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環七をバスで野方へ … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

いこい」「まるます家」の2軒で飲み終えて、再び赤羽駅前へ。ここから、前もって立てていた計画第2弾の実行です。(ちなみに、計画第1弾が早めの夕方の「いこい」「まるます家」でのひとり飲みだったのでした。)

第2弾計画は、ここ赤羽駅から高円寺駅に向かうバスに乗り、その途中、野方駅前で下車して「秋元屋」に向かうことです。なんと、ここ赤羽から高円寺までは、環状七号線(環七通り)だけでグルッと結ばれてるのです。われわれ、中野界隈に住んでいる人間から見ると、環七や環八は南北に走っている道路なのですが、ここ赤羽界隈の人から見ると東西に走る道路なんですね。こんなちょっとしたことが新鮮でおもしろい。

バスに乗り込み、一番前の「幼児のひとり掛けはやめましょう」の席へ。せっかくだから、前方風景をじっくりと楽しみながらいきましょうね。

赤羽駅東口のバス停を出発したバスは、南下して環七に入り東十条、中十条の各町を過ぎていきます。赤羽~十条~東十条あたりは都内でも有数の居酒屋トライアングル地帯で、同好者たちの注目を集めるエリアです。そんな中、昭和24(1949)年創業の「大林酒場」(東十条)が今年の3月末に惜しまれつつ閉店してしまいました。

ご主人なきあと、ひとりで「大林酒場」を切り盛りしてきたおばあちゃん。息子さんが手伝うようになり喜んだのもつかの間、何年か前にその息子さんも交通事故で帰らぬ人となり、その後はずっとおばあちゃんひとりでやってきたのだそうです。閉店前にもう一度訪問したかったのですが、ついに行けずじまいでした。

十条、東十条界隈にも、近いうちにまたやって来たいですね。名著「下町酒場巡礼」でも『都の北は宝の山』と紹介されているとおり、とにかくこの辺りにはいい大衆酒場が多いのです。

バスは北区を抜けて板橋区へ。東武東上線の中板橋駅入口のバス停を通り、地下鉄有楽町線(小竹向原)も横切って、練馬区です。西に向かって走っていたバスも、じょじょに南向きになってきました。西武池袋線も横切って、いよいよ中野区へ。野方駅南口のバス停で下車します。もっと時間がかかるかと思いきや、30分ぐらいで到着しちゃいました。

「こんばんは」と、「秋元屋」ののれんをくぐったのはちょうど午後6時。本当は、赤羽を回った後、「秋元屋」の開店時刻である午後5時ちょうどに野方に戻ってくるというのが当初の計画だったのですが、だれもいない自宅でちょっとうたた寝をしてしまい、出発が1時間ほど遅れちゃったのでした。(汗)

6時だったら入れないかもなぁ、とちょっと心配していた「秋元屋」の店内は、カウンターの奥側に何席か空きがあり、無事に入ることができました。まずはひと安心です。

「まずは例の氷なしのホッピーをお願いします」。このところ、このページの掲示板に、「秋元屋さんで、氷なしの正統派ホッピーが飲めるようになりました」という書き込みがあり、楽しみにしていたのです。

キンキンに冷えたジョッキに、よく冷えたキンミヤが注がれ、それとは別にこれまたよく冷えた瓶のホッピーが渡されます。これぞ人呼んで「三冷主義」の正統派ホッピーなんですね。っかぁ~っ。ウマイッ!

この店では普通のホッピーは380円。焼酎をキンミヤにしてもらうと30円アップの410円になります。これは氷なしでたのんでも、氷入りでたのんでも同じです。

さて、7月から1本100円となったかわりに、1本ずつ注文することができるようになったとうやきとん(もつ焼き)をいってみましょうか。レバーとコブクロ、ハラミを1本ずつ、塩でお願いします。(100円×3本)

お店のほうは、これまで店主の秋元さんと、ゆき子さんのふたりで切り盛りしていたのですが、お手伝いをする女性がひとり増えたようです。いつもお客さんが多くて、てんてこ舞いの状態のことが多いようだったので、ちょうどいいかもしれませんね。

レバーはちょい焼き(半生)の状態で出してくれます。おぉ。このレバーは甘みがあっていいですねぇ。大きさも、前よりもちょっと大きくなったような気がしますが、気のせいかな。追いかけるようにコブクロとハラミです。うん。これもいいですねぇ。

中野の「」、沼袋の「ホルモン」、新井薬師前、沼袋、高円寺などにある「四文屋」、そしてここ「秋元屋」と、いいもつ焼き屋さんが集結しつつある感がありますね。もつやき屋さんではないものの、とてもおいしい肉や内臓が食べられるという「やっちゃん」も近くにあるので、もつ好きにはいい地帯になってきたかも。

ナカ(ホッピーの焼酎部分のおかわり)をもらって、今度は、ハムカツ(200円)をもらいますか。これまた掲示板上で盛り上がっている、「秋元屋」のカツです。

ハムカツや、メンチカツ、トウフカツ、コロッケなど、材料そのものは市販のお総菜だそうなのですが、これをもつ焼きの焼き台で炙って出してくれるのです。好みに応じて自慢のミソダレもつけてくれるそうですが、私自身は今日が初の注文ですので、そのままいただいてみましょう。

ほぉ。なるほど。表面はカリッと、中はホッコラと熱くなって、いい味わいです。これぞ炭火の力です。人気の品であることがわかりますねぇ。最初は、下町酒場や、この界隈の人気店のいいところを、店主が自分で飲み歩いて勉強し、それらを真似するところから入った「秋元屋」も、このハムカツ(200円)、メンチカツ(200円)、トウフカツ(250円)、コロッケ(180円)などの、独自のメニューが出るようになってきました。店主は「買ってきたものを焼いてるだけですよ」と謙遜されてますが、そういう小さいところから、だんだんとその店ならではの品が生まれてくるんでしょうね。その過程が見られる意味でも、楽しいお店です。

さらにさらに。最初は真似でも、1月末の創業以来、半年も続けていれば、もうそれはしっかりと「秋元屋」の特長の一部になってしまいます。味噌ダレのもつ焼きも、キンミヤ焼酎も、ガツ酢も、キャベツも、ジャガバタも、ニホンシトロンの炭酸も、トリハイも、「秋元屋」に行けば呑める・食べられるという一品になってきましたよね。

さて、焼酎をおかわりなんだけど、もうソト(瓶入りホッピー)もなくなったので、今度はキンミヤ(270円)のブドウ割りをもらってみましょうか。これは、前回来たときに、「宇ち多」(立石)のと同じブドウエキスが入手できたと言っていたあれです。

ツツツゥ~ッと、コップの上の部分数ミリ分を残して、まずキンミヤが注がれます。そして、残った空間からあふれ出すようにブドウエキスが入れられて、コップの中にはサァ~ッとムラサキ色が広がります。

つまみのほうは、さすがにもうお腹もいっぱいになってきたので、ここはあっさりとオニオンスライス(220円)でもいただきましょうか。「は~い。オニスラひとつぅ」と、ゆき子さんが復唱。オニスラって呼ぶんですね。そのオニスラは、お皿にたっぷり山盛りです。

それにしても、赤羽~野方(高円寺)間が路線バス(系統番号「赤31」)でゆったりと移動できることがわかったのは大収穫でした。こうなると、北区もあまり遠くない感じがしますね。

ほかにも、浅草から、三ノ輪、滝野川を通って池袋に抜ける「草64」路線。新橋から銀座、月島、豊洲、木場、本所吾妻橋を通って業平橋までの「業10」路線。渋谷から幡ヶ谷、笹塚を通って新高円寺、阿佐ヶ谷へと抜ける「渋66」路線など、呑んべ好みのする路線は多いのです。

「秋元屋」では、ゆっくりと2時間近く過ごして、今日は1,450円でした。夏場を過ぎると、レバ刺しもはじまるといううわさもあるので、ますます楽しみですね。

さて、今日の復習です。4時前から赤羽で飲み始め、1次会の「いこい」が640円、2次会の「まるます家」が1,550円。そしてバスで野方へ戻り、3次会の「秋元屋」が1,450円と、3軒合わせて3,640円、移動時間も含めて4時間強の小飲み旅行でした。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年8月7日(土)の記録》

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コメント

当日、秋元屋さんで初めてお目にかかりました(厨房を
挟んで丁度浜田さんの向かいに座ってました)、
熊と申します。
今度お会いしたときは、是非お話したいです。
何か勝手申し上げて申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

投稿: 熊 | 2004.08.23 11:43

コメントありがとうございます。>熊さん
その後、「春」でお会いしたときのことも、やっと書けました。
http://hamada.air-nifty.com/raisan/2004/09/___1.html
また近くでお会いしましたら、よろしくお願いします!

投稿: 浜田信郎 | 2004.09.05 23:18

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