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上大岡でジンギスカン … 焼肉「大衆焼肉(たいしゅうやきにく)」(横浜・上大岡)

羊肉が食べたくなって思いついたのが野毛の「焼肉大衆」と大船の大衆焼肉「ジンギスカン」。これらのお店はルーツが同じで神奈川県内に何店舗かあるらしい。もっと近くのお店はないかなぁ、と調べてみたところ、上大岡(かみおおおか)にも「大衆焼肉上大岡駅前店」があることを発見! 今日はそこに行ってみることにしました。

野毛の店も大船の店も、共通しているのは知る人ぞ知るといった裏路地の中にあるところ。はじめて行く上大岡店は大丈夫か、とやや不安になりつつも調べた住所表記と地図をもとに大通り(鎌倉街道)沿いを歩いていると、やわらかい右カーブの先に歩道の上にまるでアーケードのようにかぶさったよしず(葦簀)の天井と、でかでかと「大衆焼肉・ジンギスカン焼」と書かれた電光看板。これはまたわかりやすいですねー。しかも大通り沿いだし!

入口引き戸を開けて店内に入ると右手が4人がけ×3、左手がつめれば6人がけ×2くらいのテーブル席。ちょうど今ひとグループが席をたったので1テーブルだけが空いている状態です。「いらっしゃいませ」と声をかけてくれる店のおねえさんに、人差し指を立てながら「ひとりです」と告げると「あちらにどうぞ」と店の奥を指し示してくれます。指された先を見てみると、なんと店の奥に3席分の小さなカウンター席があるではありませんか。カウンター席にはコンロが二つ埋め込まれていますので、ひとり客2組か、ひとり客+ふたり客といった組み合わせであれば対応できそうですね。今のところはカウンターに先客はいないので左側のコンロの前に座ります。

おしぼりを出してくれながら「ご注文は?」と聞いてくれるおねえさんに「ホッピー(300円)をお願いします。あとホルモン(250円)とジンギスカン(250円)ね」。「はい」と返事したおねえさん、伝票にちょいちょいと書き込んで「ホッピーひとつー! トン、ジンひとつずつーっ!」と注文を通します。この店でもやっぱりホルモン、ジンギスカンはトン、ジンなんですね。どちらも一人前250円というのがうれしいなぁ。

店はおにいさんひとりと、おねえさんふたりの合計3人で切り盛りしているようです。外見上はほとんど見分けがつきませんが、日本語がちょっとたどたどしい人もいるのは外国人のアルバイトなのかな。

さてと。なにしろ晩ご飯がわりでもあるので、肉だけじゃなくてなにか野菜も食べなきゃなぁ。目の前に置かれたメニューを確認します。大船の「ジンギスカン」にもあった野菜ミックス焼(なす、ニンジン、玉ねぎ、ピーマンの盛り合わせ。200円)がここにもありますねぇ。これにしようかな。……。おろっ。大衆のお新香(50円)なんてメニューがありますよ。説明書きには“キャベツ揉み”と書かれています。これにしましょう。ホッピーとトン、ジンを持ってきてくれたおねえさんに「おしんこもお願いします」と追加注文。すぐに出されたおしんこは丸皿にたっぷりと山盛り。千切りにしたキャベツを揉んで醤油をかけてあるんですね。シャクシャクといい食感です。

さぁ、ジンギスカンも焼けてきましたよぉ。ちょいとタレをつけていただく羊肉のやわらかいこと、うまいこと。ぜんぜん臭みがないのですが、これがラム(子羊肉)ではなくて、マトンのロースなんだそうです。今までに行った「大衆焼肉」系列のお店のジンギスカンもすべて同じ肉ですよねぇ。しかもすべて臭みがない。

「大衆焼肉」系列の店のことがかかれたサイト「がんばれ!!羊肉記」によれば、この系列のお店は大きく分けて「大衆焼肉」、「焼肉大衆」、そして「ジンギスカン」という三つの系統があるのだそうです。そうしてみると、ここ上大岡のお店は「大衆焼肉」系、野毛が「焼肉大衆」系、そして大船が「ジンギスカン」系と、今まで行った3店舗がそれぞれ別の系統に属しているんですね。いずれも『ジンギスカン(羊肉)が安い』という点においては共通です。勢力(?)が大きいのは、ここ上大岡店も属する「大衆焼肉」系だそうで、他の店と区別するため「横浜(ハマ)の大衆焼肉」という呼称を使うのも特徴。この店の看板やメニューにも「横浜(ハマ)の大衆焼肉」の表記がたくさん見られます。

そうこうしているうちにホルモン(白もつ)も“たぶん”焼きあがってきました。ホルモンはどこまで焼いたらできあがりなのかがわかりにくいんですよねぇ。ときどき食べてみながら、もつ焼き屋さんで食べるのと同じような食感になっているかどうか確かめるしかしかたがない。きっとこの一人前を焼き終える頃までには「なるほど。このくらいの焼き加減がちょうどいいんだ」というのがつかめるのでしょうが、この次に焼く機会にはまたすっかり忘れちゃってるに違いない。もつ焼き屋さんのように毎日焼いてるわけじゃないですからねぇ。

それにしてもホルモンにはホッピーがぴったりですねぇ。ここのホッピーは生樽ホッピー。生ビールと同じようにあらかじめ造られて樽につめられたものがサーバーからサワーグラスに注がれます。もちろん氷なし。決めこまやかな泡立ちは生ホッピーならではですね。

それぞれ一人前のトン、ジンを食べ終えたものの、まだちょっと羊肉を食べ足りない。ジンギスカン焼(250円)をもう一人前追加しますか。

系列によってはジンギスカン焼などの各焼き物をタレで焼くか、塩で焼くかが選べるようなのですが、この店ではジンギスカン焼はタレ焼のみ。タレ・塩が選べるのはこころ焼(ハツ焼、200円)、カシラ焼(コメカミ焼、300円)、タン焼(300円)の3種だけで、他はすべてタレ焼きのみです。「横浜(ハマ)の大衆焼肉」系列はみんなそうなのかもしれませんね。

飲み物は、飲み物メニュー上の目玉商品であるらしいウーロンハイ(200円)をいただいてみましょうね。なにしろレモンサワー、巨峰サワー、グレープフルーツサワー、梅干サワーや焼酎の水割りなどがそれぞれ290円であるのに対して、ウーロンハイのみが戦略価格の200円ですからね。「ウーロンハイをゴクゴク飲みながら、たっぷりと焼肉を楽しんでください」ということなんでしょう。ちなみに生ビール(スーパードライ中ジョッキ)は480円、瓶ビール(スーパードライ大瓶)は500円です。

背後(店の入口側)のテーブル席はグループ客ばかりなので次々に肉の注文が飛び交います。なにしろこころ焼(ハツ焼)、レバー焼(きも焼)の一人前200円シリーズからはじまって、ホルモン焼、ジンギスカン焼、こぶくろ焼の250円。ハラミ焼、カシラ焼(コメカミ焼)、タン焼の300円。カルビ焼、コプチャン焼(丸腸焼)の390円と続き、一番高くても上ミノ焼の400円ですからねぇ。いくらでもたのめるってもんです。

2人前のジンギスカン焼と1人前のホルモン焼をいただいてもう満腹なんですが、こうなるとモツ(内臓)系をちょっとつついて帰りたい。値段で見てももつ焼き2本分くらだからレバー焼(200円)をいっちゃいますかー。「すみません。レバー焼をひとつとホッピーください」。レバーにはやっぱりホッピー(300円)ですね。

レバー焼も食べると超満腹になっちゃうだろうからおしんこ(キャベツ揉み、50円)ももう一皿もらいましょう。キャベツは消化吸収を助け、消化不良によるむかつきも防いで くれるって言いますもんね。

レバーはタレにどっぷりと浸けこまれたタイプ。ものすごく新鮮なレバ刺しなどでよく見られる切り口の角度までビシッとわかるほどのエッジが立った状態ではありません。最近はよくエッジの立った豚レバーをいただく機会が多いので、こうやってしばらくタレに浸けこまれた牛レバーの味わいは逆になんだか新鮮味があります。

テーブル席のお客さんたちは仕上げにライス(200円)やクッパ(300円)をもらったりしてますが、すでに満腹以上でとてもそんな余力はありません。「どうもごちそうさま」。奥でおねえさんがレジを打ち込んでくれて、飲み物3杯(ホッピー2、ウーロンハイ1)、肉4人前(ジンギスカン2、ホルモン1、レバー1)、おしんこ2人前は合わせて1,850円でした。うー。満足満足。

店情報写真情報

《平成18(2006)年7月11日(火)の記録》

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コメント

いわゆる「大衆焼肉」の系統について補足します。

平塚系:「大衆焼肉」×2(平塚)、「どさん娘ラーメン」(平塚)、「ジンギスカン」(茅ヶ崎、伊勢原)の3つの屋号で5店舗展開
生麦系:「横浜(ハマ)の大衆焼肉」の屋号で現在6店舗展開中。以前の屋号は「焼肉大衆」(新子安店や弘明寺店に名残あり)
独立系:焼肉大衆(野毛)、ジンギスカン(大船)

となっているようです。

投稿: ねろ吉 | 2006.08.17 13:31

情報ありがとうございます。>ねろ吉さん
同じ「ジンギスカン」という店名でも大船と茅ヶ崎、伊勢原では系統が違うんですね。
「がんばれ!!羊肉記」。これからも楽しみに拝読いたしますので、よろしくお願いします!

投稿: 浜田信郎 | 2006.08.20 10:03

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