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1本また1本と … 焼き鳥「鳥○(とりまる)」(阿佐ヶ谷)

以前にも何度か書きましたが、中央線沿線にはとってもやきとり屋さん(つまり焼き鳥屋さんややきとん・もつ焼き屋さん)が多い。有名なところでは吉祥寺の「いせや」、西荻窪の「(えびす)」、荻窪の「鳥もと」、高円寺の「大将」などなど。かくいう阿佐ヶ谷にも、もともと「バードランド」があった跡地に、いまや銀座に行った「バードランド」からの暖簾分けの店として「阿佐ヶ谷バードランド」がつい先日開店するなど、ますますやきとり色が強くなってきた感があります。

そんな中、今日向かったのはおでんも焼き鳥も楽しめるという「鳥○」です。これはけっして伏字にしているわけではなくて、こう書いて「とりまる」と読むのです。

店内は7人分のカウンターのみと非常に小さく、その中では店員の男性2人が黙々と働いています。この凛とした雰囲気は期待が持てそうです。祝日(天皇誕生日)前の今日、午後9時の店内は一番手前に男女2人連れ、1席あけて女性2人客。そして一番奥が2人分空いています。「申しわけありませんが、予約が入っていますのでこちらの席でよろしいですか」と先客2組の間の席に案内されます。もちろんいいですとも。

ゆっくりと席に向かいコートを脱ごうとすると、「もしよろしければ、入口の洋服掛けをお使いください」と声がかかります。洋服掛けには荷物置き場もついていて、カバンもいっしょに置けます。こうなると、7席だけのカウンターであっても非常にゆったりとした感じで腰を落ち着けることができます。

出してくれたお手拭で手を拭きながら、まずはビンビール(キリンラガー、中ビン、500円)とおでんの盛り合わせ(680円)を注文します。なにしろ今日も寒いですからねぇ。本当に今年は年末になってからやっと冬らしくなってきました。

ビールとともにまずはお通しの厚揚げと玉ねぎなどの小鉢が出されます。

さてさて寒い日はおでん。なにしろたいていの店でおでんはすぐに出てきますからね。ここのおでんの盛り合わせは、玉子(120円。括弧内のおでんの値段は単品でたのんだ場合の値段を示しています。)、コンブ2個(120円)、シラタキ2個(150円)、大根(180円)、小さいガンモドキ2個(180円)。単品を合計すると750円のところが680円とちょっとお徳です。ん。このおでん、出汁(だし)がすっごくうまい。

これはいいなぁ。じゃ、さっそく燗酒(1合、450円)をもらいますか。ここの燗酒は、チロリできちんと計量して、そのチロリのまま燗をつけて徳利に移されます。まさに正1合ぴったりですね。ちなみに2合だと850円です。

おでんに燗酒。最高の組み合わせですね。焼き鳥にいく前に、もうちょっとおでんをいただきましょう。今度は牛スジ(180円)とイワシつみれ(150円)、みず菜(150円)をお願いします。ほほぉ。この牛スジがまた上品で、いい味ですね。みず菜もしゃくしゃくと心地好い。

頭上のスピーカーからはやわらかくジャズが流れています。

店のおにいさんは二人とも寡黙で、聞かれたことにはにこやかに答えるが、無駄口はきかない。おにいさん同士はうまく連携しながら動いているが、交わす言葉は少ない。一所懸命さが伝わってきて、とても好感がもてます。

さてと。燗酒(450円)をおかわりして、いよいよ焼き鳥にしますか。「焼き鳥は1本ずつ注文できますか?」「もちろんです」と店のおにいさんが笑顔を返してくれます。「それじゃ、1本ずつで、砂肝(120円)とハツ(120円)とレバ(180円)。え~と。ゲンコツ(120円)っていうのはなんですか?」「鶏の足のところの軟骨です。」「じゃ、それも1本お願いします」。

ふたりのおにいさんの内ひとりはずぅ~っと焼き台の前にいて、汗だくになりながら焼き鳥を焼いています。じっと焼き鳥を見つめながら、ときどきふと取りあげて料理用のハサミでこげた部分をチョンチョンと切り落としている様子は、まるでコックさんが鍋のアクをちょいちょいとすくっているみたい。

焼き鳥は食べる速さを見ながら1本、また1本と出てきます。これも当たり前のようでいて、なかなかできる店はない。

焼き鳥はそれぞれうまいのですが、なにしろ絶品はレバ。1串に4個、くるんと巻いたような感じで刺されている鶏レバはとろりとして実にジューシー。これはいいなぁ。げんこつもカリッとうまい。

もう1本、焼き物をもらおうかな。「このペコロス焼き(200円)というのはなんなんでしょう?」「小さい玉ねぎを醤油味で焼いたものです。」「じゃ、それも1本お願いします」。ペコロス(小さい玉ネギ)は1串に3個。じっくりと熱々に焼かれていて、玉ネギの甘みもたっぷり。これも新鮮な味わいですねぇ。

午後10時半までたっぷりと1時間半。ゆっくりと楽しんでお勘定をお願いすると鶏スープがサービスされます。最後にいただく鶏スープのおいしいこと。「3,680円です」。はい、どうもごちそうさま。身体も心もあったまってお店を後にしたのでした。

店情報

《平成16(2004)年12月22日(水)の記録》

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