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水無月(みなづき)はじめはレバ刺しで … もつ焼き「春(はる)」(中野)

6月に入りました。今日も午後から東京方面での仕事で、午後7時半を回ったごろに、中野駅まで帰ってきました。一昨日も中野だったので、中1日、二日ぶりですね。駅を北口側に出て、「第二力酒蔵」側から中野北口南仲見世通り(中野ふれあいロード)に入ります。

この「第二力酒蔵」の表側にあるタネケース内の魚を見るもの楽しいんですよね。店の外からタネケースを見ることができるというのもおもしろいですね。ほぉ、紀州の鮎(アユ)入荷ですか。6月だもんね。

ここからまっすぐに北上すると、両側に居酒屋街が広がるのです。以前はもっと居酒屋やいかがわしそうなお店が多かったように思うのですが、最近はコンビニやチェーン居酒屋、ラーメン屋などが増えてきて、居酒屋街としての空気は薄れてきたように思います。

そして、西友の前を右折した先の右手にあるのが、先日はじめてやってきたもつ焼き屋「春」です。お。開いてる開いてる。「こんばんは」。

直線カウンター8席のみの店内は、たった今開店したところのようで、一番奥には男性2人連れが座っているものの、まだやっと飲みものを飲みはじめたところといった雰囲気です。私も1席空けてその次の席に陣取って、まずはホッピー(380円)をお願いします。

そういや今日は水曜日か。ホッピーを出してくれた店主に「今日は豚レバ刺し(380円)ありますか」と確認してみたところ「はい。ありますよ」という返事。やったね。それを1つお願いします。あと豚ガツ刺し(380円)もね。

お通し(多分200円)は、今回も豚耳。酢味噌でいただくコリコリ感がいいですね。

この店は、刺身ももつ焼きも、注文を受けてから下ごしらえを始めるのが特徴。考えてみれば、魚の刺身だって、あらかじめ刺身に切って待ってる居酒屋さんはあまり見かけませんもんね。「注文を受けて作りはじめる」。なんでもないことのようなのに、他に少ないのが不思議なぐらいです。

うわぁ。豚レバーは、まさに連なったレバーがそのまま冷蔵庫から出てきて下準備に入りました。これはすごい。はじめて見たなぁ、こんな様子。「薬味はニンニクかショウガか、どちらにしますか」と店主。ショウガでお願いします。となりのふたり連れもレバ刺しを注文していたようで、彼らはニンニクでいただくようです。

さぁ、出ましたレバ刺しです。きれい(鮮やか)ですねぇ、これは。レバーのエッジもぴしっと立って、もちろんレバーの中にいくつか開いている血管の穴もくっきりです。この穴のくっきりさが鮮度の目安らしいですからね。

どれどれ。ひゃぁ~っ。これはすごいっ。外のプリプリした感じをプッツンとかみ破ると、中からトロトロの甘みが口いっぱいに広がります。ここまでの鮮度というのはなかなか味わえないですねぇ。

「ゴマ油と塩で食べるのもおいしいですよ」と店主。ほぉ。もうひとつ醤油皿をもらって、カウンター上に置かれているゴマ油をいれ、天塩をサッサッとふり入れます。あ。ほんとだ。このほうが好みかも。甘みとともにフッと広がるゴマ油の風味、そして甘みを引き締める塩の味わい。これはいいや。一気に食べてしまいました。

ナカ(ホッピーの焼酎おかわり。多分200円)をお願いします。ナカは、今飲んでいるグラスとは別のグラスになみなみと注がれて出てきます。これを飲む用のグラスに適量移して、それをホッピーで割っていただくのです。したがって、濃さは自分の思いどおりにできます。

そしてガツ刺しです。これは、さすがに丸のままゆで終わっているものの、注文を受けてからスライスされます。横にショウガも添えられていますが、「酢味噌で食べるのもいいかもしれませんよ」と店主。スライスされた1切れ1切れは大きいのに、口に入れると今まで食べたことがあるどのガツよりもやわらかい。もちろんガツなので、しっかりプリプリとした歯応えはあるんですよ。そのプリプリをかみ進むと、その中がふんわりとしてるのです。絶妙のバランスですね。

でもねぇ。このガツ刺しもものすごくうまいのですが、感動の度合いでいうと、さっきのレバ刺しがすごかったなぁ。せっかくだから焼き物としてもいただいてみましょうか。ちょっとだけ焼くような焼き方はできるんですか。「半生(はんなま)ですか。できますよ」。じゃ、それでお願いします。2本ね。

すぐにまた、さっきの大きいレバーのかたまりからしたくがはじまり、焼き台の上にレバーがのりました。となりのおにいさんたちもレバーを焼いてもらっています。同じレバーの半生ながら、おにいさんたちはタレ焼き、私は塩焼きを所望します。

おもしろいのはタレ焼き。普通、もつ焼き屋さんでは、タレ焼きの場合、最後にタレの壷にドプンとつけてタレ焼きを仕上げるのですが、ここのタレは、卓上の醤油さしのような入れ物に入っていて、焼いているレバーの上からサァ~ッとかけるのです。

はいっ。レバー半生の完成です。へぇ。半生といいつつも、けっこうしっかりと火が通ってますねぇ。かろうじて中心部に赤い部分がある程度の火のとおり方。わぁ。うまいっ。プリッとした感じが強まって、中の甘みも凝縮されたように思います。個人的には、もうちょっとだけ若めでもいいかも。やぁ。でも満足。これが1本100円かぁ。信じられないほどの安さに感じますねぇ。

私が入ったあとからも、常連さんらしき男女の2人連れがやってきたほか、さっき男性ひとり客も入って、店内はあと2席がかろうじて空いている状態。みなさん当たり前のようにレバ刺しから食べ始めています。たしかに、ここのレバ刺しは、ぜったい食べとくべきですねぇ。なお、もうひとつの名物らしき「煮込み」は、今日もないみたいでした。もしかすると、冬場だけなのかな…。

さてと。それじゃ、私はこれで引き上げますか。どうもごちそうさま。お勘定は1,740円。約1時間の滞在でした。

帰る道すがら「はなまるうどん中野通り店」で、かけうどん小(105円)。四国出身だからかどうか、ときどき無性にほしくなるんですよね、うどん。ここのかけうどんは、とってもお手軽価格でうれしいかぎりです。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年6月2日(水)の記録》

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コメント

浜田さん、はじめまして。
最初に奥に座っていた、二人連れの一人です。
実はあの時も店主の方と秋元屋さんうんぬんという会話をしているのが耳にはいったので、ひょっとしたら??と思っていました。いつも読ませていただいているサイトに自分が登場するなんてびっくりです 笑

投稿: suntaro | 2004.06.29 07:26

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