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2006年5月

赤羽地酒でハンペンを … おでん「丸健水産(まるけんすいさん)」(赤羽)

八起」を出てOK横丁の出口までつきぬけ、右に曲がるとそこは「まるます家」。午後6時という大衆酒場ゴールデンタイムを前に、10人近い行列ができています。その「まるます家」もそのまま素通りし、次の角を赤羽駅に戻る方向に右折して商店街に入るとそこがおでんの「丸健水産」です。

もともとハンペンや練りものの揚げ物(さつま揚げみたいなの)を中心としたおでん種を販売する店だったらしいのですが、そのおでん種を使ったおでんも販売しはじめ、店頭で立ち飲みできるようになったらしいのです。

こちらも「八起」や「まるます家」におとらず大人気で、店先の立ち飲みスペースは人がいっぱい。おでんを販売するカウンターにも5~6人ほどの待ち行列ができています。私もさっそくその行列の後ろについて順番を待ちます。

並んでいる間に張り出されている飲み物メニューも確認します。赤羽地酒ワンカップ(250円)、スーパードライ、ハイリキ、氷結(缶、各250円)、淡麗(200円)、ウーロン茶(100円)という品ぞろえ。なにしろおでんだし、これはやっぱり赤羽地酒ワンカップ(マルカップ)かな、と心を決めたところで順番が回ってきます。

「はい。なんにしましょう?」と聞いてくれるおにいさんに、「飲み物はマルカップ。おでんは玉子と魚のスジ、あとちくわぶとハンペン…」とここまで注文したところで、「あ。ハンペンはさっき入ったばかりでもう少し時間がかかります」とおにいさん。「じゃあ、ハンペンは次にもらうとして、がんもどきと、このさつま揚げください」とおでん鍋の中のネタを指差します。「はい。これですね」と、何種類かあるさつま揚げの中から指定の一品を、これまでに注文したものがよそわれた深皿の中に足してくれます。「以上で?」「はい」と答えると、おでん鍋から出汁がつがれてできあがり。

おにいさんは空中を見つめるような表情で、ブツブツと数字をつぶやきながら「720円です」と合計金額を出してくれます。マルカップの250円を差し引くと、おでんは5品で470円。1品あたり94円にしかならないというところがすばらしいですねぇ。

おでんの深皿とマルカップを両手に持って、込み合った立ち飲みテーブルの一角に混ぜてもらいます。マルカップは地元・北区にある、東京23区内一の蔵元・小山酒造の「丸真正宗(まるしんまさむね)」のカップ酒。その赤羽地酒をひと口飲んでから、おでんの出汁をひとすすり。透明に近い関西風の出汁の味もよく、これだけでもいいつまみになりますねぇ。

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店の様子 / おでんとお酒 / はんぺんと大根

一気に初回5品のおでんを食べ終えて、おでんの順番待ちの行列が途切れたタイミングでおかわりに向かいます。先ほど投入したばかりだったハンペンも、そろそろ食べられるようになってきたかな。「ハンペンはもう食べられますか?」と確認すると、店のおにいさんは、自ら“秘伝のトング”と呼んでいる自分専用のトングでつんつんとハンペンをつっついて「はい。大丈夫ですよ」と教えてくれます。「じゃ、ハンペンと大根をください。」「はい。200円です」。なんと。これまた2品で200円ですか! 安いよなぁ。

ここのハンペンは水産庁長官賞を受賞した品物らしく、ほとんどの人が注文するくらいの人気の品。プリプリふわりと実にいい食感です。

30分ほどの間にマルカップ1杯とおでんを7品いただいて都合920円。ゆるやかな酔い心地に気分も軽く赤羽を後にしたのでした。

店情報

《平成18(2006)年4月30日(日)の記録》

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店情報: おでん「丸健水産(まるけんすいさん)」(赤羽)

  • 店名: おでん種製造・販売/立ち飲み「丸健商事(株)」
  • 電話: 03-3901-6676
  • 住所: 115-0045 東京都北区赤羽1-22-8
  • 営業: 09:00-21:00、無休
  • 場所: 赤羽駅東口を出て左手の信号付き横断歩道の正面にある赤羽一番街の1本右側の通り(シルクロードというらしい)を抜けるあたり。駅から徒歩5分かからない。
  • メモ: おでんは1品70~200円くらい。飲み物は赤羽地酒ワンカップ(250円)、スーパードライ、ハイリキ、氷結(缶、各250円)、淡麗(200円)、ウーロン茶(100円)。お酒とおでんがセットになった「おでんセット」(650円)もあるらしい。

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チャーメンと豚の王ぽ … 居酒屋「八起(やおき)」(赤羽)

連休初日の4月29日(土、みどりの日)はたっぷりと休息し、連休二日目の今日(日曜日)からいよいよ活動開始です。なにしろ「地域を広げる ~ 西へ、東へ、まん中へ ~」が今年の酒場巡りの個人的なテーマ。こういう長い連休を利用してあちこちと行っておきたいのです。

ちなみにサブタイトルの「西へ、東へ、まん中へ」の“西”は湘南・横須賀エリアを、“東”は立石・千住などに代表される、いわゆる「酔わせて下町」エリアを、そして“まん中”は大井町・蒲田・川崎・鶴見など品川~横浜の間に広がる京浜工業地帯エリアを指しています。これらのエリアは首都圏の中でも古くていい酒場がたくさん集まっている地域です。これまで東京西部と、横浜中心部を中心に飲み歩いていたものを、横浜中心部よりさらに西側、そして東京西部より東側、そしてその両者の中間的なエリアに広げていこうというものなのです。

それじゃ今日は西か、東か、まん中か。検討の結果、出した答はそのどこでもなく“北”でした(爆)。なにしろ今日は日曜日ということもあってやってないお店も多いんですよね。しかし、他がやってない曜日にやってたり、他ではやってない時間帯にやってたりする呑んべの強い味方的な場所が、赤羽を中心とする北区エリアなのです。

ま、サブタイトルは「西へ、東へ、まん中へ」ながら、メインテーマは「地域を広げる」なので、“北”も“南”もありでしょう!(なんか言い訳っぽいけど……。)

そんなわけで、早めの夕方に自宅を出発し赤羽に到着てみると、赤羽は大赤羽祭りのまっ最中。駅前広場は人でごった返しています。

東京裏路地“懐”食紀行赤羽に来ると「いこい」か「まるます家」というのがパターン化しているのですが、今日は駅から「まるます家」に向かう途中を左に折れてOK横丁へと入ります。OK横丁は赤羽を代表する飲屋街で、わずか80mほどの横丁の中に、なんと26軒もの酒場が軒を連ねているのだそうです。この横丁でも最も老舗であり、そして夕方3時から店をあけているのが「八起(やおき)」。この店は、戦後の闇市の名残が残る裏路地を食べ歩いた「東京裏路地“懐”食紀行」にも登場していて、ぜひ一度来てみたかったのです。

店の正面から見て左手と右手の両側に入り口があるので、駅に近い左側の入り口から店内に入ります。「いらっしゃーい!」とややかん高い声で向かえてくれる店のおにいさんに「ひとりです」と人差し指を立てると、「こちらへどうぞ」と左側カウンター中央やや奥側の席を指し示してくれます。

日曜、午後5時前の店内はすでにほぼ満席。カウンターで空いていたのは、一番入り口に近い1席と、私が今座った席の合わせて2席のみ。そういえばここに来る前にちらりと見えた「まるます家」にも待ち行列ができてました。こんな時間からみんなが酒場に集まってくるとは、やっぱり赤羽はすごい町ですねぇ。

店内は真ん中に奥行きが深いコの字型のカウンターがあるのですが、出入口に一番近いコの字で言うと右側の辺の場所には席はないので、直線平行カウンターのように感じます。その平行カウンター席の両側にテーブル席があって、そちらも全卓うまっている状態です。

席に座るなり「なんにしましょう?」とたずねてくれるおにいさんに「瓶ビールください。あとチャーメンもお願いします」と注文。この店の名物のひとつがチャーメンであるということは件の「東京裏路地“懐”食紀行」にも載っていたのです。

カウンターの中は厨房スペースになっていて、そろいの青いTシャツをきたおにいさんたちが忙しそうに料理を作ったり、皿を洗ったりしています。そのおにいさんのひとりが冷蔵庫からビール(キリンラガー大瓶、540円)を取り出し、ポンっと栓を抜いてカウンターの外を担当しているおにいさんに手渡します。カウンター外のおにいさんは、カウンターの上にずらりとスタンバイされているコップをひとつ取って、ビールとともに「はいどうぞ」と出してくれます。

トトトトトッとビールを注ぎ、まずはクィ~ッと1杯。4月最終日の今日は、日中の気温も25度近くまであがり、上着いらずの1日だったのです。

チャーメン(370円)はやはり人気の品のようで、他からも次々に注文が飛び交っています。カウンター内の炒め物担当らしきおじさんが、中華鍋で何人か分のチャーメンを一気に作り、平皿に盛り分けてくれます。

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店の外観 / 瓶ビールとチャーメン / チャーメンのアップ

「はいっ。チャーメンね」と出された料理は、平皿におたまの形に丸っこく盛りつけられていて、ちょっと見た目はチャーハンのよう。メニューではチャーメンのところに「特製肉入りモヤシ炒め」と注記があります。丸っこく盛りつけられているのはモヤシ炒めなのでした。その中にニラ、玉子と挽き肉状の「特製肉」が混ざっていて、ご飯にも合いそうです。それにしてもチャーメンというのはおもしろい名前ですね。チャーハンのようでいて、モヤシが麺のようにも見えるからチャーメンなのかなぁ。真相は定かではありません。

右どなりのおとうさんは瓶ビールに焼き鳥をもらっている。焼き鳥は5本一人前で370円。1本あたりだとなんと74円という低価格ながら、大きさもそこそこで、けっして小さくはありません。5本一人前というのは同じものだけをそろえる必要はなくて、たとえば「ハツを2本と、レバ3本」といった具合に、合わせて5本になるように組み合わせて注文してもいいみたいです。もちろん塩、タレが選べます。

おとうさんは焼き鳥を食べ終わると、残ったビールもググッと飲み干して「ごちそうさん!」。ビールと合わせて910円。千円札でお釣りをもらって店をあとにします。店内は満席ながら、けっこう回転もいいようだし、実は2階もあるらしくて並んでいる人はいない状況です。

左側には男性のひとり客が3人並んでいるのですが、どういうわけだかみなさんマグロブツ(480円)をもらっている。マグロもこの店のおすすめ品のようで、この3人以外にも注文する人は多く、カウンター内、ちょうど私の正面のところで続々とマグロブツが用意されています。たしかにきれいな赤身ですねぇ。

それにしてもこの店はメニューが多い。刺身からやきとん、焼き物、揚げ物、炒め物とざっと数えただけでも70品ほどがずらりと並んでいます。

モツ(内臓)系のメニューが多いのもうれしいですねぇ。たとえば炒め物ではレバ炒め(370円)、コブクロ炒め(370円)、玉炒め(370円)、オッパイ炒め(370円)に“ピリカラスタミナ”と説明が入っているカシラ炒め(460円)などが並び、刺身にも魚介類の刺身に混ざってレバ刺(370円)、ガツ刺(370円)などが並んでいる。

極めつきは「ホルモン煮」と書かれた各種のメニューでしょうか。注記には「八起特製タレで煮こんだ台湾風絶品」と書かれており、タン盛(480円)、ハツ盛(480円)、コブクロ盛(480円)、ガツ盛(370円)、ミミ盛(370円)、盛り合わせ(480円)、豚王ぽ(370円)、豚足(370円)がずらりと並んでいます。まるで横浜の「味珍」のようなラインナップですが、その値段の安いこと!

「豚王ぽ」というのが豚の尻尾らしいので、これをもらってみましょうか。「すみません」と店のおにいさんに声をかけ、「これください」とカウンター上部に張られた短冊メニューのうち「豚王ぽ」を指差します。なにしろ読み方がわからないもんで。「ぶたおうぽ」と読むのかなぁ、と思いながら聞いていると、おにいさんはカウンター内の厨房メンバーに対して「おっぽひとつねーっ!」と注文を通します。なるほど「おっぽ」でいいんだ。

飲み物のほうは小徳利の燗酒(爛漫、270円)をもらうと、かわいらしい形の店名入り徳利に、ガラスの猪口で出されます。その燗酒をチビチビとやっているところへ「豚王ぽ」の登場です。これはこれは。ちょうど1本分(=1頭分)の尻尾を特性タレで煮込んで、関節のところで切り分けたものなんですね。一緒に出された小皿は味噌にお酢かな。これまた「味珍」のタレ(こちらは練り辛子とお酢)に通じるものがありますねぇ。口に含むとトロリととろける豚の尻尾。これもいいなぁ。

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燗酒 / 豚の王ぽ / 王ぽのアップ

「豚王ぽ」のお皿が食べ終わった骨だけになったところで終了。ちょうど1時間の滞在は1,550円でした。うーむ。こういう店がまだまだ控えているとは。さすが赤羽ですねぇ。

店情報

《平成18(2006)年4月30日(日)の記録》

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店情報: 居酒屋「八起(やおき)」(赤羽)

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  • 店名: 串焼き・モツ料理「八起」(やおき)
  • 電話: 03-3901-5843
  • 住所: 115-0045 東京都北区赤羽1-18-8
  • 営業: 15:00-23:00、第1・3木休
  • 場所: JR赤羽駅の東口を出て、ロータリーにそって左に進むと、信号付き横断歩道の向こうに「1番街」と書かれたアーケード。アーケードに入って、すぐ次の角を左折するとそこが「OK横丁」。道なりにじわりと右に曲がっていくと少し先左手に「八起」。駅から徒歩3分程度。
  • メモ: 昭和29(1954)年創業のやきとんの店。〔やきとん1人前5本〕タン370、ハツ370、カシラ370、シロ370、ナンコツ370、レバー370、盛り合わせ370、〔焼き物〕豚バラネギマ370、いか丸焼500、縞ほっけ480、いか足焼400、トンビ480、さばの文化干し500、ハタハタ400、厚揚げ370、ニンニクホイル370、エノキホイル370、生椎茸370、、ジャガバター(ほかほか)370、〔揚げ物〕鳥唐揚げ480、いわし香り揚480、鳥のナンコツ揚400、かわえび460、なす揚げ370、ポテトフライ350、レバ唐揚げ370、〔八起特製〕餃子(手作り)350、豚もつ煮込370、チャーメン(特製肉入りモヤシ炒め)370、カブト480、豚足370、〔炒め物〕キムチ炒め460、レバ炒め370、コブクロ炒め370、玉炒め370、オッパイ炒め370、カシラ炒め(ピリカラスタミナ)、〔刺身〕まぐろ中落ち480、レバ刺370、馬刺500、いか刺460、つぶ貝刺460、あじ刺480、あじたたき480、ガツ刺370、コンニャク刺350、〔お食事〕しゃけ茶漬350、うめ茶漬350、のり茶漬350、ライス210、〔ホルモン煮(八起特製タレで煮こんだ台湾風絶品)〕タン480、ハツ480、コブクロ480、ガツ370、ミミ370、盛り合わせ480、豚王ぽ370、〔酒肴〕和風サラダ480、いか納豆460、まぐろぬた460、まぐろ納豆460、まぐろ山かけ480、ニラ辛し和え350、冷やこ350、トマト350、塩辛(自家製)320、もろきゅ350、なめこおろし400、きゅりの辛し和え(ピリカラ)350、もずく酢460、朝鮮漬け180、大豆もやし370、生ワカメ酢460、アスパラサラダ370、エシャレット400、〔お飲み物〕爛漫(辛口)大徳利870、小徳利270、純米酒(四合入り)1,530、生貯蔵酒690、キリンビール(大瓶)540、キリン生ビール(大)770、(中)540、焼酎260、酎ハイ340、生レモンサワー350、ライムサワー350、梅サワー350、カリンサワー350、青リンゴサワー370、ウーロンハイ350、焼酎湯割340、焼酎水割340、セブンディーズ赤ワイン530、ジュース250、キリンレモン250、コカコーラ250、〔鍋物〕もつ鍋(豚。唐辛子のきいたちょい辛スタミナ鍋)790、さくら鍋(馬。味噌と醤油の微妙な取り合わせ)950、ラム鍋(仔羊。ラム肉の八起特製鍋)790、〔成吉思汗鍋(2階のみ)〕もつ740、ラム740、さくら890、(追加肉はもつ530、ラム530、うま630、野菜420)(2007年2月調べ)

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9連休の前夜祭 … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

蒲田を後に地元まで帰ってくると午後11時過ぎ。明日から9連休だ。よーし。もう1軒行きますか。向かうは野方駅からほど近い「秋元屋」。「こんばんは」と店に入ると、閉店まであと1時間もないのに、店内はまだまだお客さんがいっぱいです。

「そちらにどうぞ」とたっつんさん(店のおにいさん)に案内され、コの字カウンターの手前側の一角に座り、まずはホッピー(380円)です。今日は最初の生ビールのあとは燗酒できましたから、この辺でさっぱりとホッピーがいいですね。ググゥ~ッと大きくひと口ふた口飲み込んで、ふーっとひと息。うまいわ、ホッピー。ドライ感がいいんですよねぇ。

つまみのほうは「レバ生」(300円)です。このところ「レバ生」のない日曜日に、「よじあき」(=開店時刻の午後4時に「秋元屋」に入ること)として来店することが多かったので、すっごく久しぶりです。「ゴマ塩でお願いします」と注文すると、スライスしたきれいなレバーにサラサラっと塩をふって出してくれます。それにカウンター上の胡麻油をトロリとかけていただくと、そのうまいこと。とろけますよねぇ。

レバ生をちゅるんと食べてはホッピーをごくり。至福のひとときです。

そうこうしているうちに焼き台も空いてきたようなので、焼き台の店主(マスター)に、最近はじめたという肉巻トマト焼(150円)と、ハラミ(100円)、チキンボール(100円)をそれぞれ1本ずつ、ハラミは味噌でお願いします。すると、横からたっつんさんが「コブカタもありますよ」と教えてくれます。なんと。コブカタというと、コブクロの硬いところ。「カッパ」ではリンゲル(膣)として出されるものですね。じゃ、それも1本。塩で焼いてください。

肉巻トマト焼は、その名のとおり豚肉で巻いたトマトを串に刺して焼いたもの。最近よく見かけるこのメニューですが、大きなトマトを串に切って肉で巻くタイプと、丸1個のミニトマトを肉で巻くタイプのふたつがあるようです。ここ「秋元屋」では前者。串に切ったトマトを肉で巻いたタイプ。火が通って酸味が増したトマトと、カリッと焼きあがった豚肉がいいマッチングです。発売直後から人気の品で、売り切れてしまうことも多い一品なのだそうです。

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レバ生とホッピー / 肉巻トマト焼 / ハラミ(味噌)とチキンボール

ハラミとチキンボールが焼きあがったところでホッピーがなくなり、2杯目の飲み物として、レモンピールがピシッと効いたトリハイ(280円)をいただきます。

ハラミは横隔膜の部分。内臓の中ではもっとも肉に近い食感で、「モツ類はちょっと」と敬遠する人でも食べることができる一品です。最近はこのハラミを味噌ダレで焼いてもらうのが好みなんですよね。ここの味噌ダレはやや辛めなのが特長。シロやテッポウなどの本格的なモツ類のみならず、たいていの焼き物に合うのです。

チキンボールは、他の店でいうツクネ。しかしここのは塩胡椒でスパイシーに焼きあげられているのです。ハラミもチキンボールも、このところ毎回いただいてますねぇ。

そして出てきたのはコブカタです。コブクロ自体もプリッとしたいい食感ですが、その硬いところはもっともっとしっかりとした食感。ぐぅーっとひと噛みごとに歯を押し戻してくる弾力が味わえるのです。「いいですねぇ、これは」と店主に感想を伝えると、「実は三日ほど前までは捨ててた部分なんですよ」とのこと。それはもったいないことをしたなぁ。

最後はさっぱりとキャベツ(100円)を味噌マヨでいただきます。

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コブカタ / キャベツ / 龍霞

店主から「この焼酎がうまいんですよ」と、カウンターの上に置かれている「龍霞(りゅうがすみ)」をすすめられていたのですが、気がつくともう閉店時刻の12時をまわっている。今日はここまでにしますか。どうもごちそうさま。

閉店時刻までちょうど1時間の滞在は1,610円でした。

店情報前回

《平成18(2006)年4月28日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「升本(ますもと)」(蒲田)

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  • 店名: 全品300円「升本」
  • 電話: 03-5710-2318
  • 住所: 144-0051 東京都大田区西蒲田7-6-1
  • 営業: 16:00-24:00(23:00LO)、元旦以外無休
  • 場所: 蒲田駅西口からバス通りに沿って右斜め前方に進み、先の五差路の信号交差点(西蒲田)の左手角。駅から徒歩3分程度。
  • メモ: 老舗大衆酒場が平成19(2007)年10月に、食べ物も飲み物も全品300円均一(お通しも300円)の店に生まれ変わった。店内はテーブル席のみで、12人掛け1卓、6人掛け5卓、4人掛け1卓の、全46席。 〔おつまみ〕いたわさ、もろきゅう、まぐろ納豆、いか納豆、しらすおろし、ぬた(まぐろ、いか、たこ、ねぎ)、めかぶ酢、長芋千切り、枝豆、冷奴、たこ酢、たこわさび、いか塩辛、お新香、〔焼き物〕金目、かれい、ししゃも、さんま、さば、ほっけ、魚のバター焼き、照り焼き、手羽先塩焼き、厚揚げ、はんぺん、たらこ焼き、〔お刺身〕まぐろ(ぶつ、山かけ)、いか刺身、あじ(刺身、たたき)、わらさ刺身、ほたて刺身、たこぶつ、しめさば、〔揚げ物〕フライ(えび、きす、あじ、いか)、唐揚げ(かれい、金目、鳥、手羽先)、いかげそ七味揚げ、フライドポテト、〔天ぷら〕あなご一本揚げ、えび天、きす天、いか天、あじ天、海鮮かき揚げ、〔煮物〕もつ煮込み、肉じゃが、肉豆腐、煮つけ(かれい、金目)、〔一品料理〕厚焼き玉子、かにオムレツ、にら玉、ウインナー炒め、肉野菜炒め、長芋磯辺揚げ、ハムカツ、あさり(バター、酒蒸し、ガーリック)、〔サラダ〕ハムサラダ、しらす豆腐サラダ、シーフードサラダ、〔ご飯もの〕ごはんセット、カニチャーハン、焼きおにぎり、おにぎり(梅、さけ、たらこ)、お茶漬け(梅、さけ、たらこ)、焼きうどん、たぬきうどん。 生ビール、日本酒(高砂鶴)常温/燗酒、地酒(男山、北の誉、高清水、一の蔵、武の井)、焼酎(麦:一番札、樽浪漫、芋:白波、黒霧島、米:白水、しそ:鍛高譚、泡盛:久米仙、そば:雲海)ロック/水割/お湯割、サワー(レモン、うめ、ウーロン、玉露、チューハイ、ライム、しそ、青りんご、グレープフルーツ)、梅酒(紀州梅酒、ゆず梅酒、緑茶梅酒、黒糖梅酒)ロック/ソーダ/お湯割、ホッピー(セット、追加焼酎)、ウイスキー(ブラックニッカ)ロック/水割り/お湯割/ソーダ割り、グラスワイン(赤、白)、ソフトドリンク(ウーロン茶、玉露茶、オレンジジュース、コカコーラ)。(2008年8月調べ)
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  • 店名: 酒蔵「舛本」(ますもと)
  • 電話: 03-3737-1276
  • 住所: 144-0051 東京都大田区西蒲田7-6-1
  • 営業: 11:30-13:00、16:00-21:00、日休(年末年始も休)
  • 場所: 蒲田駅西口からバス通りに沿って右斜め前方に進み、先の五差路の信号交差点(西蒲田)の左手角。駅から徒歩3分程度。
  • メモ: 天ぷら盛合せ(600円)、かきフライ(430円)、特製肉豆腐(420円)、本まぐろ刺身(680円)、あじ刺身(450円)、ホタルイカ(380円)、竹の子煮付け(300円)、お新香ぬか漬け(250円)、ポテトサラダ(300円)。酒は三重県の「高砂鶴」(280円)。電話帳等の表記は「升本」。店の看板やお皿には「舛本」。

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「酒場百選」

酒場百選」は5月10日(水)に発売(12日(金)までに各書店への配本終了)されました。

本書の出版にあたり、呑んだフルさん、にっきーさんここっとさんの3名が幹事団を結成し、オフ会を企画してくださいました。6月3日(土)の予定です。詳細は「居酒屋礼賛」掲示板をご覧ください。(参加受付締め切りは5月31日(水))

本書の内容についてはこちらの記事を参照ください。

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2軒目は老舗酒場 … 居酒屋「升本(ますもと)」(蒲田)

うなぎ家」を後に、初の蒲田の2軒目は同じ西口ながら駅よりは少し北より(東京方面側)にある老舗居酒屋「升本」です。四角に斜め線の桝のマークの入ったのれんをくぐって入ると、自然木でできた6人掛けのテーブルがずらりと並んでいます。それもただ整然と並んでいるわけではなくて、店中央部に2卓、2卓と4つのテーブルが島のように置かれており、左手の壁から入り口にかけて4卓(そのうち1卓は4人掛け)と、全部で46人分のテーブル席。奥に横直線のカウンターもあるのですが、だれも座っていないし、もっぱら料理などのスタンバイ席に使われてる様子です。

ちょうどグループ客が帰ったばかりなのか、入り口に一番近いテーブルが1卓まるまる空いているものの、他のテーブルはすべてほぼ満席。空いたテーブルに座っていいのかどうか、ちょっと迷ったのですが、特にどこかに案内されるような気配もないので、遠慮なくその6人用のテーブルを独占させてもらいます。

「いらっしゃいませ」とニコニコ笑顔のおとうさん(たぶん店主)から、すぐに出されたのはお通し(サービス)のガリ(紅生姜の甘酢漬け)と割り箸。そのおとうさんに、まずは燗酒(280円)をお願いします。

お酒は入り口右手奥の燗付け器でつけられます。おとうさんは一升瓶から鍋に1合程度のお酒を入れ、それを燗付け器に注ぎ入れます。そして燗付け器の下にその鍋を置いて、そこに付いている蛇口をひねれば、もう燗酒のできあがりです。

この店でおもしろいのは、その燗酒の出し方です。大きな升(4~5合入りそう)の真ん中に容量1合ほどのグラスを置いて、そこにたっぷりとこぼれるように鍋の燗酒を注いでくれるのです。こういうスタイルは見たことがないなぁ。

店はこのおとうさんと、もうひとり同年輩の女性ひとりがホールに、そしてカウンター奥の厨房にも同じく同年輩くらいの男女。この4人(男性2名、女性2名)で切り盛りしてるんですね。お客さんのほうは近所に勤めている人たちらしきグループ客ばかり。おじさんたちの間に、若い女性が数名混ざっているという典型的な職場飲みパターンですね。うちも職場で飲みにいくとだいたいこのパターンになります。

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のれん / 燗酒 / 竹の子煮付け

さて料理。壁にずらりと短冊メニューが並びますが、なにしろここにきて食べてみたかったのは「かき揚げ」(380円)なので、なにはさておき「かき揚げ」を注文し、それを待つ間のつなぎとして季節の「竹の子煮付け」(300円)もいただきます。

予定どおり「竹の子煮付け」はあっという間に出てきました。これがまた、いっさい飾り気のない竹の子だけのシンプルな煮付け。竹の子好きとしてはうれしいですねぇ。大きな竹の子なのに、しっかりと煮込まれていてとてもやわらかい。それよりもなによりも、ちょっと甘めのいい味付けですねぇ。お酒が進みます。

その他のメニューとしては天ぷら盛合せ(600円)、かきフライ(430円)、特製肉豆腐(420円)、本まぐろ刺身(680円)、あじ刺身(450円)、ホタルイカ(380円)、お新香ぬか漬け(250円)、ポテトサラダ(300円)などなどと、呑んべ好みのするつまみ類が、安い値段でずらりと並んでいます。

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自然木のテーブル / 燗付け器付近 / かき揚げ

そして出てきたのはボリューム満点の大きな「かき揚げ」。直径が四合升と同じくらいありますねぇ。ポロポロっとこぼれ落ちるように「かき揚げ」からはみ出しているのは大きなイカの身。こんなに大きな身がたっぷりと入ってるんですねぇ!

その「かき揚げ」のてっぺんに箸を立てると、できたてサクサクの「かき揚げ」はほとんど力を入れることもなくザクッと割れます。割れた断片を天つゆにつけて、熱さをハフハフとさましながらいただいては、お酒をちびりちびり。ん~。いいですねぇ。でもひとりだと、これだけでお腹いっぱいになっちゃいそうです。

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大きさ比較 / 食べ終わると器に店の名前が…

竹の子の器もそうでしたが、かき揚げの器も食べ終わると、その器のそこに「蒲田 升本」のマークが出てくるのです。器のすべてがこの店のオリジナルなんですね。こんなところにも創業以来50年以上という老舗の風格を感じます。

たっぷりのかき揚げを食べ終わると、午後10時前。約1時間の滞在は1,240円でした。今度は年配常連客が多そうな早い時間帯に来てみたいですね。

一度来てみたかった蒲田。今回は駆け足で2軒をまわったのですが、さすがに屈指の酒場タウンと言われるだけあって、ここも1日や2日ではまったくまわりきれませんね。職場から自宅への移動経路上にある街なので、ぜひまたやって来なくては。今度はもうちょっと濃い立ち飲みや、蒲田名物の餃子も食べてみたいと思います。

店情報

《平成18(2006)年4月28日(金)の記録》

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初の蒲田の1軒目 … 立ち飲み「うなぎ家(うなぎや)」(蒲田)

明日から春の9連休に突入。ウキウキとしながら蒲田で途中下車です。職場(横浜)と自宅(東京)の途中という絶好の位置関係にあり、しかもいい酒場があまた存在するという噂の街なのに、私自身、ここに降り立ったのははじめて。どんな酒場が待っているのか、なんだかワクワクしますよねぇ。

蒲田の酒場情報は、事前に「大阪立ち飲みページ」や「エロ姫の飲んだくれ」、「鉄馬と酒と旅と(旧)」などで予習充分。濃いお店には今後徐々にうかがうとして、連休前の今日はやさしめのお店(?)に行ってみることにします。

先にあげた「大阪立ち飲みページ」の中の「蒲田の立ち飲み店情報」には、各立ち飲み屋のディープ度を示すD1~D5の表記がされていて非常に分かりやすい。「D1~D2なら女性でも入りやすいでしょう」と書かれている店々の中で、今日は西口側の最初に書かれているD2なお店、「うなぎ家」を目指します。

縄のれんをくぐり、開けっ放しの入口から店内に入ると、細長いL字の小さな立ち飲みカウンターだけ(←実は2階もあるらしいが…)の店内はお客さんでいっぱい。そんな中、長辺の奥側に陣取る二組の男女ふたり連れがギュギュっと奥に詰めてくれて、長辺中央あたりのベストポジションにひとり分の空きを作ってくれます。「すみません。ありがとうございます」とお礼を言いながらその場所に立ち、まずはビールを注文です。

「ビールは生になりますけど、いいですか?」とカウンターの中にいる店主と思しき男性から声がかかります。「はい。生でお願いします」。カウンターの中はこの男性と、もうひとりは女性。年齢も近そうなので店主ご夫妻なのかな。このふたりで切り盛りされているようです。

カウンターの上部や後ろの壁にずらりとメニューが出ていて、生ビール(中、380円)が用意される間にそれらを確認します。

「うなぎ家」という店名ながら、うなぎ系のメニューはうなぎ串焼き(200円)とうなぎきも焼き(200円)の2品のみ。他は150円の冷やっこ、板わさ、子持ちめかぶなどからはじまって、ハムカツ、セロリなどの200円、マカロニサラダ、かぼちゃ煮などの220円、焼き鳥(3本)などの270円、ホタルイカなどの300円、そして最高値の350円は焼魚と角煮の2品といった、一般的な居酒屋メニューがずらりと、しかも安値で並んでいます。

そんな中、うなぎ系の2品をそれぞれ1本ずつ注文すると、どちらも生の状態から焼き台の上にのります。串焼きのうなぎ屋さんの場合、すでに焼いてあるものを注文してから温め直してくれるというところが多いのですが、生からやいてくれるというのはうれしいですねぇ。

でも、時間はかかりそうなのでつなぎにパッと出てきそうなつまみをもらっておきましょうか。えーと。お。塩らっきょう(150円)発見。これにしましょう。

塩らっきょうの注文に「はーい」と返事したのは女性(おかみさん)のほう。焼き物など調理の必要なものは店主が、それ以外のものはおかみさんがと担当が決まってるのでしょうか。そのおかみさんが塩らっきょうの瓶から大粒のらっきょうを取り出して小鉢に入れてくれます。こりゃまたボリューム感たっぷりでいいですねぇ。

本当は塩らっきょうは焼酎にズバリと合うのですが、まだまだ金曜日の1軒目なので、ハナから飛ばすとすぐにダウンしちゃいますからねぇ。持久走のようにジワリジワリと飲まなくっちゃ。

コリコリと塩らっきょうをかじりながらビールをいただいていると、右どなりの男女ふたり連れの女性からも「私もらっきょうもらおうかしら」と注文が入ります。「私は甘酢のほうにして」とその女性。見れば塩らっきょう(150円)のほかに、甘酢らっきょう(150円)もあります。なるほど。ビールにはむしろ甘酢らっきょうのほうが合うかもなぁ。なにしろビールの国・イギリスでもビールと一緒にオニオンピクルスという、酢漬けのちっちゃい玉ねぎを食べたりしますもんねぇ。

ちょうどうなぎの焼きあがってきたタイミングで生ビールもなくなり、本日の2杯目は燗酒(高清水・精撰、300円)です。うなぎ串焼き(200円)はいわゆる短冊焼き。2~3センチ四方くらいに切ったうなぎの身をタレ焼きにしたものです。粉山椒をパパッと振りかけていただくのがおいしいですねぇ。燗酒にもぴったりです。そしてうなぎきも焼き(200円)。これもタレ焼きで、タレのちょっとした甘さの下から、キモのほろ苦さが味わえて、これまたお酒がすすむこと!

まわりのお客さんたちは毎日、毎日いらっしゃってる風情で、みんなが常連さん。ちょっと見、ふたり連れとか3人連ればかりに見えるのですが、実はそれぞれのお客さんが単独で来てるんだけど、店内で一緒になったのかもしれませんね。常連さんの多い立ち飲み屋ではよく見かける光景です。

今現在、カウンターには13人。これで満席かな。あとはみんなで斜めに立ってすき間を作るしかない。

さてさて。うなぎもお酒もちょうど終わったので、新参者の私はそろそろ引きあげますか。どうもごちそうさま。午後8時過ぎから45分間の滞在は1,230円でした。

帰りに気がついたのですが、メニューには「とくだねセット 1,230円」というのもあります。これは飲み物3杯につまみが2品つくのだそうです。よく見かける「ほろ酔いセット」などは飲み物1杯のセットのことが多いのですが、その飲み物が3杯というところが酒場の町・蒲田なのかなぁ。今度の機会には「とくだねセット」だね!

店情報

《平成18(2006)年4月28日(金)の記録》

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店情報: 立ち飲み「うなぎ家(うなぎや)」(蒲田)

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  • 店名: 立飲み「うなぎ家」
  • 電話: 03-3734-0228
  • 住所: 144-0051 東京都大田区西蒲田7-64-6
  • 営業:
  • 場所: 西口を出て左へ道なりに進み、道路を渡って東急線ガード下の飲食街(バーボン通り)に入ります。ワンブロックそのまま進み、横切る道路を渡った先、右手の2~3軒目。
  • メモ: うなぎのメニューはうなぎ串焼き(200円)とうなぎきも焼き(200円)の2品のみ。ホタルイカ(300円)、マカロニサラダ(220円)、焼魚(350円)、かぼちゃ煮(220円)、ハムカツ(200円)、セロリ(200円)、生ビール(380円)、ホッピー(320円)、サワー(300円)、酒(300円)など。

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個人的な予想価格? … 鶏唐揚げ「とよ田(とよだ)」(自由が丘)

今日は3人で「とよ田」。午後8時過ぎに店に着いたけれど予想どおり店内は満席で、携帯電話の番号を伝えて席が空くのを待ちます。30分ほど待ったところで連絡が入り店内へ。今日は小上がりの座敷席に案内されました。座敷席は6人掛けの座卓がひとつ。我われ3人は奥のほうに座り、相席で同じく空席待ちをしていたらしいカップルがひと組、入口側に座ります。

店はおかあさん(たぶん女将)と、揚げ場を担当するおにいさん(おそらく女将の息子)、そしてフロアを担当するおねえさん(うーむ。女将の娘さんか、おにいさんの奥さんかどっちでしょう…)の3人で切り盛りしており、そのおねえさんがすぐにおしぼりをもってきてくれます。

あったかいおしぼりで手を拭きつつ、おもむろに今日の注文となるわけですが、なにしろこの店には品書き(メニュー)はいっさいない。しかしながら「なんにしますか?」とお店の人に聞かれて「えっと……」と返事に詰まると、「唐揚げは砂肝と手羽肉、もも肉の3種類があります」とやさしく教えてくれるので、はじめての人でもそれほどとまどうことはないでしょう。いちばん簡単なのは「ひと通りお願いします」とか「コースでお願いします」と注文することです。これで砂肝、手羽肉、もも肉がひとつずつ順番に出てきます。複数人で行った場合には「コースを3人前お願いします」という風に注文すればOKです。

唐揚げのほかにはお新香(キュウリのぬか漬け)があるだけです。浅漬けと古漬けがあるので好きなほうを選びます。

我われは今日は砂肝を2人前、手羽肉を3人前、そしてもも肉を2人前いただくことにして、飲み物は瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶)です。「おつかれ~っ」と乾杯するころには定番のお通しである「玉ねぎポン酢醤油、カツオ節かけ」も出てきます。

順番としては必ず砂肝の唐揚げが一番最初で、2番目が手羽肉唐揚げ、そして最後にもも肉唐揚げが出るように思うのですが、となりのカップルは砂肝の次にもも肉が出て、最後に手羽肉が出てきていました。もしかすると順序も指定できるのかもしれませんね。食べる様子をどこかで見ているのか、ちょうどその前に食べてるのがなくなるころに、次のができあがってきます。

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ビールとお通し / 砂肝唐揚げ(2人前) / 手羽肉唐揚げ

今日はお新香の古漬けも注文。他のお客さんたちがそうしているように、七味唐辛子をたっぷりとふりかけて食べてみると、それがまたおいしいこと。

全部食べ終わると、最後に鶏スープが出されます。となりのカップルは食べ終わってお勘定をお願いしたところ「はいはい。今鶏スープを出しますから、ちょっとお待ちくださいね」とおかあさん(たぶん女将)から声がかかってました。鶏の旨味たっぷりのスープは、もしかするとサービスなのかなぁ。

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古漬け(七味唐辛子かけ) / もも肉唐揚げ / 鳥スープ

午後10時過ぎまで、約1時間半の滞在。3人でビール中瓶を7本いただいて、9,550円(ひとりあたり3,200円弱)でした。

さて、この店にはメニューがないことはすでに書きましたが、メニューがないのでもちろん一品一品の値段もわかりません。これまでに何度かやってきた経験から、お通しの玉ねぎが200円、砂肝唐揚げが650円、手羽肉唐揚げともも肉唐揚げが各700円、お新香は300円、ビールや日本酒などの飲み物は550円。そして鶏スープはサービス(0円)として計算すると、実際に支払った金額によく合います。あくまでも私の個人的な予想価格ですからね。ざっくりと参考程度にお考えください。

店情報前回

《平成18(2006)年4月26日(水)の記録》

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馬もつ煮込み … 大衆酒場「大統領(だいとうりょう)」(上野)

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赤提灯 / 馬もつ煮込み / 店内の様子

アメ横に買い物に行くと、山手線のガード下にまるで屋台のような雰囲気で、店の外まで張り出して昼間からいつも酔客でにぎわっているのお店がある。なんだか日本離れしたような光景に、半分引かれながら、半分恐る恐るという感じでみていたお店が「大統領」です。

今日もアメ横での買い物のついでにちょっとのぞいてみると、土曜日午後3時過ぎの「大統領」は、なんと表のテーブル席が空いている。うーむ。これはちょっと引っかかっていくしかないでしょう。

さっそくそのテーブル席に座り、ビール(キリン一番搾り大瓶、550円)と、この店の名物らしい「馬もつ煮込み」(450円)を注文すると、どちらもまさにあっという間に目の前に出てきました。

ほぉ。これが噂の馬モツか。牛のシマチョウ(大腸)にもにたぶ厚いモツは、コンニャクや豆腐などと一緒に煮込まれていて、仕上げに刻みネギをたっぷりと添えて出されます。調理法にもよるのかもしれないけど、けっこう臭みがあって、クセがある感じ。このクセが、好きな人にはたまらないのかなぁ。個人的にはあまり臭みのないモツ煮こみのほうが好きなんだけど...。

こうやって店の表に張り出したテーブル席でモツをつっつきながらビールを飲んでいると、まわりを行き来する通行人が、半分うらやましそうな、そして半分あきれ顔で通過していく様子がよくわかります。私もああやって「大統領」でおいしそうに飲んでるお客さんたちを見てたんだろうなぁ。そう思いながらググゥ~ッと喉におくりこむビールがとてもうまい。

店内にずらりと張られた短冊メニューを見ると、煮込みやもつ焼き以外にも普通の酒場風のメニューが盛りだくさんで、刺身なんかもそろっているようです。カウンターを囲むお客さんたちも、ほとんどがひとり客で、休日の昼下がりをのーんびりと楽しんでいる様子。

さぁて。一杯飲んで息をついたところで買い物の続きといきますか。どうもごちそうさま。お勘定はちょうど千円でした。

店情報

《平成18(2006)年4月22日(土)の記録》

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店情報: 大衆酒場「大統領(だいとうりょう)」(上野)

  • 店名: やきとり「大統領」
  • 電話: 03-3832-5622
  • 住所: 110-0005 東京都台東区上野6-10-14
  • 営業: 10:30-23:30(日祝は09:00- )、無休
  • 場所: JR上野駅の南側(御徒町側)ガード下。駅から徒歩5分程度。
  • メモ: 大瓶ビール(キリン一番搾り、550円)、馬もつ煮込み(450円)、いか焼き(400円)、サバ焼き(480円)、メザシ(400円)、スタミナサラダ(280円)など。

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刺身が250円 … 立ち飲み「魚屋よ蔵(さかなやよぞう)」(中野)

立ち飲みブームを受けて、中野にもここ1年ほどの間に立ち飲み屋が続々と増えてきました。思い返せば、そうやって続々と増えるきっかけともなった1軒目が、ここ「魚屋よ蔵」ではなかったかと思います。この店が開店したのは去年の夏ごろ。それ以来、早く来てみたかったのですが、やっと今日、入ってみることができました。

店に入るとすぐに正面にあるのは、まるでスーパーのお魚コーナーのような冷蔵ケース。その中の左手に刺身類が並んでいます。そして店内はその冷蔵ケースを左右から挟むように、2列の直線カウンターが細長い店の奥に向かって伸び、お客さんたちはその2列のカウンターの両側に向かい合うようにして並んで立っています。

金曜午後7時過ぎの店内は、すでに8~9割程度の入り。左側カウンターのほうがやや空き気味なので、そちら側の一角に立ち、まずはビール(サッポロラガー大瓶、500円)を注文し、まずはプハーッと1杯。ん~。生き返った。

おもむろに店内を見ると、壁にずらりと並んだ短冊メニューにはキムチ、板わさ、自家製塩辛、しらすおろし、ポテトサラダなどの、いわゆる酒場メニューがずらりと並びます。刺身類は、先ほど見た店頭の冷蔵ケースから自分で持ってくるようで、持ってきたら申告してくださいといった注意書きが出ています。ふむふむ。それじゃ、まず刺身をもらってきますか。

もう一度店頭の冷蔵ケースのところに行って刺身を選択。カツオやマグロなどの色艶のいい刺身がずらりと並ぶ中、今日はワラサの刺身をもらうことにしました。刺身はどれも小皿に盛られて250円。そのワラサ刺身の小皿を自分の席にもって行き、カウンター内のおにいさんに「ワラサもらいましたね」と自己申告。「はい」と返事したおにいさんがレシートにピッと記入してくれます。ここは(キャッシュ・オン・デリバリーではなくて)後で清算する仕組みなんですね。

ワラサ刺身(250円)はひと皿4切れ。カウンターの上段に置かれた醤油皿らしき豆皿をひとつ取り、醤油を入れていただきます。うん。見た目どおり新鮮でうまい。4切れ程度と量がそんなに多くないのもいいですね。この量であれば、3~4皿持ってきても、都合750~1,000円程度の「刺身盛り合せ」として楽しむことができそうです。

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ビール / わらさ刺身 / さつま揚げ

お客さんはひとり客かふたり連れが多いようで、それぞれ刺身をつついたり、焼魚を焼いてもらったりして楽しそうに飲んでいます。開店後1年もたっていないけれど、もうすっかり常連さんが定着しているようですねぇ。

2品目はお惣菜メニューの中から、さつま揚げ(250円)をいただきます。さつま揚げは、注文を受けて温めたものを4つにスライスし、おろし生姜を添えてくれます。さっと醤油をかけていただくさつま揚げのうまいこと。練り物好きなので、このつまみはいいですねぇ。

さっくりと20分ほどの立ち飲みタイムは、ジャスト千円でした。次回はたっぷりと刺身を楽しみに来たいですね。

店情報

《平成18(2006)年4月21日(金)の記録》

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店情報: 立ち飲み「魚屋よ蔵(さかなやよぞう)」(中野)

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  • 店名: 立呑酒場「魚屋よ蔵」(さかなやよぞう)
  • 電話: 03-3319-8642
  • 住所: 164-0001 東京都中野区中野5-48-5
  • 営業: 16:00-23:00、日祝休
  • 場所: 中野駅北口を出て、薬師銀座へと続く昭和新道商店街の通り(「ふれあいロード」の1本新宿よりの通り)へ入り早稲田通り方面へ。あと2ブロックほどで早稲田通りに出るというあたりの右手角。駅から徒歩7~8分ほど。(もつ焼き「石松」のすぐ近く。)
  • メモ: 平成17(2005)年7月開店。魚ケースを挟んで左右2列のカウンターには約20名が立ち飲める。基本的に刺身(マグロ刺身、アジ刺し、イカ刺しや旬の刺身など)が250円。惣菜(キムチ、板わさ、自家製塩辛、しらすおろし、ポテトサラダなど)が200円。生ビール400円、大瓶ビール500円、酎ハイ200円、ホッピー350円(ナカ200円)、清酒300円、芋焼酎300円、トリハイ250円、電気ブラン300円など。公式サイトあり。

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『いつも同じ』がプロの技 … 鶏唐揚げ「とよ田(とよだ)」(自由が丘)

唐揚げしかないのに今日も満席の「とよ田」。「空いたら携帯に電話してください」とお願いして近くで待ちます。いつもは30分そこそこで連絡が入るのに、今日は1時間待ち。「グループのお客さんが二組いらしてて、なかなか空きませんでした。お待たせしてすみません」とおねえさん。

ここでは瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶)をもらって、ふたりで砂肝唐揚げをひとつ、手羽肉唐揚げをふたつ、そしてもも肉唐揚げをひとつたのむのが定番。今日もそうします。

お通しはいつも玉ねぎポン酢醤油。今日のは新玉ねぎです。

まず出てくるのは砂肝の唐揚げ。もともと仕上げに塩を振ってくれているが、カウンター上に用意された食卓塩と七味唐辛子を好みでふりかけます。熱々のうちはそのまま食べて、ちょっと冷めてくるとお通しのポン酢醤油にちょいと漬けて食べるのが最近のお気に入り。この店の砂肝の唐揚げを食べなれると、他の店の砂肝の唐揚げがベタっと油っぽく感じてしまいます。

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砂肝唐揚げ / 玉ねぎ / 砂肝をポン酢醤油に

手羽肉ともも肉は注文を受けてから1羽の若鶏をさばいて準備します。ボン尻のところに包丁を入れて、背中側にツィーッと刃(は)を滑らせると、背骨のどまんなかから小気味よく左右に分断されます。ボン尻や首の肉は切り落としてはずす。これらは鶏スープのガラとして使われるそうです。左右に分かれた胴体のまん中に包丁を入れ、半身(はんみ)を上半身と下半身とに分離します。大きな肉の部分には、火のとおりをよくするためかかざり包丁が入れられ、関節の部分は食べるときに折りやすいように筋切りなどがされます。1日に何羽さばくのか、おにいさんの作業にはまったくムダがありません。手羽肉と胸肉がついた上半身側が手羽肉の唐揚げに使われ、下半身側がもも肉の唐揚げとなります。

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手羽肉唐揚げ / 胸肉部分の内部 / もも肉唐揚げ

これまたベタベタ感がまったくなく、カリッと仕上げられた鶏肉の内部にはしっかりと火が通っていて、それでいて硬くはないのです。いつ来てもまったく同じ状態に仕上げるプロの技に改めて驚きながら、骨付きの鶏肉にかぶりつきます。

シメは鶏スープ。唐揚げと同じく塩だけの味付けらしいのですが、なにしろ肉も含んだたっぷりのガラからとられたスープの旨味がすばらしい。

2時間弱の唐揚げタイムは中瓶のビール5本と砂肝1、手羽2、もも1で、ふたりで5,900円。これもほぼいつもと同じ。今日も大満足で店をあとにしたのでした。

店情報前回

《平成18(2006)年4月19日(水)の記録》

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横須賀ホッピー3杯目! … 大衆酒場「銀次(ぎんじ)」(横須賀中央)

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ホッピーとお通し、左は煮込み / 調理場 / イカフライ

横須賀の3軒目は、私自身3度目の訪問となる大衆酒場「銀次」です。この店も昭和30年頃の創業だそうですので、もう50年も続く老舗です。店内は土間。左手には店の奥に向かって伸びて、奥のほうで直角に左に曲がる鉤の手カウンター。こちらは一般的な鉤の手の外側に座るスタイルで手前側の長辺部に8人ほど、奥の短辺部に6人ほど座れるでしょうか。右手には4人掛けのテーブル席が3つ、壁にくっつくように配置されていますが、その一番手前側、いわゆるお誕生日席の場所にもイスが置かれているので各テーブルには5人ずつ座ることができます。さらに店の奥には座敷席もあるようです。

午後7時半の店内は、カウンターはゆるゆるといっぱい。決して満席ではないのですがふたり連れがいて、ひとつ空けてひとり客がいて、またひとつ空けてひとり客がいて、ひとつ空けてふたり連れがいるといった具合に、ひとつずつの空席を間に残してカウンターがいっぱいの状態なのです。たまたまカウンターの一番手前が空いていたのでそこに腰をおろします。

この店もまたまた座るやいなやで「お飲み物は?」ときました。今日はホッピーに決めているので、ここでもホッピー(400円)を注文。すると「氷は?」と確認が入りました。「なしでお願いします」。なるほどここは氷の要・不要を聞いてくれるんですね。ここ「銀次」もやはり中ジョッキに3分の1ほど焼酎が入っていて、残った空間にはホッピーひと瓶が入りきりません。

お通し(サービス)は小皿に盛られたおから。横須賀はお通しはサービスというのが当たり前なんでしょうか。ここ「銀次」も含めて、これまで行った3軒はすべてお通しが無料でした。ちょっとしたことですがありがたいですね。

さてつまみ。「銀次」と言えば、なにしろ「湯豆腐」(350円)と「モツ揚げ」(300円)なんですが、1軒目(「忠孝」)で「砂肝の唐揚げ」(=「モツ揚げ」)を、2軒目(「太田屋」)で「湯豆腐」を食べちゃいましたからねぇ。ここはいっちょう「にこみ」(300円)からいきますか。

「はい、にこみね」という返事とともに、おねえさんが入り口左手の煮込み鍋(羽釜)から小鉢に煮込みをよそってくれます。ここの「にこみ」は、いわゆる「もつ煮込み」ではない。ジャガイモやタマネギ、コンニャクと挽き肉っぽいお肉を煮込んだ濃い口の肉ジャガ風煮込みなのです。これがまたビールにも日本酒にも、そしてこのホッピーにも合うんだからおもしろい。

カウンター内の様子店は女性4人と年配の男性ひとりで切り盛り中。女性のうちひとりが女将さんっぽい様子です。みなさん手がすくと、体の前に両手を重ねた状態でカウンター内の定位置にまっすぐ立っているのがすばらしい。むだ口のひとつもありません。そしてお客さんがなにかをたのみそうなそぶりをするとすっと寄ってきて注文を聞いてくれるのです。もちろん、いつも満席近い店内でそんな暇そうな時間はあまりないのですが、私が入った時間はちょうどお客さんの注文が一巡したところなのか、どのお客さんからもほとんど注文の声がかからず、こういう貴重なシーンを目にすることができたようです。

と、そのとき。向こうのお客さんから「アジフライ(400円)ね!」という注文が入ります。「はい。アジフライ」と復唱した揚げ物担当らしきおねえさん、揚げ油がたっぷりと入った中華鍋がふたつのった大型コンロに近づき、ガスのコックをひねります。ゴォ~~ッと中華鍋を包み込むほど大きな炎があがります。もともと小さい火でずっと余熱されていた揚げ油はすぐに適温になったようで、衣をつけて下ごしらえした状態で保管されていたアジフライがその中に投入されます。

そうそう。この店はフライもよく出るんですよねぇ。ジャーッという揚げ音に反応したのか、カウンター奥のお客さんからも「モツ揚げ」の注文が入り、もう一方の揚げ鍋も強火になります。なんだか活気がでてきましたねぇ。それじゃ私も続きますか。「すみません。イカフライ(350円)をお願いします」。「はーい」とイカフライも準備されます。

揚げたて熱々のイカフライにウスターソースをかけて、シャクっとかじると、中のイカももっちりと実にいい食感です。噛み切りにくいので、箸の先っぽを左手で押さえてぎゅっと噛みちぎると、女将さんが「どうぞ」と、カウンターの少し向こうにあったティッシュの箱をこちらに寄せてくれます。こういうちょっとしたことがうれしいんですよね。

イカフライを食べ終え、ホッピーを飲み干したところでお勘定をお願いすると、女将さんが大きな算盤でチャチャチャっと計算してくれます。こんなところも古い酒場っぽい。この店もまた約1時間の滞在で1,050円でした。どうもごちそうさま。

3軒で濃い目のホッピーを1杯ずつ、全部で3杯いただいてすっかりいい気持ち。他にも朝10時から開いてる「中央酒場」や、鳥の唐揚げが名物という「天國(てんくに)」、ウズラやスズメの姿焼きが楽しめる「野鳥」、呉の「鳥好(とりよし)」の娘むこがやっているという同名の「鳥好」、昭和2年創業の「興津屋」などなど、気になるお店は盛りだくさん。ぜひまたやって来たい町ですね。

店情報前回

《平成18(2006)年4月17日(月)の記録》

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店情報: 大衆酒場「銀次(ぎんじ)」(横須賀中央)

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  • 店名: 大衆酒場「ぎんじ」
  • 電話: 046-825-9111
  • 住所: 238-0007 神奈川県横須賀市若松町1-12
  • 営業: 16:00-23:00、土日祝休(第4土は営業)
  • 場所: 京急線・横須賀中央駅の、海側(東口側)の改札口を出て「Yデッキ」をまっすぐに突っ切って、横須賀プライムというビルの右側の道路上に降り直進。次の信号交差点を左折して、すぐ次の角を右折して路地に入る。少し先の逆トの字を左折すると、右手前方にある蔦(つた)のからまる古い建物が「銀次」。
  • メモ: 昭和30年頃の風格のある建物で先代が営業を始めた店は、そろそろ開業半世紀を迎える。暖簾を出すと同時に常連の一人客がカウンターで呑む姿はまるで昭和30年代の映画を見る様。おすすめは湯豆腐。
    ホッピー450、湯豆腐400・半丁250、モロキュー150、チーズ200、お新香200、トマト250、セロリー250、ポテト250、にこみ300、しおから300、エイヒレ300、めかぶ300、イワシ丸干300、グリーンアスパラ300、小エビ唐揚300、めざし300、シシャモ300、ナスやき300、厚焼たまご300、いか照焼350、アサリのバター焼き350、あら煮350、大根につけ350、アスパラベーコン350、イワシ酢400、イワシ刺身400、串カツ400、生野菜400、冷奴400、さらし鯨400、アジフライ400、イカフライ400、板わさ400、〆サバ450、しこ450、トリモモのから揚げ450、あじ刺身450、しこ酢450、ホタテのバター焼き500、なまこ00、トラフグの皮00、ぬた00、海鮮サラダ00、バラスの照焼500、ブリの照焼500、サンマ塩焼き500、酢の物盛合せ500、サバ文化干500、月見山かけ550、ぶつ600、カンパチ刺身600、地だこ600、カキフライ600、カキ酢600、しらこ600、鯨ベーコン600、豚カツ600、ホッケひらき700、マグロ刺身700、中トロ800。(2014年2月調べ)
  • HTML版(2003年以前): (03.11.11)(03.07.28)

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横須賀湯豆腐発祥の店 … 大衆酒場「太田屋(おおたや)」(横須賀中央)

横須賀の2軒目は、なんと創業が大正2(1913)年という超がつくほどの老舗大衆酒場「太田屋」です。前に横須賀に来たときに、この近くの大衆酒場「銀次」で、横須賀名物という湯豆腐をいただいておいしかったのですが、その横須賀湯豆腐発祥の地が、ここ「太田屋」らしいのです。

京急・横須賀中央駅から見て横須賀プライムの裏手、ビルとビルのすき間の路地の中に目指す「太田屋」はありました。酒場と書かれた紺ののれんをくぐり、サッシの引き戸を開けると午後6時半の店内はほぼ満席状態。「いらっしゃいませ。ちょっと狭いですけど、こちらのテーブルの奥の席でよろしいですか」と3人で切り盛りしているらしき女性のひとりに案内されます。

060417j「お飲み物はなんにしましょう?」。この店もやはり座るやいなやのタイミングで飲み物の確認。やはり常連率の高いお店なんですね。「ホッピーをお願いします」と、ここでもやはりホッピー(430円)を注文。今日は徹頭徹尾、横須賀ホッピーでいってみようと思っているのです。

「横須賀ホッピーの泉」という記事が掲載された「散歩の達人2005年7月号によると、横須賀でホッピーが売り出されるようになったのは昭和20年代のこと。東京の下町でホッピーが飲まれるようになったのが昭和30年代だそうですので、横須賀のほうが歴史が古いんですね。ビールがない当時、横須賀にいる米兵たちがその代用に「ホッピービア」と称してホッピーを飲むようになったのがはじまりなのだそうです。なにしろビール代わりなので氷はなしが標準。しかも焼酎の量が多いのも横須賀ホッピーの特徴のようです。

さっきの「忠孝」もそうだったのですが、ここ「太田屋」もジョッキに3分の1ほどの焼酎が入っていて、残る隙間に瓶入りホッピー1本分が入りきらないのです。件の「散歩の達人」によれば、「忠孝」の焼酎の量が180ml、こちら「太田屋」は120mlなのだそうですが、どちらも同じくらいに感じるなぁ。標準的な(←メーカーが推奨する)ホッピーの作り方は、焼酎70mlに対して瓶入りホッピー1本分なので、いずれにしても濃いことは濃いんですね。

料理のほうはもちろんお目当ての「湯豆腐」を注文。「湯豆腐」は普通にたのむと1丁分で400円。メニューには半丁(250円)というのもあるので、そちらをお願いしました。

060417kホッピーとともに出されたお通し(サービス)は、キュウリの漬け物(たぶん「きゅうりのキューちゃん」)をちょっと絞って小皿に盛ったもの。そのお通しをつまむ間もないくらいのスピードで「湯豆腐」が出てきました。おぉーっ。なるほど。平皿に盛られたあったかい豆腐の上面全体に練りガラシが塗られ、その上にたっぷりのカツオ節。これぞまさに横須賀湯豆腐ですねぇ。今日はホッピーの日と決めてますが、本当はこいつは燗酒が合うよなぁ。

店内は入ると正面が鉤の手(━┓←こんな形)のカウンターで、おもしろいことに鉤の手の内側に座るのです。長辺に5人分、短辺には3人分の椅子が置かれてますが、すべての椅子が埋まると、角に近い場所のふたりは背中がくっつきあって大変かもね。カウンターの向こう側が正面と右手の壁にそって厨房スペースです。このカウンターにいるのは中高年の男性ひとり客がほとんどなのですが、中に少し若い女性ひとり客がいたりする。

左手には4人がけのテーブル席を二つ連ねて、縦長いテーブル席として並べています。奥側のテーブル席は壁とくっついてる部分があるため、実際には3人座れるかどうかといったところですね。こちらは入口側のテーブルに年配の男女(夫婦の様子)、そして奥側が年配の男性ふたり連れと私。私がいるのはテーブル席の一番奥。ちょうどテレビの真下、トイレの入口の横にあたる場所です。

さらに入口から見て左手の奥のほうにちょっと広がったスペースがあって、そこにも4人掛けのテーブル席がひとつ置かれています。こちらは中年女性ふたり連れ。こうやって老若男女が、そしてひとり客もグループ客も入っている店というのはまず間違いないですね。

「忠孝」は若い店員さんたちが切り盛りしていたのですが、こちら「太田屋」は中年女性3人で切り盛り。この店のように女性だけではなくても、女性中心に切り盛りしている酒場はなんとはなしにあったかみを感じていいですね。たとえば野毛の「武蔵屋」や大塚の「江戸一」、木場の「河本」、月島の「岸田屋」などもそうでしょうか。

「湯豆腐」の他にもう一品、なにかいただきましょうか。壁にずらりと張り出された短冊メニューを確認してみると、一番安いのは今いただいている半丁の湯豆腐や冷奴の250円で、小松菜おひたしなどの300円、ベーコンエッグなどの350円と50円ずつ上がっていって、一番多いのは400円と450円のメニュー。400円ものはたとえば鮭とば、コロッケ、串カツ、しこさしみ、そら豆、なまこなど。450円はメンチ、地どり唐揚げ、まぐろさしみ、いかさしみ、ニラ玉いため、わかさぎ唐揚げなどなど。さらにそれらより上はあじフライなどの500円、豚肉生姜焼き、まぐろぬたなどの550円、めごち天ぷら、まぐろ上さしみなど600円、そしておそらく最高級品は絶品・霜降馬刺しの800円です。品数でいうとざっと50種類近くはあるでしょうか。これだけ並ぶと迷いますねぇ。

お。数あるメニューの中に「しこ天」(450円)を発見! これはシコイワシの天ぷらですね。シコイワシというのはカタクチイワシ(片口鰯)の別名。非常に身近な魚で、稚魚は畳鰯(たたみいわし)や白子干し(しらすぼし)、ちりめんとして。そして成魚は目刺(めざし)や煮干(にぼし)、アンチョビとして出まわっています。広島でいうところの小イワシや、愛媛でホウタレイワシと呼ぶものなども、実はすべてカタクチイワシの別名なのです。もちろんいただくことにしました。

060417l広島の小イワシ天ぷら(参考情報)のように、1尾1尾がカラリと揚げられて出てくる姿を想像しながら待ってたら、あにはからんや、出てきたのはちょっと厚めのかき揚げ天ぷらがふたつ。へぇ~っと思いながらカプッとかじってみると、これがまたシコイワシがたっぷりと詰まったかき揚げ天! これはまたうまいなぁ。これまた本当は燗酒が合う一品です。

ちなみに燗酒は、目の前の年配の二人連れが飲んでるのが「清酒・喜久水」(1合、370円)。徳利に「喜久水」というお酒の名称の他に、「太田屋」と店の名前も入ってるのがいいではありませんか。いかにも老舗って感じですね。他には「上撰・菊正宗」と「上撰・剣菱」があって、これらはともに1合が400円です。

先ほどの「忠孝」ではホッピーを飲んでいるお客さんもそこそこいた(でもお客の半分には達していない)のですが、ここ「太田屋」では、たまたまかもしれませんがホッピーを飲んでるのは私ひとりだけ。他のみなさんは燗酒やビール(大瓶560円、小瓶390円、大生800円、中生520円、小生400円)や、ウーロンハイ、緑茶ハイ(ともに390円)などをいただいているようです。

元祖・横須賀湯豆腐と、たっぷりのしこ天を平らげて、2軒目も終了。約1時間の滞在はホッピー1杯につまみが2品で1,130円でした。どうもごちそうさま。

店情報

《平成18(2006)年4月17日(月)の記録》

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店情報: 大衆酒場「太田屋(おおたや)」(横須賀中央)

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  • 店名: 大衆酒場「太田屋」(おおたや)
  • 電話: 046-822-0389
  • 住所: 238-0007 神奈川県横須賀市若松町1-7
  • 営業: 16:30-23:00、日祝休
  • 場所: 京急線・横須賀中央駅の、海側(東口側)の改札口を出て「Yデッキ」をまっすぐに突っ切って、横須賀プライムというビルの右側の道路上に降り、左手のビルとビルの隙間に入り込むと右側。
  • メモ: 名物の「湯豆腐」(400円)は昆布出汁で温めた1丁丸ごとの豆腐に辛子を塗ったもの。この湯豆腐を最初に考案したのが「太田屋」の初代で、今や横須賀中に広まっている。創業は大正2(1913)年。現在は三代目女将の「おケイさん」こと山崎恵子さんが経営。ホッピー(430円)は横須賀で人気の「源氏」焼酎120mlの三冷。(「散歩の達人2005年7月号より)

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横須賀ホッピーで満州焼 … やきとり「忠孝(ちゅうこう)」(横須賀中央)

「横須賀に行くなら、『忠孝(ちゅうこう)』でホッピーを飲みながら、羊の満州焼(まんしゅうやき)を食べなきゃ」。学生時代の同級生で、今も会社の同僚であるKに言われ続けてもう数年。やっとその「忠孝」に行ける機会が得られました。

店についたのは午後5時30分。入り口引き戸をあけて店内に入ると、すぐ左手が焼き台正面のカウンター4席程度。右手向こうにL字カウンター12席程度、まわりこんで右手前には4人掛けテーブル席がふたつ並んでいます。先客4人はすべて右手L字カウンターに集結。私も先客にならってL字カウンターの奥のほうに座ることにしました。店の奥のほうにも、主としてグループ客が入れる空間(テーブル席や座敷席なのかな?)があるようで、そちらからもお客さんや店員さんたちの声が聞こえてきます。

「いらっしゃいませー。お飲み物は?」とおしぼりを出してくれるのは、いかにもアルバイトらしき若い女性。ざっと見て4~5人いる店員さんは、男性も女性もみんなとても若い! 昭和33(1958)年創業の老舗やきとり屋ということで、年季の入った店員さんたちが働いている様子を想像していたのですが、ぜんぜん違いましたねぇ。

座るやいなやというタイミングで「お飲み物は!」と聞いてくるのは、この店の常連さんの多さを物語ってますね。きっとほとんどのお客さんがメニューも見ないで注文するのでしょう。私もメニューも見ないで「ホッピーください」と注文。ここ横須賀は意外や意外、東京下町のごとく、ごくごく普通にホッピーが飲まれている地域でもあるようなのです。

すぐに出されたホッピー(400円)は、氷なしで生ビールの中ジョッキに3分の1ほどのたっぷり焼酎。別に出された瓶入りホッピーをいれてもすべて入りきりません。うーむ。横須賀ホッピーおそるべし。まさに正一合の焼酎ですね。ちなみに黒ホッピーは410円と、なぜか10円高いのです。うーむ。不思議なり。

お通し(サービス)は小さい小鉢に入った大根おろし。ウズラの生卵がのり、スプーンが添えられています。大根おろしが出る場合は、タレ焼きした焼き鳥をこれにからめて食べたりすることもあるのですが、それにしては少量過ぎる。まわりを見てみると、みなさんさっと醤油を回しかけて、生卵もつぶしてかき混ぜて、つまみとしてスプーンでいただいているようです。私もそれにならって前菜としていただきます。

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店の外観 / ホッピー / お通し

料理のほうは友人Kおすすめの「満州焼」(1本95円)を2本と、手もとのメニューを見ていて気になった「砂肝の唐揚げ」(350円)を注文します。

焼き鳥は入口左側の焼き台で焼かれるのですが、これが意外に時間がかかります。他のお客さんたちも大根おろしをスプーンですくいながら、チマチマとお酒をすすめているような状況。もしかすると、ここから見えない奥の部屋にお客さんがたくさんいて、焼き台が順番待ち状態になっているのかもしれませんね。それとも煙がガンガン上がっていないところをみると、少し弱めの火でじっくりと焼いてるのかな。強火で一気に焼きあげるのはけっこう熟練の技がいりそうですもんね。この店は焼き台を担当しているおにいさんも若いのです。

待つこと約15分。待望の「満州焼」2本が出てきました。けっこうタレが濃いですねぇ。どーれどれ。甘めのミソ味っぽいタレは見た目どおり濃厚。羊肉であることを感じさせません。ちょっとだけついている脂身の部分の食感が羊肉っぽいのかなぁ。濃い目のホッピーにも、とってもよく合うつまみです。先ほど来、新しいお客さんも続々と入ってきているのですが、「満州焼」は人気の品。ふたりにひとりくらいの比率で注文しているようでした。

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ホッピーとお通しで待つ / 満州焼 / 砂肝の唐揚げ

「砂肝の唐揚げ」が出てきたところで、時間がかかりそうな焼き鳥の追加注文です。「焼き鳥は1本ずつでも注文できるんですか?」と確認したところ、おねえさんからは「2本ずつでお願いします」とのこと。1本ずつならバラ、ナンコツ、レバにもう1度満州焼(それぞれ1本95円)をもらおうかと思っていたのですが、急きょ方針変更。「じゃ、バラを2本とレバを2本。塩でお願いします」と注文します。

焼き鳥は一般的なトリネギ、バラ、カモ、ガツ、シロ、コブクロ、ナンコツ、トリカワ、ハツ、満州焼、レバ、カシラ、タン、とりもつ、ボンボチなどはすべて1本95円。2本1セットでたのんでも190円と安いのです。

焼き鳥以外のメニューでおもしろいのは「骨々(コリコリ)サラダ」(480円)や「スイスイ餃子」(400円)など。「唐揚げ大王(3~4人前)」(2,000円)なんてのもありますが、これは1羽分丸ごとの鶏唐揚げのようです。

お客さんはグループ客もいますが、こちらのカウンターに座っているのは(現在8人)ほとんどがひとり客。中高年層の人が多くて、女性もひとりいます。グループ客は、ここからは見えない店の奥へと案内されるので、どのくらいいるのかよく把握できません。しかし、全体では50人近く入ることができるお店なのだそうです。

さっき入ってきて右どなりに座ったおじいさん。常連さんなのか、席につくとほぼ同時にホッピーを持ってきてくれた若い店のおねえさんに「今日はなんにする?」なんてタメ口で聞かれている。そのおじいさんは「カシラを2本と満州焼を2本と、あとキャベツ焼きを1本もらうか」と注文。おりょ? さっき「焼き鳥は2本ずつ」なんて話もありましたが、複数の種類をたのむときはそれに混ぜて1本なんてのもありなのかな。あるいはちょっと高めのネタは1本でも大丈夫なのかもしれません。ちなみにキャベツ焼きは1本140円と、1本95円の焼き鳥類と比べるとちょっとだけ高級品です。

060417g満州焼も砂肝の唐揚げも食べ終えて、何もつまむものがなくなってしばらくしたところでバラとレバが焼きあがってきました。今回も注文してから15分ほど。焼き鳥だけで楽しもうとすると、かなり先を読んだ注文が必要になりそうです。焼き鳥以外のメニューも湯豆腐(300円)、お新香(260円)、枝豆(320円)、もろきゅう(320円)、塩辛(370円)、冷やしトマト(420円)特製煮込み(420円)、とり刺(550円)、牛レバ刺(570円)、馬刺(840円)などなどと充実しているので、それらとうまく組み合わせて注文するのがいいのかもしれませんね。

バラ(豚バラ)とレバ(豚レバ)は、どちらも串の先に行くほど肉の幅が広がるように下ごしらえされているようです。末広がりで縁起がいいのかな。焼き鳥の先っぽを向こうにしてお皿に並べたときも、ちょっと扇型になって見た目もきれいです。

焼きあがりを待ってる時間は長いけど、出てきて食べるのはあっという間。4本の焼き鳥はすぐに串だけになってしまいました。

まだまだ名残惜しいですが、せっかくの横須賀なので何軒かまわってみたい。この店はこの辺で切り上げますか。約1時間の滞在。ホッピー1杯に、焼き鳥6本、砂肝の唐揚げは〆て1,320円でした。お勘定を自分の席でしてくれるのも横須賀流なのかな。

ホッピーの濃さと満州焼。特に満州焼はぜひまた食べにきたいですね。どうもごちそうさまでした。

店情報

《平成18(2006)年4月17日(月)の記録》

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店情報: やきとり「忠孝(ちゅうこう)」(横須賀中央)

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  • 店名: やきとり「忠孝」(ちゅうこう)
  • 電話: 046-822-4174
  • 住所: 238-0007 神奈川県横須賀市若松町3-12
  • 営業: 16:30-01:00、火休
  • 場所: 横須賀中央駅から徒歩3分。
  • メモ: 昭和33(1958)年創業の焼き鳥の老舗。店内は50人の団体もOKという大箱店ながらカウンター席付近は開店当初の昭和な雰囲気を残している。ホッピー(400円)は焼酎が180mlも入ったハードなもの。鳥一羽を丸ごと揚げた「からあげ大王」(2,000円)は1日5食限定で要予約。満州焼(羊肉)が名物。
    〔焼き物〕トリネギ105、バラ105、カシラ105、タン105、レバ105、ハツ105、ナンコツ105、砂肝105、とり皮105、ぼんぽち105、シロ105、ガツ105、こぶくろ105、満州焼105、塩満州焼(1日限定50本)105、ササミ110、つくね110、うずら卵110、特上シロ160、のどぶえ160、梅ササミ焼き160、オクラ巻き160、バラしそ巻き200、手羽先240、鳥ナンコツ270、カルビ270、和風ステーキ280、鶏セセリ120、鶏ハラミ120。
    〔野菜焼き〕ししとう95、しいたけ95、ねぎ95、キャベツ焼き140、にんにく焼き240、銀杏(冬季限定)130。
    〔刺身〕とり刺し550、とりわさ550、馬刺し840。レバ刺し570。〔鮪類〕トロビンチョウ鮪刺550、メバチ鮪刺650、鮪刺二色盛り680、鮪山かけ650。
    〔一品料理〕お新香260、オニオンスライス260、奴豆腐300、湯豆腐300、枝豆320、もろきゅう320、エシャレット320、セロリ320、チーズ320、山芋千切り370、しらすおろし370、塩辛370、キムチ400、チャンジャ400、冷やしトマト420、特製バンバンジー480、生野菜420、骨々サラダ480、いとこサラダ(小)680・(大)930、水々餃子(5個)400・(10個)750、焼きナス420、たらこ(生・焼)550、キムチ豆腐550、特製煮込み420、キムチ煮込み550、蟹みそ甲羅炭火焼き490、自家製ローストビーフ650。
    〔揚げ物〕若鶏の唐揚げ550、手羽先の唐揚げ480、鶏ナンコツの唐揚げ370、砂肝の唐揚げ400、フライドポテト320、唐揚げ大王(3~4人前)2,000。
    〔鍋物〕牛もつ鍋(普通・辛口)(1人前)935・(2人前)1,785・(3人前)2,625・(4人前)3,465。〔トッピング〕追加もつ420、豆腐200、豆もやし200、キムチ200、長ネギ200、日替りキノコ200、かんずり53。〔〆〕雑炊(玉子付)263、チャンポン麺420。
    〔ビール〕アサヒスーパードライ生ビール(小)300・(中)550・(大)750、瓶ビール(中)500、キリン瓶ビール(中)500、黒生ビール400。〔ホッピー〕ホッピー430、黒ホッピー440、ホッピー瓶(白)260・(黒)270。〔日本酒〕多聞640、剣菱740、冷酒さわやか740。〔ウイスキー〕ブラック・クリアブレンド・ハイボール(中)480・(大)530、角ハイボール(中)530・(大)580。〔焼酎〕甲類300、玄海(麦)300、玄庵(そば)300、黒わか松(芋)410。カットレモン25、レモンスライス25、梅干50。〔サワー〕ウーロンハイ430、緑茶ハイ430、チューハイ430、レモンサワー430、ライムサワー430、梅サワー430、青りんごサワー430、ライモンサワー430、カルピスサワー430、ライチサワー420、グレープフルーツサワー420、イチゴサワー420、巨峰サワー420、イチゴカルピス470、巨峰カルピス470、あんずサワー or ロック420、梅酒サワー or ロック480、トマトハイ450、ウイスキー350、ブランデー500。〔ソフトドリンク〕オレンジ230、ウーロン茶230、コーラ230、緑茶230、サイダー230、トマトジュース230、カルピス230、アサヒノンアルコールビール350。
    〔食事〕お茶漬け(のり・梅)480・(しらす・しゃけ・たらこ)530、おにぎり2個(梅・しらす・しゃけ・たらこ・こんぶ・おかか)350、ライス210、みそ汁200、鳥スープ250、まかないそぼろめし(鳥・豚・牛)550。(2014年1月調べ)

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春のほろにが、若鮎天ぷら … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

吉祥寺飲みを終えて、阿佐ヶ谷駅まで帰って来たところ、ホームでばったりと遭遇したのはとぱーずさんとDHさんのおふたりです。「えーっ!」と偶然の出会いに驚きつつごあいさつ。おふたりはライブコンサートの後、夕食を食べようと阿佐ヶ谷で電車を降りたところなのだそうです。それじゃぜひご一緒に、と駅からタクシーで向かったのは「竹よし」です。

「こんばんは」と店内に入ると、土曜日午後11時前の店内には右手カウンター席奥側に最近よくお会いするTさんです。Tさんはすでにお勘定をすませて、ちょうど帰るところだった様子。そこを「まぁまぁ、せっかくですから」と引き止めて(ごめんなさい!)、我われ3人もカウンター席に腰をおろします。店内左手テーブル席には先客はおらず、店内のお客はTさんと我われの都合4人。

とぱーずさんたちは生ビール(アサヒスーパードライ、中ジョッキ、500円)でスタート。私はすでに荻窪から吉祥寺と都合4軒をまわってきた後なので、いきなり燗酒(菊正宗、350円)をいただきます。

今日のお通し(200円)は「氷頭膾(ひずなます)」。鮭の鼻先の軟骨の部分を薄切りにして酢で和えたこの料理は、その名のとおり氷のように透きとおった美しさと、軟骨のコリコリした感じ、まわりに付いた身のフルフルした感じが絶妙で、いいつまみです。

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燗酒 / 氷頭なます / 刺身盛り合せ

とぱーずさん、DHさんは今回が初の「竹よし」。それじゃぜひ刺身の盛り合せ(1,000円)から食べていただかなくては。マグロと季節の魚介類が中心のこの店。それをずらりと味わえるのが刺身の盛り合わせなのです。今日の盛り合わせはタイ、トロ、ワラサ、甘エビ、生サーモンの5点盛り。自慢のマグロ(トロ)もさることながら、ワラサがまた素晴らしいですねぇ! ワラサはワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと成長する出世魚の、ブリの一歩手前。ピッと引き締まった身に脂分もたっぷりです。

盛り合わせに入っていない今日の刺身はトビウオ(500円)、生クジラ(ミンク、900円)、平貝(850円)など。その平貝の大きいことといったら! これもおいしそうですねぇ。刺身以外の魚介類は殻付き大帆立貝(600円)やマテ貝(600円)、アサリ(550円)、キビナゴ(500円)、アンキモ(450円)、生タラあら煮(650円)、ウナギ玉子とじ(900円)などなどがホワイトボードメニューとして並んでいます。

そこへ「こんばんは」と入ってこられた女性ひとり客は常連のSさん。カウンターの一番手前側に座り、いつものように新潟の「八海山」(純米吟醸、700円)です。

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ワラサ刺身 / 平貝 / 若あゆ天ぷら

2品目の料理は、季節の「若あゆ天ぷら」(700円)。それにあわせて、とぱーずさんたちおふたりも「八海山」に切り換えです。私のほうはずっと「菊正宗」の燗酒(350円)。頭からサックリとかぶりつくと、口の中にホロリと苦い若あゆの味が広がります。若あゆにしても、フキノトウやタラの芽などの山菜類にしても、このほろ苦さが春らしくていいんですよねぇ。本当にお酒がすすみます。スーッと水のように入ってくる「八海山」に「これは危ないお酒ですねぇ」と、2本目からは高知の「酔鯨」(600円)にチェンジです。

続いていただいた「やさい天ぷら盛り合せ」(700円)は、まさにそのタラの芽や山ウド、ナスなどの盛り合せ。シャクシャクと揚げたてがいいですね。

「これもつついてみますか」と店主が出してくれたのは小鉢に盛られた「クキワカメの佃煮」。これがまたお酒をすすめてしまいますねぇ。すみません、燗酒、おかわりください。

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やさい盛り合せ / クキワカメ佃煮 / 焼きそら豆

最後にいただいたのは「焼きそら豆」(500円)。そら豆のうまみがいっさい逃げることのない「焼きそら豆」は、私も大好物。ここ数年は自宅でもそら豆は焼いてもらっているほどです。そら豆の季節もそろそろ終わり、枝豆の季節に変わっていきますよねぇ。冬が終わって春から夏に向かう季節の酒場のメニューはめまぐるしく変わって、本当に季節を感じることができます。

やぁ、おいしいですねぇ、などと舌鼓を打ちながら気がつけばもう午前1時前。閉店時刻をはるかにまわってしまってます。これはすみませんとお詫びしながらお勘定してもらいます。約2時間楽しんで、3人で7,500円ほどでした。どうもごちそうさま。

店情報前回「Wine&Dish&Music・・・」の記事

《平成18(2006)年4月15日(土)の記録》

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公園口の立ち飲み屋 … 立ち飲み「笑門(しょうもん)」(吉祥寺)

同じ吉祥寺ですが、今度は南側(公園口側)の地下にある立ち飲み屋、「笑門」です。キャッシュ・オン・デリバリーの店ですが、奥のほうに座れるテーブル席が4卓ほどあり、我われはそのテーブル席のひとつに陣取り、Eさんは「生ビール」(S、350円)、私は「緑茶割り」(焼酎を「生茶」で割ったもの。350円)でスタートです。

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入口の看板 / 店内の様子 / 生ビールと緑茶割り

飲み物も食べ物もカウンターのところに買いに行くスタイル。しかし、料理は出来合いのものばかりでなく、その場で調理するようなものも出してくれるようです。そんな中からもらったのは「自家製鶏のつくね」(300円)と「味付けのり」(2袋、50円)。手作りの「鶏のつくね」は、小さいひと口ハンバーグ状に整形されたつくねが3個。炒めたシシトウが1本添えられています。「しゃきしゃき感がとまらない」と店の看板にもかかれている一品で、お酒にもよくあいます。

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鶏のつくね / 味付けのり / ←3分割して

そして意外にいけるのが「味付けのり」。袋から出して、長手方向にパリッパリッと3分割すると、小さい正方形の「味付けのり」がたくさんできます。この小さい海苔を1枚食べては緑茶割りをチビリチビリ。はぁ~、おいし。そば屋で食べる本格的な焼き海苔もさることながら、なんでもない袋入りの「味付けのり」もまたいいんですよ。まさに立ち飲みの友です。(今は座って飲んでますが。)

店の入り口からずどんと伸びる立ち飲みカウンター上には小皿に盛られた料理類のほか、駄菓子屋さんでよく見かけるような容器に入った乾き物類などなどがずらりと並んでいます。なにしろメニューが多いのが特徴のようで先ほどの「味付けのり」の50円を筆頭に、6Pチーズ(1個、100円)や魚肉ソーセージ(150円~)、酒盗(200円)、お新香(200円)、ポテトサラダ(200円)、マカロニサラダ(200円)と続き、締めのチャーシュー丼(500円)、キーマカレーライス(500円)、明太子うどん(480円)などもそろっています。サッポロ一番みそラーメン(380円)なんてメニューもあるのがおもしろいなぁ。

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カウンター上の料理 / 乾き物 / ガーリックハムステーキ

Eさんがカウンター内のおねえさんに注文し、それを受けておねえさんはフライパンでなにやら炒めはじめます。「お待たせしました」と出てきたのは「ガーリックハムステーキ」(350円)。ハムステーキ用のハムを1枚炒めて食べやすいようにスライスした上に、いっしょに炒めた薄切りのニンニクや小口切りの唐辛子がたっぷりとのっています。

「それじゃこれも」ともらってきたのは「魚肉ソーセージ」(200円)。ハムステーキの皿の上で、例によって手持ちの十徳ナイフで切り分けます。魚肉ソーセージは、メニュー上で「150円~」となっているのを見てもわかるように150円からはじまって何種類かの魚肉ソーセージが置かれています。どの銘柄がどんな味かわからないので、適当に選んできたのですが、この魚肉ソーセージはちょっとモチッとした食感。個人的にはもうちょっとプリプリした感じの魚肉ソーセージのほうが好きだなぁ。

さらにはこれまた焼きたての「ガーリックフランスパントースト」(350円)も登場。ちょうど緑茶割りを飲み終わった私は、赤ワイン(キュベ・ド・プリンス(仏)、450円)をグラスでもらいます。ガーリックトーストと合うんですよねぇ、これが。

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魚肉ソーセージ / ガーリックトースト / 柿ピー

最後はカウンター上に並んでいる乾き物・ナッツ類(それぞれ一皿300円)などの中から柿ピー(300円)をもらってきてポリポリといただいて終了です。その場その場で支払ってるものを合計してみると、1時間半ほどのうちに二人で3,400円ほど(ひとりあたり1,700円ほど)といったところでした。

店情報

《平成18(2006)年4月15日(土)の記録》

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店情報: 立ち飲み「笑門(しょうもん)」(吉祥寺)

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  • 店名: たちのみや「笑門(SHOMON)」吉祥寺南口店
  • 電話: 0422-49-2572
  • 住所: 180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-5-11 丸善ビルB1F
  • 営業: 17:00-24:00、無休
  • 場所: JR中央線吉祥寺駅の公園口出て、カラオケ館のとなりのラーメン花月の地下1階
  • メモ: キャッシュオンデリバリーの立ち飲み屋。ビール大瓶はサッポロかキリンで550円。サッポロ生(450円)、エビス生(550円)。日本酒は黄桜が380円の他、地酒は600円から。焼酎の湯割り、水割り、ウーロン割り、酎ハイ、緑茶割りなど各350円。梅サワー、レモンサワー、グレープフルーツサワーなど各380円。ホッピー400円。食べ物各種は50円からあるが200~400円くらいのものが多い。公式サイトあり。

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ハーモニカ横丁の人気店 … やきとり「てっちゃん」(吉祥寺)

吉祥寺の2軒目は、吉祥寺駅の北側に広がるハーモニカ横丁内の1軒、「てっちゃん」です。午後7時過ぎの店内はお客さんでいっぱい。通り沿いの立ち飲みカウンターもいっぱいながら、手前にポツンと1個置かれたホッピーケースを4個積み上げた簡易立ち飲みテーブルらしきところは空いている。「ここで飲んでいいですか?」と確認して、その簡易テーブルのところに立ちます。

飲み物は氷なし黒ホッピー(315円)を注文。すぐに受け皿付き焼酎と瓶入りホッピー、そしてサワーグラスが出てきます。

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店外の簡易立ち飲みテーブル / 黒ホッピー / 豚足

つまみには豚足(315円)を一人前と、やきとりメニューからは珍しいラム(1本105円)を2本注文します。調理の必要がない豚足はあっという間に出てきました。豚の足先半身分1個の豚足なのですが、うまくばらすとこれだけでけっこうな量になります。

店内は鉤の手に曲がった変形厨房をカウンターが取り囲んでいて、通路(横丁)側は立ち飲みに、奥側は座り飲みになっていて、さらにその奥にテーブル席(座り飲み)もいくつか並んでいます。厨房で働くのは黒いトレーナーに白い前掛け姿の若い男女4~5人ほど。店全体では40人以上は入りそうなので、これを4~5人で切り盛りするのはけっこう大変でしょうね。

焼き台は2台あって、それぞれひとりずつおにいさんが担当していますが、なにしろ満席のお客さんから大量に注文が入っているようで、なかなか焼きあがってきません。まだしばらくかかりそうなので、早くできそうなものをもう1品もらってつなぎますか。すぐ横の煮込み鍋で煮込みがグツグツと煮込まれているので、これにしますか? 煮込みは315円。トッピングとして煮玉子(105円)を入れてもらうこともできるようです。おやっ!? 待てよ。煮込みキャベツ(315円)なんてのもありますねぇ。珍しいからこちらにしてみましょう。

少しして出てきた煮込みキャベツは、比較的浅めに煮込まれています。生ではないといった程度。うーむ。これはちょっと期待はずれだったかな。この感じで出すのであれば、ダシ(煮込み汁)がもっと濃い味のほうがいいのではないかと思いますが、わざわざそこまでしなくても「秋元屋」や「鳥佳」などのように、味噌をつけて食べる生キャベツのほうがいいかもね。

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店内の様子(煮込み鍋) / 煮込みキャベツ / ラムと玉ネギ

さらに玉ネギ(1本105円)を1本注文すると、最初にたのんだラムといっしょに出てきました。うーむ。注文してから50分後というのはちょっと時間がかかり過ぎかも。人がごった返す人気店なので仕方がないのかな。

1時間強の滞在はふたりで2,520円(ひとりあたり1,260円)でした。

店情報

《平成18(2006)年4月15日(土)の記録》

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店情報: やきとり「てっちゃん」(吉祥寺)

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  • 店名: やきとり「てっちゃん」
  • 電話: 0422-20-5950
  • 住所: 180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-2
  • 営業: 17:00-23:00(22:30LO)、無休
  • 場所: 北口を出てハモニカ横丁へ。不ニ家の角を入って左手。
  • メモ: ラム、トリモモ、レバ、スナギモ、ナンコツ、ブタバラ、カシラ、タン、シロ、ガツ、タマネギ、ネギなど各1本105円。手羽210円、豚足315円、もつ煮315円など

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改築は3年後ぐらい、かな? … やきとり「いせや本店」(吉祥寺)

中央線沿線に住むEさんから「吉祥寺にいますがどうですか?」とご連絡をいただいて吉祥寺です。

昨年の秋、店の裏口に「建築計画のお知らせ」(平成18(2006)年5月1日着工~平成19(2007)年9月30日完成)という掲示が出されたことから、改築前の「いせや」に行かねばと、多くの「いせや」ファンをやきもきとさせていますが、「散歩の達人」の吉祥寺・三鷹特集号によると『いや、まだ閉めないよ。えっ、あの看板? 市長が変わるから、14階までの建造物を建てられる許可を一応取っただけです。建て直しの時期はまだわからないけど……もうしばらくは今のままです。多分、3年後ぐらい、かな?』(西島泰助・いせや総本店店長)ということだそうです。

「いせや本店」についたのは午後5時20分。やきとりを焼く煙がもうもうと上がる店頭はあいかわらず立ち飲み客でいっぱいで、その横には店内に入るのを待つ行列もできています。「今日は2階にしましょうか」と我われは裏口側の2階席への入口から店に入ると、こちらもまた階段の途中くらいまでの待ち行列。その行列の後ろについて順番を待っていたところ、ちょうどお客さんが回転するときだったのか10分も待たずに奥の小部屋の座敷席に通されました。

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店頭で立ち飲み / 2階テーブル席 / 2階小部屋

「いせや本店」は1階は焼き台を囲むカウンター(立ち飲みおよび奥側は座り飲み)とテーブル席。2階は左手に大広間の座敷席と、数卓のテーブル席、そして小部屋の座敷席。右手には小部屋の座敷席が数部屋あって、その先がテーブル席のフロアになっているという、ちょっと複雑な造り。なにしろ昭和3(1928)年創業、この建物ができたのが昭和29(1954)年だそうですからねぇ。古い建物ならではの造りなんでしょう。

6畳くらいのこの小部屋には、4人掛けの座卓が3つ。我われ2人もその1つに陣取り、まずは焼酎(220円)とタンサン(レモン付き、120円)を2セット注文します。この店は、もともと酎ハイというメニューがなかったのでこういうたのみ方をしたのですが、後でメニューを確認してみると酎ハイ(320円)というのもメニューに登場していました。

ちなみに酎ハイと注文した場合はすでに作られたサワーグラス1杯分の酎ハイが出されるようです。そして、我われのように焼酎とタンサンというたのみ方をした場合には、コップ1杯(ちょうど1合程度)の焼酎と、それとは別にたっぷりの氷とレモンスライスが1切れ入ったサワーグラス、そしてタンサン(カナダドライ)が出てきます。これらを使って自分で酎ハイを作るのです。

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焼酎とタンサン / 冷やしトマト / 自家製シューマイ

何品かまとめてたのんだつまみのうち、まず出てきたのは冷やしトマト(330円)と自家製シューマイ(330円)。このシューマイがこの店の名物のひとつ。大きな肉たっぷりのシューマイがお皿に3個のって、キャベツの千切りと練り辛子が添えられます。

そして出てきたのはミックス焼き鳥(1皿4本、320円)の塩焼きとタレ焼きです。盛り合せでたのんだ場合、塩焼きとタレ焼きではネタが変わるお店も多いのですが、ここはどちらも同じ。ひなどり、ハツ、シロ、レバー(それぞれ1本80円)の4本です。この店で扱っているやきとりは、この4種のほかにタン、カシラ、軟骨、つくね、ガツ、ねぎ焼きの加えた10種。すべて1本80円で、単品でたのむ場合は各種2本から注文ができます。

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ミックス焼き鳥(塩) / 同じく(タレ) / カチ割ワイン

焼酎+タンサンを飲みきったEさんが注文したのはカチ割ワイン(320円)の赤。これはジョッキに氷を入れて、たっぷりとワインを注いだものです。ワインもこうやってグイグイと飲む時代になってきてるんですね。

この店には「本日のお楽しみ品」という日替わりのおすすめメニューがあります。今日の「本日のお楽しみ品」は「レバー刺し」(380円)ということで、さっそくひとつ注文。出てきたレバ刺は、刻みネギがのっかって、ニンニクがたっぷりと効いたタレがうまいのです! こういうタレ味で食べるレバ刺しもいいですねぇ。

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レバー刺し / 下り階段の看板 / まだまだ行列

午後7時までの滞在はふたりで2,680円(ひとりあたり1,340円)。まだまだ順番待ちの行列が続いている「いせや本店」を後にしたのでした。

店情報前回、「脳髄スクワット」)

《平成18(2006)年4月15日(土)の記録》

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東京一の塩辛やっこ!? … 立ち飲み「やき屋」(荻窪)

土曜日4時過ぎの「やき屋」です。開店からまだ5分もたっていないのに、すでに店内右手のメイン立ち飲みカウンターは満席(8人)。左手の壁に作りつけられた、3~4人たつことができるサブカウンターの奥側にもひとり先客がいる状態。みさんさん出足がいいですねぇ。私もサブカウンターの一番手前側に立ち、まずはホッピー(300円。括弧内の料金は税別表記。以下同じ)を注文します。

ここのホッピーは氷と焼酎が入ったサワーグラスと、瓶入りのホッピーが別々に出るスタイル。これを自分の好みの濃さに割るのです。サワーグラスの9分目くらいを目安にホッピーを入れると、瓶入りホッピー(いわゆるソト)1本で3杯のホッピー(焼酎のホッピー割り)が作れるくらいの分量です。

つまみのほうはゲソ揚げ(150円)とイカなんこつ焼き(150円)の2品を注文。ゲソ揚げはカウンター上のバットに盛られているものを、注文に応じてお皿に取り分けてくれるだけなので出るのが早いのです。それに対してイカなんこつ焼きは、注文を受けてから生の状態から焼きあげるため、少し時間がかかるのでした。早く出るものと、ちょっと時間がかかるものを同時にたのんでおくと、早く出たほうを食べ終わるころ合いで遅いほうが出てくるのでちょうどいいのです。

ちなみに早いものは先ほどのゲソ揚げのほか、イカわた和え、イカ塩辛、煮込みなど。遅いものは焼き物で、イカなんこつ焼きの他、ミミ焼き、ゲソ焼き、フランクフルト、イカしょうが棒などでしょうか。中間的なものは刺身類です。イカ刺し、イカミミ刺し、げそわさ、シメサバなどの刺身類は、注文を受けてから刺身に引いていくので少し時間がかかるのです。ここのつまみはシメサバの200円をのぞくと、他はすべて150円という低価格。この価格で新鮮なイカを、注文を受けてから生から焼いたり、刺身に引いたりするのですから人気があるのもうなずけますよね。

もくろみどおり、ちょうどゲソ揚げを食べ終わったところへ、イカなんこつ焼きが出てきました。タレ焼きされたイカに七味唐辛子をパラパラっとふりかけていただくと、ホッピーも進んで、進んで。

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案内看板 / ホッピーとゲソ揚げ / イカなんこつ焼き

店はカウンターの外、レジのところにいる女将さんと、カウンター内で調理も担当しているゲンさんのふたりで切り盛りしています。メインカウンターのお客さんはゲンさんに直接注文し、サブカウンターや左手奥にひとつだけある座り飲みテーブル席のお客さんは女将さんに注文するというのが基本のようです。私のいるサブカウンターの一番手前(店に入ってすぐ左側)というのは女将さんのいる場所にとても近い。クゥ~ッと飲み干したグラスの、カランと転がる氷の音だけで、なにも言わなくても女将さんが「はい」と手を伸ばしてくれるほど近いのです。

ホッピーの焼酎部分だけのおかわり(ナカ)は150円。ソト1本、ナカ3杯のペースで飲むと600円で3杯のホッピーが飲めることになります。これだと1杯あたりに換算すると200円になってしまうのがうれしいではありませんか。

3杯目となるナカをおかわりしたところで、つまみはイカ塩辛(150円)と冷奴(150円)を注文します。

ここのイカはすべてイカ水揚げ日本一の八戸のイカ。そのイカをフレッシュに一夜漬けした素晴らしいつまみがこの塩辛なのです。太田和彦さんも近著「ひとりで、居酒屋の旅へ」の「やき屋」の紹介記事の中で「間違いなくこれは東京一のイカ塩辛。もう酒よりも完全に塩辛が主役だ。恥ずかしながら私はお代わりした」と最大級の賛辞を贈っているほどです。

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イカ塩辛 / 冷奴 / 冷奴に塩辛をのせて

しかーし。そんな絶品のイカ塩辛を、今日は冷奴にのっけて食べちゃおうというんだから大贅沢。イカ塩辛の味が豆腐を引き立て、豆腐の淡白な味わいがまたイカ塩辛の味の深みを引き上げるという、まさに相乗効果的な味が楽しめるのです。あー、うまい。

5時過ぎまでちょうど1時間の立ち飲みタイムはホッピー3杯(ソト1、ナカ3)につまみ4品で、1,260円でした。うー、飲みも食べも大満足ぢゃ!!

店情報前回

《平成18(2006)年4月15日(土)の記録》

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るうろうダブルかけ … 台湾料理「髭鬚張魯肉飯(ひげちょうるうろうはん)」(渋谷)

渋谷は道玄坂にある台湾料理の「髭鬚張魯肉飯(ひげちょうるうろうはん)」。この店は台湾では、日本でいう「吉野家」や「松屋」のような存在なのだそうです。そんな店内は、ほとんどがひとりでやってきた食事客。ぽつぽつとふたり連れがいる程度です。

3人で店に入った我われはもちろん飲むのが目的。テーブル席だけの店内の中央あたりに陣取って、まずは生ビール(450円)と紹興酒(大、550円)をもらって乾杯です。

そしてもらったのは「ひげちょうお肉セット」(750円)を1人前だけ。。。

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店の看板 / 生ビールと紹興酒(大) / ひげちょうお肉セット

この「ひげちょうお肉セット」は「るうろう飯(豚ホホ肉煮込みかけご飯)」または「じいろう飯(蒸し鳥かけご飯)」(単品だとどちらも400円)にお好みの肉料理と本日の小皿がついたお得なセット。ご飯は定番の「るうろう飯」にし、肉料理はバラ肉、モモ肉、ホホ肉、スネ肉、豚足、パーコー、鶏腿、唐山魚の8種(単品だと各420円)の中からバラ肉を選びます。本日の小皿は春雨です。

この店はスープもおいしいのだそうで、別に「コーンスープ」(320円)を注文。豚肉やジャガイモも入った具だくさんのスープはたしかにいいつまみになります。

「るうろう飯」にはトッピングとして「るうろうダブルかけ」(100円)をお願いすることができます。これを「すみませんが、ダブルかけの部分だけ別皿で」と出してもらうと、それもつまみになるのです。あっというまに1回目のダブルかけを食べ終わり、「ダブルかけをもうひとつお願いできますか」とトッピングだけおかわりするほど!

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コーンスープ / るうろうダブルかけ / 店内の様子

約1時間の滞在は3人で2,950円(ひとりあたり千円弱)でした。まさに「吉野家」や「松屋」で一杯飲んだって感じですね。

店情報前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」、「宇ち中」)

《平成18(2006)年4月14日(金)の記録》

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キュウリの古漬けを燗酒で … 鶏唐揚げ「とよ田(とよだ)」(自由が丘)

「いらっしゃいませ。こちらにどうぞ」と女将さんに指し示されたカウンター席に座ると、すっと袋に入ったお絞りが出されます。

まずは飲み物の注文。瓶ビール、生ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーとそろっていますが、いつものように瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶)をいただきます。お通しは、これまた定番の玉ねぎの酢醤油かけ、カツオ節たっぷりのせです。

なにしろここの店には3種の唐揚げとお新香しか置いていない。それなのにいつもいつも満席なのです。3種の唐揚げは砂肝、手羽肉、もも肉。全部食べたければ「ひと通り」とか、「コースで」とお願いすればOKです。今日はふたりで砂肝を1つと、手羽肉を2つ注文。

ちびちびとビールを飲みながら待つうちに、まずは砂肝の唐揚げが出てきます。ひと通りのコースでたのんだ場合でも、まずはこの砂肝からスタートするのが決まりのようです。

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ビール / 玉ねぎポン酢醤油 / 砂肝唐揚げ

揚げ油をどんどん新しいのに変えながら揚げるというここの唐揚げは、まったくといっていいほど油っぽくないのです。丁寧な下ごしらえによってほとんど同じ大きさに切りそろえられた砂肝は、すべてが茶褐色の同じ色合いに揚げあがり、塩をふっただけなのに実にいい味わいです。んー。ビールも進みますねぇ!

そろそろ砂肝もなくなるかというところでお新香をいただきます。お新香はキュウリで、浅漬けと古漬けが選べますが、今日は古漬けで燗酒を飲みたい気分だったので古漬けを選択。もちろん燗酒(菊正宗)もいただきます。とはいえビールを飲み終えたわけではなくて、ビールはビールで続行中。なんといっても唐揚げにはビールが合いますからね。で、キュウリのお新香をつまむときだけ、ちびりと燗酒。よく漬かってて、醤油もいらないほどです。

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お新香 / 燗酒 / 手羽肉唐揚げ

さぁ、手羽肉の登場です。内臓を取った状態まで下ごしらえしている若鶏は、注文を受けてからまず背骨の真ん中から左右にさばき、それを上半身と下半身に分けて唐揚げに適した部分だけになるように丁寧に下ごしらえをしていきます。このとき切り落とした骨や肉は、けっして捨てるわけではなくて、これがシメに出される鶏スープの材料になるのです。「捨てるところはまったくありませんよ」と女将さん。こうやって下ごしらえを終えた上半身が手羽肉、下半身がもも肉として揚げられるのです。

したがって手羽肉の部分は、手羽肉といいつつも、手羽肉はもちろん、胸肉、あばら骨なども含んだいろんな部分。いろんな食感が楽しめるのです。この唐揚げももちろんまったくといいほど油っぽくない。他にはないよなぁ、この感じは。レモンを絞って、七味唐辛子をぱらりとふって食べる唐揚げのうまいことよ。やっぱりビールが進みます。

手羽肉も終わりに近づいてきて、まだもうちょっといけそう。「さて次はなににする?」。いろんな食感が楽しめる手羽肉か、それともしっかりと鶏肉が楽しめるもも肉か。うーむ。もも肉を食べずに終わるというのも心残りなので、やっぱりもも肉もいっときますか。ということでもも肉唐揚げを追加注文です。

手羽肉もそうですが、もも肉もいつ来てもほぼ同じ大きさで、同じ形状をしていて、同じ味。「毎日毎日、同じものを同じように出すのがプロの仕事なんだ」とどなたかが言ったそうなのですが、この店はまさにそういうお店。私自身、3週間ぶりにやってきたのですが、心の中で期待していたとおりの鳥の唐揚げにめぐり合えてとっても幸せです。

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もも肉唐揚げ / 鶏スープ / 店をあとに

最後はあつあつの鶏スープでしめて終了です。やぁ。満足満足。ふたりでやってきて、砂肝×1、手羽肉×2、もも肉×1をいただいて、瓶ビールを4本ほど。さらに今日はお新香×1に燗酒×1でお会計は6,200円でした。飲む量などにもよりますが、ふたりで来ても、3人で来ても、だいたいひとりあたり3千円前後といったところでしょうか。

店情報前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成18(2006)年4月14日(金)の記録》

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マッカラン12年 … バー「エックスレイ(X-ray)」(横浜・杉田)

京急・杉田駅のすぐ近くにあるバー「X-ray」です。まわりにバーや酒場があまりないところに、ポツンと本格的なバーがあるのがおもしろい。

「マッカラン12年」をストレートでいただくと、チューリップグラスに注がれ、チェイサーの氷水とともに出されます。

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店の外観 / 店内の様子 / マッカラン

会社の仲間10人ほどで来ているので、つまみのほうもお通し(ミックスナッツなど)の他に野菜スティックやチーズの盛り合せなどなどをいただきます。

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ミックスナッツなど / 野菜スティック / チーズ盛り合せ

大勢で入っている我われはワイワイとにぎやかですが、基本的には静かな店内でゆっくりとお酒が楽しめます。

店情報前回

《平成18(2006)年4月13日(木)の記録》

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シメももつ焼き … もつ焼き「石松(いしまつ)」(中野)

日曜日の午後9時半なのに「石松」もまたお客さんがいっぱい。日曜日に開いているもつ焼き屋さんが少ないうえに「石松」「秋元屋」と、近くに日曜営業の名店がそろってますからねぇ。自然にモツ好きたちが集うのでしょう。

キープしているキンミヤのボトルを出してもらって、黒ホッピーやチューハイ、生茶割りを作って乾杯です。

焼き物のほうはだれかが注文したのに便乗していっしょに作ってもらうのがこの店の基本。なにしろ注文を受けてから大きなかたまりのモツから切り出して串に刺していくので、同じものは同じものでまとめて注文すると効率がいいのです。

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飲み物 / ウィンナー焼き / うずらの卵

まずはウィンナー焼きとうずらの卵。そしてだれかの注文に便乗してのシロのタレ焼き。そしてこちらからの注文は手羽先です。何品かにひとつは自分たちの好みで注文すると、まわりからも「じゃ、こっちももらおうか」「ここにも1本ね!」と声が飛ぶのです。

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シロ(タレ) / 手羽先 / タン

最後にまただれかの注文に便乗してタンの塩焼きをもらって終了。

1時間半ほどの滞在は、新しいキンミヤボトルも1本入れて、3人で4,230円(ひとりあたり1,410円)でした。

店を出たところで、ちょうど店に入ってこようとするユキコさん(「秋元屋」のおかみ)とばったり。後から秋元さん(「秋元屋」店主)もいらっしゃるのだそうです。中野区のもつ焼きの名店2軒の店主同士が仲がいいというのもまた微笑ましいですよね。お先におやすみなさーい。

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」、「宇ち中」)

《平成18(2006)年4月9日(日)の記録》

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日曜日も満員 … 焼きとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

「秋元屋」は日曜日の今日も満席。店内コの字カウンターにはまったく座ることはできず、テラス席にあるふたつのテーブル席のうち、向かって左側、6人座れる席のほうに相席させてもらいます。先客は3人組、我われも3人組。びっしりと詰めあって6人座ると、またまたビール(サッポロラガー大瓶、480円)とホッピー(380円)で乾杯です。

つまみはポテトサラダにテッポウの味噌焼き。ポテトサラダもさることながら、テッポウがクニュクニュプリプリと絶品です。

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ビール / ホッピー / ポテトサラダ / テッポウ(味噌)

さらにはうずらの卵、牛ミノ串、ギンナン、ニンニクなどなどのほか、メンチカツも焼いてもらいます。何度もこの店に来たことがある同行者なのに、メンチカツがあるのははじめて知ったのだとか。嘘でしょう、という感じでしたが、この記事を書くのにあたって振り返ってみると、たしかにハムカツはよく食べているのですが、一緒に来ているときにメンチカツは食べたことがなかったですね。この焼いたメンチカツもこの店の名物のひとつ。炭火で焼いてアツアツになったメンチカツがまたいいのです。

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うずらの卵 / 牛ミノ串とギンナン / ニンニク / メンチ

日曜日は9時がラストオーダー。1時間強の滞在は3人で2,700円(ひとり900円)でした。どうもごちそうさま。

なお、4月からひとり100円の座席料がかかるようになったそうです。

店情報 (前回、「宇ち中」、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成18(2006)年4月9日(日)の記録》

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うどんは未食!? … うどん酒房「さぬき亭(さぬきてい)」(野方)

野方の「さぬき亭」は“手打ちうどん酒房”をうたうお店。手打ちうどん(讃岐うどん、500円から)の店ながら、つまみやお酒も充実しているのです。

店内は手前がカウンター席、奥に4人掛けのテーブル席がふたつあります。3人で入った我われは奥のテーブル席のひとつに陣取り、あたり前のようにビール(アサヒかキリン大瓶、500円)やホッピー(ソト300円、ナカ200円)などの飲み物を注文。他のお客さんたちもまずはお酒とつまみから入っている様子です。

お通し(300円)として出された焼き鳥は、串に刺さずに焼いた鶏を切り分けて、キャベツやタマネギとともに小鉢に盛ったもの。仕上げにふった白ゴマもよくきいていて実にいいつまみです。

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店の外観 / 飲み物 / お通し / 壁のメニュー

料理のほうは「ニラ玉いため」(400円)と「鳥皮ネギ炒め」(450円)を注文。「ニラ玉いため」はニラのほかに玉ネギ、ニンジンなどの野菜類も入って、(野菜類のボリュームに比べると)比較的少量の玉子でトロッと仕上げたもの。「鳥皮ネギ炒め」は、名前どおり鳥皮をネギを炒めたものなのですが、できたてプリプリの鳥皮が実にいいつまみになります。

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ニラ玉いため / 鳥皮ネギ炒め / 棚に並ぶ焼酎群

他にもホウレン草、玉子焼、なめこおろし(各300円)。牛スジ煮込み、豚モツ味噌煮込み、ポテトサラダ、野菜炒め、牛肉コロッケ、串カツ(各400円)。マグロづけ、びんトロ刺し(各500円)などなどのつまみ類。そしてカウンター背後の棚には各種焼酎(1杯450円から)がずらりと並んでいます。

2時間弱の滞在は3人で3,500円(ひとり1,200円弱)ほど。今日もまたうどんまではたどりつかずに終了したのでした。(私自身、まだこの店でうどんを食べたことがない...)

店情報 (前回、「宇ち中」)

《平成18(2006)年4月9日(日)の記録》

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なすツナいため … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

日曜日恒例の「よじかわ」(=開店時刻の4時ちょうどに「川名」に行くこと)です。店先の焼き台や煮込み鍋をチェックしつつ4時ジャストに店に入ると、すでに飲み仲間たちが奥の座敷に入っており、そこに案内されます。

ここのお通し(サービス)はいつも果物。今日は斜めにスライスしたバナナがひとりあたり3切れずつです。

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店の外観 / 店頭の焼き台 / 店頭の煮込み鍋 / お通し

袋入りのペーパーお手拭きで手をぬぐい、まずは瓶ビール(キリンラガー大瓶、504円)で乾杯すると、同行者のひとりはさっそくジョッキも冷え冷えの氷なしホッピー(336円)に切り替えです。

つまみのほうは定番の「豚軟骨もつ煮込み」(231円)の他、数ある野菜メニューの中からは「セロリ漬」(168円)、焼き物は「手羽中串」(168円)、そして刺身は「うるめいわし刺し」(399円)を注文します。

あっという間に出てくるのは「豚軟骨もつ煮込み」と「セロリ漬」の2品。「豚軟骨もつ煮込み」は、その名のとおりナンコツ(豚の食道の部分)も一緒に煮込まれたモツ煮込み。普通のモツ煮込みに加えて、ときどきコリっとしたナンコツの食感が混ざるのが特徴で、とても人気の高い一品です。

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瓶ビール / ホッピー / 豚軟骨もつ煮込み / セロリ漬

お通しに果物が出てくることからもわかるとおり、この店では野菜ものにも力をいれているようで、常時数種類の漬物やサラダなどが、ほぼ126円か168円で用意されています。「セロリ漬」もそういう野菜メニューの中の一品。カリッとしたセロリ特有のかみ応えを残した仕上がりになっています。

しばらくして焼きたてのアツアツで出てきたのは「手羽中串」。お持ち帰り用の焼き鳥は、お客さんの待ち時間を少なくするためか、あらかじめ焼いて大皿に盛っているものを袋に入れてくれるのですが、店内からの焼き鳥の注文は、注文を受けてから生から炭火で焼きあげてくれるのです。この焼きたての焼き鳥がやっぱりうまいんですよねぇ。焼き魚もそうです。この店の焼き魚を食べると、いつも炭火の威力を感じます。

「うるめいわし刺し」は我われのところに出されたあと、本日のホワイトボードメニューから消えました。まだ4時半になってないのですが、早い品物は開店から30分たたないうちに売り切れてしまうんですね。ちなみに、この時刻ですでに店内も満席です。

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手羽中串 / うるめいわし刺し / なすツナいため / 山芋ネギチーズ

「はじめてのものも注文してみよう」と、ナス好きの同行者が注文したのが「なすツナいため」(294円)。これは「本日のおすすめ」ボードではなくて、「定番メニュー」の側のボードにある一品。つまりいつでも食べることのできる料理です。名前どおりナスとツナと、なんとワカメを炒めて、たっぷりとカツオ節をかけたものなのですが、これがまたうまいのです。基本的にナスと油は相性がいいからなぁ。ワカメが入ってるのもポイントなのでしょうか。うーむ。それにしても、この店の料理もはずれがないですねぇ。

チーズ好きの同行者は、ここにくると毎回注文している「山芋ネギチーズ」(294円)です。スライスした山芋を丸皿に並べて、その上に斜めにスライスした白ネギをずらりと並べ、チーズをのせてオーブンで温めたもの。出てくるときには山芋とネギがとろとろチーズでとじられたような状態なのです。

6時ごろまで、約2時間の滞在は3人で3,864円(ひとりあたり1,288円)でした。

店情報 (前回、「宇ち中」)

《平成18(2006)年4月9日(日)の記録》

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「酒場百選」(ちくま文庫)

Sakabaこのサイトの内容の一部が「酒場百選」として筑摩書房(ちくま文庫)から出版されることになりました。

今日はそのサンプル本が届きましたので若干内容のご紹介をさせていただきます。

「酒場百選」は、このサイトに記載されている店の中から、書名のとおり約100軒の都内の酒場を選んで、その100軒についてそれぞれ1記事ずつを選び、出版用に若干の修正等を加えて1冊にまとめたものです。

目次は地区別の構成になっています。

①神田、日本橋界隈: アフター5は、ここで一杯
②深川、月島界隈: 下町の風情を感じながらくいっ、くいっ
③上野、浅草界隈: 人情に触れてチビリチビリ
④銀座、有楽町界隈: ショッピング後でも財布に優しい店
⑤池袋界隈: 変貌する街の安心できる場所
⑥渋谷、恵比寿界隈: 若者の街のくつろぎ場
⑦四谷、飯田橋界隈: ネクタイをゆるめて“隠れ家”へ直行
⑧新宿界隈: 喧騒を横目にゴックンゴックン
⑨中野、高円寺界隈: カルチャー発信地で美味堪能
⑩新井薬師、野方、鷺宮界隈: リラックスできる街の実力店
⑪阿佐谷、荻窪、吉祥寺界隈: 散歩の途中でブラリ寄り道

裏表紙の解説文は『ジューシーな肉汁があふれるカリカリ唐揚げやヘルシーなもつ煮込み、熱々おでんに湯豆腐、プリプリでトロトロな金目の煮付け。さて、こんな美味いつまみにぴったり合う酒は-。
一人ぶらり入っても仲間数人と行っても楽しめる、それが酒場の魅力。和気あいあいとした雰囲気のなかで、飲んで食べて語らう、東京の名店ガイド!』。

また巻末の解説を酒場詩人・吉田類さんが書いてくださいました。

発売日は平成18(2006)年5月10日(水)、価格は924円(880円+税)です。

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