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鯛と海老との夕食会 … 居酒屋「竹よし(たけよし)」(都立家政)

第41回目となる今日の夕食会は「竹よし」の12周年記念を兼ねて、「魚の王様 鯛と海老をシンプルに」というテーマです。今回は12周年記念ということもあってか、早々と満員御礼になり、残念ながらお断りしなければならなかった方々も多いのだそうです。

夕食会は飲み放題付きで会費がひとり4,500円。ふだんの夕食会でも採算度外視で、お客様感謝イベントのような感じなのですが、今回はまたいつもにも増して大サービスです。

「せっかくのいい材料なので、みなさんにその姿を見ていただいてからさばこうと思いまして」と、カウンター上には今日の主役・鯛がドンと置かれています。これはまた立派な鯛ですねぇ。香川産の2.8Kg級の活け締めものなのだそうです。海老は車海老。おがくずの中に入って、まだビンビン飛び跳ねています。こりゃまた活きがいいですねぇ。

真鯛車海老ママさんの手料理

例によってまずは生ビールをいただきながら、あらかじめカウンター上および各テーブルに並べられた野菜のベーコン巻きや昆布と揚げの煮物、スライス大根ではさんだ明太子、じゃが芋煮、そしてお新香などのママさんの手料理でスタートです。

鯛の刺身さぁ。本日の1品目は鯛の刺身です。大きなお皿にたっぷりと盛られた白身のきれいなこと。こいつは日本酒ですね。今日は「出羽桜 桜花 吟醸酒」からはじめましょう。このお酒は、いわゆる「フルーティな日本酒」の草分け的な存在で、昭和55(1980)年に発売されて以来、現在もなお人気の高いロングセラー商品です。「日本酒はちょっとねぇ」と思われている方は、ぜひこのお酒を試してみていただきたいと思います。

車海老の踊りそして海老。先ほども書いたとおり、ビンビン飛び跳ねてる車海老を、まさに活き造りの状態でひとりに2尾ずつの刺身(踊り)です。ひやぁ。刺身になっても身がピクピクしてるし…。ちょっと残酷だけど、この状態になっちゃったら美味しくいただいて私の身にしちゃいましょう。いただきま~す。ん~。この強力な弾力、身の甘み。お酒お酒。あぁ、うまい。

今日の出席者は大常連のTmさんのほか、今やすっかり大常連さんの一角を占めるふじもとさんご夫妻、そしてhopperさん、しげるさん、遠く深川エリアからは前回の夕食会に引き続きまりみるさんご夫妻。そして今回夕食会初参加となるのはまりっぺさんとその友人のKnさん、ときまさんの3人です。このお三方とは、以前にもこのお店でお会いしているほか、まりっぺさん、Knさんのおふたりとは、先日のまりっぺさん主催のアンコウ鍋のときにもご一緒させていただいたところなので、初参加ながらもずぅ~っと前から参加されてたように感じてしまいます。

鯛の塩焼き出てきた肴は「鯛の塩焼き」です。切り身の状態で塩焼きにしたものが焼きたての熱々で登場です。しっかりとした身の食感の中に、ジワッと出てくる脂がある。焼いてもうまいなぁ。

車海老の頭の炙り先ほど刺身でいただいた車海老の頭の部分もカラリと焼かれて出てきます。芳ばしさと、海老ミソの旨みがいいつまみです。

「出羽桜」が空っぽになり、続いていただくお酒は「酔鯨 純米吟醸」です。Tmさんはこのお酒の大ファンで、このところいつもこのお酒をいただいていらっしゃるようです。

車海老の天ぷらさぁそして、車海老の天ぷらです。わあい。これは見るからにすごいなぁ。どれどれ、熱いうちに。あぁ、うまいっ! 最高ですなぁ! 身のプリっと感も残り、うまみはあっためられてさらに向上。天ツユも用意されているのですが、なにしろ身の味がしっかりしてるから、塩をちょいとつけて食べるほうが合うみたい。お酒も進むなぁ。

鯛のカブト煮さらに追い討ちをかけるように出てきたのは「鯛のカブト煮」。どうよ! この贅沢なこと! 『盆と正月が一緒に来たみたい』というのは、まさにこういう状態のことを言うんですね。この目玉のまわりのチュルンとした部分がうまいんですよねぇ。わき腹(?)のあたりの、マグロで言えばトロにあたる部分も、口に含むとトロリととろけてものすごい。

最後は鯛のにぎり寿司で締めて食事の部は終了です。

バランタイン21年ここからが店主やママさんも入っての談笑タイム。「そうそう。Ojさんから差し入れをいただいてますよ」と店主。大常連のOjさんは、今日は北海道方面に出張中ながら、「ぜひみなさんで」とお酒を差し入れてくれてるのだそうです。「これです」と出てきたお酒はなんとバランタイン(Ballantine's)の21年もの! すっごぉ~いっ! これくらいのクラスになると、ウイスキーもものすごくまろやかになって味も香りも深みがあるんですよねぇ。ストレートでお願いします。なんだか「竹よし」じゃないみたい。さすがにこのバランタインは大人気で、気がつけばもう空っぽ。Ojさん、どうもありがとうございました。

いつものようにみなさんからの自己紹介も兼ねた近況報告も終わり、夕食会もお開きとなりました。今回もどうもごちそうさまでした。13年目もまたおいしいものを食べさせてくださいね。期待してま~す。(笑)

(同じときの記事が「まりみるのおいしい生活日記」「しげるのチャンネル」にもありますので、あわせてお楽しみください。)

店情報 (前回)

《平成17(2005)年3月12日(土)の記録》

うまいものマルハ便

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二日酔いには … 居酒屋「ピュアー(PURE)」(野方)

「竹よし」での夕食会を終え、ママさんも含む大部隊はKnさんのご案内により西武新宿線の電車に乗って二次会に流れます。「しげるのチャンネル」によれば、この部隊は上石神井の地酒のお店「こんがり亭」で楽しまれたようです。

hopperさんと私とが改札口でみなさんを見送っていると、その改札から小悪魔(=都立家政の姫)が出てきてびっくり。「あ。お帰りなさ~い。遅いねぇ。」「そうか。今日は夕食会だったんだ」と姫。「これから食事」という姫とも別れ、hopperさんとふたりで都立家政商店街を南下。向かう先は「ピュアー」です。

「こんばんは」と店に入ったのは午後10時40分。カウンターの奥には常連さんの女性客Erさんが飲んでいます。このお店は女性の常連さんが多いですからねぇ。都立家政の姫もこの店にひとりでやってきてますし、野方の女神もこの店の常連さんですもんね。

私は今月のおすすめカクテルの中から「春のおとずれ」(580円)をいただこうかな。

このときには気がつかなかったのですが、昨年も同じく3月にこのカクテルをいただいてるんですね。この季節、居酒屋でもフキノトウやタラの芽、さらにはそら豆や竹の子などをついついたのんでしまうのと同じ気持ちで、この「春のおとずれ」のカクテルを注文してしまうのかなぁ。眠ったような冬をこえて、春に向かっていくこの季節が大好きですねぇ。「春のおとずれ」はラムとグレープフルーツジュースで作られた、まさに春っぽいカクテルです。

今日のお通し(310円)はチーズ。カマンベールとブルーチーズの中間っぽい感じのこのチーズはなんていう名前なんだろう。(店でもマスターに聞いたのですが、覚えていない…。)

ちょうど「春のおとずれ」を飲みきったタイミングで、奥に座っているErさんから「レッドアイ(Red Eye)」(たぶん400円)の注文が入ります。マスター、私も「レッドアイ」をお願いします。

「レッドアイ」はビールとトマトジュースを半々くらいの分量で注いでできるカクテル。トマトジュースのさっぱり感と、ビールのシュワシュワ感で、すっきりと飲めるカクテルなのです。なにしろ、「レッドアイ」という名前自体が「二日酔いで真っ赤になった目」のことを指しているのだそうで、二日酔いのときの迎え酒としても最適なのだとか。今日も「竹よし」で日本酒と、さらにはブレンデッド・スコッチをたっぷりといただいた後なので、胃袋に染みこむように「レッドアイ」が吸い込まれていきます。

どうもごちそうさま。お勘定は別々で、私の分は1,290円。ちょうど12時までのカクテルタイムでした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年3月12日(土)の記録》

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『よじかわ』に合流 … 居酒屋「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

「今日の川名にはサヨリの刺身がありますよ」。そんなメールが寄り道さんから届いたのは日曜の午後5時半前。お。寄り道さんは「川名」で飲(や)ってましたか。

昨日は「竹よし」の夕食会と同じ時間に、東横線沿線で「第2回寄り道オフ会」も開催されていて、寄り道さんやにっきーさん、しんちゃんさんらをはじめ、「寄り道Blog」に集うみなさんたちが参加されていたのです。飲んでる途中にも相互に写真を送りあったりしながら、双方で盛り上がったのでした。その話も聞きたくて、大急ぎでトコトコと出かけます。

「こんばんは」。「川名」に到着したのは5時40分。いつものように「いらっしゃいませ」という店主の元気な声がひびきます。この時間帯にはすでにカウンターにも空きが出はじめている。テーブルのほうを見るとC卓(3つあるテーブルの一番奥)のところで寄り道さんが飲んでいて、その向かい側には相席でだれか座っています。C卓に近づいてみると、なんと相席していたのは熊さんです。「あ。こんばんは」。実は熊さんも昨日の寄り道オフ会に出席されてたのでした。

私もC卓に仲間入りし生グレープフルーツサワー(336円)を注文します。ミィさんがいると、何も注文しないでも生グレープフルーツサワーを出してくれるのですが、今日はミィさんがお休みのようで、フロアはサイさんとおかみさんが担当しています。ミィさんも、サイさんも店を手伝っているアルバイト女性ながら、サイさんはまだ働きはじめて日が浅くて、少し前まで日本語もあまり通じなかったくらいなのですが、最近はフロアも担当できるようになってきたようです。

サワーとお通しのオレンジ2切れを持ってきてくれたサイさんに、豚軟骨もつ煮込み(231円)を注文します。そうそう。これまでこのサイトでは「豚軟骨煮込み」と紹介してきましたが、実際には「豚軟骨もつ煮込み」でした。たしかに煮込みの中には軟骨の部分も入っていますが、もつも入ってますもんね。さっぱり系のこの煮込みは人気も高いし、私も大好きです。

寄り道さんは、ジャスト4時にいらっしゃててもう2時間近く過ごされてるのだそうです。本当はさっきメールをいただいたときに、そろそろ帰ろうかと思ってたのだそうで、私が「すぐに行きます」という返事をしたために待っててくださったそうなのです。どうもすみません。寄り道さんはすでにホヤ酢(294円)からはじめて、油揚げ焼き(231円)や件のサヨリ刺身(294円)を食べ終わったのだそうで、今は4杯目らしい生グレープフルーツサワーをチビチビと飲んでいるところ。

熊さんが注文してるのはカツオの刺身(294円)と菜の花(126円)で、やはり生グレープフルーツサワーをグイグイとやっています。聞けば、熊さんもちょっと前にいらっしゃったのだそうです。

寄り道さんが、昨夜の寄り道オフ会の様子を、「寄り道Blog」のリアルタイム版といった絶妙な描写で語ってくれます。なにしろ、出席されてた熊さんもいらっしゃるので話も広がっていきます。こちらからも、昨日の夕食会の食べものや様子などを紹介し、同じ時間帯にふたつの空間で行われた飲み会の状況を共有していきます。サワー(336円)もおかわりです。

そこへ店主が「はい。これ食べて」と、なんと「生湯葉」を出してくれました。寄り道さんは「さっき、オイルサーディンもサービスしてもらったんですよ」と申しわけなさそうにつぶやきます。ほんと。ただでさえ安い値段なのにね。常連さんたちをまるで家族であるかのように暖かくもてなしてくれるのです。ただし、いい加減なことをするお客さんにはビシッときびしいですけどね! この切り換えがきちんとできるところが安心してくつろげる点なんですよね。ありがとうございます。

さらに3杯目のサワー(336円)をおかわりして、話は続いていきます。

結局じっくりと2時間楽しんで、今日は1,239円でした。寄り道さんはなんと4時間弱の滞在。たっぷりとおつきあいしていただいてすみませんでした。熊さんは「もうちょっと飲んでいきます」とのこと。そうか。熊さんはかなり強いので、3杯くらいではまだまだ効き目がないくらいなのかな!

それじゃ熊さんお先に。マスター、どうもごちそうさまでした。

(同じときの記事が「寄り道Blog」にもありますので、あわせてお楽しみください。)

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《平成17(2005)年3月13日(日)の記録》


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おでん・やきとり … 居酒屋「ほ里乃家(ほりのや)」(鷺ノ宮)

おぉ、さぶ。3月も半ばを過ぎたというのに、今夜はものすごく冷える。金曜日の夜は横浜の職場から自宅に向かいながら、その経路上のどこか(たいていは自宅近く)の店に寄って帰ることが多いのですが、今日はとにかく寒いのでなるべく外にいる時間を減らしたい。数あるお酒場の中でももっとも自宅に近いくらいの「ほ里乃家」にしましょうか。

「こんばんは」と「ほ里乃家」に飛び込んだのは午後10時40分。この時間帯だとすいてるかと思いきや、J字カウンターのみ約14席の店内はほぼ満席。かろうじて入口に一番近い2席が空いています。空いてる2席のすぐ横(つまり入口から3番目の席)は女性客なので、遠慮して1席分の空間をあけ、寒いながらも一番入口に近い席に陣取ります。

まずはビール(スーパードライ、大瓶、580円)をもらい、お通しのモヤシをつっつきます。

ガラリと私のすぐ横の入口引き戸が開き、入ってきたのはよく店内で見かける常連の男性。「お。今日はすごいなぁ」と言いながら、唯一空いている私のとなりの席に座ります。さらにそのあとに続くようにもうひとり常連男性。「いっぱいかよ」と店を出かけますが、奥に座ってる常連さんから「ここに椅子を置くから座りなよ」とギュギュっと詰めあって、新たに1席分のスペースができます。

ちょうど電車が着く時間なのか、この後も何人かが店内をのぞきますがもうすき間もないほどのいっぱい。「申しわけありません」とまず店内であやまっておいて、勝手口から外へ出て再びそのお客さんにあやまる店主です。

ひとしきり先客の注文が出たところで「なんにしましょう」と店主。今日は「おでん」をもらおかな。玉子と昆布、ガンモ、さつま揚げをお願いします。それとお酒、「剣菱(けんびし)」(340円)を燗でお願いします。

ここ「ほ里乃家」は表の看板に「おでん・やきとり」と書かれていて、うちのカミサンなども「あぁ、あのおでん屋さんね」と認識しているくらいのお店。「おでん」は看板商品のひとつなのです。特に今日のように寒い日には「おでん」がぴったりですね。

おでん鍋には燗をつける穴が4つほど付いていて、燗酒はそこで用意されます。

じゃ、「おでん」を食べてる間にもうひとつの看板商品、「やきとり」(350円)もたのんでおきましょうか。「やきとり」は、いわゆるもつ焼きなのですが4本が1人前。「やきとり」など、焼き物の注文が入った場合にはおかみさんが焼き台を担当します。塩焼きとタレ焼きとが選べるのですが、塩のほうでお願いしますね。

出てきた「やきとり」はハツ、レバ、シロ、カシラの4本。もつ焼き専門店のように「どうだぁっ!」と光り輝く感じのうまさではないものの、さすがにこの店の看板商品だけあって、なにげなく、普通にうまくて、いい酒の肴になるのがここの「やきとり」なのです。注文するお客さんも多い。今も向こうのお客さんから「こっちも「やきとり」もらおうかな。タレで2人前ね」と注文が入りました。

お酒のおかわりは、今度は「剣(つるぎ)」(340円)にしようかな。ここの日本酒は甘口の「剣菱」、辛口の「剣」のほかに、純米酒の「穏(おだやか)」と吟醸酒の「穏(おだやか)」(この両者はたしか380~400円くらい)の4種類が用意されています。一番人気があるのは今たのんだ「剣」みたいです。

せっかくだから、今日は「おでん」に「やきとり」の看板商品で通しますか。今度はちくわ、しらたき、つみれをお願いします。

なにしろお客さんが多いので、次々に注文が入って店主もおかみさんもてんてこ舞いの忙しさなのですが、「おでん」はおでん鍋から取り分けてくれるだけなので、ほとんど待ち時間なく出てくる。温かいものがすばやく。これが「おでん」のいいところですね。

ゆっくりと2時間弱くつろいで、お勘定は2,670円。ということは「おでん」は7品で860円だったんですね。平均すると1品あたり120円強。これは安いなぁ。どうもごちそうさまでした。日付けが変わってもまだまだにぎわいの続く店を後に、家路についたのでした。

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《平成17(2005)年3月18日(金)の記録》

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ちょい焼きで焼酎を … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)

土曜日の今日、久しぶりに沼袋の「ホルモン」に出かけてみることにしました。このところ東京方面での仕事がほとんどなくて、平日はべったりと横浜で過ごしていることが多い。金曜日は電車で帰って来るものの、昨日のようにこっちに着くのが10時を過ぎてしまうことが多くて「ホルモン」の営業時間には間に合わないのです。

開店時刻をにらんみながら自宅を出発したので、ジャスト午後5時に店に到着。「こんにちは」と口開け第1号のお客として店に飛び込みます。「いらっしゃいませ」と迎えてくれる店主にまずは小ビンのビール(サッポロ黒ラベル、310円)とおしんこ(100円)を注文します。それらがすっと出されたところで、レバとコブクロのちょい焼きを2本ずつ(もつ焼きは1本100円)注文。なにしろ他にお客さんがいないので遠慮なく注文することができるのがうれしいなぁ。

今日のおしんこはキャベツとキュウリ。それを爪楊枝でつっつきながらビールです。

しかし、お客がひとりという珍しい時間もほんのつかの間。すぐにひとり、またひとりとお客さんが入ってきて、店もにぎわいはじめます。

さぁ、ちょい焼きが出てきました。じゃ、このタイミングで焼酎(210円)ももらいましょうか。焼酎は受け皿にちょっとこぼれるくらいたっぷりとついでくれ、それとは別にサントリー角瓶に入れられた梅シロップがトンと置かれます。表面張力の部分をツツゥ~ッとすすっておいて梅シロップを投入。透明な焼酎にフワッと褐色が広がります。それをまた口から迎えにいってチビリ。っくぅ~っ。効きますなぁ、梅割り焼酎。

ちょい焼きは文字通りもつ焼きをちょっとだけ焼いたもの。この店ではモツの刺身は扱っていないため、このちょい焼きがもっとも生に近い状態なのです。数あるもつ焼きの中で、ちょい焼きの設定があるのはレバとコブクロの2品だけ。またメニューにはないので、知る人ぞ知るという焼き方なのです。素焼きで炙って、刻みネギとおろし生姜を添えた醤油でさっぱりといただきます。

焼酎(210円)をおかわりして、続いてたのんだのはアブラ、オッパイ、テッポウ、タンの4品を1本ずつ。塩焼きでお願いします。

店の向かい、ちょうど道路を挟んだ反対側ではマンションの建設中。8階建てくらいの大きなマンションになるのだそうで、これができるとすっかり眺めが変わっちゃうでしょうねぇ。しかし「ホルモン」の真向かいだからなぁ。もつ焼き好きの人にはたまらぬ立地条件ですね。毎晩寄れる(笑)。

さてと。どうもごちそうさま。開店から1時間強の滞在で、おしんこともつ焼きを8本に、飲み物はビール(小瓶)と焼酎を2杯。今日のお勘定は1,630円でした。

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《平成17(2005)年3月19日(土)の記録》

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琥珀色の夢を見る … バー「ペルル」(鷺ノ宮)

寄り道さんやふじもとさんたちが某所で飲み会中という情報を受けて、それじゃ二次会で待ち伏せようかと、お仕事から帰宅途上のにっきーさんとメールで打ち合わせて向かったのは「ペルル」です。「絶対寄り道さんたちはここに来ると思うな」と自信たっぷりに、にっきーさんが連名でキープしてくれている「ブラックニッカスペシャル」を炭酸(ペリエ)割りで飲み始めます。時刻は9時ちょうど。そろそろ二次会に向かったころかな。「にっきーさんとふたりでペルルですよ」というメールを寄り道さんに出してみます。

「Ykちゃん(小悪魔改め都立家政の姫)といっしょに秋元屋にいます」。えぇ~っ! しまったぁ。「秋元屋」というコースもあったか。ここか「ピュアー」だろうと踏んでたのですが、はずれ! どうしようかとにっきーさんと相談しているところへ、再び寄り道さんからのメール。「これからペルルに向かいます」。ありゃ。すみません。ありがとうございます。

しばらく待つうちに寄り道さんとYkちゃんがペアで到着。店内のお客さんがちょっとずつずれてくれて4人が並んで座ります。寄り道さんのキープボトル、「メーカーズマーク」も出てきて楽しい飲み会のはじまりです。(後日談:残念ながらふじもとさんは別の場所で二次会だったのだそうです。)

今飲んでいる「ブラックニッカスペシャル」は、昭和40(1965)年の発売以来「ヒゲのニッカ」という愛称で親しまれている、いわゆる普通の「ブラックニッカ」のことです。最近(平成9(1997)年)に「ブラックニッカクリアブレンド」という銘柄が出たため「ブラックニッカ」だけではどっちなんだかわかりにくくなりましたねぇ。

先日、「琥珀色の夢を見る―竹鶴政孝とニッカウヰスキー物語」という本を読んで、本物のウイスキー造りに奔走した竹鶴氏の姿勢に感動し、今はそれに続けて「ヒゲのウヰスキー誕生す」という昔の本を読んでいるところなのです。これらを読むとニッカウイスキーが飲みたくなること必定ですよ。

メーカーズマーク(Maker's Mark)」は、手づくりにこだわり続けるバーボンの名品。炭酸で割ってバーボンソーダにしていただくと、ほんのりと広がるバーボン独特の香りが絶品です。

飲んでしゃべって、しゃべって飲んで。気がつけばもう閉店時刻の11時半です。

どうもごちそうさま。お勘定は4人分で3千円でした。

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《平成17(2005)年3月19日(土)の記録》

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本日の締めは … 居酒屋「ほ里乃家(ほりのや)」(鷺ノ宮)

ペルル」を出て、まずは「ペルル」からの定番ルートである「満月」へと足を運びます。あれ!? 開いてないぞ。おかしいなぁ。土曜日は開いてるはずなんだが…。

じゃ「ほ里乃家」だ。「満月」(2時閉店)ほどではないにしろ「ほ里乃家」も1時までは開いてるので大丈夫でしょう。私は昨夜も「ほ里乃家」に来たところなんですが…。

「こんばんは」と入るとカウンター手前側が空いており、先ほどと同じく4人でずらりと並んで座ります。特に考えずに店に入ったけど、並び方(並ぶ順序)まで「ペルル」とおんなじになっちゃったね。

そういえば、かなり前に焼酎のボトルを入れたんだけど、まだ残ってましたっけ? 「はいはい。これですね」とマスターが奥の棚からボトルを取り出してくれます。

肴のほうは「もつ煮込み」や「やきとり」「玉子焼き」などを注文して、先ほどの話の続きで盛り上がります。

カウンターの奥のほうに座っているのは昨日も同じあたりに座っていた大常連のKtさん。ほとんど毎日来られてますもんね。これぞ大常連って感じです。

閉店時刻の1時前まで楽しんで、ここもまた4人で3千円程度。どうもごちそうさまでした。

さぁ。明日(日曜日)は「よじかわ」だね! なんて約束しあいながら家路についたのでした。

う~。それにしても「ホルモン」のもつ焼きにはじまり、自宅での夕食時の晩酌、そして「ペルル」「ほ里乃家」と、今日は実によく飲みました。途中に自宅飲みがはさまってるというのも珍しいよなぁ。あ~。酔ったぁ…。

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《平成17(2005)年3月19日(土)の記録》

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たっぷり4時間 … 居酒屋「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

日曜日です。今日の「よじかわ」(4時に「川名」)に集結したのは寄り道さん、にっきーさん。お通しはこのところの定番、オレンジ2切れ。例によって生グレープフルーツサワー(336円)からスタートです。つまみはヤリイカの刺身(294円)。子持ちのヤリイカを丸ごとゆでて輪切り方向にスライスしたものをワサビ醤油でいただきます。春先ならでは一品です。

寄り道さんはホッピー(336円)とキュウリ魚刺身(294円)で、そしてにっきーさんは生グレープフルーツサワー(336円)とホヤ酢(294円)でスタートです。

こうやって刺身を1品とって、飲み物を飲んで630円ですからねぇ。この店の早い時間帯の常連さんは、これでもう1杯おかわりして合計966円でサックリと帰る人が多いみたいです。このくらいだと毎日来ることができる額ですもんね。

「この間、芋焼酎をキープしたんですよ」とにっきーさん。さっそくミィさんがそのボトルを持ってきてくれます。芋焼酎「角玉(かくたま)」。にっきーさんはこのところ焼酎を研究されてて、いい焼酎には目がないのです。この「角玉」は芋焼酎「晴耕雨読(せいこううどく)」という銘柄で知られている鹿児島の佐多商店の焼酎で、めったに手に入らないのだそうです。この店では一升瓶が3,465円。これはとってもお得な価格なんだそうです。これをお湯割りでいただきます。

「これ3人で食べて」と店主からナチュラルチーズと焼きビーフンの差し入れが届きます。店の入り口側、カウンター席やテーブル席の常連さんたちのみならず、こうやって奥の小上がりにいる私たちにまで気を使ってくれるんですよね。どうもありがとうございます。

それとは別につまみも追加します。寄り道さんは山芋ねぎチーズ(294円)、にっきーさんは豚ロース味噌焼き(231円)、私は竹の子の味噌漬け(168円)をいただきます。

山芋ねぎチーズは薄くスライスした山芋を層状に重ねて敷きつめた上にスライスした白ネギを重ねて、その上にチーズをのせてオーブンで焼いたもの。トロトロのチーズとともにいただくほっこりとした山芋がうまいのです。

豚ロース味噌焼きはこの値段(231円)ながら、豚ロースのステーキ(ポークソテー)。焼き上げてから食べやすいように幅1センチくらいにカットして出されます。

ここでまりっぺさんと、そのお友だちHさんの登場です。おふたりはまず生ビールでスタートした後、キムチ玉子焼き(336円)などを注文して冷酒(336円)に移ります。さすがは日本酒好きのまりっぺさんたち。日本酒がスイスイと入っていきます。強~い!(笑)

キムチ玉子焼きも、この店のほかの玉子焼き系メニュー(玉子タクワン焼、ニラ玉、トマト玉子焼、ゴーヤチャンプル)と同じくボリュームたっぷり。まさにお皿からあふれんばかりに盛られています。

女性2名の合流で話も弾み、気がつけばもう8時。おぉ。軽く「よじかわ」のつもりが4時間も飲んじゃいましたか。どうもごちそうさま。今日はひとり2,100円でした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年3月20日(日)の記録》

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阿佐ヶ谷探訪 … バー「アルフォンソ(Alfonso)」(阿佐ヶ谷)

せっかくまりっぺさんたちが阿佐ヶ谷まで遠征してきてくれているので、阿佐ヶ谷駅近くで2軒目のお店を選びます。まずは先日「寄り道Blog」で紹介された「葉山房(はざんぼう)」をのぞきますが、残念ながら今日は休み。この並びのドイツパブ「G.G.C」もいい店なんですが、こちらも休み。なにしろ日曜日ですからねぇ。

「そうだ。アルフォンソは年中無休ですよね」と、阿佐ヶ谷駅北口のバー「アルフォンソ」に向かいます。あぁ、よかった。ちゃんと開いてるし、席も空いてました。ずらりと5人でカウンターに並びます。

それぞれ思い思いにバーボンソーダやカクテルなどをいただきます。私は「シーバスリーガル(Chivas Regal)」(700円)をいただこうかな。水割りなんだけど氷無しで、1対2くらいの濃さでお願いします。「それじゃ、常温のお水でお作りしましょうね」とニッコリと微笑むマスター。慣れた手つきで美しくボトルを扱います。バーの中での動作はカウンターのお客さんから注目の的ですもんね。

「はい。お待たせしました」。シーバスリーガルはスコットランドのスペイサイド(スペイ川の流域)で造られたブレンデッド・ウイスキー。この地方に現存する最古の蒸留所である「ストラスアイラ蒸溜所」のモルト原酒「ストラスアイラ(STRATHISLA)」を核にして、その他に「ロングモーン(LONGMORN)」「グレングラント(GLEN GRANT)」「グレンリベット(THE GLENLIVET)」「グレンキース(GLEN KEITH)」という合計5種類のモルトウイスキーをキーモルトとしてブレンドされたお酒なのだそうです。

非常に失礼な言い方かもしれませんが、「シーバスリーガル」はスコッチウイスキーの中ではもっともジャパニーズウイスキーに似た雰囲気を感じるお酒なのです。つまり味わいも香りもまろやかで、スコッチウイスキーにありがちなガッツンととんがった感じが少ない。これなら日本酒フリークのまりっぺさんも飲めるかもね。ちょっと飲んでみる?

「あ。ほんとだ。これなら飲めるかも…」とまりっぺさん。

1対2くらいの濃さで割ってるので、アルコール度数も日本酒と同じくらい(15度くらい)になってますしね。

ここでも2時間強たっぷりとくつろいで5人で7,900円。どうもごちそうさまでした。

店を出て阿佐ヶ谷駅北口の飲み屋街を紹介して回ります。「アルフォンソ」の前の道を荻窪方向にまっすぐに進んで突き当たりの手前にあるのがもつ焼きの「四文屋」です。この界隈の各駅に進出中のお店ですね。突き当りを左に行くと焼き鳥の「バードランド阿佐ヶ谷店」があるのですが、今日は飲み屋の多い右側、スターロード方面に向かいましょうね。

すぐ先に見えてるのがおでんの「米久」。ここには「おそまつくん」という名前の三角・丸・四角の具が串に刺さったおでんがあって、これを一度注文してみたいと思っているのですが、なかなか「おそまつくんをください」と注文する勇気が出ないのでした。

「海舟」は北口で人気の居酒屋というより和食屋という感じのお店。いつもお客さんでにぎわっています。さらにスターロードにそって荻窪方面に進むと昔から焼酎専門の酒場「かわ清」や中華の「のっぺ」。突き当りを右に曲がった左手角が酒処「彦次郎」です。この先を左に進むと看板のない銘酒居酒屋「可わら」なのですが、今日は右折して阿佐ヶ谷駅方面に戻ります。2本目の路地を右折した右が「善知鳥(うとう)」ですね。今日はお休みですが、店の前には「善知鳥」が紹介されているdancyuの記事のコピーが張り出されています。その記事を見ながら「今度来てみたいなぁ」とまりっぺさん。ここも太田和彦さんが言うところの「深化した居酒屋」の1軒ですよね。

スターロードを阿佐ヶ谷駅に戻り、電車に乗るまりっぺさんとHさんを見送ります。午後11時までたっぷりと楽しんだ日曜日でした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年3月20日(日)の記録》

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鮎ごはんで一献 … 居酒屋「竹よし(たけよし)」(都立家政)

金曜日です。仕事が終わって「竹よし」に到着したのは午後10時40分。遅い時間になっちゃいましたねぇ。「こんばんは」と店内に入ると、カウンターの奥には常連のふじもとさん。金曜日は必ずいらっしゃいますねぇ。私もカウンター中央付近に腰かけ、まずはビール(スーパードライ、中ビン、500円)からスタートです。

今日のお通しは小鉢にアジ酢。見た目もきれいに木の葉型に盛り付けられています。

さて、今日はなにがあるかな。まずは正面のホワイトボードをチェックします。刺身は本マグロ脳の身(900円)、豊後水道の寒サバ(600円)、飛び魚(500円)、タイ(600円)、カンパチ(600円)ですか。刺身以外のホワイトボードメニューはアサリ酒蒸し(500円)、カキふわふわ焼き(550円)、平貝(700円)は刺身か照り焼きで。さらにはタラ白子(550円)、アンキモ(550円)、穴子押し寿司(850円)も載っています。ホワイトボードの下には熊本直送の馬刺し(800円)と生クジラ刺し(800円)の短冊も出ています。う~む。これは迷う。寒サバにも惹かれるし、飛び魚もうまそうだし、カンパチもいいよなぁ。え~い。迷ったときの刺身盛り合せ(1,000円)だ。お願いしますね、マスター。

せっかくですから他のメニューもご紹介しておきましょうか。ホワイトボード以外のメニューは紙に墨で書き出されているのですが、こちらもホワイトボードほどではないものの、けっこうこまめに書き換えられています。

まず天ぷらですが、天ぷら盛り合せ(1,000円)を筆頭に野菜天盛り合せ(700円)、芝エビのかき揚げ(700円)と並びます。山菜の天ぷらは1個200円でタラの芽、ふきのとう、こごみ、うるい、白まいたけがそろっています。

焼き魚は「新物」と書き添えられた鮎(500円)にはじまり笹カレイ(600円)、エボダイ(600円)、サンマ天日干し(500円)、沼津産アジ開き(500円)、ブリカマ(600円)と続きます。甘鯛(700円)は酒蒸しか姿焼きが選べます。鯛カブトの酒蒸し(600円)やギンダラのあら煮(650円)もいいですね。

そしておつまみ的なメニューとしてマグロ山かけ(600円)、自家製のイカ塩辛(350円)、味付けイカワタ(400円)、ウド酢味噌(400円)、山芋千切り(350円)、焼き空豆(400円)、茶碗蒸し(600円)、アスパラ焼き(500円)、冷奴(350円)、炒りギンナン(400円)がラインナップ。他にも1貫ずつ注文できるにぎり寿司(1貫100円~)や、ごはんセット(400円)もあって、土日には食事にいらっしゃるお客さんも多いのです。

さぁ、出てきました。刺し盛りです。じゃ、菊正宗(400円)を燗でお願いします。

刺し盛りはタイ、カンパチ、マグロ脳天、飛び魚、そして生クジラの5点盛りです。紅白混ざり合って見た目も華やかですねぇ。

「鮎も出はじめたんですねぇ」なんて話をしていると、「そうだ。鮎ごはんを作ってみようか」とママさん。以前の夕食会のときにもカキご飯を炊くときに登場した炊飯専用土鍋が出てきます。普通の土鍋よりも丸っこくて、中蓋があるのが特徴でしょうか。この土鍋で炊くと、おこげが美味しいのだそうです。

鮎ごはんプシューと湯気が出てきて鮎ごはんのできあがり。どんと鍋のままカウンター上に置かれた鮎ごはん。その鮎の骨を取って身をほぐした後、ふじもとさんが全体を混ぜ合わせます。いい香りですねぇ。

これはこの鮎ごはんだけでもつまみになりそう。お酒のおかわり(400円)をお願いします。今日はお猪口も最初から「鮎」と書かれたのを選んでるんですよねぇ。

鮎で一献「はいどうぞ」と出してくれた鮎ごはんをちょっと食べてはお酒をチビリ。これはいいなぁ。「鮎ごはんって生まれてはじめて食べましたけど、おいしいですねぇ」と言う私に、「私だってはじめて作ったよ」と笑うママさん。マスターやママさんといっしょにいただきました。

楽しく過ごすうちに気がつけばもう12時40分。どうもごちそうさま。今日のお勘定は2,500円。都立家政駅で電車に乗るふじもとさんと別れ、トコトコと家路についたのでした。

おいしかったなぁ、鮎ごはん。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年3月25日(金)の記録》

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お寿司で昼酒 … 寿司「久兵衛(きゅうべえ)」(虎ノ門)

故郷(いなか)の友人が上京してきて、今回はホテルオークラの中にある寿司屋「久兵衛」で昼食です。店に入ったのは12時半。日曜日の昼どきですが今日は比較的すいている。

まずはビール(エビス、小瓶)をもらって乾杯です。「お通しは白魚とヤリイカがありますが」と説明してくれるおにいさんに「両方ください」と両方を所望。白魚はさっとゆでて冷やしたものをワサビ醤油でいただきます。サックリとした感じの肉感がいいですね。ヤリイカは煮て輪切ったものにツメを塗って出てきます。先日、ワサビ醤油でいただいたヤリイカもうまかったですが、こうやって甘いツメダレで食べるのもいいもんですねぇ。

「つまみをおまかせでお願いします」という注文でまず出てきたのはヒラメの刺身が4切れ。ポン酢醤油でいただきます。続いては真鯛の刺身が今度は2切れ。1切れのボリュームが大きいですからね。こちらはワサビ醤油で。こりゃ日本酒ですな。燗でお願いします。

「はい、どうぞ」と出てきた小鉢はヒラメの縁側を炙ったものです。ほんわかあったかい状態でいただく縁側のうまいこと!

グイッとお酒を飲んだところで煮アワビが3切れ。塩の小皿と、ツメ+ワサビの小皿が出されます。まずは塩でひと切れ。生のアワビのコリコリ感も捨てがたいですが、煮アワビのこのやわらかさが実にいいですよね。ツメ+ワサビもうまいなぁ。

さっきのヒラメのときのポン酢醤油もそうですが、普通の醤油じゃないもので食べたほうがいい場合には、その場でたとえばポン酢醤油の入った小皿や、塩の小皿などを出してくれます。食べ終わるとすっと片づけられる。このあたりが高級店って感じなのかなぁ。

「アワビもおいしいけど、平貝の磯部巻きもおいしいよね。」「そうそう。それをお願いします」と平貝も注文。これは平貝の貝柱を輪切る方向に厚さ5ミリくらいにスライスし、それを照り焼きにします。焼きあがった熱々の平貝をパリッとした海苔ではさんでできあがり。アッチッチと受け取る指の位置をこまめに移動させながらいただくのです。

つまみのほうはお新香(タクワンにゴマをのっけたもの)が出て、さらには竹の子も出てきます。竹の子は棒状にスライスしたものをワサビ醤油で。春らしいつまみですね。

それじゃにぎりにいきますか。お酒もまだまだ飲みますよ。おかわりをもってきてくださいね。

最初はイカから。なにしろ友人がイカが好きなもんで、最初はイカからにぎってもらうことが多いのです。「1貫ずつにしますか。それとも2貫ずつ?」とおにいさんがたずねてくれます。「2貫ずつでお願いします」。昔は有無を言わせず2貫ずつみたいなお店が多かったのですが、最近はこうやって聞いてくれるところも増えてきたようですね。にぎりに入ると、にぎり用の醤油皿が出されるのですが、ここのにぎりは出る前にハケで醤油をちょいとつけてくれる。したがってほとんどの場合はそのまま食べるだけで十分に味がついてるんですね。

「同じイカのゲソもありますが」とおにいさん。じゃそれはつまみでくださいな。ゲソのつまみを待つ間に、次にたのんだにぎりはシマアジです。う~む。さすがにきれいな身ですねぇ。ゲソも出てきました。軽く炙って小鉢に盛ったんですね。イカは本当に酒が進むなぁ。

続いてはサヨリとコハダをにぎってもらいます。サヨリは1尾をさばいてU字型に酢飯の上において握ります。コハダも開いた1尾の半身ずつがそれぞれ1貫になります。これくらいの大きさのものが食べやすい硬さなんですね。

合いの手に出されたお新香は、今度はカブです。このお新香で口の中をさっぱりとさせて、次はウニを注文。ウニは北方領土産のものだそうで、日本のウニのように四角箱の上に並んでいるのではなく、丸い容器に海水とともに入れられているようです。軍艦に巻いた上にたっぷりのウニ。口の中でウニがとろりと広がります。

そしてヅケ。前回はヅケが置いてなくて「ちょっと漬け込むのに時間がかかります」なんて言われたのですが、今日はありました。さらにはにぎりでも蒸しアワビ。1貫は塩で、1貫はツメを塗ってもらいます。トロは炙りで。にぎりの締めはいつものように穴子です。これまた1貫は塩で、1貫はツメで。炙った穴子のとろけるやわらかさが大好きです。カッパ巻きと梅キューを巻いてもらってさっぱりといただいてお酒も終了。

薄くスライスした大根にシソと梅肉をはさんだものが口直しに登場。シジミの味噌汁と、熱いお茶をいただいでたっぷりと2時間の昼酒タイムは終了です。どうもごちそうさまでした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年3月27日(日)の記録》

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昼下がりのスコッチ … バー「ハイランダー(Highlander)」(虎ノ門)

久兵衛」を出て、これまたいつものごとく同じホテル内のスコティッシュバー「ハイランダー」に向かいます。今日はフランスのシラク大統領がこのホテルに滞在されているようで、館内はフランスの国旗なんかも出ています。ちょうど大統領が帰って来るころなのか本館の入口あたりがちょっとものものしい。でも「ハイランダー」は別館にあるので大丈夫そうですね。

日曜昼下がりの「ハイランダー」はガラガラ。この時間は本当にゆったりとくつろげるんですよね。

何本か入れているキープボトルの中から、今日は「リンクウッド(LINKWOOD)」でスタートです。つまみはいつものように柿の種と枝付き干しブドウ。

「いらっしゃいませ」とグラスや氷をもってきてくれたいつもいる店のおにいさん。「大統領と一緒にヘネシーのトップもいらっしゃってるんで、店の正面にヘネシーを飾ってるんですよ」と説明してくれます。なるほど。いつもウイスキーなんかをかざっていところがヘネシーだらけなのはそのせいなんですね。

続いては「グレンリベット(THE GLENLIVET)」の30年もの。

そこへ外国人とふたりで入ってきたお客さんはどっかで見た顔ですねぇ。あ。雅子さまのおとうさん(小和田さん)だ。サンドイッチを注文してそれをつまみながら英語で真剣な打ち合わせ。シラク大統領も滞在されているし、ホテルの向かい側はアメリカ大使館だしで、なにかとこういう打ち合わせは多いんでしょうね。横で昼間っから飲んだくれてて申しわけないですね。(苦笑)

真剣に打ち合わせを続けるかたわらで、われわれは3杯目となるウイスキーを今度は2本ある「マッカラン(THE MACALLAN)」のうちのラベルが絵画シリーズのほうの1本をいただきます。マッカランはシェリー樽で熟成させるのでもともとシェリーっぽい香りがするのですが、このマッカランは特にシェリー香が強くて華やかに感じます。

さらには残る1本の「マッカラン・ミレニアム」もいただきます。これは年数でいうと20年ものなのですが、さっきのシェリー香の強いマッカランを飲んだあとだと、普通のウイスキーに近く感じるのが不思議です。逆の順番で飲んだほうがよかったかも…。

最後は例によって「ブルショット(Bull Shot)」で締めて終了です。どうもごちそうさま。店を出るとちょうど夕方4時。だれか「よじかわ」してるかなぁ。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年3月27日(日)の記録》

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イカに燗酒 … 立ち飲み「やき屋」(荻窪)

明日の都内での仕事に備えて今日は自宅です。荻窪駅に到着したのは午後9時半。久しぶりに「やき屋」に寄って帰ろうと思ってるのです。

「こんばんは。」「あら。いらっしゃいませ。お久しぶりですねぇ。どうしてたの?」と女将さん。えっ? そんなに来てなかったかなぁ。そうか。前に来たのが1月頭ですから3ヶ月近くごぶさたしてしまってたのか…。そういえば今年に入ってから都内での仕事ががっくりと減ってますからねぇ。金曜の夜から土日しかこちらにいない。なかなか「やき屋」に寄れる機会もなかったのでした。

この時間の「やき屋」は右手のメインカウンターに4~5人。左手のサブカウンターおよび奥のテーブルはだれもいない状態。こんなにお客さんが少ない「やき屋」も珍しいですねぇ。女将さんに燗酒(北の誉、230円)を注文しておいて、メインカウンターをずいずいと奥に進むと、なんとまん中あたりで飲んでるのは巨匠さんではありませんか。「あ。こんばんは」。巨匠さんとは先日「川名」でお会いしたのですが、それでも1ヶ月以上たってるのでこちらもお久しぶりです。巨匠さんは2杯目らしきホッピーを飲んでいます。目の前の長方形のお皿には串が1本のっているところをみるとイカしょうが棒(150円)を食べてたのかな。

目の前にいるゲンさん(店長)にミミ刺身(150円)を注文します。巨匠さんはホッピーをセット(300円)でもらってイカ大根(150円)を注文です。

今日も最高気温が13度と、まもなく4月だというのに寒い1日だったのです。ここに来るまでの間、ホッピー+イカ大根にするか、燗酒+刺身にするかずいぶん迷ったのですが、平日ということもあって燗酒にしたのでした。(3杯ずつくらい飲んだ場合、ホッピーよりも日本酒のほうが酔い加減が少ないのです。)

それにしても、イカの刺身と日本酒とはよく合いますなぁ。このセットが380円(150円+230円)で楽しめるというのはこの店以外にはないかもね。しかもこのミミ刺しの場合、イカのエンペラを2枚使ってますから量もたっぷりなのです。もちろん普通のイカ刺し(150円)やゲソわさ(150円)も同じくらいボリュームたっぷり。安いけど味も量もいいのがこの店の大きな特長です。だからお客さんが集まるんですよね。

私が入った時間は、ちょうどお客さんの出入りの谷間的な時間帯だったようで、私のあとからも続々とお客さんが入ってきて、すでにメインカウンターは満席。さっき入ってきたお客さんはサブカウンターに立ってます。

お酒(230円)をおかわりしてウナギの肝焼き(150円)を1本注文します。巨匠さんによるとウナギ肝焼きがとても好きなお客さんもいて、3本くらい注文して食べてたりするんだそうです。ウナギ肝焼きはあらかじめできあがったものが大皿に盛られていて、注文を受けてそれを焼き台で温めなおしてくれます。この肝焼きがとてもおいしくて、あっという間に1本食べきってしまいました。う~む。これは一気に3本くらいたのむ人の気持ちもわかる気がしますね。

それじゃ次はイカ塩辛(150円)をお願いします。

巨匠さんは、この店の最高価格のつまみ、シメサバを注文。150円均一のつまみの中にあって、このシメサバだけが200円なのです。

私の左どなりのお客さんも、私と同じく塩辛を注文。このお客さんはもの静かに飲んでるけど常連さんらしく、塩辛の注文を受けたゲンさんが「ネギを入れるの?」と、まるでいつものことであるかのように確認。お客さんもコクンとうなずきます。

ゲンさんは塩辛をいったんまな板の上に出して細かめに刻んだ後、小鉢に入れなおし、その上に刻みネギを入れます。このお客さんはこの食べ方が好みで、いつもこうやって食べているようなのです。

私のは普通の塩辛なので、冷蔵庫の中の塩辛保存用のビンから直接小鉢に盛り込んだだけなのですが、なにしろ小鉢にいっぱいの塩辛ですからねぇ。これだけでお酒の2本や3本いけてしまうくらいの量なのです。そんなわけで、私も3本目となるお酒のおかわり(230円)をお願いします。

「阿佐ヶ谷にもまだご紹介したいお店が4軒ばかりありますから、今度ぜひ」と巨匠さん。わ。それは楽しみですねぇ。ぜひお願いします。中野、高円寺、阿佐ヶ谷の駅近くの飲み屋街は、軒数が多すぎてどこがいいのか非常にわかりにくいのです。それをいえば、この荻窪だって北口の西荻窪よりの側や、南口のほうには飲み屋が多すぎて逆によくわからないですからねぇ。

3本目のお酒も飲み終えて塩辛も完食。それじゃ巨匠さんお先に。阿佐ヶ谷ツアー楽しみにしてます。

「どうもありがとうございました。1,197円です」と女将さん。お酒3本につまみを3品でこの値段ですからねぇ。ものすごいコストパフォーマンスです。どうもごちそうさまでした。

店を出たのは午後10時45分。ねらったわけではないのですが、この時刻に出るとちょうど我が家方面に向かう最終バスの時刻にぴったりでした。ラッキー。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年3月29日(火)の記録》

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湯豆腐・ハム・ピー … 立ち飲み「富士屋本店(ふじやほんてん)」(渋谷)

久しぶりの渋谷。このところ「寄り道Blog」や「帰り道は、匍匐ぜんしん!」などのサイトでよく取り上げられていることもあって、ここにも行ってみたい、あそこにも行ってみたいというお店が多いエリアです。しかしながら実際に渋谷の地にやってきてみると、かねてからのお気に入り、立ち飲みの「富士屋本店」につい足が向いてしまうのでした。

なんでもないようなビルの入口から地下へと続く階段をトントントンと降りると、左手にド~ンと広がる大きな立ち飲みワールド。殺風景な階段まわりとは打って変わったにぎやかな光景に、いつものことながら驚かされます。

現在、時刻は5時半過ぎ。まだまだ早めの時間帯なので店内もゆったりです。

ロの字型に店内フロアをぐるりと取り囲む立ち飲みカウンターの右側手前、ちょうどテレビが見やすいあたりに陣取って、小瓶のビール(サッポロ黒ラベル、280円)と湯豆腐(200円)からスタートです。

この店も立ち飲みではよく見かけるキャッシュ・オン・デリバリー(品物が出たとき払い)のスタイルをとっています。今日も2千円以内を目安に飲もうかな。財布から千円札を2枚取り出して目の前に置きます。「湯豆腐、お待たせしました。ビールと両方で480円いただきます」と若い店員さんが千円札を1枚取り、おつりの520円をカウンター上に置いてくれます。その都度支払ってもいいのですが、こうやってあらかじめカウンター上にお金を置いておくと、店員さんの側で必要額を持っていってくれるのでした。

クゥ~ッと1杯目のビールをひと息に飲み干して、ここの人気の品のひとつ湯豆腐に箸をのばします。湯豆腐は薄味の出汁(だし)で煮込まれたタイプで、お椀で登場します。この味のバランスがいいんですよねぇ。

小瓶のビールはコップに3杯程度の量。すぐに飲みきって日本酒に移ります。ここの日本酒は特に指定しなければ埼玉の「寒梅(かんばい)」(280円)が出てきます。燗でも冷でもOKですが、ここはやっぱり燗酒でいただきましょうか。肴が湯豆腐ですもんね。そのほかの日本酒として、「一の蔵(いちのくら)」(400円)などもあります。

湯豆腐も残り少なくなってきましたので次のつまみをたのんでおきますか。次にたのむものは実は決まっているのです。以前「寄り道Blog」で読んで、気になって気になって仕方がなかった品。それは「ハムキャ別」(メニューの記載どおり、300円)です。“キャ別”というのは、もちろん“キャベツ”のことですね。「はい。ハムひとつぅ~っ!」。注文を受けてくれたおにいさんがカウンター内の厨房に注文を通します。

厨房のところでは、おねえさんが楕円形の大きなお皿を用意し、まずはたっぷりと千切りのキャベツを盛っていきます。その上に斜め格子状にマヨネーズをかける。そこへ大きな袋にいっぱい入っているハムを、これまたたっぷりと乗せていって完成。「お待たせしました。300円いただきま~す」と目の前に出てきます。それじゃお酒(280円)もおかわりね。

最初はハムをちびちびといってたんだけどなかなか減らない。途中からはハムで千切りキャベツを巻いて、大きな口をあけてモシャモシャ、モシャモシャ食べながらお酒をチビリチビリ。今が実にそうですが、お腹がすいてるときにはちょうどいいつまみですねぇ。

あ。しまった。一所懸命ハムキャベツを食べてたら、お酒を飲むのが後回しになってた。1合入りのガラス瓶にまだ3分の1くらい残っています。お酒だけ飲むというのもなんだから、ちょっとしたつまみをたのみますか。150円ものくらいの手軽なところで、なにかないかなぁ。お。ピーナッツが150円か。じゃ、最後は軽くこれで締めましょうか。

「は~い。ピーナッツね」と返事した女将さん。まずはシチューなんかが入るような深い丸皿がデンと出されます。しかるのちに取り出したのは、市販の袋入りのバターピーナッツ。しかもこれはかなり大きめの袋ですよ! ピィ~ッとその袋を破り、目の前の丸皿にジャラジャラジャラ…っと、な~んとぜ~んぶ入れちゃったのでした。「はい。150円いただきます」。目の前に置いた小銭の中から150円を取っていく女将さん。うそでしょう。袋入りバターピー全部で150円ってコンビニで買うのとおんなじか、下手するとそれよりも安いかも…。

お酒をチビッと飲んでは、ポリポリ、ポリポリとピーナッツをかじるものの、食べても食べてもなくならない。あぁ~あ。お酒がなくなっちゃった。ん~と。すみません。黒ビール(300円)ください。

「は~い」と出てきたのは、なんとエビス黒生! やったぁ。このビール大好き。出始めのころ、横浜の寮の冷蔵庫にいっぱいになるくらいエビス黒生を買い込んで夜な夜な飲んでいたものでした。懐かしいなぁ。あぁ、うまいっ。ピーナッツを食べるのを忘れて飲んじゃいそう。いかんいかん。ピーナッツもね。ポリポリ、ゴクゴク。

最後にちょうどよく飲み物も食べ物も終わらせるというのがなかなかむずかしいんですねぇ。無意識に飲み食いしてると、たいていどっちかが余っちゃう。今日みたいに(自分では)すごく計画的に飲んでても、もくろみが狂ってフィニッシュが決まらなかったりするんですよねぇ。こんなにたっぷりのピーナッツが150円とは思わないもの。鼻血が出ちゃうかも…。

よーし。最後のピーナッツをいただいて、これまた最後となるコップ3分の1くらいのビールをグイッと飲み干して終了!! いやぁ~っ、長い道のりでした。(笑)

今日はつまみを3品もらったんだけど、湯豆腐(200円)、ハム(300円)、そして最後のピーナッツ(150円)で、合わせて650円ですからねぇ。下手な居酒屋の1品分以下の値段ですもん。

「どうもごちそうさま」。1時間半、1,790円の立ち飲みタイム。カウンター上の釣銭をポケットにいれ、カウンター下の荷物棚のカバンを取り出してカウンターを離れます。「ありがとうございました!」という元気な声に送られながら気分よく階段を上がると外はとってもにぎやか。あぁ、そうだった。渋谷で飲んでたんでしたねぇ。そんなことをまるで忘れてしまうような地下空間なのでした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月1日(金)の記録》

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コリコリと牛ミノ串 … もつ焼き「春(はる)」(中野)

立ち飲みの「富士屋本店」を出て、渋谷駅前からバスに揺られて中野駅前に到着したのは午後8時前。飲んだ後に路線バスに乗って心地よくウツラウツラしつつ帰ってくるのがまた幸せ気分なんですよね。でも、いつもの阿佐ケ谷行きのバスではなくて、今日は中野行き。金曜日だし、まだ早い時間帯ですからね。もう1軒寄って帰ろうと思ってこちらのバスに乗ったのでした。(ちなみに、阿佐ケ谷行きと中野行きのバス乗り場は渋谷駅ではとなり同士。その場で気が向いたほうに乗れるんですよ!)

今日は久しぶりにもつ焼きの「春」に行ってみようと思ってるんです。「春」では、注文を受けてから内臓をさばいて串に刺し焼き上げるという、とっても鮮度の高いもつ焼きが楽しめます。しかし、そうやって一品一品その場で作るためにお客さんが多いときには注文した品物が出てくるまで時間がかかってしまうこともあるのです。

しかし今日は大丈夫。いくらでも待てます。なにしろ「富士屋本店」のハムとピーナッツでけっこう満腹になっちゃってますからねぇ。(^^;

あらっ!? まだ店が開いてない。そうかまだ8時前だからか。のれんをちょいと分けて中をのぞくと、店主(マスター)と手伝いのおじさんとが開店準備中。「もうすぐ開けますから、そのあたりで待っておいてください」と店主。すみませんねぇ。じゃ、お言葉に甘えて。

よっこらしょとカウンターの一番入り口側の席に腰をおろし、開店準備をすすめる店主とおしゃべりしながら、準備が終わるのを待ちます。

しばらくすると「開いてますか?」と男性3人連れが店をのぞきます。「はい。いいですよ。どうぞ」と店主。ぞろぞろっと3人がカウンターの奥へ。「どうぞ奥へ入ってください」という声にしたがって、私もその3人の次の席、ちょうどカウンターの真ん中に陣取ります。

「飲み物は?」「ホッピー(380円)お願いします。」「普通の?」「はい、普通の」。ここには普通のホッピーと黒ホッピーがあるのでした。小さいグラスにたっぷり注がれた焼酎と、それとは別に氷入りのサワーグラスと瓶入りホッピーが用意されます。

今日のお通し(200円かな?)はなんとセンマイ刺しです。前までは豚の耳刺しが出てたのですが、センマイ刺しもいいですねぇ。耳刺しと同じく酢味噌でいただきます。

センマイ刺しをつまみながらホッピーを飲むうちに中のしたくもそろそろ整ってきた様子。奥のおにいさんたちが「注文いいですか?」と焼き物を何本かたのみはじめます。その注文を受け終わった店主、こちらを向いて「こちらはなんにしましょう?」とたずねてくれます。金曜日ですからね。もちろん豚レバ刺しをお願いします。(この豚レバ刺し、メニューにはないのです。たぶんガツ刺しと同じく380円だと思います。)

「はい。レバ刺しね」と返事した店主。奥の冷蔵庫からヨッと取り出したのは大きなレバーのかたまり。というか、レバーそのもの、まるごと全部じゃないか!? ひやぁ~っ。すっごぉ~い! この丸々レバーからおにいさんたちが注文したもつ焼きのレバや、私がたのんだレバ刺しなどを切り出していくわけですね。この下ごしらえを見てるのもまたおもしろい。プリプリのいいレバーだということがよくわかります。

さぁ。レバ刺しが出てきましたよ。最近は塩とコマ油でいただくのが好み。レバーの甘みがよりよくわかるように思うのです。どうよ。このしっかりと立ったエッジ。新鮮さの証(あかし)ですねぇ。さっそくひと切れ。…。っうっまぁぁ~~いっ! 思わず笑ってしまうくらいうまいですねぇ。ホッピーも進みます。ナカ(200円かな?)のおかわりもお願いしましょう。

ここでにっきーさんからメールが入ります。実は明日、にっきーさんがミニオフを企画してくれていて、それに関するものです。そのメールへの返事として「今、春にいます」と書いたところ、すぐに「牛ミノ最高です! 一番儲からないらしいです。でも、できるのに1時間くらいかかるかも(笑)」という返信が返ってきました。なんと! 牛ミノは食べたことがなかったなぁ。

先ほどふたりほど新しいお客さんも入ってこられたのですが、焼き台もそれほどこんでないので、たのんじゃおうかな。「すみません。牛ミノ串(150円)と牛ハラミ串(200円)を1本ずつお願いします」。「はい」と返事した店主はすぐに支度にとりかかります。「塩ですか? タレですか?」という確認が入ることが多いのですが、この2品に対してはそういう声はありません。ということはあらかじめ味付けが決まってるのかな。楽しみ楽しみ。

待つことしばし。できあがってきた牛ミノ串は醤油味でコリコリと実にいい食感。そして牛ハラミ串は恵比寿の「縄のれん」を彷彿とさせる塩コショー味。そうかぁ。牛(ぎゅう)もうまかったんですね、ここは。

焼き台は引き続きゆったり気味なので、もうちょっと焼き物をいただきましょうか。豚テッポウ串(100円)と豚ナンコツ串(100円)をお願いします。「テッポウは塩ですか?」と店主。「はい、塩でお願いします」。

奥でクツクツと煮込んでるのがもしかすると「春」の幻の名品のひとつ、もつ煮込みなのかな。なぜ幻かというと、この煮込みは「食べられるとラッキー」というくらいあることが少ないメニュー。しかも食べたことがある人には「値段がもっと高くてもいいからたっぷりと食べたい」と言わしめるほどの品なのです。クツクツと煮込んでは汁を全部捨てて、また水と生姜を入れて煮込んでは汁を全部捨ててと、なかなか手間ひまがかかっているようです。残念ながら早い時間帯は食べられそうにないなぁ。でも、遅い時間帯だと売り切れてたりするんですよね。絶妙なバランスが必要です。いつの日か、ぜったいこの煮込みも食べたいですねぇ。

どうもごちそうさま。今日は2時間弱楽しんで、1,710円でした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月1日(金)の記録》


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ここっとさんとミニオフ … 焼鳥割烹「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

にっきーさん主催のミニオフ(?)で、土曜日7時の「川名」です。うわぁ。この時間でも「川名」は多いですねぇ。7時に現地集合だったのですが、にっきーさんもちょうど今到着されたところらしく、入口を入ったところでばったり。「あ。こんばんは」。「それがですねぇ。さっき「川名」に予約したつもりだったんですが、どうも違う「川名」だったみたいなんですよ」とにっきーさん。「とりあえずA卓(テーブル席一番手前)に座れたんですけど、8時半からは予約が入ってるそうです」。1時間半あれば十分