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2006年2月

地酒をたっぷり飲み放題 … 居酒屋「天志乃(てんしの)」(大崎)

「4人そろわないと飲み放題にならないんだけど、来ない?」。会社の同僚・Yさんからそんな誘いを受けて聞いてみると、大崎の地酒飲み放題の店に行こうということでメンバーの調整をしているとのこと。さっそく仲間に入れてもらうことにしました。

私以外の3人はみんな東京地区勤務。「横浜からだときびしいかもしれないけど、6時半開始だからね」。そうか。それは大変。

約束の金曜日。午後5時のチャイムが鳴ると同時にダッシュでロッカールームに向かい、大急ぎで駅へと向かいます。こんなに大急ぎで向かっても大崎駅到着は午後6時15分。大崎駅から目的の店まで徒歩約10分かかりますので、これでギリギリぐらいです。

今日のお店は「天志乃」。店の前に着いてみると「準備中」の札がかかり、灯りはついているものの、店内からも居酒屋独特のざわめきがまったく聞こえてきません。えーっ。大丈夫かなぁ。おそるおそるという感じで入口引き戸を開けて店内へ。店内は入った左手がテーブル席になっていて、正面が横いっぱいにカウンターになっています。予想どおりお客はゼロ。カウンターの中で大将と思しき人が料理の支度をしている。「あのー。今日、Hさんの予約できたんですけど...」と遠慮がちに聞いてみると、「あー、はいはい。そこの扉から2階に上がって」とにこやかな返事が返ってきてひと安心です。

階段を2階に上がってみると、そこは広いひと間の座敷席。右手前に10人ほどの団体さんが入っていて、我われの4人グループは左奥のテーブルです。なるほど。きっと予約のお客さんだけが入れるようになってるんですね。

「よー。横浜からだから遅れるかと思ったけど、間に合ったなぁ」と迎えられながらテーブルに座り、出されたおしぼりで手を拭きます。なにしろ飲み放題に遅れると、それだけ飲める時間が短くなってしまいますからねぇ。やぁ、良かった良かった。(笑)

集まったのはこの店の常連さんでもある日本酒大好き重役・Hさんに、飲み会大好きでいつも明るい部長・Tさん、そしてこれまた若いころから酒好きで有名な同僚・Yさん。まさにそうそうたる呑んべメンバーです。

まずはビール(スーパードライ)をもらって乾杯です。テーブルの上にすでに出されているお通しは、煮バイ貝がふたつ。

この店では3,500円、4,000円、5,000円のコースがあって、それぞれ料理とお酒の飲み放題がセットになっています。詳しくは店の公式サイトでご確認いただくとして、我われが今日いただいている5千円のコースでは料理5品にお茶漬け、デザートが出て、お酒はビール、日本酒、ウイスキー、焼酎、ソフトドリンクが飲み放題となります。飲み放題の日本酒は5千円コースの場合、久保田(紅寿)、八海山(純米吟醸)、〆張鶴(純)、一ノ蔵(純米辛口)、黒龍(純米吟醸)、文政六年(純米)、立山(吟醸)、木綿屋(特別純米)、鷹勇(なかだれ)、初亀(吟醸)、くどき上手(純米吟醸)の11種類というラインナップ。同じく焼酎は富の宝山(芋)、中々(麦)、紅乙女(胡麻)、ダバダ火振り(栗)などなど。さぁ、2時間でどれだけ飲めるかとワクワクしますよねぇ。

まずママさんがすすめてくれたのは「美丈夫(びじょうぶ) 麗 うすにごり」。これは飲み放題の中にはない商品なのですが、常連・Hさんのグループということでママさんが出してくれたものです。

ママさんが慎重に4合瓶のスクリューの栓をひねると、プシューッという音とともに瓶の中に泡が立ちはじめます。そこでいったん栓をややしめて泡立ちが落ちつくまでしばらく待って、いよいよ抜栓です。ガラス製のお猪口についでもシュワっと立ち昇る細かい泡。いただきまーす。んー、これはまるで甘口のシャンパンのような。こんな日本酒もあるんですねぇ。

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ビールとお通し / 美丈夫 麗 / シュワッと薄にごり

ママさんも「ちょっと1杯ちょうだいね」とお猪口に入れてひと含み。「なるほど、ちょっと辛口ね」とママさん。Hさんによると、ママさんは利き酒コンクールで優勝したことがあるくらいお酒の味に敏感なのだそうです。「私も同じコンクールに出たんだけど、まるでわからなかったよ」とHさん。ほんとですよねぇ。私なんか、とてつもなくまずいお酒の場合だけわかるくらいで、後はどれもおいしく感じてしまう。最近はいいお酒が多いので、いつもいつもおいしいばかりで...。

料理のほうは「山芋千切り」が出ます。刻み海苔がかかった山芋の千切りにちょいと醤油を回しかけてグリグリと混ぜるうちに、ねっとりと粘り気が出てきます。これをほんのひと口分、ズズッとすすり込んでお酒をちびり。千切りの山芋はねぇ。口に入れた瞬間の食感はとろろのようなねっとり感なのですが、そのあと噛むとシャクシャクといい歯応え。ダブルの食感が楽しめるいいつまみです。私がよく知ってる店の中では沼袋の「ホルモン」の月見がこのタイプですね。

そして刺身。刺身はマグロとイカの2点盛りです。これだけ聞くと、どこの居酒屋でも出てきそうな刺身盛り合わせの定番ですが、ここのマグロとイカは、見た目もあでやかな絵に描いたようなトロと、ひと切れひと切れがはがしにくいくらいネトっと新鮮なイカなのです。これまた酒がすすむなぁ。

あっという間に「美丈夫」の4合瓶1本を飲み終えて、本日2銘柄目にいただいたお酒は「黒龍(こくりゅう)純米吟醸」。お酒は一升瓶からガラスの器に移されて出されます。「黒龍」の淡くてさらりとした味わいはまさに水の如し。実に淡麗なお酒です。

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山芋千切り / 刺身2点盛り / 黒龍

「珍しいお酒が1本だけ手に入ったのよ」とママさんが持ってきてくれたのは、宮中で新嘗祭(にいなめさい)のときに使う御神酒(おみき)なのだそうです。ドロっとするほど濃厚な濃さなのに、味わいは淡白。おもしろいお酒だなぁ。

料理のほうは伊勢エビ(ロブスター)の黄金焼き(玉子をのせて焼いたもの)です。こりゃまた豪勢でいいですね。

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新嘗祭御神酒(1) / 新嘗祭御神酒(2) / 伊勢エビ黄金焼き

続いては日本酒通のHさんが、今日の品書きの中ではこれが一番好きという「くどき上手(くどきじょうず)吟醸」。これはまたうまみが強い。すっきり淡麗な「黒龍」の後に飲んだこともあってか、すごくうまみの強さを感じます。

さらにピシッと辛口の「立山(たてやま)吟醸」をいただいたあと、6銘柄目は「文政六年(ぶんせいろくねん)純米」です。この「文政六年」は、おなじみ「天狗舞(てんぐまい)」の車多酒造のお酒。裏のラベルに「熟成した自然な山吹色」と書かれているとおり、グラスについでも明らかに他のお酒と透明感が違う。文政六年というのは車多酒造創業の年なのだそうです。西暦で言うと1825年。今から180年ほど前の、徳川八代将軍・家斉(いえなり)のころですね。酔いもまわり、「家斉には子どもが53人もいたんだ」なんて話から、あれやこれやと話もはずみます。

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くどき上手 / 立山 / 文政六年

料理のラストとなる5品目は揚げ立てのトンカツ。この店はうたい文句が「日本酒とトンカツのお店」なので、トンカツは自慢の一品。熱々のトンカツは外はサクッと、中はジューシー。ずっと冷たいお酒を飲み続けてきたので、このあたたかさがまた心地よいですねぇ。

ここでちょうど1時間が経過して午後7時半。後半戦1種目、通算7種目となるお酒は静岡の「正雪(しょうせつ)特別純米」。特別純米なのにシャッキリしっかりとしていて、いい意味でアル添っぽいほどの力強さを感じます。あれっ? このお酒も本来の飲み放題メニューにはないのに、すみません。

「静岡のお酒はうまいねー」と「正雪」を楽しみつつ、8種目も同じ静岡の「初亀(はつかめ)吟醸」をいただきます。

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トンカツ / 正雪 / 初亀

「こんなのもあるのよ」とママさんが見せてくれたのは「十四代 龍泉(りゅうせん)」。不思議な形の褐色のボトルに入れられたこのお酒は、「龍の落とし子」という原料米を使用した大極上諸白(=大吟醸)酒なのだそうです。裏のラベルには「H16BY」と造られた年が記されています。毎年造られるわけではないのだそうで、基本価格1万4千円(720ml)のこのお酒は、ネット上でも6万5千円くらいの値付けがされています。こうなると1合あたり1万6千円以上ですね! すごーいっ! あ。今回のこのお酒は、あくまでも見せてもらっただけですからね! 残念ながら飲んではいません。

9種目は「久保田 紅寿(こうじゅ)」。一般的な呼び方に呼びかえると百寿(ひゃくじゅ)が本醸造、千寿(せんじゅ)が特別本醸造、そしてこの紅寿が特別純米となり、さらにこの上に翠寿(すいじゅ)=大吟醸・生酒、碧寿(へきじゅ)=純米大吟醸・山廃仕込と続き、最高峰が萬寿(まんじゅ)=純米大吟醸なのです。紅寿はランク的には千寿より上なのに、なんだかぱっとしない感じです。千寿、萬寿はとてもはなやかに感じるのに、なんだかおとなしい感じかなぁ。なじめばおいしく感じるのでしょうか。

栄えある10種目は「山形正宗(やまがたまさむね)純米吟醸 稲造(いなぞう)」です。他の山形のお酒がそうであるように、この「山形正宗」もフルーティ。こういうタイプのお酒はけっこう好みなのです。

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十四代 龍泉 / 久保田 紅寿 / 山形正宗

10種類を飲みおえたところで午後8時。残り30分となってきました。これまで飲んだ10種類の中ではやっぱりHさん推薦の「くどき上手」が良かったですねぇ、なんて感想を述べあっていたところ、「じゃ、ちょっとこれを試してみますか」とママさんが「くどき上手 純米大吟醸」を出してくれます。これももちろん飲み放題リストには入ってない銘柄です。うわー。これだけ飲んだ後でも、ものすごくしっかりとしてることがわかるなぁ。吟醸酒独特の香り(吟香)がすごい!

12種目は「八海山(はっかいざん)純米吟醸」。新潟らしいすっきりとした味わいは、水と変わんないような感じでクイッと飲めてしまうから、こういう後半戦で飲むとちょっと危ないかも。

そして13種類目のお酒は宮城県石巻市の「墨迺江(すみのえ)しぼりたて純米吟醸生酒」。うー、よく飲んだ。本日はここまでですねぇ。

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くどき上手 純米大吟醸 / 八海山 / 墨迺江

最後にお茶漬けとデザートの果物が出されてコースは終了。

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お茶漬け / デザート

最初のうち2合ずつくらい。後半戦はやや少なめについでもらったので、飲んだ量でいうと13種で2升ちょっとくらいでしょうか。ひとり平均5合強程度かな。4人で飲むとけっこういろんな種類が楽しめますねぇ。

それにしてもこれだけ飲んで食べて、ひとり5千円とは。うーむ。また来ないといけないですねぇ。

店情報

《平成18(2006)年2月17日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「天志乃(てんしの)」(大崎)

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  • 店名: 日本酒とトンカツのお店「天志乃」(てんしの)
  • 電話: 03-3493-8758
  • 住所: 141-0033 東京都品川区西品川3-20-6
  • 営業: 11:00-13:30 & 17:30-22:00、土日祝休
  • 場所: 大崎駅南口改札を出て新西口出口階段をおり山手線にそって品川方面へ直進。右手にあるソニーの先を右折して小道に入る。突き当たり(左手角に「かどや」という店)を左折した少し先の右手。駅から徒歩約10分。
  • メモ: 1階小上がり2卓、2階は最大27名座れる座敷。席確保のため予約が必要。地酒の品ぞろえがよい。地酒の飲み放題(4人以上、2時間)が3,500円、4,000円、5,000円という3種のコースで楽しめる。焼酎もある。公式サイトあり。

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店情報: 中華料理「麗郷(れいきょう)」(渋谷)

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  • 店名: 台湾料理「麗郷」
  • 電話: 03-3461-4220
  • 住所: 150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-25-18
  • 営業: 12:00-14:00 & 17:00-24:00(土日祝12:00-24:00)、木休
  • 場所: 渋谷駅より渋谷109の向かって左側の道を直進。シネセゾン渋谷のビルの先の角を右折。左側。
  • メモ: 鋭角の角地に立った赤レンガ造りの外観が特徴。1、2階合わせて120席という店内でいただく台湾小皿料理は約150種。昭和35(1960)年ごろ、台湾出身の先代が故郷の家庭料理を提供すべく始めた店。調理場のカウンターにずらりとぶら下がった自家製の腸詰(煙腸、800円)や、サツマイモ粉を練った中に肉やシイタケを包んでふかしたバーワン(肉員、500円)が名物。豚耳(700円)、豚尾(700円)、豚脚(800円)、豚舌(800円)、豚頭肉(800円)、豚心臓(800円)、炒豚肝(レバー炒め、800円)、炒腰花(豚マメ炒め、800円)、炒生腸(子袋炒め、800円)、炒豚肚(ガツ炒め、800円)などのモツ料理もそろっている。飲み物はビール(サッポロ黒ラベル中瓶、500円)、紹興酒(700円)、紹興酒ボトル(2,000円~)など。

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大ぶりの焼餃子が188円! … 中華料理「海南記(かいなんき)」(阿佐ヶ谷)

川名」を出て、阿佐ヶ谷駅に向かいつつ「もう1軒!」と入ったのは中華料理の「海南記」。もっと小さい中華料理屋だったのに、昨年末頃に大きな店となって再オープンしたのです。

かめ入り紹興酒をボトル(600cc、1,575円)でもらって、つまみにはピータン冷菜(皮蛋、298円)、豚耳のピリカラ和え(拌猪耳、398円)、トウモロコシと松の実炒め(松仁玉米、498円)です。値段もなかなか安くていいですね。

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ピータン冷菜 / 豚耳のピリカラ和え / トウモロコシと松の実炒め

さらにはスナギモ冷菜(砂肝、398円)と焼ギョウザ(焼餃子、188円)を追加。焼ギョウザは大ぶりな餃子が5個。これで188円というのはすごいぞ!

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スナギモ冷菜 / 焼ギョウザ

日曜日ということもあって早めに切り上げ。お勘定は4人で3,355円でした。

店情報

《平成18(2006)年2月12日(日)の記録》

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店情報: 中華料理「海南記(かいなんき)」(阿佐ヶ谷)

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  • 店名: 南国食場「海南記」
  • 電話: 03-3337-8988
  • 住所: 166-0001 東京都杉並区阿佐谷北3-1-1
  • 営業: ランチタイムおよび17:00-01:00、無休
  • 場所: 阿佐ヶ谷駅北口から旧・中杉通り(松山通り商店街)に入って、約300m。左手にある墓地の先の角、左手。
  • メモ: 平成17(2005)年末、それまでのお店から20mも離れていない郵便局のとなりに、大きな店となって再オープンした。

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3人、4人と仲間が増えて … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

トコトコと中杉通りを歩いているとピピピと携帯メールが到着。「聖地に向かっています!」というメールは近所の酒友・ふじもとさんからです。「私もです。間もなく到着する予定です。」「では奥座敷にて(^^)」なんてやり取りをしてるうちに、もう「川名」に到着。現在、午後3時59分。1分前だけど、ま、いいか。

ガラリと引き戸を開けて「こんにちは」と店内に入ります。さすがに先客はおらず、店主とおかみさん、そして店を手伝っているミイさんの笑顔に迎えられます。「何人かになるので、奥に行きますね」と声をかけて奥の小上がり席に向かいます。ミイさんの横を通過するときに「グレープ?」とミイさん。「はい。お願いします」。席に座るころにはもう生グレープフルーツサワー(336円)が用意されているのがうれしいですよねぇ。ミイさんはほとんどの常連さんの飲み物を把握してるのではないかと思います。ちなみに今日のお通し(サービス)はオレンジです。

さてと。今日のおすすめメニューはなんでしょうね。日替りのおすすめメニューがカウンターの中と、小上がりの壁の2箇所のホワイトボードに毎日書き出されるのです。ときどき新しいメニューが増えてたり、「こんなものが、こんな値段で!」とビックリしたりするのがまた楽しみなんですよね。

おぉーっと。一番最初にあるのが「毛がに」(1,680円)です! きっと1杯丸まるの「毛がに」なんでしょうが1,680円というのは、もしかすると「川名」はじまって以来の最高価格ではないでしょうか。その意味で歴史に残るメニューかもしれません!

生ものは「かんぱち刺」「やりいか刺」「白子酢」の3品(各336円)。焼きものは「穴子串」「ほたて貝焼」「銀鮭かま焼」「赤魚粕漬焼」「豚ロースみそ焼」の5品(各231円)。おや。その下に「ひらめにこごり」(231円)がありますねぇ。これをいってみますか。

すぐに出てきた「ひらめにこごり」は、四角いガラス皿に大きな3切れがプルンプルン。箸でつまめないほどのやわらかさのにこごりをチュルンといただくと、口の中いっぱいに広がるヒラメのうまみ。どわぁーっ。これはいいなぁ。またひと口チュルン。そしてまたひと口...。えーい。箸でチマチマ食べるのが面倒だからお皿を口に当てておいて一気にズズーッとすすり込んじゃえ。んーーーー。んまいっ!!

そうこうしているうちにふじもとさんも到着。ふじもとさんは氷なしの「ホッピー」(336円)を注文して乾杯です。

ふじもとさんも「うーん」としばらくホワイトボードをにらんで「お。豚ロースみそ焼(231円)がある。これにしよ」と1品目のつまみを決定。「豚ロースみそ焼」っすかー。私も好きなんですよねぇ。「私もそれください」とふじもとさんと同時に注文します。

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サワーとお通し / ひらめにこごり / 豚ロースみそ焼

この「豚ロースみそ焼」については、ここではじめて食べたときの記録が非常に的を射てますので再掲させていただきますね。『「豚ロースみそ焼」はハムステーキなどと同じくらいの大きさ、厚みの味噌漬け豚肉を炭火で焼いて、食べやすいようにスライスされて出てきます。豚肉だけでも酒に合う、味噌だけでも酒に合うのに、この「豚ロースみそ焼」はそのふたつが合体してますからねぇ。しかも焼き鳥2本分程度の値段でこのボリューム。まさに鬼に金棒的な酒の肴(さかな)です』。

「豚ロースみそ焼」が焼きあがってくるのと同じタイミングで「おはようございます」と元気にお店にやってきたのはここっとさん。ここっとさんの住む渋谷から中央線方面というのは、新宿駅で同じホームの向かい側に乗り換えればいいので比較的来やすいのだそうです。とはいえ日曜日に渋谷からの遠征ありがとうございます。ここっとさんは生ビール(スーパードライ中ジョッキ、504円)と、お気に入りの「山芋ねぎチーズ」(294円)を注文して乾杯です。

ここっとさんがやってくると、いつもサービスたっぷりの超元気印マスターが、さらにサービスアップ! 「これ食べてみて」と出してくれたのはピクルス、ドライフルーツ、さつま芋の盛り合わせ皿。「ピクルスとは珍しいですねぇ」と聞くここっとさんに「イタリアからお土産で持ってきてくれた人がいて」と店主。ピクルス系統は不思議とお酒が進むんですよねぇ。「武蔵屋」(野毛)の玉ねぎの酢漬けや、大衆酒場によく置いてあるラッキョ漬なんかも同じ系列上にある感じがするなぁ。それぞれ飲み物もおかわりです。

ふじもとさんが注文していたツクネ(105円)と鳥皮(84円)も出てきました。鳥皮はピーマンと交互に刺しているのが特徴。荻窪の「鳥もと」と同じスタイルですね。タレ焼きの焼き鳥はタレの照りもつややかです。

「これもね」とマスターが持ってきてくれたのはトッポッギ風の芋もちです。これもだれかのお土産なのかなぁ。だれかがお土産を持ってきてくれると、そのとき店内にいるお客さんにおすそ分けがきたりするのです。

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ピクルス等 / つくね、鳥皮 / 芋もち?

「午後6時の男」と呼ばれている熊さんも、今日はちょっと早めに到着。我われのテーブルに加わってくれます。熊さんはいつものように刺身と野菜の2品を一気に注文。今日たのんだ野菜は「きゅうり漬」(168円)です。

それにタイミングを合わせるようにふじもとさんは「穴子串」(231円)を、そして私は「銀鮭かま焼」(231円)を注文しますが、残念ながら「銀鮭かま焼」は売り切れ。開店後1時間にしてすでに「赤魚粕漬焼」や、先ほどたのんだ「豚ロースみそ焼」など売り切れが続出中なのです。

ここっとさんは「山芋ねぎチーズ」をおかわりするのにあたり、そのスペシャル版の「山芋ねぎチーズの山芋抜き」を注文しています。つまり「ねぎチーズ」だけってことですね。

それら注文した品々と一緒にマスターが「これもどうぞ」と出してくれたのは、なんと「アンコウの卵巣のスープ」なんだそうです。とろみのついた中華風スープで煮込まれたアンコウの卵巣のうまいこと。

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ネギチーズ / チャーシュー / アンコウの卵巣スープ

ふらりと出かけた「よじかわ」ですが、3人、4人と飲み仲間が増えてワイワイと楽しく過ごすうちに気がつけばもう午後7時。いやいや3時間も長っちりしちゃいましたか。個別個別の会計はみなさんだいたい2千円前後でした。どうもごちそうさま。

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成18(2006)年2月12日(日)の記録》

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白子しいたけ焼にキンキ唐揚げ … 鉄板焼き「剣(つるぎ)」(都立家政)

二次会はjirochoさんしげるさんに、今回「竹よし」食事会初参加だったキャスバル坊やさんとSさんと5人で、すぐ近くの「剣」にはいります。

この人数だと入口左側の小上がりテーブル席がジャストサイズ。5人でぐるりと卓を囲み、まずは黒ヂョカ焼酎(530円)からスタートです。この黒ヂョカ焼酎というのは、「剣」で独自にブレンドした4種類くらいの芋焼酎を、垂水温泉で割り水し、それをかめ壺で保存しているもの。注文すると黒ヂョカに入れて燗をつけてくれます。やわらかく深みのある味わいで、いくらでも飲めそうな実にあぶなくうまい焼酎なのです。

今日のお通し(250円)のサラダをつっつきつつメニューを選択。前回、初物のそらまめがおいしかったので、今回もたのんでみます。鹿児島は指宿(いぶすき)産のそらまめ(500円)は、皮ごとまるまる食べられます。鹿児島のお酒(芋焼酎)に、鹿児島のつまみ。おなじ土地のものの組み合わせはやっぱりおいしいですね。

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かめ壺芋焼酎 / お通し / 指宿そらまめ

そしてホワイトボードに書かれた本日のおすすめメニューからの一品は「白子しいたけ焼」(700円)です。1人前に3個盛られているということだったので2人前いただきます。「白子しいたけ焼」は、椎茸の笠の裏側に生の白子をこんもりと盛って焼き上げたもの。仕上げに刻みネギと紅葉おろしがのせられます。これに添えられたカボスを絞りかけてパクリ。白子のトロトロ感と、椎茸の旨みの融合がおもしろいですねぇ。

店主が「キンキがちょうど5つあるのでどうでしょう。小さいキンキを唐揚げにしたものですが」とすすめてくれて、さっそくそれをいただきます。メニューには「キンキ唐揚げ」(750円)と書かれています。5尾でちょうど2人前程度なんでしょうね。カボスを絞って、頭から尻尾まで丸ごといただくキンキのうまいこと。

こんなに食べたのに、さらに最後に鉄板焼きが食べたくなってしまうのが不思議なり。今日も「ポークエッグチーズ焼」(680円)を1人前いただきます。これはポークピカタにとろりとチーズがのって焼き上げられたもの。上にはケチャップがかけられています。個人的にはポークも、エッグも、そしてチーズも大好きなので、「ポークエッグチーズ焼」は「大好き」がみっつも組み合わさった幸せな一品なのです。

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白子しいたけ焼 / キンキ唐揚げ / ポークエッグチーズ焼

午後11時ごろまでくつろいで、5人で8,080円(ひとり1,620円)でした。

店情報 (前回、「しげるのチャンネル」)

《平成18(2006)年2月11日(土)の記録》

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寒ブリの豆乳しゃぶ … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

第52回夕食会の食材は寒ブリ。店主は氷見(ひみ)の寒ブリを楽しむ夕食会にしたかったらしいのですが、人気の氷見物はぐんぐん値段が上がって、とても夕食会の会費(飲み物込みで4,500円/人)では仕入れられないほどになっちゃったのだそうです。しかし、今日のブリも氷見物ではないにしろ、日本海の7.1キロもある寒ブリです。

その寒ブリ料理のトップバッターとして登場したのはブリの吸物です。吸物からスタートというのも珍しいですよねぇ。今日も最高気温が10度を超えたかどうかという寒い1日。あったかい吸物が身体に染みわたるようです。中に入ってる大きなブリの一切れがまたいいじゃないですか。福岡地方のお雑煮の具にブリが入っているのですが、まさにそんな感じですね。「今日はこのブリで行くぞー!」という気合いを感じる一品です。

そしてブリの刺身。こりゃまたぶ厚い刺身ですねぇ! 昨日試食をされたなおとんさんから「やわらかめの身なので、少し厚切りにしたほうがおいしいと思いますよ」というアドバイスがあったのだそうです。うーん。たしかにうまいっ。これはもう日本酒ですね。え!? 先日の「黒龍 大吟醸」がまだ残ってる? そりゃさっそくそれからいただきましょう。

我も我もと手が伸びて、残り少なかった「黒龍 大吟醸」は、あっという間に空っぽになってしまいました。

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ブリ吸物 / ブリ刺身 / 黒龍 大吟醸

料理のほうは大鍋いっぱいに作られたブリ大根。これを小鉢につぎ分けてくれます。んー。ブリ以上にブリの味わいの強いあめ色に煮込まれた大根に脱帽です。おでんの大根もそうですが、イカ大根や鳥大根なども、いっしょに煮込んだ素材のうまみを大根がすべて吸収してくれるんですよねぇ。

続いては焼き物。ブリの焼き物というと照り焼きが定番ですが、今日の焼き物は玉子黄金焼き。厚いブリの身の上に玉子がのっていっしょに焼き上げられています。

ここで登場したのが、なおとんさんから差し入れの新潟の地酒2種。ひとつは「越乃景虎(こしのかげとら)ひやおろし」で、もうひとつは「想天坊(そうてんぼう)越後高嶺錦 特別純米 生貯蔵酒」です。いつもいつもいいお酒を飲ませていただき、ありがとうございます。どちらも新潟のお酒らしいすっきり感で、ブリも進みますが、もっともっとお酒そのものが進んでしまう。こいつは困ったなぁ。。。

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ブリ大根 / ブリ玉子黄金焼 / 「景虎・ひやおろし」と「想天坊」

カウンター上段にはいつものように大皿料理が並び、好きなときに食べられるようになっています。今日の大皿料理は豚の冷しゃぶ風(辛ダレ添え)に、モヤシとニンジン、ニラのサラダ、そしてキャベツの漬物です。

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豚冷しゃぶ / 野菜サラダ / キャベツ漬物

毎回食事会に華をそえるママさんの手料理。今回も出てきましたよぉ。まずは大皿にたっぷりのカニ玉です。この大きなカニ玉を、まるでホールケーキを切り分けるように切り分けて小皿に。当たり前のことかもしれませんが、魚料理屋さんで出されるカニ玉なので、なにしろカニがいいのです。

そしてタコ飯。ごはん物ながら、タコたっぷりということもあって、これ自身がつまみになります。

そうこうしているうちに目の前でブリしゃぶの準備が進みます。今日のブリしゃぶはなんと豆乳を使ったしゃぶしゃぶです。どんな味になるんだろう。楽しみですねぇ。

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カニ玉 / タコ飯 / 豆乳しゃぶ

ブリしゃぶ用のブリも大皿にぐるりと花のように盛られて登場です。先ほどの刺身よりは薄切りで、そのかわり1枚1枚の面積が広い。その1枚を箸で取って豆乳鍋の中に浸すと、熱がとおった表面がサッと白く変色します。それを紅葉おろしの添えられたポン酢醤油にちょいとつけていただくと、刺身とはまた違ったブリのうまみが口の中に広がります。

刺身の表面に脂が浮き上がって見えるほど脂ののったこの時期の寒ブリなのですが、こうやってサッと鍋で泳がせることでさっぱりとした味わいになります。今回の場合は、豆乳なので、さらにまろやかになってるように感じますねぇ。

ひとしきりブリを食べ終えたところで、そのままちょっと鍋を置いておくと、豆乳の表面に湯葉ができます。これを引き上げ湯葉としていただいたあと、水菜、白菜、はるさめなどを入れて、たっぷりと豆乳鍋を食べつくします。

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ブリしゃぶ用のブリ / できたブリしゃぶ / 野菜も加えて

食べて食べて、飲んで飲んで、しゃべってしゃべって。今月もまた4時間をこえる夕食会になったのでした。寒ブリ、堪能! どうもありがとうございました!

店情報 (前回、「しげるのチャンネル」「黒ぶたシャブシャブ」)

《平成18(2006)年2月11日(土)の記録》

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氷なしの大阪ハイボール … バー「銀座サンボア(Samboa)」(銀座)

銀座の3軒目はバー。平成15(2003)年の夏、サンボア系列の中ではじめて関西圏以外に進出してきた「銀座サンボア」です。ついこの間のことのようなのに、もう丸3年になろうとしてるんですね。金曜日の夜とあって、店内立ち飲みカウンターはずらりと満席。後方のテーブル席に1卓だけ空きがあり、我われ3人はそこに案内されます。

「いらっしゃいませ」と用意されるコースターとお通しのピーナッツ。コースターはサンボア・バー全店共通のユニオン・ジャック(英国旗)の模様に「SAMBOA BAR Established 1918」と書かれたもの。1918年(大正7年)というのは神戸にサンボアの第1号店ができた年なのだそうです。この店は今はもうなくて、そこからの暖簾分けによって京都に3軒(京都、木屋町、祇園)、大阪に7軒(堂島、北、南、ヒルトンプラザ、島之内、北新地、梅田)に、ここ東京・銀座を加えた合計11軒が現在営業中とのことです。

サンボア・バーといえば関西流、大阪流、あるいはサンボア流とも言われている氷なしのハイボールが有名。我われ3人もそのハイボールを注文します。サンボアのマークが入った大きなハイボール用グラスに、冷蔵庫でキンキンに冷やしてあるウイスキー(サントリー角瓶)をダブルで注ぎ、これまたよく冷えたソーダ(ウィルキンソン・タンサン)を入れて、最後にレモンピール。これで名物ハイボールの完成です。

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店内の様子 / テーブル席 / ハイボール

氷なし、三冷(ジョッキ、焼酎、ホッピーを冷やしているもの)のホッピーがやわらかくうまいように、ここのハイボールもウイスキーは濃いのにやわらかくてうまいのです。

すぐに1杯目を飲み干して、おかわりを3人分お願いします。ピーナッツもなくなったのでおかわり。

12時前まで、2時間弱の滞在は3人で6,900円(ひとりあたり2,300円)でした。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年2月10日(金)の記録》

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フライも絶品! … 居酒屋「三州屋(さんしゅうや)」(銀座)

銀座での2軒目は銀座2丁目にある「三州屋」銀座店。この店が本日・本命のお店です。職場が近所である呑んだフルさんが今日の昼に予約をしに来てくれたものの、なんと予約可能な2階はすでに予約で満席状態だったのだそうです。そこで、まずいったん「ライオン」に集まってから、やや遅い時間の「三州屋」の1階入れ込み席を目指そうということになったのでした。

「こんばんは。3人です」と「三州屋」ののれんをくぐったのは午後9時過ぎ。なにしろ午後9時半がラストオーダーの時間なので、かなりギリギリといったタイミングですね。金曜日ということもあって、この時間でもカウンターとテーブル席の店内はお客さんがいっぱい。かろうじて空いていた左手奥の1卓(6人くらい座れる席)にゆったりと3人で陣取ります。くまさんも含めて我われ3人とも身長180センチ以上あるし、体形もとてもスリムとは言いがたいほうなので、これくらいゆったりと座れるとありがたいですね。

すぐにおしぼりとお通し(飲み物をたのむとサービス)のブリの煮物を持ってきてくれたおばちゃんに燗酒の大徳利(「白鶴」上撰、750円)と、人数分の鳥豆腐(とりどうふ、450円)を注文します。

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のれん / お通しと大徳利 / 鳥豆腐

「三州屋」と言えば「鳥豆腐」というほど、鳥豆腐はこの店(銀座店だけでなくて各地の「三州屋」全体)の名物の品。鶏肉と豆腐、春菊を鶏スープで煮て、丼で供される一品はそれだけでもやわらかく味がついているのですが、ポン酢醤油も添えられています。豆腐だけこのポン酢醤油をつけて食べる人、すべての具をつけて食べる人と、このポン酢醤油の使い方は人それぞれ。最初から丼の中に一気に入れちゃう人もいるくらいです。

店の壁の上部にずらりと張り出された短冊メニューは刺身、焼魚、煮魚、フライなどなど軽く100種類以上。もともとは魚が売りのお店なのですが、先ほどのように鳥豆腐のような名物メニューもあって、魚だけに限定されていないところがふところの深さですね。

「刺身もいいんですが、実はこの店はフライがうまいんですよね」とくまさん。あ。くまさんもそう思いますか! その意見には私も大賛成です。この店のフライは、まるでいい店でいただく天ぷらのように、絶妙な火の通し加減になっていて、生じゃないんだけど、決して火が通りすぎていないという状態で出てくるのです。ステーキの焼き加減風にいうと「レア」ですね。

フルさんご自身は、この店に来たのは今日の昼の予約のときがはじめて。その時にフライ盛り合せ定食を食べて、やはりそのフライのうまさに驚いたと話してくれます。(過去の関連記事

「じゃ、フライをもらおうね」と3人の意見が一致し、注文したのは季節のカキフライ(750円)と、くまさんが「ぜひこれを!」と一押しの鮭フライ(600円)の2品です。

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カキフライ / 鮭フライ

レアの状態に火を通していることもあってか、フライは出てくるのもとても早い。まず出てきたカキフライは大ぶりのものが4個。キャベツの千切りとレタスのサラダ、そして櫛(くし)切りのレモンが添えられています。大急ぎでレモンをさっとかけてサクッとかじると、中には予想どおり絶妙な火の通り加減のカキです。んーーー。んまいっ。

続いては鮭フライ。取り皿にとってウスターソースをかけてサクッ。これもまたいい! 3人で思わずニヤッと目を合わせてうまさを確認します。アジフライなどとくらべても、こちら鮭フライのほうが身の厚さが厚いので「魚を食ってる!」という満足感がより高いんですよね。しかもその魚が身が絶妙な火の通し具合によって、ふわりとやわらかい状態で仕上がってますからねぇ!!

すぐにお酒(大徳利)もおかわりです。

「うまいねー」なんて食べてるうちに9時半になり「ラストオーダーです。飲み物もラストです」と声がかかります。それじゃナマコ酢(600円)とナメコ汁(300円)をひとつずつお願いします。飲み物は大徳利(750円)をあと2本ね。

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ナマコ酢 / ナメコ汁 / 店内

ナマコ酢は大根おろしとともに小鉢に盛られ、ハジカミと一片の柚子の皮が添えられています。昔、呉(広島県呉市)の独身寮にいたころ、すぐ近くにナマコのおいしい居酒屋があって、冬場になると2~3日おきくらいにその店に通ってたことを思い出します。その店ですべての処理をするので、ときどきコノワタやコノコをちょこっと出してくれたりして、うれしかったなぁ。それくらいナマコは大好き。日本酒が進みますねぇ。

ナメコ汁のほうは、くまさんの大好物。ズズッとおいしそうにすすりながらお酒を飲んでいます。どれどれ私にもちょっとちょうだいね。このナメコのとろみがまたいいですね。たしかにつまみになる味噌汁です。

この店はいつ来ても老若男女さまざまなお客さんが入っている。今日も和服姿のおねえさんもいれば、スーツ姿のサラリーマンのグループやOLさん、近所に住んでるらしい年配ひとり客などなど、みんながそれぞれに楽しんでいます。

ラストオーダーを過ぎても入ってくるお客さんもいますが「ラストオーダーの時間が過ぎてるので、1回で注文してくださいね」と言われるだけで、まだまだ入れてくれるんですね。このあたりも老舗のふところの深さを感じるなぁ。

我われはボチボチと次の店を目指しますか。10時過ぎまで約1時間の滞在で、お勘定は3人で6,930円(ひとりあたり2,310円)でした。どうもごちそうさま。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年2月10日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「三州屋(さんしゅうや)」(銀座)

    三州屋
  • 店名: 大衆割烹「三州屋」銀座店
  • 電話: 03-3564-2758
  • 住所: 104-0061 東京都中央区銀座2-3-4
  • 営業: 11:30-22:00(21:30LO)、日休
  • 場所: 地下鉄有楽町線銀座一丁目駅の真上くらい。並木通りの元「並木座」の横の路地を入った突き当たり。
  • メモ: 1F/カウンター12席・テーブル40席、2F/座敷30席。昭和43(1968)年4月創業。昼は定食が10種程度(800~1,000円程度)あるほか、昼も含む全営業時間を通して、一品料理(70品以上)や酒類(日本酒1合400円、大瓶ビール700円)の注文可。お通し無料。
    〔定食〕いわし定食800、刺身盛合せ定食1,000、サバ味噌煮定食800、ぶり照り焼定食900、さんま定食800、かきフライ定食1,300、豚角煮定食900、アジフライ定食900、海老フライ定食1,000、フライ定食1,000、海鮮丼定食1,000、かつお叩き定食1,000、金目煮付け定食1,000。
    〔焼きもの〕ぶりの照り焼650、いかの照り焼580、帆立貝照焼650、帆立貝塩焼650、あじ塩焼き630、かれい塩焼680、かます塩焼840、さんま塩焼580、いわし塩焼580、いか塩焼580、ししゃも480、ナスしぎ焼530、ナス焼530、サザエ壺塩焼740、焼はまぐり530、ぎんなん塩焼630。
    〔揚げもの〕エビフライ800、フライ盛合せ800、あじフライ650、帆立貝フライ680、いかフライ680、いわしフライ630、かれい唐揚げ680、いか唐揚げ580、川海老唐揚げ580、若鳥唐揚げ580、揚げ出し豆腐480、カモ茄子揚げ出し480、いかげそ揚げ580、新じゃが揚げ480、里いも揚げ480。
    〔酢もの〕赤貝酢840、たこ酢580、青柳酢580、酢の物盛合せ680、もずく酢480、〆さば680、〆あじ630、まぐろぬた530、ウド酢味噌420。
    〔煮もの〕柳川950、どじょう丸煮630、金目鯛あら煮740、むつあら煮740、ぶりあら煮680、かれい煮680、いわし煮630、さば味噌煮530、あさり酒蒸し530、蛤酒蒸し530、すずき酒蒸し530、肉豆腐530、鳥豆腐480、鯛豆腐580、豚角煮630、イカゲソ500。
    〔わさびもの〕刺身盛合せ1,000、貝盛合せ1,050、まぐろトロ1,900、メジまぐろ1,260、まぐろ刺身1,370、カツオ刺1,000、いか刺740、いわし刺580、さざえ刺840、あじタタキ680、いわしタタキ580、カツオタタキ1,000、生うに680、たこわさ580、赤貝わさ840、青柳わさ580、ほっき貝わさ680、みる貝わさ580、とり貝わさ580、ほたて貝刺身680、つぶ貝わさ850。
    〔お吸いもの〕なめこ320、あさり320、赤だし320、蛤つゆ380。
    〔その他〕生野菜680、カニサラダ840、トマト480、春菊のおひたし480、三つ葉おひたし380、あさりバター530、ホタテバター650、いか塩辛420、このわた550、お新香370、冷奴370、エシャレット480、茶碗蒸し530、まぐろユッケ風630、いか納豆480、まぐろ納豆530、もろきゅう320、なめこおろし420、明太子480。
    〔ご飯もの〕まぐろ茶漬680、鮭茶漬600、たらこ茶漬600、うめ茶漬600、のり茶漬480、ごはん270。
    〔旬のもの〕新竹の子土佐煮630、そら豆630、枝豆630、あゆ塩焼740、のどぐろ一夜干550、さんまタタキ680、松茸土瓶蒸し630、あん肝780、殻付きかき酢650、かき塩焼580、かきフライ1,100、かき豆腐580、白子酢630、なまこ酢630、せりおひたし480、寄せ鍋1,900、鯛ちり1,680、魚寄せ鍋1,680、かき鍋1,680、かきちり1,680、蛤なべ1,680。
    〔お飲物〕サッポロビール大瓶700、サッポロ生ビール大930・中600、白鶴(辛口一級酒)大800・小400、白鶴(冷酒300ml)生貯蔵酒900・淡麗純米950・吟醸1,580、麦焼酎千夜一酔(720ml)2,850、いいちこ焼酎2,850、クロカメ2,850、麦いち850、蕎麦玉1,000、和ら麦2,850、からり芋2,850。(2013年10月調べ)
  • HTML版(2003年以前): (02.11.11)(01.10.03)(01.06.22)(01.02.16)(00.10.19)(99.12.28)

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長男誕生おめでとう! … ビアホール「ライオン(LION)」(銀座)

飲み仲間・くまさんに去る1月25日長男誕生。お父さんになりました。さっそくお祝いをという呑んだフルさんの音頭取りで集まったのは「ライオン銀座七丁目店」。昭和9(1934)年創業という、都内でも屈指の老舗ビアホールです。

ライオン銀座待ち合わせの時刻にちょっと遅れてお店に到着すると、くまさんはギネス(1パイント、990円)を、フルさんはエーデルピルス(小グラス、610円)を飲みはじめたところ。私もさっそく生ビール(中ジョッキ、780円)をいただいて「おめでとう!」と乾杯です。

明治32(1899)年8月4日、銀座8丁目にライオンの前身、恵比寿ビヤホールが開店。大人気となり、昭和9(1934)年には現在のビヤホールが完成したのだそうです。ということは今年で創業以来107年、このビヤホールになってからは72年になるんですね。昭和初期のロマンたっぷりの店内は満席状態。いつ来ても人気ありますよねぇ。

しかし天井が思いっきり高いからか、満席の割りにはゆったり感があるのもこの店のいいところ。まわりから聞こえてくるザワザワとした楽しそうな会話の中、グイグイとビールも進みます。

料理のほうはコンビネーションサラダ(930円)、ザワークラウト(530円)に昭和コロッケ(850円)。けっこう大きな器で出されるので、この3品くらいでテーブルの上はいっぱいです。

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コンビネーションサラダ / ザワークラウト / 昭和コロッケ

最後はそれぞれエビス生ビール(中ジョッキ、780円)をいただいて一次会は終了。約1時間の滞在は3人で7,810円(ひとりあたり2,600円ほど)でした。

店情報

《平成18(2006)年2月10日(金)の記録》

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店情報: ビアホール「ライオン(LION)」(銀座)

    ライオン銀座
  • 店名: ビヤホール「ライオン」銀座七丁目店
  • 電話: 03-3571-2590
  • 住所: 104-0061 東京都中央区銀座7-9-20
  • 営業: 11:30-23:00(日祝は -22:30)、無休
  • 場所: 地下鉄銀座駅A3またはA4出口を出て中央通りを新橋方向に2ブロック(約200m)進んだ先、左手角。
  • メモ: 昭和9(1934)年創建(創業は明治32(1899)年)の歴史的ビヤホール。280席。サッポロ生ビール黒ラベル(グラス530円、中ジョッキ780円)、エビス生ビール(中ジョッキ780円←ジョッキのサイズは黒ラベルのものより小さい)、ドラフト・ギネス(1パイント、990円)など。料理はザワークラウト(530円)、昭和コロッケ(850円)、コンビネーションサラダ(930円)、ニシンの酢漬け(720円)、ライオンビヤオードブル(厚切りベーコン、ベイクドハム、レバーペースト、白ソーセージが入ったドイツ風オードブル盛り合わせ(1,680円 )、伝統の紙カツ(1,000円)、アイスバイン(3,400円)、牛スジの煮込み(700円)、フィッシュ&チップス(950円)、ソーセージの盛合せ(2,200円)、名物ローストビーフのワゴン販売(1枚、840円)など。ぐるなび公式サイトあり。

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ねぇメグー? … バー「日の出理容院(ひのでりよういん)」(横浜・桜木町)

「日の出理容院」のスイング扉を押して店内に入ると6人も座ると満席のカウンターには3人の先客。左手・短辺に女性ひとり客、右手・長辺に男性のふたり組です。空いている席はその中間しかないので、そこに陣取り角瓶をハイボール(600円)で注文します。

先客3人は常連さんらしく、バーキーパーのメグミさんも含めて楽しそうな会話が続きます。こうやってそれまでの空気が継続してくれると、その場に入っていったものとしても安心しますよね。店によっては常連さんじゃない人が入ってくると、それまでの会話がピタッと止まっちゃったて、シーンとした状態になったりする。あれほど気まずい雰囲気はないですよねぇ。

カウンターの女性客が「ねぇメグー。今度会社にお弁当持っていかなきゃなんないんだけどさー。簡単にできるものないかなー」。聞かれたバーキーパーのメグミさんも、ハイボールを作りながらも「んー。そうだねぇ。なにがいいだろう」なんて、まるで友だち同士の会話を聞いてるようです。

ハイボールができあがると、カウンター上にずらりとならんだボトルのうち、私のすぐ前にある2~3本をいったん下におろして、グラスが通れる空間をつくってからハイボールを出してくれます。

目の前にはハイボールのグラスの他にもうひとつ小さいグラスが置かれます。「これはなに?」とメグミさんに確認してみると、「あ。そうか。いつも団体さんでいらっしゃってましたものね。うちは基本的にキャッシュ・オンになってますから、その小さいグラスがお金入れになってるんです」とのこと。まわりを見てみると、たしかにみんなの前にも同じグラスがあって、コインが入っていたり、千円札が立てられていたりする。なーるほど、そうだったんだ。さっそく私もそのグラスにお金を入れます。

カウンターの上には殻付き落花生がひとつかみジャラッと置かれます。まわりを見ると、みなさんその場で殻を割って、その殻やピーナッツの皮はそのままカウンター上に置いているようです。へぇ。殻や皮はそのままここに置いといたんでいいんだ。「はい。そのまま置いておいてください」とメグミさん。

入口扉が開いて、またも女性のひとり客。左側の女性がスッと奥に詰めて、そのすき間に座ります。メグミさんとの会話を聞いていると、この人も常連さんの様子。さらに常連さんらしき男性のひとり客が私の左に。もうひとり男性ひとり客が私の右に。これでカウンターは7人の満席状態。本当は6人くらいで満席なんですが、左端が女性ふたりなのでサブカウンターの椅子を持ってきて7人詰めてるといった状況です。

私もハイボール(600円)をおかわりして、常連のみなさんの楽しそうな会話をつまみにチビリチビリ。

ふーん。こういうお店だったんだ。おもしろいなぁ。3人以上くらいのグループで入ると、どの店に行ったとしても自分たちの空気で過ごしてしまうことが多い。ふたり以下、いや可能であればひとりでやってきて、その店のもつ空気の中にどっぷりと浸かると、そのお店のことがとてもよくわかるんですよねぇ。

最初からいた男性ふたり組のうちひとりは遠くからいらっしゃってるようで「やばいなぁ。今日はカプセルホテルかなぁ」なんて話をしてる。まだ10時ですけどー。

とは言いつつ、まだ週半ばなので私もそろそろ帰ろっと。お金入れのグラスに入ってるお釣りをもらって、どうもごちそうさま。それじゃ、みなさんお先にー!

1時間強の滞在は、ハイボール2杯で1,200円でした。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年2月8日(水)の記録》

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今年も大入り! … 居酒屋「武蔵屋(むさしや)」(横浜・桜木町)

久々の「武蔵屋」。店の前にはカップルがひと組み。「いっぱいなんですか?」「えぇ。そうなんですよ。でもおひとりならば入れるかもしれませんよ。」「じゃ、すみません。お先に」てなことで店内へ。たしかに店内は満席なんですが、店を手伝ってるおねえさんが「じゃ、カウンターにどうぞ」。

見ればカウンターにはカップルがひと組ととサラリーマンのふたり連れがひと組の都合4人が均等割り付けで座っています。このカウンターはギュッとつめれば6人は座れるので、かなり余裕ですね。ちょっとつめていただいて、入り口すぐ右手、カウンターの一番手前側の手洗い場の横にひとり分の席を空けていただきました。実は個人的にはこの席が一番好きで、店がすいてて「どこにでも座っていいですよ」と言われれば必ずこの席を選ぶくらい。この店にはこれまで20回近く来てますが、この席に座った回数が一番多いのではないかと思います。

すぐに手伝いの若い女性が箸入れの湯呑みを持ってきてくれて「お酒でよろしいですか。ビールになさいますか」とたずねてくれます。「まずはビールをお願いします。小瓶で」と注文。最初はビールがいいですよね。小瓶のビール(キリン一番搾り)はちょうどグラスに3杯分。これくらいの量がちょうどいいのです。なお「武蔵屋」のビールはおつまみとして小皿の豆菓子がついて小瓶が500円、大瓶だと700円です。この店はお酒は3杯までですがビールには特に制限はないようです。とはいえあまり酔っ払ったりするときびしく怒られますが…。

ビールを飲んでるうちに、目の前にはお酒用のグラスや定番おつまみのうちの玉ねぎ酢漬け、おからの2品が並びます。

久しぶりにお目にかかる老姉妹もお元気そうでひと安心。今日はたまたま妹さん(富久子さん)のお誕生日なのだとか。たしか今日で82歳だと思います。以前は妹さんがカウンターの中で料理を担当して、お姉さん(喜久代さん)が土瓶酒を持って店内を担当するという割りふりになっていたのですが、今日はおふたりともカウンターの中。妹さんが料理を担当するのは変わらず、お姉さんも洗いものなどをされています。

それじゃ店内はだれが見てるかというと、先ほどの手伝いの若い女性の他に、すでにベテランの域に入ってきた宝塚風おねえさんのおふたりです。手伝いの若い女性のほうは学生アルバイト。宝塚風おねえさんも、以前は学生アルバイトとしてこの店で働いていたのですが、ちょうど卒業されたころに老姉妹のお姉さんが体調を崩したりしたこともあって、再びお手伝いされるようになったようなのです。今では土瓶酒も、この宝塚風おねえさんが担当されているようです。

ちょうどビールもなくなったので、その宝塚風おねえさんにちょっと手を挙げて合図してお酒を注いでもらいます。お酒は上燗(45度くらい)の「桜正宗」。ツ… と注ぎはじめて、ググゥーッと高く土瓶を持ち上げ、最後に土瓶をグラスのすぐ近くまで下ろしてきながらピタリと表面張力で注ぎきります。やぁ。じょうず、じょうず。すっかり名人芸になってきました。

その表面張力を口から迎えにいってズズッまずひと口。ックゥ~ッ。効くなぁ。

タラ豆腐も出てきました。この店で唯一あったかい料理がこのタラ豆腐で、お客さんが店に入ってから準備をはじめるからなのか、入ってしばらくしてから出てくるのでした。薄味のダシ汁には豆腐と塩ダラの切り身が入り、そこにたっぷりのシラスと刻みネギがのり、七味唐辛子がかかっています。この店の特徴のひとつはカウンター上やテーブル上にお酒と肴以外がいっさいないこと。箸立てもなければ醤油などの調味料もありません。それでいて、だれからも味付けが濃いだとか薄いだとかいった声が聞こえてこないのがすばらしいところ。このタラ豆腐にしても、出されたままの味付けでみんな楽しめているのです。このあたりも料理を担当している妹さんの長年の勘なのでしょうか。

あったかタラ豆腐にお酒も進み、気がつけばもうグラスが空っぽ。そのグラスをちょいと上げて、宝塚風おねえさんにおかわりをお願いします。ツツゥーッ、ピタッ! あれ? 表面張力じゃない! 「あ。ごめんなさい。もうちょっとね」と宝塚風おねえさんがチビッと注ぎ足してくれてプクンと表面張力です。「ありがとう」と笑顔満面。たったこれだけのことがとってもうれしいんですよねぇ。(笑)

2杯目のお酒とともに出てくる肴が納豆です。これもあらかじめ味付けられて、しっかりと練られた状態で出てくるので、あとは食べるだけ。これまた濃くもなく、薄くもなく実にいい味付けなのです。それにしても「おから」→「タラ豆腐」→「納豆」と、ずらりと大豆系のつまみが続くんですね。これ以外は「玉ねぎ酢漬け」と、最後に出てくる「お新香」ですから、「タラ豆腐」のタラと、その上に盛られたシラスが動物性たんぱく質なだけで、あとはすべて植物系です。なんだか身体にもよさそうですよねぇ。

今日のカウンターは私も含めて5人。私のすぐ左どなりは先輩・後輩と思われるサラリーマン二人連れ。ふたりともオーディオファンのようで音楽の話題、機器の話題に花が咲いています。後輩は日本酒は飲めないのかもっぱらビールを飲んでいる。その分先輩ががんばってお酒を飲んでいます。こうやって飲める人、飲めない人がいる場合、つまみは早い人のペースに合わせて出されるようです。その二人の向こう側は中年のカップル。ご夫婦なのかな。この店ではそういうお客さんもよく見かけます。

3杯目のお酒を注いでもらったところでちょうど午後8時半。この時刻で入口引き戸には内側から鍵がかけられます。「武蔵屋」に入店できるのは8時半までなのです。だいたい8時が近くなるとある程度店がすいてくるのですが、今日は最後まで満席状態が続きましたねぇ。「すごいねぇ。いつも入れないはずだよ」と語りかけるお客さんに「こんな日もあるのよ」とお姉さん。「そうかと思うと、まったくお客さんがいらっしゃらないこともあるのよ」。へぇ。この店でもそんなこともあるんですねぇ。

3杯目のつまみはお新香。タクアンやキュウリ、紅ショウガなどの漬物が小皿に盛り合わせてあります。いつもなら3杯目になってもそれまでのつまみが残っていることが多いのですが、今日はゆっくりとしたペースで飲んだので、2杯目までのつまみは全部食べてしまいました。ちょっとつまみを追加しましょうか。つまみの追加は1品400円。煮貝(サザエのような貝を煮たもの)が好きなんだけどあるかな? 「今日は煮貝はないんですよ。煮たものはニシン。あとコハダ酢もあります」と宝塚風おねえさん。じゃ、コハダをお願いします。

コハダは大根の千切りの上に2尾分、12片くらいの切り身がきれいに整列して並び、キラキラとした皮目も美しい。キュッと絞って汁気を切ったおろしショウガをちょいとつけていただくと、ピリッとしまった酢の感覚が酔った口に心地よい。

おつまみを食べ終わり、3杯目のお酒を飲みきるとちょうど閉店時刻の午後9時。とはいえ、まだ飲んでるお客さんも半数近くいますので、あまりあせる必要はないのですが、私もこの辺で腰を上げます。通常のお酒3杯セット(2,000円)にビール小瓶(500円)とコハダ(400円)で、お勘定は2,900円でした。どうもごちそうさまでした。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年2月8日(水)の記録》

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3年目に突入! … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

日曜日は「よじあき」です。平成16(2004)年1月30日(金)に開店した「秋元屋」も、大人気のうちに2周年を終え、いよいよ3年目に突入しました。

ちなみに「よじあき」というのは開店時刻の午後4時に「秋元屋」に行くことを言います。そうそう。午後4時に開くのは日曜日だけで、それ以外は午後5時開店なので気をつけてくださいね。

今日はちょっと出遅れて、店に着いたのは午後4時10分。常連のみなさんは「日曜日は4時開店」ということをよくご存知で、店内はすでに7割程度の入り。私も空いていたカウンター奥側の一角に腰をおろします。

「いらっしゃい。なんにしましょう」と笑顔でたずねてくれるヨッちゃん(店を手伝っている女性)に、まずはビールの小瓶(サッポロ黒ラベル、350円)を注文します。最初にちょっとビールを飲みたいときに、この小瓶というサイズ(350ml入り)はちょうどいいんですよねぇ。通常サイズの缶ビールと同じ量です。

焼き台に多少余裕があるみたいですので、まず焼き物からお願いしておきますか。レバ、ハラミ、テッポウ(各100円)を1本ずつ味噌でお願いします。

この店のもつ焼きの味は、塩、タレ、味噌の3種類が選べますが、なにしろ特長的なのは味噌ですよね。ちょっと辛めのこの味噌がいろんなモツに合うのです。あ、味噌といっても、味噌そのものをつけて焼くわけではなくて、味噌をベースにした液体のタレに浸けて焼きあげます。私が特に味噌が合うと思うなのは、今たのんだレバ、ハラミ、テッポウのほかにはカシラ、ヒラ、シロ、チレあたりかなぁ。他のものも味噌で焼くとおいしそうですが食べたことがありません。

もつ焼きは焼けた順に出してくれます。先ほどの3種はレバ→テッポウ→ハラミの順に1本ずつ出てきました。こうやって焼きあがり時間が違うものを混ぜてたのんでおくと、1本ずつ熱いうちに食べることができていいですね。

飲み物はホッピー(380円)をいただきます。ここの焼酎は標準は「宝焼酎」ですが、30円アップで「金宮焼酎」にすることもできます。また、ホッピーも標準は氷入りですが、「氷なしで」とお願いすると氷なしで出してもらえます。

このあたりですでに焼き台はフル回転状態。端から端までずらりともつ焼きが並んでいて、この時間帯の焼き台を担当している三浦さんが真剣な表情で奮闘中です。店内カウンター席ももう満席。あとは入口テラスのテーブル席(4人がけ×2)のみです。うーむ。席が埋まるのが早いなぁ。ちょっと出遅れるともう座れないくらいの状況です。

焼き台がいっぱいの間は焼き物以外のメニューを楽しみますか。それじゃ、ガツ酢(180円)とタクアン(100円)をお願いします。

ガツ酢はガツ(豚の胃袋)をゆでて細かく切り刻み、あらかじめ酢に漬けこんだものが小皿で供されます。あらかじめ漬けこんでいるだけあって、全体に酢が回っていていいつまみになります。「石松」(←「春」改め)で出される茹で冷ましただけのガツ刺し(酢味噌をつけていただくタイプ)や、「たつや」で出されるポン酢醤油+練り辛子タイプのガツ刺しも、それぞれ特長があっていいですよねぇ。いずれも酒のつまみになることこの上なしです。

タクアンってメニューはけっこう珍しいかもしれないですね。お新香盛り合わせの中にタクアンが入っていることはありますが、それだけが単独で打ち出されてますからねぇ。今日もお新香にしようかどうしようかとちょっと迷って、はじめてとなるタクアンにしてみたのでした。小皿で出されるタクアンは無着色の白いもの。味もやわらかくて、ちびりちびりとかじっていると燗酒がほしくなりますねぇ!

ガツ酢を食べ終わるころになっても焼き台のフル回転状態はまだまだ続いているため、今度は煮込み玉子入り(380円)、通称“ニコタマ”を注文します。ここのニコタマは、もつ煮込みと煮玉子(1個)のほか、煮込み豆腐もひと切れ入った人気の品。もつ煮込みだけだと320円、煮玉子(1個)は100円で注文できます。ちょっと前までは煮込みの豆腐の部分だけもメニューにあったのですが、今はなくなっているようです。でも、豆腐だけを注文してる人もいるので、隠れメニューとしてはまだ存在するのかもしれませんね。単に私がメニューを見落としてるだけかもしれませんが…。(※その後の顛末: やはり単なる私の見落としで、煮豆腐(200円)はちゃんとメニューにありました。失礼いたしました。)

ナカ(ホッピーの焼酎部分のおかわり。250円)をおかわりして、ニコタマをつっつきながらフル操業の続く焼き台を見学です。次々と入る注文に動じることなく淡々と焼きつづける三浦さん。焼き台横のバットの中にはこの後焼き台にのる予定の材料がずらりと並んで出番を待っています。このバットが、野球で言うと“ネクスト・バッターズ・サークル”的な役割なんですね。焼きあがった端から次の材料が焼き台の上へと移動していくのですが、注文の方も絶え間なく、バットの中にも後から後から待ち行列ができていく状態。

そんな中、バットの中から次の2本を取り出した三浦さん。それを注文したお客さんのほうに顔を向けて「味はどうしますか?」と確認。注文するときに「タレで」とか「塩ね!」と注文してるお客さんの分はそのまま焼くのですが、ときどき注文時には味付けを言及しないお客さんがいる。それを焼くときになると「味はどうしますか?」と確認するのです。「だれが注文したのか」「味付けはどうなのか」ということを全部覚えてないといけないので大変な仕事ですよね。

「味はどうしますか?」と聞かれたお客さん。「うーん」と考えて「薄塩でお願いします」。おぉ。これはまた変化球できましたねぇ。それを聞いた三浦さん、ニコっと笑って「はい。じゃ、片面だけ塩を振りますね」。やるなぁ。

これだけのもつ焼きの注文への対応を店主(マスター)ひとりでやってたのではたまらない。ここで修業をされてた三浦さんが、もうひとりの焼き手としてガッチリと育ってくれて本当に良かったですよねぇ。>マスター

そうこうしているうちにやっと焼き台にも余裕が出てきたので牛上ミノ串(150円)とチキンボール(100円)を焼いてもらいます。チキンボールのほうは塩焼きでお願いします。

ミノ串は「石松」同様、醤油味で出されます。この香ばしさとクリクリとした食感がいいんですよねぇ。マスターは今でも休みの日(月曜定休)には他のもつ焼き屋さんや大衆酒場などを勉強に回っているらしくて、おいしいもの、気になるものがあるとすぐに「秋元屋」のメニューにも取り入れてくれます。この姿勢がうれしいですよね。

チキンボールはいわゆるツクネ。塩コショウがピシッと効いてて小気味よくスパイシー。これまたビールやホッピーに最高にあうつまみですよねぇ。熱いうちにあっという間に食べきってしまいます。

残しておいたタクアンでホッピーを飲みきって本日終了。お勘定をお願いすると、たっつんさん(←店を手伝っているおにいさん)がものすごい勢いで電卓で計算してくれます。この電卓を叩くスピードもある意味職人技ですよねぇ! ポンッと最後のキーを押して「2,190円です」とたっつんさん。どうもごちそうさまでした。1時間ちょっとのもつ焼きタイムでした。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年2月5日(日)の記録》

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スーパースター5点盛り … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

ちょっと前に娘が中学受験だったと思ったら、今度は息子が中学受験。うーむ。もうあれから2年か。あっという間に時間がたつもんじゃのぉ。今日でその受験も終わったので、発表はすべて終わってないものの、息子と二人でちょいと打ち上げをすることにしました。

「どこに行きたい?」

きっと「肉が食べたい」とか言うだろうと思いながら聞いてみると、なんと「魚が食べたい」という。しばらく前から念のため生ものを食べてなかったのだそうで、今日は刺身が食べたいのだそうです。よーし。それじゃ近所の「竹よし」に向かいますか。

「こんちは」と入った土曜日午後5時の「竹よし」は、さすがに開店時刻直後とあって先客はなし。ちょうど店主(マスター)がホワイトボードに今日のおすすめメニューを書いているところでした。

カウンター中央部にどんと陣取り、刺身の盛り合わせ(1,000円)をたのんだ上で、息子にはウーロン茶を、私は瓶ビール(スーパードライ、中瓶、500円)をもらって「おつかれさまー!」と乾杯です。

今日のお通し(200円)は本マグロの血合いの煮付け。「お通しは刺身が出てくるまでの間、ゆっくりちびちびと食べるんだよ」と教えてるはしから、「うまぁーっ!」と一気に食べてしまう息子。あーあ。やはりガマンしつつ食べるということはできなかったか。仕方がない、これも少し分けてあげよう。お通しの小鉢をちょいと息子のほうに押しやります。

そして出てきた刺身の盛り合わせはいつものとおり5点盛り。まずはヒラメからいただきましょう。紅葉おろしを溶かしたポン酢醤油でいただく白身の淡泊なこと。しっかりしてること。そのヒラメのエンガワの部分も添えてくれています。「これが本当のヒラメのエンガワだよ」。うちの子どもたちは二人とも回転寿司屋のエンガワが好きなのですが、あれはカラスガレイという魚のエンガワなのだそうで、このヒラメのエンガワよりははるかに脂っぽい。くらべるとこのヒラメのエンガワはものすごく上品ですよねぇ。

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本マグロ血合い煮 / 刺身盛り合せ / ヒラメ刺

そして冬の味覚、カワハギの薄造りは、たっぷりとカワハギの肝を溶かしたキモ醤油でいただきます。カワハギ自体はフグの仲間なのでヒラメと同様、いやそれ以上に淡泊な感じなのですが、キモ醤油をまぶしたとたんに濃厚な味わいに変化します。「こんな大きなカワハギだったんですよ」と店主が、いっしょに仕入れた他のカワハギを見せてくれます。おぉ。たしかにでかいっ。肝もたっぷりと入ってますねぇ!

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カワハギ刺 / カワハギ / カワハギの肝

もうひとつの白身、真ダイはワサビ醤油でさっぱりと。うーん。これもいいですねぇ。それぞれひと切れずつくらい私がいただいて、残りは息子にやろうと考えていたのに、ついついそれ以上に箸がのびてしまふ。2人前にしとけばよかったかなぁ...。

続いてはシマアジです。プリっと張った身が特徴のシマアジもワサビ醤油でいただきます。くぅーっ。うめぇーっ! すみません。燗酒をお願いします。

こうなるとやっぱり日本酒ですよねぇ。「菊正宗」の燗酒は350円です。

5点盛りのラストは先ほどの本マグロの赤身です。その昔、「魚料理の看板をあげるならマグロだけは無理してもいいものを仕込んどけ!」と厳しいお客さんに教えられて以来、店主はそれを守るようにしているのだそうです。今日のマグロも素晴らしいですねぇ。赤身なんだけど、食べてみると中にフワっとやわらかく脂が混ざっていて、味わいは赤身とトロの中間くらい。というかとても上品なトロといったほうが当たってるかも。

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タイ刺 / シマアジ刺 / 本マグロ刺

すばらしい5点盛りですよねぇ。ヒラメ、カワハギ、真ダイ、シマアジ、本マグロとスーパースターの揃い踏みです。「刺身が食べたい」と言ってた息子も大満足の様子です。よかったよかった。

刺身の次にいただいたのは冬の味覚アンコウの唐揚げ(700円)です。これまた仕込みを終えたアンコウの各部位を見せてくれて、それが調理されていきます。アンコウは鍋で食べてもおいしいのですが、こうやって唐揚げでいただくと、アンコウの七つ道具それぞれの味や食感がとてもよくわかってすごく楽しめるのです。

「こんばんは」と入ってきたのは女性のひとり客。カウンターの奥のほうの席に座りながら「いいお酒があったから買ってきました」と出てきたのはなんと「黒龍」の大吟醸です。これはすごいっ。つい先ほど「味のマチダヤ」で買ってきたばかりだし、外は寒いしで、いい温度に冷えています。さっそく栓が抜かれ私もご相伴にあずかります。これはまた、思わず笑みがこぼれてしまうようなお酒です。最近はこうやってスイスイと飲めてしまう日本酒が増えてきて、実に危ないですよねぇ。あぁ、幸せ。

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さばいたアンコウ / アンコウ唐揚げ / 「黒龍」大吟醸

お通し、刺身と本マグロがおいしかったので、ここはもう一品、「本マグロのあごとろ」(600円)を焼いてもらいますか。マグロの頭をスパッと落としたときに、カマトロの下のほうで、腹身の先っぽのほうの部分が三角形に下のほうに残る。それを「あごとろ」というんだそうです。トロだけに脂は多いのですが、身がしっかりと締まっていて、噛みしめるとジュワっと脂が広がります。

これも息子が気に入ったみたいなのでまかせておいて、私は「粒ウニ」(400円)をいただいて「菊正宗」(350円)の燗酒をおかわりです。最後はこういうチビリとなめるような肴(さかな)がいいですねぇ。ひとりだったらあと2本くらいはお酒がいただけちゃいそうですが、今日はやめときましょう。

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粒ウニ / 本マグロあごとろ / あごとろの骨

2時間ほどの滞在は4,900円。息子とともに海の幸を堪能いたしました。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年2月4日(土)の記録》

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店内は満員電車状態 … 立ち飲み「富士屋本店(ふじやほんてん)」(渋谷)

年明けに中野の「石松」でチラッとお会いしてご挨拶だけさせていただいたとぱーずさん。そのとぱーずさんとカレー屋さんに行くことになったので午後7時半をメドに「富士屋本店」に集合、というメールがここっとさんから入ります。

横浜駅でJR湘南新宿ラインに乗り換えると渋谷駅まではビューンと25分。横浜-東京間も近くなったものです。(ちなみに東急東横線特急も横浜-渋谷間を30分で結んでいます。)

「富士屋本店」に到着したのは7時20分頃。入口の階段をトコトコと下りていくとなんと入口付近は人でいっぱい。みなさん場所が空くのを待っている様子です。ひゃー。こんなことは初めてだなぁ。昨今の立ち飲みブームは女性も好むようなお洒落な立ち飲み屋さんのみならず、昔からの立ち飲みスタイルを貫いている、ここ「富士屋本店」のような店にまで波及しているようです。

前回の立ち飲みブームは平成11(1999)年頃。バブル崩壊後の長引く不況の中、酒の値段が安いのが特徴的な立ち飲み屋がサラリーマンの間で大人気になったのでした。ちょうど吉田類さん小野員裕さんたちが共著で「立ち飲み屋」という本が出されたころですね。

今回のブームはそれに続く第2弾的なもので、スペイン風バルのようなお洒落な要素を取り入れたり、昭和レトロな雰囲気をかもし出したりと、単に安くてお手軽のみならず、今まで立ち飲みに縁がなかった人たちにも「その店に行ってみたい」というモチベーションを与えているところが大きな特徴でしょうか。それにのって若い女性を中心とした新たな客層が、そういった新しい立ち飲み屋に流れ始めた。いったん立ち飲み屋に入ってみると、サクッと短時間に気楽に飲めて、しかも安いといった元々立ち飲み屋がもっていた良さにみんなが気づいてしまった。そんなことから、ここ「富士屋本店」のように(比較的)本格的な立ち飲み屋さんにも若いお客さんたちが押し寄せるようになったものと思われます。

そんな分析はさておき、だれか先に着いてないかなぁ。待ってるお客さんの後ろでつま先だって店内を見渡します。おぉ。向こうのほうにH氏の姿を発見。「すみません」と入口の人ごみをかき分けて、H氏のいるあたりへと進みます。

「こんばんは。すごい人ですねぇ。」「本当に。何人か分の場所を取ろうと思ったんですけど、全然空いてなくて」とH氏。かろうじてH氏ひとりが入れるすき間を見つけて、ここに立ったのだそうです。入口あたりで待ってるお客さんたちはグループで来てる人が多いので、みんなでそろって立てる場所が空くのを待ってるんですね。こういうときにひとりだとなんとかなるもんです。

H氏もちょうど今到着したばかりらしく、これから注文しようというところ。千円札を1枚ずつ出し合って、まずはビール(サッポロ黒ラベル、大ビン、450円)といつものハムキャベツ(300円)を注文します。なにしろひとり分しか立ちスペースがないので、たくさんは注文できませんからねぇ。

H氏はカウンターに、私はその後ろの空間に立って小さく乾杯です。カウンターの後ろの壁にはサブカウンターが作りつけてあるんですが、そのサブカウンターもお客さんでいっぱいなので、H氏の後ろの空間もそれほど広くはないのでした。H氏のとなりにいるおじさんが「もうすぐ帰るからね。そしたらここで飲んでよ」と片付けに入ります。「いやいや。大丈夫ですよ。どうぞゆっくりしていってください」。こんなやり取りも大衆酒場のうれしさですね。

ハムキャベツハムキャベツも出てきて、やっと落ち着いて店内をゆっくりと再確認。お。入口すぐ近くの、カウンターの角のところで飲んでるのがきっととぱーずさんなんだけどなぁ。空席待ちしてる人たちのすぐ前にいたから、逆に気がつかなかったか。灯台下暗しとはまさにこのことですね。しかし、入口付近は「超」が付くほど満員状態になってるし、ここっとさんもまだ到着していないようなので、しばらくはこの状態を維持しますか。ここっとさんも到着直後に入口あたりでとぱーずさんと合流したほうがわかりやすいでしょう。

H氏は先日北千住(きたせんじゅ)の新居に引っ越したばかり。北千住のある千住地区といえばあーた。東京の東側では深川地区、立石地区と並び称される東京東部三大大衆酒場ゾーンのひとつではありませんか!(あ。すみません。私が個人的に並び称してるだけです。「違うぞ!」というコメント等、よろしくお願いしますm(_"_)m。)

フライヤーと煮込み鍋そんな北千住の様子などをH氏に聞いているところへ「なんでバラバラに飲んでんのよ!」とちょっとお怒りモードのここっとさんが到着。とぱーずさんも一緒に移って来てくれました。「いやその…。最初はとぱーずさんを見つけられなくて…。店も満員で…」なんてしどろもどろと説明しながらとりあえず「おつかれさまー」と乾杯です。

「じゃ、そろったからカレー屋に行くよ!」と急ぐここっとさんに、「まぁまぁ。まだハムキャベツも、とぱーずさんの煮込み(350円)もたっぷり残ってるから、もう1本ビールどうかな」とビール(450円)を追加。H氏は「じゃ、私はお酒をいただこうかな」と燗酒(280円)を注文し、残った料理を片付けます。

煮込みとぱーずさんはこのすぐ近くにお勤め。あまりに近すぎて知った人が多いので、このお店には来たことがなかったのだそうです。そう言われてみると、たしかに会社のすぐ近くにある酒場には、会社関係者がたくさんたむろしてたりしてて、かえって入りにくかったりしますよねぇ。それと同じようなものなんでしょうか。

そんなこんなで料理も飲み物もひとしきり片付いたところでごちそうさま。約30分の滞在。結果的に最初からいた3人がひとりあたり750円ずつくらいになった立ち飲みタイム。「すいません。すいません」と人ごみをかき分けながら進まないと、入口まで行くことができないほどの今日の「富士屋本店」でした。

店情報 (前回、「Wine&Dish&Music・・・」「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成18(2006)年2月3日(金)の記録》

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店情報: バー「アメーバー(amebar)」(渋谷)

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  • 店名: バー「アメーバー」(amebar)
  • 電話: 03-3770-0750
  • 住所: 150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-18-8 道玄坂プラザ仁科屋ビル3F
  • 営業: 18:00-02:00(土は -24:00)、日祝休
  • 場所: 渋谷マークシティ(京王井の頭線・渋谷駅)を神泉駅方面に抜けた先、左手ビルの3階。
  • メモ: 平成17(2005)年8月19日オープン。チャージ500円。ぐるなびあり。

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弁当つまみにひとり酒

単身赴任寮のケータリング弁当が2月いっぱいで廃止されることになりました。独身寮も兼ねたこの寮には、200人近い寮生が住んでいるのですが、ケータリング弁当の利用者は4~5人程度しかいないですからねぇ。なにしろ夕食の注文や取り消しができるのが当日の朝8時までと非常にリードタイムが長い上に、メニューも1種類のみ。したがって夕方近くならないと夜の予定が立ちにくい人や、好き嫌いがある人は、注文しづらい弁当なのです。

でも私はこのお弁当がけっこう好きだったのです。

急な外出なども少なくて、あらかじめ予定が立ちやすい仕事だし、食べ物の好き嫌いもない。さらに自分で料理を作ったりすることもできないので、ケータリングでその場まで届けてくれるお弁当は便利この上ない。

都内に勤務していたころは、会社から自宅まで帰る途中で、ふらりと酒場に寄り道して、ワンクッションひとりの時間を楽しんでから帰宅するというのがパターンだったのですが、横浜に単身赴任になってからは、会社を出るといつもひとり。ひとりの時間を作るためにわざわざ酒場による必要はないのです。むしろ気の合うグループでワイワイと交流するために酒場に行くほうが多くなってるほど。

まっすぐ寮に帰り、銭湯のように大きなお風呂にザッブーンと飛び込みます。このお風呂も意外と利用者が少なくて、今まで同時に5人以上の人といっしょになったことがない。各階に用意されてるシャワー室のほうが人気が高くて、この地下の大浴場はあまり人気がないのです。今日も私以外にもうひとりいるだけ。大の字にゆったりと身体を伸ばせるのがいいですよねぇ。自宅の風呂ではとてもこうはいきません。

1日の汗と汚れを洗い流したあと1階の食堂へ。いよいよお弁当タイムです。食堂の自動販売機でビール(500ml缶、290円)を買ってテレビの正面あたりの席へ。同時に70人以上食事をすることができるこの食堂、ただいまの時間の利用者は私ひとりです。なにしろ、今日お弁当をたのんでいる人はたったの4人ですから、みんなが一緒になったとしても高々4人にしかならないのです。

缶ビールをプシュンと抜いて、部屋から持ってきたビア・タンブラーにトットットとビールを注ぎます。寮での弁当酒の唯一のぜいたくがこのビア・タンブラーかな。いただきもののこのタンブラー。実に泡立ちがきれいで、とても素人が注いだようには思えない仕上がりになるのです。そのきれいな泡立ちの生ビールをゴクゴクと大きく喉を鳴らしながら飲み込んで、大きくプハーッと息を吐くと疲れも吹っ飛びます。

弁当箱のふたを開けると、おかず区画は大きく7つに分かれています。左下の一番大きな区画はいつもだいたい焼き物、揚げ物が入っています。今日は白身魚(サワラ)のフライとタレ焼きのツクネ。その右どなりの小さな区画にケチャップ炒めのウインナソーセージもあるので、ビールのつまみはまずこれらからいきますか。

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キリン一番搾り / 弁当 / さわらフライ、つくね串など

ビールがなくなると今後は日本酒。今日は部屋から持参の缶入りの「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」の吟醸酒です。冷蔵庫でよーく冷やしておいたので「上善如水」の宣伝文句どおり、まさに「雪解け水のような」冷たく透き通った味わいです。つまみにするのは、弁当箱の上部右側のほうに鎮座している切干大根煮とインゲンの甘辛煮。

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上善如水・吟醸 / 切干大根煮 / いんげん甘辛煮

テレビのニュースをながめながら、ちびちびとつまむ煮物のうまいこと。お酒のすすむこと。

「上善如水」もなくなり、次なるお酒は「ワンカップ大関」。これをレンジでチンして燗酒にしていただくのです。つまみのほうは弁当箱のマーボ豆腐や八宝菜風野菜煮。ひとしきり食べたところで味噌汁をついできて、今度はその揚げ玉とワカメの味噌汁をつまみに燗酒です。味噌汁をズズッとすすって、お酒をチビリ。んー。汁物でいただくお酒はなんておいしいんでしょう。

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麻婆豆腐 / 八宝菜風野菜煮 / 味噌汁

お酒もすっかり飲み終わり、最後に残しておいた漬物でごはんをちょっぴりいただいてごちそうさまー。ちょうどいいほろ酔い気分で、同じ館内を歩いて30秒ほどの自分の部屋へと戻るのでした。

このお弁当。これで500円ですからねぇ。居酒屋の料理1品程度の値段でこれだけのつまみが食べられるのがとてもよかったのになぁ。とても残念です。

前回

《平成18(2006)年2月1日(水)の記録》

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アナゴとウナギ … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

日曜日も午後3時を過ぎるとなにやらモゾモゾと落ち着かなくなってくる。わが家から10分ほど南に歩くと「川名」が、同じくらい東に歩くと「秋元屋」が、それぞれ午後4時から開店するんですよねぇ。さあて今週はどちらに向かおうかなぁ。先週が「秋元屋」だったので、今週はやっぱり「川名」かな。

「ほんじゃ、夕食までちょっと出かけてくるねぇ」と声を掛けて家を出て、中杉通りをトコトコと阿佐ヶ谷方面へ。おや。向こうから歩いてくるのは、人形町の「ナポリ」の大常連・しんちゃんさんです。どうしたんですか? 「いやぁ。ちょっと早く着きすぎたようで、まだ「川名」が開いてなかったんですよ」としんちゃんさん。そうでしたか。これから向かうと、ちょうど4時ごろ着きますから一緒に行きましょう。と二人連れになって「川名」へ。

「川名」到着はジャスト4時。ねらいどおりです。「こんにちは」と店内へ。「いらっしゃい」と店主(マスター)の元気な声に迎えられます。さすがにこの時間だとカウンター席もテーブル席もどこへでも座れる状態ですが、二人連れだし、このあと何人か増えるかもしれないので奥の座敷に入れてもらいます。

すぐにお通しのリンゴを持って来てくれたミイさんに、例によって生グレープフルーツサワー(336円)を注文します。

サワーが届くまでの間に、ホワイトボードに書かれた今日のおすすめメニューを確認します。刺身(336円)はアジ、カンパチ、イワシにアンキモですか。久しぶりにアジ刺し(336円)をいただきますか。しんちゃんさんもアンキモ(336円)やアジ開き焼き(294円)を注文。「はーい。お勘定は別々ですね」とミイさん。さすがです。

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アンキモ / アジ開き焼き / アジ刺し

アジ刺しは、この値段ながら丸々1尾の姿造り。うーむ。これが「川名」ですねぇ。

しんちゃんさんの飲むスピードはあいかわらずとても速くて、私がまだ半分くらいしか飲んでないのに、もうおかわりのコールです。

店主がサービスの温泉玉子や、お客さんからのお土産らしい「もみじ饅頭」を持ってきてくれます。カウンター側の席にいると「はい、ひとつとって回してねぇ」とサービスの品や、誰かが持ってきてくれたお土産が回覧されるのですが、奥の座敷までは回覧されないため、こうやってわざわざ持ってきてくれたのでした。どうもありがとうございます。

私が2杯目として茜茶(あかねちゃ)割り(336円)を注文するタイミングで、しんちゃんさんも3杯目となるサワーを注文。しんちゃんさんもここで生グレープフルーツサワーからウーロン割り(336円)に切り替えです。

アジ刺しも完食し、今度はなにを食べようかなぁとホワイトボードを眺めていると、ちょうどこっちへやってきたミイさんが「今日はアナゴとウナギがおすすめよ」と教えてくれます。じゃ、そのおすすめのアナゴ焼き(231円)と、あと合鴨ツクネ(168円)も1本いただきましょうか。

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温泉玉子 / 茜茶割り / 合鴨ツクネ

焼き台担当のおにいさんがまず持ってきてくれたのは合鴨ツクネです。普通のツクネが115円なのに対して、この合鴨ツクネは168円と50%近いアップですからねぇ。形状も普通のツクネが丸っこい団子がひと串に三つ並ぶのに対して、こちら合鴨のツクネは小判型に整形されたものが二つ並んでいます。ツクネなのに意外としっかりとした食感。こりゃ日本酒でも合うかもなぁ。やはり冬場の鴨(カモ)はいいもんですねぇ。

焼き台担当のおにいさんが再び現れて、いよいよアナゴ焼きの登場です。このおにいさん、学生アルバイトらしいのですがいつのころからか外の焼き台で姿を見かけるようになり、今ではすっかり焼き台担当のおにいさんとして定着してきました。先ほどの合鴨ツクネといい、このアナゴ焼きといい、とてもいい焼き加減で出してくれますよねぇ。

アナゴ焼きのアナゴは、けっこう太目のものをさばいて10センチくらいの長さにカットしたもの。肉厚で、噛みしめるといい弾力です。あっさりと塩焼きで、アナゴそのものの味がとてもよく味わえます。さすがおすすめの品です。これで231円なんだから笑っちゃいますよねぇ。ありがとう、マスター。

なんとしんちゃんさんはもう3杯目を飲みきって、ウーロン割りをおかわり。それと同時にゴーヤチャンプル(336円)を注文です。すごいなぁ。「いやぁ、短時間でパッと飲んで、さっと切り上げるのがいつもの飲み方なんですよ。オフ会なんかで長時間になるとペースが乱れて飲み過ぎたりしてしまうんです」としんちゃんさん。焼酎割りを3杯くらい飲んで、やっとほろ酔い加減ってところのようです。強いっ!

それじゃ私はもうひとつのおすすめ、ウナギ蒲焼(231円)を焼いてもらいましょうか。

先ほどのアナゴ焼きとはうって変わって、こちらウナギの蒲焼きはふんわりとやわらかな焼き上がり。タレの味も甘すぎません。粉山椒があればもっといいのになぁ。それだけがちょっと残念です。でも、このウナギ蒲焼、ちょうどこれで売り切れになってしまいました。もうちょっとたのむのが遅いと食べられないところでしたねぇ。

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アナゴ焼き / ウナギ蒲焼 / ゴーヤチャンプル

ここらで午後6時が近くなったため、私はそろそろと席を立ちます。そこへちょうどやってきたのは「全国バー巡り」のふるさんです。熊さんと午後6時の待ち合わせなのだそうで、ちょうど入れ替わりになってしまいました。

約2時間の滞在は1,638円。「ありがとうございました」と笑顔で見送ってくれる店長に「どうもごちそうさまでした」とあいさつしながら、お客さんいっぱいの店を後にしたのでした。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月29日(日)の記録》

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ジャズを聴きながら … バー「491HOUSE(よんきゅういちはうす)」(横浜・元町中華街)

491HOUSE所用のある濱の酒場通・伊東さんは、本日はここで戦線離脱。濱の戯人・tamさんとふたりで向かったのはすぐ近くにあるジャズ・バー「491HOUSE」です。横浜には生バンドの入っているジャズ・バーもとても多いのです。「ウインドジャマー」などもそうですね。

午後8時半の店内は大勢のお客さんでにぎわっており、我われもかろうじて空いていた入口すぐ近くのカウンター席に陣取ります。

横浜のバーは、よその土地の居酒屋と同じような感覚でごく普通の飲み屋として使われていることが多い。この店もカップルもいれば、男性ひとり客や、我われのような男性だけのふたり連れやグループ客などもいて、年齢層も幅広い。まさに老若男女取り混ぜてといった感じです。

tamさんはIWハーパーのソーダ割り(700円)を、私も同じくオールドグランダッドのソーダ割り(700円)をいただきます。なんとなくジャズとバーボンソーダは合うような気がしますよね。カンパーイ!

つまみのほうは本日のおすすめメニューであるビーフシチュー(1,100円)、自家製コンビーフ(1,150円)、グリーンライスとビーフステーキ(1,300円)、古代米 黒米のリゾット(1,250円)、スペイン風パエリア(1,600円)、ハチノスのトマトソース煮込み(1,150円)、491特製カレー(1,000円)などの中から、自家製コンビーフをいただくことにしました。

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バーボンソーダ / 自家製コンビーフ / 小皿でくずして

出てきた自家製コンビーフはたっぷりのスープに浸かった肉の塊り。コンビーフというのは粗塩(corn)で塩漬けした牛肉のことなのだそうです。ここの料理はその塩漬けした牛肉をスープで煮込んだものなんですね。後で調べてみると缶詰でおなじみのコンビーフは、塩漬けした肉を高温・高圧で加熱してフレーク状にしたものなんだそうです。この自家製コンビーフも取り皿に取り分けて、フォークでちょいと押すと肉の繊維にそってバラバラとくずれていきます。とてもやわらかいですねぇ。

生バンドは店の入口左手の小さなカウンターの中で演奏しています。本当に狭い空間なのでトリオ(3人)で演奏していることが多いのですが、我われが入ったときにはカルテット(4人)で演奏していました。「この店でカルテットははじめてみたなぁ。あの中に4人も入れるんだ。しかもひとりはドラムだし...」とtamさん。さらに後半になるとピアノの人も加わってクィンテッド(5人)に!

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生バンド / ジンリッキー

その生ジャズの心地よいBGMの中、会話もお酒も進みます。tamさんはIWハーパーのソーダ割り(700円)をおかわり。私は2杯目はジンリッキー(900円)をいただきました。

1時間ちょっとの滞在は2人で4,100円(ひとりあたり2,050円)でした。

店情報 (「濱の戯言」)

《平成18(2006)年1月27日(金)の記録》

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店情報: バー「491HOUSE(よんきゅういちはうす)」(横浜・元町中華街)

    491HOUSE
  • 店名: バー「491HOUSE」(よんきゅういちはうす)
  • 電話: 045-662-2104
  • 住所: 231-0023 神奈川県横浜市中区山下町82 徳永ビル1F
  • 営業: 18:00-02:00(01:00FLO、01:30DLO)、無休
  • 場所: みなとみらい線「元町中華街駅」2番または3番出口から徒歩1分。2番、3番出口のちょうど間あたり。JR「石川町駅」からは中華街を抜けて徒歩約10分。中華街東門そば。
  • メモ: チャージなしで低料金でジャズライブ(20:00-、21:30-、22:45-)が楽しめるレストランバー。ビール700円~、ウイスキー700円~、ワイン800円~、カクテル850円~、ソフトドリンク700円~ など。ビーフシチュー(1,100円)、自家製コンビーフ(1,150円)、グリーンライスとビーフステーキ(1,300円)、古代米 黒米のリゾット(1,250円)、スペイン風パエリア(1,600円)、ハチノスのトマトソース煮込み(1,150円)、491特製カレー(1,000円)、自家製ピクルス(800円)、横浜ジャーキー(800円)、シーザーサラダ(1,100円)など。ぐるなびあり。

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うまみ凝縮のチャーシュー … 中華料理「栄楽園(えいらくえん)」(横浜・元町中華街)

中国では旧暦の1月1日を「春節(しゅんせつ)」といって盛大にお祝いするのだそうです。今年の春節は明後日の1月29日(日)。横浜中華街もその日に向けて、街をあげての飾り付けが進められています。なんだかいつもより街がきれいに見えますねぇ。明るいからかなぁ。

そんな春節直前のにぎわいの中、濱の酒場通・伊東さん、濱の戯人・tamさんと石川町駅で待ち合わせて出かけたのは、中華街のちょっとはずれ、東門(朝陽門)の近くの蘇州小路というところにある「栄楽園」です。お洒落でもなく、豪華でもなく、ごくごく普通に行ける定食屋さん風の中華料理屋さん。男3人で居酒屋さん風に楽しんでもまったく違和感がないのです。なにしろ料理がうまいですからねぇ。

店内はテーブル席4~5卓のみで、こんなところもまったく定食屋さんといった風情です。金曜午後7時の店内は、たまたま先客はなく、我われ3人も入り口近くのテーブル席を囲みます。

この店を教えてくれたのも伊東さん。その伊東さんが例によってメニューもまったく見ないで「おかあさん。ビールとチャーシューのネギ和えちょうだい」とスパッと注文します。どの店は何がうまいかがすべてインプットされてるのがすごいですよねぇ。何度もその店に行って、おいしいものが何かを知りつくしていて、そしてお店の人たちともとっても仲がいいのに、店の名前は全然覚えてなかったりするのが伊東さんのおもしろいところですよねぇ。(爆)

ビール(サッポロ黒ラベルの中華街バージョン、中ビン、550円)で乾杯して飲んでいるうちに、「チャーシューネギ和え」(叉焼、1,350円)の登場です。これはこの店の名物のひとつ。とはいえ有名なのは実はチャーシュー丼らしいんですけどね。「ごはんをもらって、このチャーシューネギ和えを上にのっけたら同じものがたっぷりとできますよ」と笑う伊東さん。なるほどそうなのか。そのチャーシューは、当たり前といえば当たり前なんだけどきっちりと焼きあげたチャーシューです。最近、特にラーメン屋さんでいただくチャーシューは、チャーシュー(焼豚)と言いながらも煮豚が多いですもんね。焼いただけの本物のチャーシューは肉のうま味がギュッと凝縮されています。ビールが進みますねぇ。

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サッポロ・中華街バージョン / チャーシューネギ和え

うまいうまいと食べてたら、伊東さんが「実はこれもうまいんですよ」と、今度は「イカのネギ和え」(白灼尤魚、1,300円)を注文してくれます。これがまたプリップリのイカの身ですねぇ。これは紹興酒でしょう。ボトルでいただきます。

そして、この店と言えばのもう一品。「揚げワンタン」(炸雲呑、650円)をいただきます。パリッと揚がったワンタンに、ちょっと甘酸っぱいソースがよく合います。いろんなお店で食べたけど、この店の揚げワンタンが今のところ1番だなぁ!

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イカのネギ和え / 紹興酒 / 揚げワンタン

tamさんご自身はこの店ははじめてとおっしゃるものの、野毛を中心とした横浜界隈にはとても詳しい。伊東さんとおふたりで「あの店は...」とお話しているすべてが、私にとっては目新しい(耳新しい?)ことばかりです。そんな中、おふたりが口をそろえて「この店は...」と語ったのが、野毛は都橋のすぐ近くにある鶏肉専門の「梅や鶏肉店」(045-261-5913、中区吉田町6-3)。料理屋ではなくて肉屋さんなのですが、ここで鶏の朝引き(朝処理して出荷する鶏のこと)を買ってきてワサビ醤油で食べるのが実にいいのだそうです。「そうそう。日向赤鶏のモモ肉を買ってきて、塩焼きでいただくのもまたいいんですよ」とのことでした。「小鳥屋(ペットショップ)と鶏肉屋と焼き鳥屋の3軒が、軒を連ねているというのもおもしろいですよ」って。(笑)

あんな話、こんな話をしつつ、1時間ちょっとの滞在は3人で6,250円(ひとりあたり2,100円ほど)でした。

店情報 (前回、「濱の戯言」)

《平成18(2006)年1月27日(金)の記録》

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帰りの車内は … 広島駅弁「アナゴめし」

広島駅で新幹線車内で食べるための駅弁を買い込みます。昨日、こちらに向かうときは横浜らしく崎陽軒の「シウマイ弁当」だったので、今日は広島らしい弁当といきたいですねぇ。

広島の駅弁というと広島特産のカキを使った冬期限定販売の「しゃもじかき飯」(時価)や、今は時期が違いますが秋期限定の「松茸ご飯」(こちらも時価)などのほか、「もぐり寿司」(840円)という小魚、エビ、アナゴ、貝などを混ぜ込んだチラシ寿司も有名です。

そして忘れてはならないのが昔から広島名物として名高いアナゴです。

広島湾には太田川をはじめとして多くの河川が流れ込み、山から運ばれてくる栄養たっぷり。それに加えて1年を通して名産のカキいかだに、ゴカイや小さな生き物などのアナゴの餌が張りつくため、そこにアナゴが集まってくる。そういう環境で育つので広島湾のアナゴは1年中いつでもおいしいのだそうです。

あるかなアナゴめし。広島駅に売ってるのは「活あなごめし」(1,260円)、「夫婦あなごめし」(1,050円)などでしょうか。新幹線までの時間がないので急いで買わなきゃ。こういうときに限って見つからないんですよねぇ。

ふと売店をみると、小さな「穴子めし」(680円)があるではありませんか。さっき小イワシ刺しや天ぷらなどをたっぷりといただいたばかりなので、このくらいで仕上げることにしましょうか。

穴子めし「穴子めし」を買い込んでホームに上がると、ちょうど新幹線がすべりこんできます。予約している席に座り、さっそく弁当を開きます。ごはんの上に穴子が3切れと奈良漬けが2切れ。山椒粉が添えられています。

アナゴめしのご飯はアナゴの頭と骨のダシ汁で炊いてるからおいしいんですよねぇ。どれどれ、まずはご飯から。………。しまった。若干タレはかかっているものの、これは普通の白飯だ……。うーむ。あせって買ったのがよくなかったか。

アナゴはまず素焼きして、しかる後にタレをつけながら3回ほど焼いて、こんがり、ふっくらと……… してないなぁ。残念ながらなんだかペタッと身の薄いアナゴを普通に焼いてタレをつけたものでした。最後の最後がまことにもって残念。やはりちゃんと定番になってる駅弁にしないとダメなようですねぇ。

よーし。次回の広島方面への出張ではぜったいにうまいアナゴめしを食ってやる! そんな誓いも新たに1泊2日の呉出張を終えたのでした。とてもよく食べた2日間でした。

《平成18(2006)年1月26日(木)の記録》

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ラストを飾る小イワシ天ぷら … 大衆食堂「源蔵本店(げんぞうほんてん)」(広島)

呉での仕事を終えて広島駅にたどりついたのは午後6時過ぎ。予約済みの新幹線は7時半過ぎなので1時間半ほど時間があります。早めの新幹線に予約を変更する手もありますが、せっかくですので駅の近くの「源蔵本店」でちょっと飲んで、当初予定の新幹線で帰りましょうね。

駅から「源蔵本店」までは徒歩で5分ほど。「大衆食堂 源蔵本店」と大書されたのれんをくぐり、まるで民家の玄関のようなドア式の入口を入ると、店内の左右に6人がけを中心とするテーブル席がずらりと並んでいて、テーブルの数で言うと8割程度、人数的なキャパシティで言うと3~4割程度のお客さんが入っています。なぜこの両者の間にそんなに開きがあるかというと、この店にはカウンター席はなくて、ひとり客であってもとりあえずひとつのテーブルに座っているからです。私もひとりながら、空いている6人用テーブルにドンとカバンとコートをおいてスタンバイ。

席が決まればまずは店の一番奥の刺身置場に、今日の刺身を見に行くのがこの店の常連さんの動きのようなので、私もそれにならって刺身を見にいきます。実は、これを見ようが見まいが、今日はぜったい「小イワシ刺身」を食べようと心に決めているのですが、一応常連さんにならって、ね。(笑)

あれ!? 小イワシもさることながら、これはカンパチだろうか。これもうまそうだなぁ。うーん。小イワシもカンパチも入った盛り合わせみたいなのがあるから、これにしようかな。おー、ちゃんと現場まで刺身を見に来てよかったですねぇ。いいのが発見できました。

席に戻ると、3人ほどいる店のおばちゃんのひとりがおしぼりを出してくれます。「瓶ビールと、右上の段にある刺身の盛り合わせをください」と注文します。ここでひとつ注意事項。こうやって棚に刺身を並べている店では、自分で勝手に刺身を取っていくスタイルの店と、棚は見るだけで注文はおばちゃんを通すというスタイルの店がありますが、この店は原則的には後者、『見るだけで注文はおばちゃんに』というのが正解のようです。そうするとラップをかけてあるものはそれを取ったりした上で、醤油皿と一緒に出してくれるのです。

ま。3人のおばちゃんうち、常時少なくとも2人はフロア内をうろうろしてくれてますので、もし勝手に取ってきたとしても「あら。取ってきちゃったの」などといいつつ、レシートにチャっと記入して、奥から醤油皿を持ってきてくれるので大きな問題はありませんが、標準的な流れではないようです。

ビールと刺盛ビールはキリンラガーの大ビンが570円。「盛合せ刺身」は、イワシとカンパチ、そしてサーモンの3点盛りで680円です。うひゃー。こうやって目の前で見るとツヤツヤでいいですねぇ、このイワシ。「そうでしょう。今日はイワシがいいのよ」とおばちゃんもニッコリ。そうかぁ、本来夏が旬の小イワシだけど、冬でもとってもおいしそうです。

“小イワシ”は全国的な言い方では“カタクチイワシ”のことで、この稚魚が“チリメンジャコ”です。関東あたりで食べる大きなイワシの稚魚ではありません。

そういえば、このあたりではいわゆる“小イワシ”のことを普通に“イワシ”と呼びますからね。私もはじめて東京でイワシを食べたときに、その大きさにビックリしたものでした。あの大きさのイワシは広島や松山の方ではあまり見かけたことがないんだけど、こちらでもとれるのかなぁ。

その小イワシは1尾を手裂きで3枚におろして取れた2枚の身が、それぞれ刺身のひと切れ分。つまり1尾から2枚の刺身が取れるということになります。その刺身が盛り合せ皿の右の方にうず高くてんこ盛り。正確に数えたわけではありませんが、これだけで小イワシ6尾分以上(刺身12切れ以上)はあるかなぁ。

ワシッと2枚ほどいっぺんに箸でつかみ、醤油をつけてパクリ。ぬおぉ~っ。やっぱりええもんじゃのぉ、小イワシ刺しは! こりゃお酒だな。「すみません。お酒ください」とすぐ近くにいるおばちゃんに注文します。「一級、二級があるけどどっち?」とおばちゃん。おろろ。一級、二級という表現も懐かしいなぁ。「じゃ、一級で」。ちなみに壁のメニューでは「上酒 350円」「並酒 320円」という表現になっています。

すぐに出てきたお酒は地元・西条で造られた「福美人」なのだそうです。上酒も並酒も銘柄は同じ。上酒が「本醸造酒」で並酒が「普通酒」なのかな。あるいは本醸造同士で「上撰」「佳撰」の違いかもしれませんね。そこまでは確認してみませんでした。上酒と並酒とは徳利の色と形でも違いがわかるようになっています。ちなみにすぐ前のテーブルや、左側のテーブルで飲んでいる年配のひとり客の方々は並酒を飲んでるようでした。だいたいはベテラン常連客の方向性にしたがっておけば間違いはないんですけどね。

そのベテラン常連客らしき前のテーブルのお客さんが「イワシ天ぷら」(530円)を注文します。そうそう。小イワシの刺身もさることながら、小イワシの天ぷらもうまいんですよねぇ。今日はイワシがいいって言ってたから、私も天ぷらもいっときますか。「すみません。こちらもイワシ天ぷらお願いします」。「はいはい」と返事したおばちゃんは、奥の厨房に向かって「天ぷらもうひとつね!」と声をかけます。

いえね。天ぷらは他にもたくさんあるんですよ。タコ天ぷらとか、野菜の天ぷらとかいろいろとあるのですが、「天ぷら」という代名詞で呼ばれるのはなにしろ「イワシ天ぷら」だけでしょうね。それほど天ぷらの代表格なのです。

イワシ天と燗酒出てきた「イワシ天ぷら」は、これまた12尾分ほどがお皿にこんもりと盛られています。ちょいと天つゆをつけてカリッとかじると、中からホワンと湯気が上がります。おぉ。中骨といっしょにいただくホコホコの身がいいですねぇ。刺身とはまた全然違う味わいです。まさに旅(出張)のラストを飾るのにふさわしい瀬戸内名物ですよねぇ。

さぁ。もうすぐ7時だ。そろそろ店を出るとちょうどいいタイミングなんですが、先ほどからまわりのお客さんたちが注文している「湯豆腐」(210円)が気になって気になって。えーい。新幹線はギリギリでいいか。「すみません。こちらにも湯豆腐をお願いします」。「はーい。湯豆腐、もうひとつ追加です!」

湯豆腐湯豆腐は注文を受けてからひとつずつダシ汁でゆでるようで、予想してたよりは時間がかかります。とはいえせいぜい5分程度ですけどね。小鉢に盛られて出てきた湯豆腐はたっぷりのカツオ節が踊っています。刻みネギの緑も鮮やかで、見た目もいいですねぇ。どれどれ。んー。こんな簡単なつまみなのに、こういうのがなかなかマネできなかったりするんですよねぇ。んまいっ!

カツオ節のうまみもたっぷりの湯豆腐をチュルンと食べてはお酒をチビリ。ふっふっふ。やっぱり冬場は湯豆腐じゃのぉ。

その湯豆腐も食べ終えて、残りのお酒をグイッと飲み干すと、もう午後7時15分。おぉ。これは急がなきゃ。約1時間の滞在は2,340円でした。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月26日(木)の記録》

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店情報: 大衆食堂「源蔵本店(げんぞうほんてん)」(広島)

    源蔵本店
  • 店名: 大衆食堂「源蔵(げんぞう)本店」
  • 電話: 082-263-3855
  • 住所: 732-0823 広島県広島市南区猿猴橋町5-18
  • 営業: 09:30-21:30(日祝は少し早仕舞い)、無休
  • 場所: JR広島駅南口から徒歩約5分。
  • メモ: 盛合せ刺身(680円)、小イワシ天ぷら(530円)、タコ天(630円)、カキフライ(780円)、ナマコ(580円)、メバル煮付(680円)、ハゲ(カワハギ)煮付(780円)、イワシ煮付(530円)。魚の皮(420円)、魚の子(630円)、魚ちり(630円)、あらだき(420円)、貝汁(300円)、湯豆腐(210円)など。定食類もある。ビール(キリンラガー)大瓶570円、小瓶370円。日本酒(上)350円、(並)320円。焼酎320円、酎ハイ340円など。(平成18(2006)年1月調べ)
  • HTML版(2003年以前): (02.09.13)

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昼もやっぱり … 呉の「細麺うどん」

呉での午前中の仕事も終わり、昼休みになるのを待ちかねて向かったのは社員食堂です。昼ももちろん呉のうどん。毎回こちらに来るとたのむものは決まっています。天玉うどん(230円)と盛り合わせ(220円)です。

社員食堂のうどんも、呉の多くのうどん屋さんと同じように、細麺のうどんに、薄口醤油を使った透明感のあるダシが特徴です。具にはかまぼこと刻み揚げ、それにとろろ昆布がのっかっています。そして天ぷらと玉子。ここの天ぷらも衣を食べるタイプ。カリカリに揚げられた衣の端っこのほうがすでにダシにふやけはじめています。

ダシの上にはぽっかりと生玉子が浮かんでいます。ダシが濁るのを避けるために、つぶさずそのまま途中まで食べ進み、どこかのタイミングでつるんと玉子をすすり込むのが一般的な食べ方のようなのですが、ここで食べるときはいきなり玉子をグチャっとつぶしてかき混ぜるようにしているのです。というのも、この食堂は現場で作業をしているみなさんも利用するからか、味つけがしっかりしている(濃い)のです。玉子をつぶして混ぜ込むと味わいがマイルドになって食べやすくなるのでした。

そして「盛り合わせ」。これは巻寿司3切れといなり寿司2個を盛り合わせたもの。このあたりではうどんに寿司はつきものなのです。うどんの合いの手にときどき汁(つゆ)をすすりながら寿司をいただく。これがまたよく合うのです。

天玉うどんと盛り合わせのセットで、すっかり満腹になってしまいました。ここに勤務していた20代後半のころは、昼の弁当を食べたあとに、さらにこの食堂にきて天玉うどんを食べていたのになぁ。もうそんなには食べられないですね。しかし、そのころと味も内容もちっとも変わってないのがなつかしくてうれしいです。どうもごちそうさま。

《平成18(2006)年1月26日(木)の記録》

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朝からいただく呉名物 … うどん「一心(いっしん)」(呉)

おはようございます。呉の朝を迎えました。さぁ、その呉に昔から「うまい」と有名なうどん屋があります。しかも朝の6時半から営業しているそうなのです。これはもう朝食はそこに決定ですね。

路上の看板場所はちょっと遠くて、駅前のホテルからは歩いて10分ほどかかります。しかし、今西通りという大通りにそって歩いていけばいいので、間違えることはないですね。右手の大きな公園を通り過ぎると到着です。大通り沿いの「一心 営業中」と書かれた立て看板が目印。この路地を入ると「一心」です。

ガラリと引き戸をあけて店内に入ると、先客は右手カウンター席に女性ひとり、左手テーブル席に男性ひとりの合わせてふたりのみ。20人分以上のキャパシティがあろうかという店にしては、ちょっと拍子抜けでした。私自身、この店に来るのは2度目。最初は呉に住んでたころだったので、もう20年ほど前になりますか。今も変わらず営業が続いているのがうれしいですよね。

朝8時のこの時間帯、店はおじさん(←この人が大将かな?)ひとりで切り盛りしているようです。

メニューはうどんが400円、天ぷらうどんが550円のほか、何種類かが並びます。ここのうどんはとても細い麺なのが有名。なんでもダシの味がうまいので、そのダシがよく絡むように細い麺にしているのだとか。もともと呉のうどんは細麺なのが大きな特徴なのです。そのダシの味がわかりやすいように、シンプルに素うどんにしてみますか。

「すみません。うどん(400円)といなり(100円)をお願いします」。このあたりではうどんには稲荷ずしを組み合わせるのが標準的なパターンなのです。「ごめんなさい。まだいなりはやってないんですよ」と店のおじさん。そうだったか。この店はうどんの他に、いなりや自家製のコロッケ(110円)もおいしいらしいのですが、朝のこの時間帯はまだすべてのメニューはそろってないんですね。うどん類とおにぎり各種(各130円)しかないようです。「じゃ、うどんだけで」。実は昼食にもうどんといなりを食べようと考えてるので、ここはおとなしくうどんのみという選択にしました。

うどん待つことしばし。出てきたうどんは、まさに細麺。ネギととろろ昆布、そしてちょっとだけ脂身ののったとてもシンプルなうどんです。ラーメンの場合は、まずはスープをちょいと飲んだりするのですが、うどんやそばの場合はやっぱりまずは麺でしょう。ぐいっと箸で持ち上げて、ズズゥーッとひと口、一気にすすり込みます。

うまいっ!

汁(つゆ)は薄口醤油であくまでも透明。まろやかなダシの味も絶妙で、朝起き抜けの胃袋に染みわたります。

細麺ズズッ、ズズッ、ズズッと、こらえきれずにふた口、み口。うひゃひゃ。おもわず笑ってしまいますねぇ。なんでこんなにシンプルなうどんが、こんなにうまいんだろう。ちょっと気持ちが落ち着いたところでツユをすすりこみます。あー。うまいよなぁ。

讃岐うどんはとても有名ですが、私自身は讃岐うどんもさることながら、松山あたりで食べることができる甘~い味付けの肉うどんや、博多のごぼう天うどん、そして広島の天ぷらうどんに、ここ呉の細麺のうどんも大好きなのです。それぞれ、その地域以外ではあまり食べられないということもあって、出張などの機会を楽しみにしているのでした。

新たなお客さんも入ってきて天玉うどん(600円)におにぎり(130円)を注文。朝からぜいたくコースですね。

私のほうは汁まですっかり飲みきってごちそうさま。久しぶりの呉の細麺うどんに大満足の朝食でした。

店情報

《平成18(2006)年1月26日(木)の記録》

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店情報: うどん「一心(いっしん)」(呉)

    一心
  • 店名: うどん・そば「一心」(いっしん)
  • 電話: 0823-24-1172
  • 住所: 737-0811 広島県呉市西中央5-1-12
  • 営業: 06:30-18:00(日祝は -17:00)、休みは店内に掲示(原則第1、3水曜日?)
  • 場所: JR呉駅を出て正面にまっすぐ伸びる大通り(今西通り)を北上すること約750m(徒歩だと20分弱)。右手の呉市体育館(中央公園)を過ぎ、「裁判所前」信号交差点を渡った先、左手路地の中。
  • メモ: 早朝から営業しているうどん・そばの店。ダシによくからむ細麺のうどんが有名。うどん(400円)、玉子うどん(420円)、天ぷらうどん(550円)、きつねうどん(500円)、肉うどん(700円)、肉玉うどん(750円)、肉天うどん(800円)、玉天うどん(600円)。それぞれそばもあって同じ値段。いなり(100円)、コロッケ(110円)も評判だが早朝はない。朝からやってるおむすび(130円)はかつを、うめ、こぶ、かやくが選べる。それぞれ持ち帰りもできる。1~2台分の駐車場あり。(価格は平成18(2006)年1月調べ)

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おでんにラーメン … 呉の「屋台」

“とりや”、“スタンド”とハシゴして、ここで帰ることも多いんだけど、まだまだ余裕がある場合は中通りに平行して流れる堺川沿いの“屋台”です。

屋台というと博多の屋台が有名ですが、実はここ呉市も市をあげて屋台に力を入れている街なのです。もともと私が呉に住んでたころは、ほっといても屋台が多かった。堺川あたりにくると、そこここに屋台があって、みんなから名店と噂される店もあるくらいでした。私が東京に転勤してしばらくしてから、市の美化のような観点から、一度屋台が規制されたことがあったのだそうです。そのときに屋台の数が一度減っていたらしいのですが、その後、市の観光資源として見直されたのか、平成12年ごろに増加して現在にいたっているのだそうです。

呉の屋台今は全部で15軒の屋台が川沿いに並んでいるそうなのですが、今日はウイークデイ(水曜日)だからか、そのうちの半分も店が出ていない状況です。やはり屋台はずらっと並んでないと調子が出ないですね。そのうちの1軒に入ってみす。

「こんばんは」。風よけの厚手のビニールカーテンをかき分けて屋台の中へ。「いらっしゃいませ」と元気な声が返ってきます。屋台は比較的若めの男性二人で切り盛りしているようです。6~7人も入るといっぱいになりそうな屋台まわりには左側に男性ひとり客が、右側にはカップルが座っています。私もその間に陣取ります。

「飲み物は何にしましょう?」と店のおにいさん。「お酒をお願いします。燗で」。東京、横浜ほどではないにしろ、呉も呉でこの時期はやっぱり寒いのです。1軒目も、2軒目も冷たい飲み物だったので、ここらでそろそろ燗酒であったまりたい。屋台という半分屋外に近い環境であればなおのことそういう思いが強まります。

お酒は地元の「音戸の瀬戸(上撰)」(400円)。これをチロリであたため、グラスにたっぷりとついでくれます。うまみもあったかいのにしましょうね。目の前のおでん鍋から平天(100円)と玉子(100円)を取ってもらいます。おでんに燗酒。完璧な冬の態勢です。

屋台の中にはテレビや暖房機もあって、予想以上に快適です。市が屋台に力を入れるのにあたって、水道やガス、電気などの設備を完備したのだそうです。こうなるともう“店の形が屋台である”というだけで、普通の店舗と変わりませんね。良くも悪くも。

もうちょっとおでんをもらおうかな。今度はシウマイ(100円)とキンチャク(150円)をください。シウマイは串に2個。おでんのシウマイというのははじめてかもなぁ。キンチャクの中身はお餅。アツアツです。

左側のおとうさんは豚足(550円)を食べている。このあたりの屋台は、昔からおでんに豚足、ラーメンなどを出してきた。豚足は昔からの定番なのです。しかし、この豚足はでかいなぁ。食べ終わった大きな骨が2本あって、まだ食べてない豚足が3個あるので、全部で5個だったんですね。すごいボリュームだ。このおとうさん、お酒を飲んでたらしいのですが、今はもうからっぽ。たっぷりの豚足を目の前に、とてもお酒どころではないようで、必死の形相で豚足に取り組んでいます。

右のおじさんとおねえさんのカップルもなにやらわけありげ。おねえさん、けっこう派手な出で立ちなので、もしかすると界隈の飲み屋(まさに“スタンド”)のおねえさんなのかな。おねえさんはラーメン(500円)を食べ、おじさんはおでんで焼酎を飲んでるようです。むずかしい顔付きでときどきボソボソっと話し合ってるのが、他人ごとながらなんだか気になるよなぁ。そんなにゆっくりと食べてると、ラーメン伸びてしまうし...。

さーて。私もそろそろ仕上げに入りますか。とはいえもうちょっとお酒も飲みたいので、つまみにもなるようにラーメンではなくて、ワンタン(500円)にしましょう。お酒(400円)もおかわりをお願いします。

ワンタンは注文を受けてから皮に具を包みはじめます。ふたりのおにいさんの共同作業で、ひとりが皮を1枚ずつ渡すと、もうひとりがそれに手際よくスプーンで具をのせ、ワンタンの形にしていく。しかるのちにさっとワンタンをゆであげて、その横で準備したスープの中に解き放ちます。チャーシューやモヤシ、刻みネギなどのトッピングをしたらできあがり。「ワンタンです」と目の前に出てきます。

ワンタン私はこのワンタンって食べ物が意外と好きなんですよねぇ。ワンタン麺ではなくて、ワンタンが好きなのです。ワンタン麺は食事だけど、ワンタンはどっちかというとスープ。つまみになるからかなぁ。

これと同じようにつまみになる汁物として、天ぷらそばからそばを抜いた「天ぬき」などのもあるのですが、これはややマニアックな部類に入るらしく、店によっては注文しても「はぁ? なにそれ?」みたいな反応になってしまうのです。しかしワンタンの場合は、最初からしっかりとメニューに登場していることが多くて、間違いなく「なにそれ?」みたいなことにはならない。安心の“スープつまみ”なのです。

ワンタンまずはそのスープをレンゲですくってひと口すすり、口の中がうまーなところへお酒をちびり。くくっ。これがいいのだ。そしてスープの中にフワフワと漂うワンタンをレンゲで追いかけながらすくいとりパクリ。あちー。ワンタンを漢字で書くと“雲呑”。まさにスープの中に漂う雲を呑んでる感じですね。アチチだけど。

“とりや”→“スタンド”→“屋台”という、呉の典型的な飲みパターンを懐かしくなぞった今回のツアー。シメの屋台は1,750円でした。

あ。そうそう。大量の豚足に悪戦苦闘してたおとうさんは、私がワンタンを食べ終わるころには無事に完食をはたし、怪しいカップルもラーメンを食べ終えて、少し前に怪しく出ていきました。しかしながら、日付が変わった屋台街はまだまだ大勢の酔客で盛り上がっているのでした。呉の夜も長いのぉ!

    【参考】
  • 店名: 屋台「八起(やおき)」(呉)
  • 住所: 呉市中央3丁目周辺の蔵本通り沿い
  • 営業: 18:00-03:30、日休
  • メモ: 昔ながらのあっさりラーメンとおでん、一品料理の屋台。ラーメン(500円)、ワンタン(500円)、おでん(100円~)、焼き鳥(3本、350円)、豚足(550円)など。日本酒(400円)。
  • 関連: 過去記事、「呉市の屋台」、「屋台のはなし
《平成18(2006)年1月25日(水)の記録》

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基本はおまかせ!? … 呉の「スタンド」

“とりや”で飲むと、2軒目は“スタンド”が定番。“スタンド”はスタンド・バーのことなのですが、バーのようにいろんな飲み物はなくて、たいていはウイスキーのボトルなどをキープして、それを水割りでいただく。店にはママさんと、規模によっては手伝いの女性が何人かいて、飲んでるときの話し相手にはなってくれますが、カウンターの外に出てくることはほとんどない。カウンター越しの会話です。つまみはどっちかというと勝手に出てくる場合が多い。しかし「お腹がすいてるから、なにか作って!」などという注文は受け付けてくれます。ほとんどの店にはカラオケがあり、店のおねえさんと話してるか、歌ってるかという過ごし方になるのです。

呉の街中には、この“スタンド”形式の飲み屋がとても多い。呉の中心街にある中通り(れんが通り)と本通りの間にある飲み屋街を歩くと、まさに右も左も“スタンド”の群れって感じなのです。

そんな中から、若いころによく通った1軒に足を向けます。ずいぶん久しぶりだけど店の名前が変わってないということは、ママさんも変わってないんだろうな。変わってたらどうしよう。なんて思いながら店の前へ。エイッと入り口扉をあけます。

カウンターの中でなにやら用事をしていたらしいママさんが、目線をあげて「いらっ... あら! どうしたのー! 久しぶりねぇ!!」と普通の顔から、驚いて、喜んでと目まぐるしい変化です。「こんばんはー。久しぶりに出張で来たんですよ」と私も嬉しくなってしまいます。「まぁまぁ。20年ぶりくらいかしら。まぁ、立派になられて」とママさん。

なにしろ呉に住んでたころは、いつもいつもジーパンにティーシャツ。冬になってもセーターとジージャンが加わるくらいで、年中ラフで同じようなかっこうをしてましたもんねぇ。スーツ姿で帰ってくるだけでこんなに喜んでもらえるとは、なんだか照れ臭いなぁ。

ブランデー茶割りカウンターだけの店内には先客はいなくて、L字カウンターのちょうど中央あたりに腰をおろすと、ママさんがこの店の定番らしいブランデーの中国茶(黄花茶?)割りを作ってくれます。おつまみは乾き物やチョコレートなどの盛り合わせ。「ちょっと飲んでてね」と、ママさんは奥の厨房に入り、なにやら料理の支度。

こうなんです、“スタンド”は。まるで家に帰ってきたみたいに、特に飲み物を注文するわけでもなく、食べ物を注文するわけでもなく。だまって座ってると家で飲んでるかのように飲み物も食べ物もなんとなく出てくるのです。欲しいものがあるときだけ言えばいい。「ビールが飲みたいんだけど」。「なんかお腹にたまるもの作ってくれない」。このあたりも家で飲んでるときみたいですね。いや。家で飲んでると「ちょっと飲み過ぎじゃない」なんてチクっと小言もいただいたりしますが、“スタンド”ではそんなことはいっさいなくて、むしろ「はいどうぞ」とすすめてくれる。いつまでも気持ち良く飲めますねー。(爆)

ママさんはカーテンの奥で料理を作りながらも、会話のほうは休むことなく続きます。あのころよく一緒に来ていた面々のその後の活躍ぶりを聞かせてもらったり、私のほうは呉から京浜地区へ転勤している面々の近況を報告したりと、話のタネはつきることがありません。こうやって話をしてると、20年近い空白の時間がまったくなかったかのようですねぇ。

山芋ステーキ「お待たせ」と出してくれたのは山芋のステーキです。1センチくらいの厚さにスライスした大きな山芋が6切れ。ほかほかシャクシャクと歯応えもよく、塩胡椒の効きも絶妙です。

ママさんはカウンターの中で話をしながら、こちらのグラスが残り3分の1くらいになると、さっと飲み物を足してくれる。これもスタンド流ですよね。飲み続けている限りけっしてグラスが空くことはないのです。

話して話して、笑って笑って、飲んで飲んで。「そういや、昔はみんなでよく歌ってたねぇ。どう? 歌う?」とママさん。そうですよねぇ。最近、ほとんど歌うこともないですもんね。当時のなつかしい歌でも歌いますか。歌いはじめると、知らぬ間にママさんも口ずさみはじめ、途中からは合唱状態。

気がつけばもう日付が変わろうとしている。あっという間の2時間でした。最後は「もうこれで終わりにするからつがないでね」と、グラスの残りのお酒を飲み干します。お勘定は2,800円でした。

    【参考情報】
  • 店名: スタンド「OB」(オービー)
  • 電話: 0823-21-7607
  • 住所: 737-0046 広島県呉市中通3-3-25
《平成18(2006)年1月25日(水)の記録》

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“みそだき”に“生簀の活魚” … 呉の「とりや」

広島から通勤ライナーで30分。呉(くれ)に到着です。駅前のホテルにチェックインして、さっそく夜の街に出かけます。

呉は就職直後の6年間、年齢でいうと24才から29才までという、まさに20代後半の遊び盛りの時期を過ごした思い出の土地なのです。当時は会社の独身寮に住んでいたのですが、会社の帰りにはたいてい呉の飲み屋街に引っかかってしまう。たまに引っかからない日があっても、独身寮の中でも「ひふみ」というスナックが営業していたこともあって、まさに飲まない日はないほど呑んだくれてたのでした。

呉で飲むときはだいたいパターンが決まっていて、1軒目は地元の人たちが“とりや(鳥屋)”と呼ぶ、焼き鳥屋に行くのが定番です。「とりや」という名称の酒場があるわけではなく、実際には「鳥八」だとか「三とり」「鳥好」といった名前で、それぞれ第1、第2、第3なんて何軒か店舗があったりするのです。どの店の看板にも「焼き鳥と活魚」とあることからもわかるとおり、焼き鳥屋といいつつも、その実態は新鮮な魚が手軽に食べられるお店なのです。

みそだき数ある“とりや”の中の1軒に入ります。店は右手に直線カウンター、左手が小上がりの座敷になっていて、先客は5~6人。カウンターの中ほどに腰をおろし瓶ビール(キリンラガー、大ビン、600円)と「みそだき」(200円)を注文。この「みそだき」が、これまた“とりや”の特徴のひとつなのです。店によって「みそだき」とか「みそ煮」「みそ煮込み」と名称はさまざまですが、どの店に入っても「“みそ”ください」と言えば通じる一品。その内容は“鶏の皮の味噌煮込み”なのです。東京で食べる“もつ煮込み”と同じようなものかな。ビールとともにまず一品って感じの品物なのです。

店の入口近くには大きな生簀(いけす)があり、アジ、カワハギ(地元の人たちはハゲと呼ぶ)などが泳いでいます。生簀の底のほうにはヒラメの姿も。この生簀がまた“とりや”の特徴。どの店にも必ず生簀があるのです。音戸の瀬戸の向こう側の島々から届く新鮮な魚を、この生簀に入れておいて、注文を受けてさばいてくれるのです。アジなら900円前後、カワハギは1,300円くらいで活造りです。メバルの煮付けなんかも800円くらいからありますよ。

寒い冬の時期というと食べたいのがカキ酢(400円)やナマコ酢(400円)です。個人的にはカキは焼きガキでいただくのが好きだったので、“とりや”ではよくナマコ酢をいただいてたなぁ。毎日毎日ナマコ酢を食べても飽きないほどでした。燗をつけた日本酒ととってもよく合うんですよね。

よーし、今日もナマコ酢を! と意気込んだのですが、残念ながら今日は店に入るのが遅かったのか、もう店内は片付けに入ってしまいました。この店は午後10時に閉店しちゃうんですね。11時まで営業している“とりや”も多いので、事前に調べてきておけばよかったですね。残念でした。

そんなわけで、今日は“とりや”の雰囲気を味わっただけで、ビールとみそだきの都合800円で終了となったのでした。

そうそう。なにしろ“とりや”なので、焼き鳥ももちろんあります。私の座ってる席の目の前がちょうど焼き台だったのですが、これがまたおもしろい。“サラマンダー”と呼ぶんでしょうか、上からも火が入るタイプのガスの焼き台。一般的には焼き魚を焼くのに使われることが多いように思うのですが、この店では焼き鳥もサラマンダーで焼くんですね。ガスを使って焼く場合、ガスに含まれる水素が酸化して水蒸気となって焼き物に当たってしまうらしいのですが、サラマンダー式に上から火を通すことで、この水蒸気の問題を回避できるんでしょうね。今日はもう後片づけ中でしたが、このサラマンダーで焼いた焼き鳥も食べてみたかったですねぇ。

    【参考情報】
  • 店名: 「第一 三とり(さんとり)」
  • 電話: 0823-22-5576
  • 住所: 737-0045 広島県呉市本通3-2-4
《平成18(2006)年1月25日(水)の記録》

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小判型のかき揚げ天 … 広島駅ホームの「天ぷらうどん」

店の外観新横浜から3時間40分。広島に到着です。そして、ここ広島駅に本日新幹線にした目的のもうひとつがあるのです。それは在来線1番ホームの立ち食いうどん。

まだ飛行機の料金が高く、新幹線も今ほど速くなかったころ、東京から広島への出張の足はもっぱら寝台特急「あさかぜ」でした。東京を午後7時過ぎに出発した「あさかぜ」は、ちょうど12時間ほどかかって朝の7時に広島駅に着く。この到着ホームが1番線で、あったかいダシの香りに引きつけられるように乗客たちは我先にとうどん屋にかけつけたのでした。

こうしてありついたうどんが、瀬戸内風のやわらかい鰹ダシに薄口醤油。小判型で天ぷらの具というよりはむしろ衣そのものを食べるタイプの天ぷらうどんとの相性も抜群で、いつのまにやら広島方面に出張するときは、朝ここでうどんを食べないとなんだかリズムが狂っちゃうほどになっていたのでした。

おぉ。やってる、やってる。同じ新幹線を降りた先客たちも続々と入っていくなぁ。それとは別に在来線改札口から入ってきた人も入るから、けっこうなにぎわいです。私もさっそく表の自動販売機で「天ぷらうどん」(320円)の食券を購入し店内に入ります。

天ぷらうどん空いてる場所をさがしてそこに立ち、「天ぷらうどんね」とカウンター上に食券を置きます。「はい。天ぷらうどん」と復唱する店のおにいさん。ゆで場では女店員さんが次々に入ってくる注文に応じて麺をあたため、うどんやそばを完成させていきます。そのスピードはけっこうなもんで、カバンを置いて、水をくみ終えるころにはもう天ぷらうどんが出てきました。

そう。これこれ。この小判型というのか、わらじ型というのか。丼の端から端まで届くように長丸い天ぷらが特徴なんですよね。さっきも書いたとおり、具はほとんどないんですよ。小さいエビというか、アミというのかなぁ。そういうのが真ん中あたりにチョロチョロと。あとはぜ~んぶ衣です。

ササッと七味唐辛子をふりかけて、まずはズズーッとうどんをひとすすり。アツうまーっ。やっぱりこのダシがいいなぁ。で、天ぷらの端っこのあたりをサクリ。そうそう。まだサクリとしてるんですよね。これが食べてるうちにしなしなとなってきて、最後はダシと一帯になってフニャフニャのトロトロになる。この過程のすべての段階が、それぞれ持ち味があって楽しいんですよねぇ。

「天玉うどん」(370円)にして、玉子とからませて食べるのもおいしいんだよなぁ。

お客さんはいっぱいなのに、みんな無言でうどんをすする、すする。そしてあっという間に食べ終えて「ごちそうさん」と店を出ていく。このスピード感が立ち食いうどんですね。

そのスピードにのって、私もするするとうどんを食べ終えて「ごちそうさん!」。「ありがとうございましたー」という店員さんたちの声に見送られながら店を後にしたのでした。

前回前々回

《平成18(2006)年1月25日(水)の記録》

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これぞ黄金の出張弁当! … 崎陽軒「シウマイ弁当」

ものすごく久しぶりに呉(くれ、広島県呉市)への出張です。前回行ったのが平成14(2002)年9月なので、3年半ぶりくらいになるでしょうか。明日が終日呉での仕事なので、今日のうちに移動するのです。呉には飛行機で行く方法と、新幹線で行く方法がありますが、時間はほぼ同じくらい。飛行機の割引運賃を考慮すると、値段もほぼ同じくらいです。個人的にあまり飛行機での移動が好きでないことと、あとふたつの目的があって、今回は新幹線での移動といたしました。

その目的のひとつは新幹線の車中でビールを飲みながら崎陽軒(きようけん)の「シウマイ弁当」を食べることです!(キッパリ)

......。そんなことが目的かというご意見もありましょうが、G.Aさんの「半魚人Aの陸(おか)ボケ日記」を読むにつけ、また直接お会いしてお話をうかがうにつけ、G.Aさんが「黄金の駅弁」と呼んで愛してやまない「シウマイ弁当」を新幹線出張の車中で食べたい、という思いが膨らんで膨らんで。やっとその夢を実現できる日がやってきたのでした。

新横浜駅の新幹線ホーム(下り3・4番ホーム)の8~16号車側にエスカレータで上ると、ちょうど目の前が崎陽軒の売店です。さっそく「シウマイ弁当」(710円)と、同じく横浜といえばのキリンビール(一番搾り、500ml缶、300円)を買い込んで新幹線に乗り込みます。

昔ながらの折り詰め弁当。その経木(きょうぎ)のふたを、ごはんにくっついた部分をはがすように開けると、弁当箱の中身は崎陽軒のシウマイ入りの幕の内お弁当です。ふっふっふ。うまそぉ。まずはビールのつまみとして、おかずの部分をいただくんでしたね。缶ビールをぷしゅんと開けて、まずひとくち。ッハーーッ! このひとくちがたまりませんなぁ!

5個並んだシウマイの1つ1つの頭に、添付されてる醤油を付けてまわり、練りガラシも同じように1つずつの頭にちょいちょいと付けます。しかる後にそのうちの1個を箸でとってパクリ。おぉ、たしかに身がしっかりとした崎陽軒のシウマイだ! ビールだ、ビール。

シウマイ弁当「シウマイ弁当」はごはんが左になるように置くと、右側のおかずコーナー(?)は、そのコーナーの左側、ごはんに近い部分に縦にシウマイが5個並び、右側には奥から鶏唐揚げ、玉子焼き、かまぼこ、鮪(まぐろ)の照り焼きときて、一番手前が筍(たけのこ)煮です。その両者の中間。ちょうどおかずコーナーのどまん中になる場所にちょこんと置かれているドライフルーツは杏(あんず)ですね。これは最後にデザートとしていただくのがいいのかな。おかずコーナーの右上の部分には、三角形に区切られた別室があって、その中に切り昆布の佃煮と千切り生姜が入っています。こいつらをごはんのお供にとっておけばいいかな。他は全部つまみとしていただきましょう。

それらのつまみをちびちびとかじっては、ビールをグビグビ。あー、ビール1本じゃ全然足んねぇぇぇぇ!!

他のおかずもさることながら、鮪の照り焼きと筍煮がいいですねぇ。田舎のおばあちゃんの家で食べたようなしっかりとした味付けで、有無をいわせずきっちりと煮込んである。鮪なんて、身がキュッとしまるくらい火を通してるんだけど、それでいて硬くはない。実にいいつまみですよねぇ。

ビールも飲みきると、次はごはんです。ごはんは8等分になるように切り目が入れられ、それぞれが俵型のおにぎりになるような、よくコンビになどでも売ってるあのスタイルで、ゴマとまん中に小さい梅干がついています。しかし、この「シウマイ弁当」は昭和29(1954)年に発売開始らしいので、もしかするとあのスタイルの生みの親なのかもね。まったく確証はありませんが。

それにしても冷や飯なのにまずくないところがおもしろいなぁ。どういう工夫なんだろう。これもノウハウのひとつなのでしょうか。

最後に残しておいた杏をデザート代わりにいただきます。これが甘くなくて、ちょっと酸味があるので、呑んべの私にはありがたい。こういうデザートがいいなぁ。

うーむ。満腹じゃ。お弁当とロング缶のビール、合わせて1,010円で飲んで、食べての大満足ですね。ビールが普通缶(350ml、230円)でよければ、合わせて940円となり、なんと千円でお釣りがきてしまいます。これはたしかに「黄金の弁当」であることよ。

    【今回の売店情報】
  • 場所: 新横浜駅・新幹線下りホーム
  • 営業: 06:00-21:00
  • メモ: シウマイ弁当(710円)、「崎陽軒」の公式サイト
《平成18(2006)年1月25日(水)の記録》

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今日は岩佐社長も … ラーメン「御天(ごてん)」(下井草)

武蔵関の怪しい居酒屋で過ごすうちに、終電の時刻もすっかり過ぎてしまい、同じ方面に住むふじもとさんとともにタクシーに乗り込みます。「新青梅街道を下井草までお願いします」。金曜日の夜はまだまだ終わりません。(爆)

ついたのは新青梅街道沿いにある焼酎バー「ゴテンズバー」です。ここで地元の酒友・にっきーさんとも合流し、まずは芋焼酎を1杯ずつ。同じ席になんと「御天」の岩佐社長もやってきてちょいと一献。

岩佐氏は昭和35(1960)年に福岡市で生まれ、昭和62(1987)年、27歳のときに高校時代の友人・川原氏(現在なんでんかんでん社長)とともに環七通り沿いに「なんでんかんでん」をオープン。とんこつラーメンの人気店となります。平成7(1995)年、独立して下井草に博多長浜とんこつラーメンの「御天」を開店したのでした。

「御天」は本場博多長浜屋台風の『飲んで、つまんで、仕上げにラーメン』というスタイルをコンセプトに、酒やつまみも充実させているところが特徴。深夜まで開いていることもあっていつもたくさんのお客さんでにぎわっているのです。

岩佐社長も含めて楽しく過ごすうち、時計はボチボチ午前2時。地下の「ゴンテズバー」は金・土の夜は朝5時まで営業なので、まだまだ飲んでられるのですが、地上のラーメン「御天」は朝3時まで。そろそろ上がらなきゃ仕上げのラーメンを食べ損なっちゃいそう。「それじゃ、上でラーメン食べてきます」と岩佐社長と別れ「御天」に移動。

ここでさらにタラモサラダや塩ホルモンをいただいて、スーパードライやエビス黒ビールで本日の飲みおさめ。最後にラーメン(630円)をカタメンで注文します。

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タラモサラダ / 塩ホルモン / ビール

麺の硬さは、通常(=「カタメン」)から硬い方へ順に「バリカタ」「ハリガネ」「粉おとし」と3段階。やわらかい方へは「ヤワメン」「バリヤワ」と2段階に注文できます。通常の「カタメン」も含めて全部で6段階あるってことですね。

ラーメン出てきたラーメンにゴマをかけて、紅ショウガをのせて、ニンニクを入れていただきます。ここのラーメンは、博多でもここまでじゃないというくらい濃厚なとんこつスープが特徴。その濃厚さはスープがねっとりと感じるほどです。でもそれがうまいのです。今日もまた丼が空っぽになるまで、スープまで飲み干してしまいました。

「ごちそうさま」と店を出たのはちょうど閉店時刻の午前3時でした。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月20日(金)の記録》

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怪しい人気店 … 居酒屋「うす井(うすい)」(武蔵関)

武蔵関の2軒目は、駅近くにあるとてもあやしい居酒屋「うす井」。「隠れ家だし、いつもいっぱいだから、ここのことは書かないでね」とのことでしたので、お店の詳細な情報は伏せさせていただきますが、やわらかい人あたりの店主ひとりが切り盛りするこの店は、とても怪しげでしかも安かったです。武蔵関の人気店です。

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のれん / ホッピー / ミリン干し(180円)

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エイヒレ(350円) / 魚肉ソーセージ / おでん

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竹鶴12年(350円) / とり皮いため(450円) / サバ缶詰

《平成18(2006)年1月20日(金)の記録》

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生フルーツ割りでネギトン焼 … 焼き鳥「鳥安(とりやす)」(武蔵関)

「実は武蔵関(むさしせき)にもいい居酒屋があるんですよ。一度いかがですか」。「竹よし」の夕食会の場で、金魚屋さんご夫妻からそんなお誘いをいただきました。

武蔵関は西武新宿線で(新宿方面から見て)鷺ノ宮から5駅先の駅。たしかに帰宅するときに途中下車して飲むということはあっても、自分の最寄り駅よりも先に足が伸ばして飲むということはめったにないんですよねぇ。

約束の金曜日。横浜での仕事を終えて、待ち合わせ場所である武蔵関駅の改札口に到着したのは午後8時。金魚屋奥さんが迎えに来てくれてました。「みなさんもう少ししてからいらっしゃるようなので、先にお店に行きましょう」と駅から徒歩5分程度のところにある「鳥安」というお店に連れて行ってくれます。

店内は左手に6人ほど座れる直線カウンターがあり、右手には4人用のテーブル席が2卓。そして右手奥まったところにちょっと壁で囲まれたような6人ほど座れそうなテーブル席があり、今日はその一番奥の席を予約してくれてるのだそうです。「いつもは常連さんばかり座ってる席なんですけど、今日は6人になる予定なのでこの席を予約したんですよ」と金魚屋奥さん。

金魚屋奥さんは「ウコン茶ハイ」(350円)を、そして私は瓶ビール(サッポロ黒ラベル、大ビン、550円)をいただいて乾杯です。お通し(300円)は小鉢に大きく切ったアンキモが3切れ。うーん。お通しからすごいなぁ、と感心していると金魚屋奥さんが「もともと鶏肉屋だったのが焼き鳥屋になった店なんです。焼き鳥屋とは言いながら、刺身やアンキモなんかもあるので「川名」なんかに近い感じでしょうか」と説明してくれます。なるほどね。これはわかりやすい。「川名」も焼き鳥割烹と言いつつ、刺身をはじめとする普通のつまみもたくさん置いている居酒屋ですもんね。

すぐに金魚屋さんの飲み仲間・Dさんと金魚屋ご主人も到着。その到着を待って、たくさんのつまみの中から、金魚屋奥さんがおすすめの何品かを注文してくれます。「自家製ぬか漬」(350円)は長いも、大根、キュウリ、ナスのぬか漬けの盛り合せ。他のものもさることながら、長いものぬか漬けがとてもいいですねぇ。そして「豆腐とアボガドのサラダ」(400円)。こういうメニューもラインナップされてるのがおもしろい。

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お通しのアンキモ / 自家製ぬか漬 / 豆腐とアボガドのサラダ

金魚屋ご主人は「生ビール」(中ジョッキ、500円)を、Dさんはなんと1杯目から「生絞りイチゴハイ」(500円)を注文です。この店は「焼酎の生フルーツ割り」(500円)も名物なのだそうで、入口近くのホワイトボードに、今日のフルーツ割りメニューが書き出されています。この「生絞りイチゴハイ」もそのうちの1品で、なんと15個分のイチゴを使って作られているのだそうです。

「お待たせしました」と出てきたのは、これまたこの店の名物だという「ネギトン焼」(1本180円)です。これは豚バラ肉とネギの串焼きなのですが、ボリュームたっぷりで、ひと切れ一切れの豚肉は、小ぶりのポークソテーと言ってもいいほどです。しかもじっくりと火を通しているからか、豚バラ肉なのにちっとも脂っこい感じがしなくて、脂身の部分もジュワンと旨みが楽しめます。

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瓶ビール / 生絞りイチゴハイ / ネギトン焼

「砂肝炒め」(350円)はガラスの小鉢に盛られて、刻みネギをかけてあります。砂肝には細かく切り目が入れられていて、とても食べやすい。「家でこれと同じにしようとすると、たくさん買ってきた砂肝がほんのちょっとになってしまうんですよね」と金魚屋奥さん。なるほど、下ごしらえのときに硬い部分はほとんど取り去ってるんですね。

店は年配の店主が、若い手伝いの女性(アルバイト)とふたり切り盛りしています。昔からこのスタイルで営業しているらしく、この近くで生まれ育った金魚屋奥さんも以前この店でアルバイトをしていたのだそうです。だから店主もまるで自分の娘のような感じで金魚屋奥さんと話してるんですね。

しげるさんとふじもとさんも到着し、本日予定のメンバーが全員そろいました。到着したおふたりがビールをたのみ、我われも飲み物をおかわりです。金魚屋ご主人は生ビール(500円)を継続。Dさんは2杯目も焼酎の生フルーツ割りで、今度は「ミカンハイ」(500円)をいただいています。金魚屋奥さんは1杯目と同じく「ウコン茶ハイ」(350円)。私は今度は「生絞りトマトハイ」(400円)をもらってみようかな。

みんなそろったので料理も追加です。「ニラ玉焼き」(500円)はニラたっぷりで、横にはキャベツサラダも添えられています。Dさんはマヨネーズが苦手なのだそうで、「先にちょっと取らせてね」と、ニラ玉のうちキャベツサラダに接していない部分を慎重に取り分けています。「なんでマヨネーズが苦手なの?」と聞くみんなに「なんとなく」とDさん。「よーし。今度はわからないようにマヨネーズを使った料理を作ってみよう」といたずらっぽく微笑む金魚屋奥さんでした。

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砂肝炒め / ミカン、ウコン、トマト / ニラ玉焼き

「真鱈生白子」(500円)は、入口横のテレビの下にかけられている今日のホワイトボードメニューからたのんだ一品。このホワイトボードにはおすすめの刺身などが、500~800円ほどで10品程度書き出されています。

「せっかくだからいろんな生フルーツ割りを試してみようね」と、あっという間に「ミカンハイ」を飲み干したDさんが次に注文したのは「グレープフルーツハイ」(500円)。これはほぼいつもあっておすすめだそうなのです。ずっとビールで通していた金魚屋ご主人も「じゃ、全品制覇に協力しますか」と「パイナップルハイ」(500円)を注文。「メロンハイ」(500円)もおいしいらしいのですが、残念ながら今日はありませんでした。

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真鱈生白子 / グレープフルーツハイ / パイナップルハイ

カウンターの上部には焼酎の一升瓶がずらりと並んでいて、すべて1杯450円なのだそうです。私も「玉露 甕仙人(かめせんにん)」を1杯いただいてシメとしたのでした。

店情報 (「黒ぶたシャブシャブ」、別の日だけど「しげるのチャンネル」)

《平成18(2006)年1月20日(金)の記録》

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店情報: 焼き鳥「鳥安(とりやす)」(武蔵関)

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  • 店名: 呑み喰い処「鳥安」(とりやす)
  • 電話: 03-3929-4143
  • 住所: 177-0051 東京都練馬区関町北1-24-8
  • 営業: 17:00-01:00、水休
  • 場所: 西武新宿線・武蔵関駅の階段を南側(交番や銀行がある側)に降りて、西武線沿いの道を上石神井(新宿)方面に約100m。バス通りに突き当たるのでそこを右折してすぐの路地を左折すると、そこが新道通り商店街。数軒先右手。
  • メモ: 焼き鳥と刺身、そして焼酎のフレッシュフルーツ割りが人気。カウンター6席、4人用テーブル2卓のほか、奥に6人用テーブルがある。焼き鳥はネギ間、鶏肉焼、砂肝、レバー、つくね、皮、鶏ハツが各1本110円。手羽先が150円。おすすめのネギトン焼は1本180円。刺身盛り合せ1,000円。瓶ビールはサッポロ黒ラベルかアサヒスーパードライの大瓶で各550円。生ビール(アサヒスーパードライ)は中ジョッキ500円、小ジョッキ400円。ウーロンハイ、レモンサワー、ウコン茶ハイ各350円、チュウハイ330円。生絞りトマトハイ400円、生フルーツ割り500円。焼酎も各種あって、すべて1杯450円。

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あったかイカ大根 … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)

さあ「やき屋」です。開けっぱなしの入り口から「こんばんは」と店内へ。木曜午後7時半の店内は左手サブカウンターとその奥のテーブル席はいっぱいながら、なんと右手メインカウンターの一番手前がかろうじて空いている。そこにいた人が帰って、ちょうど空いたばかりなのかな。そこに陣取ると、すぐ目の前のレジにいる女将さんから「いらっしゃい。久しぶりね」と声がかかります。あちゃー。「そうなんです。すっかりごぶさたしちゃっててすみません」とあいさつしつつ、まずは燗酒(230円←価格は税抜き表記です。以下同じ)と冬の定番「イカ大根」(150円)を注文します。

カウンターの外では女将さんが燗酒の徳利を用意してくれ、カウンターの中では店長が大鍋で煮込んでいるイカ大根を小鉢に入れてくれます。来た来たー。まずはお酒をひと口。っかーっ。んまいっ。外が寒いほど、ますます燗酒がうまいなぁ。そしてイカ大根。なにしろ冬に入って、これが一番食べたかったんですよねぇ。煮込まれて濃い飴色になった、おでんなみに大きな大根が2切れ。そして大きく切られたゲソが2切れ、大ぶりの小鉢にたっぷりと盛られています。そのやわらかい大根を箸でホロっと割ってハフハフとひと口。んー。イカの風味が口の中、鼻の奥に広がります。すごいよなぁ、大根は。ブリ大根ではブリ以上にブリらしく、イカ大根ではイカ以上にイカらしく風味を広げてくれますもんねぇ。

ひとしきり温まったところで、今度は「自家製塩辛」(150円)をいただきます。この塩辛がいいんですよねぇ。毎日八戸から直送されるというこの店のイカ。そのイカの身を、塩を加えたワタにひと晩漬けてできたのがこの塩辛なんだそうですが、なにしろ文字通り“一夜漬け”なので、イカ刺しっぽい感覚も残った新鮮な塩辛に仕上がっているのでした。これはもちろん燗酒(230円)をおかわりですよね。進む進む。

燗酒のおかわりに合わせて「イカしょうが棒」(150円)も注文しておきます。イカしょうが棒、通称“イカ棒”は、注文を受けてから串に刺している1本を温めてくれるのですが、これがけっこう時間がかかるので早めに注文しておくといいのです。

サブカウンターにいるカップルの男性が「あー。もうイカと心中してもいいくらいだよ」と幸せそうにつぶやきます。相手の女性は「ほんとねぇ」と相槌を打ちつつ、振りかえって女将さんに「すみません。味噌キュウリくださーい」って。おーい。イカはどうした、イカは。(爆)

しかし、イカ大根はすごい人気。お客さんの7割方くらいが注文しています。店長も次々にイカ大根を出していきながら、ときどき下ゆでが終わってちょっとだけ飴色になっている大根を鍋の底のほうに追加していってます。以前は売り切れてることも多かったのですが、今はたくさん仕込みをしてるのかもしれませんね。うれしいなぁ。

イカ大根の次に人気が高いのは刺身かな。たまたまかもしれませんが、意外と出ないのが焼き物。ときどきイカなんこつ焼きの注文が入っている程度。イカしょうが棒にいたっては、私以外はだれも注文してません。この時期、焼き物よりも、イカ大根やモツ煮込みなどのあったか煮込み系に惹かれちゃうんでしょうねぇ。

あったかイカ棒をしょうが醤油をつけながらいただいて本日は終了。約50分の滞在でお勘定は消費税も加算されて956円。「たまには寄ってくださいね」と女将さん。ひえーっ。とんでもない。本当はしょっちゅう来たいんです。どうもごちそうさまでした。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月19日(木)の記録》

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レバ刺しをタレ塩で … もつ焼き「カッパ」(荻窪)

地下鉄丸ノ内線沿線で仕事が終わり、久しぶりに荻窪です。今日も外は凍てつくほど寒く、ついついあったかいものに引かれます。冬は荻窪は「やき屋」のイカ大根があったかくてうまいんです。さっそくトコトコと「やき屋」の前へ。おぉ。相変わらずのにぎわいを見せてますねぇ。しかし、ずいぶんごぶさたとあって、なかなか店内に踏み込みにくいなぁ。あ。躊躇してるうちに通り過ぎちゃった。うーむ。ひとまわりして出直しだ。

そうだ。今年に入ってまだ本格的にもつ焼きも食べてないので、まずはもつ焼きで景気をつけてから、「やき屋」に再挑戦しますか。となると、この近くのもつ焼きの名店「カッパ」ですね。どれどれ。スタスタと急に歩調も軽くなり「カッパ」のある路地へと踏み込みます。

ふふふ。空いてる、空いてる。そりゃそうだよね。こんな寒風の下、オープンエアですもんね、この店は。いや、「秋元屋」などにもあるような、ビニール製のカーテンのようなのはあるんですよ。でも、「秋元屋」ほどしっかりしていないので、今日のように風が強い日は全然役に立たないのでした。残念。

それでも寒風を避けるように、先客のみなさんは店の左右の奥側から順に座っていったらしく、空いてるのは寒風吹きすさぶ一番入り口側の一辺だけです。その端っこに腰をおろしつつ、まずはビールの小瓶(キリンラガー、370円)を注文します。あぁ。こんなに寒いのに最初はついビールをたのんでしまうのが悲しい...。どうしてもねぇ、最初のプハーッはビールじゃなきゃねぇ。日曜日などのように、仕事じゃないときはそうでもない(だから「よじかわ」は最初からサワーでもOK)んですが、仕事の後はやっぱりプハーッで気分を切り替えないとね。

「ハイッスーッ」と出してくれたビールをグラスにトクトクと注ぎ、まず1杯目は一気にゴクゴクっと飲み干して、盛大にプハーーーーッ! それにしても寒っ。(^^;

ちなみに「ハイッスーッ」というのは、この店の店主(マスター)の口ぐせらしく、なにかを出してくれるときはたいてい「ハイッスーッ」と言いながら出してくれるのです。本当は「はいっ、ビールですー」とか、「はいっ、レバですー」といったように、もとは間に商品名が入ってたんだろうと思うのですが、その部分が省略されてしまったんでしょうね。

「レバ刺しをお願いします。」「はいっ。レバ刺し。味は?」「タレ塩でお願いします」。へへ。たのんじゃった。この店でレバ刺しをいただくときはいつも塩でたのんでたのですが、どなたかから「タレ塩で食べるのがおいしいんですよ」と教えてもらって、気になっていたのです。しかし、それ以来、この店にも来てなかったので、実際にタレ塩でたのんでみたのは今回がはじめて。さぁ、どんな味になるのか楽しみです。

この店には特にレバ刺しというメニューがあるわけではなくて、あるのはもつ焼きメニューのみ。その他といえばお新香(200円)くらいかな。あとでそのお新香ももらいましょうね。もつ焼きは1本が90円。それが通常は2本ひと組み(180円)で出されます。明示的に「カシラを1本」などとたのむことで1本だけ焼いてもらうことも可能です。

カウンター周辺は店主ひとりで切り盛りしていますが、そのバックヤードともいうべき奥の厨房には女性がふたりいて、モツの下ごしらえをしたり、飲み物の準備をしたりしてくれるのです。それを小さな窓越しに店主に渡し、店主がカウンターのお客さんに出してくれるという流れになっているのです。レバ刺しをたのんだ場合は店の奥の厨房にある冷蔵庫から新鮮なレバ刺しが店主に手渡されます。それをまずタレの壷にちょいと浸けて、その上に塩をパラパラっとふりかけてできあがり。「ハイッスーッ」と出てきます。

どーれどれ。まずひと切れを口中へ。あらま。タレの甘味と塩加減があいまって、実にいいじゃん。これはうまいや。

となりにも新しくひとり客がやってきて「老酒(ラオチュー)ね。それとレバ刺しタレ塩」。すると向こうのお客さんからも「こっちもレバ刺しタレ塩」。そのあとも来る人、来る人「レバ刺しタレ塩」です。そうかぁ。ちょっと来ない間に「レバ刺しタレ塩」はすっかり定番メニューになってたんですねぇ。いや。もしかすると以前からそうだったのに私だけが気づいてなかったのかなぁ。だとしたら実に残念。それくらいうまいのです。

しかし、続々と新しいお客さんが入ってきたので焼き台はすでに満杯に近い状態。ここはちょっとインターバルをおきますか。「お新香(200円)をお願いします」。すぐにバックヤードでお新香が用意されて、店主が「ハイッスーッ」と出してくれます。小皿にたっぷり盛られた白菜漬です。こいつはお酒(270円)もいただきましょうかね。燗をつけてくださいな。

レバ刺しをつつき、漬物をつつき、燗酒をチビチビいただくうちに焼き台も空いてきましたよぉ。それじゃカシラ塩(2本180円)と、トロのタレ(2本180円)をお願いします。

カシラは小ぶりながらプリッとしっかりした身。トロとは直腸のことなのですが、まさにトロという名前のとおりやわらかい。こういう直腸も珍しいなぁ。直腸のことをテッポウという店も多いのですが、この場合はけっこうしっかりと歯ごたえのあることが多いように思います。同じ部位でも下ごしらえの仕方が違うのかなぁ。

よーし下地はできた。さぁ、「やき屋」に再挑戦しますか。「お勘定お願いします」。「はいっ」と返事した店主は、身体全体をゆするようにリズムをとりながら食べ終わった串の本数を数え、飲み物などをチェックした上で、んーーーとちょっと空をにらんだあと「1,380円です」。すごい暗算です。どうもごちそうさまでした。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月19日(木)の記録》

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常連さんに連れられて … バー「コング(Kong)」(渋谷)

セルリアンタワー夜空にそびえる渋谷の摩天楼「セルリアンタワー東急ホテル」。その摩天楼の真下に、二十代女性にして希代の飲み手、そしてビジュアルな文書表現が特徴のブログ「帰り道は、匍匐ぜんしん!~しとりで飲み歩き」の作者であるここっとさんが少なくとも週に四日は通うというダイニングバー「コング」があります。今日はそのここっとさんと、最近はここっとさんとともに週に数回はこの店に通っているという呑んだフルさんのおふたりにその「コング」をご紹介していただくことになりました。ご紹介いただく側は「この店に来てみたかったんです」と語る「MASHな生活の剥片」のMASHさんと私です。

店内は中央のV字型のカウンター席を取り囲むように4人掛け、6人掛けのテーブル席がずらりと並び、さらに店の奥のほうにもいかにもバーという感じのカウンター席があり、想像していたよりもうんと広い。

そのテーブルのひとつに落ちつくと、すぐにここっとさん専用のお通しである駄菓子セットが出てきます。この駄菓子セットは通常はコース料理のスターターとして出てくるもので、単品では出ないものらしいのです。さすが大常連さんです。なにしろ1ドリンクサービス付きのVIPカードを持ってるくらいですからね! このカード、めったに発行してもらえるものではないらしく、ここっとさんのカード番号が10番。これ以降の発行はまだないらしいので、10人しか持っていないカードなんですね。すごーい。

この店で毎晩5本のハイネケン(580円)を飲んで帰るのがここっとさんの日常。我われもそのハイネケンをいただくことにしました。あわせて出てくる通常のお通しは玉ねぎ、ピーマン、ニンジンなどの酢漬けです。ここっとさんは「自宅に近いから来てるだけで普通の店だよ」と謙遜されるものの、お通しからちょいと呑んべ好みするものが出されるところがうれしいですね。

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駄菓子セット / VIPカード / お通しとビール

料理のほうもここっとさんが「これがおいしいよ」とすすめてくれる何品かのうちからまず「フィッシュ&チップス」(580円)を注文。

さらにはMASHさんが事前にネットで調べて気になってたという「ジャム殺し」(500円)もいただきます。メニューの中にはこの「ジャム殺し」のほか、「じーさんサラダ」「ビタミンランド」「サウナっち」「元気マン」「やしっこすいすい」「ごじらビーム」「みそポッポ」「ぐらんでぶ」「核弾頭」「モヒカン仮面」「ジョージ殺し」などなど、聞いただけではなにがなんだかわからないようなおもしろいネーミングのものが多いのです。ちなみに「ジャム殺し」は「きのことナスのバターホイル焼き」です。

もう一品、ここっとさんのおすすめで、かつおもしろいネーミングの料理は「にんにく爆弾」(500円)です。「ソース多めにね!」と注文した「にんにく爆弾」はまん丸のガーリックライスコロッケにホウレンソウソースをたっぷりかけて、生クリームをちらりと飾った、グリーン鮮やかな料理です。このまん丸を崩しながら、たっぷりとソースをからめていただきます。なるほどこれは「ソース多め」が正解ですね。おいしいです。

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フィッシュ&チップス / ジャム殺し / にんにく爆弾

「ここっとさんのブログ(→たとえばこちら)によく登場してるチキンカツが食べたい」と注文してもらったのが「BU-Gルト」(580円)。これは「鶏肉のヨーグルト漬けのパン粉焼き」なのだそうです。なるほどこいつもいけますねぇ。

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BU-Gルト / ずらりとハイネケン

4人でハイネケンを10本ほど並べたところでMASHさんと私はそろそろ終電タイム。先に失礼いたします。ここまでのお会計は4人で8千円(ひとり2千円)ほどでした。

さすがにここっとさんが週に四日は通うという店だけあって普通にいい店ですね。毎日通えるお店は、緊張するほどいい店でも落ち着かないし、ダメな店にはもともと行く気にならない。「普通」というのがまさにキーワードなんだけど、実は普通のお店って世の中に意外と少ないんですよね。

店情報 (「MASHな生活の剥片」)

《平成18(2006)年1月17日(火)の記録》

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店情報: バー「コング(Kong)」(渋谷)

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  • 店名: バー・レストラン「KONG Shibuya」(コング渋谷)
  • 電話: 03-3476-0785 (FAX: 03-3496-4991)
  • 住所: 150-0031 東京都渋谷区桜丘町24-4
  • 営業: 17:00-02:00(金・土・祝前日は -03:00)、無休
  • 場所: 渋谷駅南口を出て歩道橋でR246の向こう側に渡る。ファミリーマートのセルリアンタワー側の路地を入った先の左手。ファミリーマートのところから看板が見える。駅から徒歩5分以内。
  • メモ: 公式サイトぐるなびあり。(mail:kong@mve.biglobe.ne.jp)

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ワインが進む進む … ダイニングバー「デルフィーニ(Delfini)」(渋谷)

「なにしろイイダコのトマト煮がおいしいんだから」と連れてきてもらったのはオーシャン・ダイニングバー「デルフィーニ」です。ダイニングバーというのは「食事のできるバー」ってことでしょうか。オーシャン・ダイニングバーは「海の幸中心の食事のできるバー」なのかな?

赤ワインをもらい、おすすめの「イイダコのトマト煮」(850円)と「ガーリックバケット」(400円)という名のガーリックトーストや「ピクルス」(400円)もいただきます。

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イイダコのトマト煮 / 赤ワイン / ピクルス

赤ワインはアルゼンチン産の「トソ(TOSO)」のフルボトル(3,000円)。ブドウはカベルネ・ソーヴィニヨン。メルローがまろやかだとすると、タンニン系の渋みを感じるのがカベルネ・ソーヴィニヨンなのだと、ワインに詳しい同行者が教えてくれます。こういう赤ワインが好きなのです。

「イイダコのトマト煮」はトマト煮といいつつもベースのソースの味がしっかりとしていて、イイダコもさることながら、スープがおいしい! あまりトマト、トマトはしてないですよねぇ。

この店はいかにも都会の隠れ家風ダイニングバーという感じのおしゃれなお店で、店内のスタッフも店長をはじめとして、男性も女性もみんなモデルさんのように美しい。店長(男性)は本当にモデルをやってたのだそうです。女性のグループ客が多いのは、この店員さんたちに引かれてのことかな。そんな感じのこじゃれた店なのに、料理がしっかりしてるのがいいですよねぇ。スタッフがイケメンで、店内がこじゃれてるだけだったら、こんなにお客さんが入りませんもんね。やっぱり、ダイニングバーというからには、食べ物・飲み物は絶対条件だと思います。そこが人気なんでしょうね。

赤ワインのボトルをおかわりし、トリッパ(牛の胃袋、ハチノス)の煮物(850円くらいだったかな?)や「プレーンバケット」(300円)も追加です。先ほどのトマト煮よりもはるかにトマトっぽい味のするトリッパ。もともとがモツ好きなので、この煮込みもいいなぁ。ついお酒(ワイン)が進んでしまいます。

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トリッパの煮物 / プレーンバケット / トリッパのアップ

約2時間の滞在は4人で8,900円(ひとりあたり2千円強)。イケメン店長の笑顔に見送られながら店を後にしたのでした。

店情報 (「MASHな生活の剥片」)

《平成18(2006)年1月17日(火)の記録》

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店情報: ダイニングバー「デルフィーニ(Delfini)」(渋谷)

  • 店名: オーシャン・ダイニング・バー「Delfini」
  • 電話: 03-6415-4565 (FAX共)
  • 住所: 150-0031 東京都渋谷区桜丘町30-15 ビバリーヒルズ101
  • 営業: 11:30-02:00(01:30LO)(バー・タイムは18:00- )、日休
  • 場所: JR渋谷駅南口からR246(玉川通り)に沿って西(神泉、池尻)方面に300メートルほど進む。セルリアンタワー東急ホテルの先を左折し、次の角を右折した先の左手。同じ路地の同じ側にスープカレーの「心」もあり、それより2軒ほど先。
  • メモ: ソファー席、テーブル席、カウンター席があり、40名ほど入れる。22時以降はサービス料が10%つく。ぐるなびあり。

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名物・モツ煮込み … 立ち飲み「富士屋本店(ふじやほんてん)」(渋谷)

渋谷の立ち飲み処、「冨士屋本店」です。午後7時の店内は手前側はいっぱいながら、奥のほうはけっこう空いている様子。ずんずんと奥へ入って、右手一番奥側、ちょうど生ビールサーバの前に陣取ります。すぐに注文を取りに来てくれたおにいさんに瓶ビール(サッポロ黒ラベル、大ビン、450円)と湯豆腐(200円)を注文します。冬場はどうしてもあったかいものが欲しくなりますね。本当は熱燗に湯豆腐といきたいところですが、飲み物だけは最初はビールがいいのでした。

湯豆腐はお椀にダシ汁をはって出されます。「ビールと湯豆腐で650円いただきますね」。おにいさんはカウンターの上に置いた千円札を取り、おつりの350円を置いてくれます。このおつりはこのまま置いておくと、次の注文のときに、またここから取っていってくれるのです。ダシ汁にかるく味がついてるので、このままでもいただけるようになっています。あー、あったかくていいなぁ。

あったまったところで、ゴボウ天(200円)を注文。ゴボウ天は注文を受けてからたっぷりの千切りゴボウに衣をつけて、かき揚げ風に揚げてくれます。大根おろしをちょいと添えたら、アツアツのゴボウ天の完成です。お皿からあふれんばかりにたっぷりのゴボウ天に醤油をさっとまわしかけて、ちょっとずつちぎり取りながらいただくのです。

最近、グループ客でごった返す「冨士屋本店」ですが、今日はこの付近にはひとり客が何人か立ち飲んでます。となりのおにいさんはハムキャベツをつまみにビール。その向こうのおじさんはツブ貝の刺身で燗酒を飲んでいる。とはいえ、店内を四角く取り囲むカウンターの対岸には若い女性のふたり組もいたりするところが昨今の立ち飲みブームを反映してますねぇ。

ビールをもう1本もらって、今度はメニューに「名物」と書かれているモツ煮込み(350円)をいただきます。ここのモツ煮込みは、「モツ」といいつつ、実際は鶏の皮の煮込みです。私自身、鶏皮も大好きなので、これもいいですねぇ。しかも、ゴボウやニンジン、大根、コンニャクなんかもたっぷりと入って、なんだか豚汁風。先ほどの湯豆腐よりも、ひとまわり小さなお椀で出されるのですが、もっと大きい器で出してくれるとうれしいけどなぁ。

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湯豆腐(食べかけ) / ゴボウ天 / モツ煮込み

約1時間の滞在は、ビール2本につまみが3品で1,650円でした。カバンを手に取り、店の出口に向かって歩きはじめると、カウンターの中の店員さんの横を通りすぎるたびに、次々と「ありがとうございます!」と声がかかります。忙しそうに働いてる中、お客さんの動きはちゃんと見てるんですね。どうもごちそうさまでした。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月17日(火)の記録》

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今日はなんだか日本酒気分 … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

元日に続き、今年2度目となる「よじかわ」(=開店時刻の午後4時ジャストから「川名」)は、わが家を出発するのがちょっと遅れたので「よじはんかわ」になってしまいました。「こんばんは」と店に到着すると、店主(マスター)がニコっと笑いながら「奥の座敷ね」と教えてくれます。

今日は手前のカウンター及びテーブル席フロアはやや空き気味。カウンターにまだ空席がある状態です。みなさん正月の飲み疲れでひと休みといったところなのでしょうか。

奥の座敷にはすでに近所の酒友・にっきーさんが陣取って飲みはじめています。「こんばんは」とあいさつしながらそのテーブルに合流です。席につくなり「今日の“まぐろブツ”(336円)はすごいですよー」とにっきーさん。見れば、なんとトロの部分ばかりの、たっぷりの“まぐろブツ”です。すごいですねぇ、これは。

注文を取りにきてくれたミイさん(店を手伝っている女性)に、まずは“生グレープフルーツサワー”(336円)を注文します。ミイさんも久しぶりですねぇ。しばらく里帰りでもされてたのかな。

すぐに出てきた“生グレープフルーツサワー”のグレープフルーツをスクイザーで搾りながら、今日のメニューを確認し、“ナマコ酢”(336円)を注文。今シーズン、初となるナマコだなぁ。バリバリと噛みしだくナマコの食感のいいこと。何人かで来ると、つまみの分けっこができるのがいいんですよね。“まぐろブツ”は口の中でとろけます。

そこへ熊さんも登場。なにも言わなくてもミイさんから“生グレープフルーツサワー”が手渡されます。このメンバーの中では、熊さんが一番家が遠いんだけど、一番来店回数が多い常連さんなのです。最低でも週に1回はいらっしゃってますもんね。その熊さんは“白子酢”(336円)と“ゆず大根”(168円)を注文。熊さんは刺身系を1品と野菜系を1品の都合2品を、最初にいっぺんに注文されるのです。なんだか通っぽいたのみ方ですよね。

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まぐろブツ / ナマコ酢 / 白子酢

“ナマコ酢”も“白子酢”も、そして“ゆず大根”もそうなんですが、使われてる柑橘系の酢がとてもいいんですよね。熊さんによると、「川名」で造った自家製の柑橘酢(たぶんダイダイだろうとのこと)を使ってるので、この風味がでるそうなのです。今日はお通し(サービス)もミカンなので、柑橘系たっぷりですね。

そこへ店主が「これどうぞ」と茶色っぽいものがのったお皿を出してくれます。ありがとうございます。なんだろうねぇ、これは。食べるとちょっと細切りのタクワン、あるいはメンマっぽい食感で、粉末にしたカツオ節がたっぷりとまぶされている。「これは山クラゲじゃないでしょうか」と熊さん。さすがによくご存知です。

「はい。これも」ともう一品。「本ワサビをスライスしてみました」。えーっ。辛くないのかなぁ。恐る恐る口に入れてみると、ワサビ独特のツーンは来ない。むしろちょっとほろ苦い感じでお酒がすすみます。おろし金ですって、空気に触れさせないとあのツーンとした辛さはでないのかもしれませんね。とても新鮮な味わいです。

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ゆず大根 / 山クラゲ / 本ワサビのスライス

続いて「これも」と出てきたのはイカゴロ(=イカの内臓)です。わ、わ、わ。トロブツ、ナマコ酢、白子酢、本ワサビとずっと我慢してきましたが、こうなるともういけません。すみませーん、ミイさん。“ひやおろし”(483円)をお願いしまーす。

“ひやおろし”というのは冬に仕込んだお酒をひと夏熟成させて秋に出荷されたもの。年によって銘柄が違うようですが、今年のお酒は“開運”の純米酒です。塩辛いイカゴロとドンピシャの相性です。

熊さんは黒褐色の不思議な飲み物を飲み始めます。これは“茜茶割り”(336円)なんだそうです。茜茶(あかねちゃ)というのは小豆(あずき)のお茶なのだそうです。どれどれと飲ませてもらうと、たしかに鼻の奥に残る香りが豆っぽい。クセがなくて飲みやすいですねぇ。

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イカゴロ / 開運ひやおろし / 茜茶割り

つまみのほうは、さっきからずっと気になっていた“金目鯛焼き”(399円)を注文です。なにしろ炭火焼きの焼き魚ですからねぇ。来た来たー。なるほど、一夜干し程度に干した金目鯛なんですね。それが丸まる一尾。うほほ。弾力のあるアツアツほんわりとした身。ちょうどいい塩加減にお酒も進みます。“ひやおろし”おかわりくださーい。

やぁ、おいしかったねぇ、と金目鯛を食べ終えたところへ、またまた店主が「こんなのどう」と出してくれたのは、なんと生の“コノワタ”。そうか。“ナマコ酢”のためにナマコをいっぱい仕入れてるから、“コノワタ”も採れるんですね。なんと日本酒に合うことよ。

大喜びしてたらさらに“炒ったチリメンジャコをまぶしたイカゴロ”です。さっきの“イカゴロ”だけでも美味しかったけど、まわりにパリパリと香ばしさをまとってさらにワンランクアップ!

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金目鯛焼き / コノワタ / イカゴロの炒りジャコのせ

ミイさんが「新しい日本酒もありますよー」とニコニコと声をかけてくれますが、ここで3杯目の日本酒にいったら止まらなくなってしまって、4杯、5杯とすっかりできあがってしまうかも。日曜日なのが残念だなぁ。最後は“茜茶割り”(336円)を1杯だけいただいて終了です。

お勘定は個別にしてくれていて、私の分は2,373円。にっきーさんや熊さんも同じくらいでした。あぁ、おいしかった。今日の「川名」は、なんだか日本酒気分だったなぁ。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月15日(日)の記録》

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そろそろ夜明けだ! … 居酒屋「白木屋(しろきや)」(鷺ノ宮)

吉田類さんと合流後、再度鷺ノ宮まで取って返し、「満月」でコーヒー割りを飲みながら午前3時前まで。

それでも終わらず、さらに向かった先は朝5時まで営業しているチェーン居酒屋「白木屋」の鷺ノ宮北口駅前店です。メンバーは吉田類さんのほか、呑んだフルさん、ホッピーさんと私の4人。こんな深夜にもかかわらず「白木屋」の店内にはお客さんが何組か飲んでいて、我われも奥のほうのテーブルに案内されます。

さっそく生搾りグレープフルーツサワー(大、515円)や生搾りレモンサワー(大、515円)をいただいて飲み始めます。サワーの大というのは、本当に大きなジョッキでびっくりです。お通し(210円)は生野菜なのですが、これは「いらない」と断ることもできるんだそうです。我われも4人ながらお通しは2つだけいただきました。

「満月」でほとんど何も食べてなかったこともあって、お腹がすいてきてまたまたいろいろと注文です。ビーフン好きのフルさんに、「台湾屋台風ビーフン(441円)があるよ」とふってみると、予想どおり「それ、もらいましょう!」と注文決定。さらには「博多風一口餃子」(305円)もいただきます。

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サワーとお通し / ビーフン / 一口餃子

チェーン居酒屋には、この季節ひとり分から注文できる鍋物があってうれしいのですが、ここ「白木屋」にも11/1から1/14までの期間メニューとして「ちゃんぽん鍋」(714円)や「ラム肉のしゃぶしゃぶ」(609円)、「いぐさ青汁鍋」(683円)、「旨塩仕立てのちゃんこ鍋」(714円)、「コラーゲンたっぷり牛もつチゲ」(714円)などの鍋物が用意されています。そんな中から他の店では見かけたことがない「ちゃんぽん鍋」をいただいてみることにしました。

「ちゃんぽん鍋」は、長崎ちゃんぽんの具の部分だけがまず鍋に入っていて、それをグツグツ煮込んでいただきます。しかる後に別盛りになっているちゃんぽん麺を鍋に投入し、ちゃんぽんとしていただくのです。普通のちゃんぽんと同じような味付けになっているのですが、鍋として楽しむのであればもう少し濃い味つけのほうがおいしいかもね。

「豚キムチ」(399円)は鉄鍋にモヤシなどの野菜もたっぷりで出されます。

つまみをほとんど食べないホッピーさんは「漬物盛合せ」(263円)だけあればぐいぐい酒が飲めてしまうのだそうです。「だからボクはこれだけでいいんです」と注文してた「漬物盛合せ」なのに、出てくると類さんがほとんど食べちゃいましたとさ。(爆)

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ちゃんぽん鍋 / 豚キムチ / 漬物盛合せ

この後もレモンサワー(中、410円)などの飲み物を追加して、午前4時半の会計は5,317円(ひとりあたり1,330円ほど)でした。あー、よく飲んだ。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月14日(土)の記録》

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店情報: 居酒屋「白木屋(しろきや)」(鷺ノ宮)

【このお店は現在閉店しています】

  • 店名: 居楽屋「白木屋(しろきや)」鷺ノ宮北口駅前店
  • 電話: 03-3336-6588
  • 住所: 165-0032 東京都中野区鷺宮4-4-24 グランドショップ鷺宮ビル2、3階
  • 営業: 17:00-05:00、無休
  • 場所: 西武新宿線・鷺ノ宮北口を出て交番前の通りを右へ進むと、左手にあるマクドナルドのビルの2F。
  • メモ: 座敷最大55名様まで、個室5部屋用意という2フロアの大きな店内が売りで、近所の家族連れや宴会の団体さんがよく入っている。
  • HTML版(2003年以前): (01.05.05)

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初物の空豆 … 居酒屋「剣(つるぎ)」(都立家政)

2軒目は、たまには違うお店にしようと、先日久しぶりに出かけておいしかった鷺ノ宮の「春よこい」に出かけてみるものの臨時休業。周辺のお店にも入れず再び都立家政へと戻り、結局このところ定番の「剣」です。「剣」もお客さんが多いものの入口近くのテーブルとカウンターに分散して、なんとか入ることができたような状態でした。

例によってベーコンエッグやオムレツなどなどの焼き物を中心にいろいろと注文しますが、「鹿児島産の初物ですよ」と出してもらった空豆(そらまめ)が絶品。初物の空豆は皮ごと食べられる、というか皮ごと食べたほうがおいしいやわらかさなんですねぇ!

もちろんお好み焼きもいただきました。

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ベーコンエッグ / 初物の空豆 / コーンバター

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オムレツ / お好み焼き / 豆腐の味噌漬(山うに)

ここでなんと赤羽あたりで飲んでいた吉田類さんも合流。山ウニとも呼ばれる豆腐の味噌煮などをつまみに、閉店時刻を過ぎるまで盛り上がってしまいました。遅くまでありがとうございました。>マスター&ママさん

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月14日(土)の記録》

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たっぷり真鱈の夕食会 … 居酒屋「竹よし(たけよし)」(都立家政)

今年初、通算第51回目となる「竹よし」の夕食会(ひとり4,500円、飲み物付き)のテーマは、冬の定番のひとつ鱈(タラ)です。今日のタラは北海道産の活じめ真ダラ。なんと6.3キロもあったのだそうです。

出席されたみなさんにあいさつをしながら席につき、まずは生ビールで喉を潤します。

最初に出されるのは生白子。刻みネギに紅葉おろしをのせてポン酢醤油でいただきます。チュルンと食べるとさすがにその鮮度は抜群です。

大きな丸皿に放射状にきれいに飾り付けられて並んでいるのは真ダラの薄切り。透明感のある刺身ごしにお皿の模様が浮き上がってくる様子がいいですねぇ。しばしながめた後、これまたポン酢醤油と紅葉おろしであっさりといただきます。まったくクセのない味わいは、新鮮な真ダラならではのもの。うーん。これは日本酒にいくしかないでしょう。

今回の北海道産の真ダラにあわせて、お店では同じ北海道の地酒「男山」を、それも「きもと」と「寒酒」の2種類用意してくれています。しかし! なんとその横に「久保田」の萬壽(まんじゅ)が! このお酒はなおとんさんからの差し入れなのだそうです。ひぇ~~っ。いいお酒をありがとうございます。さっそくこの萬壽からいただきます。

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生白子 / 薄づくり / 久保田万寿、男山きもと、男山寒酒

いつものとおりママさんの手料理も出はじめます。添えられたゆで玉子の黄身の黄色さもあざやかな大皿は豚の角煮。とてもよく煮込まれていて身もほろりとくずれます。さらにはキュウリのシソ漬け。ちょっと野菜ものがあるとまたお酒が進むんですよね。立派な鯛めしもできあがってきますが、今はながめるだけで、これはまた後のお楽しみ。

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豚の角煮 / キュウリのシソ漬け / 鯛めし

真ダラのほうは白子の天ぷらの登場です。塩だけでいただく白子天ぷらの甘いこと。生食の白子ももちろんうまいのですが、ちょっと火が通ると柔らかさと甘みがうんと増してまたいいですよねぇ。天ぷらなので表面がカリッとしていて、噛むと中からフンワリとろりと白子が出てくる食感もたまりません。タラの芽やフキノトウなどの季節の山菜天ぷらも添えられます。春に向かってますねぇ。

大常連の長老Sさんは生ものが苦手。先ほどみんなでいただいた真ダラの薄づくりも、Sさんようにはシャブシャブで登場です。「生がダメだから」ということで、次善の策として用意されたシャブシャブなのですが、これが横からちょいといただくとおいしいのです。これもいいなぁ。

カウンターの上では昆布締めされたタラの身がお披露目され、その身を使ってにぎり寿司が出てきます。ひとり分が昆布締めタラ2貫にマグロ2貫。見た目も紅白で鮮やかです。

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白子天ぷら / タラしゃぶ / にぎりずし

ママさんの手料理はトウモロコシをまぶした肉団子です。先ほどの鯛めしも身をほぐして混ぜ合わせ仕上げに向かいます。鯛めしって、これだけでつまみにもなるんですよねぇ。

最後はタラの雑炊です。タラは鍋にしてもうまいので、もちろん雑炊もいいですよね。冷酒をたくさんいただいたお腹に、あったかい雑炊が心地よい。

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肉団子 / 身をほぐした鯛めし / タラ雑炊

いつものとおりみなさんの自己紹介などもあって、今回もまた4時間をこえる食事会となったのでした。

今回初参加されたのは「宇ち中(宇ち多゛中毒のページ)」ブログのuchidaholicさんでした。渋谷の近くに住みながら、立石のもつ焼き「宇ち多」に精力的に通われているのだそうです。今回の夕食会の様子も記事として紹介されています。(→こちら

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月14日(土)の記録》

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よろこんで! … 居酒屋「やるき茶屋(やるきぢゃや)」(渋谷)

帰り道は、匍匐ぜんしん!~しとりで飲み歩き」作者のここっとさんが、8年ほど前から通っているという居酒屋「やるき茶屋」渋谷南口店にやってきました。店内はカウンター席、テーブル席、座敷席と各種そろっていて、ひとりで来ても楽しめるし、何人かのグループでも、そして大勢の宴会にも対応できるようになっている。

ひと昔前は、大規模居酒屋チェーン店といえばグループ客以上を対象にしていて、ひとり客なんてまったく相手にしていないようなところがあった。ところが最近のチェーン居酒屋はちゃんとカウンターまでついていて、ひとりでも全然問題ないのです。

しかもここ「やるき茶屋」渋谷南口店は、従業員の年齢層が高いし、ここっとさんが通い始めたころから変わっていないのだそうで、常連のお客さんたちともそれぞれ顔なじみになっているようなのです。こんなところもひと昔前のチェーン居酒屋ではなかったところですよねぇ。

テーブル席のひとつに陣取り、ここっとさんは生ビール(399円)で、我われ男性陣はみんな冷酒(「龍勢」、682円)でスタートです。お通し(210円)はキンピラとマカロニサラダの少量2点盛り。実はこの店にはすでに数回来ているのですが、お通しは必ずこの長円形でまん中に仕切りのあるお皿に2点盛りの状態で出されるようです。

たいていのチェーン居酒屋は冬場になるとメニューに鍋が加わります。そしてその鍋がひとり分からでも注文できるのがチェーン居酒屋の特徴でしょうか。ここ「やるき茶屋」も「石狩鍋」(892円)、「きりたんぽ鍋」(840円)、「やまと豚と水餃子鍋」(630円)、「かき鍋」(735円)、「湯豆腐たらちり鍋」(630円)などの季節限定の鍋メニューが用意されています。そのなかから「やまと豚とチゲ鍋」(577円)を一人前注文します。

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お通しと冷酒 / やまと豚とチゲ鍋

さらに注文した「お新香盛り合せ」(420円)はナス、赤カブ、大根、芝漬け、菜漬けの5点盛り。「ポパイ焼き」(504円)はホウレン草のグラタンっぽいのにレアに焼いた目玉焼きがのっかっていてクチュっとつぶして食べると黄身がからまっておいしいのです。

「鶏唐揚」(409円)にはたっぷりのフレンチフライとケチャップが添えられて、なんだかこれだけでもビールがガンガンいただけそうです。

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お新香盛り合せ / ポパイ焼き / 鶏唐揚

「やるき茶屋」といえば注文したときに返ってくる「はいっ、よろこんでーっ!」の掛け声が有名なのですが、ここ渋谷南口店は、先ほども書いたとおり従業員の年齢層が高くて比較的落ちついている。したがって元気のいい「よろこんで!」の声は聞こえないのですが、それがかえって個人店で飲んでるように感じてくつろげる。あんまり元気よく掛け声をかけられると「商売! 商売!」と言われてるように感じてしまったりするんですよねぇ。

さらにみんなも冷酒「菊水」(735円)を飲んだり、麦焼酎「桜泉」(294円)を湯割りにして「紀州の梅」(105円)を入れたりと思い思いに楽しみます。私も冷酒「龍勢」に続いては、同じく冷酒「天狗舞」(630円)をいただきます。

午後11時半になり、私ともうひとりの電車メンバーは先に店を出ます。この時点までの会計は4人で7,757円。ひとりあたり2千円弱でした。

ラーメン今日は終電までにまだ余裕がある時間に店を出たのですが、余裕があるとなるとつい引っかかってしまうのがラーメン屋。「やるき茶屋」を出てすぐのところにある「博多天神」渋谷南口店(03-5489-3730、道玄坂1-5-4)に入り、ラーメン(500円)をいただきます。ここのラーメンは思いっきり乳化したとんこつスープと具のキクラゲが特徴的。

ここ渋谷南口店にもあったかどうかは確認してみませんでしたが、たいていの「博多天神」には、店の表に「替玉無料券」があってそれを持って入るとその日にもう使用できるのです。替玉(ラーメンの麺だけのおかわり)は100円なので、必ず替玉をする人にはうれしいサービスですよね。

店情報 (「博多天神」関連情報)

《平成18(2006)年1月13日(金)の記録》

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缶詰もひと手間加えて … 居酒屋「とりすみ」(渋谷)

ハムキャベツ渋谷で5人で飲み会。待ち合わせ場所は立ち飲みの「富士屋本店」です。三々五々と集まってくるには立ち飲み屋での待ち合わせはいいですよね。店に入るとすでに他のメンバーは全員そろっていました。ハムキャベツ(300円)でビール(サッポロ黒ラベル、大ビン、450円)をいただいて次へと向かいます。みんなが千円ずつ出しあった残りは次のお店の会費の一部にします。

「富士屋本店」を後に向かったのは「とりすみ」です。店内テーブル席は空いておらず、我われ5人はカウンターのさらに奥にある小上がりの座敷席へ。へーっ、こんな部屋あったんだ! 座敷席は6人ほど座れる座卓ひとつだけの小さな空間です。

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ポテトサラダ / エシャレット / 鳥ひざなん骨

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魚肉ソーセージエッグ / サバ塩焼き / コーンバター

さっそく生ビール(430円)やチューハイ(380円)などの飲み物にポテトサラダ(330円)、エシャレット、鳥ひざなん骨(380円)、魚肉ソーセージエッグ(400円)、サバ塩焼きにコーンバター(380円)と、いつもの定番やそうでないものなど取り混ぜてたっぷりと。なんでもない料理がなんでもなく普通にいただけるのがいいんですよねぇ。

コンビーフこの店のカウンターの上には缶詰(各330円)もずらりと並んでいます。その缶詰もたのんでみようとコンビーフを注文。缶を開けてそのまま出てくるかと思いきや、食べやすい大きさにスライスされて、レタスとともにお皿に盛られて出てきました。こうやって食べるとなんだかおいしく感じますねぇ。

それにしても、この奥の座敷は落ち着いていいなぁ。

店情報 (前回)

《平成18(2006)年1月13日(金)の記録》

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今宵のシメはピザで … ピザ「シシリヤ(Sisiliya)」(横浜・関内)

赤ワイン関内(かんない)に「シシリヤ」という遅く(午前2時)まで営業しているピザ屋さんがあります。飲んで飲んで、最後のシメにラーメン屋さんというのはよくありますが、最後のシメにピザというのもおもしろいですよね。

午後10時半だというのに店内はまだまだ7割以上埋まっていて、人気の高さを感じます。

我われも赤ワイン(イタリア産「プリマベーラ」)をマグナムボトル(1.5L、2,900円)でいただいて、ピザはマルゲリータ(1,000円)とクァットロ・フォルマッジ(1,200円)のふたつを注文しておいて、オリーブ漬けをつっつきながらできあがりを待ちます。

まず出てきたマルゲリータはトマト、バジル、チーズのピザ。この店は薪窯(まきがま)を使ってピザを焼き上げてくれるからか、生地(パン)の部分がふんわりとやわらかで、実においしいのです。

続いてはクァットロ・フォルマッジ。これは4つのチーズを使ったピザなのだそうで、ゴーダ、ゴルゴンゾーラ、パルメジャーノ・レッジャーノ、モッツァレラがのっているのだそうです。たっぷりのチーズにワインも進みます。

さらにもうピザをもう1枚。「モッツァレラとベーコンのピザも焼いてもらえますか」。同行者のひとりがメニューにはないピザを注文すると「はいはい」と快く引き受けてくれました。

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マルゲリータ / クァットロ・フォルマッジ / モッツァレラとベーコン

電車の時刻が気になる私はここらで店を後にします。残った近所の面々は、さらにこの店の向かいにあるジャズバー「Bar Bar Bar」にも行ったのだそうです。ここも気になるバーですよねぇ。

店情報

《平成18(2006)年1月10日(火)の記録》

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のしいかは30円 … バー「ホッピー仙人(ほっぴーせんにん)」(横浜・桜木町)

今日は「ホッピー仙人」に樽生ホッピー(500円)がありました。通常は焼酎(いわゆるナカ)に、瓶入りのホッピーを注いでできあがるのですが、樽生ホッピーは、生ビールと同様にガスの力でサーバーから注がれます。泡立ちが細やかできれいですね。

店のバックバー(カウンターの奥の棚)には様々な蒸留酒(全部ホッピー割りにできる!)が並んでいるほか、昔、駄菓子屋にあったような透明な容器に入ったつまみ類も置いてあります。「仙人、その“のしいか”ください」と声をかけると、仙人(←店のマスターのこと)が「はーい。代金はそこに入れといてね」とカウンター上の料金箱を指し示してくれながら、駄菓子容器をそのまま手渡してくれます。

“のしいか”は1本30円。料金箱に30円入れて、さっそく1本いただきます。

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樽生ホッピー / バックバー / のしいか

「ホッピー仙人」はいつもいつも常連さんたちでいっぱい。カウンター席に座りきれず、座っているお客さんの背後でずらりと立ち飲みしている状態です。それでいて、我われ新参者が入っていくと「まぁどうぞ、どうぞ」と席を譲ってくれて、常連のみなさんたちは立ち飲みに移ってくれたりするのです。

今日も今日とて、そのにぎわいの中に30分ほど滞在。ジョッキ1杯のホッピーをおいしくいただいて、支払いはひとり500円ずつ。まだまだ新しいお客さんが続々とやってきている「ホッピー仙人」を後にしたのでした。(記事に書くのは久しぶりですが、お店にはよく寄らせていただいてます。)

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成18(2006)年1月10日(火)の記録》

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基本はセルフサービス!? … 居酒屋「新京(しんきょう)」(横浜・桜木町)

野毛(のげ)にはたくさんの特徴的な酒場があるそうなのですが、そういう中でも最右翼的な1軒、「新京」を「濱の戯言」のtamさんにご紹介いただくことになりました。

「こんばんはぁ、3人です」と店に入るなり、tamさんはさっき我われと入れ替わるように出ていったお客さんたちのテーブルを片付けはじめます。え? どうしたの? と不思議そうに見まもる我われに、「ここは自分でやるんですよ」と笑うtamさん。「そうなんですか」とあわててひと皿、ふた皿下げるのを手伝います。最後は台フキできれいに拭いて、後片付け完了。tamさんはカウンターに置いてあったレシートを持ってきて、鉛筆を片手に「飲み物はなんにする?」って。マジ!?

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入口看板 / 片付け中 / 注文はレシートに

「ここはおかあさんひとりでやってるから、お客さんはみんな自分たちで運んだり、自分たちで片づけたりするんですよ。待っててもなにもしてもらえません(笑)」とtamさん。わーい。これはまた、ものすごい店ですねぇ。こここそ常連さんと一緒じゃないと来れないなぁ。「注文したい品物を書いたら、数量と単価、掛け算した金額もレシートに書いとかないと、あとでおかあさんに『わかんないでしょ!』って怒られますからね」。えー、おもしれー。じゃ、まずは飲み物から。ビール、数量1、単価500円、掛け算して金額500円なり。そこまで書いたところでtamさんが「じゃ、ビール取ってくるね」と席を立ち、奥の厨房にいるおかあさんに「ビールもらうよ。紙に書いたからね」と言いながら、コップと冷蔵庫からキリンラガー大ビンを持ってきてポンッと栓を抜きます。はい、カンパーイ!

さ。次はつまみね。店の壁にずらりと何十種類も張り出されている短冊メニューや、カウンター横のホワイトボードを確認。すっげーっ! ほとんどのつまみが200円か300円。しかも200円もののほうが品数が多い。うーん。じゃあ、私は「さらしくじら」(200円)。ここっとさんは「ピザ」(250円)を、tamさんは「オニオンスライス」(200円)をレシートに書きこみます。「ここっとさん、『ドンタコス』もあるよ」という声に、ここっとさんは「ドンタコス」(100円)と、ついでに「オムレツ」(200円)も書きこみます。わはは。もう笑っちゃうくらい安いですよねぇ。

「お通しもあるからね」と、奥のテーブルに座っていたお客さんが、カウンターの上に出されていたお通しの漬物の小皿を持ってきてくれます。「へぇ。お通しなんてあったんだ」とtamさん。え!? 知らなかったの? 今までも、ずっとカウンターの上に置かれっぱなしになってたんじゃない?

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お通し / オニオンスライス / さらしくじら

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ドンタコス / オムレツ / ピザ

店内は左手に4席程度の小さなカウンター、右手に4~6人×2卓のテーブル席があり、奥には小上がりの座敷。さらに2階にも席があるようです。これを年配の女将さんひとりで切り盛りしてるのだから、お客もこれくらい動かないとやってられないんでしょうねぇ。不思議なお店です。

その女将さんはカウンターの中の厨房で料理に専念しているようで、注文の品をひとつずつこなしては持ってきてくれます。ひとつひとつが「ウソッ!?」って感じの値段なのに、出てきてみると普通の料理なんですよねぇ、これが。こんな値段でやっていけるもんなんでしょうか。

ビール(500円)をおかわりし、「ヤサイかき揚げ」(100円)も追加です。

店の入口左側には日本酒の一升瓶がずらり。私は日本酒にしてみようかな。なんと「越乃寒梅」が1杯300円だよ。これは飲むしかないでしょう。女将さんに「レシートに書いたけど、日本酒は勝手に注いでいいの?」と確認すると、女将さんが受け皿とグラスを持ってこちらにやってきて、「越乃寒梅」をたっぷりと注いでくれました。さすがにこれはセルフサービスじゃないんですね。

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ヤサイかき揚げ / 並んだ日本酒 / 越乃寒梅

1時間ほど楽しんで、お勘定はなんと3人で2,400円! どうですか! ビール2本にお酒を1杯、つまみを6品注文して、お通しも3つついて、それでひとりあたり800円ですよー!!(ちなみに当然のことですがお勘定もセルフサービスではなくて、女将さんがちゃんと計算してくれます。)

まったく驚きですね。でも、少なくとも3回目くらいまではこの店になれた人と一緒に来ないと、店のローカルルールがちっともわからないでしょうねぇ。濃いお店です。

店情報

《平成18(2006)年1月10日(火)の記録》

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店情報: 居酒屋「新京(しんきょう)」(横浜・桜木町)

    新京
  • 店名: おふくろの味「新京」(しんきょう)
  • 電話: 045-231-5356
  • 住所: 231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町1-42
  • 営業:
  • 場所: 「福田フライ」や「三陽」がある野毛小路を、ほんのちょっと奥に進んだ左手ビル。
  • メモ: 女将さんがひとりで切り盛りしており、お客自らいろいろ動かないといけない店。つまみは100円、200円あたりのものが多い。

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いいぞ、モツ揚げ … 立ち飲み「福田フライ(ふくだふらい)」(横浜・桜木町)

今日も今日とて野毛(のげ)飲み。待ち合わせは「福田フライ」です。三々五々集合したりする場合、立ち飲み屋は実に都合がいい。店に着いてみると、すでにMASHさんとそのお友だちがアンキモ(500円)をつまみにエビスビール(大ビン、650円)を飲んでいる。

「今年もよろしく!」と合流し、さっそく白モツ炒め(300円)を辛いソースでいただきます。この店はフライ(串揚げ)もさることながら、魚介類や、豚のモツ炒め類もいいのです。さっきいただいた白モツ炒めのほかにナンコツやチート(ガツ)などがあります。

そうこうしているうちに、tamさんここっとさん、そしてひろたろうさんといった東京勤務のメンバーも、お仕事を終えて到着です。(あ。MASHさんも東京勤務です。)

スナギモ、ハツ、レバみんなそろったものの、2軒目は別の店に行くメンバーもいるため、しばらくはここで飲むこととなり、私もキリンビール(大ビン、600円)を追加し、さらにハツ、レバ、スナギモのフライ(各120円)を辛いソースで揚げてもらいます。

ここでは魚介類や肉類は衣をつけたスタイルで出てくるのですが、今たのんだモツ(内臓)類は衣をつけないで素揚げで揚げてくれるのです。ハツは鶏の心臓、レバは豚、スナギモは鶏です。熱々と湯気がもうもうあがりながら出てくるところを、間髪入れずにかぶりつきます。くぅ~っ。モツ焼きもたしかにうまいのですが、ここでいただくモツ揚げもいいですねぇ。

ニンニクと唐辛子でできていると思われる“辛いソース”がビールを誘います。

いつも1次会前の0次会って感じでやってきて、1次会のためにあまり食べ過ぎないように気をつけながら食べることが多い。でも、近いうちにこの店だけを目あてにやってきて、たっぷりとモツ揚げを堪能してみたいものですねぇ。

店情報 (前回、「MASHな生活の剥片」、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成18(2006)年1月10日(火)の記録》

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