えびだんご、たこだんご … 居酒屋「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
日曜日の今日は今年初の図書館。昨年末に借りていた本を返却に行きます。そういえば昨晩「“よじかわ(4時に川名)”で!」なんて言ってたけど、みんな来るかなぁなんて思ってるところへ寄り道さんから「もう飲んでます」というメールが届きます。えぇっ!? まだ4時になってないんだけど、もうお店に入れちゃったの!? これは急がなきゃ。「すぐに行きます!」と返信し、「川名」に向かいます。
店に着いたのはちょうど開店時刻の午後4時。なのに店の中にはすでに先客がいっぱいいます。どうなってんだ!? みんな出足がいいなぁ。
さて寄り道さんはとさがすと、カウンター6番席(7つある座席の手前から6番目。つまり奥から2番目)に座ってすでに黒ホッピーを飲んでいます。「こんちは」とそのとなり、5番席に陣取り、すぐにお通しのバナナ(スライスしたのが3枚)を持ってきてくれたミィさん(店を手伝っている女性)に生グレープフルーツサワー(336円)を注文します。
店にはお客さんがひとり、またひとりと入ってきて、すぐにカウンター席や後ろのテーブル席がいっぱいになり、奥の座敷席にもお客さんが入りはじめました。「昨日も開店と同時に満席だったんですよ」とカウンターの中の店主。入ってきたグループ客に「座敷は7時から予約が入ってますが、その時間まででいいですか」と確認しながら座敷席に入ってもらっています。ほぉ。今日もすでに予約席を一時開放しなければならないほどの満席模様です。
そうかそうか。いつもは飲み物を出してくれるのと同時につまみの注文をとってくれるミィさんが今日は注文をとらない。それくらい今厨房の中は大忙しなんですね。まずは入ってきたお客さんたちに飲み物を出さなきゃならないもんね。サワーを飲みながらしばらく待ちますか。
寄り道さんは込み合う前につまみの注文を終えていたので、しばらくすると焼き物が2本届きます。これなに? 「豚トロ(126円)とたこだんご(126円)です」。へぇ。たこだんごなんてあるんだ。「新メニューみたいですよ」と寄り道さん。さっそくメニューを確認してみると、えびだんご(126円)とたこだんごがならんで書かれています。
ちょうどだれかの焼き物の準備で、ネタケースから何本かの串を取り出し始めたのでそれに合わせて、ネタケースのこっち側から「すみません。えびだんごとたこだんごを1本ずつお願いします」と注文。すぐにそれらも取り出されて焼き台へと運ばれていきます。
それにしても、今日はお客さんが多いなぁ。カウンターの後ろ側のテーブル席は、カウンターに座ることができなかったひとり客が入れ込み状態で座る席。3つあるテーブルのそれぞれは、きっちりとつめて座ればかろうじて4人座れる大きさなんですが、そこは他人同士の入れ込みなので通常は片側に1人ずつ。向かいあって2人で使うことが多いのです。ところが今日は、われわれの後ろのB卓(入口から順にA卓、B卓、C卓)なんて、大の大人がびっちりと4人! 冬なのでみなさん防寒着を着ていることもあって本当にせまそう。それぞれが“大”がつくくらいの常連さんたち同士なのでかろうじてやっていけてるんでしょうね。「すごいですね。4人で使ってるのはじめて見ました」と笑いながら声をかけると、向こうも「なんなら代わろうか!?」なんて笑っています。
さぁ。えびだんご、たこだんごの登場です。どちらも串に刺さった丸い団子が3個。表面はこんがりと焦げができるくらい焼けていて見るからにおいしそう。どれどれ。んー。うまい。なにしろ練り物は好きですからねぇ。
えびだんご、たこだんごはかなりの人気で、開店後45分で売り切れてしまいました。
生グレープフルーツサワー(336円)をおかわりしてと。次のつまみはなんにしようかなぁ。今日の刺身(294円)は生ガキ、アジ、マグロブツ、マグロ山かけ。焼き物(231円)としてはムロアジ、シャケなどがならんでいます。昨日、「竹よし」の夕食会で海の幸はたっぷりといただいたので、今日は肉系にしましょうか。サワーのおかわりを持ってきてくれたミィさんに豚軟骨煮込み(231円)を注文します。
煮込みは表の焼き台の横の鍋で煮込まれていて、注文に応じてそこから小鉢に注ぎ分けてくれるのです。なぜ表の焼き台のところにあるかというと、やきとりなどと同じく、この煮込みもお持ち帰りができるのでした。煮込みは売り切れることも多い人気の品。コリコリとした豚軟骨(もつ焼きのナンコツと同じようなの)のほかに、ゴボウなどの野菜もいっしょに煮込まれています。スープは透きとおった感じの独自のもの。このところますますあっさり感と、うまみが出てきたように思います。
寄り道さんはシャケを焼いてもらっています。ここの焼き魚は、やきとりの炭火で焼く焼き魚ですからねぇ。表面がパリッと、そして内部はホンワリと、実にいい焼き加減でできあがるのです。
目の前のネタケースの上にとんと置かれたのは熱々の湯気の立つアンキモ(231円)! 「うわぁ。おいそうですねぇ」。他人の注文の品ながら、思わず寄り道さんといっしょに見とれてしまうくらい。こんなできたてホヤホヤの湯気が立ってるアンキモなんて見たことがない。
左どなりのおにいさんが食べてる白子酢(231円)などもおいしそうなんだけどなぁ。このおにいさんはさっきは生ガキ(294円)も食べてました。殻付きの大きな生ガキが2個。「おいしいんだけど、すぐになくなっちゃうんですよねぇ」と寄り道さん。そうそう。ツルン、ツルンとふた飲みだもんねぇ。
今日は肉系にしようと心に決めながらも、こうやっておいしそうな海の幸を見ちゃうとなぁ。「寄り道Blogオフ会」の内容打ち合わせもしないといけないので、これから「竹よし」に行ってみましょうか、と寄り道さんを誘います。
今日は1時間半ほど楽しんで、お勘定は1,155円でした。どうもごちそうさま。
なお、「寄り道Blog」にもこの日の記事がありますのでご覧ください。
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