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牛タンと焼き鳥 … 焼鳥「鳥まさ(とりまさ)」(沼袋)

金曜日です。沼袋(ぬまぶくろ)の駅をおりて、いつもの北口商店街に入ります。午後8時過ぎの「ホルモン」の店内には、なぜか今日は空席があります。しかし、今日のねらいはさらにその先。先日、沼袋在住の「竹よし」のお客さんにご紹介いただいた焼き鳥屋、「鳥まさ」に行ってみようとしているのです。

沼袋では「ホルモン」しか知らない。その「ホルモン」はときとして満席で入れないこともある。ということで、もう1~2軒、“ここならば”というお店を作っておきたい町なのです。駅の近くに「四文屋 沼袋店」があったり、北口商店街に入ったところに「奥さま公認のお店」と書かれたホッピーののぼりがはためくお店があったりはするのですが、いずれもまだ行ってみたことがありません。

「ホルモン」と「鳥まさ」とは、商店街の同じブロックの中にあります。一番手前の角にあるのが「ホルモン」。そして一番向こうの、ちょうど突き当たりになった角にあるのが「鳥まさ」です。

ガラリと引き戸をあけて店内へ。いやぁ、けっこう小さいお店なんですね。右手のカウンターに5人程度、左手にふたつある小さいテーブル席にも5人程度。全体で10人も入ると超満員かといった広さです。先客はカウンターに男性ひとり客がふたり。テーブルに男女3人組がひと組の都合5人です。

地元に根ざした古い大衆酒場に入ると、入った瞬間に常連さんたちがジロリと一瞥(いちべつ)をくれて、知り合いが来たのかどうかを確認したりする。大衆酒場に慣れないうちは、これがけっこう苦痛だったりするのですが、そういう点ではこれくらいの規模のお店だと、たとえ一瞥されたとしても、人数が少ないので大丈夫ですね。

私も、ずいと奥へ進みカウンターの一番奥の席に陣取り、「いらっしゃいませ」とおしぼりを出してくれた店主にまずはビンビールを注文します。店はどうやらこの店主ひとりで切り盛りしている様子です。

すぐに出されたビールはサントリー・モルツの大ビンで500円。大ビンが500円というのは良心的な価格設定ですね。お通しはキンピラの小鉢です。

1杯目のビールをクィ~ッと飲み干し、2杯目を飲みながらメニューを確認します。なるほどこの店はいわゆる本当の焼き鳥屋さんなんですね。都内で“やきとり”を看板に掲げている店には、鶏肉と鶏の内臓だけの本当の“焼き鳥屋さん”のほかに、鶏も豚もあつかう平仮名表記の“やきとり屋さん”、そして鶏はあつかわず、もっぱら豚の内臓などだけで勝負する“もつ焼き屋さん”(“やきとん屋さん”ともいう)が存在するのです。この店の場合は鶏肉と鶏の内臓だけの“焼き鳥屋さん”です。そのほかに牛タン料理をあつかってるのがちょっとした特徴かな。冷奴などの一品ものも何品かあるようです。

一番端っこに「コース(1,200円)」ってのがあるので、初回の今日はこれにしてみましょうか。

コースは「牛タン塩焼き」(単品だと600円。以下、セット中の品物の価格はすべて単品の場合のもの)からスタートします。目の前のネタケースの中にド~ンと存在感を示しているのが牛タン。スパッと切られたまん丸の断面が見えているのですが、こりゃまた質量ともにすばらしい牛タンです。その牛タンをスライスして、炭火でさっとあぶる程度に焼いたものが3枚。牛タンに定番のレモンとたっぷりの刻みネギが添えられて出てきます。「ネギを巻くようにして召し上がってみてください」と店主。どれどれ。う~ん。とってもジューシーな牛タンです。これはいいなぁ。

牛タンを食べ終わったタイミングで出てきたのは「焼鳥盛り合せ」と「大根おろし」(100円)。「大根おろしに醤油をちょっとたらしていただいて、焼鳥にからめて召し上がってください」。なるほど。大根おろしってそうやって食べるんですね。醤油をちょいとかけて、上にのってるウズラの玉子をプチュンとつぶしてグリグリとかき混ぜます。ひと口味見してと…。うん。うまいっ。これだけでも十分つまみになりますね。

さあ。それじゃ「焼鳥盛り合せ」の中から、まずはツクネ(90円)をいただきましょう。大根おろしをからめてパクリ。なるほどタレの味と大根おろしのさっぱり感が混ざり合って、新しい味わいですね、これは。続いてはレバ(90円)。串の両端は鶏ハツです。そしてハサミ(正肉とネギ、90円)、砂肝(90円)と続き、手羽先(100円)までの5本(都合460円分)が盛り合せです。焼き始める前に「嫌いなものはありますか?」と聞かれたので、もし嫌いなもの、食べられないものなどがある場合には他のものに差し替えてくれるみたいです。それにしても焼鳥1本90円というのは安いですね。大きさも普通だし。鳥皮、正肉なんかも90円です。

「あとは鳥スープが出てコースはおしまいになりますので、スープがほしいときにおっしゃってください」と店主。なるほど、スープを飲んじゃうともうおしまいって雰囲気になるので、お客さん自身がタイミングを示すんですね。

それじゃ、鳥スープの前にお酒を燗でいただいて、あとはギンナンとボンチリ(各100円)を1本ずつ焼いてもらいますか。お酒は小(350円)と大(550円)があるとのことでしたので、小にしました。なお、焼酎、チューハイ、サワー類は300円。ほかにワインなどもあるようです。

ボンチリは鶏の尾の先っぽを焼いたものですが、ここのボンチリはけっこう大ぶり。ハート型に開かれたボンチリには軟骨もついていていい味です。ギンナンも食べ終わったところで鳥スープをお願いします。あとはこのスープをつまみにお酒をチビチビいただこうという考えなのです。

この鳥スープが単品だと150円なので、けっきょく単品で注文すると1,310円になるところが、コースだと1,200円で食べられるということなんですね。この店のおすすめ品がずらりと食べられるみたいなので、なかなかいいメニューではないかと思います。

どうもごちそうさま。ちょうど1時間の滞在で2,340円でした。(ということはお通しが90円なのかな?)「どうもありがとうございます。またいらしてください」と店主に見送られながら店をあとにしたのでした。

店情報

《平成16(2004)年10月15日(金)の記録》

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2軒目は青地さんの地元、沼袋で焼き鳥「鳥まさ」です。 飲み物はビール(モルツ大瓶、500円)を1本と焼酎のボトル(麦焼酎「刈干」、2,500円)をもらいます。お通しはナスの漬け物。これがまたおいしそう。 つまみにはタン焼き(700円)とタン煮込み(500円)をそれぞれ2人前ずつ注文します。ここは焼き鳥屋さんながら、店の看板にも「雛焼鳥、牛タンの店」と書かれているくらい、牛タンにも力を入れているお店... [続きを読む]

受信: 2005.09.18 08:39

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