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洋食つまみにウーロンハイ … 洋食「ホシ」(横浜・石川町)

第2回目を実施以降、年度がわりのゴタゴタでしばらく実施できていなかった「伊東さんと行く横浜酒場紀行」。どうしても連休前にもう1回は実施しておきたいと伊東さんに急きょお願いして、第3回目の運びとなりました。第1回目の横浜駅周辺、第2回目の西横浜に続いて、第3回目の今回は元町(もとまち)。まさに文明開化の街です。

横浜はわざとそうしたのか、それともそうせざるを得ないような事情があったのか定かではありませんが、有名な地名がJR線の駅名になっていないことが多いのです。元町しかり、本牧しかり、伊勢佐木町しかり、そして野毛もそうですね。ここ元町地区のJRの最寄り駅は石川町です。この駅は北口に出ると中華街に、南口に出ると元町につながっていくのです。そんな石川町駅南口改札で伊東さんと待ち合わせて向かったのは石川町駅から元町のほうに抜ける小路沿いにある「洋食ホシ」です。

「こんばんは」と店に入る伊東さん。店内は左に5人座れるカウンター、右に4人掛けのテーブルが2卓。満席でも13人というこぢんまりとした空間です。午後7時の店内はカウンターの一番奥に男性客がひとりだけ。われわれは奥側のテーブル席に陣取ります。

最初はビールにしましょうかということになり「ホシさん。まずはビールをください」と注文する伊東さん。そうか。店主がホシさん(たぶん“星さん”かな)だから「洋食ホシ」というんですね。店はホシさんおひとりで切り盛りされているようです。ビールはキリンラガーの中ビンで550円。

そのビールとともにもってきてくれたメニューにはハンバーグステーキ(900円)やクリームコロッケ(850円)、海老フライ(1,000円)、ポークカツ(1,000円)、ポークチャップ(1,100円)などの一品料理や、オムライス(800円)、カレーライス(750円)、スパゲッティー(750円)、ピラフ(750円)などの食事メニューなどが650円からはじまって、一番高くても1,100円くらいで30種類程度並んでいます。

壁には「おつまみメニュー」と書かれたホワイトボードもあり、こちらには400円の冷やっこからはじまって、生ソーセージ(650円)、洋風焼鳥(650円)、牛肉の串焼き(850円)などなど10数種類のメニューが書き出されています。

それらの中から「ほうれん草煮びたし」(650円)と「バーベキューチキン」(850円)の2品を選択します。

洋食屋さんで飲むというと池波正太郎氏を思い出します。その著書(「食卓の情景」「散歩のとき何か食べたくなって」など)の中にもポークカツでビールを飲んだりするシーンがよく出てきます。フランス料理やイタリア料理ではなくて、日本の洋食屋だからビールがぴったりとあったりするんですよね。

「ほうれん草煮びたし」も、まさにその日本の洋食屋ならではの料理。スープの具がたっぷりのほうれん草なのです。うまいなぁ。たしかにこれは洋食だなぁ。

横浜は明治維新の開国以来、いち早く西洋文化を取り入れてきた街だけに、洋食の文化も歴史が古く、洋食屋さんも多いのです。たとえば昭和2(1927)年創業の「勝烈庵(かつれつあん)馬車道総本店」(関内)や、昭和13(1938)年創業で初代のレシピをかたくなに守り続ける「洋食キムラ」(桜木町)、さらには50年間変わらぬ味で値段も安い特製オムライスで有名な「センターグリル」(桜木町)、昔ながらの洋食を気軽に楽しめる「関内スタア食堂」。ここ元町にも老舗「洋食の美松(みまつ)」(←ここ「ホシ」のちょっと石川町駅寄り)があったりと、パッと思いつくだけでもこれくらいの有名店があるのです。中華だけではないんですよ、横浜は!

カウンターには女性客が入ってきて食事をされてます。そして入り口側のテーブル席には若いおばあちゃんと、若いおかあさんとその赤ちゃんの3人連れ。きっと一家3世代で食事に来たんですね。おとうさんはまだ仕事中なのかな。(^^;

「ホシさん。焼酎のボトルを出してください。ウーロン割りで飲みます」と伊東さん。なんと、キープボトルを入れてるほどの常連さんなんですねぇ。「ここは、洋食屋なんですけど、洋風居酒屋という風情で、近所のお店の人たちもよく飲みにくるんですよ」。へぇ。そういえばキープボトル置き場にもずらりとボトルが並んでますもんねぇ。

「バーベキューチキン」も登場。チキンそのものもさることながら、横に添えられたポテトサラダとレタスがまたいいですねぇ。伊東さんによると、このポテトサラダとレタスはどの料理をたのんでも必ずついてくる定番の品なのだそうです。「このポテトサラダだけたっぷりでもいいくらいですよね」と伊東さん。たしかに! まさに洋食屋さんのポテトサラダって感じで、香草類がちょっと入ってたりしておいしい。でも残念ながら「ポテトサラダ」ってメニューはないんですよねぇ。

伊東さんの焼酎のボトル(スーパー樹氷25、640ml、2千円)は半分以上あったのに、飲み切っちゃって、新しいボトルを入れてもらいます。つまみはチーズクラッカー(600円)を追加し、じっくりと1時間30分。お勘定はふたりで5,400円でした。

店情報

《平成17(2005)年4月26日(火)の記録》

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コメント

こんにちはG.Aです。
#居酒屋の話ではありませんが(^^;

> 有名な地名がJR線の駅名になっていないことが多いのです。

横浜は文明開化の頃にその土地に縁のある方の名前が駅名になった処がいくつかあります。

浅野駅(JR)
浅野セメントの創始者「浅野総一郎」
高島町駅(横浜市営地下鉄)
豪商かつ高嶋易断の創始者「高島嘉右衛門」
石川町駅(JR)
ペリー来航時に接待を担当した横浜村の名主「石川徳右衛門」

どうやら「元町」よりも「お代官様」の方を選択されたようですね(笑)

投稿: G.A | 2005.05.13 08:35

コメントありがとうございます。いつも「至高のはらわた」を楽しく拝見させていただいてます。>G.Aさん
「至高のはらわた」で紹介されていた『ある時JR山手駅から大和町通りを歩いていたら、500m位の間にもつ焼き屋さんが数軒あるのに気がついた』というのにすっごく引かれました。「もつ焼かみや」にも近いうちにぜひ出かけてみたいと思っています。

投稿: 浜田信郎 | 2005.05.14 09:34

浜田さんへ
こんばんは。
洋食にポテトサラダ!いいなぁ~。
元町、昔学生時代何度か行きましたが、飲みに行ったことはありません。
興味があります。
今日のjirochoさんの気合の逸品がハンバーグだったので、暫く洋食にはまりそう。
先日洋風バーを渋谷でも発見!
また、ボラーチェという”ホシ”に似ているお店も渋谷にあります。
良かったらお勧めです。
詳しく調べなくては(^m^)ぷぷ

追記:竹よしお食事会、ありがとうございました!

投稿: ここっと | 2005.05.15 21:33

洋食屋のポテトサラダがまたうまいんですよねぇ。>ここっとさん
元町あたりはかなりいろんなお店があることがわかってまた楽しいのです。でも「東国屋」がずっと休店中なので、いわゆる「大衆酒場」風のお店がないのがちょっと残念です。
考えてみればむしろ「東国屋」だけが元町の中でフッと浮いたような存在だったんですねぇ。
PS:こちらこそ「竹よし」もありがとうございました! 「奥様ですか!?」なんて聞かれちゃいましたねぇ。年が倍ほど違うのに…(^o^)

投稿: 浜田信郎 | 2005.05.15 23:16

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