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小判型のかき揚げ天 … 広島駅ホームの「天ぷらうどん」

店の外観新横浜から3時間40分。広島に到着です。そして、ここ広島駅に本日新幹線にした目的のもうひとつがあるのです。それは在来線1番ホームの立ち食いうどん。

まだ飛行機の料金が高く、新幹線も今ほど速くなかったころ、東京から広島への出張の足はもっぱら寝台特急「あさかぜ」でした。東京を午後7時過ぎに出発した「あさかぜ」は、ちょうど12時間ほどかかって朝の7時に広島駅に着く。この到着ホームが1番線で、あったかいダシの香りに引きつけられるように乗客たちは我先にとうどん屋にかけつけたのでした。

こうしてありついたうどんが、瀬戸内風のやわらかい鰹ダシに薄口醤油。小判型で天ぷらの具というよりはむしろ衣そのものを食べるタイプの天ぷらうどんとの相性も抜群で、いつのまにやら広島方面に出張するときは、朝ここでうどんを食べないとなんだかリズムが狂っちゃうほどになっていたのでした。

おぉ。やってる、やってる。同じ新幹線を降りた先客たちも続々と入っていくなぁ。それとは別に在来線改札口から入ってきた人も入るから、けっこうなにぎわいです。私もさっそく表の自動販売機で「天ぷらうどん」(320円)の食券を購入し店内に入ります。

天ぷらうどん空いてる場所をさがしてそこに立ち、「天ぷらうどんね」とカウンター上に食券を置きます。「はい。天ぷらうどん」と復唱する店のおにいさん。ゆで場では女店員さんが次々に入ってくる注文に応じて麺をあたため、うどんやそばを完成させていきます。そのスピードはけっこうなもんで、カバンを置いて、水をくみ終えるころにはもう天ぷらうどんが出てきました。

そう。これこれ。この小判型というのか、わらじ型というのか。丼の端から端まで届くように長丸い天ぷらが特徴なんですよね。さっきも書いたとおり、具はほとんどないんですよ。小さいエビというか、アミというのかなぁ。そういうのが真ん中あたりにチョロチョロと。あとはぜ~んぶ衣です。

ササッと七味唐辛子をふりかけて、まずはズズーッとうどんをひとすすり。アツうまーっ。やっぱりこのダシがいいなぁ。で、天ぷらの端っこのあたりをサクリ。そうそう。まだサクリとしてるんですよね。これが食べてるうちにしなしなとなってきて、最後はダシと一帯になってフニャフニャのトロトロになる。この過程のすべての段階が、それぞれ持ち味があって楽しいんですよねぇ。

「天玉うどん」(370円)にして、玉子とからませて食べるのもおいしいんだよなぁ。

お客さんはいっぱいなのに、みんな無言でうどんをすする、すする。そしてあっという間に食べ終えて「ごちそうさん」と店を出ていく。このスピード感が立ち食いうどんですね。

そのスピードにのって、私もするするとうどんを食べ終えて「ごちそうさん!」。「ありがとうございましたー」という店員さんたちの声に見送られながら店を後にしたのでした。

前回前々回

《平成18(2006)年1月25日(水)の記録》

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 広島での朝食と言えば、広島駅在来線1番ホームにある立ち食いうどんです。  今回の出張の本来の目的地は呉なのですが、昨晩のうちに呉まで移動してしまわないで、広島に宿をとった理由のひとつが、この朝食にあります。今日は、天ぷらうどん(340円)と巻き寿司(2切れ100円)をいただきます。  大学を卒業して、はじめて配属になった赴任地が、これから向かう呉の町。その時代(今から25年ほど前)には、今のよう... [続きを読む]

受信: 2008.03.23 09:56

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