焼きメンチカツ … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)
「秋元屋です。戸が開け放されて気持ちいいです」というメールが寄り道さんから届きます。この週末は「川名」が休業(春休み)。どこに行こうかなぁ、なんて考えていたところだったのです。「すぐに向かいま~す」と返信して自宅を出発。わが家から「秋元屋」までは徒歩約20分かかっちゃうんですよね。電車(西武新宿線)で行くと2駅、ほんの2~3分の距離なのですが、電車を待ってる間のほうが長かったりするので、今日のような気持ちいい天気のときはつい歩いてしまいます。
「こんちはぁ」。午後5時半前の店内は満席に近い状態。寄り道さんがとなりの席を確保してくれてました。「最初はそうでもなかったのに、5時をまわるころからお客さんが増えてきたんですよ」という寄り道さんが飲んでるのは特製ハイボール。つまみにガツ酢をつっついています。
「マスターがジョッキを冷やしてくれてるので、モアナ風のホッピーができますよ」と寄り道さん。お。それはいいですねぇ。じゃ私もホッピーを氷無しでください。「は~い。ホッピーを氷無しね」と答えるヨッちゃん(店を手伝ってる女性)に、「あ、私がやります」と冷蔵庫の中からよ~く冷えたジョッキを取り出しながらカウンターの中に戻る店長(マスター)。カウンターの中のビールやキンミヤ焼酎を冷やしている保冷庫からキンミヤを取り出してジョッキに入れ、ホッピーの瓶とともに出してくれます。
寄り道さんはモアナに行って以来、いろんなお店でモアナ風ホッピーを試されていて、失敗したり、成功したりしながら、徐々にモアナの技を習得しつつあるのです。今日も1杯目のモアナ風ホッピーは寄り道さんにお願いして作ってもらいます。おぉ。泡たっぷりでおいしそうなことよ。じゃ、カンパ~イ。
今日も焼き台は修業中の三浦さん。もつを焼く姿もすでに板についてますよねぇ。でもこのお客さんの多さで焼き台はほぼいっぱい。それじゃ私もガツ酢(180円)からスタートしますか。ここのガツ酢も実に呑んべ好みのするおすすめの一品なんですよ。
そのガツ酢をつっつきながら、ちょうど1杯目のホッピーを飲み終えるころには焼き台も空いてきました。向こうから「焼きハムカツちょうだい!」の声が飛びます。そうそう。ここの焼きハムカツも一度食べてみたかったんですよね。「私も焼きハムカツください」。座っている場所がちょうど焼き台の前なので、ちょっと声をかけるだけで注文が通せるのです。「は~い」と返事して向こうに材料を取りに行った三浦さん、「すみませ~ん。ハムカツが売り切れてました。」「それじゃ、焼きメンチカツ(200円)にしてください。それとホッピー氷無しもおかわりお願いします。セットでね」。
この焼きメンチカツや焼きハムカツ、焼きコロッケ。店主は「買ってきたのを焼いてるだけですよ」と謙遜されてるメニューですが、この第1弾である焼きコロッケが登場したのはちょうど1年前、昨年の5月ごろ。それを寄り道さんが発見してきて、掲示板に『秋元屋さんの新メニューは、「焼きコロッケ」! コロッケを炭火でじっくり焼くんです。コロモが香ばしくなり、中身がほかほか』と紹介してくれたのでした。それ以来、種類も増えて、いまや押しも押されもせぬ「秋元屋」の人気商品の一角を占めています。この焼きメンチカツもさすがにおいしいや。
寄り道さんの向こうに座っているカップルはどうやら「寄り道Blog」の読者さん。「えぇ~っ! いつも読んでますぅ!」なんて会話で盛り上がっています。このお店に来るとときどきこういう出会いがあっておもしろいですよね。自分たちがいいなぁと思えるお店に行って、そのことをブログに書く。それを読んでいいなぁと思ったお客さんが来てくれてお店が繁盛する。そうすると、またそういう雰囲気のお店が増えていく。そんな好循環に入るのではないかと思うのです。今修業されている三浦さんだってそうですよね。修業を終えて新しいお店ができることになれば、きっとまた「秋元屋」に近い雰囲気をもったお店になっていくはずです。期待してますよぉ!(^^)
さらにさらに。店の表にあるテラス席で飲んでる団体さんは、なんとこの地域に急速展開中のもつ焼き「四文屋」の社長さんご一行様。この店には「春」の店主もいらっしゃったりと、同業者の方々がやってくるというのもおもしろいですねぇ。
さぁ。それじゃ次に向かいますか! 今日は1時間半強の滞在。ホッピー2杯にガツ酢とメンチカツで1,160円でした。あれ! 今日はもつ焼きを食べてないなぁ。ま、おととい食べたばかりですもんね。こんな日があってもいいか。どうもごちそうさま!
(同じときの記事が「寄り道Blog」にもありますので、あわせてお楽しみください。)
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ママさん手製のワサビ菜の漬け物を出してくれて、これがまたお酒にぴったり。「これもちょっとやってみますか」と店主が出してくれたのは……。なにこれ!? 「生クジラのユッケです。ちょっと醤油をかけてかき回して食べてみてください」。ほぉ。生クジラでしたか。真っ赤な刺身がとってもきれい。そこに刻んだキュウリとネギ、おろしたショウガが添えられ、卵黄がのった上からゴマがパラリとふられています。よ~し。じゃ、醤油をチョンチョンとかけてグリグリグリッ。こんなもんかな。ど~れどれ。…。うっまぁ~い。クジラ刺しそのものもうまいんだけど、こうやるとちょっと卵黄のアブラっぽい感じが付加されて味がふくらみますねぇ。
そこへ店主(マスター)の登場です。なるほど5時を回って少し厨房も楽になってきたんですね。休みの日はまず4時からの1時間がうんと込んで、次は7時前くらいから2度目の波がくるようなのです。この1週間の休みの間、店主はホノルルトライアスロンに参加されていたのです。というか、ホノルルトライアスロンに参加されるためにお店をお休みにしたと言ったほうが正しいですね。「どうでしたか?」「いやぁ。大変でしたよ」と店主。「途中で何度ももう止めようと思ったんですが、完走できました。」「えぇ~っ! おめでとうございます!」とにっきーさんとふたりで大拍手。店主が完走の証(あかし)であるメダルを見せてくれます。
平日午後9時半の店内はゆったりとしていて、窓際の席に男女ふたり連れがひと組いるのみ。我われはカウンターの中央部に陣取り、伊東さんはジンリッキーを私は先日来マイブームになっているカナディアンクラブのロックをいただきます。

このバラ身ポンズ合えもあらかじめ用意されているらしく、すぐに出てきました。なぁるほど。バラ身というのはウナギの骨ぎわの身みたいですね。小鉢の中には細長い身がた~くさん入っていて、上に紅葉おろしと刻みネギがのっかっています。グリグリっとかき回して、全体を均等な味にしておいていただきま~す。うん。いいねぇ、これも。もともと「
「はい。たぬき豆腐のお客さま。お待たせしました」と出てきたのは丼鉢。えぇっ。これがたぬき豆腐。心の中ではすっかり「佐原屋」の湯豆腐イメージだったので、熱いことを想定しながら手を伸ばして受け取った丼は冷たい! しかもツユがたっぷりと張られていて、その上にこれでもかというくらい天カスとワカメがてんこ盛り。さらにカニカマものっかって、チリレンゲが添えられています。こいつはすごいボリュームだなぁ。チリレンゲを手にとってエイッと丼の内部につきさすと、大きな豆腐のかたまりにあたります。なるほど、ちょうど丼と同じくらいの大きさに切られた四角い豆腐が2段重ねになってるんですね。単純に言えば冷やしたぬきソバのソバが冷やっこに変わったものといった感じかな。これはつまみとしてもおもしろいけど、単に食べ物として食べてもうまいなぁ。
私もバスペールエールを片手に、かろうじて空いていた一番奥の座り飲み席へ。この席はすぐ横がバス社のマークが入った鏡になっていて、ちょっとこじゃれた雰囲気です。テーブルの上に「禁煙」のマークが大きく張られているのがちょっと興ざめですけどね。こちら側の奥がずらりと禁煙席になっているようです。
まずはイギリスとオーストラリアとが合同で出している「The Pub」というコーナーでオーストラリアのビール、ビクトリア・ビター(500円)を購入。それを飲みながらオーストラリア料理のコーナーへ。ラムチョップ(350円)とカンガルーソテー(200円)を買ってつまみます。
伊東さんから「スカンジナビアコーナーのサーモンがおいしいですよ」と教えてもらい、さっそくパックにいっぱい入ったスモークサーモン(500円)を購入。ついでにアクアビット(1ショット、100円)ももらいます。
「最初はビールね」とビール(横浜らしくキリンラガー)を出してもらい、料理のスタートです。まずは前菜のお酒で漬け込んだ地鶏の料理が出されます。
ブッと料理を載せた小さいエレベーターの到着する音がして、店主も2階から降りてきます。2品目は牛テールと冬瓜(とうがん)のスープです。脂がギトギトと浮いてるほど濃厚なスープなんだけど、冬瓜のおかげでなんだかサッパリといただけます。お。鶏の足の部分も入ってる。これもうまいなぁ。
3品目は青菜の炒め物。これは空芯菜(くうしんさい)というまるでストローのように芯の部分が抜けた野菜なんだそうです。壁のメニューで「炒空心菜(クウシンサイイタメ)」(800円)と書かれているのがきっとこの料理ですね。
続いて出てきたのは…。なにこれ? 上にポコポコと目玉焼きが乗っかったようなひき肉の料理。目玉焼きは塩漬けされたアヒルの玉子なのだそうです。黄身がものすごく濃厚で、オレンジ色っぽい。
そして、この店の人気料理、中華肉まん(1個210円)です。これは昔ながらの手作りで作っているのだそうで、この肉まんだけをお土産で買っていく人も多いのだそうです。サイズも大きい!
6品目は魚料理。スズキの揚げた上に切り干しダイコンのあんをかけたもの。中華風に調理した魚もうまいなぁ。最初に魚を揚げているからか、身のホンワリ感が十分残っていてとってもジューシーです。
そして本日のメインディッシュ、海鮮鍋が7品目。エビやイカ、貝や野菜がたっぷりと入ってスープもうまい。8品目もトコブシの荳[豆支]蒸しと魚介類が続きます。しかしこれはまた紹興酒も進みますねぇ。
午後5時から9時までの4時間。おおいに飲んで食べて話をして笑って。楽しい時間はあっという間に過ぎて、お勘定は飲み物は自己申告制。「ビールが何本だっけ? 紹興酒は?」と自分たちが持ってきた本数を確認して老店主に告げます。本日のお勘定は10人で39,500円。ひとりあたま4千円弱という信じられないような低価格で本格広東料理を楽しむことができたのでした。さすが伊東さん、そしてさすが横浜中華街ですねぇ!
さてつまみ。寄り道さんは「厚焼玉子」(600円)を注文。そう。たっぷりと飲んだ後の、最後の温ったかい玉子焼きが胃に染みこむようにおいしいんですよねぇ。できたての玉子焼きを出してくれる酒場、大好きです。
この店は牛タンが有名だったんだけど、BSE騒ぎ以降メニューからなくなっていたらしいのです。牛タン焼きやゆでタンがうまかったんですけどねぇ。メニューにもない。「今日のメニューのほうにありますよ」と寄り道さんが教えてくれます。え? と振り返ってみると、入口の扉に貼られた「本日のおすすめ」というメニューの一番上に誇らしげに「牛タン焼き」(650円)の文字が。やったぁ。じゃ、それひとつお願いします。
いくつかの刺身メニューの中から、今日、私が選んだのは「カメの手」! 知ってますか、「カメの手」。磯の岩場にくっついてるフジツボ系の貝で、その形がまさに亀の手に似ていることから「カメの手」と呼ばれているものです。
お皿にたっぷり盛られた「カメの手」(336円)が出てきます。横には醤油皿。「カメの手」は上部が硬い爪の部分。下部がやわらかい柄の部分になっていて、この柄のところの皮をとると、中からきれいなピンクの身が出てくるのです。これにワサビ醤油をちょいとつけていただきます。身はちょっとしかないんだけど、プリッとしっかりしていて、なかなかいいつまみになりますねぇ。
店主(マスター)が新たなメニューを書いて、カウンターの正面の壁に張り出します。「肝酒(ウマヅラの肝)」(600円)。お。そんなのあるんですか。いいですねぇ。じゃ、私はそれをください。「お酒は一ノ蔵でいきましょうね」とお酒を温めはじめます。それとは別にウマヅラの肝が入った小皿が目の前に。ほぉ。この白っぽいピンクが魚の肝ですねぇ。ちょっとこれだけをまずつまみにいただきましょうか。トロリとした肝を箸でやわらかくつかみ、醤油をちょいちょいとつけていただきます。くぅ。とろけますなぁ。これはうまいや。
一ノ蔵の熱燗もできてきました。ちょっと大きめのガラスの猪口(ちょこ)にウマヅラの肝を少し入れて、熱燗を注ぎ込みます。肝のアブラ分がさっとお酒の表面に広がり、熱の加わった肝はくずれるくらいにやわらかくなります。ど~れどれ。まずひと口。うっまぁーっ。はい。みんなもどうぞ。カウンターのみなさんにお猪口を回し飲みです。
ちなみに、今日のメニューでは単品の刺身はマグロ中トロ(900円)、カンパチ(800円)、ホウボウ(600円)、タイ(600円)、アジ(刺身、ナメロウ)(600円)、生クジラ(刺身、ユッケ)(850円)、ウマヅラ(800円)、平貝(700円)がならんでいます。刺身盛り合わせはこれらの中から店主におまかせの5品盛りになるのです。今日は生クジラ、タイ、中トロ、ホウボウ、カンパチの5品です。もう見るからに美味しそうですよねぇ。
私はカウンター上のママさんの大皿料理から、身欠きにしん(ミガキニシン)と竹の子の煮物をいただこうかな。ニシンは焼き魚で食べてもおいしいけど、こうやって身欠きニシンとして乾かしたものを煮たのもいいなぁ。
コーヒー割りは、ウーロン割り(ウーロンハイ)や緑茶割りのお茶のかわりにコーヒーを入れたもの。もちろんコーヒーはいわゆるブラックコーヒーの状態(ミルクも砂糖もいれない状態)のもので割るんですが、これが口に含むとコーヒーのいい香りがふくらんで、しかもフワッと甘みも感じるんですよねぇ。意外とはまる一品なのです。
フランク串が焼きあがったタイミングでトリハイ(280円)をいただきます。


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