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たっぷりと肉ドーフ … 居酒屋「金田(かねだ)」(自由が丘)

会社のイベント(工場祭)で午前中から飲み続け、東京に向かう電車に乗ったのは午後7時半ごろ。ウィ~ッ、よく飲みました。しかし、屋外での行事だったこともあって、つまみも汁っけがないもの(乾き物や、焼き鳥、焼きイカ、フランクフルトなど汁がポタポタと落ちないもの)中心。最後はなんとなく汁っけたっぷりのもので締めたいですね。

そんな思いで東急東横線・自由が丘駅で途中下車です。ここには、東京で1、2を争う居酒屋の名店「金田」があるのです。

先ほどから急に降り出した雨の中、入口の引き戸を2回くぐって店内へ。入口を二重構造にしているのは、風雨を避け、冷暖房時の室内温度を維持したりすることが目的なんでしょうね、きっと。

午後8時20分の店内は7割程度の客の入り。「いらっしゃいませ」と声をかけてくれた店主に指し示されるまま、ダブル「コ」の字カウンターの小さいほうのカウンターに腰をおろします。そして、すぐに来てくれたおねえさんに、まずは「花の井」(燗酒、380円)を注文。おもむろにA3用紙にコピーされたメニューを確認します。

「花の井」とともに出されたお通しはミニ冷奴です。お通しとしてミニスープ豆腐が出ることが多いのですが、夏場はミニ冷奴なんでしょうか。つるんと喉越しもいいですね。

そうそう。汁っけのものでしたね。それじゃ「サンマ団子汁」(500円)をお願いします。

「金田」のメニューは100品近くあるのですが、お造り、蒸し物、鍋物、煮物、酢物、串焼、焼物、揚物、その他一品料理、飲物ときっちりと分類されて表記されています。サンマ団子汁は、この中で「鍋物」に分類されている一品です。

来た来た。蓋付きのお椀で出てくるところがいかにも「金田」風。居酒屋なんだけど、ちょっとした小料理屋風の出てきかたをするのです。

お椀を鼻の近くまで持ってきて、ヨッと蓋を取ります。フワリと香るダシのいい匂い。これが蓋付き椀のいいところですねぇ。そのまま汁をひとすすり。ッタァ~ッ。ずぅ~っと乾いていた体の中に、ダシ汁が染みわたります。

お椀の中には、大きな団子(サンマのツミレ)が2つ。シイタケと白ネギが添えられ、ダシ汁がたっぷりと張られている。見た目も実にうまそうじゃありませんか!

団子もサンマの味がしっかりとしています。それにしてもこのダシがねぇ。……。なんてことで、実をつつき、汁を飲みしているうちに、お酒もほとんど飲まないままに、サンマ団子汁はすっかり胃袋の中に納まってしまいました。なにしろ汁っけに飢えてましたからねぇ。しかたない。もう一品いきましょう。同じく「鍋物」の中から、今度は「肉ドーフ」(700円)をお願いします。

9月に入り松茸も出始めたようで、メニューの中には「松茸土瓶蒸し」(1,500円)、「松茸茶碗蒸し」(900円)なんて品もあります。それらにも非常に引かれたのですが、今日はなにしろ午前中から飲んでるもので、すでに酔いが相当進行してしまっている。こんな状態で松茸もなぁと、今回のところはあきらめておいたのでした。

さあ来ました。肉ドーフです。お盆の上に鍋敷きが置かれ、その上にひとり用の鉄鍋がすえられています。手前にチリレンゲ、そして左には取り分けるための小鉢が置かれ、これまた小料理屋風の上品さでの登場です。

肉ドーフは、豚肉と豆腐、それにたっぷりの玉ネギをちょっと甘めに煮て、最後に玉子をフワリと仕上げた一品。ボリュームもたっぷりです。

あったかい豆腐をつついて、酒をひと口。肉をつまんでは、酒をひと口。そしてズズッと汁をすすってまたひと口と、つまみもお酒も進みます。

本当はお酒をもう1本いただきたいところですが、土曜日はいつもより30分早くて、午後9時にラストオーダーになり、午後9時半が閉店なのでした。

たっぷりの肉ドーフも食べ終わり、最後の日本酒もグイッと飲み干して、お勘定をお願いしたのは午後9時20分。少なくとも1階カウンターでは最後のお客になってしまってました。(2階から上にまだお客さんがいるかどうかは不明。)

「1,630円です」。ニッコリ顔の店主が、いつものようにしっかりと区切るようにお勘定を告げてくれます。はい。どうもごちそうさんでした。

すでに後片付けの段階に入っていた厨房の人たちも含めて、店中の人たちからの「ありがとうございました」の大合唱をうけながら、店をあとにしたのでした。やっぱり「金田」はうまいなぁ。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年9月4日(土)の記録》

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受信: 2005.06.26 21:20

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