壁に作り付けられたカウンターがもう1本できていて、店内全体としては直線3列カウンターになっています。

残念ながら、もつ焼きは「鳥芳」よりはうんと小さくなり(← 「鳥芳」が他より大きかったので、単に一般的な大きさになったということかも…)、値段もレバ、タンなどが1本120円、カシラ、ツクネなどは220円になってました。もつ焼きを食べると、つい「鳥芳」と比べてしまいますねぇ。

そして今日。午後からの東京での仕事を終えて、鷺ノ宮まで帰ってきたのは午後7時半。今日は「ほ里乃家(ほりのや)」に寄りましょうか。この店は駅から1分以内の場所なんだけど、ちょっと引っ込んだところにある。大きい通り沿いではなくて、そこから「ちょっと入ったところ」という立地条件も、呑んべ心をくすぐるんですよね。

ガラリと引き戸をあけて店内へ。うわぁ。多い。J字型のカウンターだけ(Jの右上が入口)の店内は、すでに先客が10人ほどいて、やわらかく満席といったところ。店主が、「いらっしゃいませ。じゃ、こちらへ」と、Jの字の先っぽ(Jの一番下)のところを指し示してくれて、そのあたりに座っていたお客さんたちが、ズリズリっとずれてくれます。どうもすみませんねぇ。あらあら、そんなにずれてくれたら、私の場所だけがやたらゆったりじゃないですか。申しわけないですねぇ。

ほんじゃ、まずはビールをお願いします。ビールは、アサヒスーパードライの大瓶が550円。今日のお通し(200円)は、なんと枝豆です。枝豆の季節になったんですねぇ。春先の居酒屋は、季節がかけ足です。フキノトウがタラの芽になり、空豆になり、そして夏に向かって枝豆です。ちょうどビールがうまくなる時期に合わせて出てくるんですよねぇ、枝豆は。

私が店に入るちょっと前に、どやどやと人が入って満席近い状態になったんだと、近くの常連さんが話してくれます。どおりで。みなさん続々とつまみを注文していると思ったら、入ったばかりだったんですね。

この店は、おかみさんも一緒にやってるのでまだましですが、「竹よし」や「ピュアー」など、店主がひとりで切り盛りしているお店で、いっときに注文が殺到すると大変なことになるのです。

とそこへ、向こうに座っている常連さんから「飛び魚の刺身をもらえるかなぁ」と注文が入ります。へぇ、今日は飛び魚があるんだ。反対側の席からも「オレも飛び魚」の声。それじゃ、私も飛び魚(450円)をお願いします。

飛び魚も春から初夏にかけてが旬の魚ですよねぇ。九州地方では秋口まで獲れるようですが。

3枚におろすところまで下処理された飛び魚が冷蔵庫から出され、スィ~ッ、スィ~ッと刺身に引かれていきます。

飛び魚が出てきたところで、飲み物も燗酒に切りかえます。燗酒は「剣菱」「剣」「穏」など、何種類かから選べますが、今日は、というか今日も「剣菱」(320円)をもらいます。「剣菱(けんびし)」が甘口、「剣(つるぎ)」が辛口、そして「穏(おだやか)」は純米酒です。

最近は、どうも遠くで飲んでから電車に揺られて帰って来るのが億劫(おっくう)になっていて、すぐに自宅近くの酒場に向かってしまいます。だいたいは、「もうこの後は這(は)ってでも帰れるぞ」ってな場所で飲んでるのでした。ま。自宅近くにいい酒場が多いということもあると思うのですが…。

横浜の単身赴任寮界隈にも、いいところがあればいいのですが、なかなか見つけることができていない状態です。地元の人たちしか知らないいい店があれば、ぜひ教えてくださいね、横浜市磯子区~港南区界隈のみなさん。

さてさて。お酒をおかわりして、次は竹の子煮(400円)をいただきますか。竹の子もまたこの季節ならではの食べものですよねぇ。今日は枝豆からはじまって、旬のものが多くて、うれしいですね。

店のほうは、だれも席を立つ様子はなく、時間とともにますます盛り上がっていきます。店主も、おかみさんも、ズゥ~ッとフル回転状態。おでんなどの、あらかじめ調理が終わっているタイプの料理は少なくて、ほとんどのものは注文を受けてから作り始めますからねぇ。

やきとり(4本が1人前で350円。ひらがなで書いているのは、実際にはもつ焼きだからです。)の注文が入ると、おかみさんが焼き台を担当するのですが、そのやきとりも、今日はひっきりなしに注文が入っている状態です。

できあがったやきとりもおいしそう。私も、枝豆→飛び魚→竹の子と、旬を追っかけながらも、どっちかというとアッサリ系のものばかり食べてきたので、最後に一品、こってりとしたものをもらってしめましょうか。ほんじゃ、やきとりよりももっとこってりとしたところで、トンソク(380円)をお願いします。

トンソクは、冷蔵庫から大きなひと塊が取り出され、それを店主がひと口大に切り分けて、酢味噌ダレといっしょに出してくれます。

う~む。まさにコラーゲン。しかしながら、あんまりコテコテ感はなくて、最後までおいしくいただけました。

やぁ。おいしかった。お勘定は2,620円。午後9時まで、1時間半の居酒屋タイムとなったのでした。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年4月8日(木)の記録》

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横浜でみんなと飲んだあと、自宅最寄りの鷺ノ宮駅に到着したのは午後11時45分。ま [続きを読む]

受信: 2004.05.23 12:52

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