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2006年7月

元祖・深化した居酒屋 … 居酒屋「笹吟(ささぎん)」(代々木上原)

太田和彦さんの「ひとりで、居酒屋の旅へ」によると、今、東京の居酒屋のトレンドは代々木上原なのだといいます。『数年前からレストラン感覚の居酒屋があちこちに登場した。モダン和風の店内でおいしい日本酒と創作料理を味わう。主人は料理に徹し、客と語り合ったりしない。このオヤジ居酒屋と一線を画すニューウエーブ居酒屋は女性に圧倒的に支持され、それが大繁華街からひとつはずれた高級住宅地、代々木上原に集まっている』ということで、その発祥の店が、平成9(1997)年開店の「笹吟」なのです。

駅からすぐのところにあるお店なので、代々木上原駅に着いたとき(午後8時半ごろ)にも外から様子をうかがったのですが、その時点では店内は「超」がつくほどの満席状態。はたして今(午後10時過ぎ)は空いているでしょうか。店の外の写真を撮ったりしている間に批評さんがすっと店内に入って空き具合を確認してくれて、OKサインが返ってきました。

入り口から見た店内は、左手にカウンター席、右手窓際には2人がけのテーブル席が1列にずらりと並んでおり、奥には座敷席もあるようです。我われが通されたのは右手テーブル席の一番手前側。一番手前の席は、1列に並んだテーブル席の端っこにあたるため、通常の2人がけに加えて手前に1つ椅子が置かれていて、3人席として使えるのです。とはいえ、テーブルの大きさは他の2人席と同じ大きさなので、3人にはちょっと狭いかな。

客層として多いのは若いカップル。2人連れの女性同士、同じく2人連れの男性同士などもいますが、ひとり客はあまりいない様子。批評さんは青森の「田酒・山廃純米」(680円)、私は山形「上喜元・辛口純米」(680円)、ビール派のここっとさんはここでもやはり生ビール(ハートランド)です。お通しは四角い小鉢に盛られた菜の花のお浸し。狭いテーブルながらひとりに1セットずつ取り皿と醤油皿も用意されます。(写真

料理も自慢の「笹吟」だけあって、メニューの品数もものすごく多い。自由が丘の「金田」と同様にA3の紙の両面に手書きされた食べ物メニューは100品以上! 地鶏の焼き鳥やつくねなどの1本260円という品からはじまって、もろきゅうが420円。季節野菜のおひたしや自家製いかの塩辛、鰯の丸干し、うるめいわしなどが530円と続き、630円、730円、840円と各種のメニューがならび、刺身類は鯛、しまあじ、すずき、かつお、しめ鯖、真だこなどなどが1,250円。三種盛り合わせてもらうと1,600円です。そんな中から数品を選んで注文します。

「鮎せんべい」(530円)は背越しに輪切った鮎をからりと揚げたもの。口に含んだ瞬間はカリッと硬くて、まさにせんべいなのですが、噛んでいるうちに鮎の香りやうまみが口の中に広がっていきます。(写真

「こちの煮凍り」(530円)。夏の魚・コチは、これまで刺身でいただいたことしかなかったのですが、煮こごりにしてもおいしいんですね。はじめていただきましたが、日本酒との相性も抜群です。(写真

冬瓜(とうがん)が大好物という批評さんが注文したのは「冬瓜の鴨そぼろ煮」(950円)。お出汁の味をたっぷりと吸った冬瓜の味わいがいいですねぇ。煮物にして出汁の味を存分に味わうことができるのは冬場の大根に匹敵しますね。(写真

お酒のほうも「笹吟のおすすめの地酒」と書かれたメニューに銘柄・種類・産地・値段が載っている。420円の「朝日山・本醸造」からはじまって、580円、630円、680円(これが最多)、730円、780円、840円、900円といくつかの価格帯に分かれています。大吟醸も730円からはじまって3種類くらいの価格帯。器も小さめ(7勺ほど?)ですが、値段もそれほど高くないですね。批評さんの2杯目は石川の「手取川・あらばしり」(730円)、私は高知の「南・純米中取り」(730円)をいただき、つまみも追加です。

「枝豆豆腐」(530円)は薄緑色の豆腐の上に鮮やかな朱色のゆでエビがのせられ、とろりとした餡がかかっている。ねっとりとした豆腐をいただくと、口の中に枝豆の風味がただよいます。(写真

「桃とくるみの白和え」(730円)。「桃の白和えってどうだろうね?」と半信半疑で注文してみた品。もともと甘みの少ない桃を選んで使っているのか、ぜんぜん桃の甘ったるさはなくて、白和えの味わいの中にフッと桃の甘さが顔をのぞかせる程度。いいですよ、これも! 日本酒にもよく合うつまみです。批評さんはもう1杯地酒をおかわりです。(写真

この店は午後11時が閉店時刻。他のお客さんたちが帰り始めたのをきっかけに、我われも11時半ごろ席を立ちます。1時間半ほどの滞在は3人で9,080円(ひとりあたり3,030円ほど)でした。

おいしいのはおいしいのですが、比較的軽めに飲み食いしただけでひとり3千円ほどになりましたので、1軒目としてやってきて本格的に飲み食いするとけっこう高くつきそうですね。

店情報写真 (関連記事:「帰り道は、匍匐ぜんしん!

《平成18(2006)年6月30日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「笹吟(ささぎん)」(代々木上原)

  • 店名: 居酒屋「笹吟」(ささぎん)(写真
  • 電話: 03-5454-3715
  • 住所: 151-0064 東京都渋谷区上原1-32-15
  • 営業: 17:00-23:00(22:30LO) (土は -22:30)、日祝休
  • 場所: 代々木上原駅南口を出て右に50メートルほど。
  • メモ: 平成9(1997)年創業の、太田和彦さん言うところの「深化した居酒屋」のはしり。全国から集めた地酒は80種類ほど。料理は100品以上。

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かけそばをつまみに … そば「山せみ(やませみ)」(代々木上原)

新宿界隈での仕事のあと、はじめて行く街、代々木上原(よよぎうえはら)です。

まず1軒目は、この界隈に詳しい批評さん(「批評.com」作者)からご紹介いただいた蕎麦処「山せみ」です。低層マンション風の建物の1階にある店の入口は、階段をちょっと下ったところにあって、やや半地下風(写真)。看板には「手打蕎麦と美味しい料理」と書かれています。(写真

午後9時の店内は8割ほどの入り。客層はカップルが多めかな。4人掛けのテーブルに座り、ビール(エビス中瓶、600円)をもらって、料理のメニューを選んでいるところへここっとさんも到着し、そば焼き味噌(400円)と板わさ(450円)、そして自家製とうふ(600円)を注文します。(写真

自家製とうふには削り節がたっぷりとかけられ、小皿に塩も添えられています。塩でいただくと、しっかりと豆腐の甘みを感じることができますねぇ。(写真

すぐに批評さんも到着し、今日予定のメンバーがそろったところで、お酒(浦霞、二合徳利)もいただきます。蕎麦屋のつまみには、日本酒が実によく合うんですよねぇ。

しかし、残念ながらこの店の閉店時刻は午後10時。午後9時半にはラストオーダーの時間がやってきます。やっぱりそば屋だからそばを食べておかなきゃいかんでしょう、ということで批評さんはせいろそば(750円)を、私はかけそば(750円)をいただくことにしました。ここっとさんはこの後の二次会に向けてそばはパスです。(写真

そば屋に行くとせいろ(もりそば)をいただくことが多いのですが、今日はなぜかけそばかというと、このかけそばを仕上げとしてではなくて、つまみとして食べたいからです。杉浦日向子さんの「もっとソバ屋で憩う―きっと満足123店」の中に『仲良しどうしでいったら、かけまたは天ぷらそばを、ひと椀まわし食べつつ、つまみとして呑むのもいい。並木のかけ汁で呑む菊正は格別。あつあつのを半分ばかし食いちらかし、おもむろに酒を追加。残り半分は、しばしほったらかしにして、さしつさされつ。さめやらぬころあいをはかって、つゆをたっぷり吸いこんで、グラマラスにふやけた天ぷら(芝エビのかき揚げ)と麺が、丼中にほぐれていくのを、椀のふちにやさしく接吻するようにして、口にふくむ。昼下がりの情事。最高にエロチックな、禁断の桃源郷。ようこそソバ好き連へ。おとなになって、良かったね』という一節があり、一度おいしいそば屋さんのかけそばで試してみたかったのでした。

せいろとほぼ同時に登場したかけそば。まず半分くらいはかけそば本来のうまさを味わうために、ズズッ、ズズッとすすりこむようにしていただきます。しかるのちに右手の箸を猪口に持ち替えて、お酒をちびりちびり。ときどき丼を持ち上げて、汁をつまみにします。もともとせいろを食べ終わった後のつけ汁をそば湯でのばしてつまみにするのは好きなので、かけそばの汁もそれと同じ感じですね。

じわりじわりと飲むうちに、そば(麺)がのびてきて、丼の中でまさに「グラマラスにふやけた」状態になってきました。こうなると普通にそばを食べるように箸で持ち上げて食べてもちっともおいしく感じません。そもそもズズッとすすりにくい。杉浦さんの言うように、丼のふちに口をつけて、汁とともにチュルルンといただくのが一番いい食べ方のようです。一度そば切りになってたものが、またじわじわとそばがきに戻っていくといった感じでしょうか。「絶対おすすめ!」というほどのものではありませんが、おもしろいつまみになります。ふやけた天ぷらも一緒のほうがいいかもね。

どうもごちそうさま。約1時間の滞在は3人で6,650円(ひとりあたり2,220円ほど)でした。

店情報写真 (関連記事:「帰り道は、匍匐ぜんしん!

《平成18(2006)年6月30日(金)の記録》

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店情報: そば「山せみ(やませみ)」(代々木上原)

  • 店名: そば「山せみ」(やませみ)(写真
  • 電話: 03-3460-6463
  • 住所: 151-0064 東京都渋谷区上原1-17-14
  • 営業: 11:30-15:00(14:30LO)/18:00-22:00(21:30LO)、無休
  • 場所: 代々木上原駅北口を出て右方向(新宿方面)へ突き当たるまで(約300m)直進。突き当たり(書店がある)を右折し、線路をくぐって上銀中央通り(旭坂)を100mほど直進。左手に渋谷上原郵便局がある数軒先、左に折れる路地を左に折れた先、右手マンションっぽい建物の1階(半地下っぽい風情)。
  • メモ: せいろ、かけ各750円、田舎850円など。そば焼き味噌400円、自家製とうふ600円、出汁巻玉子焼き700円など。日本酒各種550円~、焼酎の蕎麦湯割500円など。

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宮崎日南地鶏炭火焼 … 焼き鳥「鳥金(とりきん)」(渋谷)

とある酒場で砂肝炒めをつまみながら「砂肝のコリコリとした食感が好きなんだよねぇ」なんて話をしていたら、「コリコリとした硬い食感が好きなのなら、宮崎地鶏の炭火焼を出してくれるお店がありますよ」と同行者。それじゃあと、さっそく連れてきてもらったのが渋谷駅のすぐ近く、桜丘町の飲み屋街の一角にある焼き鳥屋、「鳥金」です。赤提灯(写真)には「炭火焼 地鶏」と、そして電灯看板(写真)には「宮崎日南地鶏炭火焼やきとりの鳥金」と書いてあります。これは期待できますねぇ。

店内は入口を入った正面にある横に長い直線カウンターを中心に、右のほうにはテーブルやサブカウンター風に壁に作りつけたカウンターの先っぽが一部伸びていて、その部分だけ向かい合わせのテーブル風に使えるような不思議なカウンターがあって、午後9時半の店内は平日ながら若い人たちでにぎわっています。

ふたり分の席が空いている場所は右手のサブカウンターのところしかないのでそこに陣取ると、同行者がおすすめの宮崎日南地鶏もも身炭火焼きの小皿(1~2人前、630円)とビール(キリン一番搾り中瓶、525円)を注文してくれます。

すぐに出てきたのはビールとお通しの枝豆と、酢をかけたキャベツ(写真)。そうそう。九州で焼き鳥屋といえば酢をかけたキャベツですね。席に座るとすぐに出てきて、おかわりし放題というのが私がいたころの九州風だったのですが、この店はおかわりは105円だそうです。キャベツも高かったりするけど、今も九州ではおかわりし放題なのかなぁ??

さらに地鶏の焼き上がりを待つ間のつまみとして中華風冷奴(420円)も追加注文。ガラスの器に盛られてザーサイと刻みネギがトッピングされた中華風冷奴には、中華風ドレッシングがかけられて涼しげな味わい(写真)。和風の冷奴も好きですが、こういうのもいいですねぇ。

飲み物を宮崎産の芋焼酎「黒霧島(くろきりしま)」(525円)のロック(写真)に切りかえたところで、ちょうど宮崎日南地鶏もも身炭火焼きができあがってきました(写真)。おぉーっ。これこれ。1~2センチ角くらい(サイコロ大)にぶつ切りにした地鶏のもも肉を炭火でスモークして黒く焼き上げる。ぐっと弾力がありすぎるくらいに弾力がある硬い鶏肉と、炭火のいぶった風味をぐいぐいと噛み締めていくと、噛めば噛むほど鶏肉のうまみが広がっていくのです。

宮崎日南地鶏もも身炭火焼きは、この小皿のほかにも2~3人用の中皿(1,155円)、3~4人用の大皿(1,680円)の3種があります。ももの炭火焼き以外にも、同じ宮崎日南地鶏の刺身(630円)やたたき(630円)、レバー串焼き(2本、525円)、ハツ串焼き(2本、420円)、メンチ(2個、420円)などもあるようなので、たっぷりと宮崎地鶏を楽しめそうですね。残念ながら先に1軒行ってきてお腹がいっぱいだったので、もも身炭火焼き以外は食べてみることができませんでした。

約1時間の滞在はふたりで2,520円(ひとりあたり1,260円)でした。いいお店をご紹介いただきありがとうございます。今度はお腹をすかせて、1軒目として来なきゃね!

店情報写真

《平成18(2006)年6月28日(水)の記録》

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店情報: 焼き鳥「鳥金(とりきん)」(渋谷)

  • 店名: 宮崎日南地鶏炭火焼・やきとりの「鳥金」(とりきん)(写真
  • 電話: 03-3770-8679
  • 住所: 150-0031 東京都渋谷区桜丘町16-10
  • 営業: 17:00-23:00(22:30LO)、日祝休
  • 場所: JR渋谷駅西口を出てR246を歩道橋で渡り、横断歩道の先、さくら通りに入った左手。
  • メモ: 看板メニューは宮崎日南地鶏もも身炭火焼き。量によって小皿(1~2人前、630円)、中皿(2~3人前、1,155円)、大皿(3~4人前、1,680円)の3種があり、つけ合わせのキャベツは105円でおかわりできる。宮崎日南地鶏刺身(630円)、たたき(630円)、地鶏レバー串焼き(2本、525円)、地鶏ハツ串焼き(2本、420円)、地鶏メンチ(2個、420円)など。ビール(キリン一番搾り中瓶)525円。焼酎(いいちこ)はお湯割り、水割り、ロックが各420円、ウーロンハイ、炭酸割りが各472円、レモンハイ、生グレープフルーツハイなどが各525円など。熱燗(栄の井)420円、冷酒(美少年)525円など。

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二代目は25歳! … 居酒屋「ニュー信州(にゅうしんしゅう)」(渋谷)

jirochoさん寄り道さんの記事を読んで、前々から行ってみたかった「ニュー信州」(写真)に、濱の戯人・tamさんとともにやってきました。

たまたま店の前に出てきた店のおにいさんに「いらっしゃいませ」と笑顔で迎えられ、おにいさんとともに店に入ります。店内は正面から左手にかけてが、靴を脱いで上がる広い座敷席になっていて4人用の座卓が7卓ほど並んでいます。入口右側には4人用の木製のテーブル席が2卓。さらに奥の厨房の手前には5席分ほどのカウンター席もあるようです。火曜日午後7時前の店内には先客は座敷にひと組4人のみ。我われは右手テーブル席のひとつに陣取り、瓶ビール(キリンラガー大瓶)からスタートです(写真)。

お通しとして出てきたのは小鉢に盛られた胡麻豆腐(ごまどうふ)なんだけどなにやらピリッと刺激的。ちょうど注文を取りにきてくれたおかみさんに聞いてみると、これは自家製の胡麻豆腐で柚子胡椒が入った醤油ベースのタレをかけているのだそうです。このピリッは柚子胡椒だったんですね。(写真

さて料理。メニューは350円の冷奴、500円の小アジ唐揚げを2品からはじまりますが、そら豆、うるめいわし、焼きナス、わらびお浸し、〆コハダ、ハモ天ぷら、金目鯛刺し、ホタテ刺し、あら煮、あさりバター焼、さわら塩焼きなどなど大多数の品が650円という価格設定になっています。それより高いのはシマアジ刺しや地鶏唐揚げなど、数品の850円もの。千円以上のメニューは天ぷら盛り合わせ(1,500円)、刺身盛り合わせ(2,000円)くらい。ま、ほとんどが650円なので高くはないんだけど、安くもないかなって感じです。

ずらりとならんだメニューを見つつ、tamさんと相談の結果、まずは夏らしくコチの刺身(650円)と、ビールに合わせて芝エビの唐揚げ(650円)をいただくことにしました。注文は奥の厨房にいるご主人に伝えられます。店はご主人夫婦と先ほどの若いおにいさんの3人で切り盛りしているようです。

すぐに出された「活こち刺し」(650円)は、まな板皿にあしらいもよく5切れ(写真)。白い透明感のある身が夏らしくていいですねぇ。「芝えび唐揚げ」(650円)は、添えられたレモンを絞っていただくと、予定どおりビールにぴたりです。(写真

この店の特長のひとつはお酒が安いこと。何種類か置いてある地酒は、基本的に二級(その銘柄の中では一番安いお酒)が390円、純米が450円。もちろんすべてこの価格ではなくて、たとえば「越乃寒梅(こしのかんばい)」は一級が600円、二級なら500円です。そんな中、1杯目のお酒としていただいたのは新潟の「鶴の友(つるのとも)純米」(450円)です。

お酒を持ってきてくれたのは店の若いおにいさん。升を受け皿代わりにして12角形のグラスにたっぷりと「鶴の友」をついでくれます。「お酒の写真を撮りたいので、ちょっと一升瓶を見せてもらっていいですか」とお願いしたところ、普通(二級、390円)の「鶴の友」も持ってきてくれました。(写真

写真を撮りながら、「お酒、安いですよね」と聞いてみると、「いえ。ほとんどのお酒は一升瓶で3千円しませんから、この値段で十分なんです」と笑いながら、それぞれのお酒の仕入れなどについても目を輝かせながらいろんな話を聞かせてくれます。その熱心さに、思わず「バイトの人かと思ってたのに、違うんですね」と確認するtamさん。「そうなんです。私はここの息子なんです」とおにいさん。なるほど。親子3人で切り盛りしているお店だったんですね。聞けば、まだ25歳とのこと。こんな後継ぎができてご両親もひと安心ですね。(写真

その若い二代目(←“店の若いおにいさん”改め)に店名の由来も聞いてみました。もともとこの店は駅の反対側のほうでやっていて、そのころは大信州という酒を扱っていたので、その酒の名前をとって「大信州」という店名だったそうな。その後、現在のこの場所に店を移転することになり、そのときに「ニュー信州」という名前にしたのだそうです。

tamさんは静岡の「磯自慢(いそじまん)特別本醸造」(490円、写真)を注文したものの、残りが1杯分なかったので残ってる分だけいただいて、それとは別に「鳳凰美田(ほうおうびでん)純米吟醸『芳(かんばし)』生酒」(写真)もいただきます。

日本酒に合わせたつまみは「行者(ぎょうじゃ)ニンニク醤油漬け」(650円、写真)。これがまた「本当のニンニクを混ぜてるんじゃないの?」と二代目に確認したほどニンニクっぽい。「いーえ。行者ニンニクだけですよ!」と答えた二代目は、さらに「徳谷(とくたに)トマト(650円)もおすすめなんです。小さいトマトなんですが、地元(高知県・徳谷)でも1個が200円くらいするらしくて、こちらで買うともっともっと高い。最近やっと値が下がってきて、うちでもこの値段でだせるようになったんです」とすすめてくれます。じゃあ、それもいただきましょう。

出てきた徳谷トマトはたしかに小さい(写真)。どれどれと真っ赤に熟れたひと切れ(写真)を口に入れると、これがすっごく甘いのです。これはそのままいただくのがいいですねぇ。マヨネーズを添えてくれてますが、マヨネーズはもとより、塩や醤油などの調味料はむしろその持ち味を壊してしまいそうです。

今から36年前となる昭和45(1970)年8月。高知・徳谷を大きな台風が襲い、トマト畑も海水に浸かってしまった。海水が引いたあと、塩分が残った畑にトマトを植えてみると、小さな物しかできなかったのに、味は今までのトマトよりもうんと美味しかった。これが徳谷トマトのはじまりとなったのだそうです。

約1時間半の滞在は、ふたりで5,530円(ひとりあたり2,800円弱)でした。どうもごちそうさま。

店情報写真

《平成18(2006)年6月27日(火)の記録》

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店情報: 居酒屋「ニュー信州(にゅうしんしゅう)」(渋谷)

  • 店名: 居酒屋「ニュー信州」(にゅうしんしゅう)(写真
  • 電話: 03-3498-9606
  • 住所: 150-0002 東京都渋谷区渋谷3-20-16
  • 営業: 17:00-23:00(22:30LO)(土は -22:00(21:30LO))、日祝及び第2・第3土休
  • 場所: JR渋谷駅東口を出て歩道橋で国道246号線を渡る。渡りきって右に曲がると川があるので、「山下書店」を横目で見ながら川を渡り、一つ目の角を左に曲がった先、左手。駅から近いけどわかりにくい。
  • メモ: カウンター5席、4人がけテーブル2卓で8席、小上がりの座敷には座卓7卓で約20席。19:30までは席だけ予約可。つまみは350円(冷やっこ)からはじまって、刺身なども含めて650円のものが多い。地酒は何種類か置いてあり、基本的に二級が390円、純米が450円。公式サイトあり。
    〔銘酒〕越乃寒梅(一級)600・(二級)500、雪中梅(二級)500、鶴の友(二級)390・(純米)450、〆張鶴(二級)390・(純米)450、妙高山(二級)390、久保田(二級)390、千代の光(二級)390など。〔焼酎〕邪馬美人・麦390、邪馬美人・米390、伊佐美・芋390、松露104号・芋390、黒天狗・芋390、邪馬美人・吟醸(720ml)5500、日替り芋焼酎390など。〔料理(メニューは毎日変わる)〕やっこ350、焼なす650、やりいか焼き650、ふろふき大根650、新じゃが煮650、小なす天ぷら650、かます塩焼き650、きす天ぷら650、あなご天ぷら650、焼ねぎ650、どじょう唐揚げ650、揚げぎんなん650、そい刺し650、いくらおろし650、バイガイ刺し650、キンメダイ刺し650、桜海老かき揚げ650、新たけのこ煮650、ほたて刺し650、高知とまと650、すずき西京焼き650、竹の子牛蒡きんぴら650、めじまぐろ刺し650、やりいか刺し650、つぶ貝刺し650、ふきのとう天650、中島とうふ650、はぜ天ぷら650、活くえ刺し850、すみいか天ぷら850、めじとろ刺し850、自家製さつま揚げ850、活ひらめ刺し850、米沢牛刺し(A5)850、柳かれい一夜干し850、鶏唐揚げ850、天ぷら盛り合わせ1500、刺身盛り合わせ2000など。〔鍋料理〕寄せ鍋1500、地鶏鍋1500、鴨鍋1500、石狩鍋1500、カニスキ1500、湯豆腐850。(2009年1月調べ)

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名古屋名物・手羽先唐揚げ … 居酒屋「世界の山ちゃん(せかいのやまちゃん)」(新宿)

名古屋名物のひとつである手羽先の唐揚げを食べにやってきたのは「世界の山ちゃん 西武新宿2号店」(写真)。この近く、新宿エリアだけでも新宿靖国通り店西武新宿店西武新宿2号店新大久保店新大久保2号店と5店舗を展開している「世界の山ちゃん」ですが、いつも人気の行列店で、金曜日の今日は西武新宿店は予約が取れず、かろうじて午後9時15分からの新宿2号店の予約が取れたのだそうです。

予約を取ってくれたのは学生時代を名古屋で過ごしたという宇ち中(うちちゅう)さんです。宇ち中さんによると、名古屋には有名な手羽先唐揚げのチェーン店が2系列あるらしく、そのひとつが今回の「世界のやまちゃん」(昭和56年創業)。もうひとつが「風来坊」(昭和38年創業)というチェーンなのだそうです。

もともとの元祖は創業も古い「風来坊」。All Aboutの関連記事によると、発注ミスがきっかけで手羽先の唐揚げを作ったところ、これが大好評で看板メニューになったのだとか。一方、「世界のやまちゃん」の公式サイト内にある社長(やまちゃん)へのインタビューページには、若いころに「村さ来」で働いていたときにとなりの「風来坊」がよく流行っていて、その「風来坊」の店長にも教えてもらったりしながら手羽先の研究をしたという内容の記事が載っています。いずれにしても今では名古屋のほとんどの居酒屋で食べられるほどポピュラーな料理になっている手羽先唐揚げの二大巨頭であることには間違いありません。

両者の特徴を簡単に述べると、ゴマがまぶしてあって辛い中にも甘みがある手羽先唐揚げを中心とする鳥料理専門店が「風来坊」。スパイシーなV字型の手羽先唐揚げが名物の居酒屋チェーン店が「世界のやまちゃん」と言えそうです。

ところで、この記事の中でも「世界のやまちゃん」と「世界の山ちゃん」という2種類の表記を使っていますが、創業時には「やまちゃん」としてスタートしたため、今でも名古屋地区などは「世界のやまちゃん」という平仮名表記のお店が多いようです。正式名称を「世界の山ちゃん」と変更したのが平成10(1998)年のこと。関東地区への進出は平成15(2003)年以降なので、都内のお店の看板は「世界の山ちゃん」となっているのでした。

店に着いて宇ち中さんの予約であることを告げると、地下1階から3階まで、4フロア133席あるという店内の2階テーブル席へと通されます。席には、今日は「宇ち多」をまわってからこの店にやってきたという宇ち中さん、H氏の両名が到着しており、すぐにここっとさんもやってきました。(ここっとさんも何軒か立ち寄ってからやってきたというのは後日ブログ記事を見てから知った話。)

まずはビール(サントリープレミアムモルツ中瓶、463円)をもらってみんなで乾杯です。(実は大瓶のビール(アサヒスーパードライ、504円)があることに気づいたのは後半に差し掛かってから。結果的に最初の3本は中瓶で、あとの4本は大瓶でということになりました。)

料理はもちろん幻の手羽先唐揚げ(1人前5本で399円)から。「冷めないように2人前ずついただきましょう」という宇ち中さんのアドバイスにしたがって、まず2人前を注文します。

それにしてもこの店は、グラスや取り皿のすべてに社長であるやまちゃんの似顔絵と「山ちゃん」というロゴが入っているという徹底ぶり。割り箸の袋には手羽先の食べ方が六コマ漫画で紹介されています(写真)。しかし今日は「山ちゃん」通の宇ち中さんがいるので、その場で食べ方を教えてもらいます。「まずこう持って」と言われるとおりに手羽先を持ってスタンバイすると、宇ち中さんが「先の部分をクイッとひねると、身の部分がスポッと抜けます」。えぇーっ。ほんとだ。なんだかカニの身がスポンと抜けたときと同じような喜びを感じますねぇ。

噂どおりピリッとスパイシーな手羽先唐揚げ(写真)は、ビールともとてもよく合って、いくらでも食べられそう。クイッ、スポッ、むしゃむしゃと食べ進むうちに2人前なんてあっという間に食べ終えて、次の2人前を追加です。

ここで宇ち中さんは黒ホッピーセット(451円)に移行。ジョッキに似顔絵があるのはもちろんのこと、ホッピー(外)のラベルにまで似顔絵が入ったオリジナル・ホッピーになっているのには思わず笑ってしまいます(写真)。

続いてたのんだみそ串カツ(1人前5本で399円)もこれまた名古屋名物のひとつ(写真)。ここっとさんも前回「山ちゃん」で食べて以来のファンなのだそうです。たっぷりとからまった甘めの味噌ダレが特徴なんですね。

メニューの名前にひかれてたのんでみたのはチキンかつれんぼ(504円)。出てきたお皿はたっぷりの千切りキャベツの上に、まるでお好み焼きのようにマヨネーズがかけまわしてあるもの(写真)。これだけ見ればキャベツの千切りマヨネーズかけでしかありませんが、このたっぷりのキャベツを掘り起こしていくと、一番底に切り分けられたチキンカツが隠れているのでした(写真)。

さらに手羽先唐揚げをもう1人前追加し(写真)、“ぜいたくえびせん”という名称のえびせん(1人前5枚で378円)もいただきます(写真)。メニューに書かれた添え書きによれば“国産の赤車えび(あかしゃえび)”を使っているから“ぜいたく”ということのようです。

最後の1人前の手羽先唐揚げをいただいてやっと満足。そうなると、揚げ物ばかりいただいてきたので、なんだかさっぱりとしたものが食べたくなってきました。メニューを見ると、漬物の種類も多いようです。きゅうりの漬けもの(273円)、ナス漬け(315円)、きゃらぶき(262円)、白菜漬け(294円)、野沢菜漬け(283円)、そして漬けもの盛り合わせ(378円)。呑んべにはうれしいかぎりですねぇ。小徳利の燗酒(357円)とナスの漬物(315円、写真)をいただいたところ、なんと徳利や猪口にも忘れることなく似顔絵とロゴが入っていました(写真)。徳利の裏側には「今夜も幻の手羽先が呼んでいる!」ですって(笑)。(写真

2時間ちょっと楽しんでお勘定は4人で8,200円。H氏が300円の割引券(←店に置いてある感想はがきを送るともらえるそうです。)を持っていたため7,900円(ひとりあたり2千円弱)でした。

チェーン店なのに味が良くて、チェーン店らしく安い。人気があるのがよく理解できます。惜しむらくは、これまたチェーン店らしく店員さんが少なめなので、ちょっと注文が通しにくいところでしょうか。拡大中のチェーン店は、店員さんの教育が追いつかないような例もよく見かけますので、そういうことなく伸びていってもらいたいですね。がんばれー!(^^)

店情報写真 (関連記事:「帰り道は、匍匐ぜんしん!」「宇ち中」)

《平成18(2006)年6月23日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「世界の山ちゃん(せかいのやまちゃん)」(新宿)

  • 店名: 居酒屋「世界の山ちゃん」西武新宿2号店(写真
  • 電話: 03-3232-5021
  • 住所: 160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-45-13
  • 営業: 17:00-00:15(23:30LO)、無休
  • 場所: 西武新宿駅北口のすぐ近くで、大久保病院のすぐ横。新宿駅西口からは10分弱かかる。
  • メモ: 名古屋名物“幻の手羽先唐揚”(1人前5本で399円)で有名。昭和56(1981)年創業、昭和59(1984)年に社名を「世界のやまちゃん」と登録。平成10(1998)年に看板のキャラクターを取り入れると同時に店名も「やまちゃん」から「山ちゃん」に変更。平成15(2003)年に関東にも進出し、平成18(2006)年6月現在で全国に50店舗を構え、現在も成長中。公式サイトあり。

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歌舞伎町のおかあさん!? … 居酒屋「ぶっかけや」(新宿)

今日は“幻の手羽先唐揚”で有名な「世界の山ちゃん」で飲む予定なのですが、いつも人気の行列店だけあって早い時間帯は全然空いておらず、かろうじて午後9時15分からの新宿2号店の予約が取れたのだそうです。その新宿に着いたのは午後8時過ぎ。予約の時間まで1時間程度ありますのでちょいとどっかに寄っていきましょう。

ということで訪れたのが新宿区役所の裏側の通り(あずま通り)の突き当たり近くにある小料理屋、「ぶっかけや」です(写真)。まわりは風俗系の怪しげな一帯ながら、ここの路地を入ると卵6~7個を使って作るという巨大オムレツの「三日月」や、バー「ばるぼあ」があるという、歌舞伎町の中でもひときわ呑んべ好みのする一角でもあるのです。

その「ぶっかけや」。縄のれんをくぐって「こんばんは」と店内に入ったとたんに「うわぁーっ!」と驚く男性の声。それに続いて入口横の生ビールサーバーからシャワーのように生ビールが降りそそぎます。「おーっ。いかん。締めて締めて」とカウンターに座っていた男性客も降りそそぐ生ビールシャワーをかいくぐるようにやって来て、大急ぎで生ビール用のボンベのバルブを締めます。シュワワワヮーッとやっと噴出をやめた生ビールサーバー。見れば注ぐ取っ手の部分(ディスペンスヘッド)がポロリととれて、そこから生ビールが噴出していたようです。「いやぁーっ。びっくりしたよ。生ビールをつごうと思ったら急にこれだもんなぁ」と、生ビールで背広をびしょ濡れにした男性が苦笑いしています。

店内は左手に5~6人座れるかどうかの小さい直線カウンターがあり、生ビールをかぶったお客さんも含めて先客が4人ほど。カウンターの中は厨房になっていて、年配の女将さんがひとりで切り盛りしているようです。右手には6人ほど座れるテーブル席がひとつだけあり、その奥にカップルがひと組座っています。

どうやらこのカップルの女性が生ビールを注文し、厨房で手をあけることができない女将さんに代わって、男性の常連客が生ビールをつごうとして先ほどの噴出事件とあいなったようです。

「まぁまぁ。座ってください」と私にも声をかけてくれながら、モップを取り出して床掃除をしたり、布巾で近くに散った生ビールを拭いたりと、まめまめしく働く男性常連客ふたり。「いやぁ。入るなりだったんで、私もびっくりしましたよぉ」と右手テーブル席の一角に座ります。はじめて来たお店なのに、いきなりの事件でなんだか打ち解けちゃったなぁ。

あっという間に掃除が終わり、「飲み物はどうしますか?」と声をかけてくれる男性客。「私は瓶のビールをお願いします。」「はいはい」と入口横の冷蔵庫からアサヒスーパードライ中瓶(500円)を取り出し、冷蔵庫の上にずらりと並べて伏せられているグラスのひとつを取って渡してくれる男性客。厨房の女将さんに「こちらのお客さんに瓶ビール出しましたよー」と報告しています。

生ビールサーバーのヘッドも付け直して、「じゃ、もう一度やりますね」と奥のカップルの女性にことわって、再び生ビールを注ぎ始める男性客。「あっ!」 またまたヘッドがはずれてシュババババァーーーッッと盛大に生ビールが噴出します。2度目はさすがに慣れたもんで、あわてずバルブを締めて「おかしいなぁ。このヘッド。もうダメだなぁ」と、ますます背広をビショビショにしながら困り顔です。

「じゃ、いいわ。私も瓶ビールちょうだい」と奥の女性客。「すみませんねぇ」と瓶ビールを出しながら、「生ビールも8分目くらいまでは注げてるので、これも飲んでください。サービスです」と男性客。なんだかすっかりお店の人のようですねぇ。(笑)

店先では、そういった生ビール事件が続いているのに、女将さんはあわてず騒がず厨房に向かい、「はいこれ、さっきのお客さんのお通しね」とカウンター上段に小鉢をトンと置きます。するともうひとりの男性常連客が「はい、お客さん。お待たせしました。お通しね」と私のところにその小鉢を持ってきてくれます(写真)。なんだかおもしろい店だなぁ。

お通しはキュウリもたっぷりと入ったポテトサラダです。あとで逆算したところによると、このお通しがなんと100円! うれしいじゃありませんか。

「ぶっかけや」というだけあって、メニューの中には「牛すじぶっかけ」(みそ汁、漬物付きで500円)をはじめ何種類かのぶっかけめしが並んでいますが、それだけではなくトンカツやイカ焼き、お新香などの酒場系というか定食系の一品メニューも並んでいます。

「トンカツ、できたわよ」とカウンターの上段にトン、トンとふた皿のトンカツが置かれます。先ほどの男性常連客おふたりが注文していたんですね。おふたりはそのトンカツをつまみに焼酎(いいちこ)の水割りを飲んでいます。「水割りもう1杯もらうね」と女将さんに声をかけ、カウンターの下に置いてある“いいちこ”の一升瓶を取り上げ、自分で水割りも作成。カウンターの奥側に座っているのは若いカップルですが、こちらも常連客のようで、男性客ふたりや女将さんとも親しげに会話を繰り広げています。

時間もあまりないから、今日は1品、煮込み(400円)をいただく程度にしておきましょうね。「はーい。煮込みね」と答えた女将さん、耐熱の器に煮込みをよそい、電子レンジであっためはじめます。なるほど。大鍋でグツグツ煮込んでというスタイルではないんですね。いや。もしかするともっと深夜の“ぶっかけめし”がどんどん売れるような時間帯になると違うのかもしれませんねぇ。煮込みだから、どっかでは煮込まないとできあがりませんもんね。

小鉢に盛りなおして出てきた煮込みはシロ、ハチノス、牛スジ、コンニャクを味噌ベースで煮込んで、仕上げに刻みネギをぱらり(写真)。コンニャクに鬆(す)が立ってるところから類推するに相当長時間煮込まれてたのかなぁ。モツのほうはシロはやわらかめではありますが歯応えは残っている。ハチノスや牛スジもしっかり感があります。うーむ。もしかするとそれぞれ煮込まれている時間が違うのかもな。これはやっぱりグツグツと煮込んでいるところで食べたい一品ですね。今度はもうちょっと深夜に来てみなきゃなぁ。

お。気がつくともう午後9時。そろそろ「世界の山ちゃん」に向かいますか。どうもごちそうさま。女将さんがチャチャッと計算してくれて「ちょうど千円です」。席を立つとすぐに男性常連客がビールや器を片付けてくれました。“歌舞伎町のおかあさん”とでもいうべき女将さんと、その女将さんをサポートする本当に協力的な常連さんたちの、とっても家庭的なお店なんですね。

店情報写真

《平成18(2006)年6月23日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「ぶっかけや」(新宿)

  • 店名: 酒とめし「ぶっかけや」(写真
  • 電話: 03-3203-0382
  • 住所: 160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-3-10
  • 営業: 18:00-05:00、日祝休
  • 場所: 新宿区役所の裏側の通り(あずま通り)を北上し、突き当たる手前右側。
  • メモ: 店名が「ぶっかけや」で、牛すじぶっかけ(みそ汁、漬物付きで500円)などが名物料理だからつい食事処かと思い込んでしまうが、一品料理もそれなりにあって居酒屋としても楽しめる。朝5時まで営業しているところがすごいっ! ビール中瓶500円、煮込み400円。トンカツやイカ焼き、お新香などなどもあり。ぶっかけめしも4~5種類。

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紀州「黒牛」純米酒 … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

日曜日は「よじかわ」(=開店時刻の午後4時から「川名」で飲むこと)です。席はカウンターの入口から3番目。いつもはいきなり生グレープフルーツサワー(336円)から始めることがおおいのですが、今日はなんだかビールが飲みたくて、瓶ビール(スーパードライ大瓶、504円)をもらいます。

一品目のつまみに選んだのはタコブツ(399円、写真)。夏場はタコがいいですよねぇ。出てきたタコブツには、カレイの昆布じめ(←メニューにはない)を数切れ付けてくれてました。私とほぼ同時に入ってきた熊さんのおすすめにしたがって、カレイの昆布じめを塩でいただいてみると、これが醤油よりも昆布じめカレイの深い味をよく感じることができるのです。

さらに店主からいただいた丸っこい豆腐(写真)も塩で食べてみると、豆腐の甘さをより味わうことができます(写真)。これは日本酒かな。和歌山の「黒牛」の純米酒(462円、写真)があるみたいなので、これをいただくことにしましょう。

そこへまたサービスで出してくれたのはキンメダイのあら煮とその煮こごり(写真)。しかもあら煮は大きな目玉の付いたカブト(頭)の部分です。いやぁ、すみませんねぇ。日本酒にしててよかったなぁ。目のまわりのとろんとした部分も、煮こごりも「黒牛」とベストマッチです。

「この時期になってくるとキンメダイも安く出回るようになるんです」と熊さん。そうでしたか。それでメニューにもキンメダイが出てるんですね。じゃそのキンメダイの一夜干しを焼いたの(336円、写真)をいただきますか。焼き鳥屋の焼き魚は、焼き鳥を焼くのと同じ炭火で焼いてくれるので、外はカリッと、中はフワッといい焼き加減で仕上がるんですよねぇ。

お店からはお客さんのお土産の蒲鉾(写真)や、店主特性のゴーヤうどん(写真)、さらにはヒマワリの種(写真)などがふるまわれます。うーむ。自分で注文したものより、お店が出してくれるもののほうが品数も多くて申し訳ないですねぇ。

午後6時まで2時間の滞在は1,701円でした。

店情報写真前回

《平成18(2006)年6月18日(日)の記録》

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居酒屋巡りの達人!? … 居酒屋「品川亭(しながわてい)」(西新宿)

読売新聞日曜版の「夢塾」という連載記事用に、「サラリーマンとして居酒屋を楽しむためのノウハウ」などを取材したい、というお話をいただき、今日は西新宿にある居酒屋「品川亭」です。私以外にも同好の士を3名ということでしたので、それぞれ酒場系ブログ作者であるにっきーさん宇ち中さんここっとさんにお願いして同行していただきました。

いかにも古びた(←ほめ言葉ですよ!)建物の入口を入ると、正面に6~7人くらい座れそうな直線カウンターがあり、土間に椅子代わりの酒樽が並んでいます。そのカウンター席の後ろ側には4人卓がひとつだけの小さな小上がり。それでも1階全体で10人ほどしか入れないという小ささです。しかし2階に比較的広い座敷席があるんだそうで、グループで来ると2階で飲むことが多いのだと、この店の常連さんでもあるらしい担当の宇佐美記者が教えてくれます。

まずは1階で新聞掲載用の写真を撮り、その後2階の座敷で取材です。取材とはいえお酒を飲み、料理を食べながらというもので、まるでオフ会のよう。

さて、今回の取材で事前に依頼されていたのが「サラリーマンとして居酒屋を楽しむための五箇条」と「私が選ぶ酒場七選」の2項目。日ごろそんなことを考えていなかったので、今回用に考えて作りましたがな。実際の紙面(7月16日(日)朝刊)に載っているものとは少し違いますが、以下がオリジナルの五箇条と七選です。

    『居酒屋を自在に楽しむ』五箇条
  1. 酒はのんびりと楽しむべし
    なにしろやけ酒はいけません。酔って忘れようなんて考えはポイと捨てて、温泉にでもつかるような気分で、のーんびりと居酒屋浴を楽しんでください。酒場にどっぷりとひたり、おいしい肴に舌鼓を打ち、フワリフワリと酔ううちに、嫌なことなども自然に消え去っていくものなのです。
  2. 酔いを自覚しながら飲むべし
    自分はこれくらい飲めばほろ酔いだな。そろそろ明日の朝起きるのがつらいレベルにきているな。そんなことがわかる範囲で飲むのがいいですね。「気がつくと泥酔していた」というのは、財布にも身体にもよくありません。ひとりでじっくり飲んでみると酔い具合がよくわかりますよ。
  3. お邪魔するという気持ちで臨むべし
    家族経営の小さな大衆酒場は、その地域の人たちの集会所的な意味合いも持っています。ひとりかふたりで、その場にお邪魔させていただくといった気持ちで臨むのがいいですね。大勢だとどの店に行っても自分たちの雰囲気になってしまい、その店独自の空気にひたることができないのです。
  4. 自分の小遣いで飲むべし
    たまにおごったり、おごられたり、会社のお金で飲んだりすることもあるでしょうが、基本的には自分の小遣いで飲みましょう。お酒は個人個人が責任をもてる範囲で楽しむもの。支払いについても同じことが言えます。自分の懐具合にあった行きつけの店を見つけることも大切ですね。
  5. 酒や肴そのものを楽しむべし
    しゃべるのに夢中になるのもいいですが、目の前の酒や肴もじっくりと味わいましょう。酒場の肴は旬の食材がもりだくさん。おいしいお酒とともに季節感が楽しめます。その店ならではの名物料理もうれしいもの。そのためにその店に通う人も多いほどです。残さず全部いただきましょう。
    『推薦の居酒屋七選』 安いけれども凛と一筋通った酒場が好きです。
  1. 立ち飲み「やき屋」(荻窪): 各種イカ料理が150円均一。塩辛が絶品。
  2. 酒亭「武蔵屋」(野毛): 年中変わらぬ5品の肴。酒は3杯まで。
  3. 焼き鳥「川名」(阿佐ヶ谷): 自分に厳しい店主がしっかり切り盛り。
  4. 大衆酒場「斎藤酒場」(十条): 二日とあけずに通う常連さん多し。
  5. 煮込み「河本」(木場): 煮込みとホッピーで午後8時まで。
  6. 酒房「北国」(中野): 常連さんの会話も楽しく。
  7. 鯉と鰻「まるます家」(赤羽): 朝から飲める人気店。

七選の中にもつ焼き屋も1軒くらいは入れたかったのですが、あっちもこっちもと候補が多すぎて絞れませんでした。^^;

「品川亭」には、今回の記事の仕掛け人・吉田類さんもいらっしゃって、お通しの三杯酢の岩海苔(これがうまいっ!)からはじまって、名物らしいピリキュ(ちょい辛に漬け込まれたキュウリ。500円)、モヤシ、煮ものの盛り合わせ(一人前800円)、2階に上がってニラのおひたしや豚の角煮(900円)、カツオのたたき、そしてシメのしじみのみそ汁までをたっぷりといただいて、お勘定はひとり8千円ほどかかったようでしたが、取材費ということでご馳走になってしまいました。ありがとうございました。

店情報写真 (関連記事:「帰り道は、匍匐ぜんしん!」「宇ち中」)

《平成18(2006)年6月17日(土)の記録》

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店情報: 居酒屋「品川亭(しながわてい)」(西新宿)

  • 店名: 居酒屋「品川亭」(しながわてい)
  • 電話: 03-3378-1178
  • 住所: 160-0023 東京都新宿区西新宿4-13-13
  • 営業: 17:30-23:30、日祝休
  • 場所: 新宿中央公園の裏手、熊野神社前の交番の向かいの路地を道成りに60mほど進み、左側路地の上り坂に入った左手。最寄り駅は都営大江戸線・西新宿五丁目。新宿駅からは約1.2km(徒歩約15分)。
  • メモ: 西新宿は十二社にある隠れ家的な酒処。入口を入ると正面にカウンター席があり、土間に木の椅子が6~7脚並んでいる。入口右手には4人卓がひとつだけの小さな小上がりがあり、1階全体でも10人ほどという小さなキャパシティ。しかし2階に10人ずつ入れそうな座敷が2部屋ありグループ客は2階に入ることもできる。おかあさんと息子さんのふたりで切り盛り。ビール大瓶650円、お新香500円、ピリキュ500円、串揚げ(一人前)900円、なんこつ・たん・はつ塩焼(一人前)700円、角煮900円など。

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やっこさんをつまみに … 大衆酒場「河本(かわもと)」(木場)

豊洲方面での仕事を終えてトコトコと歩いてやってきたのは木場(きば)の「河本」です(写真)。以前、豊洲に勤務していたころはよくこうやって歩いてきたなぁ。

ガタピシと建て付けの悪い入口引戸を開けて店内に入ると午後6時半の店内は6~7割程度の入り。ホッピー(300円)とニコタマ(煮込み玉子入り、200円)からスタートです。(写真

ここのホッピーはホッピービバレッジ推奨どおりのスタンダードな作り方。昔懐かしいコカ・コーラの1リットルビンに入れてよく冷されたキンミヤ焼酎70mlを、これまたよく冷えたホッピー(ソト。360ml)で割って、氷は入れない。この焼酎対ホッピーが1:5というのが推奨比率なのです。こう割るとアルコールが約5%とビールと同じくらいになっているはずなのですが、どういうわけだかビールよりは圧倒的に効くんですよねぇ。

ニコタマはメニューにはない一品。壁の短冊メニューには「煮込み 200円」としかないのです。この店に最初に来たときに、閉店間際で煮込み鍋を片づける場面に遭遇し、中にゆで玉子が入っていることを発見し、2度目に来たときに玉子入りの煮込みをいただいたのでした。

ニコタマに続いては“やっこさん”の小(100円)をいただきます。“やっこさん”は冷奴のこと。小でも半丁分の豆腐が出てくるのです。(写真

ガタピシと引戸が開いて入ってきたのは、この近所に住んでいる大常連のくまさんです。くまさんはホッピーと“やっこさん”の大(200円)を注文。大は豆腐1丁分なので、さすがに大きいですねぇ。(写真

約1時間の滞在は600円でした。どうもごちそうさま。

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《平成18(2006)年6月16日(金)の記録》

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今が旬、メバルの煮付け … 大衆割烹「三州屋(さんしゅうや)」(銀座)

午後から久しぶりに豊洲方面での仕事。横浜からちょうど昼休みをはさんでの移動となったので、有楽町駅で地下鉄に乗り換えるついでにちょっと足をのばして銀座「三州屋」で昼食としました。

「三州屋」に着いたのは間もなく正午という11時50分。通り沿いにある置き看板にも、昼の定食メニューの看板が上にかぶせられています(写真)。さしみ盛合せ定食 1,000円、ぶりてり焼定食 900円、塩焼定食 800円、フライ盛合せ定食 1,000円というのがその内容。これらの定番定食類も人気が高いのですが、個人的に好きなのは店の中のホワイトボードに書き出される日替わりのランチメニューです。これらにはみそ汁に代わって、「三州屋」名物の鳥豆腐が付くのです。

まっ白いのれん(写真)をくぐって店内に入ると、すでに店内は満席状態。みなさん出足がいいですねぇ。「こちらにどうぞ」と店のおばちゃんが指し示してくれたテーブルに座り、おもむろにホワイトボードメニューを確認します。今日の鳥豆腐付きランチは煮魚が3品、刺身(たたき)が3品の計6品でどれも1,000円。煮魚はメバル煮付け、金目煮付け、銀ムツ煮付けの3品。刺身(たたき)はアジたたき、イサキたたき、そしてカツオたたきです。

以前、同じようなシチュエーションでいただいた金目の煮付けもうまかったよなぁ。あの時は冬で、トロトロに脂ののった金目鯛でした。しかし、今は6月。夏に向かってうまい魚といえばなんといってもメバルですね。今日はこれをいってみましょう。

すぐにお茶とお新香(カブと白菜)、ご飯に鳥豆腐のツユが用意され、あまり待つことはなく鳥豆腐とメバル煮付けも登場します(写真)。そしてなんどこのメバル煮付けが登場したところで、ホワイトボードからは「メバル煮付けとライス、鳥豆腐付き 1,000円」が消されます。おぉーっ。なんと最後のメバル煮付けでしたか。昼のピークタイムを前にしてもう売切れてしまうとは、さすが今が旬のメバルですね。

それにしてもこのメバルは大きいですよ(写真)。長方形の皿からはみ出さんばかり。しかもしっかりと弾力のある身が包丁の切り目にそってはちきれるほどプリップリ。さっそくどまんなか辺りにエイッと箸を入れ、大きな身のかたまりをいただきます。銀座「三州屋」の煮付けの味は、東京にしては圧倒的に薄味。魚そのものの味を楽しむことができるのです。

そして鳥豆腐(写真)。鳥スープで鳥肉と豆腐、そして春菊を煮て、丼で出してくれる「三州屋」グループ全体の名物品ですが、単品でたのむと450円する鳥豆腐が、1,000円の定食にみそ汁代わりに付いてくるのだからありがたい。(←ただし、ホワイトボードに書き出されている「鳥豆腐付き」となっているものだけですよ!)

さて、ここ「三州屋」でおもしろいところは午前11時半に店が開いたら、夜9時半のラストオーダーまで常に全メニューが注文可能というところです。ランチタイムに、先ほどのホワイトボードメニューが追加されるくらい。ということは、つまり午前11時半の開店と同時にお酒を飲み始めることができるのです。

向こう側のテーブルに座っている年配のおじさんはマグロの刺身をつまみながら焼酎を飲んでいる。開店から30分ほどしか建っていないのに、もうかなりできあがってるっぽい様子を見ると、開店と同時くらいに入って飲み始めたんでしょうね。かなりの常連さんのようで、店のおばちゃんたちも料理を運び終えたりして空いた時間ができるとそのおじさんの近くに行って世間話をしています。その一角だけ、まるで夜の居酒屋の雰囲気ですねぇ。

このメバルの煮付け。肝もたっぷりと入っていてうまいですねぇ。白いご飯の代わりに、私もお酒がほしいところだけど、仕事が終わるまであと数時間はガマンだな。

こっきりときれいに平らげて「どうもごちそうさま」。お勘定はちょうど1,000円。正午を10分ほど回って続々とやってくるお客さんたちとすれ違うように満員の店をあとにしたのでした。

店情報写真前回

《平成18(2006)年6月16日(金)の記録》

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一日三食すべて外食 … 酒亭「武蔵屋(むさしや)」(横浜・野毛)

今日は朝から都内へのお出かけ。せっかくなので大船回りで行ってみた。なぜ「せっかく」かというと、大船駅構内にGAさんの「陸ぼけ日記」に頻繁に登場するそば屋さんがあり、そこのそばを食べてみたかったからといういたって単純な理由です。

そのそば屋は「大船軒」(写真)。大船駅の横浜寄りの乗り換え陸橋の上にあります。現在、時刻は午前7時20分。店の両方の壁際に作り付けられたカウンターだけの店内は12~3人も入れば満席というこぢんまりとしたもの。そこに先客が5~6人ばかり座ってそばをすすっています。

自動ドアの入り口を入るとすぐ右手が食券の自動販売機。件の日記のおすすめにしたがって「天玉そば・うどん」(440円)のチケットを購入すると、その自動販売機のすぐ左手が注文場所になっており、目の前のおばちゃんに「そばね」と言いながら食券を渡す仕組み。同じ場所が食べたあとの食器の返却場所でもあるため、混雑時には入る人たちと出る人たちの両方の動線が重なって大変そうです。

注文を受けたおばちゃんは、そのままそばを作るおばちゃんでもあります。ザッザッと湯切りしたそばを丼に移し、そばつゆをはってから小鉢に用意された生卵をスルリとすべりこませ、その横にかき揚げ天ぷらをそっとおき、最後に刻みネギをのせたらできあがり(写真)。

さっそく空いた席に座り、七味唐辛子をパラリとかけてまずひとすすり。そば(麺そのもの)はまずまずといったところなのですが、なにしろかき揚げ天ぷらがまだ熱いのです。今朝揚げたばかりなんでしょうね。これはいい。路麺のかき揚げは、やたらベタベタしていたりすることが多いのですが、ここのかき揚げはカラッと感もよくて最後までしつこくなく、すいすいと食べられます。汁がやや甘め(すき焼きの割りしたをのばしたような感じ)なのも私の好み。

するするっと食べおえて器を返却すると、注文口のおばちゃんが「いってらっしゃ~い」と送り出してくれるのもいいですね。どうもごちそうさまでした。

昼は昼とて今日の仕事場の近くの「芝浦食堂」(03-3454-2609、港区海岸3-21-1)。ここは港湾労働者向けに作られた福利厚生設備の中にあることもあって、実際に港湾で働いている人たちのみならず、近くの会社の人たちやタクシーの運転手さんなどでいつもにぎわっている食堂なのです。

自動販売機で「昼定食」(470円)のチケットを購入して店内に入ると、すでにずらりと行列ができており、その後ろに並びます。とはいえ行列が進むのは早い。左手に置かれたお盆をとり、水やお茶などの飲み物を好みに応じて自分で注ぐともうカウンターのところに行き着きます。

ここのおじさんに食券を渡すと、その食券に応じて大ごはん、中ごはん、小ごはんをつぎわけてくれるのです。私のは普通の「昼定食」なので中ごはん。その横でみそ汁を受け取ると、次に待ち受けているのがおかずコーナーです。煮物、焼き物、揚げ物、サラダなどなど十種類以上のおかずがズラリと並んでいる中から、自分の好みの2品をセレクトするのがここの仕組み。2品では足りない人は別売りのおかず券を買ってくればさらに追加ができるのです。「うーん」とちょっと迷ってサンマ焼魚とポテトサラダの2品を選択。昼でもやっぱりつまみっぽいおかずを選んでしまいますねぇ。(笑)

午後にはまた横浜に戻り、会社での仕事を終えてふらりとやってきたのは野毛の古い居酒屋、通称“三杯屋”こと「武蔵屋」です。平日午後8時なのに店内はまだまだお客さんが多く、入口右手のカウンター席もいっぱい、左手のテーブル席もいっぱい。奥の小上がりの一番手前にあるふたり用の卓だけが空いている状態で、そこへ通されます。

「どうしますか?」と聞いてくれるおねえさんに、まずは大瓶のビール(キリン一番搾り、700円)をもらってスタートです。

「どうしますか?」という「武蔵屋」用語(?)は翻訳すると「お飲み物は最初から日本酒にしますか? それともビールからはじめますか?」という意味合いで使われています。ここ「武蔵屋」は日本酒(「桜正宗」の燗か冷や(←常温のこと)のみ)か瓶ビールの大・小しかなくて、デフォルトでは日本酒スタートとなります。ただ、夏場になるとビールから飲み始める人も多いのでこうやって聞いてくれるんでしょうね。

ビールを飲んでるうちに卓の上には定番のおつまみセットが並びます。ビール用の豆、玉ねぎの酢漬け、おからにタラ豆腐の4品。この卓も両側に座布団が置いてあるから「ふたり用」として使われているものの、こうやってひとり分の料理がずらりと並ぶともう卓の上はいっぱいですよねぇ。まるでママゴト卓のような座卓なのです。(写真

ビールも飲み終わり、お酒に移ります。卓に置いたままのグラスに土瓶からツツゥ~ッと注いでくれる燗酒は、今日もピタリと表面張力で決まります。カウンターならなんでもなく口から迎えにいって表面張力部分をすすり込むところですが、なにしろこの座卓は高さもママゴト卓なみ。胡座(あぐら)をかいた自分の太ももと同じくらいの高さしかないのです。この高さの卓に置かれたグラスの酒を口から迎えにいこうとすると、これは大変。柔軟性がない人も、おなかが出ている人もアウトになってしまうのでした。

いつものように2杯目のお酒で納豆追加、3杯目のお酒でお新香追加となって、今日も1時間20分ほどの「武蔵屋」タイム。お勘定は定番の3杯セット(2,000円)にビールの大瓶(700円)が加わって2,700円。「なるべくまっすぐにね」という女将の笑顔に見送られながら店を後にしたのでした。

店情報写真前回

《平成18(2006)年6月14日(水)の記録》

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たっぷりと3時間 … 居酒屋「舘野(たての)」(市ヶ谷)

市ヶ谷界隈での仕事を終えて、久しぶりに向かったのは「ほっと厨房 舘野」です。

店内はほとんどがテーブル席(4人掛け、6人掛け)で構成されていて、カウンター席は厨房のところに小さく3席分のある程度。この席には常連さんが座っていることが多いようです。

午後7時前の店内は月曜日とあってか先客は3人連れのサラリーマンひと組だけ。私も右手のテーブル席に通されて、4人用の卓をゆったりと独り占め。まずは生ビール(エビス、530円。価格は税抜き。以下同じ)からはじめると、すっとお通し(300円)の2点盛りが出されます。

ここの女店主・舘野美佐子さんは関西出身で、以前は三宿でたこ焼き屋さんをやっていたのですが、その後一念発起して道場六三郎氏の一番弟子(山内邦夫氏)のお店等での修業をつんで、ちょうど21世紀になったころ、ここ市ヶ谷に「ほっと厨房 舘野」を開店したのでした。

今日の黒板メニューを見ながら「背黒鰯天ぷら」(680円)をお願いし、天ぷらができあがるのを待つ間用に「鮭トバ」(480円)もいただきます。予定どおりちょっと炙った鮭トバはすぐに登場(写真)。添えられたレモンをちょっと絞っていただきます。鮭トバは、身欠きニシンとスルメイカの特徴をあわせ持ったようなつまみ。噛みしめるほどに鮭のうまみが口の中に広がるのです。

「まだボトル置いてますよ」と芋焼酎「坊津(ぼうのつ)」のボトルを出してくれる店主。ありゃりゃ。これはすみません。久しぶりなのにずっとキープしてくださってたんですね。「南極の氷もいただいてるから、ちょっとおすそ分けするね」とロックグラスに入った南極の氷を入れてくれます。よーし、どれどれ、と焼酎を注ぎ、耳を近づけるとピチピチパチパチと小さく氷のはじける音が聞こえてきます(写真)。これが南極の氷に閉じ込められた太古の空気の泡の音なんですね。1万年以上も前の空気とも言われてますもんね。どんな世界だったんだろうなぁ。

さぁ。背黒鰯天ぷらもできあがってきました(写真)。これは広島風に言えば小イワシの天ぷら。大好きなんですよねぇ。同じイワシなのに地域によって呼び名が違う。わが故郷・愛媛ではホウタレイワシなんて言いますし、横須賀あたりではシコイワシとして出てきます。そしてその本名(?)はカタクチイワシ(片口鰯、ニシン目カタクチイワシ科)です。天ぷらは添えられた茶塩でいただきます。

「鈴傳さん(←四ツ谷にある老舗の酒屋。隣接の立ち飲みコーナーも有名)のおすすめで、何本か新しい焼酎を入れてみたんだけど、試飲する?」と店主。「わ。それはいいですねぇ。ぜひぜひ」。ということで目の前に出てきたのが宮崎・日南市の芋焼酎「ひとり歩き」と、鹿児島・宮之城の芋焼酎「紫尾の露(しびのつゆ)甕仕込み」の2本です(写真)。

「ひとり歩き」のほうは“ジョイホワイト”という名前の比較的新しいさつまいもを原料としているのが特徴。最近は“フルーティーな芋焼酎”というのも普通にお目にかかるようになってきましたが、この「ひとり歩き」もそういう方向の焼酎です。

それとくらべると「紫尾の露」のほうはより本格的というか、芋焼酎っぽい。甕仕込みのあと、旧式の単式蒸留器で蒸留するという、きわめて伝統的な焼酎の造り方で造られた焼酎なのだそうですが、これまた最近の焼酎の傾向どおり、ぴしゃりと雑味なく、いい香りに仕上がっています。

最近はなんだかどれを飲んでもうまく感じてしまいます。まだまだ焼酎全体のレベルが上がってるんでしょうねぇ。うれしい限りです。

そうこうしているうちにひと組、またひと組とお客さんが入ってきて店内もけっこうにぎわってきました。このあたりのサラリーマンのみなさんは8時を過ぎたあたりから飲み始めるのかなぁ。

そういうお客さんたちの中に「食を楽しむ会」のみなさんもいらっしゃって、さっそく店主が紹介してくれます。この会は各地の郷土料理を楽しみ、食文化を知ることによって、その土地の人達を知り、交流しようということで今から10年ほど前にはじまったのだそうです。

あれやこれやとテーブルがいっぱいになるほど注文してもりもりと食べるみなさんにつられ、私も「氷セット」(300円、ボトルキープがある人のためのアイスペールなどのセット)を追加し、もうちょっと焼酎をいただくことにしました。つまみには「クリームチーズ味噌漬」(500円、写真)を追加します。

その会のTさんが「今日はもう帰らないといけないから、まだ早いけどシャケのおにぎりを作って」と注文。でてきたおにぎり(写真)は両手に余るほどの大きさ! これはまたびっくりです。

気がつけばもう10時過ぎ。3時間以上もくつろいじゃいましたか。それじゃ私も腰をあげますか。お勘定は店主が入口レジのところでやってくれます。今日は2,929円(2,790円+税)でした。どうもごちそうさまでした。

店情報写真前回

《平成18(2006)年6月12日(月)の記録》

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店情報: 居酒屋「舘野(たての)」(市ヶ谷)

【このお店は現在閉店しています】

  • 店名: ほっと厨房「舘野」(たての)
  • 電話: 03-3237-7323
  • 住所: 102-0085 東京都千代田区六番町4-11 朝日六番町マンション2F
  • 営業: 17:00-(23:00頃?)
  • 場所: JR市ヶ谷駅から、日本テレビ通りを南下すること約5分。右手ビルの2階。
  • メモ: 女主人・舘野美佐子さんが営む和食屋。焼酎の品ぞろえが豊富で、ワインもいいらしい。生ビール(エビス)530円、お通し300円のほか、料理は480~800円くらいのものが日ごとに黒板に書き出される。
  • HTML版(2003年以前): (03.12.12)(03.07.08)(03.05.21)

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夏らしく味噌キュウリ … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)

今日は吉祥寺でお呼ばれ。おいしい日本酒や25年物のマッカランなどをたっぷりといただいて荻窪駅まで帰ってきたのは午後9時前。飲みも食いも十分に足りてるんだけど、ここまで帰ってきたらやっぱり寄りたくなるのが「やき屋」です。土曜日のこの時間帯なら大丈夫かな、なんて思いながら店に着いてみると、あにはからんやメインカウンターを埋めつくすお客さんです。さすがに人気のお店ですねぇ。

左手壁に作りつけてあるサブカウンターは、全然先客がいない状態なのでその一角に立ち、目顔で「どうする?」と聞いてくれる女将さんに、まずはお酒(230円←税抜き。以下同じ)とイカ刺身(150円)を注文します。すぐに受け皿とグラスが用意され、よく冷えた冷酒(北の誉)が受け皿にこぼれるまでつがれます。その表面張力を口から迎えにいってツゥーッとひと口。うーむ。昼からたっぷりと飲んだのに、この冷酒がまた五臓六腑に染みわたりますねぇ。

イカ刺身も出てきました(写真)。この店にはイカの刺身が3種類。胴の部分を細造りにして2連の波のような形で盛ってくれるのが今いただいているイカ刺身(150円)。イカの耳(エンペラ)を2枚使って、同じく細切りを2連の並のように盛ったのがミミ刺身(150円)。そして2本ずつくらいのゲソを何個か長方形の皿に盛ってくれるのがゲソワサ(150円)です。毎日オーナーの出身地・八戸から直送されるというイカは新鮮そのもの。だれもが「ほんとに150円なの?」と驚く一品なのです。

それにしてもなんともまぁ日本酒が進むことよ。日本酒が進むといえばもう一品。生のイカをひと晩だけ漬けたという自家製塩辛(150円)を忘れてはいけません。ほんのひと口シメのつもりで入ったのに、今日もやっぱり塩辛(写真)もたのんでしまいました。前回も書きましたが、なにしろ“東京一のイカ塩辛”と言われてるほどですからねぇ。となるとお酒(230円)も当然おかわりですね。

ふっと入ってこられたのは、先日の「酒場百選」出版記念オフ会でお会いしたbbislandさん。「あ。こんばんは」なんてあいさつをしながらしばし歓談です。地元の酒場はこういう出会いが多くて楽しいですね。

最後は夏らしく味噌キュウリ(150円、写真)をポリポリといただいて終了。約40分の滞在は956円(910円+税)。どうもごちそうさまでした。

店情報写真前回

《平成18(2006)年6月10日(土)の記録》

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珍味・マグロの皮が100円! … 立ち飲み「じぃえんとるまん」(横浜・上大岡)

上大岡の2軒目はこれまた久しぶりとなる立ち飲みの国民酒場あさひや「じぃえんとるまん」(写真)。水曜午後8時の店内はそれほど込み合っていないものの、メインカウンターはゆるやかに満席状態(写真)。奥のほうのサブカウンターの一角に陣取って、カウンターの中の店主に焼酎のトマト割り(300円)とマグロ刺し(200円)を注文します。

これだけ大勢のお客さんながら店は店主と手伝いのおにいさんのふたりで切り盛り。つまみが1品100円から、200円(このつまみが最多)、300円くらいまでに抑えられているという裏には、ふたりでがんばりつつ人件費を抑えているというところも大きいんでしょうね。忙しいながらもいつもにこやかに応対してくれるふたりなのです。

「はい。トマト割りね!」とまず飲み物を渡してくれる店主に300円を支払います。ここはまさにキャッシュ・オン・デリバリー(品物と引き換え払い)。手渡してくれるカウンターのところまで品物を取りに行って支払うのです。すぐにマグロ刺しも出てきます。マグロ刺しの200円を支払いながら、壁のメニューを見て気になった“(珍味)マグロの皮”(100円)を追加注文。ほとんどつまみは仕上がった状態でガラスケースで保存されているため、あっという間に出てきます。(加熱が必要なものは、注文後に電子レンジで温められるため、少し時間がかかります。)

受け取った品物をサブカウンターにずらりと並べて(写真)ちびちびと飲み始めます。焼酎のトマト割りは、その名のとおり焼酎をトマトジュースで割ったもの。言ってみれば冷しトマトをつまみに焼酎を飲んでいるようなものなんですね。1杯で酒も肴も兼ねているという酒場界の完全食品(?)のひとつで、汁物系のつまみ好きには最適な飲み物でもあります。

マグロ刺身(写真)は200円という価格ながらきれいな赤身が5切れ。刺身はやっぱり酒場の花ですよねぇ。ここ「じぃえんとるまん」は安いながらも刺身の品ぞろえがいいのも大きな特長。今日の刺身はこのマグロの他に、シメサバ、タコ、ニシ貝、イナダ、ヤリイカ下足が各200円、スズキ薄造りと馬刺が各300円と壁の大きな黒板(写真)に書き出されています。

もっとすごいのはマグロの皮(写真)。ぶ厚いマグロの皮を湯がき冷まして細切りにし、酢味噌をかけたものなのですが、プリプリの食感はまさにコラーゲンたっぷり。女性客の多いこの店では喜ばれるんじゃないでしょうか。これが100円というんだから驚きです。

カウンター上のバットに並んでいるキュウリの糠漬け(100円、写真)にも引かれ注文。店主がバットの中の1本を取り出して外側の糠(ぬか)を取り、食べやすくスライスしてくれます(写真)。

約40分の立ち飲みタイムは合計700円でした。ジョッキとお皿類をカウンターに返して「ごちそうさま」。忙しそうな中でも「ありがとうございました」の笑顔で見送ってくれる店主なのでした。

店情報写真前回

《平成18(2006)年6月7日(水)の記録》

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しめじの串焼き … やきとり「鳥佳(とりよし)」(横浜・上大岡)

あの人この人のウェブサイトを見て、ぜひ食べてみたいなぁと思い続けていたのが「鳥佳」(写真)のしめじ焼き。早めに仕事を終えることができた今日、満を持して上大岡に向かいました。

午後7時の店内は、週半ばの水曜日にもかかわらず左手直線カウンター席(定員7名ほど)には奥のほうに3人、右手と奥に3つあるテーブル席には2組入っている状況です。

空いているカウンター手前側に座り瓶ビール(キリンラガー大瓶、520円)ともつ皿(400円、写真)をもらってスタートです。以前は店主のほかは女性ばかりで切り盛りしていたように記憶しているのですが、今は若い男性もふたりほどいてますます活気が出てきているようです。

もつ煮込みは今いただいているもつ皿(400円)ともつ煮込み(530円)の2種類があり、前者はシロを中心としたもつ煮込みが深皿で供されるのに対して、後者は豆腐もプラスされて小さい鉄鍋で出てくるのです。

焼き物はしめじの前にこちらもまずもつから。レバー(130円、写真)と子袋(130円、写真)を塩で、若めに焼いてもらいます。この地域、ほかに本格的なもつ焼き屋さんがない(私が知らないだけ?)ので、こうやって新鮮プリプリのもつ焼きがうれしいですね。

私のとなりに入ってきたおじさんは生ビール(470円)とともに“おばあちゃんのお新香”(350円)というお新香の盛り合わせを注文。これがまたおいしそうなのです。カウンター奥の3人組は本日の黒板メニューから“松輪のサバ刺し”(500円)をもらっている。1人前3切れ程度という量ながら、その大きさとツヤツヤ感がさすがに松輪のサバですねぇ。松輪は三浦半島の先っぽの町。ここに東京湾を回遊しているマサバがあがり、「松輪のサバ」として知られるようになったのだそうです。

さてさて。それじゃいよいよしめじ(160円)いきますか!

しめじは大きな株のまま焼き上げられて出てきます(写真)。これはまた、想像していた以上にボリュームがありますねぇ! お皿を回して反対側から見ると(写真)しめじの頭がずらりとならんでいます。がぶりと齧りついてザクザクと噛みしめるとしめじのいい風味が口の中に広がります。これはいいなぁ。

おかわりしたいくらいのしめじでしたが、まだまだ週半ば(水曜日)だし、もう1軒寄って帰りたいので、しめじの余韻を楽しみながら、1時間弱の滞在、お勘定1,340円で「鳥佳」は終了することにしました。どうもごちそうさま。

店情報写真前回

《平成18(2006)年6月7日(水)の記録》

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讃岐の麺に博多の汁 … うどん「星のうどん(ほしのうどん)」(横浜)

路麺大帝氏があっという間にたぬきそばをたいらげたのを見た横浜の酒場通・伊東さん。「それじゃ、もう1軒路麺に行きましょう」とずんずんと進み、なんと相鉄線の有人改札口を「うどん食べてきます!」とちょいと手を上げて通過。えーっ! とびっくりしながらもついていく3人も「私も!」と会釈しながら改札口を通過。

改札の先、突き当たりにあるのが「星のうどん」です。入口は左右両側にあり、それぞれの入口の横に食券の自動販売機。初回なのでまずは素うどん(270円)をいただいてみますか。

店内はコの字のステンレスカウンター。駅構内なのにお客さんがとても多く、人気が高い店であることがわかります。空いているすき間を見つけて4人でバラバラにカウンターにつき、食券を置いて待つことしばし。出てきたうどんは透明感のある汁。ズズズッと一口すすってみるとうどんの腰もしっかりとしている。

店の説明書きによるとうどんはさぬき、汁は薄口博多風で、麺も汁も手作りなのだそうです。メニューにごぼう天うどん(370円)もあるのも博多風ですね。さつまあげ天うどん(390円)も、きっと博多で言うところの丸天うどんなんでしょう。次の機会にはそれらも食べてみなきゃ。

店を出て再び4人で有人改札を「ごちそうさん!」と言いながら通過。(笑)

そのまま帰路につくかと思いきや「ちょっと待ってね」と横浜の酒場通・伊東さんが入っていったのは「マルヤフルーツ」という食品やフルーツの小売店。出てきた伊東さんの手には4本のよく冷えた缶チューハイ。「ここは店内では飲めないので、この辺の路上で飲むんですよ」と教えてくれる伊東さん。4人でプシュンと缶チューハイを開けて乾杯です。伊東さんと行くとおもしろいお店が多いですねぇ! いやぁ、それにしても今日も楽しい1日であったことよ。

店情報写真

《平成18(2006)年5月31日(水)の記録》

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店情報: うどん「星のうどん(ほしのうどん)」(横浜)

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  • 店名: うどん「星のうどん」
  • 電話: 045-316-4569
  • 住所: 220-0005 神奈川県横浜市西区南幸1-5-1-101
  • 営業: 07:00-22:00、無休(ただし年2回のジョイナス休館日は休業)
  • 場所: 相鉄線横浜駅構内1F
  • メモ: 「うどんはさぬき、健康第一、塩分ひかえ目。汁は薄口博多風。これぞ星のうどん」。素うどん(270円)、たぬきうどん(330円)、きつねうどん(350円)、野菜天うどん(370円)、ごぼう天うどん(370円)、だましあいうどん(370円)、いか天うどん(370円)、さつまあげ天うどん(390円)、げそかきあげうどん(390円)、えびかきあげうどん(450円)、釜あげうどん(430円)かしわめし(180円)。

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路麺居酒屋でホッピー … そば「安兵衛(やすべえ)」(横浜)

路麺大帝氏はその名の通り路麺好きなのだそうで、それじゃと向かったのが「味珍」から橋を渡った先にある路麺居酒屋「安兵衛」です。店の看板には「そば・定食・お酒」とあり、居酒屋と書かれた赤提灯にホッピーの幟(のぼり)。店頭に立ち飲みテーブルまで置かれています。

駅から少し離れているからか、午後8時半の店内にはそれほど先客はおらず、我われ4人もゆったりと立ち飲みテーブルひとつに陣取ります。店内はかなり広く壁ぎわの立ち飲みカウンターのほか、テーブルもたくさん。座って飲み食いできるテーブルもあります。

基本が立ち食いそば屋さんなので、飲み物やつまみなども入口近くに置かれた自動販売機で食券を買ってきて奥の厨房カウンターに渡す仕組み。

飲み物は全員ホッピーです。ホッピーは横浜価格の400円。焼酎(ロック、ストレート、お湯割り、水割り)や日本酒(1合)が280円と比較的安価に押さえられているのにくらべるとやや高めですね。ちなみにナカ(ホッピーの焼酎おかわり)も300円と、ストレートの焼酎よりも高いのでした。

つまみには枝豆とカレイ煮つけ、そしてメンチカツをいただきます。枝豆やカレイをいただくと夏がやってきた感じがしますね。

それにしてもこの店は朝7時からの営業。もしその時間からお酒もいただけるとなると、これはもう赤羽の「いこい」なみです。

看板にあったとおり定食類もあり納豆定食、とろろ定食が400円のほか、鶏から揚定食、鯵フライ定食、さばの味噌煮定食、メンコロ定食(メンチとコロッケなのかな?)などが500円、かれいの煮付定食やまぐろ中おち定食、ミックスフライ定食などが530円とこれまた安い価格設定です。

そば屋に来たらそばも食べなきゃと追加注文したのがたぬきそば(340円)。路麺大帝氏がとってもおいしそうに、あっという間に完食されました。

ちなみにうどん・そばの値段はかけ(280円)、ざる(320円)、たぬき(340円)、きつね(380円)、天ぷら(380円)、鶏なんばん(420円)、とろろ月見(460円)、海老天(480円)、ちから肉(480円)などなどとなっています。

1時間半ほどの立ち飲みタイム。お勘定はみんなの分を合計すると3千円ほど(ひとりあたり750円ほど)でした。

店情報写真

《平成18(2006)年5月31日(水)の記録》

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店情報: そば「安兵衛(やすべえ)」(横浜)

    060531z2
  • 店名: そば処「安兵衛(やすべえ)」横浜西口店
  • 電話: 045-312-9365
  • 住所: 221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-16-5
  • 営業: 07:00-23:30(金・土・祝前日 -24:00)、無休
  • 場所: 横浜駅西口を出て右へ。エクセルホテル東急と岡田屋モアーズの間の道を進み、橋を渡った先の右手。
  • メモ: 立ち食いそば屋だけど定食もあり、つまみメニューも豊富。ビール中瓶、ホッピー(赤・黒)が各400円。焼酎(ロック、ストレート、お湯割り、水割り)や日本酒(1合)は280円。天ぷらそば、きつねそばなど380円。かけそば280円。

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本店2階に集まって … 豚料理「味珍(まいちん)」(横浜)

午後7時、横浜駅西口「豚の味珍」本店2階。集まったのは横浜の酒場通・伊東さん、「Gaily Amaha の 未熟な舌 過敏な腸」のGAさん、そしてはじめてお目にかかるのは路麺大帝氏です。

ビール(キリンラガー中瓶、500円)で乾杯したあと、すぐにヤカン(350円)に切りかえます。ヤカンというのは焼酎(宝焼酎)のこと。ユニークな形のヤカンで注いでくれるため、みんなからヤカンと呼ばれているのでした。カウンター上に置かれた褐色の液体が入ったウイスキーの瓶が梅シロップ。これを焼酎に入れていただきます。

まずいただいたのは辣白菜(ラーパーツァイと読み白菜の漬物のこと、300円)と尻尾(700円)、(700円)。注文すると同時に小皿に辛子と酢を入れて、これをグルグルとかき回しながら料理の登場を待ちます。

トロトロの尻尾と、中の軟骨がコリッと心地よい。さすが「味珍」です。

追加で注文したのはサラダ舌(タン)のぶつ切り(700円)の石井バージョン。石井バージョンというのは、普通の辛子酢でいただくかわりに、腐乳(ふにゅう、150円)をお酢で溶いて、それをタレにしていただくもの。石井さんという人が始めたので石井バージョンと呼ばれているのだそうです。

舌は普通はスライスして出されるのですが「ぶつ切りで」とお願いすると小さい立方体に近い形に切って出してくれます。スライスしたものよりも歯応えもしっかりと感じられて、石井バージョンによくなじみます。

はじめていただいたサラダは、レタスの葉の上にクラゲ、刻んだ大根、キュウリが盛られてっぺんにコーンと紅しょうがをのせてドレッシングをかけたもの。クラゲの食感が楽しいですね。

1時間20分の滞在。4人で約6千円(ひとり1,500円ずつ)でした。

本店2階に入るのははじめてですが、この下り階段はものすごく急ですね。転げ落ちないように気をつけなければ。今日、本店2階に入ったことで、本店1、2階、向かいの支店1、2階の4店舗すべてに入ったことになりました。メニューは同じながら、4つの店の雰囲気はそれぞれ少しずつ異なっています。それぞれに特徴があっておもしろいですね。

店情報写真前回

《平成18(2006)年5月31日(水)の記録》

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片手に飲み物、片手につまみ … 立ち飲み「酒寮キンパイ西口店」(横浜)

横浜駅の東口と西口の両側、そして桜木町駅近くと合わせて3軒ある立ち飲み屋「キンパイ」。横浜駅東口の酒屋も兼ねた立ち飲み屋「キンパイ酒店」が本店なのかな。

今日は西口の「酒寮キンパイ」です。現在の時刻は午後6時20分。7時に待ち合わせなので30分ほど軽く飲んでいこうという魂胆です。

開けっ放しの入口から入った店内は入口あたりは細くて両側の壁に立ち飲みカウンター。奥に進むとドーンと広い立ち飲みホールが現れて、入口のカウンターから連続的に、ぐるりとまわりの壁に作りつけた立ち飲みカウンターのほか、ホール中央部にも何箇所かの立ち飲みテーブルがあります。

ちょうど入口の狭い空間から広がるあたり、左手に注文カウンターがあって、飲み物や食べ物はここで注文し、受け取る仕組み。30分ほどなのでビールの中瓶(サッポロ黒ラベル、380円)くらいにしておきましょうか。7時からのお店がコッテリ系の予定なので、ここはさっぱりと冷やっこ(200円)にでもしておきましょう。

すぐにビールも冷やっこも用意され、窓口で580円支払って受け取ります。まさにキャッシュ・オン・デリバリー。品物と交換払いですね。

コップをかぶせた瓶ビールを右手に、冷やっこの入った小鉢を左手に持って、近くの空いている場所に陣取り、トトトッとビールを注いでまず1杯。んー。生き返りますねぇ! この瞬間が大好きです。

私のあとからも次々にお客さんが入ってきます。大体は中高年サラリーマンのひとり客。窓口で飲み物と食べ物を1品だけたのみ、私と同じように片手に飲み物、片手に食べ物をもってカウンターへとやってくるのでした。駅近くの立ち飲み屋なので、まさに帰宅前にちょいと一杯ってことなんでしょうね。

それにしても冷やっこがおいしい季節になってきましたねぇ。子供のころ、豆腐はまったく味がないような感じがして好きじゃなかったのですが、お酒を飲むようになってから大好物になりました。良質のタンパク質を含む料理が酒の肴にいいらしいので、豆腐はまさにぴったりですね。

気がつくとあっという間に30分。グッと最後のビールを飲み干して、先ほど注文した窓口にコップやお皿を返して「ごちそうさま」。お店のおじさんとおばさんはこの注文カウンターの中にある厨房のところで働いています。お客さんもそのふたりがホールに出てこなくてもすむように、自ら食器を返したりしてるんですね。

「どうもありがとうございました」の声を背に受けながら店を後にしたのでした。

なお、今回の記事から記事と写真を別々にしてみています。写真は下の店情報のとなりにある写真というところをクリックすると見ることができます。

店情報写真前回

《平成18(2006)年5月31日(水)の記録》

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それぞれの食感 … もつ焼き「ホルモン(ほるもん)」(沼袋)

十条をあとに高田馬場を経由して沼袋まで戻ってきたところで途中下車。これまた久しぶりの「ホルモン」です。店に着いたのは午後6時半。2列平行に並んだ直線カウンターのうち、人気のある駅に近い側のカウンターはすでに満席。まだ何席か空いている奥側のカウンターの一角にすわり、いつものようにまずは焼酎(210円)とお新香(100円)を注文します。

なぜ駅に近い側のカウンターが人気が高いかというと、そちら側のカウンターからだと店の奥上部に取り付けられたテレビが見やすいからです。多くのもつ焼き屋さんと同様、この店もひとり客が多いのでテレビを見ながら飲む人が多いのです。

今日のお新香はカブとキュウリ。そのお新香をつまみに焼酎をチビチビとやりながら焼き台のタイミングをはかり、レバとコブクロのちょい焼きを2本ずつ(1本100円)注文。やはりこの店に来るとこの2品ははずせませんよねぇ。

ちょっと炙る程度に焼かれたレバとコブクロは、刻みネギと生姜が添えられて醤油がかけられて出されます。トロリととろけるようなやわらかさと甘さがレバちょい焼きの特長。プリッとした歯応えがコブクロです。

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お新香 / ちょい焼き / アブラ、ナンコツ、ヒラ、オッパイ

ちょい焼きを食べ終えて追加で注文したのはアブラ、ナンコツ、ヒラ、オッパイ。それぞれ塩焼きで1本ずつ(各100円)お願いします。

アブラはお腹の中にある脂部分らしいのですが、何度お話をうかがっても具体的にどんな部分なのかがよくつかめない一品です。肉の脂身なんかとはまったく違って、しっかりとしたクニュクニュ感で焼酎が進む一品なのです。

ナンコツは食道部分のコリコリとした軟骨と、その周りに付いた肉をいただくもの。カリッ、コリッと軟骨を噛み砕く音が聞こえてくると、ついこっちもたのんでしまいますよね。どのお店でたのんでもあまりはずれがない(パッとしないお店でもそれなりにおいしい)一品です。

ヒラは「中間」と書かれていて、シロ(腸)とテッポウ(直腸)の中間的な部分らしく、食感もまさにシロのクニュクニュとテッポウのプリプリ中間といったところ。

オッパイは脂肪のうまさが決めて。ただし脂肪だけに鮮度が良くない店では臭みがあったりすることもあるので要注意です。この店のオッパイは一度も臭みを感じたことがありません。新鮮そのものの脂肪の甘みを堪能できる一品です。

1時間弱の滞在は1,110円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成18(2006)年5月25日(木)の記録》

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熱々串カツでお酒 … 居酒屋「斎藤酒場(さいとうさかば)」(十条)

久しぶりの十条。久しぶりの「斎藤酒場」です。午後5時を回ったばかりの店内は半分くらいの入り。私も入口右手のL字型カウンター風のテーブルの一角に陣取り、まずは「冷やしビール」の小さいの(サッポロ黒ラベル小瓶、350円)とマグロぶつ(250円)をいただきます。

お通しはカツオの角煮。以前はお通しとして必ず殻付き落花生(3個)が出されていたように思うのですが、変わったんですね。

ひとり、またひとりと1分おきくらいにお客さんが入ってくるのがおもしろい。みなさん仕事が終わるなり一目散にこの酒場を目指してやってくるんでしょうねぇ。この店はカウンター席はなく、すべて自然木でできたテーブル席。お客はひとり客が多く、各テーブル席の空いている場所に入れ込みの状態で入っていきます。店内各テーブルは徐々に徐々に着実に人で埋まっていきます。

私の左どなりにスッと入ってきたのは40代くらいに見えるスーツ姿の女性ひとり客。酎ハイ(焼酎ハイボール、250円)と、この店の名物のひとつポテトサラダ(200円)をもらってのひとり酒です。

向かいに座ったおにいさんが、これまたこの店の名物のひとつ串カツ(200円)を注文したので、私も串カツとお酒(160円)を注文。「お酒は冷たいの、常温、お燗ができます」とたずねてくれる店のおねえさんに「燗でお願いします」と答えます。

この店の三大名物は串カツ、カレーコロッケ、ポテトサラダ。それぞれ200円で、ほぼすべてのお客さんがこのうちのどれかひとつは注文しているようです。

お酒の銘柄は「清龍」。白い徳利に、底に蛇の目模様がついたお猪口がふたのようにかぶせられて出てきます。なにしろこのお酒が160円ですからねぇ。前時代的な価格です。

ポテトサラダを食べ終えた左のおねえさんは「ごちそうさま」と450円を支払って、来たときと同じようにスッと店を出ていきます。時間にして20分ほど。すばらしい飲み方ですねぇ。

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まぐろぶつとお通し / 日本酒 / 串カツ

カリッと揚がった串カツは丸皿に2本。付けあわせのキャベツの千切りとともに出されます。たっぷりとウスターソースをかけてハフハフといただく串カツのうまいこと。これがまたここの日本酒にはよく合うんですよねぇ。

ちょうど1時間の滞在は960円。2本(ビール小瓶と燗酒)と2品(まぐろブツと串カツ)で千円以内で終わりますからねぇ。毎日来る人が多いのも納得できます。

「ありがとうございました」という声に送られながら、午後6時を回って満員になった店をあとにしたのでした。

店情報前回

《平成18(2006)年5月25日(木)の記録》

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朝から開いてる … 居酒屋「味とめ(あじとめ)」(三軒茶屋)

5月連休中にやってきたのにお休みだった「味とめ」に再度やってきました。土曜日午後7時の店内はほぼ満席。小上がりの座敷席主体のお店はかろうじて1卓空いているだけです。「あそこの席か、2階でもいいですよ」という店のおねえさんの声にしたがって「じゃ、2階に上がります」と、いったん店の外に出て、入口右側の2階への階段を上がります。

2階は座敷の宴会ができる空間。先客もいないので、大きな空間を我われだけでゆったりと使わせてもらいます。

我われのあとからヨッコイショと上がってきたおねえさん。「今日はひとり休んでるから大変なのよ」と笑いながら注文を取ってくれます。本来はその休んでいる人が2階の担当らしくて、このおねえさん自身も2階の勝手はよくわからないようです。

まずビール。各種銘柄を置いている中でサッポロ(黒ラベル大瓶)をいただいて乾杯。お通しはワカメとキュウリの酢の物。クラゲも入っています。

ビールを1杯ググゥ~ッといただいてからおもむろにメニューを選ぶのですが、このメニューが圧巻!

店ののれんにも「なべ料理 いわし くじら」と書かれているとおり、たとえば鍋ならうどんすき(2,150円)、寄せ鍋(1,940円)、海賊鍋(1,940円)、しょっつる鍋(1,730円)、味とめ鍋(1,630円)、かき鍋(1,630円)、たら菊ちり鍋(1,630円)、豚すき鍋(1,420円)、豚みそ鍋(1,420円)、豚シャブ鍋(1,420円)、石狩鍋(1,420円)、鳥みそ鍋(1,420円)などがずらりと並びます。

いわしもタタキ(500円)、いわしなめろう(500円)、いわしピザ(500円)、いわし立田揚サラダ(500円)、いわし天盛(700円)、いわしコース(1,580円)、いわしつみれ鍋(550円)、いわしフライ(500円)、いわしつみれ串(600円)、いわし梅串揚(500円)、いわしチーズ揚(500円)、いわし刺(500円)、いわしカラ揚(500円)、いわし梅タタキ(500円)、いわしゆば揚(700円)、いわしキムチ揚(500円)、いわしねぎ巻揚(500円)、いわしシソ葉揚(500円)、いわしポンズおろし揚(500円)、いわしナスハサミ揚(500円)と実に20種類以上。

くじらも同様に鯨刺(1,030円)、鯨大和煮(650円)、鯨佃煮(650円)、鯨ステーキ(1,030円)、鯨天ぷら(890円)、鯨サラダベーコン(1,370円)、鯨ベーコン(1,030円)、鯨カツ(890円)、鯨皮刺(890円)、鯨立田揚(890円)、干くじら(630円)、サラシ鯨(630円)、くじら串カツ(890円)、鯨はりはり鍋(2,100円)、鯨コロ鍋(2,100円)と、くじら料理として考えられるメニューはほぼすべてそろっているといった状態。

ふぐ料理も種類が多くて「とらふぐです」と注意書きが入ったメニューにはふぐちり(3,150円)、ふぐ刺(3,150円)、ふぐカラ揚(1,580円)、ふぐ天ぷら(1,580円)、ふぐ白子焼(2,100円)、ふぐ白子ポンズ(2,100円)、ふぐ皮酢(950円)、ふぐぞうすい(2,100円)、ふぐ小鍋(1,890円)、ふぐ鍋セット(5,250円)、ふぐちゃんこ鍋(2,630円)、ふぐコース(8,190円)という品々がずらりと並びます。

これに加えて、冷トマト、ザーサイヤッコ、ザーサイ、オニオン、キャベセン、古づけ(以上各105円)、塩カラヤッコ、うなぎきも、うなぎカブト(以上各210円)、ホヤしおから(630円)、ホタルしおから(530円)、いかしおから(530円)といったつまみメニューや、真鯛刺、ホタテ貝柱刺、カンパチ刺、タコ刺、マグロ刺、ガラ刺、ガラなめろう、ヤリイカ刺、マグロぶつ(以上各740円)といった刺身メニュー、さらには焼き物、揚げ物、ご飯物などなどがところせましと列挙され、その数軽く百種類以上はありそうです。

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ビールで乾杯 / お通しの酢の物 / ザーサイヤッコ

そんな爆発的な数の品書の中からまず最初に注文したのは「ザーサイヤッコ」(105円)に「うつぼタタキ」(890円)、「アジなめろう」(740円)、「うなぎ骨せんべい」(370円)の4種。先ほどメニューの紹介のところでも書きましたが「ザーサイヤッコ」などの105円という値段もすばらしいではありませんか。これら105円ものは「こよいのサービスメニュー」なんて書かれてますが、今日だけあるわけではなくて、定常的に105円で提供しているようです。

ウツボをいただくのは昨年の9月以来。しっかりとした身と、弾力性たっぷりの皮がウツボの特徴で、この「うつぼタタキ」ではその両者を一度に味わうことができます。

「アジなめろう」。初夏になってきてアジもますますおいしくなってきました。ここのなめろうはよく見かけるような完全にすり身状にしたタイプではなくて、どっちかというとたたきっぽい。女将は南房総出身なのだそうで、なめろう、さんが焼きはまさに故郷の料理。この独特なスタイルのなめろうも、地元出身の方ならではの工夫(もしかするとご自身の家庭の味?)なのかもしれませんね。アジらしい身の食感も楽しめるいいなめろうだと思います。

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うつぼタタキ / アジなめろう / うなぎ骨せんべい

うなぎもこの店の看板メニューのひとつらしく、うなぎ白焼(1,260円)、うなぎたれ焼(1,260円)、うなぎタタキ(1,260円)、うなぎ串焼(370円)、うなぎきも(1本210円)、うなぎ冷そば(890円)、うなぎ鍋(1,260円)、うな丼(890円)、うな重(1,050円と1,580円の2種)と品数も豊富。今回注文した「うなぎ骨せんべい」も、そうやって調理されたうなぎの骨を使ったものなんでしょうね。

さらに「オニオン」(105円)や「古づけ」(105円)も追加。どちらもとても105円とは思えないボリュームです。飲み物も燗酒やホッピー(410円)に移行して徐々に本格的な飲みモードに入ってきました。

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オニオン / 古づけ / 燗酒(大徳利)

メニューの中に「焼き鳥盛」(580円)、「串焼盛」(580円)というのも発見。「串焼盛」のほうを塩焼きでお願いすると、鶏軟骨、鳥にんにく、砂肝、豚ハツ、豚タンの5本が出てきました。海の幸あり、山の幸ありと本当にバラエティ豊かですね。

たっぷりと3時間の滞在は4人で9,500円(ひとりあたり2,400円弱)でした。

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ホッピー / 串焼盛 / 女将さん

階段を下りて店の外に出ると、そこにいたのはホッピーのエプロンをした女将さん。「ごちそうさま」とお礼を言う我われに、ニコニコと笑いながら「また来てくださいね」としばし歓談。まさにこの女将にしてこの店ありという感じの、あったかい女将さんです。

山の手地区・三軒茶屋にありながら、朝から楽しめる大衆酒場です。

店情報 (「宇ち中」)

《平成18(2006)年5月20日(土)の記録》

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店情報: 居酒屋「味とめ(あじとめ)」(三軒茶屋)

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  • 店名: 居酒屋「味とめ」
  • 電話: 03-3412-9973
  • 住所: 154-0004 東京都世田谷区太子堂4-23-7
  • 営業: 10:00-23:00(09:30-24:00という説もあり)、月2回月曜(不定休)
  • 場所: 東急田園都市線・三軒茶屋駅北口を出て、マクドナルドと交番の間、すずらん通りを50mほど進み、通りを抜ける手前右側。
  • メモ: 昭和43(1968)年創業。基本的にフグとウナギとクジラが売りらしいが、それに留まらずとにかく品数が多い。魚介類や焼き鳥、漬物などなどなんでもござれ。1階は座敷のテーブル(座卓)中心で約20名、2階宴会場は座敷だけで約30名。ランチや夕食など食事を楽しんでいる人もいる。

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