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アブラ少ないのタレよく焼き … もつ焼き「宇ち多(うちだ)」(立石)

5年ぶりにやってきたのは下町・立石にあるもつ焼きの名店「宇ち多(うちだ)」です。なにしろ今回は、「宇ち中」(=宇ち多゛中毒のページ )という、まさに「宇ち多」をメインテーマにしたブログの作者・宇ち中さんにごいっしょしていただいてるので心強いかぎりです。

土曜日・午後2時半の店内は予想どおり満席。表(立石商店街側)の入口にもずらりと待っているお客さんが並んでいます。裏手にある立ち食いの「栄寿司(さかえずし)」をのぞきつつ裏手の入口に回ってみると、こちらは待ち客なし。こちら側に並ぶことにしました。他に待ち客がいないからすぐに入れるかというとそんなことはなく、店のおにいさんが並んでいる順番をある程度把握しながら表から入れたり、裏から入れたりとコントロールしてくれるのです。しばらく待つうちに我われも店内に。先客のみなさんたちと相席で、長いテーブルの一角に腰をおろします。

まずはビール(キリンラガー大瓶、510円)をもらって宇ち中さんと乾杯。

この店は注文するときに常連さんたち独特の符丁があることでも有名。もちろんそんな符丁を使えなくてもいろんなものを食べることはできるのですが、今日はせっかく大常連の宇ち中さんと一緒に来ているので、その常連さん符丁で注文してもらいたいですねぇ。「煮込みのハツモトのところが好きなんですけど」と宇ち中さんに伝えると、宇ち中さんが店のおにいさんに「煮込み。ハツモト混ぜてください」と注文。なるほど。このあたりはまだ符丁としてはほんのジャブ。ごく普通の注文の仕方ですね。

「宇ち多」のファンサイトである「宇ち入り倶楽部」によると、ここの煮込み(170円)はシロやガツを中心として、レバやハツモト、フワなども入っているのだそうです。先ほど混ぜてもらったハツモトは心臓のすぐ下の血管(大動脈)です。コリコリとした食感は煮込んでもしっかりとしていて好きなのです。開店直後にしか食べられないというホネ(豚のあごの部分の煮込み)もファンには人気の品のようです。

「だいこんもらいましょう」と言うと「お新香じゃなくていいですか」と宇ち中さん。お新香はキュウリとダイコン、紅ショウガ。だいこんはダイコンと紅ショウガで、だいこんのほうがダイコンの漬かりが浅いのだそうです。それじゃお新香(170円)のほうにしましょう。宇ち中さんは「お新香、お酢」と注文。もともとは醤油がかかってるのが、「お酢」とたのむことによってそれが酢醤油っぽくなるのだそうです。

さぁ、いよいよもつ焼きをいきますか。壁のメニューには「もつやき(170円)」としか書かれていませんが、実際にはカシラ、ハツ、ガツ、ナンコツ、レバ、シロ、アブラなどの品々があって、170円というのは2本分の料金です。1本あたり85円という低価格なんですね。

まずはレバから。「土曜日なのでレバ生はないんですよ」とのことで塩味でちょっとだけ焼いてもらうことにしました。宇ち中さんは「レバ・塩・若焼き」と注文します。出てきたレバはほとんど生。しかも大きいのがうれしいですねぇ。このもつ焼きの大きさが「宇ち多」の特徴のひとつでもあります。

「次はアブラにしますか」と宇ち中さん。「アブラ・少ないの・タレ・よく焼き」が注文符丁。だんだんむずかしくなってきましたよ。「少ないの」というのはアブラの中でも脂肪分の少ないもののことをさすのだそうです。

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煮込みとお新香 / レバ(塩) / アブラ(タレ)

ビールがなくなって、飲み物もこの店の定番である「焼酎の梅割り」(170円)を注文すると、まず受け皿つきのグラスが出され、焼酎と梅シロップを小脇に抱えた店のおにいさんがまずたっぷりの焼酎を受け皿にあふれるまでついでくれたあと、梅シロップをちょいと注ぎます。つまり表面張力になった焼酎の上に、さらに梅シロップを注ぐことになるので、全部あふれちゃうんじゃないかと思うのですが、不思議や不思議。さっと焼酎に梅シロップの色が混ざり合って、ちゃんと「焼酎の梅割り」ができあがるのでした。

「生(なま)もいただきましょう」ということで、宇ち中さんおすすめのハツ生を注文しますが、残念ながらハツの生は終わったということで、代わりに「ハツ・素焼き・若焼き・お酢」を注文します。生食用と焼く用とはちゃんと区別しておかれてるんですね。だからハツ生はなくなっても、焼いたハツはあるのだそうです。「素焼き」というのは塩もタレもつけずに焼いて、仕上げに醤油をかけてくれるもの。これとあわせて「お酢」と注文することで酢醤油風になるんですね。食べ終わったお皿は重ねていきます。

宇ち中さんは「焼酎の梅割り」を飲み終わって、2杯目は「焼酎の葡萄(ぶどう)割り」(170円)です。これは梅割りの梅シロップが葡萄シロップにかわったもの。私も横からちょっと飲ませていただきましたが、葡萄割りのほうがすっきり系かな。

アブラやガツは生があるということだったので、宇ち中さんが「アブラ少ないのとガツを1本ずつ」と注文します。「生って言わなくていいんですか?」と聞いてみると「1本ずつ注文できるのは生だけなので、1本ずつと言った時点で生であることはわかるんですよ」とのこと。うーむ。深いのぉ!

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焼酎梅割り / ハツ(素焼き) / アブラ(生)・ガツ(生)

アブラとガツの生を食べ終わったところでお勘定。テーブル上の皿や瓶の数と、自己申告した焼酎の杯数で計算してくれます。約45分の滞在は、皿が6皿にビール大1本、焼酎3杯で2,040円(ひとりあたり1,020円)でした。やぁ、おいしかった。どうもごちそうさま。

店の表口、裏口にはまだまだ入店待ちの行列が続いていました。

店情報 (前回、「宇ち中」)

《平成18(2006)年3月25日(土)の記録》

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コメント

ああ、ガツアブラ、いただいてましたね。
撮らなかったのですっかり忘れてました。orz
すっかり仕切ってしまってすみません。(汗)
よろしければまた是非宇ち入りご一緒してください。

投稿: uchidaholic | 2006.04.16 20:08

その節は大変お世話になりました。>uchidaholicさん
おかげで短い時間にもかかわらず、ギュッと凝縮した「宇ち多」を堪能することができました。
次の機会には餃子の「蘭州」にもぜひ!(^^)

投稿: 浜田信郎 | 2006.04.16 23:06

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都内にもつ焼きの名店は数多くありますが、その中でも屈指の人気を誇るもつ焼き屋が京成立石駅のすぐ近くにある「宇ち多゛」です。開店時に入口の前にずらりと行列ができることでも有名で、その行列はネタがなくなってくるまでほとんど途切れることがないほどなのだそうです。 そんな人気の「宇ち多゛」のメニューの中でも、伝説的と言っていいほどのものが開店直後になくなってしまうというホネとシンキ。これに開店2時間ほどで... [続きを読む]

受信: 2006.12.28 07:57

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