« 店情報: 大衆酒場「酒の高橋(さけのたかはし)」(世田谷) | トップページ | 店情報: もつ焼き「久仁(くに)」(三軒茶屋) »

世田谷にも大衆酒場あり! … 大衆酒場「酒の高橋(さけのたかはし)」(世田谷)

出張のついでにちょいと足をのばして世田谷の「酒の高橋」です。三軒茶屋までは渋谷から東急田園都市線1本、約4分で来れるのですが、世田谷となると三軒茶屋から路面電車(東急世田谷線)に乗り換えて、さらに4駅6分ほど移動しなければならないので、何かのついでに行くといった場所ではないのです。

その「酒の高橋」。店内は右手が9席ほどの直線カウンター。左手は4人掛け×4卓の小上がり席。店の奥、上部にあるテレビでは、今日は都心では35.6度まで気温が上がったというニュースが流れている。そう、今日はものすごく暑かったのです。キューンと冷えたビールを早く飲みたいっ!

開店直後の店内はカウンターの奥のほうと、中央部にそれぞれ年配の男性ひとり客が座っている状態。私も空いているカウンターの一番手前に腰をおろし、なにはさておきビールを注文すると「アサヒとサッポロがありますが?」と店のおねえさん(後ほどもうひとり店のおねえさんが登場しますので、便宜上、最初からいたこの方を“おねえさんA”と呼ぶことにします)。「じゃ、サッポロで」。サッポロ黒ラベル大瓶(550円)とグラスが用意されるやいなやトトトッとビールを注ぎ、まず最初の1杯をゴクゴクと飲み干します。ッカァ~~~ッ!! 生き返った。

出されたお通し(200円)はマグロの角煮。小鉢の中には1辺が3~4センチの立方体状の大きな身がふたつ入っています。しっとりとした味わいと身の大きさにうなってると、おねえさんAが「これくらいの大きさに切らなきゃ、煮たら身が崩れちゃうからね。マグロは大きく切らなきゃね、○○さん!?」と、カウンター中央部に座っている男性客に話をふりました。見るとその男性の前にはマグロの刺身(500円)が出てるのですが、このマグロの刺身がまたでかいこと! 「あぁ。マグロはでかくなきゃ」といいながら、その男性も一気にひと切れを口に入れることはむずかしいようで、箸で切り分けるようにしながら大きな刺身をいただいています。

向こう(カウンター奥)のおとうさんが食べているのはポテトサラダ(320円)のようです。ポテトサラダはこの店の名物のひとつで、すぐに売切れてしまうと聞きました。なくならない間に私ももらっておきましょうね。「ポテトサラダをお願いします」。「はーい。ポテトサラダね」と返事したおねえさんAは、冷蔵庫から四角いタッパー(プラスチック製密封容器)を取り出し、その中にたっぷりと作られたポテトサラダを小鉢によそってくれながら「人気あるのよねぇ、ポテトサラダ。この間なんて『お土産で持って帰るから3人分ください』っていうお客さんまでいたのよ」と話してくれます。

「はいどうぞ」と三ツ山の小鉢で出されたポテトサラダのポテトは芋の形を少しとどめるくらいのつぶし具合で、キュウリやニンジンも入ったごくスタンダードなもの。このきわめてスタンダードな料理がまさに“おふくろの味”なんでしょうね。さりげなくおいしい一品です。

5時半頃に近くにお住まいの宇ち中さんも来店。宇ち中さんもなにはさておきビールとポテトサラダです。(ちなみにポテトサラダはこのあと、開店1時間後の午後6時には売り切れました。)

さぁ、宇ち中さんも合流されたところで、この店のもうひとつの名物、刺身にいきますか。先ほどカウンター中央の男性が食べているマグロ刺身のことを書いたとおり、この店の刺身はとにかくボリュームがあることで有名なのだそうです。今日の刺身はそのマグロ(500円)の他に、寒ブリで有名な氷見のシメサバ(500円)、そしてカツオ(500円)です。刺身三点盛り(600円)というのもあるので、今日はそれを一人前いただいてみました。

刺身三点盛りはマグロとシメサバ、カツオがそれぞれ3切れずつ盛り合わされています。3切れずつとはいうものの、これまたひと切れひと切れのボリュームがものすごい。ひとりだったらこれだけで満腹だな。カツオもマグロも幅2センチくらいに切ってあって、まるでステーキみたいです。

ガラリと入口引き戸が開いて入ってきたのが、常連のみなさんからは“けいちゃん”と呼ばれているおねえさんBです。よくはわかりませんがおねえさんAが女将で調理を担当。おねえさんBが手伝っている女性で飲み物やフロアを担当されているようです。

ビールを飲み終えて、今度は「寄り道Blog」で“1日5杯限定”と紹介されている豆乳割りをいってみますか。焼酎の豆乳割りなども含む酎ハイ、サワー類は1杯390円なのですが、宇ち中さんが金宮の一升瓶をキープ(3,360円)されているということで、焼酎はそれをご相伴にあずかることとして、豆乳だけ(170円)をふたついただきます。

発泡スチロール製の器(カップ麺の器のようなもの)で出される豆乳はちょうど200ml。乳白色の美しい豆乳ですが、これを焼酎に投入(^^;)すると乳白色の黄色っぽい感じがますます強くなっていかにもおいしそう。豆乳割りとか牛乳割りでいただく焼酎は、焼酎っぽい感じがしなくて本当に危ないんですよねぇ。

さて、料理も追加しますか、とカウンター上部にずらりと貼り出された短冊メニューを確認します。短冊メニューは上下2段になっており、上の列は飲み物、したの列が食べ物のメニューになっているようです。食べ物のほうは鯨ベーコン450円、まぐろぬた420円、山かけ420円、牛すじ大根420円、いか丸焼き420円、いかバター焼き420円、揚げ出し豆ふ350円、……と続いている。そんな中からサバの一夜干し(320円)を注文します。

しかし、すでにほぼ満席となった店内からは注文が相次いでおり、ひとりで調理を担当するおねえさんAは、先ほどから調理場から離れられない状態。ジャーッとバターの芳ばしい香りがただよってきたのはイカのバター焼き(420円)かな? うわっ、イカ、でかいですねーっ! 「そうよ。メニューにも“大きい”って書いてあるでしょう」とおねえさんA。「料理は私ひとりが作るから一品ずつ順番になっちゃうのよ。サバは時間がかかるからもうちょっと後になっちゃうかな。サバ止めてイカにする? それならすぐにできるからこの後作るわよ。刺身で食べられるイカで作るんだからおいしいよ」というおすすめにすっかりのっかって我われもイカバター焼きに注文切り替えです。

すぐに作ってくれて皿に盛られたイカバター焼きは本当にでかい。表面のバターの風味がよく、中はレアめに火が通った程度。これはうまいなぁ。

ちょうど豆乳割りもなくなって、今度は黒ホッピーの外(210円)をもらいます。ここのホッピーは業務用じゃなくて家庭用のもの。容量もちょっと少ないんですね。1本の外を宇ち中さんと分けあっていただきました。

1時間45分の滞在はふたりで3,730円(ひとりあたり1,900円弱)でした。世田谷にも大衆酒場あり!

その後の宇ち中さんからの情報等によりますと、料理を担当するおねえさんAがマサ子ママ。そのマサ子ママのご主人の妹さんが、おねえさんBの恵子さん(けいちゃん)なのだそうです。つまりふたりは義理の姉妹なんですね。

店情報写真情報 (関連記事:「宇ち中」)

《平成18(2006)年7月14日(金)の記録》

|

« 店情報: 大衆酒場「酒の高橋(さけのたかはし)」(世田谷) | トップページ | 店情報: もつ焼き「久仁(くに)」(三軒茶屋) »

コメント

8月10日 67歳の誕生日気のいけない相棒と酒の高橋さんへ小田急、世田谷線乗り継いでいってきました。ほぼ満員状態入口のカウンター、お通し大きな鰯の煮つけ おいしかったよ。徳利2本でお勘定して。
三軒茶屋の味しめさんへ2度目の挑戦。
最後に初めての「うつぼの焼き物」と「まんぼうの刺身」なかなかうまかった。
お店のプリントアウトを相棒が持っていったのでおかみさんに
あげたら、大変よろこんでいました。今度浜田さんが行ったときは、ぜひ声をかけて欲しいといってましたよ。では、祖師谷で一緒に飲めるときを待っています。

投稿: とりちゃん | 2006.08.11 17:52

たくさんコメントをいただいたのに、お返事ができてなくてすみませんでした。>とりちゃんさん
三軒茶屋、世田谷地区は最近数回うかがっただけですが、いいお店が多くて驚いています。
祖師谷方面、特におすすめの「たちばな」にはぜひうかがいたいと思いますので、その際にはよろしくお願いします。

投稿: 浜田信郎 | 2006.08.15 15:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11427/11301330

この記事へのトラックバック一覧です: 世田谷にも大衆酒場あり! … 大衆酒場「酒の高橋(さけのたかはし)」(世田谷):

» 鍋三連発! … 居酒屋「酒の高橋」(世田谷)~ラーメン「御天」(下井草) [居酒屋礼賛]
ひとり用の鍋物を食べることができるお店を知りたくて、掲示板での紹介をお願いしたり、酒友にたずねたりしていたところ、宇ち中さん行きつけの「酒の高橋」にも1人前から注文できる鍋が何種類かあるという。「ぜひそれをいただきましょう!」と、先日、北京ダックを食べに行ったメンバー4人で世田谷の「酒の高橋」にやってまいりました。 本来、ひとりで食べるから「ひとり鍋」なんだけど、こうやって人に紹介していただいてる... [続きを読む]

受信: 2007.03.01 12:50

« 店情報: 大衆酒場「酒の高橋(さけのたかはし)」(世田谷) | トップページ | 店情報: もつ焼き「久仁(くに)」(三軒茶屋) »