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2005年5月

dancyuに登場 … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)

月曜日。都内での仕事を終えて荻窪(おぎくぼ)駅に着いたのは午後6時過ぎ。こんな早い時間なら余裕かと思いきや、「やき屋」はすでにお客さんであふれかえるほど満席です。しえぇ~っ、すごいなぁ。サブカウンター側が3人しか立ってないので、キュッとつめてもらえばもうひとりいけるかな、なんて算段をめぐらせていると、奥のテーブル席で手をあげてくれる人の姿が。阿佐ヶ谷「川名」の常連さんです。自分の横の席を指差しながら空いてることを示してくれます。

これはこれは。こんな大混雑の中、久しぶりにゆったりと座って楽しみますか。

ここ「やき屋」は、もともとは普通に座って飲む居酒屋だったものを女将さん夫婦が居抜きの状態で今の立ち飲み屋にしたらしいのです。したがって、立ち飲みカウンターにしてもはじめから立ち飲み用に造られた店と比べると低くて、ちょうど腰くらいの位置にある。そして、この奥のテーブル席は昔使われていたままに、ここだけが座り飲み席になっているのです。普通は6人がけですが、短い辺にも詰め込めば8人くらいは座れます。その短い辺の位置、いわゆるお誕生日シートの場所に陣取ります。

ちょうどこのテーブルのお客さんが注文した品物を持ってきてくれた女将さんが「ホッピー?」と聞いてくれて「はい」と返事するだけで注文終了。1品目のつまみはイカ塩辛をもらうことにしました。ホッピーは300円。つまみはほぼ全品150円なのですが、となりの「川名」の常連さんがつっついているシメサバだけが200円です。

今までほとんどマスコミに登場していない「やき屋」。かろうじてヒントっぽい情報が出たのが吉田類さんの「東京立ち飲みクローリング」や「酒場歳時記」で、その後、かなつ久美さんのマンガ「ビバ・オヤジ酒場」に載ったくらいかな。そんな「やき屋」が、なんと今月号の「dancyu(ダンチュウ)」(2005年6月・立ち飲み特集号)で紹介されちゃったのです。

その記事によると、この店のイカは毎日オーナーの出身地である八戸から直送されてくるのだそうです。八戸産であることは以前、この店の大常連さんである巨匠さんからもコメントをいただきましたよね。こうやって送られてきたイカを毎日30パイ、店長(げんさん)がさばくのだそうです。記事に書かれてるオーナーって、女将さんのことなのかなぁ。それとも、それとは別にオーナーがいるのでしょうか。

これまでいただいたコメントや、常連さんたちのお話から、荻窪「やき屋」の女将さんと、中野「やきや」の店主が夫婦。中野「やきや」の店主の弟さんが荻窪「やき屋」の店長・げんさんだろうというのが我われの認識なのですが、どうなんでしょうね。そのあたりは記事にも出てません。中野の「やきや」と姉妹店であるとは書かれてるんですけどね。

そして、今食べているこの自家製塩辛については「イカのワタに塩を加え、生のイカを一晩漬けたもの。塩加減もほどほどで、イカの刺身のようなフレッシュさがいい」と紹介されています。

ナカ(ホッピーの焼酎おかわり、150円)をもらって、つまみにはイカしょうが棒(150円)を注文しておきます。イカしょうが棒は、イカの身がはいった練り物(棒天)で、串に刺したものを温めてくれるのです。中までじっくり火を通すので、少し早めにたのんでおくといいのです。私も塩辛がまだなくならない今のうちに注文しておいたのでした。

右どなりの「川名」の常連さんによると、少し前まで他の「川名」の常連さんたちも大勢いらしたらしいのです。なにしろ月曜日は「川名」が定休日なので、普段「川名」にたむろしている常連さんたちも大挙してここ「やき屋」にやってくるんですよねぇ。「やき屋」や「川名」は、本当に定休日以外毎日通うお客さんが多い名店です。野方の「秋元屋」もそれに近い状況のようです。「2千円を超えると、毎日は飲めないよね」とその常連さん。たしかに。「やき屋」や「川名」は千円そこそこで十分飲み食いできますもんね。

イカ棒(イカしょうが棒の略称)も出てきました。横に添えられているおろし生姜に醤油をかけて、その生姜醤油をつけながら食べるのがおいしいんです。

さらにもう一品。今度は刻み穴子(150円)を注文します。「やき屋」はイカのつまみで有名ですが、実はイカ以外にもウナギ肝焼きやもつ煮込み、串刺フランク、味噌キュウリ、お新香、冷奴などのつまみがあって、それぞれ人気の品なのです。そういえば、メニューには20種類くらいのつまみが載ってるのですが、ひとつとして人気のない品物は見かけないですねぇ。どれもバランスよく出ているようなのです。150円という低価格ながら、全部うまいからなぁ。

刻み穴子も食べ終わったところで、今日は終了。相変わらず満席状態の店内を、入口のレジへと向かいます。「945円(900円+税)です」と女将さん。支払いをしながら、「dancyuに出てましたねぇ。ビックリしました」という話をすると、女将さんも「私もビックリしました。はじめてのことなのでどうなりますかねぇ」と笑いながら「ありがとうございました」と見送ってくれました。今日は約1時間の滞在でした。

「dancyu」は毎月6日発売。6月号は三日前に発売されたばかりなので、今はまだ影響が出てないんでしょうが、このあとどうなるかがまさに楽しみでもありますねぇ。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年5月9日(月)の記録》

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よじあき! … もつ焼き「秋元屋(あきもとや)」(野方)

昨夜の「ペルル」の帰り道、「じゃ、明日は“よじあき(=4時に秋元屋)”ね!」なんて言いながら寄り道さんと別れたのですが、これは週末近くに飲むときの決まり言葉のようなもので、実際には日曜日のこの時間帯に都合のいい人だけが集まるのです。

そして今日。念のため朝のうちからにっきーさんにも「今週は“よじかわ”ではなくて“よじあき”ですよぉ」と連絡。でも、母の日だから無理して出てこないようにね!

3時45分に自宅を出発。これでちょうど4時に「秋元屋」に到着予定です。残念ながら寄り道さんからは「今日は行けそうにない」という連絡が入りますが、にっきーさんからは「すでに野方商店街に入りました」という連絡です。はやっ!

「秋元屋」に到着したのは4時ジャスト。なのにすでに数人のお客さんが飲み始めていて、にっきーさんもコの字カウンターの入口側に陣取って黒ホッピーをやっています。それじゃ私もホッピー(380円)をお願いします。店は店主・秋元さんのほか、手伝いのヨッちゃん、修業中の三浦さん、そして現在は毎日お手伝い中のたっつんさんの豪華4人体制で切り盛り中で繁盛店の活気にあふれています。

じゃ、お客さんが多くならないうちに焼き物を焼いてもらっとこうかな。1本ずつで、カシラと、ハラミ、レバ、テッポウを味噌でお願いします。

やきとん(もつ焼き)は1本100円。塩焼き、タレ焼きのほか、この店の特徴でもある味噌焼きも選べるのです。味噌味のやきとんは甘みと辛みとが絶妙にバランスしていてとってもいいのです。特にテッポウやチレ、カシラなんかは味噌が絶対いいと思うなぁ。寄り道さんなんて、ほとんどのやきとんを味噌でいただいてるみたいですもんね。

今日も焼き手は三浦さん。ほ~ら来た来た。やきとんは焼けた順にお皿に入れてくれるのです。久しぶりのやきとんは、実に4月15日以来。そのときも「秋元屋」でした。途中で鳥皮もつ煮こみは食べたんですけどねぇ。ん~。やっぱりここのもつ焼きはおいしいや。ホッピーが進むなぁ。ナカ(250円)くださ~い。

カウンターの角のところに座っている常連さんから「月見とろろ」(220円)の注文が入ります。いいなぁ、「月見とろろ」。私もそれください。人がたのんでると気になってしまうんですよね。しかも、サイドメニューはたいていヨッちゃんが調理してくれるので、いっぺんにたのんだほうが都合がいいですよね。

三浦さんはここで修業して、ご自分のもつ焼き屋さんを出される予定なのだそうです。「たっつんさんも修業して自分の店を出せば!」と言う我われに、「ダメですよ。開店資金がないから」とたっつんさん。「じゃ、マスターがお金を出して支店にすればいいんだ。秋元屋さんもチェーン展開だね。四文屋さんがこの界隈の駅前に精力的に展開中だから、四文屋さんのない駅前には秋元屋さんを作るってのはどうかなぁ? たっつんさんのお店はその展開1号店だよ」なんて無責任な笑い話が広がります。

そこへ、向こうのお客さんからフランク串(150円)の注文が入ります。じゃ、私もそれ。今日はなんだか主体性がないなぁ。でも、ここのメニューも今までハズレだったことがないので、今までに注文したことがないものもどんどん食べてみたいのです。

フランク串フランク串が焼きあがったタイミングでトリハイ(280円)をいただきます。

フランク串は荻窪の「やき屋」にもあるメニューなのですが、「やき屋」のが細長いのに対して、こちら「秋元屋」のフランク串は短くて太い。なにしろ炭火焼なので、太くても中までじっくりと火が通るんでしょうね。横に添えられた粒マスタードをちょいとつけながらアチチといただきます。

楽しく「よじあき」も終了し、6時にはにっきーさんとともに店を出ます。お勘定はひとりひとり別々で、私の分は1,680円でした。こうやって家族との夕食にも間に合うくらいの時間に終わるのが休日の飲み方としてはちょうどいいですね。なんて、にっきーさんとも寄り道さんとも話し合っているのですが、気が合う仲間なのでつい長引いてしまうんですよね。今日は理想的な休日飲みです。

店を出たところで、ちょうど一緒に店を出た泥亀さんと立ち話。泥亀さんは昨年の忘年会オフに参加してくださった方で、今日はカウンターの対角線上一番遠い位置に座られていたので、店内ではお話できなかったのです。「最近、飲みすぎじゃないですか。気をつけてくださいね」と泥亀さん。どうもありがとうございます。今年に入ってから、他の居酒屋サイトの作者の方々をはじめとする同好のみなさんと、できるだけ積極的に飲みに行って、輪を広げていこうと思っているのです。ひとり飲みも楽しいんだけど、同好のみなさんと飲むのもまた楽しくて、ついついた~くさん飲んでしまってるのでした。気をつけて飲むようにしま~す。(^^)

店情報 (前回)

《平成17(2005)年5月8日(日)の記録》

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今日も誕生日!? … バー「ペルル」(鷺ノ宮)

「満月」を出て、寄り道さんとふたりで再び「ペルル」を目指します。いつも「ペルル」が閉店(午後11時半)してから「満月」に行くことが多いので、その逆ルートというのははじめてのパターンです。

「こんばんは」。いやぁ。今度は大丈夫でした。とはいえ、カウンターの中央部にひとつと、ちょっと間をあけてもうひとつという、まさに「かろうじて2人分」が空いているというのに過ぎない状態。みなさんがちょっとずつあっちへ寄ったり、こっちへ寄ったりしてくれてなんとか二人が並んで座れる空間を作ってくれました。どうもすみません、みなさん。ありがとうございます。とまわりの常連さんたちにあいさつしながら空けてくれた席へ。すぐに寄り道さんのキープボトルである「メーカーズマーク」と、にっきーさんのキープボトル「ブラック・ニッカ」がトントンと目の前に並べられます。

「ペルル」では、キープボトル(4,500円くらい?)がある人は、毎回「氷代」と称して500円が必要となりますが、それで氷と水とが無制限(?)に出てくるのです。炭酸(1本150円)などをもらう場合には、これとは別に費用が発生します。

私の右にはギターの上手なSzさん。今日もギターを奏でながら飲んでいます。「ギターの左側って、ネック(棹)があるから座りにくいかと思ったんですけど、大丈夫なんですね」と声をかけると、「大丈夫になるように構えてるんだよ。大変なんだよ!」と笑うSzさん。ありゃ。そうでしたか。なるほど、普段よりもギターを立て気味にして構えてるんですね。お気遣いいただきましてありがとうございます。

「今日はアズサちゃんの誕生日なんですよ」と他の常連さんが教えてくれます。アズサちゃんは土曜日にこのお店を手伝っている女性で、学生さん(大学生)です。そうだったんですか。先日のマスターの誕生日に続いて、それはおめでたいですねぇ。「アズサちゃんも78歳?」「違います。私は21歳です!」って。そんなに真剣に否定しなくても、冗談ですってば(^^)。でも、おおらかに自分の年齢が言える年なんですねぇ。いいなぁ。

「じゃ、またみんなでハッピー・バースデイを歌おう!」と、Szさんのギター伴奏で店中でハッピバースデイツーユー♪の大合唱。「もう今日だけで8回くらい歌っていただいたんで、8歳くらい年とっちゃいましたよ(^^)」とアズサちゃん。

なにしろ店に入ったのが10時過ぎだったので、あっという間に閉店時間の11時半がやってきてしまいます。やぁ。楽しかった。どうもごちそうさまでした。お勘定はふたりで1,300円(氷代×2+炭酸×2)でした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年5月7日(土)の記録》

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マイペースでどうぞ … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)

「こどもの日」(5月5日)までの連休を終えて、6日(金)と、そしてなんと7日は土曜日なのに出勤です。年に何度か土曜出勤の日があるんですねぇ。しかも、連休明けとあってけっこう仕事もたまっていて、横浜での仕事を終えて鷺ノ宮まで帰ってきたのは午後9時。今日は「ペルル」に寄ってかえろうと思ってるのです。先日、マスターのお誕生日のときに、満席の店の前でごあいさつをしただけだったので、今日はじっくりと飲みたいですね。

「ペルル」のある路地へ入ると、前方からなにやら見覚えのある人影が。あれっ!? 寄り道さん! どうしたの? 「いやぁ。ペルルが満席で入れないんですよ」。えぇ~っ。そうなの。土曜日なのにすごいね。いや。土曜日だからすごいのかな。寄り道さんは1軒目? 「仕事帰りに秋元屋に寄ったんですが、向こうも満席で。あきらめて帰ろうとしたら、ひとり分の空きスペースを作ってくれてちょっとだけ飲んできたんです」。そうかぁ。「秋元屋」もいっぱいなんですね。連休中にどっかに出かけてたり、家でのんびりすごしたりしていた人たちが久しぶりに繰り出してるんでしょうか。

ありゃっ? 特に打ち合わせをしたわけでもないのに、気がつくとふたりで「満月」の前にいますねぇ。「ペルル」→「満月」というコースが、まるで身に焼きついているかのように自然に足が向かってしまうのが怖い。(^^;;

ガラリと引き戸を開けて店内をのぞくと、なんと! 「満月」も満席です。あちゃぁー。「悪いねぇ」と声をかけてくれる店主は、今日はまだ酔ってないみたい。なにしろまだ9時だもんね。先は長い。あきらめて戸を閉めようとすると、入口近くのおじさんが「いいよいいよ。オレがそろそろ帰るから、にいちゃんたち入んなよ」とお勘定をはじめます。「どうもすみません」。おじさんが帰り、奥の先客がキュキュっとつめてくれると二人分の席のできあがり。よかった、よかった。

寄り道さんはホッピー(300円)を、私はレモンサワー(300円)を注文します。まずジョッキに氷と焼酎が入れられ、トンと目の前へ。ここまではホッピーもレモンサワーも同じですね。しかるのちにおかみさんが奥の冷蔵庫からホッピーの瓶と、レモンサワーの瓶を取り出して、ポンっと栓を抜きます。片手にホッピーの瓶、片手にレモンサワーの瓶をもって我われの目の前へ。ホッピーの瓶をトンと寄り道さんの前に置き、私のジョッキにはレモンサワーを「はいどうぞ」とついでくれながら、チラリと寄り道さんの方に笑顔を向けて「そちらはマイペースでどうぞ」って。

考えてみればなにしろホッピーなので、マイペースで割るのは当然と言えば当然なんですね。しかし、こちらのジョッキにはおかみさんがニコニコ笑顔でサワーをついでくれてることから、寄り道さんのトホホが炸裂。「これだよ。こっちだってついでくれてもいいのになぁ。作ってもこんなトホホ話はできないよなぁ(T_T)」。「寄り道さん、寄り道さん。それ、ホッピーだし。サワーだったらついでくれたかもね(^^)」。

寄り道さんもマイペースでホッピーをついで、はいっ、じゃ、カンパァーイッ!

どこもかも満席で、どうなることかと思いましたが、なんとか飲み物にたどりつけてよかったよかった。

この店はほとんどの料理はあらかじめ作られてカウンター上の大皿に盛られています。壁の短冊メニューにその料理名と値段が書いてあるのです。遅い時間に来ることが多いので、いつもは大皿料理もちょっとしか残っていないのですが、今日はすべての料理がずらりと並んでいて壮観! たまには早い時間帯(9時が早いか!?)に来てみるのもいいもんですね。

そんな数々の料理の中から寄り道さんは「鳥の唐揚げ」(400円)を、私は「ゴーヤチャンプル」(300円)を注文。注文した品物は、1人前ずつお皿に移された後、電子レンジでチンして出てきます。出てきた2つのお皿を二人のまんなかに置いて、両方をつっつきながら飲み進みます。

前にも書きましたが、居酒屋サイトの作者のみなさんは、そのサイトの雰囲気どおりの方が多いのです。寄り道さんもその典型。酒場の主人との会話やお客さん同士の会話をよく覚えておられて、その中からあふれでる人間味を表現させると右に出るものがないといった語り口はこうやって一緒に飲んでいるときにも、そのまんま生「寄り道Blog」状態。もうおもしろくておもしろくて。こっちはずっと笑ってばかりです。

「ナカ(300円)ください」と寄り道さん。じゃ、私は「コーヒー割り」(300円)を。

コーヒー割りとゴーヤコーヒー割りは、ウーロン割り(ウーロンハイ)や緑茶割りのお茶のかわりにコーヒーを入れたもの。もちろんコーヒーはいわゆるブラックコーヒーの状態(ミルクも砂糖もいれない状態)のもので割るんですが、これが口に含むとコーヒーのいい香りがふくらんで、しかもフワッと甘みも感じるんですよねぇ。意外とはまる一品なのです。

それにしても店主もおかみさんも、とってもテキパキと働いていて、まるで普通の居酒屋(!?)に来てるみたい…。何度か行ったことがある酒場でも、行く時間帯を変えてみるとまた新しい発見があるんですねぇ。

10時半まで約1時間半を生「寄り道Blog」の大笑いですごして、今日はふたりで2,200円でした。どうもごちそうさま。

(同じときの記事が「寄り道Blog」にもありますので、あわせてお楽しみください。)

店情報 (前回)

《平成17(2005)年5月7日(土)の記録》

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ウマヅラの肝酒 … 魚料理・天ぷら「竹よし(たけよし)」(都立家政)

川名」を出て、このあと用のある青地さんは帰宅。残る3人(呑んだフルさん、にっきーさんと私)はタクシーで「竹よし」に向かいます。もともとフルさんが、『ぜひ「川名」「竹よし」に』とおっしゃってたことに加えて、先ほど寄り道さんから『フルさんからのメールに気づかず、「竹よし」に来てしまいました。Ykちゃん(=小悪魔、都立家政の姫)とふたりで飲んでます』というメールをいただいたのです。

「川名」→「竹よし」間は、タクシーで行くと10分かかるかどうかという距離。あっという間に到着します。「こんばんはぁ!」と入った店内では、カウンターの奥のほうで寄り道さんとYkちゃんが飲んでおり、我われは手前側に陣取ります。まずは日本酒をもらって乾杯。それぞれ会ったことがあるメンバー同士なので、すぐに話が盛り上がっていきます。

ガラリと入口引き戸が開いて入ってきたのは常連のOjさん。「竹よし」はこの連休中、休みなしで営業中なので、YkちゃんやOjさんといった常連さんたちもいらっしゃるんですね。そのOjさんのお土産のカラスミがみんなのところへ出てきます。横に添えられた大根スライスと一緒に食べるとおいしいのだというので、さっそくやってみます。なるほど。カラスミのねっとりとした感じが、大根のシャッキリ感といい組み合わせです。

ウマヅラの肝店主(マスター)が新たなメニューを書いて、カウンターの正面の壁に張り出します。「肝酒(ウマヅラの肝)」(600円)。お。そんなのあるんですか。いいですねぇ。じゃ、私はそれをください。「お酒は一ノ蔵でいきましょうね」とお酒を温めはじめます。それとは別にウマヅラの肝が入った小皿が目の前に。ほぉ。この白っぽいピンクが魚の肝ですねぇ。ちょっとこれだけをまずつまみにいただきましょうか。トロリとした肝を箸でやわらかくつかみ、醤油をちょいちょいとつけていただきます。くぅ。とろけますなぁ。これはうまいや。

聞けば寄り道さんはこのウマヅラを刺身(800円)でいただいたのだそうです。「おいしかったですよぉ」と寄り道さん。「肝がたっぷりと入ってて、刺身を肝醤油で食べていただいても、まだたくさんの肝があるんです。それで肝酒(きもざけ)を作ってみようかなと思ったんですよ」と店主が説明してくれます。

肝酒一ノ蔵の熱燗もできてきました。ちょっと大きめのガラスの猪口(ちょこ)にウマヅラの肝を少し入れて、熱燗を注ぎ込みます。肝のアブラ分がさっとお酒の表面に広がり、熱の加わった肝はくずれるくらいにやわらかくなります。ど~れどれ。まずひと口。うっまぁーっ。はい。みんなもどうぞ。カウンターのみなさんにお猪口を回し飲みです。

「この店の刺身の盛り合わせを食べたかったんです」とフルさんが刺身盛り合せ(1,000円)を注文します。

刺身盛り合わせちなみに、今日のメニューでは単品の刺身はマグロ中トロ(900円)、カンパチ(800円)、ホウボウ(600円)、タイ(600円)、アジ(刺身、ナメロウ)(600円)、生クジラ(刺身、ユッケ)(850円)、ウマヅラ(800円)、平貝(700円)がならんでいます。刺身盛り合わせはこれらの中から店主におまかせの5品盛りになるのです。今日は生クジラ、タイ、中トロ、ホウボウ、カンパチの5品です。もう見るからに美味しそうですよねぇ。

身欠き鰊と筍煮私はカウンター上のママさんの大皿料理から、身欠きにしん(ミガキニシン)と竹の子の煮物をいただこうかな。ニシンは焼き魚で食べてもおいしいけど、こうやって身欠きニシンとして乾かしたものを煮たのもいいなぁ。

まだまだ飲みたいところですが、さすがに今日はちょっと控えめにしておこうかな。それじゃみなさん、お先に失礼します。フルさん途中でごめんなさい。ぜひまたご一緒させてくださいね!

後日談となりますが、フルさん、にっきーさんはこのあと「ピュアー」まで遠征されたのだそうです。また、当日の費用もフルさんにたくさん払っていただいたそうで、本来こちらが歓迎する側なのに申しわけありませんでした。m(__)m>フルさん

(同じときの記事が「寄り道Blog」にもありますので、あわせてお楽しみください。)

店情報 (前回)

《平成17(2005)年5月3日(火)の記録》

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呑んだフルさんの西征 … 焼鳥割烹「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

「連休なので西のほうへ行ってみようと思います」。そんなメールが呑んだフルさん(以下、フルさんと表記します。)から飛び込みます。ほぉ。昨日、私が東のほうへと出かけていったのと逆のパターンですね。フルさんはふだん門前仲町、木場方面を本拠地に飲んでいるので、こういう連休のときにこちらにいらっしゃるんですね。

まだ昨日の6軒の酔いがさめやらぬ状況ではありますが、せっかくこちらに来ていただくのでちょっとでも顔を出さないと。(なんちゃって。フルさんのせいにしつつ、ホントは単に自分が飲みたいだけですから。)

4時が近づくのを待ってわが家を出発します。こちらにいらっしゃったとなったら、やはり「よじかわ」(=4時に「川名」)からスタートでしょう。「こんにちはぁ」。店に着いてみると、すでにフルさんは一番奥の小上がり席で飲みはじめています。4時前に入れたのだそうです。この時間帯、店内はゆったり。なにしろ大型連休の真っただ中ですからねぇ。

例によって生グレープフルーツサワー(336円)からスタートです。

フルさんは今日の刺身の中から「マグロブツ」(336円)をもらっています。おろっ。刺身の値段がいつもは294円(280円+税)なのに、今日は336円(320円+税)になっている。連休特別価格なのかな!?(後日談: 刺身の値段は、このあと336円が通常の値段になりました。それでも安いですけどね。)

カメの手いくつかの刺身メニューの中から、今日、私が選んだのは「カメの手」! 知ってますか、「カメの手」。磯の岩場にくっついてるフジツボ系の貝で、その形がまさに亀の手に似ていることから「カメの手」と呼ばれているものです。

カメの手の身お皿にたっぷり盛られた「カメの手」(336円)が出てきます。横には醤油皿。「カメの手」は上部が硬い爪の部分。下部がやわらかい柄の部分になっていて、この柄のところの皮をとると、中からきれいなピンクの身が出てくるのです。これにワサビ醤油をちょいとつけていただきます。身はちょっとしかないんだけど、プリッとしっかりしていて、なかなかいいつまみになりますねぇ。

青地さんとにっきーさんも続々と到着します。青地さんは「ホヤ酢」(336円)と「カンパチ刺し」(336円)を、そしてにっきーさんは「アジ刺し」(336円)を注文。ここ「川名」は看板には「焼鳥割烹」と書かれているのですが、我われの机の上にはずらりと刺身類がならびます。しかもホヤやカメの手などのいわゆる珍味類まであるところがすごいですねぇ!

サワー(336円)もおかわりし、午後6時までの2時間をたっぷりと過ごして、今日は私は1,008円でした。ここでは各人ごとに伝票が分けられており、各人ごとに会計してくれるのでした。もちろん「全部いっしょで」と伝えておけば、全体での会計もしてくれます。

さぁ! 次に行きましょう!

店情報 (前回)

《平成17(2005)年5月3日(火)の記録》

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6軒目・ツアー最後は地元で … 居酒屋「及(ぎゅう)」(鷺ノ宮)

高田馬場駅から山手線で帰るここっとさんと別れ、寄り道さんとふたり西武新宿線に乗り込みます。

鷺ノ宮駅に着いたのは午前0時半。よ~し。最後に1軒。まだ「満月」が開いてるよね。ふたりで「満月」方面を目指すものの、あれっ!? 「満月」のちょうちんが出てない。「満月」もゴールデンウイークに入っちゃってましたか。う~む。じゃ、「ほ里乃家」行こ、「ほ里乃家」。1時までは開いてるから、最後の1杯にちょうどいいかも。トコトコと駅の南口を目指します。あれぇ~。「ほ里乃家」も休みか。残念。次は「」。ここまできたら、どっか開いてるとこを見つけなきゃねぇ。再び北口方面へ。……。開いてない…。みんなゴールデンウイークなのか。

「他にどっかなかったでしたっけ?」「及(ぎゅう)はどうでしょう」。あ、そうか。「及」があったか。行ってみましょう。やったぁ。開いてた。

店内は入口側に2つテーブル席があり、奥がカウンター席になっています。この時間帯、なんとカウンターは満席。この店はなんだかいつも人が多いのです。寄り道さんと私はテーブル席のひとつに陣取ります。

寄り道さんはレモンサワー(350円)を注文。私は長時間飲みということもあって、比較的薄目のお酒で通してきたので、最後はピリッと強力なやつでしめよかな。カウンターの上部にはられたメニューを確認します。濃い目のお酒はスコッチかバーボンか。どちらもシングルが380円でダブルは550円。じゃ、バーボンのロックをダブルで。

050502bさてつまみ。寄り道さんは「厚焼玉子」(600円)を注文。そう。たっぷりと飲んだ後の、最後の温ったかい玉子焼きが胃に染みこむようにおいしいんですよねぇ。できたての玉子焼きを出してくれる酒場、大好きです。

050502cこの店は牛タンが有名だったんだけど、BSE騒ぎ以降メニューからなくなっていたらしいのです。牛タン焼きやゆでタンがうまかったんですけどねぇ。メニューにもない。「今日のメニューのほうにありますよ」と寄り道さんが教えてくれます。え? と振り返ってみると、入口の扉に貼られた「本日のおすすめ」というメニューの一番上に誇らしげに「牛タン焼き」(650円)の文字が。やったぁ。じゃ、それひとつお願いします。

ちなみに他の「本日のおすすめ」メニューは「ミニベーコン巻きステーキ」(750円)、「豚スペアリブ・ワインソース」(650円)、「とんとろ焼き」(580円)、「とりの唐揚げ」(580円)、「銀ダラ煮付け」(650円)、「竹の子とホタテクリーム生パスタ」(850円)、「ほたるわさ」(500円)、「カマス開き」(500円)、「きりイカちぢみ」(680円)、「ナスしょうが焼き」(380円)です。基本的に炭火焼・やきとりの店なので、これにやきとりや冷奴などの一品物などの定番メニューが20~30品並ぶのです。

今日1日どこを回ってきて、どんな出来事があったのかといったことを報告しながら飲み進みます。寄り道さんはサワー(350円)をおかわり。しかしなぁ。こうやって今は楽しく語れるんだけど、このあと眠って、明日の朝、目を覚ますともう半分以上のことを忘れてるんだよね。今話しているこの内容を記録に残しておけるといいんだけどなぁ。

我われのあとから、後ろのテーブル席に入ってきたカップルが、お勘定をお願いして席を立ちます。その気配にふと後ろを振り返ると、ウワッ!! なんと女性のほうは肩の辺りから腰のところまで、素肌の背中が丸々ド~ンと見えるすばらしく露出度の高い衣装です。そのカップルが店を出るのを待って、「よ、よ、寄り道さん、今の背中ずっと見えてたの!?」。「えぇ。なにしろ私の正面ですから」となんでもないように答える寄り道さん。そうかぁ。私は振り返らないと見えないけど、寄り道さん側からは目の前だもんなぁ。もっと早く教えてよ。別に背中が見えたからどうということはないんだけど、なんだかすごかったなぁ。普段は見えないはずのところが見えてるからなのかなぁ。

気がつくともう2時。そろそろおひらきとしますか。どうもごちそうさま。お勘定はふたりで2,500円でした。

午後3時からはじまった連休半ばの酒場ツアー。自分も含めてのべ8人の酔客のみなさんとともに6軒の酒場を11時間かけてめぐったとても楽しいツアーでした。おつきあいいただいたみなさん、あらためてありがとうございました。また機会をみつけてやりたいですね。(^^)v

(同じときの記事が「寄り道Blog」にもありますので、あわせてお楽しみください。)

店情報 (前回)

《平成17(2005)年5月2日(月)の記録》

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店情報: 居酒屋「及(ぎゅう)」(鷺ノ宮)

【このお店は現在閉店しています】

  • 店名: 炭火焼・やきとり「及」(ぎゅう)
  • 電話:
  • 住所: 165-0032 東京都中野区鷺宮4-34-1
  • 営業: 18:30-03:00、第1・3火休
  • 場所: 西武新宿線・鷺ノ宮駅を北側に出て、中杉通りを中村橋(西武池袋線)方面に約150m進む。はじめての信号交差点を過ぎるとすぐ左手。
  • メモ: ビール(中ビン、480円)、チュウハイ(350円)、バーボン(S・380円、W・550円)。酒は浦霞、司牡丹等が530円、久保田が630円など。ワイン、焼酎等もあり。つまみは牛タン焼き(650円)、厚焼玉子(600円)、とんとろ焼(580円)、鳥唐揚(580円)など多数。
  • HTML版(2003年以前): (03.07.27)

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5軒目・寄り道さんと合流 … バー「カヴェルナ(Caverna)」(高田馬場)

上野から山手線でぐるりと高田馬場に到着。本日8人目となる酔客、寄り道さんと合流します。先に到着した寄り道さんがあらかじめお店を見つけてくれていて、ここっとさんと3人でその店に向かいます。

高田馬場は早稲田大学の学生街として有名ですが、実はおもしろいバーも多い地域なのです。ちょっとにぎやか過ぎるけど英国パブの雰囲気をもった「ザ・フィドラ」や、世界30数ヵ国、120種類以上のビールがそろう「ビリーバルゥーズビアバー」、寄り道さんが雨の日に行きたくなると書くバー「ブロンクス」などなど。

そんな中、今日、寄り道さんが選んでくれたのはバー「カヴェルナ(Caverna)」です。Cavernaというのはポルトガル語で「洞窟(どうくつ)」のことなんだそうで、店内は壁も石、カウンターも石と、まさに石の穴倉の中にいるような雰囲気です。我われは窓際のテーブル席に陣取ったので開放感がありますが…。

ビールっ娘(こ)のここっとさんは「スプモーニ(Spumoni)」を注文。カンパリとグレープフルーツ、トニックウォーターのさっぱりと泡立つライトカクテルです。

寄り道さんと私はポートワインをもらいます。ここはなにしろポートワインが100種類以上そろっていて、マディラもあって、「ポルトガルワインが日本一充実しているお店」というのが謳い文句のお店らしいのです。

店内には葉巻も用意しているようで、となりのテーブルの人たちは葉巻をやってます。ポートワインと葉巻というのもいい組み合わせらしいんですよね。

ポートワインの後は寄り道さんといっしょにバスペールエールを注文。久しぶりに飲む瓶入りのバスペールエールでした。

12時過ぎまで楽しんで、ここは3人で10,500円でした。

(同じときの記事が「帰り道は、匍匐ぜんしん!」と「寄り道Blog」にもありますので、あわせてお楽しみください。)

店情報

《平成17(2005)年5月2日(月)の記録》

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店情報: バー「カヴェルナ(Caverna)」(高田馬場)

  • 店名: 「Bar Caverna」(バー・カヴェルナ)
  • 電話: 03-3202-4288
  • 住所: 東京都新宿区高田馬場2-14-6 スワンビル2F
  • 営業: 19:00-03:00(日祝は -01:00)、水休
  • 場所: JR線・西武新宿線の高田馬場駅から、早稲田通りに沿って早稲田方向に徒歩約3分。左手にある「カメラのキムラヤ」の2階。(地下鉄東西線6番出口からは、出て右手の右側。徒歩約30秒。)
  • メモ: ポルトガルワインが日本一充実しているお店。「CAVERNA」はポルトガル語で「洞窟」の意味。ポートワインも充実しており、葉巻も吸える。

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3、4軒目・jirochoさんたちと合流 … おでん「ナポリ」(人形町)

南千住から地下鉄日比谷線で人形町へ。人形町も久しぶりですねぇ。ところで「ナポリ」はどこだろう。jirochoさんたちの連絡先がわからないので、まだお仕事中のにっきーさんや、同じくお仕事中のまりみるさんにメールで問い合わせてみたもののわからず(お仕事中だったにっきーさん、まりみるさん。この場を借りて、あらためて失礼いたしました。m(__)m)。う~む。どうしよう。「そういうお店は甘酒横丁あたりを歩いてたら出てきますよ」とニコニコと甘酒横丁に向かって進むここっとさん。ん? ちょっと待てよ。「ナポリ」はたしか、自分のページの「行ってみたいお店」のところにも載せているので、自分で持ってるかも!? え~と。ほら。あったあった。富沢町4丁目だって。全然反対方向じゃん。

トコトコと逆方向に戻って、やっと発見。のれんの向こうにかすかに見える姿はjirochoさんですね。入口近くのカウンター中央部でひとりで飲んでいます。「ここっとさん。もうjirochoさんがいらしてますよ」。「は~い」と先頭を切って店に入るここっとさん。そのままスタタとjirochoさんの横を通りすぎて店の奥へ向かう勢いです。「おぉっ」と、jirochoさんもこちらに気がついてくれました。「こんばんは。急に飛び入りしてすみません。こちらここっとさんです。ここっとさん、こちらjirochoさん」。「え~っ」とここっとさん。jirochoさんは先日50歳の誕生日を迎えたばかりなのですが、全然50歳に見えなくて、別の人を探して奥に行きそうになったのだそうです。

3人になったところで奥のテーブル席に移ります。しんちゃんさんや腹黒屋さんも登場し、まずはビールをもらって乾杯です。1軒目をひとりで飲み始めたものの、2軒目でここっとさんと合流してふたりに、そして3軒目「ナポリ」で5人にと酔うにつれて人数も盛り上がっていきます。

「おでんはなにを食べますか。魚のスジは入れてもらいましょうね」とここっとさん。ここのおでんは昆布、コンニャク、チクワブ、牛モツ、ハンペン、玉子、さつま揚、焼どうふ、厚揚げ、がんも、チーズ巻、大根などなどのいわゆる定番の品がすべて100円。牛スジやツブ貝、ロールキャベツなどが200円とほとんどの品物が100円か200円。唯一、タコだけが400円という高級品になっています。今日び、おでんも1品200円、300円が当たり前となっている中、前時代的なとてもうれしい価格設定ですねぇ。「じゃ、竹の子」。「それと、大根と…」と何品かをここっとさんがまとめて注文してくれます。こちらテーブル席ではメニューを見ながらの注文となりますが、カウンター席でおでん鍋を見ながら注文するのもおもしろそうですね。

しんちゃんさんはこの店の大常連さん。年間、少なく見積もっても150日以上はここに来ているそうなのです。職場がこの近くということもあるのですが、他の地域で飲んでても、帰る前にはわざわざこの店に寄ってから帰るくらいなのだとか。もっとも、「最後に一眠りするために来ている!」なんて噂もありますが(^^;;。それにしても年間150日以上(週に3~4回のペース)というのはすごいですよねぇ。まさに「二日とあけず」という状態です。

その大常連のしんちゃんさんのグループだからか、店主から「トマトとキュウリの味噌和え」(300円)がサービスされます。どうもありがとうございます。もつ焼き屋にもつ焼き以外のサイドメニューがあるがごとく、ここ「ナポリ」にもおでん以外の、冷奴、塩辛、冷しトマト(以上各200円)などのサイドメニューがそろっています。

飲み物はスーパードライ中瓶が450円のほか、チューハイ類やお酒が300円と、こちらも安い。この店は元々屋台のおでん屋として40年以上前にスタートして、近年、今の形態になったそうですので、値段は屋台のときのものを引き継いでるのかもね。

店には、以前この店で働いていたという女性2名もお客さんとして来店したりと、徐々ににぎやかになっていきます。

「今日はまりっぺさんたちと上野で飲む予定なので、そちらに移動しましょう」とjirochoさん。しんちゃんさんは、先ほど来店された以前の店員さんたちと旧交をあたためるということでここに残り、他の4人で上野へと向かいます。

まりっぺさんとそのお友だちは上野の日本酒バー「夜行列車」(参考:ジャンキーさんのページ)で飲みながら待っててくれたのですが、こちらは満席で合流できず、6人で向かったのは同じ上野にある、こちらも日本酒がずらりとそろった居酒屋「吟の蔵」(参考:ぐるなびYahoo!グルメ)です。

通されたのは、ここは階段下なのかなというようなインディペンデントな小上がり。我われ6人だけでこの一角を占拠です。メニューには飲み放題、男性1,900円、女性1,700円なんてのもあって、私ら呑んべにはこれがぴったりなんて気に入ってたのですが、この飲み放題はコースメニューを注文した人しかたのめないのだそうでガックリ。でも、各自思い思いに好きな日本酒を注文します。

日本酒は塗りの升を受け皿にして、その上の12角形の厚手のグラスを置いて一升瓶からついでくれるのですが、グラスをあふれて、受け皿の升が表面張力いっぱいになるまでたっぷりとついでくれるのです! すごい! けど飲みにくい…。

一番ビックリしたのは、jirochoさんが50歳になったという話を聞いたまりっぺさんのお友だちの「そう。私と同じ側に来たのね」という衝撃発言! えぇ~っ! 50代なんですかぁっ!? jirochoさんも50歳には見えないのですが、まりっぺさんのお友だちはもっと見えない! 確実に私なんかよりはうんと若そうなのです。う~む。もとが若々しいというところもあるんでしょうが、日本酒の効果もあるのかなぁ。これからは一所懸命日本酒飲まなきゃね。

楽しく過ごしているうちに、この日、職場の宴会だった寄り道さんとも連絡がつき、高田馬場で合流することに決定。この時点でいったんお勘定してもらい(みんなで7,000円)、ここっとさんと私のふたりは高田馬場へと向かったのでした。

このまりっぺさんとそのお友だちが本日6人目、7人目となる飲み仲間。ひとりからはじまって、1日のうちにじわりじわりと関わる人が増えていくというのがおもしろいですねぇ。なんだか「わらしべ長者」の物語みたいです。(^^)

(同じときの記事が「帰り道は、匍匐ぜんしん!」(「ナポリ」編「吟の蔵」編)にもありますので、あわせてお楽しみください。また、「ナポリ」の情報は「寄り道Blog」、「まりみるのおいしい生活日記」にもあります。)

店情報

《平成17(2005)年5月2日(月)の記録》

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店情報: おでん「ナポリ」(人形町)

【平成28(2016)年3月、店主ご逝去のため閉店しました】

  • 店名: おでん「ナポリ」050502a
  • 電話: 03-5614-9392
  • 住所: 103-0006 東京都中央区日本橋富沢町4-2
  • 営業: 17:00-23:00、土日祝休
  • 場所: 地下鉄日比谷線・浅草線の人形町駅A4出口を出て右前方へ。大通りに沿って1ブロック(約50m)進み、はじめての信号交差点を左に折れる。100mほど直進する(右手のそば屋、「砂場」も通り過ぎる)と右手に「おでん」(その横に小さく「ナポリ」)と書かれた置き電灯看板が出てるので、その路地を右折した先右手。
  • メモ: 〔飲み物〕酒300、瓶ビール500、生ビール400、ウーロンハイ300、レモンハイ350、梅酒300、ホッピーセット400(ホッピー150、焼酎250)、ピュアブルー(ボトル)1800、黒カメ(ボトル)2500。 〔おでん〕一品盛り(昆布、さつま揚、大根、ごぼう巻、焼きちくわ、厚揚げなど5品)550。タコ 500。ばくだん、つぶ貝、しいたけ巻、牛スジ、下足巻、ロールキャベツ、ぎょうざ巻、シュウマイ巻 以上各300。ウインナー巻、もち袋、フランク、カレーボール(3個)、にじ揚、ごぼう天、よせ揚、いわしつみれ、もみじ揚(辛口)、がんも(大)、ごぼう巻、めんたい巻、チーズ巻 以上各220。昆布、玉子、大根、こんにゃく、さつま揚、焼きちくわ、ちくわぶ、焼きどうふ、竹の子、しらたき、厚揚げ、串ボール、牛モツ、はんぺん、じゃがいも 以上各110。 〔その他の料理〕枝豆、そら豆、ウルメイワシ(4匹)、モロキュウ、塩辛、冷しトマト、ナスとコンニャクのピリ辛煮、里いもとイカ煮、あぶらげにチーズ・ネギ・味噌入り焼き、チーズの盛り合せ、えいひれ 以上各300。するめいかの一夜干し、やきそば、茶めし(おでんのつゆを使用) 400。 〔宴会〕13名までの宴会も可。(2009年1月調べ)

    酒 300円、ビール(スーパードライ、中ビン) 450円、ウーロンハイ 300円、レモンハイ 300円、レモンサワー 350円。おでんは「一品盛り」という盛り合せ(昆布、さつま揚、こんにゃく、大根、ごぼう巻、がんも又は厚揚げ)が550円。単品ではたこが400円。牛すじ、つぶ貝、フランク、ぎょうざ巻、下足巻、もち袋、よせ揚、しいたけ巻、ばくだん、ごぼう巻、ロールキャベツ、ウインナー巻、シュウマイ巻、いわしつみれ、ごぼう天などが200円。昆布、こんにゃく、ちくわぶ、しらたき、牛モツ、はんぺん、玉子、さつま揚、焼どうふ、厚揚げ、がんも、チーズ巻、大根、焼ちくわ、竹の子、串ボール、めんたい巻、じゃがいもが100円。おでん以外では冷奴、枝豆、塩辛、片口イワシ、モズク、モロキュウ、冷しトマトが各200円のほか、日替わりの単品も何種かある。食事物ではおでん茶めしが300円。(2005年5月調べ)

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2軒目・ここっとさんと合流 … 居酒屋「鶯酒場(うぐいすさかば)」(南千住)

三ノ輪(みのわ)→南千住(みなみせんじゅ)間は地下鉄日比谷線で1駅区間ですが、距離にして1キロほど。歩いても20分もあれば到着する距離です。今日はちょっと見ておきたいところもあるので歩きです。ここっとさんも南千住に向かっているはずですが、きっとまだ間に合うでしょう。

三ノ輪から明治通りにそって東に向かうと大きな交差点に出ます。ここが山谷(さんや)の中心、泪橋(なみだばし)交差点。私が見ておきたかったところなのです。フォークソングの歌詞や、ものの本では読んだことがありますが、実際にこの交差点に立ったのははじめて。かつてはこの交差点の角に「店の半径20メートル以内は酔っ払い注意。警戒心をもって歩くことが必要」と言われた立ち飲みの「世界本店」があったらしいのですが、今やコンビニに変わってしまい、すでに伝説の彼方です。

明治通りは荒川区と台東区の区境を走っている道路。この泪橋交差点を左に行くと荒川区。右に行くと台東区です。目的の南千住に行くにはここを左折ですが、ちょっと右に行ってみましょうか。ここを右に曲がると、この道が吉原方面へと続く道なのです。

今日もまた真夏のように暑い1日なのですが、道路の脇にはすでにできあがっているのかゴロリと寝てるおじさんがいたり、救急車がとまっているかと思うと、少しいくとパトカーがとまっていたりとなんだかすごい。でも、そんな中、学校帰りらしき女子中学生がとことこと通学してたりするのもおもしろいなぁ。怖い町のようで、普通の町のようで。

左側の路地の先に人が集まってるところはなんだろうなぁ。立ち飲み屋にしては看板が見えないなぁ。右側は…。おぉ。あれが立ち飲みの「野田屋本店」か。ここも朝から年中無休で営業ですからねぇ。

あったあった。ここが名店のほまれ高い珠玉の大衆酒場「大林」です。あれ!? もう開いてる。そうかぁ。ここも4時から開くのかなぁ。

「大林」は、なぎら健壱さんの「東京酒場漂流記」でも、『山谷の飲み屋と言えば「酔えればいい」という空気で満ちているが、この店はそういった客は来ない。酒を酒として飲みに来る連中の、店なのである。』『この「大林」は、東京の下町の生粋の顔を持った飲屋である。しかし最近こういった飲屋が本当に少ない。赤ちょうちんの灯りはそれこそ、どの町角でも見かけるが「う~ん」とうなるような、薄暗い中にも味のある店が少ない。』と紹介されている店なのです。しかし、なぎらさんがこの本を出版したのが今から20年以上前の昭和58(1983)年。そろそろなぎらさんが新刊大衆酒場本を出してくれるとうれしいのになぁ。忙しくてそれどころじゃないのでしょうか。

ここっとさんに連絡している酒場は、南千住駅前の「鶯(うぐいす)酒場」。そこで飲んでから、次はここ「大林」まで来ようかな。いや。待てよ。歩道に寝てるおっちゃんたちをスカート姿でまたぎながらやって来るというのもなぁ。う~む。お。いかんいかん。そろそろ「鶯酒場」に向かわなきゃ。ここっとさんが着いてしまう。

やってきた道を引き返し、泪橋交差点を渡って南千住駅方面へ。そろそろ常磐線の線路を渡る歩道橋にさしかかるというところでメールが入ります。お。ここっとさんも駅に着いたかな、と思いながらメールを開けてみると「酒場にいます(^^)」。ひぇ~っ。ひとりで酒場に入っちゃったか! 「すぐ行きます」と返信しつつ、スタタタと歩道橋を駆けのぼります。この歩道橋を渡るとそこが南千住駅前です。むくつけき男たちに取り囲まれながらポツ~ンと飲んでるかなぁ。渋谷界隈でひとり飲みになれてるとはいえ、南千住だとなぁ。急げ急げ。お。営業はしていないけど、ここが「大坪屋」か。昼電話したときに5日まで休みって言ってたなぁ。急ぎながらもつい気になってしまいます。あった。「鶯酒場」だ。やっと到着。ガラリと勢いよく引き戸を開けます。

「いらっしゃいませ」とカウンターのところで迎えてくれる店主。その横、ちょうどカウンターの角のところで「こんにちはぁ!」とニッコリほほ笑むここっとさん。

たしかにポツ~ンなんだけど……。ほんとにポツ~ンじゃん。他にだれもお客さんがいないし! むくつけき男たちはどうした!

「鶯酒場」は間口はそれほど大きくないんだけど、奥行きが深い。ここも「コ」の字カウンターといえば「コ」の字なんだけど、「コ」の字を横方向に4倍くらい伸ばした感じかなぁ。ちなみに「コ」の右側が入口です。上下の長い辺にそれぞれ15人くらい座れるでしょうか。そして短い辺にも座れるのでけっこうたくさん入れそう。

ま、しかし。4時に開店したばかりだし、連休の谷間なのでこんなもんなのかな。ここっとさんの横に角をはさむようにして座り、飲み物はこの店ならではのホイス(300円)を注文します。

「なんでホイスって言うんですか」とカウンターの中のおとうさんに聞いてみます。「まだホッピーなんかが出るよりも前に、チューハイの素のような、焼酎に混ぜて飲むためのものがいろいろとあったんですよ。ホイスもそういう中のひとつで、その名前がホイスっていうんで、それで割った飲み物のほうもホイスになったんです」と、棚においてあるホイスの一升瓶を指差しながら教えてくれます。へぇ、そうだったんだ。焼酎のホッピー割りをホッピーと呼ぶのと同じようなものなんですね。

ちなみにホイスのホームページによりますと、『昭和30年頃。ビールやウイスキーはまだ、庶民にとって高嶺の花でした。もっぱら飲まれていたのは焼酎でしたが、当時は品質も悪く、味も匂いもただただ強烈なだけ。そんな時に生まれたのが、ホイス。庶民のあこがれだったウイスキーをもじって、ホイスキー。転じて、ホイスと名付けられたこの酒は知る人ぞ知る「チューハイの元祖」なのです。ホイスと焼酎と炭酸を、4:6:10の割合で割る…。そんな飲み方が、秘かなブームとなりました。当時から小売りされることはなかったので、一般に爆発的に広まるには至りませんでした。それが、「幻の酒」たる由縁です』ということだそうです。

できあがったホイスを受け取って、ここっとさんと乾杯します。

ここっとさんは20代で、その外観からはとても大衆酒場や立ち飲み屋なんて行きそうにないような、いわゆる今風のおしゃれな女性なのですが、「寄り道Blog」を読みはじめて以来、我われの愛するオヤジ酒場の世界にも進出するようになったのだそうで、おひとりでも飲みに出かけるし、寄り道さんや私たちにも声をかけてくれたりしながら、一緒にちょっと遠くの酒場にも出かけるようになった。もともと渋谷生まれの渋谷育ちで、仕事場もすぐ近くなのだそうで、電車にもほとんど乗ったことがないくらいなのに、徐々に電車にも慣れてきたのだそうです。今日もよく南千住まで来ることができましたよねぇ!

お通しとして出されたのは小皿に盛られたおでん2個。ここ「鶯酒場」は出汁がしっかりと染みこんだおでんが有名。このお通しのおでんもよく出汁の染みたいい色です。ひとつは小さな大根。そしてもうひとつが魚のスジです。

「鶯酒場」は東京オリンピックが開催された昭和39(1964)年の開店。創業以来41年を迎えています。現在カウンター中央部でやわらかく微笑んでいる名物大女将・堀江さんを中心として、本来は従業員全員が女性というところが特徴的なお店らしいのですが、今日は連休中だからか、まだ時間が早いからか、大女将と、我われの目の前にいるおとうさんのふたりで切り盛りしている状況です。

我われの後にも、サラリーマンらしき背広姿の中年の男性客がひとりと、地元の人っぽいラフな姿の男性ひとり客が入ってきて、それぞれ右のカウンターと左のカウンターの一角に座って飲んでいます。なにしろ大きいカウンターなので、4人くらい座っているのだとガラ~ンとしている感じです。このカウンターいっぱいのお客さんが飲んでる姿は壮観だろうなぁ。

ここっとさんはお通しで出された魚のスジが、はじめて食べる魚のスジだったらしいのですが、とても気に入った様子。それじゃ、この店の人気の品でもあるおでん(盛り合わせて420円)を注文してみる?

「そういえばjirochoさんの掲示板に、jirochoさんやしんちゃんさんが「ナポリ」に集まるって書いてましたよ」とことっとさん。なに! 「ナポリ」とな! 「ナポリ」は人形町にあるおでんのお店。以前から行ってみたかったお店のひとつなのです。ここからだと人形町までは日比谷線1本だし、その集まりに参加しましょうか。おでんはそこで食べましょう!

お勘定をお願いすると、注文するたびにプラスチックカップの中に入れられた色付きのチップによって集計されます。今日は2人で1,450円(ビール大ビン、小ビン各1本にホイスとチーズ)でした。

南千住は比較的来やすいことがわかったので、ぜひ今度、「大坪屋」「大林」なんかとも合わせて再訪したいですね。(参考:「吉田類の酒場放浪記(大坪屋)」。「まりみるのおいしい生活日記(大林)

(同じときの記事が「帰り道は、匍匐ぜんしん!」にもありますので、あわせてお楽しみください。)

店情報

《平成17(2005)年5月2日(月)の記録》

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店情報: 居酒屋「鶯酒場(うぐいすさかば)」(南千住)

  • 店名: ホイスハイボールの店 うぐいす酒場
  • 電話: 03-3801-3277
  • 住所: 116-0003 東京都荒川区南千住7-1-1 アクレステイ 南千住 MB101
  • 営業: 16:00-22:00、日休
  • 場所: JRおよび地下鉄の南千住駅を西側に出て、バス乗り場(駅前広場)の向かい側。
  • メモ: 昭和39(1964)年創業。高層ビルの地下にある店内は、コの字カウンターに、4人テーブル2卓をくっつけたような形。 (2016年調べの価格はすべて税別表記)
    〔お酒の部〕ウイスキー1パイ220、ホイスハイボール320、焼酎25°正一合220、清酒二級正一合250、清酒一級正一合320、ビール(小)1本330、ビール(大)1本520。
    〔お肴の部〕おでん1皿450、お好みおでん1皿(時価)、天ぷら盛合せ700、串カツ1本290、肉野菜炒め450、お新香300、煮込み320、くじらベーコン680、赤魚粕漬け600、フライドポテト300、チーズ320、いかさし420、しめさば420、まぐろぶつ380、まぐろ納豆450。
    〔本日のおすすめ(手書き短冊メニュー)〕さば塩焼400、春キャベツとウインナー炒め450、カキフライ460、山菜天ぷら(たらの芽他)600、チキンカツ500、ローストビーフ620、ジャガカレー(ルーのみ)500・(ライス付)600、肉しゅうまい大4個480、山芋千切り260、茄子とトマトのチーズグラタン450、いわし立田揚450、とり唐揚3個350、山かけ480、ニラ玉炒め400、ミックス串揚5本550、お好焼(ミックス)550、〆さば420、山東漬サントウサイ350、自家製たくわん300、白菜漬350、ゆどうふ420(タラ入り+100)。冷酒1合320。(2016年2月調べ)

    ホイスハイボール(300円)、ビール(大ビン480円、小ビン350円)など。チーズ(300円)など。(2005年5月調べ)

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1軒目・連休半ばの酒場ツアー … 居酒屋「弁慶(べんけい)」(三ノ輪)

今回の大連休の中でポツンと谷間のように平日っぽいのが今日、5月2日(月)です。子どもたちはカレンダーどおりに学校に出かけ、カミサンも「お昼は適当に食べてね」と言い残して外出。そうかぁ。お昼を食べにいかなきゃなぁ。正午も回ってからおもむろに行き先の検討をはじめます。

昼でも楽しめるとなると赤羽界隈だが…。昼食の検討をしていたはずがいつしか酒場の検討になってしまっているのが悲しき呑んべの性(さが)か。でも赤羽は先日行ったしなぁ。どっちかというと東方面(下町方面)がいいよなぁ。となると京成沿線か千住、浅草か。そうだ。南千住界隈にしてみよう。南千住は都心からも比較的近くて、いつでもスッと行けそうな感じもするのですが、実はここは山谷(さんや)や吉原(よしわら)の最寄り駅でもあって、ふだんの仕事帰りにスーツ姿のままではちょっと行きにくい雰囲気をもっている町でもあるのです。

すぐに資料を取り出して電話番号を調べ、この界隈の酒場の営業状況を調査します。昼頃から開いてる酒場を見つけて、開店時刻に合わせて回っていく順序を決めないといけないですからねぇ。(こういうことに関してはマメなんです。)

今日はお仕事ながら「もし飲みに行くなら連絡を!」というメールをいただいていたここっとさんに「千住方面に向かうよぉ」と、お店の候補をいくつか連絡して電車に乗り込みます。お店の調査などが予定よりてまどったので、地下鉄・日比谷線を経由して三ノ輪(みのわ)駅に着いたのは午後3時過ぎ。けっして「早い」とは言えない時刻になってしまいました。

ここ三ノ輪では「下町酒場巡礼」で「狭い、狭い、路地のずーっと奥に」と紹介された煮込みで有名な大衆酒場「弁慶」です。住所から調べた地図であたりをつけながら三ノ輪商店街近くの狭い路地をのぞきこみます。あったぁーっ。赤ちょうちんだ。あそこに違いない。

JRの高架を背にしてジョイフル三ノ輪商店街入口のちょっと先、左手に鈴木医院がある路地がどうやら目的の路地のようです。

赤ちょうちんに近づくとザワザワとした酒場独特の音も聞こえてきます。昼過ぎにわが家から「今日は開きますか?」と電話したら、「もうやってますよぉっ!」という元気な声が返ってきましたもんねぇ。早い人はすでに何時間か飲んでるんでしょうね。

なにしろはじめての店なので、恐る恐る「こんにちは」と店内に入ります。店内は、店全体を取り囲むように「コ」の字型カウンターがあるものの、それぞれ1辺あたり4人程度、全体でも12人も入れば満席というこぢんまりとした規模のお店です。切り盛りしてるのは2名の男性。父子なのかな、もしかすると。

残念ながら「コ」の字カウンターは先客たちで満席。「すみませんが、そちらで」と指された入口横の壁には、小さなサブカウンターが作り付けてあって2~3人ほど座れそうなところに椅子が5~6個並べてあります。なるほど。本格的に混雑したときはこの椅子も動員して、「コ」の字カウンター1辺あたり5人以上つめこむんでしょうね。

サブカウンターの入り口側のはしっこに腰をおろして、まずはこれまた「下町酒場巡礼」仕込みのウイスキーのハイボール(250円)を注文します。「下町酒場巡礼」には『ウイスキーといっても、小ぶりのジョッキに氷をぶち込み、安ウイスキーと炭酸か水を注いだもの。これが、煮込みなどもつ系の食い物と不思議と合う』と紹介されているのですが、作っているところを見るとウイスキーはサントリー「ホワイト」のよう。それほど安ウイスキーでもないですねぇ。(後ほどいただいたコメントによりますと、実はウイスキーは「トリス」なのだそうです。)

メニューにはウイスキーは水割りとハイボール。そして焼酎には水割りとハイボールと麦茶割りというのがあって、どれも250円です。色で判断して、みなさんけっこうウイスキーハイボールを飲まれてるのかと思ったのですが、実はこれが焼酎の麦茶割りだったんですね。これが人気の品のようです。

さて、この店の名物は煮込みらしいのですが、煮込み鍋は「コ」の字カウンターの中、「コ」という形で言うと右下隅の位置にある。私が座っているのは「コ」の右上の外側なので煮込み鍋があることは見えるんだけど、中までは見えない。「煮込み1本40円」とあるので適当に取ってもらいますか。「すみません」と店主らしき男性に声を掛け、「煮込みを適当に5本ばかりお願いします」と注文。「はいよっ」と返事した店主。お皿を片手に煮込み鍋をぐるぐるっとかき回しながら1本1本品定めしてお皿に移し、「はい、どうぞ」と煮込みのお皿といっしょに七味唐辛子の容器も渡してくれます。

なぁるほど。これはフワが2本、シロが2本、そしてもう1本はハチノスですね。よく煮込まれてておいしそう。七味をササッとふりかけて、まずはフワから。おぉ。いいじゃん、いいじゃん。うまいねぇ。ウイスキーハイボールともよく合うし!

煮込みをつついてやっとひと心地ついて、改めて店内を見渡します。十数人いるお客は男性ばかり。みなさんほぼ中年以上で年配の方も多い。ときどき煮込み鍋に手を伸ばして自分の好きな煮込みを取ったりしています。すべて1本40円なので、あとで串の数で会計するんですね。もちろんつまみは煮込みだけではなくて大衆酒場にありそうな品々は300円くらいで並んでいて、それらをつっついてる人たちも多い。

なにより特徴的なのは、「コ」の字カウンターの正面中央に鎮座している14インチ程度の小さいカラーテレビです。ケーブルテレビかなにかで競輪専門のチャンネルが流れているらしく、どこかの競輪場の現在の様子を生中継中なのです。

みなさん競輪の生中継って見たことありますか? 私は今回はじめて見たのですが、大相撲の生中継になんとなく似てるのです。レースとレースの間が長くて、その間に選手の紹介なんかをやっている。その間もどんどん投票っていうんですか、券が買われてるらしく、画面上の配当倍率が円相場のように変わっていくのです。店内はここぞとばかりに飲み物や食べ物を注文したり、互いに予想しあったりと、ま、いわゆる普通の大衆酒場のような雰囲気で過ぎていきます。

ところがある時点で投票〆切となり、いよいよレース間近になってくると店内の空気が一変します。店のおにいさんふたりも「コ」の字カウンターの中でテレビの方を向いて座り、店中の目線がテレビに集中します。そしてスタート! 急に店内のトーンが上がります。「よーし! 行けぇーっ!」「させぇーっ!」「まくれ、まくれぇっ!」「いいぞぉっ!」という喜びの声と、「あぁ~あ。なんだよぉ」と落胆する声。

そしてまたレースとレースの間に入り、店内も喧騒の後に今度は感想戦に入っていきます。「やっぱりすげぇよなぁ、あいつは。まくられてもビクともしねぇもんよぉ。」「いやいや。あの並びになったらもうダメだよ」と盛り上がります。しかし専門用語が多すぎてよくわからない…。

ふと携帯電話を見るとここっとさんからのメール。「今から南千住に向かいますね」。発信時刻は午後3時過ぎ。しまったぁ。地下鉄の中にいたから気づかなかったんだ。やばいっ。若い娘っ子ひとりが行ける町じゃないからなぁ。でもまだ4時前だからなんとかなるかな。

さっきのレースが終わって席を立つお客さんが2~3人。「すみませんでした。こっち空きましたからどうぞ」と店主らしきおにいさんが声を掛けてくれます。「いや。せっかく空いたのに申しわけないんですが、こっちもお勘定をお願いします」。「え。あ、そうですか。じゃ、450円です」。ガ~ン。なんだか子供のおやつ代のような料金だなぁ。ごめんなさいね。また今度じっくりと来ますから。どうもごちそうさま。

さぁ。次は南千住だ。

店情報

《平成17(2005)年5月2日(月)の記録》

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店情報: 居酒屋「弁慶(べんけい)」(三ノ輪)

  • 店名: 居酒屋「弁慶」(べんけい)
  • 電話: 03-3806-1096
  • 住所: 116-0003 東京都荒川区南千住1-15-16
  • 営業: 昼から営業
  • 場所: 地下鉄日比谷線・三ノ輪駅3番出口を出て右へ。日光街道(国道4号線)に沿って約200mほど北上する。その途中、JR常磐線のガードをくぐり、左手にはジョイフル三ノ輪商店街の入口があったりする。JRのガードをくぐってから2個目の信号機のちょっと手前、左手の鈴木医院の横の細い路地に入った先、左手。この路地に入ると赤提灯のある店は1軒しかないのですぐわかる。
  • メモ: ウイスキーハイボール、ウイスキー水割り、焼酎ハイボール、焼酎麦茶割りが各250円。名物の煮込みはレバ、シロ、ハチノスなどを串に刺して煮込んでおり1本40円。店内のテレビでは競輪の様子が流されている。

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中華街の名物店 … 中華料理「天龍菜館(てんりゅうさいかん)」(横浜・石川町)

5月に入りました。5月第1日曜日の今日は横浜インターナショナルスクールのフードフェア。食がテーマの学園祭みたいなものなのですが、なにしろインターナショナルスクールだけに世界各国の料理が並びます。伊東さんやその仲間のみなさんがこのフードフェアに集まるということで、私も仲間に入れてもらったのです。

ラムとカンガルーまずはイギリスとオーストラリアとが合同で出している「The Pub」というコーナーでオーストラリアのビール、ビクトリア・ビター(500円)を購入。それを飲みながらオーストラリア料理のコーナーへ。ラムチョップ(350円)とカンガルーソテー(200円)を買ってつまみます。

校内のいたるところに国ごとのブースができていて、人人人…。すれ違うのも大変なくらいの人の山です。各国ブースに混ざって日本ブースもあるのがおもしろいところ。日本酒やおにぎりなどを売っています。韓国ブースでは焼き肉弁当。ベルギーコーナーには生のヒューガルデン(ホワイトビール)もあります。おもしろいなぁ。

スモークサーモン伊東さんから「スカンジナビアコーナーのサーモンがおいしいですよ」と教えてもらい、さっそくパックにいっぱい入ったスモークサーモン(500円)を購入。ついでにアクアビット(1ショット、100円)ももらいます。

こうして昼から夕方までフードフェアで過ごし、夕方からは伊東さんの仲間の方々とともに中華街で食事会です。

向かった先は「中華街の隠れた名物店。ここを知らずして中華街は語れない! 本場の味と雰囲気をそのまま楽しめます。ぜひお試しください。ハマります」と看板に書かれている廣東家郷料理のお店、「天龍菜館」です。伊東さんは事前にこの店に来て、すでに本日のメニューの調整をしてくれているのだそうです。

店はガレージを改造したものだそうで、サイズがちょっとずつ違う長方形のテーブルが3~4連つらねて並べてあり、先客はテーブルの一番入口側にいる男女ふたり連れ1組のみ。我われ10人もテーブルの奥側をずらりと囲みます。

槽鷄「最初はビールね」とビール(横浜らしくキリンラガー)を出してもらい、料理のスタートです。まずは前菜のお酒で漬け込んだ地鶏の料理が出されます。

この店は高齢の店主ひとりで切り盛りされてるのだそうで、店主が調理のために2階の厨房に行っている間は、1階はお客だけでやりくりしないといけない。「ビールをもうちょっと飲むか」と冷蔵庫からビールを出してきたり、「そろそろ紹興酒にするか」と棚に並んだ紹興酒を持ってきたりとおもしろい。お客のほうもよく知ったもので、店頭の肉まんを買うために、店主が2階から降りてくるのを静かに待ってたり、新しく来たお客さんも、勝手にその辺に座ってじっと待ってたりと、店主が調理のためにいなくなるのは当たり前といった実にほほ笑ましい状況です。

牛尾冬瓜湯ブッと料理を載せた小さいエレベーターの到着する音がして、店主も2階から降りてきます。2品目は牛テールと冬瓜(とうがん)のスープです。脂がギトギトと浮いてるほど濃厚なスープなんだけど、冬瓜のおかげでなんだかサッパリといただけます。お。鶏の足の部分も入ってる。これもうまいなぁ。

炒空心菜3品目は青菜の炒め物。これは空芯菜(くうしんさい)というまるでストローのように芯の部分が抜けた野菜なんだそうです。壁のメニューで「炒空心菜(クウシンサイイタメ)」(800円)と書かれているのがきっとこの料理ですね。

鹹蛋蒸肉餅続いて出てきたのは…。なにこれ? 上にポコポコと目玉焼きが乗っかったようなひき肉の料理。目玉焼きは塩漬けされたアヒルの玉子なのだそうです。黄身がものすごく濃厚で、オレンジ色っぽい。

中華肉まんそして、この店の人気料理、中華肉まん(1個210円)です。これは昔ながらの手作りで作っているのだそうで、この肉まんだけをお土産で買っていく人も多いのだそうです。サイズも大きい!

蘿蔔干絲魚6品目は魚料理。スズキの揚げた上に切り干しダイコンのあんをかけたもの。中華風に調理した魚もうまいなぁ。最初に魚を揚げているからか、身のホンワリ感が十分残っていてとってもジューシーです。

海鮮鍋トコブシの豆蒸しそして本日のメインディッシュ、海鮮鍋が7品目。エビやイカ、貝や野菜がたっぷりと入ってスープもうまい。8品目もトコブシの荳[豆支]蒸しと魚介類が続きます。しかしこれはまた紹興酒も進みますねぇ。

最後に出してくれたチャーハンがまたうまいこと。こんなに食べたのに、まだまだ入ってしまふ。(^^;;

炒飯午後5時から9時までの4時間。おおいに飲んで食べて話をして笑って。楽しい時間はあっという間に過ぎて、お勘定は飲み物は自己申告制。「ビールが何本だっけ? 紹興酒は?」と自分たちが持ってきた本数を確認して老店主に告げます。本日のお勘定は10人で39,500円。ひとりあたま4千円弱という信じられないような低価格で本格広東料理を楽しむことができたのでした。さすが伊東さん、そしてさすが横浜中華街ですねぇ!

店情報

《平成17(2005)年5月1日(日)の記録》

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店情報: 中華料理「天龍菜館(てんりゅうさいかん)」(横浜・石川町)

    天龍菜館
  • 店名: 廣東家郷料理「天龍菜館」(てんりゅうさいかん)
  • 電話: 045-664-0179
  • 住所: 231-0023 神奈川県横浜市中区山下町232-302
  • 営業: 17:00-24:00、不定休
  • 場所: JR京浜東北・根岸線の石川町駅北口を出て中華街西門から中華街に入る。1ブロック進んで左折した右手。
  • メモ: 元ガレージだったという店は、不ぞろいなテーブルが3つほど並べられていて、15人程度座れるだろうか。店頭では肉まんも販売していて、人気がある。老店主ひとりで切り盛りしているので料理の出は遅いがうまい。

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駅パブでペールエール … パブ「LONDON PUB RAILWAY TAVERN」(池袋)

「電車に乗る前にちょっと一杯」。そんなコンセプトのちょい飲み屋が増えています。たとえば新宿駅東口改札前にある「BERG(ベルグ)」。ここは朝7時から夜11時まで、年中無休で営業するビア&カフェで生ビールは315円から。パンやソーセージなどのメニューも多くていつもお客さんでいっぱいです。恵比寿駅東口改札を出てアトレ恵比寿の3階にあるのは「LION D'OR(リオンドール)」。ここも8時から10時半まで年中無休の駅パブです。田町駅北口改札前にはアイリッシュパブの「Stasiun(スタシェーン)」(11:00-23:00、日休)、浜松町駅モノレール側改札の先にはカフェ「東京ブギ」(07:00-23:00、無休)、東京駅の地下には「Bar BAR Tokyo」(11:00-23:00、無休)、上野駅中央改札の外では「Hard Rock Cafe UENO(ハードロックカフェ)」(07:00-23:00、無休)が人気を集めています。

そんな中、ここ池袋駅はなんと本当に構内。改札の中にロンドン・パブがあるのです。

すっと入ると、右手がパブカウンター。こちらで注文や支払いを済ませます。「バスペールエールをお願いします」。「はい。320円です」。バスペールエールのサイズはハーフパイントのみ。でもハーフパイントが320円というのは安いですよね。ソーセージ(400円)やチーズサラミ(320円)、タコのマリネ(300円)などのつまみ類もあります。

店内は中央部に楕円形の立ち飲みテーブルが3卓ばかり。周辺部に座って飲食するための小さいテーブルやカウンターがずらりと並んでいます。この時間帯(連休中の土曜日。15:30頃)でもビールを飲んでる人が多いのですが、サンドイッチとコーヒーで軽い食事なんて人も大勢います。こんなところも本当のパブ(?)に近い感じですね。

バスペールエール(ちょっと飲んじゃったけど…)私もバスペールエールを片手に、かろうじて空いていた一番奥の座り飲み席へ。この席はすぐ横がバス社のマークが入った鏡になっていて、ちょっとこじゃれた雰囲気です。テーブルの上に「禁煙」のマークが大きく張られているのがちょっと興ざめですけどね。こちら側の奥がずらりと禁煙席になっているようです。

となりは外国人の男性ふたり連れ。生ビール(アサヒ)を飲みながら談笑しています。こんな光景も本当のパブ風ですね。

クィ~ッとバスペールエールを飲み干して、そのまま電車へ。手軽に楽しめるいいお店です。

店情報

《平成17(2005)年4月30日(土)の記録》

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店情報: パブ「LONDON PUB RAILWAY TAVERN」(池袋)

    ロンドンパブ
  • 店名: パブ「LONDON PUB RAILWAY TAVERN」(ロンドンパブ レイルウェイ タバーン)
  • 電話: 03-5958-0375
  • 住所: 171-0022 東京都豊島区南池袋1-28-2 JR池袋駅構内
  • 営業: 07:00-22:00、無休
  • 場所: JR池袋駅構内南側階段のところ。7・8番線(山手線)ホーム下。
  • メモ: バスペールエール(サイズはハーフパイントのみ、320円)。つまみはタコのマリネ(300円)、ソーセージ(400円)、チーズとサラミ(320円)など。喫茶店風のメニューもあってコーヒーを飲んだり、サンドイッチを食べたりしている人もいる。

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鯉と鰻とたぬき豆腐 … 居酒屋「まるます家(まるますや)」(赤羽)

息子のサッカーの試合があり、江戸川の河川敷にあるグランドで応援です。残念ながら1試合目で負けてしまい、昼12時半ごろには応援も終了。最寄り駅である浮間船度(うきまふなど)駅から帰りの電車に乗り込みます。浮間船度から都心に向かって2駅行ったところが赤羽です。昼ごはんも食べていないので、ちょっと寄り道して帰りましょうね。

実はこの寄り道は当初から予定の行動だったという説もありまして、うちのカミサンなんて、私がわが家を出るときから「昼間から飲み過ぎないように。ちゃんと帰ってきてよ!」なんて言ってましたもんねぇ。なんで行動パターンを読まれちゃったかなぁ。

ま、なにしろ赤羽ですからねぇ。朝から飲めるお店がけっこうあるんです。たとえば立ち飲みの「いこい」。たとえば鯉とうなぎの「まるます家」。この2軒が有名ですが、駅を降りてその辺の商店街をフラフラしてると他にも開いているお店に出くわします。朝から飲んでることを容認するような町の寛大さがあるのかもねぇ。なにしろ旧街道(中山道)沿いですもん。

今日は応援の間ずっと立ってたので立ち飲みはパスして1番街商店街を「まるます家」のほうへと向かいます。大型連休初日の祝日(みどりの日)とあって休みのお店も多いなか、かなたに見える「まるます家」のずらりとならんだ提灯にひと安心しながら店に着いたのは1時過ぎ。なんとねぇ、店内はほぼ満席じゃないですか。ダブル「コ」の字のカウンターには、それぞれのカウンターに空席が1~2席ずつ。左手のテーブル席はすべて埋まっています。

私もダブル「コ」の字の左側のカウンター、そうあの歌うように注文のやり取りをしてくれるおねえさんのカウンターのかろうじて空いていた1席に陣取ります。ここは「コ」の字で言うと下の辺の真ん中あたりというポジション(お店の呼び方では4番の席)なのですが、ちょうど左側に金属製の丸い柱があって、そこにもたれることができるのです。ある意味一等席かも!

「ビールと鯉のあらいをお願いします。」「アイヨッ。はい、ご新規4番さん、おビールと鯉のあらいです」と歌うように注文を通します。この声は奥の厨房とダブル「コ」の字の中央にいる女将さんらしき女性(年齢は目の前のおねえさんといっしょくらいかなぁ)に届きます。「はい。ご新規4番さん。おビールと鯉のあらいね」と女将さんが復唱。最後のお会計はこの女将さんがしてくれるので、どうやらこのときにレシートにつけられているようですね。

ビールはサッポロラガービール(いわゆる赤ボシ)の大ビンが500円。このほかに生ビール(大が650円でと小が350円)や黒ビール(エビス)などがあります。

なにしろ「鯉とうなぎのまるます家」と看板にも書かれているくらいで、鯉はこの店の看板商品のひとつ。鯉のあらい(350円)もあっという間に出てきます。どうよこのきれいな刺身。さっと冷水であらわれた鯉の薄い切り身は表面が白っぽくなってみるからにしっかりとした感じ。これを一緒に出される酢味噌でいただくのです。1枚持ち上げるとその大きいこと、きれいこと。ちょんと酢味噌をつけて口中へ。ん~。涼やか。

今日の東京地方、気温が30度になろうかというくらい暑い1日。おそらく今年に入って一番高い気温をマークしたんじゃないかなぁ。そんな中でのサッカー観戦とあって、とにかく冷たいものを口に入れたくてしかたなかったのです。このビールと鯉のあらいですっかり満足です。

私の正面に座って、生ビールの小を飲んでるおじいさんのところへウナ丼が届きます。ここはウナ重は1,000円からですが、ウナ丼だけはサービス品なのか750円で肝吸いもついているのです。おそらく量は違うんでしょうけど、肝吸いは単品だと250円ですからいかにお得なサービス品かってとこですね。先ほどからウナ丼の注文はひっきりなしに入っています。

店内のお客さんは例によって老若男女まんべんなく。ありゃ。ちょっと気づかぬうちに満席になってすみっこの待合用の椅子で待ってる人もいるんですね。こりゃ昼から大盛況だ。食事だけの人も何人かはいるのかもしれませんが、私のまわりはほとんど飲み物をもらって飲んでいる。正面のおじいさんのように飲み物とつまみを何品かもらって、最後にウナ丼でしめるってなパターンが多いようですね。

さて私も2品目はウナギにしてみようかな。なにしろ「鯉とうなぎ」のお店ですからね。さっき左のおにいさんが「肝焼きはまだ?」と聞いたら「肝焼きは夕方になってからです」って答えてたなぁ。ということはこの時間帯うなぎの肝焼きはないんだ。かといって蒲焼き、白焼きというのもなぁ。お。「うなぎのバラ身ポンズ合え」(350円)なんてのがある。値段から見てもかなりつまみっぽいので、これにしてみるか。「アイヨッ。バラ身いっちょう、4番さん」とリズミカルに注文を通すおねえさん。

バラ身ポンズ合えこのバラ身ポンズ合えもあらかじめ用意されているらしく、すぐに出てきました。なぁるほど。バラ身というのはウナギの骨ぎわの身みたいですね。小鉢の中には細長い身がた~くさん入っていて、上に紅葉おろしと刻みネギがのっかっています。グリグリっとかき回して、全体を均等な味にしておいていただきま~す。うん。いいねぇ、これも。もともと「川二郎」なんかで食べてもバラ身のところはおいしいもんねぇ。

よしっ。それじゃ燗酒いきますか。「すみません。」「アイヨッ。」「お酒。富久娘をお願いします。」「温っためる。」「えぇ。温っためてください。」「アイヨッ。はい、4番さん、カワイコちゃんホットでいっちょう!」「はいっ。カワイコちゃんホット、4番さんね」と注文が通ります。

ここのお酒は「金升(きんます)」(300円)と「富久娘(ふくむすめ)」(350円)の2種類があって、富久娘のほうは「カワイコちゃん」という符丁で呼ばれているのです。今回はその「カワイコちゃんいっちょう!」という通し符丁をぜひ聞きたくて、あえて富久娘を注文してみたのでした。ちなみに「金升」のほうが徳利の形をしたガラス容器に入っていて、それがそのまま出てくるのに対して、「富久娘」は陶器の徳利に入れられて出てきます。

ックゥ~ッ。お酒といっしょにいただくと、バラ身ポンズ合えはますますいいつまみになりますねぇ。

バラ身をつつきながらも、目は壁にずらりと張られたメニューを追っかけて次のつまみを選んでいます。牛スジ煮込み(450円)も捨てがたいなぁ。お。向こうのおにいさん、スッポン鍋(700円)を注文したぞ。このスッポン鍋も一度食べてみたい品物なんだけどなぁ。いかんせん今日は暑いよなぁ。ナマズ唐揚げ(500円)にもひかれるなぁ。あれもこれも食べたいものばかり。

出てきた出てきた。スッポン鍋だ。人の注文品ながら気になって仕方がない。「はい、スッポン鍋お待たせしました。スープが残ったら雑炊にできますからね」。ぬわにぃ。スッポン鍋が700円と言うだけで「ん? ゼロの数が足りないんじゃないの?」みたいな状態なのに、これでさらに雑炊まで楽しめちゃいますか!? う~む。「まるます家」おそるべし、赤羽おそるべし。

満席状態はずっと続いていて、待ってる人がいる状態もずっと続いている。回転してないわけではなくて、次々と新しいお客さんに切り替わってはいるんですが、さらに新しいお客さんがやってきて、ちょうど2~3人が待ってるという状態でうまくバランスしているようです。というか、他にものぞいていく人は多いんですが、何人か待っているのを見て、あきらめて去っていくのでした。

メニューだけだとどんなものが出てくるのかわからない品も何品かあるので、そのうちの一品、「たぬき豆腐」(450円)を注文してみましょうか。「アイヨッ。4番さん、たぬき豆腐いっちょう!」

御徒町の「佐原屋」の湯豆腐のようなものが出てくるんじゃないかなぁ、というのが私の予想なんだけどどうかなぁ。「佐原屋」の湯豆腐というのは、温められたお湯なし湯豆腐の上に天カスがたっぷりと乗せられた一品で、「佐原屋」の名物でもあるのです。

たぬき豆腐「はい。たぬき豆腐のお客さま。お待たせしました」と出てきたのは丼鉢。えぇっ。これがたぬき豆腐。心の中ではすっかり「佐原屋」の湯豆腐イメージだったので、熱いことを想定しながら手を伸ばして受け取った丼は冷たい! しかもツユがたっぷりと張られていて、その上にこれでもかというくらい天カスとワカメがてんこ盛り。さらにカニカマものっかって、チリレンゲが添えられています。こいつはすごいボリュームだなぁ。チリレンゲを手にとってエイッと丼の内部につきさすと、大きな豆腐のかたまりにあたります。なるほど、ちょうど丼と同じくらいの大きさに切られた四角い豆腐が2段重ねになってるんですね。単純に言えば冷やしたぬきソバのソバが冷やっこに変わったものといった感じかな。これはつまみとしてもおもしろいけど、単に食べ物として食べてもうまいなぁ。

私の斜め後ろの待合席で順番待ちをしていたおにいさんも、席に着くなりチューハイとたぬき豆腐を、そして右どなりのおにいさんもたぬき豆腐を注文して、こちらのカウンターは一躍たぬき豆腐ブームが訪れています。このたぬき豆腐、温っためて食べてもうまいかもね。

最後にウナ丼でも食べてしめようかと思っていたのですが、このたぬき豆腐ですっかり満腹。もうこれで十分な状態になってしまいました。どうもごちそうさま。「はいっ。4番さん、お会計。ビールとカワイコちゃんです」と飲み物だけをカウンター中央に連絡。カウンター中央の女将さんから「ちょうど2千円です」という声が返ります。「はいはい。どうもごちそうさまでした」とお勘定をすませます。午後2時半過ぎまで1時間半の滞在。「どうもありがとうございました」の声に見送られながら、まるで真夏のような暑さの赤羽の町へと踏み出したのでした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月29日(金)の記録》

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誕生日おめでとう! … 魚料理・天ぷら「竹よし(たけよし)」(都立家政)

大型連休前の今日はjirochoさんの50回目の誕生日。無事に半世紀をすごしたお祝いの会をまりっぺさんが企画されたのでした。

腹黒屋さん、いけちゃん、熊さんら旧知のメンバーがそろう中、はじめましてのメンバーも何人か。そのうちのおひとりは「居酒屋ジャンキー」のジャンキーさんです。サイトはいつもは意見しているのですが、お目にかかるのははじめて。そして、ジャンキーさんと一緒にいらっしゃったまーぶるさん。まーぶるさんともはじめましてかと思いきや、2年ほど前に開催された、太田和彦さんを囲むオフ会でお会いしたことがあったのでした。

まず出された料理はイワシの刺身とサーモンのキャベツ重ね。お酒はjirochoさんお気に入りの「吉田蔵(よしだぐら)」(手取川 大吟醸)からはじめます。刺身の盛り合わせ(マグロと真鯛にメダイ)も出てきていよいよ宴もたけなわモードに。

jirochoさんは今日で50歳なのですが、いつもにこやかで、とっても若々しい。とても50歳には見えませんよねぇ。

まりっぺさんとそのお友だちKnさんからの誕生プレゼントは、まりっぺさんの故郷・長野のお酒「真澄(ますみ)」(純米吟醸)と、もう1本は福島の「大七(だいしち)」(純米生もと)です。日本酒好きのみなさんが集まっているのですぐに封が切られます。まーぶるさんはキンミヤで作ったチューハイ。さすが下町っ娘ですね。

料理のほうは天ぷらの盛り合わせが出てきます。今日はエビ、メゴチ、アナゴの天ぷらにシシトウ、カボチャの野菜天が盛られます。

いけちゃんの誕生プレゼントは「越乃寒梅」の「古酒 乙焼酎」というとても珍しい焼酎です。これがなんとアルコール度数40度! きびしく強いお酒なのにうまいっ!

古酒 乙焼酎 鮎寿司 ママさん風焼き飯

しめは鮎1匹を姿のまま作った鮎寿司がひとりに1本ずつ。さらに「竹よし」名物、ママさん風焼き飯(お好み焼き状に焼きかためた炒飯)も出されます。古くからの常連さんたちに伝説のように語られているこの焼き飯。今はママさんの体調がとってもいいときにしか作ってもらえないので、まさに伝説の一品になっています。私自身、いただいたのはこれで2度目。おいしいよなぁ。

午後7時にはじまった誕生会は、11時前まで盛り上がったのでした。

二次会はとなり町・野方まで移動してやきとんの「秋元屋」。すでに閉店前の11時ですがまだまだお客さんが多い。さすがですねぇ。例によってレバ生やもつ焼きで一献。お酒は「篠峯(しのみね)」の純米吟醸無濾過生酒などなど。

「秋元屋」閉店後も、主賓のjirochoさん以下、男衆6人で野方の深部へ。「ピュアー」をのぞくもそんなに空席はなくて、近くの「茶や」へ。お通しの野菜の煮物に癒されながら、チューハイやサワー類でしめたのでした。最後まで楽しく盛り上がったjirochoさん誕生会でした。よく飲みましたぁ。(^^)

私のところは近いからいいようなものの、みなさん、その後無事に帰り着いたでしょうか!?

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月28日(木)の記録》

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普通におしゃれ!? … ソウルバー「モータウン(MOTOWN)」(横浜・石川町)

焼鳥「けい子」を出て中村川沿いを再び元町方面へ。本日の3軒目は川沿いの2階にあるソウルバー「モータウン」です。入ってすぐのところにターンテーブルがあって、そこでソウルミュージックのレコードが回っている。店内は黒を基調にした実にシックな作りで、川側は窓が大きくとられていて川沿いの夜景が楽しめるようになっています。

カナディアンクラブ平日午後9時半の店内はゆったりとしていて、窓際の席に男女ふたり連れがひと組いるのみ。我われはカウンターの中央部に陣取り、伊東さんはジンリッキーを私は先日来マイブームになっているカナディアンクラブのロックをいただきます。

バックバーにずらりとならぶ酒瓶の数々。比較的大き目のBGMが流れているのは、天井に吊り下げられたとっても小さいBOSEのスピーカーから。こんな小さいスピーカーでこんなにも響く音が出るんですねぇ。びっくりです。

洋食も横浜ならば、バーもまた横浜の大きな文化のひとつ。まるで東京下町の大衆酒場と同じように、なんでもなくみなさんがバーで憩っているのです。なにしろ、元々が港町なのでいわゆる船員バーと呼ばれるバーがあちこちにあって各国の船員が飲んでいたほか、戦後は進駐軍の影響もあってますます洋風の文化が浸透していったんでしょうね。

ジンリッキーを飲み干した伊東さんは生ビール(キリン)を注文。私のほうは最初のカナディアンクラブのロックをまだチビチビとやっている状態です。ロックグラスには大きな丸い氷が1個。暗い店内のほのかな灯りが氷に映ってキラキラと光ります。

音楽とお酒にどっぷりと浸りながら交わす会話もゆったりと。「照明を落として黒を基調にした店内」・「大きな窓からは横浜の夜景」・「BGMにはソウルミュージック」と、言葉だけで並べればあきらかにおしゃれなお店なのに、気どったところがまったくなくて、なにもかもがまるで普通のまんま。「おしゃれだって? そんなことないよ、こんなの普通じゃん!?」といった雰囲気なのです。このくつろぎがたまりませんね。さすがバーの歴史が長い横浜です。

本日締めの1時間をゆったりと過ごしてお勘定はふたりで2,140円(ひとりあたり1,070円)でした。

石川町駅南口を中心に半径100mほどの圏内でこうやって3軒するりと回ってしまえるとは! 見直したなぁ、石川町。まだまだこの先に元町商店街があって、中華街、山下町へと広がっていくんですもんねぇ。実は野毛地区に負けないほどのすごいエリアかも! そんな横浜のふところの深さを感じた1日でした。伊東さん、今日もありがとうございました。第4回もまたよろしくお願いします!

店情報

《平成17(2005)年4月26日(火)の記録》

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店情報: ソウルバー「モータウン(MOTOWN)」(横浜・石川町)

  • 店名: SOUL BAR YOKOHAMA MOTOWN(ヨコハマ モータウン)
  • 電話: 045-662-9289
  • 住所: 231-0868 神奈川県横浜市中区石川町2-60 金子ビル2F
  • 営業: 19:00-03:00、無休
  • 場所: JR京浜東北・根岸線の石川町駅南口を川側に出て右へ約50メートル。右手ビルの2階。
  • メモ: カウンター約10席、テーブル席2人用×2卓。ソウルミュージックがレコードで流される。店内は暗く、窓から見える景色がよい。チャージ等は一切なくて、自分たちが注文した品物の料金だけを払う。

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元は川沿い屋台 … 焼鳥「けい子」(横浜・石川町)

第3回「伊東さんと行く横浜酒場紀行」。洋食の「ホシ」を出て、ひらがな商店街を石川町駅方面に戻り、さらにガード下を抜けて線路の反対側へ。すぐ右手にはつまみが全品350円均一の小料理屋風居酒屋なども並んでいてなかなか良さげ。その先の路地を右折し、JR石川町駅の下を流れる中村川の川っぷちへ。本日の2軒目は、この川沿いにある焼鳥屋「けい子 リバーサイド」です。

店の外観は、まるで普通のマンションの1室のよう。入口扉も普通の住宅風で、となりにお持ち帰り用の窓口がなければ普通の家みたいです。「こんばんは」と店内に入る伊東さんの後ろにくっついて店内へ。店内もまるで普通の家風で、入ってすぐのところは玄関で、その奥に直線カウンターが店の奥まで続きます。カウンターは12席分程度で、お客さんでいっぱいです。「それじゃ、ここで飲みます」と玄関のところに置かれたテーブルに陣取ります。ここはいわゆる待ち合い席風で、奥のカウンターが空くまでの間、ここで飲み食いしながら待てるようなのです。小さいテーブルの両側に椅子が置かれているので2人でちょうどですね。

「ここはホッピーがありますよ。横浜価格ですけど」と伊東さん。あ。本当だ。普通のホッピーのほかに黒ホッピーも選べるようになっていてセットで450円。「じゃ、私はホッピーを」と伊東さんに伝えると、伊東さんが店主に「ホッピーセットふたつね!」と注文。

ここ「けい子」は、もともとこのすぐ前の中村川沿いで屋台でやってたお店で、最近このビルの中に移ったのだそうです。店主夫婦が切り盛りされているようなのですが、伊東さんによると「けい子」というのは奥さんの名前ではないのだとか。

お通し(サービス)のお新香が出され、「はい。ホッピーセットね」と出てきたのは焼酎がなみなみと入ったコップと瓶入りのホッピー。そして氷がたっぷりと入ったサワーグラスです。この焼酎を半分くらいサワーグラスに移し、ホッピーを注いでクルクルっと混ぜてできあがり。このセットでちょうどサワーグラス2杯分のホッピー割りが作れるんですね。そう考えると450円は高くないかも。「やき屋」の外1中2(ソトもナカも各150円)と同じ値段ですもんね。

「ここは鳥皮(とりかわ)がおいしいんですよ。それもタレ焼きのものが」と教えてくれる伊東さん。じゃ、それを2本いただきます。伊東さんも同じく「とりかわ」のタレ焼きを2本。ふたりで都合4本の鳥皮を注文します。なお焼鳥は「とりにく」「かしら」「とりかわ」「タン」「レバー」「ハツ」「なんこつ」「砂肝」「しろ」「にんにく」が各1本90円で、1本ずつから注文できるし、お持ち帰りもできるようです。

出てきた「とりかわ」は、タレのてかり具合もよくて見るからにおいしそう。間にネギをはさんだ焼き方というのもおもしろですねぇ。どれどれ。なぁるほど。表面はカリッとしていて、噛みしめるとジューシー。タレもいい味です。

店内のカウンターはますます盛り上がっていて、しばらくは空きそうにない状況です。駅から近いということもあって、いつも大人気なのだそうです。今日はおすすめの「とりかわ」をサクッといただいて終了。約45分の滞在でふたりで1,260円(ひとりあたり630円)でした。「とりかわ」から類推するに、他の焼き物もおいしそうですね。今度またじっくりと来てみたいと思います。

「どうもごちそうさま」。「は~い。奥さんにもよろしくね!」と店主。伊東家はご夫婦で常連さん。本当は奥さんのほうが先に来ていたお店なんだそうです。伊東さんが教えてくれるお店は、単に伊東さんが「行ったことがある」というレベルではなくて、それぞれのお店の常連さんであるところがすごいところですねぇ!

店情報

《平成17(2005)年4月26日(火)の記録》

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店情報: 焼鳥「けい子」(横浜・石川町)

  • 店名: 焼鳥「けい子 リバーサイド」
  • 電話:
  • 住所: 231-0868 神奈川県横浜市中区石川町2-63
  • 営業:
  • 場所: JR京浜東北・根岸線の石川町駅南口を川側に出て左へ20~30メートル。左手。
  • メモ: 焼鳥は「とりにく」「かしら」「とりかわ」「タン」「レバー」「ハツ」「なんこつ」「砂肝」「しろ」「にんにく」が各1本90円。野菜焼は「ピーマン」「しいたけ」の2種で各1本150円。一品物は「板わさ」「厚揚げ焼」「トマト」「冷やっこ」「牛煮込み(冬季限定)」が各300円。飲み物は清酒(370円)、ビール(580円)、ウイスキー水割(400円)、ホッピーセット(450円)、焼酎ウーロン割(350円)、トマトジュース(200円)、ウーロン茶(150円)。

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洋食つまみにウーロンハイ … 洋食「ホシ」(横浜・石川町)

第2回目を実施以降、年度がわりのゴタゴタでしばらく実施できていなかった「伊東さんと行く横浜酒場紀行」。どうしても連休前にもう1回は実施しておきたいと伊東さんに急きょお願いして、第3回目の運びとなりました。第1回目の横浜駅周辺、第2回目の西横浜に続いて、第3回目の今回は元町(もとまち)。まさに文明開化の街です。

横浜はわざとそうしたのか、それともそうせざるを得ないような事情があったのか定かではありませんが、有名な地名がJR線の駅名になっていないことが多いのです。元町しかり、本牧しかり、伊勢佐木町しかり、そして野毛もそうですね。ここ元町地区のJRの最寄り駅は石川町です。この駅は北口に出ると中華街に、南口に出ると元町につながっていくのです。そんな石川町駅南口改札で伊東さんと待ち合わせて向かったのは石川町駅から元町のほうに抜ける小路沿いにある「洋食ホシ」です。

「こんばんは」と店に入る伊東さん。店内は左に5人座れるカウンター、右に4人掛けのテーブルが2卓。満席でも13人というこぢんまりとした空間です。午後7時の店内はカウンターの一番奥に男性客がひとりだけ。われわれは奥側のテーブル席に陣取ります。

最初はビールにしましょうかということになり「ホシさん。まずはビールをください」と注文する伊東さん。そうか。店主がホシさん(たぶん“星さん”かな)だから「洋食ホシ」というんですね。店はホシさんおひとりで切り盛りされているようです。ビールはキリンラガーの中ビンで550円。

そのビールとともにもってきてくれたメニューにはハンバーグステーキ(900円)やクリームコロッケ(850円)、海老フライ(1,000円)、ポークカツ(1,000円)、ポークチャップ(1,100円)などの一品料理や、オムライス(800円)、カレーライス(750円)、スパゲッティー(750円)、ピラフ(750円)などの食事メニューなどが650円からはじまって、一番高くても1,100円くらいで30種類程度並んでいます。

壁には「おつまみメニュー」と書かれたホワイトボードもあり、こちらには400円の冷やっこからはじまって、生ソーセージ(650円)、洋風焼鳥(650円)、牛肉の串焼き(850円)などなど10数種類のメニューが書き出されています。

それらの中から「ほうれん草煮びたし」(650円)と「バーベキューチキン」(850円)の2品を選択します。

洋食屋さんで飲むというと池波正太郎氏を思い出します。その著書(「食卓の情景」「散歩のとき何か食べたくなって」など)の中にもポークカツでビールを飲んだりするシーンがよく出てきます。フランス料理やイタリア料理ではなくて、日本の洋食屋だからビールがぴったりとあったりするんですよね。

「ほうれん草煮びたし」も、まさにその日本の洋食屋ならではの料理。スープの具がたっぷりのほうれん草なのです。うまいなぁ。たしかにこれは洋食だなぁ。

横浜は明治維新の開国以来、いち早く西洋文化を取り入れてきた街だけに、洋食の文化も歴史が古く、洋食屋さんも多いのです。たとえば昭和2(1927)年創業の「勝烈庵(かつれつあん)馬車道総本店」(関内)や、昭和13(1938)年創業で初代のレシピをかたくなに守り続ける「洋食キムラ」(桜木町)、さらには50年間変わらぬ味で値段も安い特製オムライスで有名な「センターグリル」(桜木町)、昔ながらの洋食を気軽に楽しめる「関内スタア食堂」。ここ元町にも老舗「洋食の美松(みまつ)」(←ここ「ホシ」のちょっと石川町駅寄り)があったりと、パッと思いつくだけでもこれくらいの有名店があるのです。中華だけではないんですよ、横浜は!

カウンターには女性客が入ってきて食事をされてます。そして入り口側のテーブル席には若いおばあちゃんと、若いおかあさんとその赤ちゃんの3人連れ。きっと一家3世代で食事に来たんですね。おとうさんはまだ仕事中なのかな。(^^;

「ホシさん。焼酎のボトルを出してください。ウーロン割りで飲みます」と伊東さん。なんと、キープボトルを入れてるほどの常連さんなんですねぇ。「ここは、洋食屋なんですけど、洋風居酒屋という風情で、近所のお店の人たちもよく飲みにくるんですよ」。へぇ。そういえばキープボトル置き場にもずらりとボトルが並んでますもんねぇ。

「バーベキューチキン」も登場。チキンそのものもさることながら、横に添えられたポテトサラダとレタスがまたいいですねぇ。伊東さんによると、このポテトサラダとレタスはどの料理をたのんでも必ずついてくる定番の品なのだそうです。「このポテトサラダだけたっぷりでもいいくらいですよね」と伊東さん。たしかに! まさに洋食屋さんのポテトサラダって感じで、香草類がちょっと入ってたりしておいしい。でも残念ながら「ポテトサラダ」ってメニューはないんですよねぇ。

伊東さんの焼酎のボトル(スーパー樹氷25、640ml、2千円)は半分以上あったのに、飲み切っちゃって、新しいボトルを入れてもらいます。つまみはチーズクラッカー(600円)を追加し、じっくりと1時間30分。お勘定はふたりで5,400円でした。

店情報

《平成17(2005)年4月26日(火)の記録》

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店情報: 洋食「ホシ」(横浜・石川町)

  • 店名: 洋食居酒屋「ホシ」元町
  • 電話: 045-662-5892
  • 住所: 231-0868 神奈川県横浜市中区石川町1-18
  • 営業:
  • 場所: JR京浜東北・根岸線の石川町駅南口を川じゃない側に出て、女学生たちの通学路(リセンヌ小路)を元町方向へ約100メートル。右手。
  • メモ: ハンバーグステーキ(900円)、メンチカツ(950円)、オムライス(800円)、カキフライ(10月~2月、800円)、グラタン(800円)、海老グラタン(1,000円)、カニグラタン(1,000円)、カレーライス(750円)、スパゲッティー(750円)、チキンカツ(900円)、クリームコロッケ(850円)、海老フライ(1,000円)、ポークカツ(1,000円)、ポークチャップ(1,100円)、ピラフ(750円)、海老ピラフ(850円)、カニピラフ(1,000円)、洋風おじや(コンソメ味、750円)、ライス(200円)、ライス大(300円)、サラダ(700円)、ピザ(900円)、スペアリブ(2本、950円)、洋風焼鳥(2本、600円)、牛肉の串焼(2本、850円)、イカの串焼(2本、650円)、生ソーセージ(極太1本、650円)、牛肉のたたき(750円)、バーベキューチキン(850円)、フライドチキン(850円)、鳥の唐揚(800円)、鳥のもも焼(850円)、オニオングラタンスープ(700円)、コンソメスープ(650円)。ビール(550円)、水割り(500円)、ウーロンハイ(400円)、ペリエ(250円)、コーラ(250円)、ウーロン茶(200円)など。

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ホノルル・トライアスロン … 焼鳥割烹「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

日曜日。久しぶりの「よじかわ」(“4時に「川名」”の略称)です。なんで久しぶりかというと、4月14~19日の6日間「川名」が休みだったのです。ジャスト4時の入店をねらっていたのですが、時間調整のために入った近くの古本屋でおもしろい本に見入ってしまい、5分遅刻。奥の座敷ではすでににっきーさんが飲み始めていて、そこに合流です。

今日もお通しはオレンジ2切れ。にっきーさんと同じく生グレープフルーツサワー(336円)からスタートです。

さて、今日の刺身は…とホワイトボードを確認します。なるほどホタテ貝刺し、タイ刺し、ホヤ酢、飛び魚刺しと定番のマグロブツ、マグロ山かけの6品(各294円)ですか。その中からにっきーさんはホヤ酢を、私はタイ刺しをセレクト。一品目はなんだか刺身系から入っちゃうんですよねぇ。

タイ刺しもさることながら、すごいのはホヤ酢。この値段(294円)でホヤ1個まるごとなのです。ちょっとした小料理屋などでは小鉢にちょっと盛られたホヤ酢が5~600円する上に食べるとすごく臭みがあったりするのですが、ここ「川名」のホヤ酢ははずれがなくて、いつも鮮烈そのもの。本当にうまいホヤが味わえます。

奥の座敷に座るときは、右奥の座卓のことが多いのですが、今日は左奥側。この位置から見るといつもと違うダジャレ短冊が見えてこれもまたおもしろいなぁ。「今日から君の肩書きは課長ホセだ」「子はカスかい?」「あがってお茶でもどうぞ。チンチラ飼ってますけど」「ミスターどうなっと?」「古いやつだと重いでしょうが」「アジもホッケもない晩ごはん」などなど。

ふたりでサワー(336円)をおかわりし、今度は焼き物です。にっきーさんはサザエつぼ焼き(2個、231円)、私はハタハタ焼き(2尾、231円)を注文します。

完走メダルそこへ店主(マスター)の登場です。なるほど5時を回って少し厨房も楽になってきたんですね。休みの日はまず4時からの1時間がうんと込んで、次は7時前くらいから2度目の波がくるようなのです。この1週間の休みの間、店主はホノルルトライアスロンに参加されていたのです。というか、ホノルルトライアスロンに参加されるためにお店をお休みにしたと言ったほうが正しいですね。「どうでしたか?」「いやぁ。大変でしたよ」と店主。「途中で何度ももう止めようと思ったんですが、完走できました。」「えぇ~っ! おめでとうございます!」とにっきーさんとふたりで大拍手。店主が完走の証(あかし)であるメダルを見せてくれます。

ホノルルトライアスロン2005は去る4月17日(日)、その大会名のとおりハワイ・ホノルルで、下は14歳から上は75歳まで実に1,204人もの人(内、日本からは306人)が参加して行われたのだそうです。

トライアスロンは、水泳(スイム)、自転車(バイク)、ランニング(ラン)の3種目から成る複合競技で、ハワイは、米西海岸のサンディエゴと並ぶトライアスロン発祥の地なのだとか。ホノルルトライアスロンは昨年(2004年)4月にアテネオリンピックへの出場者選考レースとして開催されたのが第1回大会で、今年が第2回目。スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの総距離51.5kmで駆け抜けるショートタイプのトライアスロンなのだそうです。日本からは少年隊の東山紀之氏(38歳)も参加しており、トライアスロン初挑戦ながら3時間3分11秒でゴール。「川名」の店主(54歳)も初トライアスロン。スイムでスタート直後に水を飲んだ影響で5回、バイクで足がつって1回、ランでも足がつった影響で2回、合計8回も「もう止めよう(リタイアしよう)」と思いながらも、4時間30分18秒で無事にゴールしたのだそうです。

今度は冬のホノルルマラソンでしょうか。こちらのほうは今年で10回目ですもんね。でも、年々若々しくなっていく感じですごいなぁ。とても54歳には見えないもんなぁ。

お客さんも増えてきて、店主が厨房に戻られたところで我われも「よじかわ」終了。午後6時までの2時間の「よじかわ」で、今日はそれぞれ1,197円ずつでした。どうもごちそうさまでした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月24日(日)の記録》

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煮込みの季節終了! … 大衆酒場「バクダン」(高円寺)

急にシマチョウ(牛の大腸)の煮込みが食べたくなって高円寺の「バクダン」に向けて出発します。店に着いたのは午後5時。この店は4時半開店なので、すでに開店後30分が経過したところですね。店の横手にある勝手口風の入口から入ると、左手のカウンターには先客がひとり。右手ホールのテーブル席は、正式な入口のすぐ近くで8人組くらいの地元野球チームらしきメンバーがかたまって飲んでいて、そのこちら側では2人連れの老人がふたりで飲んでます。

この店は不思議なことに常連さんがテーブル席側に集まるので、私は左手のカウンター席に座りながらまずは瓶ビールを注文します。「銘柄は?」と店のおにいさん。店はこのところオヤジさんとおにいさんのふたりで切り盛りされていて、名物のおばあちゃんはお目にかからなくなりました。そういえば「ホルモン」(沼袋)のおばあちゃんも最近お目にかかりませんねぇ。あ。そうだ。ビールの銘柄だった。「えーと。じゃ、サッポロで」。

ここは瓶ビールはアサヒスーパードライ、キリンラガー、サッポロ黒ラベルの3種から選べ、それぞれ大ビンが480円です。

「はい。お待たせ」と渡してくれたビールをトトトトトッとグラスにそそぎ、まずググゥ~ッと1杯。ッパァ~ッ。うめ。

ほんじゃ、いよいよつまみいきますか。えーっと。あれっ? 煮込み終わってるじゃん。しまったなぁ。5月の連休くらいまではあるかと思ってたのに…。残念。ここは煮込みや鍋物は冬のシーズンのみ。あったかくなるとどちらも店のメニューから消えちゃうのです。次はまた今年の冬か…。

気をとり直してコブクロ(380円)をいただきましょう。ここのコブクロもうまいんですよねぇ。さっと湯がいたコブクロを小さく刻んで、ニラも小さく刻んで脂っこい酢醤油で和えてある。ちょっとピリ辛のタレみたいなのも添えられていてグルグルッとかき混ぜて食べるとうまいのです。コブクロ(子宮)といいつつも、このコリコリ感はきっとリンゲル(膣)の部分までいっしょに入ってるんでしょうね。小鉢に一杯分ながら、けっこう長持ちするつまみでもあるのです。ほらね。まだ小鉢は半分くらい残ってるのにビールは1本なくなっちゃいました。

「すみません。ホッピーを、焼酎+ホッピーのスタイルでください。」「はいはい。別々ね」とおにいさん。ここでホッピーをたのむと、普通はホッピー酎(350円)が出てきます。これとは別に焼酎(1合、250円)とホッピー(いわゆるソト、200円)を組み合わせるというたのみ方もできるのです。前者は最初からサワーグラスに入った氷入りの焼酎(いわゆるナカの部分)とソトが出てくるのです。

ここはナカというのは特別にはなくて、焼酎1合(250円)をたのむことになる。つまり最初にホッピー酎をもらって、次にナカに相当する焼酎をたのむと、都合3杯分のホッピーになっちゃうんですね。1杯目は相当濃いですけど。これに対して焼酎+ホッピーのスタイルで注文すると、ちょうど2杯分のホッピーができる。休みの日の夕食前のちょい飲みにはこれくらいの量がちょうどいいのです。

次はムギイカ煮付け(300円)をいただきますか。ムギイカというのはスルメイカの子供。4~5月ごろになると出回りはじめるのだそうです。四角いお皿の向こう側に輪切った胴体部分がならび、手前にゲソと、ちょうど1人前がムギイカ1尾分です。

ムギイカを食べ終わり、2杯目のホッピーを作ったところで今度はあっさりとキャベツの浅漬け(250円)をいただきます。最初に東京に出てきたときはキャベツの漬け物にびっくりしたものですが、今じゃけっこう大好物になっちゃってます。本当にさっぱりとするんですよね。

さらにはシュウマイ(200円)も注文。今日は昼間他の家族が出かけていて、私だけがどっかで昼食をとる予定だったのですが、本を読んだりしているうちに中途半端な時間になってしまい、昼食を食べていないのでした。ポテトサラダにするか、シュウマイにするかずいぶん迷ったのですが、ちょっと温ったかいものが食べたくなってシュウマイにしたのでした。

シュウマイは醤油をちょいとかけて、横に添えられたカラシを付けながらいただきます。ここの醤油さしはアイデア品で空気穴がないのです。普通に傾けるとポタンポタンと滴(しずく)の状態で醤油が落ちるのでかけすぎちゃうことがない。たくさん出したいときは容器をギュッと握るとその圧力に応じてダダァーッと出るというすぐれものなのです。

残念ながら煮込みはなかったものの、つまみ4品で大満足。お勘定も1時間半の滞在で2,060円と、ほとんどの人が1,300~1,500円くらいで終わるなか、2千円を超える会計になってしまいました。なんだかとってもぜいたくをしたような気分になります。

帰りに、「バクダン」の目の前にある関西風たこ焼きのお店「ひっぱりだこ」(03-5373-1223、杉並区高円寺北2-41-13)で「たこ焼き」(10個、300円)と、この店のオリジナル商品だという「たこぺったん」(350円)をチーズ入り(+50円)にしてもらってお土産で持ち帰りました。「たこぺったん」はたこ焼きの生地を薄く延ばして、その中にタコや揚げ玉などを入れて包んだもの。帰宅後の家族のたちの評価は「チーズを入れないほうがおいしいかも」とのことでした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月23日(土)の記録》

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「御天」のちゃんぽん … 焼酎バー「Goten's Bar(ゴテンズバー)」(下井草)

竹よし」を出て、「次はGoten's Barに行こう!」なんて話しながら都立家政(とりつかせい)駅についたのは午前1時。ここっとさんはここからタクシーで渋谷へと帰ります。毎週タクシー代を使わせてしまいすみません。m(__)m

もともとこの電車が帰宅方向のしげるさん、にっきーさん、そしてにっきーさんの友人に加えて、「明日も仕事なのにぃ」と言うYkちゃんもいっしょに約5分遅れてやってきた下りの終電車(本来は1時2分初)に乗り込みます。それにしても週末の終電車はまるでラッシュアワーですねぇ。電車はとなり駅の下井草へ。

ここからYkちゃん、にっきーさんと私の3人で「Goten's Bar」へと向かいます。下井草駅から「Goten's Bar」まではまっすぐ北に約350m。新青梅街道にぶつかったところが目的地です。1階は博多長浜とんこつラーメンの「御天(ごてん)」。さすが週末。こちらもお客さんが多いですねぇ。その脇の階段を下りた地下に「Goten's Bar」はあります。

今日は3人なので店に入って右手のテーブル席に座ります。もう1時半近い時間なので、お客さんはそれほど多くはないのですが、かといって少なくもない。まわりに他のお店があるわけでもないのに、ものすごい集客力ですねぇ。

にっきーさんと私は芋焼酎(すみません。銘柄を失念しました。)をロックで、Ykちゃんはビールです。つまみのほうは今日のメニュー(Today's Special)の中から鹿児島地鶏のたたき(800円)をもらいます。

そのほかの今日のメニューはメキシカンミートタコス(500円)、菜の花チャンプルー(600円)、ガーリックシュリンプ(ブレッド付き)(700円)、ポテトとコンビーフのオーブン焼き(550円)、博多鉄鍋餃子(2人前20個、960円)(3人前30個、1,400円)、ハッシュドビーフ(900円)など。

この他にメニューブックに載っている定番のメニューというのがありまして、こちらにはMixナッツ(400円)、柿の種(400円)、マカロニサラダ(400円)、ポテトサラダ(400円)、牛モツ煮込み(500円)、レバーペースト&クラッカー(600円)、野菜スティック(600円)、蒸し鶏のサラダ(800円)、鮭のハラス焼き(500円)、さつまあげ(550円)、あたりめ(650円)、馬刺し(850円)、冷奴 or 温奴(400円)、ホタルイカの沖漬け(500円)、きびなご唐揚げ(500円)、チャンジャ(400円)、お新香(400円)、チーズ&サラミ(650円)、ピリ辛リヴ(500円)、豚の角煮(550円)、ネギチャーシュー Hot or Cold(580円)、粗引きソーセージ(650円)、手場先の煮込み(3本、400円)、豚串(3本、420円)、牛串(3本、630円)、タコライス(850円)、特製ビーフカリー(900円)、挽肉とコーンのカレーのPizza(650円)、ランチョンミートとサルサのPizza(650円)などなどの30種類近くがならんでいます。

バックバーにならんだ焼酎の一升瓶のすがたについ飲み物中心かと思いきや、実はこんなにも食事メニューも充実してるんですね。

2時半ごろには食べ物がラストオーダーの時間になり、3人で地上の「御天(ごてん)」へ。最後の最後にラーメンを食べて帰ろうと思っているのです。先頭に立って「こんばんは」と入っていくにっきーさんは、こちらでも大常連さん。お店の人たちとも楽しそうに話しています。

ここはなにしろ博多長浜とんこつラーメン(630円)で有名。でもねぇ。若いころに博多で過ごした私には、ここのラーメンは上品でおいしすぎるんですよねぇ。舌に覚えのある長浜ラーメンの味はもっと味の素あまくて、もっともっと下品。「しょうがねぇや。紅ショウガをたっぷりのせて、ニンニクでもぐりぐり絞り込んで食べるか」みたいな感じだったんですけどね。ま、今のものすごく上品でおいしい芋焼酎と、昔のやたらくさくて下品なんだけど飲み親しんじゃってる芋焼酎の違いと似てるでしょうか。

あれ!? 長崎ちゃんぽんなんてメニューがあるじゃない。これを食べてみたいですねぇ。「そんなに食べられないですよ」というYkちゃんに、「じゃ、2人前たのんで3人で分けよう!」とちゃんぽん2人前と取り皿(丼)をひとつもらいます。

このちゃんぽんがまた魚介類たっぷりで、麺がホニャっとやわらかいという本格的な長崎ちゃんぽん。これはうまいですねぇ。

「このメニューは今だけ?」と確認するにっきーさんに、店のおにいさんは「私しか作れないので、私がいるときだけ。でもだいたいいますよ」とのことでした。値段はよく覚えてないんだけど、本来9百いくらかの値段のところを、今だけ8百いくらかで出てたようなかすかな記憶が…。ま、それくらいの価格帯です。絶対おすすめ!

帰りは新青梅街道から3人でタクシーに乗りこみ、近い順ににっきーさんの家、私の家、そして最後にYkちゃんの家へと向かってもらったのでした。やぁ。今週もたっぷりと楽しみました。みなさんどうもありがとう。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月22日(金)の記録》

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今週も楽しく! … 魚料理・天ぷら「竹よし(たけよし)」(都立家政)

金曜日です。京浜東北線の車中でポロロ~ンと入ったメールはここっとさん。「今たいなんたみです(^^)」。おぉ。台湾料理の「台南担仔麺(たいなんたーみー)」にいよいよ出撃されましたか。「台南担仔麺」はここっとさんにとって思い出が深いお店らしく、以前から「行ってみたいなぁ」というお話をされていたのでした。

その後、にっきーさんとも連絡が取れ、鷺ノ宮(さぎのみや)のバー「ペルル」に向かうことになりました。新宿に着いたところでここっとさんに再連絡。「台南担仔麺」は西武新宿駅の目の前なので、これからお勘定を済ませて電車に乗ればおそらくちょうどくらいなのです。一方、私のほうは山手線で高田馬場へと向かいます。西武新宿駅は、JR線でいうと新宿駅と大久保駅の中間くらいにあって、歩くとけっこう遠いのです。

間もなく高田馬場かなぁというタイミングで、ここっとさんから「これから電車に乗ります」という連絡が、そしてにっきーさんからは「鷺ノ宮に到着」という連絡がほぼ同時に入ります。う~む。携帯メールは時々刻々とおもしろいなぁ。

ちなみに寄り道さんはすでに別のお店に寄り道中で、そろそろ帰宅されるところとのこと。なにしろもう9時半ですもんね。寄り道さんは土曜日もお仕事なので、金曜日の夜は無理にはお誘いできないのです。

高田馬場で大急ぎで西武新宿線のホームに向かうと、ちょうど準急電車が入ってきたところ。その電車にポンと飛び乗ります。ここっとさんが乗ってるのもこの電車くらいかなぁ。そこへにっきーさんから「大変です!」というメール。お。どうしたどうした。「ペルルはマスターの誕生日で満席です! はじめて後ろの席で飲んでます」。なんと。今日(4月22日)がお誕生日でしたか。

その後の連絡により、ここっとさんは私よりも1本後の電車に乗っていることが判明。鷺ノ宮駅のホームでほんの数分待って合流します。「ペルルいっぱいみたいだけどどうしましょうか。せっかくの誕生日なので、店の様子だけでものぞいていきますか」なんて話になりここで下車。「それじゃペルル前で合流できるように、我われ(にっきーさんとその友人)も店を出ます」とにっきーさんからも連絡があります。

「ペルル」に近づくともう外からもわかるほどのお祭り騒ぎ。愛されてるんですねぇ、マスター。

ちょうど店の中からにっきーさんたちお二人も出てこられて合流。そこへ店の外からマスターも偶然現れました。裏口からぐるりと回ってこれるのです。「おやおや、こんばんは」と声をかけてくれるマスターに「今日はお誕生日だそうで、おめでとうございます。今日は入れそうもありませんが、またあらためて近いうちにうかがいます」とごあいさつをします。ここっとさんも「はじめまして」と同時にお誕生日のお祝いの言葉。「何歳になられましたか?」と聞くここっとさんに、「100歳!」といたずらっぽく笑うマスター。たしか昭和2(1927)年生まれだと思うので、今日で78歳かな。すっごぉ~い。「後ろの席は4人座れるから入ればいいのに」とマスターにお誘いいただいたのですが、他のお客さんたちの荷物なども動かしてもらわないといけないので今日は残念ながら断念しました。でも誕生日当日にお会いできただけでも良かったです。

にっきーさんたちと4人で都立家政へと向かいます。ここっとさん以外の3人は、まだ何も食べていない状態なので、食べながら飲める店にしようということになりとなり町の「竹よし」が候補に。ここから都立家政までは徒歩約10分程度。電車で一駅といいつつもけっこう近いのです。

「竹よし」に到着したのは午後10時過ぎ。途中で電話して入れることは確認しておいたものの、さすがに金曜日の夜だけあって人が多そうだなぁ。「こんばんは」と入るとカウンターはずらりとほぼ満席状態。その中に小悪魔・Ykちゃん(=「都立家政の姫」)やしげるさんもいてワイワイとごあいさつです。我われ4人の席は空いていたテーブル席に用意してくれていました。これはゆったりですね。

まずはさっそくビール(スーパードライ、中ビン、500円)を注文して飲みはじめます。

今日のお通し(200円)は「氷頭なます」。氷頭(ひず)というのは鮭(さけ)の頭のこと。これを酢に漬け込んで、頭がゼラチン状にになるまでやわらかくしてから薄くスライスしたものです。身のフルフル感、そして軟骨のコリコリ感が、ちょっと酸っぱめの味とあいまって実にいい酒の肴になるんですよね。

なにしろなにも食べてないので「刺身の盛り合せ」(1,000円)を2人前ほどいただきますか。手が空いたところでお願いしますね。お客さんが多いので、店主もママさんも大忙しの状態なのです。

「盛り合せを待ってる間に、ママさんの料理もありますよ」とYkちゃんとママさんが、カウンターの上の段にならんだママさんの大皿料理を取ってくれます。今日のママさん料理は「海老とセロリのサラダ」と、季節の「若竹煮(わかたけに)」。これはいいなぁ。竹の子大好きです。

こうなるとお酒かな。なんにしましょうかとにっきーさんやその友人の方と相談し、まず1品目は新潟の「景虎(かげとら)」(特別純米、500円)をいただきます。

「刺身の盛り合せ」も出てきました。盛り合わせは大体いつも長方形のお皿に5品盛りで出てきます。今日はまん中にど~んとマグロの脳天トロ。このピンクを中心に右にはヒラメとホタテが白さを競います。そして左は青魚系。飛び魚ともうひとつはなに? 「これはボラなんですよ」と店主。へぇ。ボラの刺身ってはじめて食べるかも。基本的に白い身ながら、皮のすぐ下の部分だけうっすらと赤い身になっていて見た目もきれい。ど~れ。へぇ。臭みがあるという話をよく聞くんだけど、このボラの刺身は全然そんなことないですねぇ。身もしっかりとしていてうまいっ。

2品目のお酒は広島の「酔心(すいしん)」(特別純米、500円)です。

さらにお客さんが入ってきて、カウンターにいたしげるさんとYkちゃんがテーブル席に移ってきてくれます。またまたまるでオフ会のような盛り上がりになってきましたねぇ。

今入ってきたお客さんは魚の子(魚卵)の煮つけが大好きなのだそうで、いらっしゃるといつも注文されるのだそうです。今日も入ってこられるなり、店主から「今日は鯛の卵がありますよ」と声がかかっています。その「鯛の子煮つけ」を「どうですか」とこちらにもちょっとまわしてくれます。どうもすみません。では遠慮なく。私も魚の子好きなんですよね。

おいしいねぇ。じゃ、3品目は高知の「酔鯨(すいげい)」(純米吟醸、500円)をば。お酒のほうもどんどん進みます。ちなみにここっとさんとYkちゃんとは、なにしろビール姫2大巨頭なので、ずぅ~っとビールです。

ここでここっとさんから「から揚 あんこう」(700円)の注文が入ります。そう。この一品も気になってたんですよね。そろそろ4月も終わりに近づき、アンコウの時期も終わりつつありますからねぇ。今食べなければ、また今度の冬まで食べられないかも。実にいい注文ですねぇ。それ2人前でお願いします!

そのアンコウの唐揚げを食べていると、「それじゃ私はこれで」と席を立ったのがカウンターの一番奥でとなりの常連さんとお話しながら飲んでた男性。なんと! 先日、平貝の刺身やキモをいただいた方です。そうそう、あのときはアンコウ唐揚げを召し上がってましたよねぇ。どうもその節はありがとうございました。今日はずっと後姿だけしか拝見してなかったので全然気がつきませんでした。失礼いたしました。

ここのテーブル席はおもしろくて、みんなカウンター席の人と同じ向きにテーブルのこっち側だけに座るようになってるんですよね。湯島の「シンスケ」をご存知の方は、あのカウンターとテーブル席のイメージを考えてもらえればいいでしょうか。「シンスケ」の方が規模ははるかに大きいですけどね。ここ「竹よし」の場合、テーブルの向こう側はすぐにカウンター席なのでテーブルに向かって座るスペースはないのです。しかし逆にカウンターに座ってる人がくるりとこちら側に向かって座れば一体感が出てくるというメリットはありますけどね。

4品目のお酒は、出ました新潟の「越乃寒梅(こしのかんばい)」(特撰)! このお酒が大好きなんですよねぇ。こうなるともうつまみもほとんど必要なくて、お酒だけをチビリチビリ。さらにもう1回「越乃寒梅」をいただいてチビリチビリ。

最後は店主が出してくれたマグロのにぎり寿司でしめて終了です。気がつけばもう夜中の1時ちょっと前。ここから下り電車で帰る人が多い(しげるさん、にっきーさん、にっきーさんの友人)から、終電(01:02発)に間に合わせなきゃね。どうもごちそうさま。

3時間近くたっぷりと楽しんで、今日は4人で15,000円(ひとりあたり3,750円)でした。どうもごちそうさま!

(同じときの記事が「帰り道は、匍匐ぜんしん!~しとりで飲み歩き」にもありますので、あわせてお楽しみください。)

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月22日(金)の記録》

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2週連続で三杯屋を堪能 … 酒亭「武蔵屋(むさしや)」(横浜・桜木町)

明日は朝から都内での仕事なので、横浜での仕事を終えて都内の自宅に移動します。途中、桜木町の駅に着いたのは午後8時前。まだ「武蔵屋」があいてるなぁ。ちょっと寄り道して帰ろかな。今日は雨。いつもはいっぱいの「武蔵屋」も、前回同様に雨の日は少ないのではないかと思うのです。

「こんばんは」と入った店内は、右手のカウンターは5人でゆったりと満席。左手に2つあるテーブル席は手前側には3人組のお客さん、奥側は空いてます。小上がりの座敷も一番手前の2人用座卓にお客さんがいるのみ。予想どおり今日は大丈夫でした。

今日は老姉妹を宝塚風のおねえさんと若いおにいさんがサポートするという4人体制。左手奥側の4人用テーブルにひとりで陣取った私に、若いおにいさんが湯呑みに入った箸を持ってきてくれます。「ビールの小瓶からお願いします」。「はい。最初は小瓶のビールです!」とカウンター内でスタンバイする女性3人に声を掛けます。その声にしたがってサササと準備がされて、すぐ目の前にコップがふたつ(直線的なほうが日本酒用で、曲線的なほうがビール用)と小瓶のビール(キリン一番絞り)、そしてビールとセットの豆のおつまみが入った小皿、さらには定番の玉ねぎ酢漬けとおからがずらりと並びます。

ツツツゥ~ッと1杯目のビールをていねいについで、きめ細やかに立った泡ににんまりと自己満足したあと、ググイッと一気に全部を飲みほします。ッカァ~ッ。うまいっ。やっぱりこの1杯ですね。これぞ至高のビールです。何杯飲んでもこの味わいが楽しめるビールがあったらいいのになぁ。

今日の豆の小皿はピーナッツとエンドウ豆。ビールをたのんだときだけ、いつものお決まりの肴5品の他に、この豆の小皿が出されるのです。その豆をポリポリとかじりながらしばし最初のビールの余韻にひたります。その余韻も薄れるころ、またまたビールをツツゥ~ッとグラスについでググッと今度は半分くらい。本当は自分が一息に飲む分だけを、飲む寸前にサッついでグッと飲み切るというのが一番うまい飲み方らしいのですが、なかなかそうやってこまめにつぐというのもめんどくさいんですよね。

入り口側の3人組のところにはもうひとり、遅れてやってきた仲間が加わって4人になりました。この店は通称「三杯屋(さんばいや)」と言われていて、お酒はひとり3杯まで。こうやってグループのお客さんが時間差でやってくると、お酒の杯数をカウントするのがむずかしいんじゃないかなぁ。お客さんの側も、すでに3杯飲み終えて、ズゥ~っと空のコップを目の前において話している人と、遅れてきて今が1杯目の人とではテンポがあわないだろうなぁ。どうするんだろ。

店内の客は私も含めてちょうど10人となったわけですが、ひとり客は私とカウンター中央に座っているお客さんの2人だけのようです。カウンターのお客さんは、そのひとり客をはさんで両側にそれぞれ2人連れの男性が2組。10人全員が男性です。

小瓶のビールはグラス3杯で飲み終わります。これくらいがのどを潤すのにちょうどいい量のように思います。缶ビールの普通サイズもこれと同じ量(350ml)ですよね。

今日は1杯目のお酒から宝塚風おねえさんがついでくれます。

温ったかいタラ豆腐も出てきました。ほかがすべて室温のつまみの中、このタラ豆腐だけが温ったかい一品で、毎回とっても楽しみな一品でもあります。いつも汁まですっかり飲み干しちゃいますもんね。

考えてみるとここのつまみはほとんどが野菜系。というか、ほとんどが豆系。もっといえば大豆系です。おから、豆腐、納豆ですもんね。ビールを飲むときはこれにピーナッツ等の豆菓子が加わって、これも豆系。それ以外のものは玉ネギ酢漬けとお新香という、これらが野菜系ですね。そんな野菜系のつまみの中にあって、このタラ豆腐のタラが、ほぼ唯一と言っていいくらいの動物性タンパク質。これは貴重ですね。(おからの中に干し海老が入ってたり、タラ豆腐の上にチリメンジャコもかかっていたりと、ちょっとずつ他の動物性タンパク質もあるんですけどね…。)

2杯目のお酒を入れてもらい、その納豆が出てきます。

この時点で午後8時半になり、入口に内側から鍵がかかります。昔は入口引き戸に五寸釘を刺して鍵代わりにしてたそうなのですが、今は普通の鍵です。これ以降、店の中から外に出て行くときだけ鍵を開けて出してくれるようになるのです。外からはもう入ってこれません。それなのにときどき外からなんとか引き戸を開けようとガタガタ揺する人がいるんですよねぇ。8時半には閉まるってことを知らないのかな? そんなときは女将さんがおもむろに出ていって「今日はもうおしまいなんですよ」と丁重におことわりをしています。

これから後は店内の人は減っていくばかり。宝塚風おねえさんも、お客さんのいなくなった座敷に座ってネコと戯れています。黒いネコはしきりにおねえさんの腕をつかみ、出された手に遊ぶように噛みついている。「この子はまだ1才になってないんですよ」とカウンターの常連さんに説明しています。もう1匹。茶色のネコは座敷の座布団の上で目をつぶってくつろいでいる。「こっちは店長と言ってもいいくらいなの。人の年に換算するとおばちゃん(女将さんのこと。83歳)よりも歳をとってるのよ」。へぇ。そうだったのか。

3杯目のお酒とお新香です。

「武蔵屋」は、老姉妹の父親である先代が大正8(1919)年に関内で創業した酒屋がはじまりなのだそうです。終戦後、米軍に接収されたため、昭和21(1946)年にこの地に移ってきて居酒屋を始めたのだそうです。それ以来、今年で59年続く老舗となっているのです。

「雨になっちゃったわねぇ」と言いながら女将さんが半分くらいあいたグラスにお酒をつぎ足してくれて、ついでにキヌカツギの小皿を出してくれます。「ありがとうございます」。キヌカツギはやっぱり雨の日のサービス品なのかな。

女将さんがいつも「3杯くらいがちょうどいいでしょ。これくらいでまっすぐ帰るのがいいのよ」とみんなに話してくれるのですが、ほんとうにこのくらいがちょうど酔い心地もよくて明日にも残らない。最近、週末に集中して飲んでるのでついつい飲みすぎることも多いのですが、平日はピタリとこれくらいで止めたいですね。

「どうもごちそうさま。」「ビールの小瓶も入って2,500円ね」。お酒の3杯セットが2,000円。ビール小瓶セットが500円なんですね。「まっすぐ帰れる?」と女将さん。「はい。がんばります!」と元気よく返事して出口に向かいます。アルバイトのおにいさんが鍵を開けてくれて、老姉妹と宝塚風おねえさんの笑顔に見送られながら店を後にしたのでした。あぁ、気持ちいい。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月20日(水)の記録》

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生クジラのユッケ … 魚料理・天ぷら「竹よし(たけよし)」(都立家政)

ピュアー」を出てみつわ通りを都立家政、鷺ノ宮方面へ。「このコースで帰ると、途中で「竹よし」に引っかかったりするんですよね」と寄り道さん。そうかぁ。まだ8時半前か。ちょっと寄って帰りますか。

「竹よし」→「ピュアー」→「秋元屋」というコースで回ることはあっても、その逆というのは個人的にははじめてじゃないかなぁ。

「こんばんは」と寄り道さんに続いて「竹よし」の店内へ。「いらっしゃいませ。おやおや、おそろいで」と店主(マスター)とママさんが笑顔で迎えてくれます。先客は大常連のTmさんのほか、男性2人客。我われもカウンターの一番手前側に陣取ります。

寄り道さんはチューハイ(350円)からスタートです。ここの焼酎はなにげなくキンミヤだったりしますからねぇ。私は「酔鯨(すいげい)」(500円)をいただきます。今日のお通し(200円)は、名前をつけるならば「カニのキャベツ巻き、柚子胡椒風味タルタルソース添え」といった感じでしょうか。なかなかおしゃれな一品ですね。

さて、私が高知のお酒「酔鯨」をいただいたのには実は理由があります。この「酔鯨」は大常連のTmさんお気に入りのお酒なので、Tmさんに敬意を表してということも理由のひとつではありますが、もうひとつ大きな理由。それは今日のメニューに「のれそれ」(400円)があることです。「のれそれ」というのはアナゴの稚魚のことを指す高知の言葉。5センチくらいの透き通った体にポチンと目玉の黒があるところがかわいらしい。日本の沿岸域にはどこにもいるそうなのですが、好んで食べるのが高知なのだそうです。

その「のれそれ」もさっそくいただいて「酔鯨」にあわせます。「のれそれ」も春の時期だけですからねぇ、登場するのは。実際には年末頃から出はじめるらしいのですが、その時期はとっても高級魚で、なかなか普通の居酒屋には出回りません。2月頃に最盛期をむかえ、それから4月頃までが庶民にも手が届く値段になって、我われにも食べることができるようになってくるのです。今はもう季節も終わりくらいかなぁ。いやいや。今年も「のれそれ」を食べることができてよかったです。

寄り道さんが注文したのは「飛び魚の刺身」(500円)。飛び魚もこの季節ですよねぇ。あまりにうまそうな飛び刺しに、思わず「ちょっとひと切れちょうだいね」。

寄り道さんも「日本酒にしようかなぁ」とお酒を選び始めます。お酒メニューも食事メニューと同じように、その日あるお酒によって日々変更されていきます。今日のお酒メニューは新潟が「八海山 純米吟醸」(700円)、「〆張鶴 本醸造」(600円)、「雪中梅 本醸造」(550円)、「景虎 特別純米」(500円)。広島が「酔心 特別純米」(500円)。富山の「銀盤 大吟醸」(600円)、山形の「初孫 本醸造」(500円)、宮城の「一の蔵」(500円)、そして今いただいている「酔鯨 純米吟醸」(500円)の全9種類が今日の地酒です。すべて1合の値段です。この他に燗酒用に置いてあるのが「菊水 辛口」(450円)と「菊正宗」(400円)の2種。さらに300ml瓶入りの冷酒「高清水 辛口(生)」(600円)があります。それらの中から寄り道さんが選んだのは「景虎」です。

生クジラのユッケママさん手製のワサビ菜の漬け物を出してくれて、これがまたお酒にぴったり。「これもちょっとやってみますか」と店主が出してくれたのは……。なにこれ!? 「生クジラのユッケです。ちょっと醤油をかけてかき回して食べてみてください」。ほぉ。生クジラでしたか。真っ赤な刺身がとってもきれい。そこに刻んだキュウリとネギ、おろしたショウガが添えられ、卵黄がのった上からゴマがパラリとふられています。よ~し。じゃ、醤油をチョンチョンとかけてグリグリグリッ。こんなもんかな。ど~れどれ。…。うっまぁ~い。クジラ刺しそのものもうまいんだけど、こうやるとちょっと卵黄のアブラっぽい感じが付加されて味がふくらみますねぇ。

日曜日なのに最後にちょっとだけと入った「竹よし」で、「のれそれ」や「飛び魚」さらには「ワサビ菜」や「クジラのユッケ」まで堪能してしまったのでした。9時半まで約1時間の滞在で私は1,100円でした。どうもごちそうさまでした。

なお、後日談になりますが、この日テスト品としてサービスでいただいたワサビ菜と生クジラのユッケは、その後正式にお店のメニューとなりました。ワサビ菜が250円、生クジラは刺身、ユッケともに850円です。ただし、特に生クジラは仕入れ価格によって若干の変動があります(900円になったりすることもあります)のでご理解のほど。(他のメニューもそうですよ。なにしろ生ものが多いですから。)

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月17日(日)の記録》

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今夜もCCをダブルで … バー「ピュアー(PURE)」(野方)

2軒目は寄り道さんがしばらく行っていないという「PURE」へ。私は「秋元屋」「PURE」ともに、まったく同じ順番でおととい来たばっかりなんですが、この2軒クラスのお店であればむしろ毎日でも来たいくらいです。

「こんばんはぁ。また来ました」。日曜日の、「PURE」にしては早い時間(現在7時20分頃)とあって先客はありません。夕食を食べに来る人がいると、この時間帯でも多いんですけどね。

寄り道さんはテキーラとオレンジジュースのカクテル「アンバサダー(Ambassador)」(680円)を、私は前回同様「カナディアン・クラブ(Canadian Club)」(520円)を注文します。

今日もお通し(310円)は生ハム。見た目もとってもきれいです。

店主(マスター)はこのところずっとウォーキングを続けているのだそうで「ズボンがゆるゆるになったんですよ」というくらい胴回りが痩せたのだとか。店主のウォーキングは、コースを決めて歩くウォーキングではなくて、知らない町に出かけていってそこを2~3時間くらいかけて、町の風情も楽しみながら歩くのだそうです。楽しみながら運動もできる。これは実にいい健康法かもしれませんね。

寄り道さんは2杯目のカクテルとして、今度はバーボンとミントの「ミントジュレップ(Mint Julep)」(680円)を注文します。「ミントジュレップ」はケンタッキーダービーの開催日に飲まれる歴史ある名物カクテルで、競馬好きのためのカクテルでもあるのだそうです。

約1時間ほど楽しく過ごし、次のお客さん(年配の男性ひとり客)も来られたところで我われは終了。個別のお会計で私は830円でした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月17日(日)の記録》

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焼きメンチカツ … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

「秋元屋です。戸が開け放されて気持ちいいです」というメールが寄り道さんから届きます。この週末は「川名」が休業(春休み)。どこに行こうかなぁ、なんて考えていたところだったのです。「すぐに向かいま~す」と返信して自宅を出発。わが家から「秋元屋」までは徒歩約20分かかっちゃうんですよね。電車(西武新宿線)で行くと2駅、ほんの2~3分の距離なのですが、電車を待ってる間のほうが長かったりするので、今日のような気持ちいい天気のときはつい歩いてしまいます。

「こんちはぁ」。午後5時半前の店内は満席に近い状態。寄り道さんがとなりの席を確保してくれてました。「最初はそうでもなかったのに、5時をまわるころからお客さんが増えてきたんですよ」という寄り道さんが飲んでるのは特製ハイボール。つまみにガツ酢をつっついています。

「マスターがジョッキを冷やしてくれてるので、モアナ風のホッピーができますよ」と寄り道さん。お。それはいいですねぇ。じゃ私もホッピーを氷無しでください。「は~い。ホッピーを氷無しね」と答えるヨッちゃん(店を手伝ってる女性)に、「あ、私がやります」と冷蔵庫の中からよ~く冷えたジョッキを取り出しながらカウンターの中に戻る店長(マスター)。カウンターの中のビールやキンミヤ焼酎を冷やしている保冷庫からキンミヤを取り出してジョッキに入れ、ホッピーの瓶とともに出してくれます。

寄り道さんはモアナに行って以来、いろんなお店でモアナ風ホッピーを試されていて、失敗したり成功したりしながら、徐々にモアナの技を習得しつつあるのです。今日も1杯目のモアナ風ホッピーは寄り道さんにお願いして作ってもらいます。おぉ。泡たっぷりでおいしそうなことよ。じゃ、カンパ~イ。

今日も焼き台は修業中の三浦さん。もつを焼く姿もすでに板についてますよねぇ。でもこのお客さんの多さで焼き台はほぼいっぱい。それじゃ私もガツ酢(180円)からスタートしますか。ここのガツ酢も実に呑んべ好みのするおすすめの一品なんですよ。

そのガツ酢をつっつきながら、ちょうど1杯目のホッピーを飲み終えるころには焼き台も空いてきました。向こうから「焼きハムカツちょうだい!」の声が飛びます。そうそう。ここの焼きハムカツも一度食べてみたかったんですよね。「私も焼きハムカツください」。座っている場所がちょうど焼き台の前なので、ちょっと声をかけるだけで注文が通せるのです。「は~い」と返事して向こうに材料を取りに行った三浦さん、「すみませ~ん。ハムカツが売り切れてました。」「それじゃ、焼きメンチカツ(200円)にしてください。それとホッピー氷無しもおかわりお願いします。セットでね」。

この焼きメンチカツや焼きハムカツ、焼きコロッケ。店主は「買ってきたのを焼いてるだけですよ」と謙遜されてるメニューですが、この第1弾である焼きコロッケが登場したのはちょうど1年前、昨年の5月ごろ。それを寄り道さんが発見してきて、掲示板に『秋元屋さんの新メニューは、「焼きコロッケ」! コロッケを炭火でじっくり焼くんです。コロモが香ばしくなり、中身がほかほか』と紹介してくれたのでした。それ以来、種類も増えて、いまや押しも押されもせぬ「秋元屋」の人気商品の一角を占めています。この焼きメンチカツもさすがにおいしいや。

寄り道さんの向こうに座っているカップルはどうやら「寄り道Blog」の読者さん。「えぇ~っ! いつも読んでますぅ!」なんて会話で盛り上がっています。このお店に来るとときどきこういう出会いがあっておもしろいですよね。自分たちがいいなぁと思えるお店に行って、そのことをブログに書く。それを読んでいいなぁと思ったお客さんが来てくれてお店が繁盛する。そうすると、またそういう雰囲気のお店が増えていく。そんな好循環に入るのではないかと思うのです。今修業されている三浦さんだってそうですよね。修業を終えて新しいお店ができることになれば、きっとまた「秋元屋」に近い雰囲気をもったお店になっていくはずです。期待してますよぉ!(^^)

さらにさらに。店の表にあるテラス席で飲んでる団体さんは、なんとこの地域に急速展開中のもつ焼き「四文屋」の社長さんご一行様。この店には「」の店主もいらっしゃったりと、同業者の方々がやってくるというのもおもしろいですねぇ。

さぁ。それじゃ次に向かいますか! 今日は1時間半強の滞在。ホッピー2杯にガツ酢とメンチカツで1,160円でした。あれ! 今日はもつ焼きを食べてないなぁ。ま、おととい食べたばかりですもんね。こんな日があってもいいか。どうもごちそうさま!

(同じときの記事が「寄り道Blog」にもありますので、あわせてお楽しみください。)

店情報 (前回)

《平成17(2005)年4月17日(日)の記録》

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