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鮪、鰹、鮪、瓜、鮪 … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

東京都心で36.1度。昨日に続いて35度以上の猛暑となった土曜日、汗を拭き拭き「川名」に到着したのは午後4時半です。入口左手の7人座れる直線カウンターには入口から3番目と7番目の席にそれぞれ男性ひとり客の先客がおり、私はちょうどのその間、5番目の席に座ります。この席はカウンター内の厨房スペースで調理をしているマスターのちょうど正面になる席(←厳密には4番目の席が真正面)です。

入口右手に3つ並んだ4人卓は、一番奥の卓(店内ではC卓と呼ばれている卓)にいつもの家族連れ(ご夫婦と小さい女の子ふたり)が座り、いつものように「よじかわ」を楽しんでいます。私自身が日曜日を中心にこの店に来ていることから、このご家族とも日曜日によくお会いしていたのですが、土曜日にもいらっしゃってるんですねぇ。まさにご家族あげての大常連さんです。

奥の小上がり座敷席にもグループ客が入っているようですが、どのくらい埋まっているのかはこちらからは見えません。

「お飲み物は?」と注文を取りにきてくれたおねえさんに生グレープフルーツサワー(336円)を注文。今日のお通し(サービス)はなんとカボチャの種とピスタチオです。「川名」のお通しが果物じゃないというのも珍しいですねぇ。

さて料理はなんにしようかな。刺身(各399円)はマグロぶつ、新サンマ、ホヤ酢、カツオ、イサキ、イワシですか。おぉーっ。カツオ、でかーい! カウンターの3~6番目あたりに座ると、カウンター上段に置かれたガラスの冷蔵ネタケースの中がよく見えるのです。その中に丸々1尾の立派なカツオがどーんと鎮座している。よーし。カツオの刺身をもらうとして、刺身ができあがるまでの間にもう一品、はじめてお目にかかるマグロみそ(231円)をもらってみましょうか。

予想どおり、すぐさま出てきたのはマグロみそ。しかもこの小鉢が出た瞬間にホワイトボードメニューからは消されました。最後のひとり分だったんですね。マグロみそは、言ってみればマグロだけのぬたのような感じ。マグロぶつよりももっと小さく切られたマグロの身が、味噌とともにねっとりと練られて実にいいつまみです。日本酒、しかもこの暑いのに燗酒が欲しくなるなぁ。

さぁ来た。カツオです。丸々1尾からおろされたカツオの身の立派なこと。こんな立派な刺身が7切れで399円(380円+税)というのが信じられない。醤油の表面にちょいと触れたとたんにサァーッと走る脂の膜。すごい脂ののりですねぇ。7月なのにもう戻りかけてるんじゃないかと思うくらいよく脂ののったカツオです。

ここらでやっと店主(マスター)も手が空いたのか、「今日は生きた泥鰌(どじょう)がいるけど見てみるかい?」と家族連れの女の子たちに話しかけます。「わぁ。見たい見たい!」という声に飛び出しそうに元気に泳ぐ泥鰌の箱が出てきました。現在のホワイトボードメニューには泥鰌はのっていないのですが、これはきっと明日(日曜日)か来週のメニューになるんでしょうね。どんなメニューで出てくるのかなぁ。

「鱧(はも)もあるけど見る?」と店主。ぬわにぃーっ! 鱧まであるとは。鱧はさすがに生きたままではなく氷で体温を冷やされて、仮死状態で眠っています。うーむ。近日中に鱧のメニューまで出るわけですね。楽しみだけど、平日だったら来られないなぁ。

カウンターの中に戻った店主は次の料理に取り組みながら、その途中でカウンター上段のネタケース越しに「はいこれ、食べて」とカウンターに並ぶ常連さんに小皿を手渡します。うわっ。これはマグロのトロですね。それぞれが小さいところを見ると切れ端の部分なのかもしれませんが、ものすごい脂ののりで相当立派なトロです。

生グレープフルーツサワー(336円)もおかわりして、そのトロに取り組みます。これまた燗酒がピタリの逸品なのですが、ここで日本酒にするとあまりにはまりすぎて飲み過ぎちゃうからなぁ。

そもそもこのお店で生グレープフルーツサワーを注文することが多いのは、サワー系であれば焼き鳥から炒め物、生ものまでオールラウンドに楽しむことができるということが大きいのです。今日のように魚ばかりでいくということが端(はな)からわかっていれば、最初から日本酒という選択肢もよかったかもしれませんね。

この店のデフォルトの日本酒は「鬼ころし」という1合273円、2合なら504円という普通酒なのですが、それとは別にスペシャル日本酒をひと品だけ置いているのです。現在のスペシャル日本酒は「黒牛(くろうし)」の純米酒。これが462円でいただけますからねぇ。絶対飲みすぎちゃいそうでしょう??(笑)

そんなわけで、サワーに合わせて魚以外のつまみも1品いただきますか。サラダメニューの中に“きんしうり”(231円)というのがあるんだけど、これはなんでしょう? 「この瓜はおもしろくて、ゆでると果肉がそうめんのようにほぐれるんですよ」と店主。それはおもしろそうですねぇ。さっそくいただいてみましょう。

オニオンスライスとともにガラス皿にたっぷりと盛られて出てきた金糸瓜(きんしうり)のサラダは、まさに黄色いそうめん状。たよりなげにシャクッとした歯応えもおもしろく食べ進んでいると、「これもサービス。ひとり一切れずつ取って回してね」と出てきたのがマグロの中落ちあたりをステーキ風に焼いたもの。先ほどのトロといいい、この中落ち風といい、きっとマグロ1尾を仕入れて刺身などを出した残りの部分なんでしょうね。いいマグロだったんだろうなぁ。この焼いたマグロをサラダの上にのせていただくと、マグロの脂っこさと、サラダのさっぱり感がよく合います。

金糸瓜のサラダを食べ終え、サワーを飲み干したところでちょうど午後6時。まわりを見てみるともうすっかり満席になっています。さて、それでは私はこの辺で腰を上げますか。どうもごちそうさま。

1時間半の滞在。2杯と3品(お通し、サービス品はのぞく)は1,533円でした。ほろ酔い、ほろ酔い。これくらいの酔い加減がいちばん気分が明るくなっていいですねぇ。あぁー、暑い街までなんだか気持ちいいぞ!!

店情報写真情報前回

《平成18(2006)年7月15日(土)の記録》

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コメント

ご無沙汰しております。
先日、熊ちゃんのご案内で初川名を体験しました。
噂どおりの素晴らしいお店ですね。
私は黒牛を呑みすぎました(笑)
ぜひまたご一緒させてください。

投稿: さなP | 2006.08.11 07:51

コメントありがとうございます & ご無沙汰しております。>さなPさん
ちょうどさなPさんがいらっしゃった翌日、私も「川名」に行ったんですよ!
その日(さなPさんの翌日)も熊さんもいらっしゃって、さなPがたっぷりと黒牛を飲まれた件もうかがいましたよー。
こちらこそまたぜひご一緒させてくださいね。(^^)

投稿: 浜田信郎 | 2006.08.15 21:26

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会社の夏休み最終日となる今日は、立川方面に写真撮影に来ていた宇ち中さんと示し合わせて「よじかわ」(=開店時刻の午後4時に「川名」に行くこと)です。 まずは瓶ビール(キリンラガー大瓶、504円)からスタートすると、今日のお通しはスイカ。そしてそして、今日はちょうどこのあたりの商店街のイベントである「ゆうやけ市」の開催日で、なんとミィさんが手伝いに来ているのです。ミィさんは今年の3月までお店を手伝って... [続きを読む]

受信: 2006.09.03 11:51

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