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究極の海鮮丼 … 居酒屋「竹よし(たけよし)」(都立家政)

「竹よし」で第35回となる夕食会が開催されました。今回のテーマは「究極の海鮮丼(北海風)」。これも以前から店主(マスター)が「やってみたいなぁ」と口にしていたテーマのひとつです。

「生湯葉の刺身」(左)と「きのこ類の茶碗蒸もどき」(右)その海鮮丼(かいせんどんぶり)を待つ間に、まずスターター(前菜)として登場してきたのが「生湯葉の刺身」と「きのこ類の茶碗蒸もどき」。きのこそのものも秋だけど、こうやって温かい汁っけのあるつまみがおいしい季節になってきましたねぇ。

こりゃ、やっぱり日本酒ですね。生ビールを1杯で終えて、すぐに日本酒に切りかえます。「今日は賀茂鶴(かもつる)もありますよ」ということで、さっそくその「賀茂鶴」をいただくことにしました。このお酒は、吟醸とか純米とかいったタイプのものではなくて、いわゆる普通酒。しかし、私の勤務先が広島県呉市だった時代によく飲み親しんだ、なつかしいお酒なのです。有名な「賀茂泉(かもいずみ)」と同様、広島は西条(さいじょう)のお酒なのですが、「賀茂泉」のほうはよそゆきのイメージ、そして今飲んでる「賀茂鶴」のほうは普段着のイメージというのが私の印象です。

「海鮮丼」さあ「海鮮丼」です。これはまた、見た目も鮮やかですねぇ。「お酒を飲みながら楽しめるように、ちょっと深めの平皿にご飯を平たく盛って、その上につまみとして楽しめるようにたっぷりと海の幸をのせてみました」。

ウッホッホ。思わず笑いがこみあげてきますなぁ。まずはまん中左寄りで、オレンジ色の光沢を放っているウニからいってみますか! ん~。なんちゅう甘さよ。口に含んだだけでトロリととろけ、甘さが口いっぱいにふくらみます。へぇ。礼文島(れぶんとう)で獲れたバフンウニなんですか。バフンウニ自体がウニの中でも最高級品に位置づけられる中で、礼文島物は特に最上級なのだそうです。

その横、ちょうどお皿のまん中が、緑の卵をたっぷり抱えたボタンエビ。プリッと締まった身を噛みしめると、これまたとろける甘みです。だいたい、海の中の高級品と言われるものは、甘みをともなったものが多いですね。

カニもいってみますか。これはタラバガニですね。「北海風」と銘打つだけあってイクラやホタテ貝も、紅白の輝きで存在を示しています。

マグロが自慢の「竹よし」らしく、マグロも赤身とトロがのっています。タイも2種類。透き通るような白さは真鯛(マダイ)。そしてきれいなピンクが、本日のサブテーマの食材でもある尾長鯛(オナガダイ)です。

なにしろ丼の頭(トッピング)の部分がつまみになり、ときどきつつくご飯でお腹も満足。先日、「つるかめ食堂」(新宿・思い出横丁)でいただいた「元気丼」もそうだったのですが、この「海鮮丼」も、つまみと食事をかね合わせているという意味で、酒飲みにとっての完全食と言えそうです。

「尾長鯛しゃぶしゃぶ」そんなわけで、この一品でかなり長い時間楽しんだあと、やっと本日のサブテーマである「四国産尾長鯛(オナガダイ)しゃぶしゃぶ」に突入します。「本当は四国産の真鯛(マダイ)を使いたかったんですが、ここ数日、天気が悪かったらしくて真鯛が入らなかったんですよ。それで尾長鯛(オナガダイ)にしてみました」と店主。

この「尾長鯛(オナガダイ)」というのは通称だそうで、正式な名称は「浜鯛(はまだい)」。大きな目をのせいか、頭のほうだけ見ると「金目鯛(キンメダイ)」のような感じですが、身体はずいぶんスマートで、尻尾はさすがに尾長鯛というだけあって長い! ピンクの色合いも美しく、先ほど海鮮丼でいただいた刺身もうまかったですが、しゃぶしゃぶでちょっと温めて食べるのもまたいいですねぇ。

お酒のほうは、先日もいただいた「想天坊(そうてんぼう)特別純米」(新潟)から、Ssさんの差し入れである「雪下香梅(せっかこうばい)大吟醸」(新潟)へと飲み進みます。

そこへ、近所の常連さんであるWdさんから電話がかかってきて、ものの数分後にはWdさんの登場です。「夕食会とは知らなかったよ」と言いながらの飛び入りですが、すぐにWdさんの分の夕食会メニューが準備されます。大人数の飛び込みはダメかもしれませんが、通常は1~2名分の飛び込みならなんとかなるみたいですので、当日になって行けそうになった場合には電話で確認してみるのがよさそうですね。

獲れたばかりの「カツオの刺身」さらには「カツオが釣れた」と言いながら2人連れのお客さんも登場し、急きょ獲れ獲れの「カツオの刺身」が出されます。やぁ、どうもありがとうございます。カツオとくれば、お酒も「酔鯨(すいげい)」(高知)をいきましょうか。

味噌汁最後に出されたのは味噌汁。昔から汁物は好きだったのですが、その好きな度合いが年齢とともに増してきているように思います。

山口瞳の「行きつけの店」という著書の中に「並木の藪の鴨なんばん」と題した一文があります。この中でも『並木の藪に行くと、それが冬時分であったら、まず鴨南蛮のソバ抜きを注文する。これを鴨ヌキという。春とか秋とかには、天ぷらのソバ抜き、つまり天ヌキを頼む。黙っていても酒が出てくる。』『鴨ヌキで飲む酒がいい。スープで飲む酒がもっともうまい。体にもいいと私は信じている』と書かれているのです。

「きのこ類の茶碗蒸もどき」でスタートし、海の幸のダシたっぷりの「味噌汁」で締めて。まさにスープで飲む酒が堪能できました。

そういえば、常連さんのおひとりで、以前「水曜プレミア」(TBS)に出演されたSkさん。今度は10月26日(火)放送予定の「たけしの本当は怖い腰痛の医学」(テレビ朝日)で、個人タクシーの運転手さん役として出演される予定だそうです。すでに収録は終えており「前よりは長時間出ると思うんだけど、最後は帰らぬ人となる役なんだよ」とのことでした。

さらに、これまた常連さんのおひとりで、この界隈の居酒屋通、Hsさんも「寄り道Blog」というブログを立ち上げたのだそうです。このブログでも、今日の様子が紹介されています。

店情報 (前回)

《平成16(2004)年9月11日(土)の記録》

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受信: 2004.10.10 23:30

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