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おからが絶品! … 居酒屋「久昇(きゅうしょう)本店」(藤沢)

ビビビッと携帯にメールをいただいたのはG.Aさん。「藤沢の久昇に行こうと思っていますが、いかがでしょうか?」。おぉぉっ。「久昇」は長年行きたい行きたいと思いつつ、まだ行くことができていないお店。この機会にぜひご一緒させていただかなくては。さっそく「ぜひ参加させてください!」と回答したのでした。

藤沢駅に到着したのは午後6時過ぎ。G.Aさんはすでに到着されて改札のところで待っていてくれました。私自身、藤沢駅で降りたのははじめてなので、界隈をG.Aさんに案内してもらってから、駅からほど近い「久昇本店」に入ります。

午後6時を15分ほどまわった店内は、すでにたくさんのお客さんでにぎわっています。店は右手にL字型のカウンターがあり、その内部が厨房スペースになっている様子です。カウンターの上段には大皿に盛られた料理がずらりと並んで、その存在をアピールしています。そして左手にはテーブル席。さらに奥には座敷席もあるようです。

「いらっしゃいませ。おふたりさん、カウンターでもテーブルでもお好きなほうにお座りください」と上品そうなおかみさんが迎えてくれます。調理の様子などがよく見えるカウンター席にも引かれたのですが、初回の今日はより店内全体の様子がよく見えるテーブル席、しかも入口右手、カウンターの短辺の手前にポツリと存在する二人用のテーブル席に座ることにしました。

「いらっしゃいませ」と再度迎えてくれて、コートやカバンなどを受け取ってくれながらおしぼりを渡してくれるおかみさんに、まずは瓶ビール(サッポロ黒ラベル、大瓶、510円。金額はすべて消費税別。以下同じ。)と、なにはさておきこの店の名物であるらしい「おから」(400円)を注文します。

それにしてもこの店はメニューが多い。テーブル上に立てたメニューにのっている週替わりの「久昇推薦料理」だけでも20種近く。その他に冊子状になった定番のメニューに150種くらいの品書きが並んで、すべてを見るだけでも大変そう。

少し前にG.Aさんがこの近くの「久昇支店」に行ったときに「おすすめメニューの盛合せ」のような品があったということで、さっそくおかみさんに確認してみますが、「それは支店だけのメニューです」とのこと。残念でした。

ビールで乾杯し、お通し(200円)のシラスののったおひたしと、すぐに出てきたおからをつっつきながら他の料理を選ぶことにしました。

おからはこの店の一番人気らしく、ほとんどの人が注文する一品。しっとりとよく味のしみたおからにはサクラエビ、シイタケ、ニンジン、ネギ、イカなどを細かく刻んだものが入っていて具だくさん。やわらかく甘い味つけはさすが人気の品です。これだけのために通う人も多いだろうなぁ。

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店の外観 / ビールとお通し / おから

今週の推薦メニューにずらりと並んでいるのは、尼鯛の桜むし(1,200円)、カキと葱(ねぎ)の味噌炒め(700円)、じゃが芋の蓬(よもぎ)まんじゅう(900円)、いかの友味噌煮(980円)、見欠(みがき)にしん山椒漬(700円)、揚げ豆腐の木の芽田楽(550円)、ブリ大根煮(580円)、深川玉子焼(800円)、行者にんにくのおひたし(650円)、でびらかれいの唐揚げ(680円)、空豆(650円)、ぬか漬の胡瓜(きゅうり)(450円)、ホタルイカのぬた(680円)、ホタルイカと分葱(わけぎ)の沢煮(680円)、ホタルイカの刺身(900円)、かつおのたたき(1,000円)、新筍(たけのこ)の刺身(700円)、新筍のきんぴら(650円)の18品。どれもこれも季節感があっていいですよねぇ。品数の多さや季節感など、なんとなく自由が丘の「金田」を彷彿とさせます。

そんな中から我われが選んだのは「新筍(たけのこ)の刺身」(700円)です。小さい器に美しく盛られた竹の子の刺身。横には梅の小枝も添えられています。こういうちょっとしたところもまた人気の秘密なんでしょうね。ワサビ醤油でいただくと、竹の子の自然な甘みと、ほんのりと若々しい(決して不快ではない)えぐみが口の中に広がります。うーむ。春じゃのぉ。。

定番のメニューからは、「全国居酒屋紀行」シリーズの中の“湘南編”で、ここ「久昇」が取り上げられたときにも紹介された「牛筋の旨煮」(650円)を注文します。

まるで壺のような器で出てきた「牛筋の旨煮」は、仕上げに生クリームが入れられ、白髪ネギがたっぷりとトッピングされています。これを壺の中からすくい出すように小皿に取り分けていただくと、牛筋はしっかり感を残しながらもやわらかく煮込まれており、中華風なのかハッカクの香りがよく効いています。

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新筍の刺身 / 牛筋の旨煮 / 小皿にとって

ビールを2本飲みおえたところで、今度は燗酒(千代菊、大徳利、600円)に切りかえます。

おかみさんともう一人の女性が、カウンターの角あたりと、店の奥のほうで全体に目配りしているので、「何か注文したいなぁ」といったような場合には、ふとそちらを向けば必ず目が合って、すぐに来てくれるのです。これはすばらしい。この目配りができないお店は、店内に「す・み・ま・せぇーーーんっ!」の大声が飛び交ったりすることになる。さらにそうやって大声で呼んでる横を、店員さんが知らん顔をして通り過ぎるようなお店までありますもんねぇ。ぜひこの店の接客を勉強してもらいたいものです。

続いて注文したのは他のお客さんが注文していておいしそうだった玉子焼。カウンターの上段に、まだ切っていない大きな長方形玉子焼が積み上げられているのも気になってたんですよねぇ。

出てきた玉子焼は「深川玉子焼」(800円)というんだそうです。普通の玉子焼(400円)もメニューにはあるのですが、それとは別に週替わりで具の入ったおすすめの玉子焼があって、今週はそれが「深川玉子焼」なのです。「深川」と銘打ってるだけあって、メインとなる食材はアサリ。その他に椎茸やネギ、シラタキなども入っていて、これまたいい味わいです。惜しむらくはできたて熱々ではなくて、冷めた状態で出るところでしょうか。出てくるのは速いんですけどね。

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燗酒 / 深川玉子焼 / 切り口のアップ

約1時間の滞在はふたりで4,798円(4,570円+税。ひとりあたり2,400円ほど)でした。これはいいお店ですねぇ。「次回はぜひ支店にも!」とG.Aさんとかたく約束しながら店をあとにしたのでした。

店情報 (「半魚人Aの陸(おか)ボケ日記(2006年3月)」の3月13日分)

《平成18(2006)年3月13日(月)の記録》

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コメント

う~ん。そんなに絶賛するほどの店ではないような・・・。値段も決して安くはないので、とてもリーズナブルとは思えないのが正直な感想です。ただ、藤沢では長くやっているお店のようですので、年齢層は高く昔ながらのお客様が通っているような印象をうけました。率直な感想は料理の割りに値段が高いと言うところでしょうか。

投稿: @yyy | 2006.12.19 03:57

ありゃりゃ。そうですか。>@yyyさん
決して安いお店ではありませんが、高いというほどでもないような印象を受けました。

投稿: 浜田信郎 | 2007.03.04 21:28

 支店にはもう5年ほど通っています。ところが5月で店を閉めるそうです。ホントに残念です。
 でも、板長が藤沢に別の店を開くそうで今度はそちらに行ってみようと思います。
 支店のお勧め献立盛り合わせが2千円になってしまったのはちょっと残念でした。

投稿: ディビット | 2007.05.02 18:11

久昇本店の板長さんは、私の先輩にあたる人です。料理に対する事は、貪欲に取り組み 凄い研究心の持ち主の板前さんですので、一度その味を堪能をして見て下さい。

投稿: 高橋南方司 | 2013.06.11 19:15

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