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横須賀ホッピーで満州焼 … やきとり「忠孝(ちゅうこう)」(横須賀中央)

「横須賀に行くなら、『忠孝(ちゅうこう)』でホッピーを飲みながら、羊の満州焼(まんしゅうやき)を食べなきゃ」。学生時代の同級生で、今も会社の同僚であるKに言われ続けてもう数年。やっとその「忠孝」に行ける機会が得られました。

店についたのは午後5時30分。入り口引き戸をあけて店内に入ると、すぐ左手が焼き台正面のカウンター4席程度。右手向こうにL字カウンター12席程度、まわりこんで右手前には4人掛けテーブル席がふたつ並んでいます。先客4人はすべて右手L字カウンターに集結。私も先客にならってL字カウンターの奥のほうに座ることにしました。店の奥のほうにも、主としてグループ客が入れる空間(テーブル席や座敷席なのかな?)があるようで、そちらからもお客さんや店員さんたちの声が聞こえてきます。

「いらっしゃいませー。お飲み物は?」とおしぼりを出してくれるのは、いかにもアルバイトらしき若い女性。ざっと見て4~5人いる店員さんは、男性も女性もみんなとても若い! 昭和33(1958)年創業の老舗やきとり屋ということで、年季の入った店員さんたちが働いている様子を想像していたのですが、ぜんぜん違いましたねぇ。

座るやいなやというタイミングで「お飲み物は!」と聞いてくるのは、この店の常連さんの多さを物語ってますね。きっとほとんどのお客さんがメニューも見ないで注文するのでしょう。私もメニューも見ないで「ホッピーください」と注文。ここ横須賀は意外や意外、東京下町のごとく、ごくごく普通にホッピーが飲まれている地域でもあるようなのです。

すぐに出されたホッピー(400円)は、氷なしで生ビールの中ジョッキに3分の1ほどのたっぷり焼酎。別に出された瓶入りホッピーをいれてもすべて入りきりません。うーむ。横須賀ホッピーおそるべし。まさに正一合の焼酎ですね。ちなみに黒ホッピーは410円と、なぜか10円高いのです。うーむ。不思議なり。

お通し(サービス)は小さい小鉢に入った大根おろし。ウズラの生卵がのり、スプーンが添えられています。大根おろしが出る場合は、タレ焼きした焼き鳥をこれにからめて食べたりすることもあるのですが、それにしては少量過ぎる。まわりを見てみると、みなさんさっと醤油を回しかけて、生卵もつぶしてかき混ぜて、つまみとしてスプーンでいただいているようです。私もそれにならって前菜としていただきます。

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店の外観 / ホッピー / お通し

料理のほうは友人Kおすすめの「満州焼」(1本95円)を2本と、手もとのメニューを見ていて気になった「砂肝の唐揚げ」(350円)を注文します。

焼き鳥は入口左側の焼き台で焼かれるのですが、これが意外に時間がかかります。他のお客さんたちも大根おろしをスプーンですくいながら、チマチマとお酒をすすめているような状況。もしかすると、ここから見えない奥の部屋にお客さんがたくさんいて、焼き台が順番待ち状態になっているのかもしれませんね。それとも煙がガンガン上がっていないところをみると、少し弱めの火でじっくりと焼いてるのかな。強火で一気に焼きあげるのはけっこう熟練の技がいりそうですもんね。この店は焼き台を担当しているおにいさんも若いのです。

待つこと約15分。待望の「満州焼」2本が出てきました。けっこうタレが濃いですねぇ。どーれどれ。甘めのミソ味っぽいタレは見た目どおり濃厚。羊肉であることを感じさせません。ちょっとだけついている脂身の部分の食感が羊肉っぽいのかなぁ。濃い目のホッピーにも、とってもよく合うつまみです。先ほど来、新しいお客さんも続々と入ってきているのですが、「満州焼」は人気の品。ふたりにひとりくらいの比率で注文しているようでした。

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ホッピーとお通しで待つ / 満州焼 / 砂肝の唐揚げ

「砂肝の唐揚げ」が出てきたところで、時間がかかりそうな焼き鳥の追加注文です。「焼き鳥は1本ずつでも注文できるんですか?」と確認したところ、おねえさんからは「2本ずつでお願いします」とのこと。1本ずつならバラ、ナンコツ、レバにもう1度満州焼(それぞれ1本95円)をもらおうかと思っていたのですが、急きょ方針変更。「じゃ、バラを2本とレバを2本。塩でお願いします」と注文します。

焼き鳥は一般的なトリネギ、バラ、カモ、ガツ、シロ、コブクロ、ナンコツ、トリカワ、ハツ、満州焼、レバ、カシラ、タン、とりもつ、ボンボチなどはすべて1本95円。2本1セットでたのんでも190円と安いのです。

焼き鳥以外のメニューでおもしろいのは「骨々(コリコリ)サラダ」(480円)や「スイスイ餃子」(400円)など。「唐揚げ大王(3~4人前)」(2,000円)なんてのもありますが、これは1羽分丸ごとの鶏唐揚げのようです。

お客さんはグループ客もいますが、こちらのカウンターに座っているのは(現在8人)ほとんどがひとり客。中高年層の人が多くて、女性もひとりいます。グループ客は、ここからは見えない店の奥へと案内されるので、どのくらいいるのかよく把握できません。しかし、全体では50人近く入ることができるお店なのだそうです。

さっき入ってきて右どなりに座ったおじいさん。常連さんなのか、席につくとほぼ同時にホッピーを持ってきてくれた若い店のおねえさんに「今日はなんにする?」なんてタメ口で聞かれている。そのおじいさんは「カシラを2本と満州焼を2本と、あとキャベツ焼きを1本もらうか」と注文。おりょ? さっき「焼き鳥は2本ずつ」なんて話もありましたが、複数の種類をたのむときはそれに混ぜて1本なんてのもありなのかな。あるいはちょっと高めのネタは1本でも大丈夫なのかもしれません。ちなみにキャベツ焼きは1本140円と、1本95円の焼き鳥類と比べるとちょっとだけ高級品です。

060417g満州焼も砂肝の唐揚げも食べ終えて、何もつまむものがなくなってしばらくしたところでバラとレバが焼きあがってきました。今回も注文してから15分ほど。焼き鳥だけで楽しもうとすると、かなり先を読んだ注文が必要になりそうです。焼き鳥以外のメニューも湯豆腐(300円)、お新香(260円)、枝豆(320円)、もろきゅう(320円)、塩辛(370円)、冷やしトマト(420円)特製煮込み(420円)、とり刺(550円)、牛レバ刺(570円)、馬刺(840円)などなどと充実しているので、それらとうまく組み合わせて注文するのがいいのかもしれませんね。

バラ(豚バラ)とレバ(豚レバ)は、どちらも串の先に行くほど肉の幅が広がるように下ごしらえされているようです。末広がりで縁起がいいのかな。焼き鳥の先っぽを向こうにしてお皿に並べたときも、ちょっと扇型になって見た目もきれいです。

焼きあがりを待ってる時間は長いけど、出てきて食べるのはあっという間。4本の焼き鳥はすぐに串だけになってしまいました。

まだまだ名残惜しいですが、せっかくの横須賀なので何軒かまわってみたい。この店はこの辺で切り上げますか。約1時間の滞在。ホッピー1杯に、焼き鳥6本、砂肝の唐揚げは〆て1,320円でした。お勘定を自分の席でしてくれるのも横須賀流なのかな。

ホッピーの濃さと満州焼。特に満州焼はぜひまた食べにきたいですね。どうもごちそうさまでした。

店情報

《平成18(2006)年4月17日(月)の記録》

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コメント

寅さんもビックリとかうたってたとこやろ、たいしたことね~じゃんpig

別に普通普通

投稿: ウンコマン | 2011.05.07 16:46

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» 満州焼の塩バージョン … 「忠孝(ちゅうこう)」(横須賀中央) [居酒屋礼賛]
 横須賀「忠孝」の名物は満州焼(まんしゅうやき)。  これはラム(仔羊の肉)を串に刺して、ニンニクなどの入った醤油ベースのタレに、数時間ほど浸けこんでから焼いたもので、1本が105円。  この店の創業者である、先代の社長夫妻が、この地に「忠孝」を開いたのは、昭和33(1958)年のこと。  開店当初から、豚のもつ焼きを出す店だったそうですが、この満州焼も、創業当時からあるメニューなんだそうです。 ... [続きを読む]

受信: 2014.01.30 22:40

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