1軒で一次会と二次会!? … 居酒屋「竹よし(たけよし)」(都立家政)
今年最後の土曜出勤を終えて、都立家政まで帰ってきたのは午後7時。今日は刺身に燗酒だね。「竹よし」の店内はカウンターに男女ふたり連れと男性ひとり客。そしてテーブルには女性3人連れが先客です。カウンターの2組のお客さんの間に入れてもらいます。
このあと燗酒をもらう予定なんだけど、まずはやっぱりビールですね。瓶(スーパードライ、中ビン、500円)のほうをお願いします。
いつもはあっという間に出てくるお通し(200円)ですが、今日はちょっと時間がかかるなぁ、なんて思いながら2杯目のビールを飲み干したくらいのタイミングで「お待たせしました」と出てきたのは、蒸し器から出てきたホヤホヤの蒸しホタテ貝。横に添えられたアスパラやマヨネーズとの相性もよくて、なによりも温まる。
通常はマスターひとりで切り盛りしているため、今日のようにお客さんが多くなると大忙し。「手があいたところでいいので、刺身の盛り合わせ(1,000円)をお願いします。お酒さえあれば、ちっとも急ぎません(笑)」と、あらかじめ欲しいものだけ伝えておきます。
ちっとも急いでなかったんだけど、割りと早めに刺身の盛り合わせが出てきました。今日もまたきれいですねぇ。左から順にこの店自慢のマグロの中トロ、そのとなりはシャコ。そして中央の白身はヒラメ? こりゃまた大きいですねぇ! そしてこれは? へぇ。シマアジ。これもしっかりとおいしそう。その横がわかんない。「それはスマ。知らない人も多いから、メニューにはスマカツオと書いてあるんですよ」と店主が魚図鑑を見せてくれます。この店の魚図鑑はとっても役に立つんですよね。珍しい魚が入るたびにみんなで見せてもらうので、もうボロボロになってるくらい。図鑑もここまで利用されると、図鑑冥利(そんなものあったっけ?)に尽きますよね。
それじゃ、この刺身に合わせて、いよいよ燗酒(「菊正宗」、400円)をいただきますか。
ちなみに今日の刺身の単品メニューは「マグロ中トロ」(1,000円)、「活じめヒラメ」(900円)、そして先ほどの「スマカツオ」(600円)のほか、「殻付き平貝(タイラガイ)」(800円)もあります。「平貝もあるんですねぇ」と聞いてみると、「えぇ。立派なのが手に入りましたよ。これです」と見せてくれた平貝のほんとに立派なこと! すごいですねぇ、これは。
いつも夕食会の様子をご紹介することが多いのですが、ここ「竹よし」はもともとは魚と天ぷらが楽しめる食事処も兼ねたような小料理屋風居酒屋。右の男女ふたり連れも「天ぷら盛り合わせ」(1,000円)をつっついてるし、左の男性ひとり客も「野菜天盛り合わせ」(700円)をもらっている。私が気になるのは「芝エビかき揚げ」(700円)かな。他の天ぷらメニューが定番メニューとして紙に書かれているのに対して、「芝エビかき揚げ」はホワイトボードメニューです。ホワイトボードは今の仕入れ状況を反映したメニューが出てることが多いので、なんとなくまずはホワイトボードのほうに引かれちゃうのでした。
左のおにいさん(男性ひとり客)は食事としていらっしゃったようで、お茶を飲みながら「野菜天ぷら」をつっついています。そこへ「お待たせしました」と出てきたのがカニ雑炊(800円)。やぁ、これもうまそうですねぇ。何もかもおいしそうに見えて困ってしまいます。
テーブルの女性3人組からはカキ鍋(1,000円)やハタハタ焼き(子持ち、500円)の追加注文が入りました。私もお酒(2本目)のおかわりをお願いします。
「今日はドンコも入ってますよ」とバットに並べられたドンコも見せてくれます。うわぁ。ドンコ自体もさることながら、この肝(キモ)がまたでかいですねぇ。こりゃすごいや。これは食べなきゃ。「ドンコ鍋」(850円)を一人前お願いします。
となりのおにいさんは雑炊をきれいに平らげたあと、中トロのにぎり(1貫200円)と、先ほどのスマのにぎり(1貫100円)を、各2貫ずつ握ってもらっています。飲んだあとに、数貫だけにぎりを握ってもらえるところもいいところなんですよね。食事会のときにも、締めににぎり寿司が数貫出てくることがあります。
目の前に卓上コンロ(固形燃料を使うタイプのもの)が用意され、ドンコ鍋が出てきました。じゃ、お酒(3本目)もおかわりね。ドンコは黒いし、ブヨブヨ、ヌルヌルしてるしで見た目は悪いんだけど、実はタラの仲間。身もまっ白で、肝もアンキモの味と比較されるほど。うまいですねぇ、この鍋も。火を通すとしっかりとしてくる身の感じは本当にタラやアンコウと似ています。
それにしても、今日は平貝やドンコなど、珍しいのが目白押しでそろってますねぇ。「明日、忘年会の予約が入ってましてね。そのために今日のうちからもう仕入れてるんですよ」と店主。なるほど。当日になると天候の影響で仕入れができなかったりすることもありますもんね。ところでこの店、忘年会や新年会のお願いができるんですか。「ええ、大丈夫ですよ」。実は1月に新年会を計画してるんですけど、貸し切り状態くらいの人数になっても大丈夫ですか。「ええ。いいですよ」。
やったぁ! さっそく新年会の主、寄り道さんに携帯電話からメールします。「竹よしにいます。今、どこ?」。すぐに寄り道さんから返ってきた返事は「ピュアーです」。「そっちに行きましょうか。入れそう?」。「いや、こっちが竹よしに向かいますよ」というやり取りがあって、寄り道さんがこちらに向かってくれることになりました。
待つことしばし。寄り道さんの到着です。私も燗酒をおかわり(4本目)し、寄り道さんも瓶ビールを注文して乾杯。同じ店ながら、ここ(午後9時過ぎ)からが二次会のスタートです。
寄り道さんご自身も、渋谷や新宿の店など何軒か当たってみられたそうなんですが、あまり「ここぞ」というところがなかったとのこと。実は私も新宿界隈をあたってみたものの、あまりパッとしなかったんです。さっそく先ほどの店主からの話をしてみたところ、寄り道さんも異存がない様子。それじゃ、と店主に正式に新年会の予約をお願いします。
やぁ。これでひと安心。
そこへ、裏口にお客さんがひとりやってきます。「うんうん。わかったわかった」と店主はなにやら話しています。戻ってきた店主がもってるのはタチウオ!? 「今のお客さんが今日釣ってきたんですって。これからさばきますからね。少しおすそ分けをいただきましょう」。
出てきたタチウオの刺身の美しいこと。
寄り道さんも冷酒に切り替え、私も燗酒の5本目に突入です。うぅ。「菊正宗」5合か。ちょっと飲みすぎかな。
最後はとっておいたドンコ鍋の汁で雑炊を作ってもらいます(400円)。アンコウ鍋の後の雑炊もうまかったですけど、これもいいですねぇ。満足満足。
午後10時半まで3時間半も楽しんで、今日は4,950円でした。
9時過ぎの二次会開始のところで切り分けるとすると、それより前半、個人的な一次会の部分(2時間相当分)がビールと燗酒3本に、お通しとつまみが2品で3,750円。その後の寄り道さんとの二次会部分(1時間半相当分)が燗酒2本に雑炊で1,200円ということになりますね。やぁ、おいしかった。どうもごちそうさま。
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