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2006年8月

「かめや」から「かめや」へ … そば「かめや」(新宿)

新宿到着午前7時。4日間の松山帰省を終えて夜行高速バスで新宿バスターミナルまで帰ってきました。木曜日早朝の新宿駅前は通勤する人たちでいっぱい。その人ごみの中を縫うように、再び出発時に腹ごしらえした「思い出横丁」に向かいます。

帰京1食目となる朝食は、「思い出横丁」のそば屋「かめや」です。昨夜の松山の「かめや」に続いて、新宿でもまた「かめや」ですね。

その新宿「かめや」は早朝からお客さんがいっぱい。後ろにふたりほどが立って待っている状態です。私も後ろに立って待つこと約1分。すぐに席が空きます。なにしろうどん・そばだけに回転が速いのです。

今日もまたとても暑い朝なので、冷たいそばがいい。しかもこの店は天ぷらと玉子が名物なので、天玉系のメニューにしたい。待っている間に「天玉せいろ」(370円)にするか「冷やし天玉そば」(390円)にするかやや迷った結果、今日は今までに食べたことのない「冷やし天玉そば」のほうをいただくことにしました。

この時期、冷たいそばはたくさん出るらしく、ゆでて冷やしたそばが大きなザルの中にスタンバイされており、そこからひとり分が丼に盛られ、その上から冷たいツユがかけられます。そこへ玉子をのせ、かき揚げ天ぷらをのせ、そして刻みネギをのせて、最後に練りワサビを丼の縁に添えたらできあがり。代金は品物と引き換えに支払います。

『そばは自家製麺のゆで立て、天婦羅は揚げ立て』というのが「かめや」のうたい文句。店内の天ぷら鍋でどんどん揚げられている天ぷらは、できたて熱々とまではいかないものの、ほんわりとあったかい。玉子はとろりと温泉玉子。

うーむ。冷たい天玉そばもそれなりにうまいものの、個人的にはやっぱり熱い「天玉そば」(370円)のほうが好きだなぁ。でも、この帰省も両「かめや」で締めくくることができてよかったです。どうもごちそうさま!

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「思い出横丁」入口アーチ / 早朝から満員 / 冷やし天玉そば

店情報前回

《平成18(2006)年8月3日(木)の記録》

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スルスルッと肉うどん … うどん「かめや」(愛媛・松山)

夜行バスに乗る前の食事は、松山市駅前地下街(まつちかタウン)にあるうどんの「かめや」。注文した品は肉うどん(420円)です。

こちらに到着したときは「じゃこ天うどん」をいただいたのですが、実はじゃこ天を入れたうどんというのは、こちらで私が暮らしていたころ(今から30年ほど前)にはほとんど見かけなかったもの。その後、じゃこ天が四国の名産として有名になって、うどんのトッピングとしても使われるようになったのではないかと思います。

じゃ、このあたりのうどんはなんだったかというと、当時小遣いの少ない高校生だった我われに一番人気があったのは「大増しうどん」という「素うどん」の麺を2玉分に大盛りにしたうどん。具には薄く切ったちくわが1~2枚入っているだけだったのですが、天カスなどは自由に入れることができたので、仕上がり状態としては「大盛りのたぬきうどん」といった感じになっていたのでした。

世間的に人気があったのは「肉うどん」や「鍋焼きうどん」。どちらも甘く煮込まれた牛肉が入っているのが特徴で、その煮汁もうどんに加えるため、うどんが全体的に甘~いトーンになるのでした。

特に人気があったのがここ「かめや」の「肉うどん」。牛丼の具と同じくらいに煮込まれた牛肉のほか、ゴボウも添えられています。こちらのうどんも本来は透明に近いスープなのですが、肉うどんになるとその煮汁(醤油と砂糖ベースですき焼きの割下風)が加わるため、東京のうどん風に醤油色をしたスープになっているのです。

うーむ。けっこう濃い味付けですねぇ。生卵を落としてもおいしいかも。そんなことを思いつつ、スルスルッと完食してバスに乗り込んだのでした。うどんに始まり、うどんでしめた今年の帰省でした。

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「かめや」 / 肉うどん

店情報前回

《平成18(2006)年8月2日(水)の記録》

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松山一古いおでん屋 … おでん「赤丹本店(あかたんほんてん)」(愛媛・松山)

夜行バスに乗るため、早い夕方、松山中心部の市街地に出てきました。大街道(おおかいどう)で降りて、まずは東京にいるにっきーさんから情報をいただいた「蔵元屋」(←愛媛の地酒130銘柄が1杯100円~500円くらいでいただけるらしい)に行ってみるものの水曜日は定休日。そのすぐ近くにあるのが2004年12月に閉店したおでんの「いこい」の後継店。息子さんがやっているのだそうです。そこから二番町方面に入った老舗バー「露口」はまだ開いてなくて、営業中のどぜう汁の「由利」の前を通り過ぎて、鍋焼きうどんの「アサヒ」「ことり」へ。ところがこの2軒がともに申し合わせたように水曜日定休。野毛(横浜)の月曜日定休と同じく、松山は水曜定休日の店が多いのかもね。

そんなわけで大街道から銀天街(ぎんていがい)を抜けて夜行バスの出発点である松山市駅(まつやましえき)に到着したのは午後5時半。昨年もやってきたおでんの「赤丹」で一杯飲んで、今回の帰省を締めくくりましょうね。

ビンビール(キリンラガー大瓶)。食べ物も含めてメニューに値段は載っていない。

まずいただいたのはパッと目についたタコ。串に2匹刺さっており、上がイイダコ、下が手長ダコとのこと。手長ダコはかなり大きくて、注文すると板さん(←調理を担当している店のおにいさん。みんなが“板さん”と呼んでいる。)が食べやすい大きさにカットして出してくれる。

もうひとつ気になったのは串に刺さったダンゴ状のもの。「これは?」とたずねると、女将さんが「ツミレよ。ひとつひとつ私が作ったの」とニッコリ。なんとなんと。手作りとあっては、これはぜひもらわないといけないですねぇ。練りもの好きにはたまりません。

こちらではおでんはゆるく溶いた辛子味噌で食べるのが定番。たっぷりとお皿に入れてくれます。

板さんが常連さんのひとりにイワシ(カタクチイワシ。このあたりではホータレイワシと呼ぶ)を焼きはじめたのを見て、となりの常連さんも「私もそれを焼いてもらおうかな」。それじゃと私も便乗して「私もそれいただけますか?」とたずねたところ、板さんが困ったような顔をして「これで最後なんですよ」と言いつつも焼きあがったイワシは5尾が私のところへ。常連さんふたりには2尾ずつのイワシに、急きょ焼いたフグの身が二切れずつ足されます。「えぇーっ。いいんですか。すみません」と謝る私に、「私らはいつでも食べられるからいいんですよ。どうぞ食べてください」と常連さんたち。あまりなじみのない酒場での、お店の人や常連さんたちのちょっとした気遣いはとてもうれしいですね。どうもありがとうございます。

ホータレイワシは天ぷらや刺身(いわゆる「小イワシの天ぷら」や「小イワシの刺身」)でいただくことが多いのですが、こうやってサッと焼いただけで食べてもおいしいんですねぇ。小さいながらもアブラがのってるのがいいのかなぁ。

こいつはお酒をいただきましょう。燗をつけてください。

今回の帰省中は、ずっと冷酒ばかりいただいてたので、最後はちょっと燗酒です。この店ではステンレス製のチロリを、おでん鍋の横に設けられた燗付け用の穴に入れて燗がつけられ、それを「はいどうぞ」と湯飲み大の陶器のぐい飲みに注いでくれるのです。お酒は地元の「雪雀」。ホータレイワシともよく合いますねぇ。

常連のお客さんたちはそれぞれひとり客で来てるのですが、お互いによく知っていて、会話も盛り上がっています。右側の何人かは元々同じ職場の先輩・後輩のようです。先輩のほうはかなり年配なので、すでに退職されている様子。一番後輩と思われる人だけが現役さんなのかな。この店は松山市駅の目の前にあるので、仕事帰りにちょいと寄るのにも都合がいいんでしょうね。

ここ「赤丹」は昭和2年頃の創業だそうで、常連さんたちは「松山で一番古いおでん屋」と自慢されています。元もとは女将さん夫婦がやっていたらしいのだが、ご主人が亡くなって今は板さんと、手伝いのおねえさんの3人でやっているのだそうです。「女将さんはいまだに我われのマドンナだよ」と常連さんたち。

店内のメニューには価格表示がなくて、おでんや飲み物も含めてなにがいくらなのかはまったくわからないのですが、こうやって何十年も通っているような常連さんたちが多いということはそんなに高くないお店ってことなんでしょうね。

おでん以外の品物は黒板に書き出されていて、たとえば今日の刺身はハギ、赤ニシ貝、スルメ、釣アジ、シメサバ。そのほか、一品料理としてトマト、太刀魚塩焼、キス天、冷やっこ、揚げナス、ホゴ煮付、あさりバター・酒蒸し、皮ちくわなどが並びます。

板さんが刺身を引いたりするのに使っているまな板は、厚みが10センチくらいある銀杏板(いちょういた)。以前はもっと厚かったのに使っているうちにだんだん薄くなってきたのだそうです。

さて次はなにをもらいましょう。黒板メニューの中では皮ちくわが気になるところ。皮ちくわというのは、蒲鉾の材料であるエソという魚の皮を竹に巻いて焼いたもの。しっかりとした食感と豊かな風味が味わえるのです。しかし、せっかくのおでん屋さんなのでおでんももうちょっと食べたいなぁ。おでん鍋の中を再確認し、じゃこ天いただくことにしました。

ここのじゃこ天は宇和島産。こういう練り物系は宇和海の近くのがうまいんですよねぇ。宇和島産と八幡浜産とが有名です。四国全体で見ると、鳴門あたりのちくわも有名です。ちょうど四国の西の端と東の端というのがおもしろいですね。

最後はおでんの焼き豆腐でしめて終了。午後5時半から6時半まで、ちょうど1時間の滞在は2,090円でした。「どうもありがとうございました」という女将さんや、「また来いよ」と言ってくれる常連さんたちの笑顔に見送られながら、心地よく地元の老舗酒場をあとにしたのでした。

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愛媛の地酒「蔵元屋」 / おでん「いこい」(新店) / バー「露口」(営業前)

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酒亭「由利」 / 鍋焼うどん「アサヒ」 / 鍋焼うどん「ことり」

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「赤丹」入口 / 女将さん / おでん鍋の中身

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タコとツミレ / 焼きホータレイワシ / ステンレスのチロリで燗酒

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おでん鍋 / じゃこ天 / 焼き豆腐

店情報前回

《平成18(2006)年8月2日(水)の記録》

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帰省最終日も呑む呑む呑む(愛媛・浅海)

今回は4日間と短かった帰省も今日が最終日。ゆっくりと目覚めた朝は、地元で獲れた穴子の白焼で地酒(桜うづまき酒造の「くじけずおごらず・純米」)です。裏庭でとれた空豆も添えられます。こうやって身のまわりでとれたり、できたりしたものばかりで食事ができるというのが田舎のいいところですねぇ。白焼1枚では飲み終わらず、さらに穴子の照焼きも1枚。昨日刺身でいただいたカワハギのあらでダシをとった味噌汁もいい味わいです。朝から贅沢ですねぇ。

酔っ払ってしまわないうちに、そして日が高くなって暑くてたまらなくなる前にお墓参り。父方のお墓は海辺に、母方のお墓は山側にあるのでその両方をまわると変わりゆく町の様子や、この地区独特の白砂のきれいな浜辺、そして田んぼに実りかけている稲や、ミカン畑に成りはじめている小さいミカンなどを見ることができるのです。

午前中とはいえ、やっぱり暑くて家につくころには汗ダラダラ。シャワーを浴びるとちょうど昼どきで、なにはさておきビールです。つまみで出てきたのは、これまた地元で獲れたタコをさっとゆがいて冷したもののぶつ切り。ワサビ醤油でいただいてももちろんおいしいのですが、わが家では昔から酢味噌でいただくのが定番。さっぱりとおいしい夏の味です。

こうなるともうビールではおさまりがつきません。やっぱり地酒ですね。「くじけずおごらず」を飲み干した後は同じく地元・雪雀酒造の「風恋(ふうれん)純米吟醸」です。「風恋」という名前も美しいですね。

朝もいただいた穴子の照焼きは、今度は穴子丼用に4センチずつくらいの大きさにカットして出されますが、うまい地酒を前にして丼にはたどり着かず、これまたつまみとしていただきます。

味噌汁は朝のカワハギのダシに、さらに丸ごとぶつ切りにしたドンコ(ハゼドンコ)もたっぷりと加えて、より雑魚(ジャコ)の風味が増したもの。実はわが家ではあまり味噌汁は作らないのですが、私が帰省するたびに「うまいうまい」と雑魚ダシの味噌汁を食べていたら、最近ではほとんど毎日作ってくれるのでした。ありがたいことですねぇ。

しっかりと地酒をいただいた後、最後の〆は義弟が作ってくれたざるうどんをズズッとすすって昼食終了。やぁ、おいしかったなぁ。どうもごちそうさま。

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穴子白焼き / 「くじけず おごらず」 / 空豆

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穴子照焼き / ハギの味噌汁 / 海岸線

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砂浜 / ミカン畑 / タコを酢味噌で

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「風恋」 / 穴子照焼き / 雑魚の味噌汁

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ホルモンが大人気! … 焼肉「信和食堂(しんわしょくどう)」(愛媛・北条)

私の生家がある松山市浅海(あさなみ)のあたりは海の幸に恵まれています。昨日は、同じタイミングで帰省している妹夫婦とともに近くでとれたアザエビというエビを肴に地元の地酒「雪雀(ゆきすずめ)吟醸生」や、四国山地をはさんで反対側となる土佐の「亀泉(かめいずみ)特別純米」「四万十の風・純米吟醸」などをたっぷりといただき、最後はマッカラン18年で〆るという飲んだくれ状態。

遅い朝は魚の行商のおばちゃんの声で目がさめます。私が子供のころからずっと魚を売りつづけているこのおばちゃん。隣町の漁港で上がった地魚を小さい手押し車に乗せて各家の前まで売りに来てくれるのです。さっそくイカ(コウイカ)やハギ(カワハギ)などなどを買い込んで、昼からやっぱり地魚に地酒です。うーん。獲れたての刺身はうまいのぉ。

わが家は今年も家族の都合が合わず私だけの帰省ですが、妹のところは4人家族全員で帰省。地元で暮らす父母とともに7人で出かけたのは家族で帰省時の定番、焼肉・ホルモンの「信和食堂」です。あらかじめ電話予約を入れてから向かったので、奥の座敷席に通されます。

大人5人は生ビール(500円)をもらって乾杯!

「まかせるから適当に注文して」とメニュー選びの役目が私にまわってきたので、まずはみんなが喜びそうな上バラ(カルビ、800円)を4人前と、父親が好きなキモ(レバー、500円)を2人前、そして自分の好みでミノ(700円)とモツ(ホルモン、400円)をそれぞれ2人前ずつ注文します。予約してきたからか、野菜盛り合わせ(300円)はすでに2人前ほど出されているので、当面はこれでOKですね。お通しとして各人の前に小皿に盛ったキムチも出されています。本当は塩タン(600円)もほしかったのですが、残念ながら入荷してないとのこと。現在、タンは仕入値が高いので、前日までに予約があった分だけしか仕入れないのだそうです。そういえば家の近所にある牛タンシチューが人気のバーも、現在は「牛タンシチューは当分の間お休みします」となってますもんね。

上バラ2人前と、キモ、ミノ各1人前ずつがいっしょ盛りにされて2皿。そしてモツが2人前で1皿出されます。さぁみんな。各自で焼いて食べろー!!

ほんじゃ、私はビールでもいただきながらホルモンでもチビチビと。2人前もあればこれで十分かな。ホルモンは牛の腸。ここのホルモンは内側の脂もたっぷりでタレとのバランスもよくて実にうまいのです。さっそくビールも今度は瓶(キリンラガー大瓶、600円)でもらいます。料理といっしょにゆっくりと飲むにはジョッキよりもグラスのほうが泡もへたりにくいですもんね。

「うわっ。これおいしい!」 ホルモンをつついた子供たちからも声があがります。「どれどれ」と食べた大人も「うん。これはうまいっ!」 やぁ。見てくれがあまりよくないのでどうかと思ってましたが、ホルモンはみんなも好みでしたか。それは願ったりかなったり。さっそくホルモンを2人前追加します。あわせてロース(豚、500円)も注文しますが、これも入荷がないとのことで、代わってカシワ(鳥、400円)1人前にをもらうことにしました。ここはカシワもいいんですよね。

ホルモンもカシワも予想どおり大好評で、さらに両者もう1人前ずつと野菜盛り合わせ(300円)1人前を追加したほど。いやぁ、自分の選んだものが、みんなのツボにはまってくれるとうれしいなぁ。

この店は私が子供のころからあって、中学生のころ(今から35年ほど前)にはこの店の前が通学経路だったのです。今でこそエアコン+無煙ロースターで窓も締め切っていますが、当時は引き戸も窓も全部開けっ放しで、店内からは焼肉を焼くおいしおうな煙がもうもうと道路まであふれ出ていたのでした。お腹のすいた帰り道にはその香りがたまらなかったなぁ。「大人になったらここで思いっきり食べてやる」なんて思っていたものですが、こうしてちゃんと実現することができました。

1時間半ほどの滞在は7人で15,000円ほどでした。どうもごちそうさま。ホルモン、うまかったなぁ。

…が、しかし。大人たちは家に帰ってからも夜更けまで飲みつづけましたとさ。うーい。マッカランがうまい。

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アザエビ / 「雪雀」 / 「亀泉」「四万十の風」 / マッカラン18年

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魚の行商 / イカとハギの刺身 / ハギの肝醤油

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「信和食堂」 / お通しのキムチとタレ / 野菜

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カルビ2、レバー1、ミノ1 / ホルモン2 / ホルモン2、カシワ1

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瓶ビールに切り替え / ホルモン1、カシワ1 / 野菜1

店情報前回

《平成18(2006)年8月1日(火)の記録》

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店情報: 焼肉「信和食堂(しんわしょくどう)」(愛媛・北条)

【このお店は現在閉店しています】

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  • 店名: 焼肉・ホルモン「信和食堂」(しんわしょくどう)
  • 電話: 089-993-0701
  • 住所: 799-2430 愛媛県松山市北条辻272-6
  • 営業: (未調査)
  • 場所: JR伊予北条駅改札(ひとつしかない)を出てすぐに駐輪場にそって右方向に進む。直進約2分の左手側。
  • メモ: 上バラ800、ミノ700、バラ700、塩タン600、タン600、ロース(豚)500、キモ(レバー)500、センマイ500、モツ(ホルモン)400、かしわ(鳥)400、御飯(大)200、(中)200、(小)150。冷酒800、チューハイ400、酒400、生ビール(中)500、(小)400、ビール(大びん)600、コーラ200、ファンタオレンジ200、みそ汁200、わかめスープ200、野菜盛り合せ300。
  • HTML版(2003年以前): (02.07.29)(01.07.30)(00.08.04)

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できたてじゃこ天うどん … うどん「かけはし」(愛媛・松山)

朝7時過ぎ、東京からの夜行高速バスは松山市駅に到着。松山も博多などと同じく私鉄の駅とJRの駅とが違う町で、松山市駅が私鉄の駅、松山駅がJRの駅で、場所も歩くと15分以上はかかるほど離れています。ちなみに博多は私鉄が西鉄福岡駅、JRが博多駅でこちらは松山以上に離れています。

松山市駅からJR松山駅への移動は路面電車が便利。150円の均一運賃で松山市街をくるくると回っているのです。

JR松山駅に到着すると、帰省時には恒例の駅構内のうどん屋、「かけはし」で「じゃこ天うどん」(390円)です。開店時刻の午前7時半と同時に2番目の客として店に入り(←開店を待ちわびるように入口のところで構えていたおじさんが1番でした。)、今回はじゃこ天うどんに、いなりずし(1ケ80円)と田舎巻きという名前の巻き寿司(1ケ50円)がセットになった「田舎巻きセット」(130円)も付けて、しめて520円なり。

瀬戸内方面、讃岐(香川県)を筆頭に総じてうどんがうまい地域で、どこで食べてもあまりはずれはありません。ここ「かけはし」で特筆すべきは、ここが「安岡蒲鉾店」という蒲鉾屋さんの直営であることです。じゃこ天うどんなどに使われるじゃこ天も、店頭の揚げ場ですり身から揚げられているのです。店先ではお土産としてじゃこ天やその他の蒲鉾類も販売されていて、まさにできたて熱々のじゃこ天などを楽しむことができるのです。

ちなみに店内でもじゃこ天は単品で注文することができ、これが120円。かけうどんが270円なので、かけうどん+じゃこ天トッピングで390円になるという計算ですね。他の種もすべてトッピングしてもらうことができて、玉子、わかめ、きつねが各40円、天ぷらが100円、かき揚げは80円と100円が選べます。

うどんを食べると帰省したという実感がわきますね。どうもごちそうさま。

自宅に帰ると、さっそくウシノシタ(舌平目)のムニエル&みそ汁が待ちかまえていて、たまらず朝からビールです。ウシノシタもこのあたりでよくとれる夏の魚なんですよね。ウシノシタのアラのみそ汁がまたうまいことよ。今回は4日間の短い帰省だけど、ゆっくりとくつろごうっと。。

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JR松山駅 / 「かけはし」 / じゃこ天うどん

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田舎巻きセット / お盆で席に / 店内メニュー(クリック拡大)

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ウシノシタのムニエル / みそ汁 / プチトマト

店情報前回

《平成18(2006)年7月30日(日)の記録》

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店情報: うどん「かけはし」(愛媛・松山)

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  • 店名: うどん「かけはし」松山店
  • 電話: 089-945-9850
  • 住所: 790-0062 愛媛県松山市南江戸1-14-1
  • 営業: 07:30-20:30、無休
  • 場所: JR松山駅構内(改札口のすぐ近く)
  • メモ: 宇和島の老舗・安岡蒲鉾の直売所を兼ねたうどん店。じゃこ天などは店内で揚げられる。手作りじゃこ天1枚120円。じゃこ天うどん390円、かけうどん270円、とろろ昆布うどん310円、わかめうどん310円、月見うどん310円、きつねうどん310円、梅干しうどん350円、山菜うどん350円、天ぷらうどん450円、肉うどん450円、山かけうどん500円。大盛りは100円増し。夏場はぶっかけうどん350円、きざみじゃこぶっかけうどん450円、おろしぶっかけうどん500円、ざるうどん420円などもあり。
  • HTML版(2003年以前): (05.07.25)(02.07.27)

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伏せた醤油皿 … 大衆食堂「つるかめ」(新宿)

思い出横丁の2軒目は「つるかめ」です。土曜日の夕方とあって店内「コ」の字型カウンターは地元の常連さんたちでいっぱい。その一角に腰をおろしチューハイ(350円)とソイのあたま(400円)を注文します。

チューハイは金宮(きんみや)マーク入りのサワーグラスに作られます。焼酎はもちろん金宮ですが、瓶入りサワーの素で割ったチューハイは透明ではなくてやや白く濁ります。サワーの素で割るとちょっと甘いんですよね。

ソイのあたま(400円)は、この店の名物のひとつであるソイ丼(500円)の上にのせる具の部分を単品のつまみにしたもの。大豆と挽き肉のカレー風味煮込みにハムが1枚添えられます。ソイ丼も人気がありますが、ソイのあたまも人気の高いつまみです。

2杯目はウーロンハイ(350円)をいただきます。この店はレシートなどはなくて、最後にカウンター上に残っている瓶や皿でお勘定をする仕組み。チューハイ類をおかわりすると、グラスは同じものを使っておかわりを作ってくれるものの、刺身のときに出てくる醤油皿が1枚、伏せて置かれます。これが「すでに1杯チューハイを飲んでますよ」という印になるんですね。何杯も飲んでる人は醤油皿が何枚も出るのかなとまわりを見渡してみましたが、たまたま近くにそういう人がいなくて確認できませんでした。

つまみの2品目はハムサラダ(200円)。この店にはポテトサラダ、マカロニサラダなど各種のサラダがあって、それぞれ200円。しらすおろしや目玉焼き、玉子焼き、冷奴なども150円とあって、先ほど注文したソイの頭(400円)などはこの店では高級品の部類に入ります。ある意味、観光地化している新宿思い出横丁の中にあって、「岐阜屋」や「つるかめ」はとても良心的な経営をしていると思います。だからどちらの店も二日とあけずやってくる常連さんが多いんですね。

そんなことを思いながら飲んでいるうちにもう6時50分。さて、そろそろ高速バス乗り場に向かいますか。どうもごちそうさま。

約40分の滞在。2杯と2品でお勘定は1,300円でした。すぐ横にいる女将さんにも「どうもごちそうさまでした」とお礼を言うと、女将さんは「ありがとうございました。ぜひまたいらしてくださいね」と笑顔で見送ってくれたのでした。

【番外編】 サービスエリアで夜食

夜行高速バスは消灯(午後10時)の前と、朝一番の2回、サービスエリアに停車します。実際には運転手交代などのために5回くらい停車しているらしいのですが、乗客が降りることができるのは2回のみなのです。この停車のときに、その土地の名物のようなものをいただくのもまた楽しみなんですよね。もっともサービスエリアでほかの一般的な料理などとともに調理されるものですから、本格的な郷土料理とはちょっと違うのかもしれませんが。

2回のうちの消灯前の部。ここ双葉サービスエリアで昨年いただいたのが「おざら」(550円)という、皿に盛られた冷たい“ほうとう”を、けんちん汁のように野菜系の具が入ったあったかい汁でいただく郷土料理。

今年も夜食にはそれをいただこうかと、ちょっと期待しつつ休憩時間を待ったのですが、途中で雨が降っていたことなどもあってサービスエリア到着は予定時刻の5分遅れ。本来20分あるはずの休憩時間は15分に短縮されてしまいました。この5分の差は大きい。「おざら」などのように食券を買って注文して作ってもらう品物は、できあがるまでに少なくとも5分はかかるので、バスからの移動時間等も考慮すると食べる時間がなくなってしまう可能性が大なのです。

残念ながら今年は「おざら」はあきらめ、売店でパックで売っているおにぎり(明太子と昆布の2個入り、180円)を購入し、サービスエリアに常備されている給茶器のお茶を飲みながらの夜食としたのでした。ちょっと悲しい。。。

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チューハイとソイのあたま / チューハイ / ソイのあたま

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ウーロンハイとハムサラダ / ハムサラダ / サービスエリアのおにぎり

店情報前回

《平成18(2006)年7月29日(土)の記録》

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帰省前の腹ごしらえ … 中華料理「岐阜屋(ぎふや)」(新宿)

今日から1週間の夏休みに入りました。昨年同様、新宿から高速夜行バスでの帰省です。まわりのみんなからは「なぜ高速夜行バス? 安いのはわかるけど大変じゃない?」とよく聞かれます。しかし個人的には飛行機があまり好きではないのと、夜間、寝てる間に移動するというのが好きなのとで高速夜行バスはけっこう好んで乗っているのでした。

就職してからの6年間を広島で過ごしていたときに、今のように新幹線も速くなく、飛行機も高くて便数が少なかったので、本社(東京)への出張はもっぱら夜行寝台特急「あさかぜ」を利用していました。最初のころはご多分にもれず、私もちっとも眠ることができなくて、本社への出張は嫌で嫌で仕方がなかったのです。

ところが就職して何年かがたち、ひとりでも酒が飲めるようになってくると様相が変わってきました。広島から東京に向かうときは、当時広島駅ビル内にもあった「源蔵」で小イワシの天ぷらや刺身をつつきながら「あさかぜ」の出発時刻(午後8時)までを過ごし、ウイスキーのポケット便と簡単な乾きもののつまみを買って電車に乗り込む。電車に乗っても、すぐに自分の寝台に行くようなことはせず、ラウンジカーの一角に陣取って、移りゆく車窓の風景もつまみにしながら夜中近くまでチビリチビリとウイスキーを楽しみ、もう停車する駅もなくなって、「それではこれにて車内放送も終わらせていただきます。明朝まで、みなさまお休みなさい」なんて放送が流れ、車内のメインライトも消灯されてから、おもむろに寝台まで戻り倒れ込むように爆睡。気がつけばもう東京という、飲みながら旅情が楽しめ、かつ長時間の移動でも飽きることがない(←なにしろ眠りこけてるので)という世界が実現できてきたのでした。

逆も同様で、広島駅の「源蔵」で飲むかわりに、東京駅近くの八重洲や日本橋あたりで1杯飲んでから寝台特急に乗り込んで、ラウンジカーでゆるりゆるり。本当は食堂車が付いていると一番うれしいのですが、私が寝台特急をよく利用していた時代には、すでに食堂車は廃止されていたのでした。東京から広島への移動にはもうひとつおまけがありまして、寝台特急「あさかぜ」が広島駅1番ホームに到着すると、ちょうどそのホームで広島名物のおいしい立ち食いうどん(特に天玉うどんがおすすめ!)がいただけるのでした。

そうやってせっかく大好きになった寝台特急での出張だったのに、最近は新幹線も速くなり、飛行機も新幹線と十分競争できるほど値段が下がってきて、今や日本国内、たいていのところは日帰りで出張ができてしまう状態。当然のように夜行寝台特急もどんどん廃止されて、たいへんお世話になった「あさかぜ」も、今はもう走っていません。出張のときはダメでも、せめてプライベートでの移動のときには当時の感覚に少しでも近づきたいというのが、高速夜行バスを利用する大きな要因かもしれませんね。

さぁ。前置きが長くなりましたが、当時の感覚に近づくためには、まず出発前の1杯が重要です。自宅を出て新宿駅に着いたのが午後5時半。これから出発時刻の午後7時10分までの間をまず楽しまなければね。

まず向かったのは“思い出横丁(通称:しょんべん横丁)”の歌舞伎町側の入り口近くにある中華料理の「岐阜屋」です。前回、はじめてきたときにフワフワ・トロトロ・コリコリの「木耳(きくらげ)玉子いため」(500円)がおいしくてボリュームフルだったので、今日はそれで腹ごしらえをしようというねらいです。

しかしさすがに午後5時半の人気店「岐阜屋」はものすごい人。思い出横丁側に張り出さんばかりにお客があふれています。ぐるっとまわり直して、“思い出横丁”と平行して線路側にある“やきとり横丁”側に行ってみます。「岐阜屋」は、この両方の道にはさまれるように店舗を構えているので、両側に入り口があるのです。

案の定、「岐阜屋」の“やきとり横丁”側の店内は7~8割程度の客の入りで、まだ余裕をもって入ることができます。入ってすぐのたくさん空いているあたり(やきとり横丁側のコの字カウンターの短辺(コの字の右側の辺)のところ)に腰をおろそうとすると、カウンター内の店のおにいさんが「こちらへどうぞ」と入口から見ると、カウンターの右手中央部となる場所を指し示してくれます。そこは、まさに1~2席分の空きしかない、まさに込みあっている場所のどまん中。

「な~んでこんなところに」なんていぶかりながらもその席に座ってみると、なんだか涼しい。

両方の横丁側ともに開けっ放しになっている店内は、よくも悪くも風通しがよくて、店内は外気温とほぼ同じ温度。そういう中に工事用の冷房機と同じような筒型のダクトが、こちら側のフロアの天井付近に4本だけ走っており、カウンター上の4カ所に吹き出し口があるのです。先ほど「こちらへどうぞ」と指し示されたのは、まさにその吹き出し口の直下。こんな暑い日は、吹き出し口の直下は大人気のようで、まるでエサに群がる魚のように、吹き出し口直下付近にお客さんが集まっているのでした。いやぁ、たまたまとはいえ、特等席に座れちゃいましたねぇ。どうもありがとうございます。

その涼しい席に座り、注文の機会をうかがっていると、カウンターの中のおにいさんから「はい。こちらは?」と声がかかります。「ビールと木耳玉子いためをお願いします。」「はいよ」。すぐに出されるビールはキリンラガー大瓶(500円)です。

その後も次々にお客さんが入ってきますが、こちらの入り口から入ってくるのは、たまたまかもしれませんが、だいたいがひとり客の男性。思い出横丁側の店内には若い女性も多いのに、おもしろいですね。思い出横丁側のほうが観光地化が進んでいるからかなぁ。閑話休題。入ってきたおじさんたちはそれぞれに飲み物(ビールかチューハイ(350円)の人が多い)を注文し、さらに料理を1品。焼きそば(470円)や餃子(350円)の人気が高いようですが、レバニラいためなどの炒めものの注文も多い。

こちら側のカウンター内は厨房はひとつ。料理人(とはいえお酒を出したりお勘定をしたりというすべての業務をこなす)がひとりかふたりということもあって、料理は同じ注文が入らない限りひとつずつ順番に作られます。ただし、餃子やラーメン類などは、思い出横丁側の厨房で一括して作られるようです。

2杯目のビールを飲み干して、3杯目のビールをトトトッと注いだころに、私が注文した木耳玉子いためも調理の順番が回ってきたようです。中華鍋に油が入れられ、よく溶いた玉子2個分が流し込まれます。ジャジャーッと軽く炒めてすぐにお皿に取り出ししばらく待機。中華鍋には豚肉、野菜類(キクラゲの他、ニラ、ニンジン、タケノコ等)が入れられ、これまたジャジャーッと軽く炒めたあと、奥の寸胴からお玉に1杯分のスープが加えられます。味付けしてとろみをつけつつ、待機していた玉子を鍋にもどして絡めたらできあがり。たっぷりとお皿に盛られ、ホワワーンと湯気がいっぱい上がりながら出てきます。どうです。このボリューム。これだけで十分お腹いっぱいになっちゃいますねぇ。ライスでもあればもう完璧な食事です。

060729aそれにしてもこのキクラゲの量はどうですか。丸のままの大きさのキクラゲが十数切れ。お皿を覆い尽くさんばかりです。熱々のできたてを口に含むとコリコリと食感もよくて、ひとついただくとまたひとつと、止まらない状態。トロトロの玉子との口当たりの差がまたおもしろいんですねぇ。

気がつくとたっぷりの木耳玉子いためももう完食。この店はレンゲ(スプーン)が出されないので、汁まではいただくことができないのが残念ですね。

約40分の滞在はちょうど1,000円でした。どうもごちそうさま。

現在時刻は午後6時10分。もう1軒いけるかな。次に行ってみましょう!

店情報前回

《平成18(2006)年7月29日(土)の記録》

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ほろ酔いほろ酔い … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

宇ち中さんから「よじあきしませんか~!?」とお誘いをいただき「よじあき」(=日曜日の開店時刻である午後4時に「秋元屋」に行くこと。ちなみに8月19日(土)から土曜日も4時開店となります!)です。

ちょっと家を出遅れたので「秋元屋」に到着したのは開店から10分ほどたったころ。「こんにちは」と店内に入ると、すでに店内カウンターは9割方の入り。さすがですねぇ! すでに到着されていた宇ち中さんがとなりの席を確保してくれていたので、すんなりと入ることができました。

「いらっしゃいませ」と笑顔を見せてくれるよっちゃん(店を手伝っている女性)に、まずは氷無しホッピー(380円)をお願いし、ちょうどよっちゃんが他の人のキャベツを用意していたので、私もキャベツ(100円)からスタートです。

ナンコツスライス(200円)をつまみながらビール(サッポロラガー大瓶、530円)を飲んでいた宇ち中さんが、焼き台を担当している三浦さんにチレとテッポウの塩焼きを注文。それじゃあと私も便乗して同じものを味噌焼きでお願いします。ここの定番的なやきとんは1本100円で、1本から注文可能。味付けは塩焼き、タレ焼き、味噌焼きの3種類(味をつけない素焼きも含むと4種類?)が選べます。なにしろモツが新鮮だし、焼き手の腕もいいので、どの焼き方をしてもおいしいのですが味噌焼きはこの店独自のもので、ピリッとした辛味が特長。これがまたプリクニュとした食感のチレやテッポウによく合うんですよねぇ。

続いてはアブラとタンシタを塩で。その2本が焼きあがってきたところでちょうどホッピーを飲み終えたので、2杯目は最近入った新しい飲み物、ハイッピー(380円)を試してみることにします。ハイッピーは氷入りホッピーと同様に氷を入れたジョッキに焼酎を入れて、そこに瓶入りのハイッピーを注ぎ込みます。ジュワァーッとたっぷりの泡立ちはホッピー以上ですが、泡のなくなるのも早い早い。写真を撮ってる間になくなってしまいました。

ハイッピーはまるでツードックス(レモンビール)のような味わいで、ちょっと甘酸っぱい感じ。うーむ。レモンサワーなどが好きな人たちにはホッピーよりもこっちのほうが受けるかな。ちなみにチューハイが焼酎+炭酸(ときどきレモンスライスも加わる)で作られているのに対して、レモンサワーはそのチューハイに、いわゆる“サワーの素”を入れて甘酸っぱい味わいにしたものです。チューハイの“ハイ”というのはハイボールの略で“炭酸で割ったカクテル”のこと。“サワー”というのは“酸味と甘味を加えてつくるカクテル”のことらしいです。門前仲町の「だるま」では、テーブルの上にレモンサワーの素とライムサワーの素が置かれていて、好みに応じて自分たちでプレーンなチューハイからサワーに変えていくことができます。

午後5時をまわって店内も満席となり、焼き台もフル稼働の状態。ここはひとつ合いの手メニュー(もつ焼きの合い間に注文する肴(さかな))でしのぎますか。この店は合いの手メニューも充実してますからねぇ。他からマカロニサラダ(280円)の注文が入ったついでに、私もそれを便乗注文。「あ。それいいな」と思う品物の注文が入ったら、それに乗っかっていっしょに注文しちゃうと出てくるのも早くていいですね。

飲み物は今度はキンミヤ+炭酸(370円)をいただきます。焼酎に入れるシロップは立石の「宇ち多」と同じく梅と葡萄(ぶどう)があるのですが、この店にはさらに“梅シロップのにごり”というのもあります。通常の梅シロップが透き通った褐色になるのに対して、“にごり”のほうは文字通り少し濁るのです。今日はこの“にごり”のほうを入れてみましょう。

「このあたりでもつ焼きをつまみにホッピーやチューハイが飲める店ってのも、ここぐらいしかないからな」。宇ち中さんの逆どなりに座っている常連さんがよっちゃんに話し掛けます。「ここができるまではずっと新宿のションベン横丁(=思い出横丁)で飲んでたんだよ」とその常連さん。聞いていると、思い出横丁にあるやきとり屋、「ささもと」の話のようです。私自身、「ささもと」にはまだ行ったことがないのですが、聞くところによると1階で注文を受けると、それを伝声管状のラッパで2階に伝える。すると2階で下ごしらえを担当している人が間髪を入れず材料を切って串に差し、階段を降りて持ってきてくれる店らしい。今でこそ近くにこの「注文を受けてから下ごしらえ」というスタイルをとっている「石松」がありますので、それほど驚くこともないのですが、「ささもと」ではこれを戦後間もなくのころから続けているのだからすごいですよね。先代のオヤジさんの口癖が「切った時から不味くなる!」ということだったそうです。

そんな「ささもと」の話からはじまって、焼酎で酔っぱらうと腰にくる話などに話題は広がっていきます。「座って飲んでるときはそうでもないんだけど、飲み終わって立ちあがろうとするとフラフラなんだよ。」「椅子で座って飲んでて、そのまま後ろにひっくり返る人もいますもんね。」「日本酒はジワジワとくるけど、焼酎はカクンと酔うんだよなぁ」と話はつきません。

最後はレバーのタレ焼きとチキンボールで〆ます。チキンボールはいわゆる「つくねの塩焼き」。塩焼きというものの胡椒も効いているのかスパイシーな味わいで最近のお気に入りなのです。

約2時間の滞在は席料100円を含めて2,210円。もうちょっと飲んでいくという宇ち中さんに「お先にー!」とあいさつし、お店の人たちの「ありがとうございました」という声に見送られながら店をあとにしたのでした。いやぁ、ゆっくりと焼酎3杯でほろ酔い、ほろ酔い。

060723a 060723b 060723c
きゃべつみそ / テッポウ、チレ(味噌) / アブラ、タンシタ(塩)

060723d 060723e 060723f
泡たっぷりのハイッピー / 泡はすぐ消える / マカロニサラダ

060723g 060723h 060723i
キンミヤ+炭酸+梅シロップ濁り / レバー(タレ) / チキンボール

店情報前回、関連記事:「宇ち中」)

《平成18(2006)年7月23日(日)の記録》

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歩いて10分かからない … バー「ペルル」(鷺ノ宮)

荻窪の3軒をあとにバス1本で鷺ノ宮。本日最後は地元のバー「ペルル」です。土曜日午後9時前の店内は常連さんたちでいっぱい。そのすき間に割り込むように入れてもらいながら、今日も連名のキープボトル(にっきーさんねもねもさんと3人連名)を出してもらって水割りです。

ボトルをキープしている場合、氷セット代の500円が必要となるだけで、あとはカウンター上の何箇所かに置かれた水差しで勝手に水割りを作るというシステムです。この他に、炭酸(1本150円)などがいる場合は別料金になります。

つまみには好物の枝付き干しブドウ(400円)をいただきますが、なにしろ本当に酒の肴になるのは常連Sさんのギターの音色。弾けない曲はないといっていいくらいプロ級の腕前なのです。そのSさん、今日は中学生のお嬢さんとともに来店。こうやって父娘でこの店にいらっしゃることも多いSさんなので、お嬢さんももうすっかり常連さん。他の常連のみなさんと楽しそうに話したり、カウンターの外ながら自分の手の届く範囲でちょこちょこっとお店のお手伝いもしたりと大活躍です。

ワイワイとすごすうちに、気がつけばもう10時半。今日はそろそろ引き上げますか。お勘定は900円。午後4時半の「やき屋」からはじまって、たっぷりと6時間。名酒場4軒を堪能いたしました。

ここからわが家までは歩いて10分もかかりません。それじゃみなさんお先に。おやすみなさい!

060722s 060722t 060722u
ペルル / ウイスキー水割り / 枝付き干しブドウ

店情報前回

《平成18(2006)年7月22日(土)の記録》

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ぽつんと残った一軒家!? … 寿司「繁寿司(しげずし)」(荻窪)

毎日新聞火曜日夕刊に「今夜も赤ちょうちん」という記事を連載されている鈴木琢磨(すずき・たくま)さんから『荻窪におすすめのお店が2軒ある。1軒は「繁寿司」で、もう1軒は「播州」(03-3393-0856、杉並区荻窪4-31-12)だ』という話をうかがったのが6月のはじめ。ちょうどそのころ、鈴木琢磨さんご自身も件の「今夜は赤ちょうちん」の中で「のらくろと、うまい熱燗」と題した「繁寿司」に関する記事を書かれたばかりで、『特に「繁寿司」は店主がご高齢で後継者もいらっしゃらないようなので今のうちにいっておいたほうがいいよ』とのこと。

そんなわけで今日、早い夕方から荻窪北口の名店2軒をまわり、開店時刻である午後6時ジャストに荻窪駅南口の「繁寿司」に到着です。開けっ放された入口から中に入ると... だぁ~れもいません。まぁしかし、店は開いてることは開いてるしなぁ、と思いながら店の中や外を見渡していると、お店の人と思しき女性が出てこられて「いらっしゃいませ。すぐに準備ができますからどうぞ」と席をすすめられます。

まっすぐ奥に長い店内はL字カウンターのみで10人も入れないほどの小さいもの。そのカウンター長辺の中央に座り、奥の勝手口から「いらっしゃいませ」と入ってこられたご主人・早川繁男さん(常連さんたちは親しみを込めて“繁(しげ)さん”と呼ぶらしい)に、まずはビールを注文すると、すぐにキリンラガー中瓶とグラスが出され、追いかけるように醤油皿と割り箸が用意されます。

店は昭和23(1948)年の創業で、今年で58年目。ご主人は82歳になるのだそうです。先ほどの女性は、ご主人の娘さんなのでしょうか。今もカウンターの奥のほうにいて味噌汁の準備をはじめています。ご主人はカウンター上のネタケースに順番に、そしてていねいにネタを並べていきながら、その合い間にカウンター上段のつけ台のところにガリやキュウリのスライスを出してくれます。

準備をするご主人とおしゃべりしつつ、出されたキュウリをポリポリとかじりながらビールをいただいていると、シジミの味噌汁ができあがってきました。“まず最初にお味噌汁”というのがここの流儀のようです。できたての味噌汁のうまいこと。すでに2軒の酒場を回ってきて、ほろ酔い(それ以上か?)加減の口と胃に染み渡るようにシジミの味噌汁の味わいと温かみが広がります。

ネタの準備もすべてそろって、「さぁ、どうしましょう」と聞いてくれるご主人に、おつまみを適当に作ってもらうようお願いし、あわせてお酒(燗)も注文します。

つまみの1品目として出されたのはトコブシの刺身。蒸しアワビと同様、おそらく蒸したトコブシを食べやすい大きさにスライスしたもの。プリプリとした食感と、アワビ以上の旨みがトコブシですねぇ。

82歳のご主人は、まさに生き字引的な物知りさん。昔のこの界隈がどんな様子だったのかをたずねた私に、親切に、そしてまたおもしろいエピソードも交えながら話を聞かせてくれます。荻窪界隈からはじまった話題は、都内下町のほうの当時の様子にも広がり、そのお話が一番の酒の肴になるほどです。

話を続けながら、まな板の上でチョイチョイと支度(したく)して出してくれた2品目のつまみはタコの吸盤。こりゃまたいいつまみですねぇ。

このご主人のすばらしいのは、人が話しはじめると「へぇ。そうですか。」「ほぉ、ほぉ」と実に楽しそうに、そしてまるではじめてその話を聞いたかのように感動的に相槌を打ってくれるところです。おそらく経験豊かで、このカウンターの中でさまざまな人の話を聞いてきて、いろんなことをよくご存知のはずなのに、そんなことはおくびにも出さずに、人の話を一所懸命聞いてくれるのです。これだけ聞き上手だから、話し上手でもあるんでしょうね、きっと。

3品目のつまみとして大きい(太い)アスパラにマヨネーズを添えて出されたところで、常連さんらしき男性客と、さらにもうひとり女性客がやってきました。この女性は、ご近所に住んでて鈴虫を飼っているのだそうで、プラスチックのケースに入れた鈴虫を持参。リーンリーンと響く鈴虫の音は涼しげでいいですね。

お銚子をもう1本おかわりして聞くご主人の話題は、鈴虫のことから地域の話題などなどとますますもって幅広い。この店には近所に住んでいた井伏鱒二さんや田河水泡さんもいらしていたのだそうです。

ふと気がつくともう午後7時40分。すでに1時間半以上楽しんじゃいましたか。それじゃそろそろ握りをいただきましょうかね。

まずはさっぱりとコハダをお願いすると、ご主人から「大葉(おおば)は大丈夫ですか?」と確認が入ります。「はい。むしろ好きです」と返事すると、前述のコラムにも登場した大葉をはさんだコハダの握りが2個出されます。1回の注文で2個ずつ出されるスタイルのようですね。

ところでお寿司の数え方ですが、よく使われる「貫」という単位は、寿司1個ではなくて、2個セットになった寿司のことだと思っている人もいるため、誤解がないようにマスコミなどでは「個」という単位を使うことが多いのだそうです。(ちなみに本来は1貫=1個のことのようです。)

さてお寿司。続いては女性客がヒラメとコチを注文したのを聞いて、その白身魚に私も便乗。そしてラストは大好きな穴子の握り。胴体の部分を1個と、尻尾に近い部分を1個の2個セットで出してくれるのがまたうれしいじゃありませんか。

楽しい話に相槌を打ちながら最後のお茶も飲み干して、初回からじっくりと2時間を超える滞在は、ビール1本、お酒2本、お椀からはじまって、つまみ3種に握りが4種(8個)で、ちょうど4千円でした。どうもごちそうさま。またいろんなお話を聞かせてもらいに来なくちゃね。

あ。言い忘れてましたが、ここも野毛の「武蔵屋」や木場の「河本」と同様に、古い古い建物の中でネコが気持ち良さそうに眠っているお店です。なんだかこの三つの店に共通する居心地のよさを感じてしまうなぁ。。。

060722g 060722h 060722i
のれん / ビール / ガリとキュウリ

060722j 060722k 060722l
シジミの味噌汁 / トコブシ / タコの吸盤

060722m 060722n 060722o
ご主人・繁さん / アスパラ / コハダ

060722p 060722q 060722r
ヒラメ / コチ / 穴子

店情報

《平成18(2006)年7月22日(土)の記録》

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店情報: 寿司「繁寿司(しげずし)」(荻窪)

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  • 店名: 寿司「繁寿司」(しげずし)
  • 電話: 03-3391-7313
  • 住所: 167-0051 東京都杉並区荻窪5-28-7
  • 営業: 18:00-01:00、水休
  • 場所: 荻窪駅南口、2番出口を地上に出てUターンするように通りを西荻窪方向に向き直った左手にある再開発からぽつんと取り残された一角の一軒家。
  • メモ: 昭和23(1948)年創業。ご主人の早川繁男さんは荻窪で少年時代を過ごし、駅南口のこの場所で店を開いた。店は創業当時のままで決してきれいとはいえないが、味がある。

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クイックイッとリズミカルに … もつ焼き「カッパ」(荻窪)

060722e土曜日夕方の荻窪。2軒目はもつ焼きの「カッパ」です。コの字カウンターだけ十数席の店内は開店(午後5時)直後にもかかわらず、すでに9割ほどの入り。かろうじて空いていたカウンター右角のあたりに陣取り、まずは焼酎(280円)とレバ刺し(180円=90円×2本)をタレ塩で注文します。

この店はコの字の右側が開けっ放しの入口。コの右の辺の内側に焼き台があり、店主はその焼き台に向かって身体全体でクイックイッとリズムをとるようにしながらリズミカルにもつ焼きを焼き上げていくのです。

焼酎は受け皿付きのコップに、床に置かれた(=室温の)一升瓶からつがれます。

レバ刺しのタレ塩は、この店の常連さんたちがほぼ全員一番最初に注文する定番の一品。もつ焼き用にするのと同じ串に刺さったレバーを、生のままトプンとタレの壺に浸けて、そこへ塩をパラパラッとふって出してくれます。ただし、もつ焼き用のネタがすべてコの字のカウンターで言うと上の辺の内側の大きなバットに積み重ねられているのに対して、レバ刺し用のレバーは、注文に応じて奥の厨房にある冷蔵庫から直接出されます。また、レバ刺しの味はタレ塩だけではなくて、タレだけ、または塩だけでももちろんOKです。私も以前はよく塩だけでいただいていました。レバーによって、その甘みがかなり違うので、甘いレバーの場合には塩だけでも十分おいしいのですが、タレ塩でいただくと甘みが足りないレバーでもおいしくいただけるのがいいですね。

この店ではこのレバ刺しも含めて、もつ焼き類はデフォルトで1品2本ずつとなります。すべて1本が90円なので、ひと注文180円ってことですね。野菜以外にはあまり聞いたことがありませんが、「○○を1本ね!」という1本ずつの注文をすることもできるようです。

続いてはトロ(2本で180円)を注文。トロというのは直腸のこと。他の店ではテッポウと呼ばれることも多い品です。脂肪をたっぷりと含んだ厚めの腸の口あたりがとても柔らかいことからトロと呼ばれるんでしょうね。味を指定せずに注文するとタレ焼きとなります。

お新香(200円)をいただき、リンゲル(2本で180円)を塩で焼いてもらいます。小皿に盛られて出てくるお新香は、ほとんどがキュウリで大根も数切れ入っています。リンゲルはこの店では膣(ちつ)と書かれていますが、他の店では“子袋の硬いところ”などと呼ばれることもあります。まさに子袋をグゥーッと硬くしたような食感と弾力感です。

ここで焼酎(280円)をおかわり。この店では、焼酎類は3杯までしかいただけないルールで、しかも梅シロップや炭酸などの割りものはないので、室温の焼酎をストレートでいただくことになります。ックゥ~ッ。強烈ですねぇ! これを3杯いただくと、かなり危ない状態になりそうです。しかし冷してあったり、梅シロップなどで割ったりした焼酎も口あたりがよくなっているだけで、焼酎の濃さ(アルコール度数)としては変わらないんですよねぇ。危ない危ない。

ちなみに他の飲み物ではビール大瓶が550円。常連さんたちに人気が高い老酒(ラオチュウ)は燗と冷や(室温)が選べて360円です。

もつ焼きのシメはヒモ(2本で180円)とナンコツ(2本で180円)をそれぞれタレで。ヒモはシロと呼ばれることも多く、豚の腸のことです。トロ(テッポウ)よりもグッと噛み応えがしっかりとしてきて、プリプリッとした弾力感が持ち味です。

ナンコツは食道あたりの軟骨部分を一口大にカットして串に刺して焼いたもの。焼くのに少し時間がかかる店が多いのでヒモと一緒に注文しておいたのですが、この店はそれほど時間がかからないようで、ヒモを食べている途中で焼きあがってきました。ナンコツは噛みしめるとカリッコリッと音がする軟骨のまわりに、やわらかい肉がちょっと付いているのが特徴。これまた好きな人が多い品ですね。

「ごちそうさん!」と店主に声をかけると、「はいっ」と返事した店主。皿に置いた串をこれまたクイックイッとリズムをとるようにしながら数え、焼酎の杯数とお新香の皿を確認し、「うーん」といった表情で空中をにらんで「1,660円ですぅーっ!」 いつものことながら、すばらしい暗算力ですね。

どうもごちそうさま。約50分の滞在でした。

店情報前回

《平成18(2006)年7月22日(土)の記録》

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にごり酒「親玉」 … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)

土曜日の夕方、買い物もかねて荻窪まで出て、その足でイカのおいしい立ち飲みの「やき屋」です。午後4時半の店内は右手メインカウンターがゆるやかに満席(ぎゅっと詰めればあと数人は入れる程度)、左手サブカウンターは両側にひとりずつでまん中が空いている状態、そして左手奥のテーブル席でも何人かのお客さんが飲んでいる状態です。

このところ定位置となりつつあるサブカウンターに立ち、今日は冷酒(北の誉、230円)とミミ刺し(150円)からはじめます。

この店のイカ系の刺身は3種類。胴体を細切りにした普通のイカ刺しと、耳(エンペラ)を細切りにしたミミ刺し、そしてゲソワサで、これらがいずれも150円+税。この値段でありながら、毎日八戸から届くイカを下ごしらえだけした状態で冷蔵庫に保存し、注文を受けてから刺身に引いてくれるのです。ミミ刺しはイカ刺しよりもコリコリとした食感。ツーンと効くワサビに冷酒も進みます。

2杯目は、私自身はじめていただく「にごり酒」(250円)。冷酒もそうですが、にごり酒も、まず受け皿とグラスが出され、そのあと女将さんが一升瓶からトクトクとついでくれます。にごり酒の銘柄は「親玉(おやだま)」。先ほどの冷酒と同じく、北の誉酒造の製品で、とろりと濃厚な味わい。

2品目のつまみはイカわた和え(150円)。これはゲソをイカワタで和えたものなのですが、タレも一緒に混ぜ合わせられているらしく、やわらかい甘みが特徴です。

結論。今日はちょっと注文の順序を間違えましたね。お酒とつまみの相性としてはイカわた和えと冷酒、そしてミミ刺しとにごり酒という組み合わせのほうがよく合うように思います。さらに、イカわた和えの残りのタレの中にミミ刺しを入れて食べるというお楽しみのことも考えると、1回目ににごり酒とイカわた和え、2回目に冷酒とミミ刺しをたのむという順序が良かったように思います。

約30分の滞在は819円(780円+税)。注文順序での反省点はあったものの、今日も大満足の「やき屋」でした。

「やき屋」をはじめとして、安くてうまい大衆酒場はお客さんの回転をよくして大量に品物を出すことで、がんばってその低価格を維持してくれているお店が多いのです。さっくりと飲み食いして、なるべく早く次の人と入れかわるような配慮も必要かもしれませんね。マッキー牧元さんの「居酒屋のルール」というブログ記事を拝見して、私も気をつけなきゃと反省した次第です。

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店の外観 / ミミ刺しと冷酒 / にごり酒 / イカわた和え

店情報前回

《平成18(2006)年7月22日(土)の記録》

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電車も終わって … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)

麻布十番をあとに地元・鷺ノ宮まで帰ってきたのは午前0時半。最後にちょっと地元の酒場「満月」にも寄っていきましょうね。

「こんばんは」と店内に入ると、こんな電車が終わる時間でも店内は地元の常連さんたちでいっぱい。「いらっしゃーいっ!」というママの満面の笑みと、「おぉ。久しぶり!」と声をかけてくれる常連のみなさんに、地元酒場に帰ってきた気分たっぷりです。

焼酎のコーヒー割り(300円)をもらい、カウンター上に並んだ大皿料理から砂肝炒め(300円)とポテトサラダ(300円)をいただいて、みなさんと談笑。

1時間半ほどの滞在は900円でした。最後は地元の酒場がくつろぎますねぇ。

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店の外観 / コーヒー割りと砂肝炒め / ポテトサラダ

店情報前回

《平成18(2006)年7月21日(金)の記録》

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麻布十番の大衆酒場(2) … 大衆酒場「ささ木(ささき)」(麻布十番)

麻布十番の大衆酒場「山忠」を出た我われに、「こういうタイプのお店が好きなら、他にもありますよ!」と地元民・呑んだフルさんが連れて行ってくれたのは大通りを渡った反対側、高速道路下の川沿いにある「ささ木」です。これまた路上の置き電灯看板には「大衆酒場 ささ木」と大衆酒場であることが示されており、5枚の布を連ねたのれんにも、一番左に「麻布」、一番右に「酒場」、そして中央の3枚のそれぞれに「さ」「さ」「木」と紺地に白文字で染め抜かれています。

そののれんをくぐり、入口引き戸を開けて店内へ。店内はこれまた左がL字のカウンター席、右がテーブル席、そして奥が座敷席と、言葉だけで書くと先ほどの「山忠」と同じ構成ながら、雰囲気はずいぶん異なっていて、「山忠」が入口から見て縦に長いイメージだったのに対して、こちらは横に広い感じ。

午後10時前の店内は半分ほどの入り。我われも空いているテーブル席に座り、瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶、500円)や黒ホッピー(400円)、そしてそろそろセーブのフルさんはウーロン茶(350円)をいただいて、じっくりとメニューの確認です。

こちらも品数はすごいですよ。テーブル上、プラスチックのケースに入れられたメニューは両面になっていて、片面が食べ物もメニュー、そして裏側が飲み物のメニュー。食べ物はざっと見ただけでも80品以上並んでいます。これに加えて、壁に張り出された定番以外のメニューがありますからねぇ。値段的には400円の冷奴、もろきゅう、しらすおろし、オニオンスライスなどからはじまって、450円、500円と続き、肉じゃがや穴子柳川、牛もつ煮込み、あさり酒蒸しなどが600円、そして刺身類の650円クラスへと続き、一番高いのがまぐろ刺身やかんぱち刺身の850円とそれでも千円以内。最低価格はやや高めながら、最高価格は千円を切るという、正しき(?)大衆酒場価格ですね。

そんな品々の中から、ネギ玉(450円)とカニ甲羅グラタン(650円)、マーボなす(600円)を注文します。

まず出てきたのは「ネギ玉」(450円)。今度はよかったね、ここっとさん。お好みのオムレツ風とろとろタイプで、中に刻みネギがたっぷり入っていて、横にはケチャップが添えられています。

そして「カニ甲羅グラタン」(650円)。先ほどの店であまり好物がなかったここっとさんのためにみんなで選んだ一品だったんだけど「私、これは嫌ーい!」ですって。イチゴ用の、平べったい底の部分にギザギザが付いたスプーンが添えられているのがおもしろいですね。

フルさん、宇ち中さんはふたりともナスが大好物。出てきた「マーボなす」(600円)は、ざっくり大きく切られたナスの食感がとてもいい。「これは焼きナスもたのんじゃいますか!」とメニューをさがして「なす焼き」(500円)を注文。そのついでに私も「数の子わさび」(400円)をいただきます。

すぐに出てきた「数の子わさび」はねっとりとしたワサビ漬けの口当たりの中に、数の子のコリコリっとした食感が楽しいつまみ。ホッピーも進んで、宇ち中さんとともにナカ(ホッピーの焼酎のみおかわり、200円)をいただきます。

「なす焼き」(500円)はナス1本を長さ方向に4分割して焼き上げたもの。おろし生姜が添えられ、上にはたっぷりと細切りのカツオ節がのせられています。1本まるまるを焼くのはよく見かけますが、この焼き方は珍しいですね。

これまた約1時間半の滞在は4人で5,250円(ひとりあたり1,310円ほど)でした。ありますねぇ、大衆酒場!

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店の外観 / 飲み物 / カウンター上部の短冊メニュー

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ネギ玉 / カニ甲羅グラタン / マーボなす

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数の子わさび / なす焼き

店情報

《平成18(2006)年7月21日(金)の記録》

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店情報: 大衆酒場「ささ木(ささき)」(麻布十番)

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  • 店名: 居酒屋「ささ木」(ささき)
  • 電話: 03-3451-7138
  • 住所: 106-0045 東京都港区麻布十番4-1-22
  • 営業: 17:00-24:00、日祝および毎月8日休
  • 場所: 地下鉄麻布十番駅3番出口を出て、芝公園方面(東側)に1ブロック進むと、そこが一ノ橋。橋の手前を右折した先、右手。古川沿い。
  • メモ: 麻布十番で古くから続く大衆酒場。お酒(大)550円、ビール(大)550円、生ビール(大)840円、生ビール(中)530円、お造り530円より、鉄板焼380円より、串焼140円より、揚げもの300円より。その他、小鉢もの、煮もの、焼もの、酢のもの、蒸しもの、ご飯ものなど全80品。大小宴会も可。

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麻布十番の大衆酒場(1) … 大衆酒場「山忠(やまちゅう)」(麻布十番)

飲み仲間の呑んだフルさんが転倒・骨折したのは5月終わりの雨の日(→顛末はこちら)。それから2ヶ月ほど療養されてやっと少しばかり復活してきた模様。そんな噂を聞きつけて、今日はフルさんの地元、麻布十番に突撃です。

なにしろフルさんの地元なので、フルさんに聞いて店選びをしようかとも思ったのですが、そうすると否が応でもフルさんの行きつけの店になってしまい、まだ本格的に飲めないフルさんにはかわいそう。ここはひとつ、こっちで勝手に店選びをしちゃうことにしましょう。

麻布十番といえばもつ焼きの「あべちゃん」(03-3451-5825、麻布十番2-1-1)や、昭和30年代を再現した店のはしりと言われている「ラッキー酒場」(03-5484-8075、麻布十番3-8-5)、さらには太田和彦さんが『今東京で最も進化したスーパーIZAKAYA』と絶賛する「IZAYOI」(03-5442-0965、南麻布1-4-5)などが有名。しかしながら、今風のこじゃれた酒場よりは、古くから続く大衆酒場などのほうが好きな私。麻布十番とは言え、古い大衆酒場くらいはあるだろうと調べてみると、数軒のそれっぽいお店を発見! その1軒が午後3時開店という「山忠」です。どうです! この早めの開店時刻が、なにやら地元に根付いた店の感じがするでしょう? 開店時間を待ちきれない常連さんたちの希望を聞きいれるうちにだんだんと早くなってきたんでしょうね。金曜日のことなので、念のため電話予約をしておきました。

店に到着したのは、予約時刻ジャストの午後8時。店の看板には「大衆酒場 山忠」とあり、まさにこの店が大衆酒場であることを誇示しています。あるんですねぇ。麻布十番にも大衆酒場。

紺地に白く「山忠」と染め抜かれたのれんをくぐり、引き戸を開けて店内に入ると、店内左手のL字カウンター(たて6席、よこ3席の計9席程度)も、右手の4人掛けテーブル席3卓、さらには奥の座敷席もすべて満席のようです。右手テーブル席の一番奥にフルさんとここっとさんとが到着しており、私のすぐ後から宇ち中さんも店に入ってきて、本日予定のメンバーがそろいました。

予約していたので、すでにテーブル上にはお通しの胡麻豆腐とひじきの2点盛りが出されており、瓶ビール(キリンラガー中瓶、500円)を何本かもらって乾杯です。フルさん、少しは飲めるようになって良かったね!

満席の店内は老若男女がそろっており、客層的にもいかにも大衆酒場といった風情。さてメニューはどうかな。事前の調査では魚介類が安くて鮮度がいいらしいんだけど。

メニューは机上に立てられた定番のメニューの他、カウンター上部に本日の刺身などの短冊メニューがずらりと掲げられています。まぐろ刺身(950円)、まぐろブツ(750円)、〆さば(650円)、天然平目刺身(750円)、あじたたき(750円)、たこぶつ(600円)、生うに(750円)、天然こち刺(750円)、天然平政刺(750円)、天然勘八刺(750円)、いわし刺身(650円)、ホタテバター(600円)、かさご開き(750円)、新さんま塩焼(750円)、あゆ塩焼(650円)、ホヤ(500円)、あさりバター(600円)、柳川どぜう(600円)、岩がきうに焼(600円)、白えび唐揚(600円)などなど。なーるほど。一番高くても950円というのはたしかに安いですねぇ。そんな中からまず夏の定番たこぶつ(600円)を選択。そして定番メニューからはここっとさんの好物のにら玉(450円)と、すきっ腹をいやすとともにその店の味付けがよくわかる特製肉豆腐(600円)をいただくことにしました。

となりのテーブルのいかにも常連さんたちらしきおじさん、おばさんグループは「刺身を適当に盛り合わせて」なんて大胆な注文をしている。とはいっても前述したような値段ですので、それほどビックリするようなことにはならないんでしょうね。

まず出てきたのはにら玉(450円)です。ここのニラ玉は「川名」などと同じく円形に平たく焼くタイプ。ここっとさんは玉子焼き風にトロリと焼いたニラ玉のほうが好みらしく、ちょっと残念なようです。

特製肉豆腐(600円)はすき焼きの割り下風でけっこう濃い目の味つけ。鍋が普通の小鍋よりまだ小ぶりで、ひとりでいただいてもちょうどいいくらいの肉豆腐です。逆に言うと「金田」の肉豆腐などがボリュームたっぷり過ぎるのかな。おいしいからつい全部食べちゃいますけど…。

そしてたこぶつ(600円)。どうです、この透明感のある白いつややかな身。ワサビ醤油で口に含むとそのプリプリとした食感の中に、タコの旨味が広がります。「タコが好きなんです」という宇ち中さんも大喜び。ワサビ醤油じゃなくて、塩だけでいただいても美味しいんですよねぇ。

追加で注文したのは本日の短冊メニューの中で気になって気になってしかたがなかった一品、岩がきうに焼(600円)です。実はフルさんは(生っぽい)カキが苦手。カキは好きなんだけど食べるとお腹をこわしちゃうんだそうです。それを知っていながらも、ついカキのウニ焼きという響きに負けて注文してしまいました。よく火が通っているものならば大丈夫ということだったのですが、出てきたカキは炙る程度に火が通っているだけ。あちゃーっ。フルさん、ごめんね。

岩がきうに焼は、ちょっと火が通ることでよりミルキーになったカキの濃厚な味わいに、焼いたウニの芳ばしい香りが合わさって磯の風味がたっぷり。うーん。フルさんがほとんど飲めないので今日はこれまでビールで通してたんだけど、これはやっぱり日本酒かなぁ。いただいた冷酒(300ml瓶、800円)は会津喜多方の「笹正宗・純米」。フルさんはウーロンハイ(400円)に、宇ち中さんはレモンサワー(400円)に移行します。

さらに追加でいただいたのは、これまた本日の短冊メニューの中からホヤ(500円)です。これだけは相当新鮮なものじゃないと強烈な臭みやエグ味が出て食べられない一品。どうかなぁ。。 と待っていると、なんと出てきたホヤは酢の物ではなくて刺身! しかもホヤの殻にそのまま姿造り(って言うのかな!?)にされて、上には刻みネギがたっぷりとのっかっています。ホヤはなにしろ鮮度が命。注文を受けてから新鮮なホヤの殻を破って作ると臭みなんてないんですよねぇ。どーれどれ。さっそくワサビをつけて一切れ。

うっまぁーーーっ!

姿造りになっているホヤの殻を、ここっとさんがエイッとひっくり返すと、中からはホヤの身とともに液体が出てきました。これはきっと胎水(たいすい)ですね。こう見えてホヤは動物。殻の中でこの胎水に浸かって生きているそうなのです。

6~7月はまさにホヤの旬。ふわんと漂う磯の香りを噛みしめると、甘~い味わいが口の中に広がります。そして、ここで冷酒ですね! っかぁ~~っ。日本に生まれてよかったのぉぉぉ。

この香りと甘みが、ちょっと鮮度が落ちると臭みと苦み(エグみ)に変わっちゃうからまた不思議。これだけ臭みがないホヤは他では「川名」で食べるものくらいでしょうか。けっこうはずれる店も多いので注意が必要です。他の魚介類を食べてみて、それが新鮮そうであればホヤもたのんでみるといった慎重さがいるかもしれません。今回は岩ガキ→ホヤという流れでした。

ちょうど100分(1時間40分)の滞在は4人で7,610円(ひとりあたり1,900円ほど)でした。麻布十番にも魚のうまい大衆酒場あり!

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のれん / ビールとお通し / カウンター上部の短冊メニュー

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にら玉 / 特製肉豆腐 / たこぶつ

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岩がきうに焼 / 冷酒「笹正宗・純米」 / ホヤ

店情報 (関連記事:「帰り道は、匍匐ぜんしん!」「宇ち中」)

《平成18(2006)年7月21日(金)の記録》

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店情報: 大衆酒場「山忠(やまちゅう)」(麻布十番)

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  • 店名: 居酒屋「山忠」 (やまちゅう) 
  • 電話: 03-3451-5003
  • 住所: 106-0045 東京都港区麻布十番2-19-11
  • 営業: 15:00-23:00、不定休
  • 場所: 地下鉄麻布十番駅4番出口を出て、右側に回り込むようにして大通りから離れる路地に入る。左手ふたつ目の路地(出口から80m程)を左折した左側。
  • メモ: 麻布十番で古くから続く大衆酒場。新鮮な海の幸が自慢のようで、たとえば平成18(2006)年7月21日の短冊メニューにはまぐろ刺身950、まぐろブツ750、〆さば650、天然平目刺身750、あじたたき750、たこぶつ600、生うに750、天然こち刺750、天然平政刺750、天然勘八刺750、いわし刺身650、ホタテバター600、かさご開き750、新さんま塩焼750、あゆ塩焼650、ホヤ500、あさりバター600、柳川どぜう600などが掲げられていた。魚介類以外の定番メニューも焼き鳥150、冷奴350、特製肉豆腐600、おしんこ400、じゃこおろし400、めざし450、えいひれ400など盛りだくさん。〈ビール〉生ビール中470、生ビール大840、瓶ビール(アサヒ、キリン。中瓶)500。〈日本酒〉一合420、二合840、冷酒800.〈焼酎〉水割り400、お湯割400、サワー類各種400など。(2006年7月調べ)
    机上のメニューは、料理:〔お刺身〕☆まぐろさしみ980、まぐろぶつ780、あじたたき750、☆しめさば750、〔鳥料理〕焼き鳥(しお、たれ)1本150、つくね焼き1本150、砂肝焼き1本150、手羽先焼き1本350、☆(大山)地鶏塩焼き650、(大山)地鶏唐揚げ650、〔豆腐料理〕冷奴400、揚げ出し豆腐500、☆キムチ豆腐650、☆特製肉豆腐650、〔野菜料理〕スタミナサラダ600、☆大根サラダ600、トマト400、お新香450、にら玉・玉子焼き450、じゃこおろし450、長いも千切り450、穴子きゅうり酢500、☆特製さつま揚げ650、〔揚げ物〕いかフライ650、あじフライ750、☆白えびから揚げ650、☆やりいかげそ揚げ650、ニラギョーザ500、☆チーズ揚げ450、〔焼き物〕あじ塩焼き750、ほっけ焼き650、鮭はらす焼き650、こまい焼き600、いか丸焼き650、うなぎ肝焼き1本250、たらこ焼き650、国産ししゃも480、めざし450、えいひれ400、みりん干し400、〔その他〕まぐろの山かけ650、いか納豆650、小あじ南蛮漬け500、☆くじらベーコン850、☆牛ハラミ焼き650、〔お食事〕お茶漬け(しゃけ、うめ、のり)各500、おにぎり(しゃけ、うめ、おかか)各200、玉子雑炊500、ライス200、そうめん(夏季のみ)600、〔なべ料理(冬季のみ)〕山忠鍋(寄せ鍋)2000、かき鍋(味噌味)2000、かきちり鍋(ぽんず)2000、たらちり鍋(ぽんず)1800、湯豆腐650、うどん200。 飲物:〔生ビール〕中(500ml)500、大(1リットル)900、〔瓶ビール(中瓶)〕アサヒ600、キリン600、〔日本酒〕一合420、二合840、冷酒(300ml)800、〔麦/芋焼酎〕水割り400、お湯割り400、ロック400、〔サワー各種〕レモンサワー400、チューハイ400、梅サワー400、ライムサワー400、グレープフルーツ400、ウーロンハイ400、緑茶ハイ(玉露)420、〔梅酒〕水割り・炭酸割り450、お湯割り450、ロック450、〔ウイスキー〕スーパーニッカ450、膳400、〔ボトルキープ(3ヶ月間有効)〕いいちこ(麦)3000、吉四六(麦)3700、白鯨(米)3000、ふうたん(芋)3500、いも神(芋)3700、スーパーニッカ4500、〔その他〕紀州産梅干1個100、紹興酒(ロック、ホット)550、コーラ・ジュース・ウーロン茶各300。(2008年8月調べ)

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少数精鋭メニューの人気店 … 焼き鳥「鳥若(とりわか)」(横浜・菊名)

大口(おおぐち)駅からJR線でひと駅。これまた私ははじめて降りる駅、菊名(きくな)です。今日は1軒目の京急・神奈川駅、2軒目の京急・子安駅~JR大口駅、そしてここ菊名駅とはじめて降りる駅ばかりですね。どの駅にも、どの町にもいい酒場があるのがおもしろい。

ここ菊名でiiさんが紹介してくれたのは焼き鳥の「鳥若」です。小さい店内はお客でいっぱい。たまたま一番奥のT字型をしたカウンターのようなテーブル席が空いていたのでそこに座り瓶ビール(エビス中瓶、520円)をもらって乾杯です。

本当はレバーと砂ギモ(それぞれ1本150円)がおすすめらしいのですが、この時間(午後9時過ぎ)すでにどちらも売り切れ。iiさんは残っている品物の中から鶏刺(530円)とお新香(320円)、そしてうずら卵(1本130円)を2本と、串焼(1本130円)を4本注文してくれます。

まず出てきたのはお新香。キュウリに大根、そして季節のナスビのそれぞれヌカ漬けです。たっぷりとした量は320円とは思えないほど。なにはさておき注文しておくべき1品ですね。iiさんが「味の素なしでお願いします」と注文されていたところを見ると、いつもはこれに味の素がふられて出されるんでしょうか。

鶏刺(とりさし)はささ身の刺身。小口切りの小ネギがたっぷりとのせられていて、ワサビ醤油でいただくと、そのしっかりしつつも柔らかい食感に、ついもうひと切れと箸が伸びてしまいます。

そして焼き物。この店はいわゆる焼き鳥メニューはレバー、砂ギモ、串焼、うずら卵の4品しかありません。他にはモモ焼、手羽焼(各550円)という串に刺さない焼き物があるだけ。串焼(1本130円)は白ネギとともに各部位の肉を塩で焼いたもの。いろいろな食感が楽しめます。うずら卵(1本130円)は1串に4個。熱が入ってプチンとはじけた卵が実にうまそうです。(実際うまいっ!)

ビールの後は水割りウイスキー(580円)をいただきます。水割りウイスキーはニッカの「天然水水割りウイスキー」という銘柄の300ml瓶。アルコール度数は10%です。最近、焼酎に力を入れているお店で、あらかじめ仕込み水で割った焼酎を甕(かめ)に寝かしておいて出してくれるところがありますが、この水割りウイスキーも同じような感じですね。製造元で10%の状態まで割ってから出荷されているため、お酒と水のなじみがいいというか、非常に自然な印象を受けます。瓶入りの水割りウイスキーは業務用ではときどき見かけるのですが、普通に市販されていることが少ないのが残念です。

これまた1時間ほどの滞在はふたりで2,760円(ひとりあたり1,400円弱)でした。今度は早い時間に来てレバーや砂ギモなども味わってみたいですね。

菊名駅に向かいながら「ここもいいんですよ」とiiさんにご紹介いただいたのは「丸天ラーメン」。店名のとおりラーメン屋さんなのですが、餃子(450円)のほか野菜イタメ(480円)、肉野菜イタメ(690円)、レバニライタメ(740円)などの一品料理。さらにはツマミ・レバー(500円)、ツマミ・チャーシュー(500円)、ツマミ・メンマ(300円)とはなからツマミであるということをうたったメニューまで並んでいてなにやら呑んべ好みなのです。残念ながら今日は横目で見ただけで菊名駅から電車に乗り込んで帰宅しましたとさ。

今回も楽しい酒場ツアーをありがとうございました。>iiさん

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ビール、お新香、鶏刺 / お新香 / 鶏刺

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串焼とうずら卵 / 水割りウイスキー / 店内の様子

店情報

《平成18(2006)年7月19日(水)の記録》

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店情報: 焼き鳥「鳥若(とりわか)」(横浜・菊名)

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  • 店名: 焼き鳥「鳥若」(とりわか)
  • 電話: 045-431-9311
  • 住所: 222-0011 神奈川県横浜市港北区菊名5-1-43
  • 営業: (未調査)
  • 場所: 東急東横線・菊名駅を東側に出てバス通りを左折。次の信号を鋭角に右折した先、左手。JR菊名駅からは北口を出て東横線・菊名駅を抜けていくこと。
  • メモ: お酒320、ビール520、生ジョッキ530、生グラス470、水割りウイスキー580、冷酒720、ワイン(赤・白)820、モモ焼550、手羽焼550、鶏刺530、レバー150、砂ギモ150、うずら卵130、串焼130、お新香320というのが全メニュー。限られた品数ながら人気は高く、早い時間から売り切れが続出するらしい。

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マグロは酒場の花 … 立ち飲み「蔵(くら)」(横浜・子安)

京急・神奈川駅を後に、次なる下車駅は京急・子安(こやす)駅。駅を降りと目の前は大口商店街(1番街)です。この商店街の入り口左手にあるのが立ち飲みの「蔵」。店内の壁をぐるりと取り囲むように作り付けの立ち飲みカウンターが作られ、入り口右手側のカウンターの後方が厨房になっています。厨房との間のカウンター上にはラップをかけられた料理の小鉢がずらりと並び、それがそのままメニュー代わりになっている様子。水曜日の午後8時過ぎの時間帯は先客は男性ひとり客1人のみ。

我われ(濱の酒場通・iiさんと私)は店の奥の広くなったあたりのカウンターに陣取り、ウーロンハイ(320円)を2杯もらって乾杯です。

ひとしきり喉も潤ったところで、もう一度入り口横の料理が並んだところまで戻り、冷奴、ソーセージ、ひじき、きんぴら、きゅうり漬物、6Pチーズなどの小鉢が並ぶ中からチーちく(250円)とマグロぶつ(250円)をもらってきます。

チーちくは、ひと口サイズの小さい竹輪の穴に短冊に切ったチーズを詰めたもの。横にワサビが添えられています。

マグロぶつはきれいな赤身のぶつ切りを、千切り大根を敷いた小鉢に盛って、別皿で醤油とワサビが添えられます。マグロは首都圏の酒場の花。立ち飲み屋で食べることができる100~300円くらいのものから、時価と書かれた数切れで2千円以上するものまで、まさにピンからキリまでがそろう不思議な魚なのです。

サクッと30分ほどの立ち飲みはふたりで1,140円(ひとりあたり570円)でした。

大口商店街をさらに奥に進むと左手の路地にあるのがiiさんおすすめの餃子の店「寺尾屋」です。今日は残念ながら暖簾が店の中に入ったところ。午後9時までの営業で、今店内にいる人たちが食べ終わったら終了なんですね。惜しかったです。

「じゃ、次に行きましょう!」 誰も知らない行きつけのお店が山のようにあるiiさん。お目当てのお店が1軒くらい入れなくても、次から次へと候補店はいっぱいです。JR大口(おおぐち)駅から電車に乗って、次の場所へと向かったのでした。

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ウーロンハイ / ケースのつまみ類 / チーちくとマグロぶつ

店情報

《平成18(2006)年7月19日(水)の記録》

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店情報: 立ち飲み「蔵(くら)」(横浜・子安)

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  • 店名: 立呑具楽部「蔵」
  • 電話: (不明)
  • 住所: 221-0061 神奈川県横浜市神奈川区七島町142
  • 営業: 15:00-21:00、日休
  • 場所: 京急・子安駅の改札を抜け、小さいトンネルをくぐって駅の北側に出ると、目の前が大口1番街の入り口。商店街に入って少し進んだ左手。
  • メモ: 麦焼酎お湯割300、生ビール中400、小300、清酒230、瓶ビール大350、中320、ホッピー350(黒もあり)、グラスワイン200、ウーロン、梅、レモン、青りんご、らいむなどサワー類各320円。つまみはもつ煮込み300円の他、ケース内に並ぶ品々が250円。

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朝10時から夜8時まで … 市民酒場「みのかん」(横浜・神奈川)

濱の酒場通・iiさんと京急本線・神奈川駅で待ち合わせて向かったのは、第一京浜(国道15号線)は滝の橋横の路地を入ったところにある市民酒場「みのかん」です。「みのかん」という不思議な店名は、漢字で書くと「美濃勘酒場」。なるほど、って感じですね。

暖簾をくぐって店内に入ると、店内は右手が10席ばかりの直線カウンター席。左手には4人がけのテーブル席が3卓あって、午後7時前の今、カウンターに二人(それぞれ男性ひとり客)、一番奥のテーブル席に中年カップル一組の合わせて4人が先客です。店は午後8時までの営業なので、もう最後のお客さんといったところでしょうか。

我われも一番手前のテーブルに座り、まずは酎(ちう)ハイ(←メニュー表記のとおり。240円)からスタートです。

お通しはおでん。大きなジャガイモと厚揚げが入ったボリュームたっぷりのお通しがなんとサービス(無料)なんだといいます。小ぶりの湯飲みに入った練り辛子も出されますが、この辛子の効くこと効くこと。ツーンと涙が出るほどです。我われふたりのお皿には同じものを盛ってくれましたが、他のネタもあるようです。

お通しに続いてすぐに出された酎ハイは、氷入りのグラスに8分目くらいまで焼酎が入っていて、どこに炭酸を入れたらいいのって思うほど。炭酸はミッション(MISSION)という銘柄。わずかに残ったグラス上部の空間に入るだけの炭酸を入れて乾杯です。

カウンター中央部に掲げられた短冊メニューはいたってシンプル。トマト(180円)、メンマしなちく(180円)、ゆでたまご(100円)、おしんこ(100円)、ゆどうふ(150円)、もつ煮(260円)、ポテトサラダ(250円)、まぐろさしみ(400円)、いかさしみ(270円)の9品が今日の全食べ物メニューです。9品中、半数以上にあたる5品が100円台というのがすごいですねぇ。さらに残る4品のうち3品が200円台。まぐろさしみの400円がずいぶん高く見えてしまうほどです。(実はカウンターのお客さんがこのまぐろさしみを食べているのですが、これがまたとても400円とは思えないようなすばらしい品なのです。)

そんな9品の中からいかさしみ(270円)とポテトサラダ(250円)の2品を注文。注文はフロアを担当しているお父さんから、厨房を担当しているお母さんに伝えられます。厨房がお父さんでフロアはお母さんというパターンはよく見かけますが、その逆というのは珍しいですね。店は夫婦二人で切り盛りされているようです。

長方形の皿に千切りの大根がたっぷりと盛られ、その上に白くつややかに輝くイカ刺しがびっしりと並んでいます。今日はたまたまイカとマグロの2品しかありませんが、この店は魚料理が売りの店なのだそうで、前回iiさんが来られたときは、飲んでる途中で立派なヒラメが届けられるところを目撃したのだそうです。なにしろこの値段で出しているのですから、品数少なくいいものを安く仕入れるというスタイルなのでしょうね。

ポテトサラダ(250円)には、ブルドックの中濃ソースが添えられます。芋の食感が十分に残ったポテトサラダにはキュウリとニンジンが入っている。そのままで食べてももちろんおいしいのですが、ちょっとソースをたらしていただくと、いかにも“大衆酒場のポテトサラダ”という味わいになってまた楽しいですね。

追加でもつ煮(260円)をいただきますが、我われが注文したものでもつ煮は終了。短冊メニューが裏返されます。最後の一人前だったんですね。なんとか間に合ってよかったよかった。もつ煮はシマチョウとフワ、コンニャクを八丁味噌ベースの汁で煮込んだもの。うまいのなんので酎ハイが進むこと進むこと!

もつ煮の登場もあって、焼酎たっぷりの酎ハイもなくなってしまいました。おかわりはなににしましょうか。飲み物メニューは入り口に近いカウンター右端のほうにはウーロン茶(120円)、レモン(100円)、ハイボール(180円)、ダブルは(320円)、酎(ちう)ハイ(240円)、清酒(180円)の6品が、そして店の奥のほうにあたるカウンター左端のほうにはビール(430円)、小ビール(270円)、焼酎(200円)、ウイスキー(140円)、酒・上撰(260円)、コーラ(120円)の6品が書き出されています。ウーロン茶やレモンというのは焼酎と一緒にもらってウーロンハイやレモンハイにしたりするんでしょうね。日本酒に普通(180円)と上撰(260円)の2種類があるのもおもしろい。そんな中からハイボール(180円)をいただくことにしました。これはウイスキーのハイボールで、ダブルで作ってもらうと320円。それにしても安いですね。

おとうさんに営業時間をたずねたところ「(土曜日も含めて)朝10時からやってるよ」とのこと。「早くから開いてるんですねぇ」と驚く我われに「そのかわり閉めるのも早いからね。夜は8時まで」とのこと。ちょうど10時間の営業時間なんですね。

約1時間の滞在はふたりで1,650円(ひとりあたり830円ほど)でした。うーむ。まわりに他にお店があるわけでもないのに、まったく存在していること自体が不思議なお店だ。また来なくっちゃ。

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酎ハイとおでん / イカ刺し / ポテトサラダ

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もつ煮 / ハイボール / カウンターあたりの様子

店情報

《平成18(2006)年7月19日(水)の記録》

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店情報: 市民酒場「みのかん」(横浜・神奈川)

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  • 店名: 魚料理・居酒屋「美濃勘酒場」(みのかんさかば)
  • 電話: 045-461-6618
  • 住所: 221-0057 神奈川県横浜市神奈川区青木町10-13
  • 営業: 10:00-20:00、土曜日も営業(日祝休かな?)
  • 場所: 京急・神奈川駅の改札を出て左手の横断歩道を渡り、酒場などがある角を歩道なりに左側に回りこんで、そのまま道なりに第一京浜(国道15号線)まで抜ける(約350m、徒歩7分ほど)。突き当りを左折して、第一京浜沿いに東京方面へ約200m、4分ほど歩くと「滝の橋」の信号交差点に出るので、そこを左折。次の左手角が「みのかん」。駅からの全行程は約600m、徒歩約11分。
  • メモ: ハイボール180、ダブルは320、酎(ちう)ハイ240、清酒180、ビール430、小ビール270、焼酎200。つまみはトマト180、メンマしなちく180、ゆでたまご100、おしんこ100、ゆどうふ150、もつ煮260、ポテトサラダ250、まぐろさしみ400、いかさしみ270など。

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洋食屋でビール … 洋食「センターグリル洋光台店」(横浜・洋光台)

横浜は昔から外国人が多い土地であったこともあって、洋食屋さんが多いのです。「センターグリル」(野毛)もそういう洋食屋さんの1軒。ただし、今日はJR根岸線は洋光台駅の近くにある「センターグリル洋光台店」です。

「センターグリル洋光台店」は、駅から7~8分歩いた住宅街の中にポツンと存在しています。店頭ではタバコも販売していて、外観もまるで喫茶店のよう。燦然と輝く「センターグリル」のロゴマークが、「センターグリル」(野毛)の系列店であることをうかがわせます。

店内に入ると左右とまん中に、それぞれ3~4卓ずつ並ぶテーブル席。入り口側、ちょうどタバコ売り場の上部にテレビが設置されていて、そこでプロ野球中継が流れているからか、数人いる先客の人たちは食事をとりながら入り口側を向いて座っている状態。入り口右手の4人がけテーブル席では若い男性2人と女性1人の3人組が、キープしているらしき焼酎ボトルで盛り上がっています。こうやって食事のお客さんも飲んでるお客さんもどっちも許容してしまうおおらかさが(特に横浜の)洋食屋にはありますよねぇ。まさに大衆食堂の洋風版です。

私も奥のほうのテーブル席の一角にテレビが見える方向に座り、なにはさておきまず瓶ビール(キリンラガー大瓶、650円+税←以下、価格については税抜き価格で書きます。)をもらい、少し大きめのタンブラーでプハーッと1杯やってから、おもむろにメニューを確認します。

外から見た雰囲気も、店内の様子も、まるでそのあたりの喫茶店の延長線上ながら、メニューはしっかりと洋食屋をしていて、ビーフステーキ(3,300円)、ヤングステーキ(1,550円)、牛ロースしょうが焼き(1,250円)、ボンゴレ(780円)、カキフライ(730円)、アジのフライ(680円)、ポークしょうが焼き(680円)などなどの品々が並ぶほか、ライス(150円)、みそ汁(100円)、おしん香(100円)といった組み合わせるとしっかりとした食事になる品もそろっています。特に680円メニューには引かれるものが多く、レバーカツ、ポークカツ、スパゲティ・ナポリタン、スパゲティ・ミートソース、ハンバーグ、ハムエッグなどなど、洋食屋のスーパースターのオンパレードです。

さらにこの店で面白いのはちょっとしたつまみ系のメニューも充実しているところ。ポテトチップ(200円)、冷やっこ(200円)、枝豆(300円)、チーズクラッカー(400円)、ウインナー(500円)、砂肝(500円)、フレンチフライ(500円)などの品がそろえられています。合わせる飲み物は今いただいている瓶ビール(大瓶、650円)のほかに生ビールが特大(1,030円)、中(550円)、小(400円)。レモンサワー(430円)、日本酒(300円)。さらには焼酎のボトルが1,800円で、ワインならフルボトルが2,200円、ハーフボトルが1,100円、ミニボトルが550円となっています。

今日は食事目的できているので、つまみ系のメニューはさておいて、いきなり食事系のメニューであるポークチャップ(930円)を注文すると、「はい」と返事したおかあさんが、奥の厨房にいるおとうさんに注文を伝えます。店は店主夫婦ふたりで切り盛りしている様子。このおとうさんが、その昔、野毛の「センターグリル」で修業をされて、独立してこの店を出されたらしいのです。

待つことしばし。出てきたポークチャップはポークソテーにデミグラスソースをまぶしたような感じのもの。たっぷりの千切りキャベツとマカロニサラダ、くし切りのトマトに、大きな1片の玉ねぎのフライが添えられていて、この1品でつまみとしても十分にいけそうです。しかし今日は食事として、ライス(150円)も付けてもらいます。ライスは小さい丼風の器にか~るく盛ってあります。

店にいるお客さんたちは、若い人も含めてそれぞれみんな常連さんのようでおかみさんや、料理を終えて厨房から出てきたご主人とも親しげに会話を交わしている。こんな雰囲気も街中の大衆食堂風ですね。

約30分の夕食タイム。お勘定は1,815円でした。先に洋光台店に来ちゃいましたが、野毛の本家「センターグリル」にもぜひ行ってみたいですね。

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店の外観 / ポークチャップ / 店内の様子

店情報

《平成18(2006)年7月17日(月)の記録》

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店情報: 洋食「センターグリル洋光台店」(横浜・洋光台)

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  • 店名: 昔なつかしい洋食屋さん「センターグリル洋光台店」
  • 電話: 045-835-0123
  • 住所: 235-0045 神奈川県横浜市磯子区洋光台4-18-26
  • 営業: 11:00-23:00、木休
  • 場所: JR京浜東北・根岸線の洋光台駅改札を出て左へ。右手にオリンピックを見ながら坂を登りきったところの信号交差点を左折した少し先、右手。駅から徒歩約7分程度。
  • メモ: 〔スープ〕ポタージュスープ399、コンソメスープ452、
    〔魚料理〕肴フライ766、カキフライ766、アジのフライ714、ミックスフライ819、海老フライ1,029、貝柱フライ1,260、
    〔肉の揚げ物〕レバーカツ714、メンチカツ714、ポークカツ714、串カツ766、チキンカツ819、若どりのから揚げ819、上カツ976、ヒレカツ1,029、ビーフカツ1,082、
    〔肉の焼き物〕しょうが焼き(ポーク)714、ハンバーグ714、レバーベーコン819、ミックスグリル819、チキンソテー819、チキンピカタ924、ポークチャップ976、牛肉ロースしょうが焼き1,313、ヤングステーキ1,628、ビーフステーキ3,465、
    〔シチュー〕ビーフシチュー924、タンシチュー1,155、
    〔グラタン〕マカロニグラタン819、チキングラタン924、海老グラタン1,029、
    〔スパゲッティー〕スパゲッティミートソース714、スパゲッティナポリタン714、ウィンナースパゲッティー766、アサリのスパゲッティー(ボンゴレ)819、カツスパゲッティー872、ハンバーグスパゲッティー872、
    〔タマゴ料理〕フライエッグ504、ハムエッグ714、オムレツ714、
    〔サラダ〕ポテトサラダ525、ハムサラダ630、コンビネーションサラダ630、野菜サラダ630、アスパラガスサラダ840、
    〔ライス〕オムハヤシ871、カレーライス661、激辛カレー819、カツカレー819、チキンカレー819、海老カレー924、ハヤシライス871、オムライス714、チキンライス714、チキンピラフ766、海老ピラフ819、ライス157、味噌汁105、おしん香105、キムチ315、
    〔サンドウィッチ〕タマゴサンド661、ヤサイサンド714、ハムサンド714、チーズサンド714、ハンバーグサンド819、ミックスサンド819、ハムエッグサンド819、カツサンド819、
    〔トースト〕バタートースト263、ジャムトースト263、ハムトースト525、チーズトースト525、フレンチトースト630、ジャンボトースト630、
    〔ピザ〕ミックスピザ766、チキンピザ871、海老ピザ976、
    〔ランチ 14:00まで〕上ランチ(エビフライ、チキンピカタ、ライス、味噌汁)924、ランチ(ハンバーグ、チキンカツ、ライス)766、
    〔つまみ〕ポテトチップ210、冷やっこ210、枝豆315、チーズクラッカー420、ウインナー525、砂肝525、フレンチフライ525、
    〔飲み物〕生ビール(特大)1,082、(中)578、(小)420、ビール(大瓶)682、ワイン(フルボトル)2,310、(ハーフボトル)1,155、(プチボトル)578、レモンサワー450、日本酒315、コーヒー315、紅茶315、トマトジュース315、アイスコーヒー368、アイスティー368、コーラ268、オレンジジュース268、アイスクリーム315、コーヒーフロート504、コーラフロート473.(2007年2月調べ)

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三日目の自家製イカ塩辛 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

野方の「秋元屋」をあとに、「ぶぅログのーと」のBUSHさん、「レバサシ日誌」のカリビアンさんと3人でトコトコと歩いてやってきたのは隣町・都立家政の「竹よし」です。「秋元屋」から「竹よし」、あるいはその逆の「竹よし」から「秋元屋」というのは、この地域のゴールデン・コースになっているようで、こういう順番にまわってみると「あれ? さっきもいらっしゃいましたよね?」ということがよくあるのでした。

「秋元屋」・「竹よし」間は距離にして1キロ弱、徒歩12分ほどの距離。電車(西武新宿線)だと1駅、1~2分ながら、各駅停車の電車が7~8分おきにしか来ない(←日曜午後6時ごろ)ので、場合によっては歩くのとあまり変わらなくなってしまうのです。

午後6時過ぎとはいえ、まだまだ明るい中を「こんにちは」と店に入ると、カウンターのまん中でくつろいで飲んでいらっしゃった先客は、大常連のTmさんです。「こんにちは。お久しぶりです」などとごあいさつをしながら、カウンターの奥のほうへ3人並んで座ります。

ここはやっぱり日本酒でしょうということで、三者それぞれに好みの日本酒を注文。私は大好きな「越乃寒梅・吟醸」(750円)をいただくことにしました。日本酒は保冷庫からガラスの徳利に入れられ、ガラスの猪口とともに出されます。BUSHさんは「雪中梅・本醸造」(550円)、カリビアンさんは「八海山・純米吟醸」(700円)をそれぞれ注文し、くしくも新潟の地酒ばかり3種類で乾杯です。

今日のお通し(200)は刺身コンニャク。

BUSHさんとカリビアンさんは「竹よし」名物の「刺身盛り合わせ」(1,000円)をおふたりで一人前注文。今日の盛り合わせはキンメダイ、飛び魚、まぐろトロ、サーモン、そしてイサキの五品盛りです。刺身盛りは基本的に五品盛りで内容はその日の仕入れによって異なります。それぞれ一品が大きな3切れずつ。五品で都合15切れにもなるので、ひとりだとこの「刺身盛り合わせ」だけでもお腹いっぱいになっちゃうくらいです。

ちなみに「刺身盛り合わせ」と同じ値段(1,000円)の「刺身定食」の場合には、「刺身盛り合わせ」と同じ品の五品盛りなんですが、一品ごとがそれぞれ2切れずつ、全部で10切れになるかわりに、ごはんやみそ汁、お新香のいわゆるごはんセットが付きます。この「刺身定食」も、この店の定食系の中では「天ぷら定食」などと並んで人気の品のようです。

あ。このサイトではいつも“居酒屋”として紹介しているので、そう思い込んでいらっしゃる方も多いかもしれませんが、ここ「竹よし」は“魚料理と天ぷらのお店”。定食などの食事メニューもありますし、すべての単品料理にごはんセット(ごはん・みそ汁・お新香で400円)を付けることができますので、お食事だけの方でも大丈夫です。

ガラリと入口引き戸が開き、「秋元屋」を遅れて出発したしんちゃんさんも到着。さらに若い男性のひとり客(常連さん)が入口右手直線カウンターの一番手前の席に、そのあとに黒ぶたさんと金魚屋さんもやってきて入口左手に二つあるテーブル席のひとつに座り、お店もにぎやかになってきました。

お酒のおかわりは「高清水」(300ml瓶、600円)。つまみにはメニューの上に「三日目」という付箋紙がつけられた「自家製イカ塩辛」(350円)をいただきます。ここの塩辛も、荻窪の「やき屋」と同じく、どちらかというとフレッシュ系。しかし「三日目」ともなると適度にこなれて、これまた日本酒によく合いますねぇ。夏じゃなければ燗酒のほうが合うところなんですが、いかんせん暑い^^;

黒ぶたさん・金魚屋さんのご夫妻は北海道に帰省されていて、まさにたった今、こちらに帰ってきたばかりなのだそうです。「お土産を持ってきたから食べてね」とみんなに配られたサクランボのきれいなこと、おいしいこと。

思わぬデザートで締めくくった1時間は、それぞれ個別の会計で私の分は1,900円でした。「どうもごちそうさま、お先に!」と他のお客さんたちにあいさつをしながら店を後にしたのでした。

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越乃寒梅・吟醸 / 刺身コンニャク / 刺身盛り合わせ

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自家製イカ塩辛 / お土産のサクランボ

店情報前回、関連記事:「ぶぅログのーと」)

《平成18(2006)年7月16日(日)の記録》

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もつ焼きは2~4本ずつ … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

今日は最高気温が30度と、暑いんだけど昨日の36度よりははるかに過ごしやすくて、夕方トコトコと向かった先は野方の「秋元屋」です。店に到着したのは日曜日だけの開店時刻(←火~土は午後5時開店なので注意!)午後4時を20分ほどまわったころ。この20分の間に店内コの字カウンターはほぼ埋まっており、かろうじて2~3席を残すのみといった状態です。

こうやってふらりとやってきても知り合いがいるのが地元の酒場のおもしろいところ。今日も奥のほうには人形町のおでん屋さん・「ナポリ」をホームグランドとしつつもこのあたりの酒場にもよく出没されているしんちゃんさん。手前のほうには「ぶぅログのーと」のBUSHさんと「レバサシ日誌」のカリビアンさんが並んで飲んでいる。私もちょうど空いていたBUSHさんのとなりに座り氷なしホッピー(380円←氷ありでも同じ)でスタートです。

料理のほうは先日来気になっているの新メニュー「ナンコツ・スライス」(200円)を注文します。とはいえ、ソーシャルネットワーキングサイト「mixi(ミクシィ)」の中の「秋元屋」コミュニティ(←特定の話題について語り合うための掲示板的な機能)で話題になったのはもう1ヶ月以上前のことなので、すでに新メニューとは言えないかもしれないですね。私自身いただくのはこれが初めてです。

ナンコツ・スライスは薄くスライスしたナンコツをさっとゆで冷まして(あるいはゆで冷ましたナンコツを薄くスライスしているのかも)、刻みネギをたっぷりとのせてポン酢醤油をかけたもの。お客さんによっては「ポン酢醤油はかけないで!」と注文して、カウンター上のごま油と塩で食べる人もいるのだそうです。ナンコツならではのさっぱりとした味わいと、コリッとした噛みごこちが味わえる一品です。

日曜日の4時台は焼き手は三浦さん。カウンター内をよっちゃん(手伝いの女性)とたっつんさん(手伝いの男性)が切り盛りしており、カウンターの外には新しく入ったらしい若いおにいさんがまめまめしく働いています。

焼き台も空いてきたようなのでいよいよもつ焼きをいきますか。「レバ、ヒラ、ハラミを味噌でお願いします」。ここの味噌ダレは、もともとは東松山あたりの味噌ダレに端を発したもののようなのですが、その後「秋元屋」ならではの独自の進化を遂げて、ピリッと辛目の、どのもつ焼きにでも合う感じのタレに昇華しているのです。特にレバやチレなどのプリっとやわらか系、シロ、ヒラ、テッポウなどのクニュクニュ系、そしてハラミやカシラなどのお肉系などにはよく合うように思いますねぇ。味噌ダレで焼いてもらうと、ほとんど唐辛子をかける必要もないくらいです。

新鮮な食材を使って、気合いのこもった焼き手が焼き上げるもつ焼きは、天ぷら職人があげる天ぷらや、寿司職人が握る寿司と同じように、パッと目の前に出されるなり、まるで戦うように急いでいただくのがおいしくいただくこつです。なにしろ微妙な火の通り具合で仕上げてくれますからねぇ。お皿の上に並べたままダラダラしゃべり続けたりしてはもったいないのです。一度に注文する数としては2本から多くても4本くらいまでがいいでしょうか。それくらいであれば焼きあがってすぐの状態のもつ焼きをすっと食べることができるからです。

一気に3本のもつ焼きを平らげたところで、合いの手に今日はお新香(180円)を注文し、おかわりの飲み物は氷無しの黒ホッピー(380円)をいただきます。今日のお新香はキュウリとキャベツ。これは急ぐ必要はありませんので周りのみなさんとも談笑しながらゆっくりといただきます。こうやってお新香やキャベツ、ポテトサラダなどのサイドメニューと、メインであるもつ焼きをうまく組み合わせながら緩急つけていただくと、お酒もゆっくりと楽しむことができます。もつ焼きばかり食べつづけると30分程で満腹になっちゃいますからねぇ。30分ではお酒もそれほど飲めません。

5時をまわると店主も登場。本格的に「秋元屋」らしくなってきました。

しばらく歓談しているうちにまたまた焼き台に余裕が出てきたようなので、今度はアブラとタンシタを塩で焼いてもらうことにしました。

アブラは、以前沼袋の「ホルモン」で「豚の腸まわりの脂」とうかがったように思うのですが、インターネットを見てみると「背脂」だという意見あり、「カシラの白身」だという意見ありでいろいろです。もしかすると店によっていろいろと違うのかもしれませんね。いずれにしてもトンカツやポークソテーの白身とは異なる“アブラ”という食材で、プリプリクニュクニュと焼酎に非常によく合うのでした。

今日は約1時間半でホッピーを2杯、もつ焼きを5本、そしてサイドメニューを2品いただいて、お勘定は1,740円(うち100円は席料)でした。どうもごちそうさま。

店情報写真情報前回、関連記事:「ぶぅログのーと」)

《平成18(2006)年7月16日(日)の記録》

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鮪、鰹、鮪、瓜、鮪 … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

東京都心で36.1度。昨日に続いて35度以上の猛暑となった土曜日、汗を拭き拭き「川名」に到着したのは午後4時半です。入口左手の7人座れる直線カウンターには入口から3番目と7番目の席にそれぞれ男性ひとり客の先客がおり、私はちょうどのその間、5番目の席に座ります。この席はカウンター内の厨房スペースで調理をしているマスターのちょうど正面になる席(←厳密には4番目の席が真正面)です。

入口右手に3つ並んだ4人卓は、一番奥の卓(店内ではC卓と呼ばれている卓)にいつもの家族連れ(ご夫婦と小さい女の子ふたり)が座り、いつものように「よじかわ」を楽しんでいます。私自身が日曜日を中心にこの店に来ていることから、このご家族とも日曜日によくお会いしていたのですが、土曜日にもいらっしゃってるんですねぇ。まさにご家族あげての大常連さんです。

奥の小上がり座敷席にもグループ客が入っているようですが、どのくらい埋まっているのかはこちらからは見えません。

「お飲み物は?」と注文を取りにきてくれたおねえさんに生グレープフルーツサワー(336円)を注文。今日のお通し(サービス)はなんとカボチャの種とピスタチオです。「川名」のお通しが果物じゃないというのも珍しいですねぇ。

さて料理はなんにしようかな。刺身(各399円)はマグロぶつ、新サンマ、ホヤ酢、カツオ、イサキ、イワシですか。おぉーっ。カツオ、でかーい! カウンターの3~6番目あたりに座ると、カウンター上段に置かれたガラスの冷蔵ネタケースの中がよく見えるのです。その中に丸々1尾の立派なカツオがどーんと鎮座している。よーし。カツオの刺身をもらうとして、刺身ができあがるまでの間にもう一品、はじめてお目にかかるマグロみそ(231円)をもらってみましょうか。

予想どおり、すぐさま出てきたのはマグロみそ。しかもこの小鉢が出た瞬間にホワイトボードメニューからは消されました。最後のひとり分だったんですね。マグロみそは、言ってみればマグロだけのぬたのような感じ。マグロぶつよりももっと小さく切られたマグロの身が、味噌とともにねっとりと練られて実にいいつまみです。日本酒、しかもこの暑いのに燗酒が欲しくなるなぁ。

さぁ来た。カツオです。丸々1尾からおろされたカツオの身の立派なこと。こんな立派な刺身が7切れで399円(380円+税)というのが信じられない。醤油の表面にちょいと触れたとたんにサァーッと走る脂の膜。すごい脂ののりですねぇ。7月なのにもう戻りかけてるんじゃないかと思うくらいよく脂ののったカツオです。

ここらでやっと店主(マスター)も手が空いたのか、「今日は生きた泥鰌(どじょう)がいるけど見てみるかい?」と家族連れの女の子たちに話しかけます。「わぁ。見たい見たい!」という声に飛び出しそうに元気に泳ぐ泥鰌の箱が出てきました。現在のホワイトボードメニューには泥鰌はのっていないのですが、これはきっと明日(日曜日)か来週のメニューになるんでしょうね。どんなメニューで出てくるのかなぁ。

「鱧(はも)もあるけど見る?」と店主。ぬわにぃーっ! 鱧まであるとは。鱧はさすがに生きたままではなく氷で体温を冷やされて、仮死状態で眠っています。うーむ。近日中に鱧のメニューまで出るわけですね。楽しみだけど、平日だったら来られないなぁ。

カウンターの中に戻った店主は次の料理に取り組みながら、その途中でカウンター上段のネタケース越しに「はいこれ、食べて」とカウンターに並ぶ常連さんに小皿を手渡します。うわっ。これはマグロのトロですね。それぞれが小さいところを見ると切れ端の部分なのかもしれませんが、ものすごい脂ののりで相当立派なトロです。

生グレープフルーツサワー(336円)もおかわりして、そのトロに取り組みます。これまた燗酒がピタリの逸品なのですが、ここで日本酒にするとあまりにはまりすぎて飲み過ぎちゃうからなぁ。

そもそもこのお店で生グレープフルーツサワーを注文することが多いのは、サワー系であれば焼き鳥から炒め物、生ものまでオールラウンドに楽しむことができるということが大きいのです。今日のように魚ばかりでいくということが端(はな)からわかっていれば、最初から日本酒という選択肢もよかったかもしれませんね。

この店のデフォルトの日本酒は「鬼ころし」という1合273円、2合なら504円という普通酒なのですが、それとは別にスペシャル日本酒をひと品だけ置いているのです。現在のスペシャル日本酒は「黒牛(くろうし)」の純米酒。これが462円でいただけますからねぇ。絶対飲みすぎちゃいそうでしょう??(笑)

そんなわけで、サワーに合わせて魚以外のつまみも1品いただきますか。サラダメニューの中に“きんしうり”(231円)というのがあるんだけど、これはなんでしょう? 「この瓜はおもしろくて、ゆでると果肉がそうめんのようにほぐれるんですよ」と店主。それはおもしろそうですねぇ。さっそくいただいてみましょう。

オニオンスライスとともにガラス皿にたっぷりと盛られて出てきた金糸瓜(きんしうり)のサラダは、まさに黄色いそうめん状。たよりなげにシャクッとした歯応えもおもしろく食べ進んでいると、「これもサービス。ひとり一切れずつ取って回してね」と出てきたのがマグロの中落ちあたりをステーキ風に焼いたもの。先ほどのトロといいい、この中落ち風といい、きっとマグロ1尾を仕入れて刺身などを出した残りの部分なんでしょうね。いいマグロだったんだろうなぁ。この焼いたマグロをサラダの上にのせていただくと、マグロの脂っこさと、サラダのさっぱり感がよく合います。

金糸瓜のサラダを食べ終え、サワーを飲み干したところでちょうど午後6時。まわりを見てみるともうすっかり満席になっています。さて、それでは私はこの辺で腰を上げますか。どうもごちそうさま。

1時間半の滞在。2杯と3品(お通し、サービス品はのぞく)は1,533円でした。ほろ酔い、ほろ酔い。これくらいの酔い加減がいちばん気分が明るくなっていいですねぇ。あぁー、暑い街までなんだか気持ちいいぞ!!

店情報写真情報前回

《平成18(2006)年7月15日(土)の記録》

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暑い! 暑い! 暑い! … もつ焼き「久仁(くに)」(三軒茶屋)

世田谷から三軒茶屋に戻り、本日の2軒目は茶沢通りを下北沢方面にしばらく歩いたところにあるもつ焼き屋、「久仁」です。開けっ放しの入口からはもつ焼きを焼く煙がもうもうと流れ、いかにも人気がある店であることがわかります。

店内は左手が10席程度の直線カウンター席。まん中に4人がけのテーブル席が4卓ほど並び、右手の小上がりに4人がけの座卓が3卓ほど。ビッチリと詰めると合計40人ほどは入れることになるが、店内はそれほど大箱ではありません。しかも「開けっ放しの入口」というところからも想像がつくとおり、店内にはエアコンがなくて壮絶に暑い、というよりも熱いのです!

ほとんど満員の店内は、かろうじて右手小上がりの一番奥の卓だけ空いていました。まず瓶ビール(サッポロ黒ラベル大瓶)をもらうと、お通しのお新香とともに出されます。この店から合流し、ここが1軒目のここっとさんは冷やっこ(200円)と枝豆(350円)を注文。先日もこの店にやってきたという宇ち中さんがおすすめの豚尾(とんび、350円)と、焼き物はコブクロとシロを2本ずつ塩でたのんでくれます。

豚尾はその名のとおり豚の尻尾を煮たもの。トロトロに煮込まれた2本分が一人前で、小さな骨の継ぎ目に箸を入れると全体がホロリとくずれて、お皿いっぱいのトロトロ肉ができあがります。

ビールで乾杯のあとは宇ち中さんはホッピーに、私はウーロンハイ(300円)に切り替えて、さらにカシラ、ツクネ、パイを2本ずつ塩で追加注文します。他のもつ焼きもさることながら、パイ(オッパイ)がひと切れ、ひと切れ大きくて、すばらしい。オッパイは脂肪分が多いからか、ちょっと古くなると鼻につく香りが出たりするのですが、それもまったくなくて、いかにも新鮮そのものです。うーむ。これまで「ホルモン」(沼袋)のオッパイがナンバー・ワンと思っていたのですが、ここのはそれに匹敵します。

それにしても暑い。この猛暑の中、エアコンがないというのは拷問に近いですねぇ。約1時間半の滞在は3人で4,610円(ひとりあたり1,540円ほど)でした。それにしてもあっつぅーーーっ!

店情報写真情報 (関連記事:「宇ち中」「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成18(2006)年7月14日(金)の記録》

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店情報: もつ焼き「久仁(くに)」(三軒茶屋)

  • 店名: もつ焼き「久仁」(くに)
  • 電話: 03-3410-7806
  • 住所: 154-0004 東京都世田谷区太子堂3-18-2
  • 営業: 17:00-23:00(ネタ切れ終了)、日祝休
  • 場所: 三軒茶屋駅北口を出て茶沢通り(三軒茶屋銀座)を下北沢方面に北上すること550m(約7分)。ゴリラビルの先右手。本村交番のとなり。
  • メモ: もつ焼き(かしら、たん、レバー、しろ、はつ、つくね、子袋、ぱい、…)はすべて1串100円。サワー 300円、酎ハイ 280円、お酒 190円、ビール 500円など。単品料理は枝豆350、しろうり150、まぐろ刺身400、うなぎ串200、いか姿焼450、いか口(くち)130、いかげそ250、シメサバ380、焼えび200、子持ししゃも300、いわし丸干200、えいのひれ350、きぬかつぎ250、豚耳350、豚足350、豚尾350。おしんこは1品150円できゅうり、大根、ナス、かぶ、にんじん、セロリ、しろうり。もろきゅう250、ぎんなん150、焼なす250、おひたし250、エシャレット300、トマト250など。

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世田谷にも大衆酒場あり! … 大衆酒場「酒の高橋(さけのたかはし)」(世田谷)

出張のついでにちょいと足をのばして世田谷の「酒の高橋」です。三軒茶屋までは渋谷から東急田園都市線1本、約4分で来れるのですが、世田谷となると三軒茶屋から路面電車(東急世田谷線)に乗り換えて、さらに4駅6分ほど移動しなければならないので、何かのついでに行くといった場所ではないのです。

その「酒の高橋」。店内は右手が9席ほどの直線カウンター。左手は4人掛け×4卓の小上がり席。店の奥、上部にあるテレビでは、今日は都心では35.6度まで気温が上がったというニュースが流れている。そう、今日はものすごく暑かったのです。キューンと冷えたビールを早く飲みたいっ!

開店直後の店内はカウンターの奥のほうと、中央部にそれぞれ年配の男性ひとり客が座っている状態。私も空いているカウンターの一番手前に腰をおろし、なにはさておきビールを注文すると「アサヒとサッポロがありますが?」と店のおねえさん(後ほどもうひとり店のおねえさんが登場しますので、便宜上、最初からいたこの方を“おねえさんA”と呼ぶことにします)。「じゃ、サッポロで」。サッポロ黒ラベル大瓶(550円)とグラスが用意されるやいなやトトトッとビールを注ぎ、まず最初の1杯をゴクゴクと飲み干します。ッカァ~~~ッ!! 生き返った。

出されたお通し(200円)はマグロの角煮。小鉢の中には1辺が3~4センチの立方体状の大きな身がふたつ入っています。しっとりとした味わいと身の大きさにうなってると、おねえさんAが「これくらいの大きさに切らなきゃ、煮たら身が崩れちゃうからね。マグロは大きく切らなきゃね、○○さん!?」と、カウンター中央部に座っている男性客に話をふりました。見るとその男性の前にはマグロの刺身(500円)が出てるのですが、このマグロの刺身がまたでかいこと! 「あぁ。マグロはでかくなきゃ」といいながら、その男性も一気にひと切れを口に入れることはむずかしいようで、箸で切り分けるようにしながら大きな刺身をいただいています。

向こう(カウンター奥)のおとうさんが食べているのはポテトサラダ(320円)のようです。ポテトサラダはこの店の名物のひとつで、すぐに売切れてしまうと聞きました。なくならない間に私ももらっておきましょうね。「ポテトサラダをお願いします」。「はーい。ポテトサラダね」と返事したおねえさんAは、冷蔵庫から四角いタッパー(プラスチック製密封容器)を取り出し、その中にたっぷりと作られたポテトサラダを小鉢によそってくれながら「人気あるのよねぇ、ポテトサラダ。この間なんて『お土産で持って帰るから3人分ください』っていうお客さんまでいたのよ」と話してくれます。

「はいどうぞ」と三ツ山の小鉢で出されたポテトサラダのポテトは芋の形を少しとどめるくらいのつぶし具合で、キュウリやニンジンも入ったごくスタンダードなもの。このきわめてスタンダードな料理がまさに“おふくろの味”なんでしょうね。さりげなくおいしい一品です。

5時半頃に近くにお住まいの宇ち中さんも来店。宇ち中さんもなにはさておきビールとポテトサラダです。(ちなみにポテトサラダはこのあと、開店1時間後の午後6時には売り切れました。)

さぁ、宇ち中さんも合流されたところで、この店のもうひとつの名物、刺身にいきますか。先ほどカウンター中央の男性が食べているマグロ刺身のことを書いたとおり、この店の刺身はとにかくボリュームがあることで有名なのだそうです。今日の刺身はそのマグロ(500円)の他に、寒ブリで有名な氷見のシメサバ(500円)、そしてカツオ(500円)です。刺身三点盛り(600円)というのもあるので、今日はそれを一人前いただいてみました。

刺身三点盛りはマグロとシメサバ、カツオがそれぞれ3切れずつ盛り合わされています。3切れずつとはいうものの、これまたひと切れひと切れのボリュームがものすごい。ひとりだったらこれだけで満腹だな。カツオもマグロも幅2センチくらいに切ってあって、まるでステーキみたいです。

ガラリと入口引き戸が開いて入ってきたのが、常連のみなさんからは“けいちゃん”と呼ばれているおねえさんBです。よくはわかりませんがおねえさんAが女将で調理を担当。おねえさんBが手伝っている女性で飲み物やフロアを担当されているようです。

ビールを飲み終えて、今度は「寄り道Blog」で“1日5杯限定”と紹介されている豆乳割りをいってみますか。焼酎の豆乳割りなども含む酎ハイ、サワー類は1杯390円なのですが、宇ち中さんが金宮の一升瓶をキープ(3,360円)されているということで、焼酎はそれをご相伴にあずかることとして、豆乳だけ(170円)をふたついただきます。

発泡スチロール製の器(カップ麺の器のようなもの)で出される豆乳はちょうど200ml。乳白色の美しい豆乳ですが、これを焼酎に投入(^^;)すると乳白色の黄色っぽい感じがますます強くなっていかにもおいしそう。豆乳割りとか牛乳割りでいただく焼酎は、焼酎っぽい感じがしなくて本当に危ないんですよねぇ。

さて、料理も追加しますか、とカウンター上部にずらりと貼り出された短冊メニューを確認します。短冊メニューは上下2段になっており、上の列は飲み物、したの列が食べ物のメニューになっているようです。食べ物のほうは鯨ベーコン450円、まぐろぬた420円、山かけ420円、牛すじ大根420円、いか丸焼き420円、いかバター焼き420円、揚げ出し豆ふ350円、……と続いている。そんな中からサバの一夜干し(320円)を注文します。

しかし、すでにほぼ満席となった店内からは注文が相次いでおり、ひとりで調理を担当するおねえさんAは、先ほどから調理場から離れられない状態。ジャーッとバターの芳ばしい香りがただよってきたのはイカのバター焼き(420円)かな? うわっ、イカ、でかいですねーっ! 「そうよ。メニューにも“大きい”って書いてあるでしょう」とおねえさんA。「料理は私ひとりが作るから一品ずつ順番になっちゃうのよ。サバは時間がかかるからもうちょっと後になっちゃうかな。サバ止めてイカにする? それならすぐにできるからこの後作るわよ。刺身で食べられるイカで作るんだからおいしいよ」というおすすめにすっかりのっかって我われもイカバター焼きに注文切り替えです。

すぐに作ってくれて皿に盛られたイカバター焼きは本当にでかい。表面のバターの風味がよく、中はレアめに火が通った程度。これはうまいなぁ。

ちょうど豆乳割りもなくなって、今度は黒ホッピーの外(210円)をもらいます。ここのホッピーは業務用じゃなくて家庭用のもの。容量もちょっと少ないんですね。1本の外を宇ち中さんと分けあっていただきました。

1時間45分の滞在はふたりで3,730円(ひとりあたり1,900円弱)でした。世田谷にも大衆酒場あり!

その後の宇ち中さんからの情報等によりますと、料理を担当するおねえさんAがマサ子ママ。そのマサ子ママのご主人の妹さんが、おねえさんBの恵子さん(けいちゃん)なのだそうです。つまりふたりは義理の姉妹なんですね。

店情報写真情報 (関連記事:「宇ち中」)

《平成18(2006)年7月14日(金)の記録》

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店情報: 大衆酒場「酒の高橋(さけのたかはし)」(世田谷)

  • 店名: 大衆酒場「酒の高橋」(さけのたかはし)
  • 電話: 03-3420-5051
  • 住所: 154-0017 東京都世田谷区世田谷3-1-26
  • 営業: 17:00-22:00、第3土と日祝休
  • 場所: 東急世田谷線・世田谷駅を出て左へ、世田谷通りに向かって進むこと約50m(徒歩約1分)右手。「勉強王 酒の高橋」の赤ちょうちんが目印。
  • メモ: ボリュームたっぷりの刺身は単品が500円、三品盛りは600円。冬場の鍋物もおすすめらしい。瓶ビール(アサヒかサッポロの大瓶)550円、チューハイ類390円。キンミヤ一升瓶(キープ期間3ヶ月、3,360円)にウーロン茶、豆乳などの割り物(各170円)をもらって飲むこともできる。ホッピー(赤・黒)外は210円。

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上大岡でジンギスカン … 焼肉「大衆焼肉(たいしゅうやきにく)」(横浜・上大岡)

羊肉が食べたくなって思いついたのが野毛の「焼肉大衆」と大船の大衆焼肉「ジンギスカン」。これらのお店はルーツが同じで神奈川県内に何店舗かあるらしい。もっと近くのお店はないかなぁ、と調べてみたところ、上大岡(かみおおおか)にも「大衆焼肉上大岡駅前店」があることを発見! 今日はそこに行ってみることにしました。

野毛の店も大船の店も、共通しているのは知る人ぞ知るといった裏路地の中にあるところ。はじめて行く上大岡店は大丈夫か、とやや不安になりつつも調べた住所表記と地図をもとに大通り(鎌倉街道)沿いを歩いていると、やわらかい右カーブの先に歩道の上にまるでアーケードのようにかぶさったよしず(葦簀)の天井と、でかでかと「大衆焼肉・ジンギスカン焼」と書かれた電光看板。これはまたわかりやすいですねー。しかも大通り沿いだし!

入口引き戸を開けて店内に入ると右手が4人がけ×3、左手がつめれば6人がけ×2くらいのテーブル席。ちょうど今ひとグループが席をたったので1テーブルだけが空いている状態です。「いらっしゃいませ」と声をかけてくれる店のおねえさんに、人差し指を立てながら「ひとりです」と告げると「あちらにどうぞ」と店の奥を指し示してくれます。指された先を見てみると、なんと店の奥に3席分の小さなカウンター席があるではありませんか。カウンター席にはコンロが二つ埋め込まれていますので、ひとり客2組か、ひとり客+ふたり客といった組み合わせであれば対応できそうですね。今のところはカウンターに先客はいないので左側のコンロの前に座ります。

おしぼりを出してくれながら「ご注文は?」と聞いてくれるおねえさんに「ホッピー(300円)をお願いします。あとホルモン(250円)とジンギスカン(250円)ね」。「はい」と返事したおねえさん、伝票にちょいちょいと書き込んで「ホッピーひとつー! トン、ジンひとつずつーっ!」と注文を通します。この店でもやっぱりホルモン、ジンギスカンはトン、ジンなんですね。どちらも一人前250円というのがうれしいなぁ。

店はおにいさんひとりと、おねえさんふたりの合計3人で切り盛りしているようです。外見上はほとんど見分けがつきませんが、日本語がちょっとたどたどしい人もいるのは外国人のアルバイトなのかな。

さてと。なにしろ晩ご飯がわりでもあるので、肉だけじゃなくてなにか野菜も食べなきゃなぁ。目の前に置かれたメニューを確認します。大船の「ジンギスカン」にもあった野菜ミックス焼(なす、ニンジン、玉ねぎ、ピーマンの盛り合わせ。200円)がここにもありますねぇ。これにしようかな。……。おろっ。大衆のお新香(50円)なんてメニューがありますよ。説明書きには“キャベツ揉み”と書かれています。これにしましょう。ホッピーとトン、ジンを持ってきてくれたおねえさんに「おしんこもお願いします」と追加注文。すぐに出されたおしんこは丸皿にたっぷりと山盛り。千切りにしたキャベツを揉んで醤油をかけてあるんですね。シャクシャクといい食感です。

さぁ、ジンギスカンも焼けてきましたよぉ。ちょいとタレをつけていただく羊肉のやわらかいこと、うまいこと。ぜんぜん臭みがないのですが、これがラム(子羊肉)ではなくて、マトンのロースなんだそうです。今までに行った「大衆焼肉」系列のお店のジンギスカンもすべて同じ肉ですよねぇ。しかもすべて臭みがない。

「大衆焼肉」系列の店のことがかかれたサイト「がんばれ!!羊肉記」によれば、この系列のお店は大きく分けて「大衆焼肉」、「焼肉大衆」、そして「ジンギスカン」という三つの系統があるのだそうです。そうしてみると、ここ上大岡のお店は「大衆焼肉」系、野毛が「焼肉大衆」系、そして大船が「ジンギスカン」系と、今まで行った3店舗がそれぞれ別の系統に属しているんですね。いずれも『ジンギスカン(羊肉)が安い』という点においては共通です。勢力(?)が大きいのは、ここ上大岡店も属する「大衆焼肉」系だそうで、他の店と区別するため「横浜(ハマ)の大衆焼肉」という呼称を使うのも特徴。この店の看板やメニューにも「横浜(ハマ)の大衆焼肉」の表記がたくさん見られます。

そうこうしているうちにホルモン(白もつ)も“たぶん”焼きあがってきました。ホルモンはどこまで焼いたらできあがりなのかがわかりにくいんですよねぇ。ときどき食べてみながら、もつ焼き屋さんで食べるのと同じような食感になっているかどうか確かめるしかしかたがない。きっとこの一人前を焼き終える頃までには「なるほど。このくらいの焼き加減がちょうどいいんだ」というのがつかめるのでしょうが、この次に焼く機会にはまたすっかり忘れちゃってるに違いない。もつ焼き屋さんのように毎日焼いてるわけじゃないですからねぇ。

それにしてもホルモンにはホッピーがぴったりですねぇ。ここのホッピーは生樽ホッピー。生ビールと同じようにあらかじめ造られて樽につめられたものがサーバーからサワーグラスに注がれます。もちろん氷なし。決めこまやかな泡立ちは生ホッピーならではですね。

それぞれ一人前のトン、ジンを食べ終えたものの、まだちょっと羊肉を食べ足りない。ジンギスカン焼(250円)をもう一人前追加しますか。

系列によってはジンギスカン焼などの各焼き物をタレで焼くか、塩で焼くかが選べるようなのですが、この店ではジンギスカン焼はタレ焼のみ。タレ・塩が選べるのはこころ焼(ハツ焼、200円)、カシラ焼(コメカミ焼、300円)、タン焼(300円)の3種だけで、他はすべてタレ焼きのみです。「横浜(ハマ)の大衆焼肉」系列はみんなそうなのかもしれませんね。

飲み物は、飲み物メニュー上の目玉商品であるらしいウーロンハイ(200円)をいただいてみましょうね。なにしろレモンサワー、巨峰サワー、グレープフルーツサワー、梅干サワーや焼酎の水割りなどがそれぞれ290円であるのに対して、ウーロンハイのみが戦略価格の200円ですからね。「ウーロンハイをゴクゴク飲みながら、たっぷりと焼肉を楽しんでください」ということなんでしょう。ちなみに生ビール(スーパードライ中ジョッキ)は480円、瓶ビール(スーパードライ大瓶)は500円です。

背後(店の入口側)のテーブル席はグループ客ばかりなので次々に肉の注文が飛び交います。なにしろこころ焼(ハツ焼)、レバー焼(きも焼)の一人前200円シリーズからはじまって、ホルモン焼、ジンギスカン焼、こぶくろ焼の250円。ハラミ焼、カシラ焼(コメカミ焼)、タン焼の300円。カルビ焼、コプチャン焼(丸腸焼)の390円と続き、一番高くても上ミノ焼の400円ですからねぇ。いくらでもたのめるってもんです。

2人前のジンギスカン焼と1人前のホルモン焼をいただいてもう満腹なんですが、こうなるとモツ(内臓)系をちょっとつついて帰りたい。値段で見てももつ焼き2本分くらだからレバー焼(200円)をいっちゃいますかー。「すみません。レバー焼をひとつとホッピーください」。レバーにはやっぱりホッピー(300円)ですね。

レバー焼も食べると超満腹になっちゃうだろうからおしんこ(キャベツ揉み、50円)ももう一皿もらいましょう。キャベツは消化吸収を助け、消化不良によるむかつきも防いで くれるって言いますもんね。

レバーはタレにどっぷりと浸けこまれたタイプ。ものすごく新鮮なレバ刺しなどでよく見られる切り口の角度までビシッとわかるほどのエッジが立った状態ではありません。最近はよくエッジの立った豚レバーをいただく機会が多いので、こうやってしばらくタレに浸けこまれた牛レバーの味わいは逆になんだか新鮮味があります。

テーブル席のお客さんたちは仕上げにライス(200円)やクッパ(300円)をもらったりしてますが、すでに満腹以上でとてもそんな余力はありません。「どうもごちそうさま」。奥でおねえさんがレジを打ち込んでくれて、飲み物3杯(ホッピー2、ウーロンハイ1)、肉4人前(ジンギスカン2、ホルモン1、レバー1)、おしんこ2人前は合わせて1,850円でした。うー。満足満足。

店情報写真情報

《平成18(2006)年7月11日(火)の記録》

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店情報: 焼肉「大衆焼肉(たいしゅうやきにく)」(横浜・上大岡)

  • 店名: 「大衆焼肉上大岡駅前店」
  • 電話: 045-842-3145
  • 住所: 233-0002 神奈川県横浜市港南区上大岡西1-11-9
  • 営業: 16:30-23:00(22:30LO)
  • 場所: 京急・上大岡(かみおおおか)駅西口を出て右折。バス通り(鎌倉街道)に沿って150m(約2分)。通り沿い右手。歩道の上に張り出した電光看板があるのですぐわかる。
  • メモ: 「早い・安い・うまい」がうたい文句。昭和43(1968)年創業の「横浜(ハマ)の大衆焼肉」系のお店の1軒。カルビ焼390、ハラミ焼300、カシラ焼(コメカミ焼)300、ホルモン焼(大衆ならではの、白もつ焼)250、タン焼300、ジンギスカン焼(マトンロース焼)250、コプチャン焼(とろりとコクのある丸腸焼)390、上ミノ焼400、こころ焼(ハツ焼)200、レバー焼(きも焼)200、こぶくろ焼(肉厚で香り豊かな、昔通りの稀少物)250、こころ塩焼(ハツ塩焼)200、カシラ塩焼(コメカミ塩焼)300、タン塩焼300、野菜ミックス焼(なす、ニンジン、玉ねぎ、ピーマンの盛り合わせ)200、玉ねぎ焼100、にんにくホイル焼(ホイルごと網に乗せてお焼きください)150、ねぎ焼200など。生ビール(スーパードライ、中ジョッキ)480、瓶ビール(スーパードライ大瓶)500、ウーロンハイ200、レモンサワーなどサワー類各290、ホッピー生(生樽)300など。

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豪華3本立ての夕食会 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

「このところの悪天候で残念ながら予定していた関サバ(せきさば)が入りませんでした」。そんな店主(マスター)の言葉からはじまった第57回の夕食会。急きょ変更となったメイン食材は金目鯛、岩がき、活車えびの3本だてと豪華です。なにしろ相手が魚なので、今回のように大雨が続いたりすると漁がなくなったりしてしまうんですよねぇ。自然相手で、いたしかたないところです。

いつものとおり最初の1杯だけ生ビールをいただいて、すでにママさんが用意してくれている大皿のつまみをつっついているうちに、本日の参加予定者も続々と集合します。

まず出てきたのは大分産の活クルマエビの刺身、2尾分。しっかりと弾力の強い身はプリプリと甘くて、思わず日本酒(「越乃寒梅 特選・吟醸酒」)を取りに行ってしまいます。日本酒は店の奥の冷蔵庫で冷されていて、夕食会のときはどれをいただいてもいいのです。

クルマエビの頭は焼いて出してくれます。一番外のとんがった硬い殻をはずすと、フワッと湯気が立つエビミソ。カリカリと香ばしい前足の部分の食感ともあいまっていいつまみですねぇ。

定員いっぱいの今日のにぎわい。マイエプロン持参で店主を助けてくれているのは近所に住む酒場通・なおとんさんと、遠路鎌倉からいらしてくれたribbitさんの両名。そのなおとんさんからワインの差し入れもいただきました。しかも2本! そのワインは栓を抜いてしばらく置いておくこととして、まだまだ日本酒が続きます。

続く料理は岩ガキ。三陸産の大きな2個がひとりぶん。ツツツと酢橘(スダチ)を絞って、つるんといただきます。合わせるお酒は「土佐鶴」(純米酒)。

カウンター内の厨房ではあら煮の準備が進んでおり、キンメダイのカブトやタマゴ、肝などが次々に投入されていきます。

大皿から持ってきたのは鮎の塩焼き。今シーズン初の鮎じゃないかなぁ。7月に入って丸々と太っている鮎を頭からがぶり! 内臓のほろ苦さが日本酒とよく合うこと。

キンメダイのあら煮もできあがり、鍋ごとカウンター上のコンロに置かれます。まずは魚の子、内臓あたりを中心に器にとり、「麒麟山(純米吟醸辛口)」でいただきます。あら煮の中には豆腐やきしめんも入っているのがおもしろいですねぇ。

キンメダイの刺身も登場。ピンクの身がたっぷりのった脂で光って、見た目もものすごい。口に含めばまさにとろけんばかりです。

続いて出てきたのは車エビの天ぷら。アスパラの天ぷらなども添えられた豪華版の天ぷらを「司牡丹」(本醸造)でいただきます。

今日のご飯もできあがります。毎回変わるご飯もの。今日はホタテご飯です。帆立がたっぷりと入っていて、これがまたそのまま日本酒のつまみになってしまうのです。なおとんさんや金魚屋さんがカウンターの中に入って、このホタテご飯のおにぎりを作ってくれて、「一ノ蔵」(無鑑査)でいただきます。

今回もまた4時間を超える楽しい夕食会となったのでした。

店情報写真情報前回、関連記事:「黒ブタ.jp」)

《平成18(2006)年7月8日(土)の記録》

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なにがきっかけ? … 樽酒「路傍(ろぼう)」(中野)

恵比寿から中野に移動し、本日ラストは樽酒「路傍」です。昭和36(1961)年に、現在の主人のお母さんが創業したこの店は、現在は創業者の息子夫婦が切り盛りしており、すでに創業以来45年の老舗。店内に置かれた大きな樽酒と、カウンター上にずらりとならんだ食材が特長で、肴は基本的に注文を受けてから、その食材から作っていくのです。

金曜日とはいえ、すでに午後11時をまわった店内には先客はそれぞれ男性ひとり客がふたりしかおらず、J字にまわったカウンターの向こう側とこっち側に座っています。私もそのふたりの間、J字の頂点(字で見ると下の端あたり)、ちょうどカウンターの中に囲炉裏が切られたあたりに陣取って瓶ビール(キリンラガー中瓶)をいただきます。

お通しは厚揚げにキャラブキを添えたもの。こういう自然食風(精進料理風?)の肴が「路傍」の真骨頂ですよねぇ。

この店の店主夫婦は話題が豊富。その豊富な話題に引かれてここに通うお客さんたちもまた話題が豊富。店内はいつも楽しい話で満ちあふれているのです。

今日の話題のひとつは「最初にこの店に来たきっかけは」というもの。私の場合はこの店の常連さんのひとりで、「横濱カレーミュージアム」の名誉館長でもある小野員裕(おの・かずひろ)さんが共著者のひとりとして執筆された「立ち飲み屋」を見て来たのがきっかけでした。もちろんここ「路傍」は立ち飲み屋ではなくて普通に座って飲む居酒屋なのですが、件の図書の中で小野さんが“酒場の手本”と書かれているのをみて気になったのでした。

お客さんのひとりはインターネットを見ていらっしゃっるようになったのだそうです。店主によるとインターネットを見ていらっしゃった方、テレビを見ていらっしゃった方の中には、それとまったく同じような注文のされ方をされる人もいて、「あ。太田さんのテレビを見てきたな」とか「類さんのテレビを見たんだな」ということがすぐにわかるのだそうです。(笑)

わいわいと楽しく過ごすうちに12時も回りみなさん終電の時間がやってきます。私はこのすぐ近くなので、終電までにはまだ間があるのですが、他のお客さんたちに遅れること10分ほどでぼちぼちと腰を上げます。今日は話してばかりで飲みも食べも最初にいただいた1本と1品(←しかもお通しだし!)だけ。お勘定は千円ちょうどでした。ひぇーっ。この店の最安新記録だ。今度来たときはもっと飲み食いしますね。ごめんなさい。

店情報前回

《平成18(2006)年7月7日(金)の記録》

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後継ぎも育って … 立ち飲み「縄のれん(なわのれん)」(恵比寿)

恵比寿の2軒目はこれまたしばらくぶりの「縄のれん」です。前回来たのが平成15(2003)年のことですから、実に3年ぶりです。金曜、午後10時前の店内はすでにお客さんも減りはじめており、左手の立ち飲みテーブルはグループ客でごった返しているものの、右手の立ち飲みカウンターは比較的空いた状態。特にL字カウンター長辺手前側の、ちょうど焼き台の前あたりはぽっかりと空いている。

そのぽっかりと空いた場所に立ち、まずは「縄のれん」名物のハイボールです。ハイボールが370円に値上げされているところも3年の年月を感じさせますが、もっと隔世の感があるのが目の前の焼き台に若い次男坊がどっかりと構えて焼きを担当していること。前回来たときは手伝い始めたばかりでオドオドとした感じだったのですが、いまやしっかりとした若主人ぶりです。

ハイボールを作ってくれるのはあいかわらずお元気そうなおかみさん。そのハイボールをひと口飲みながらオヤジさんはどこへいったと目で探してみると、カウンターの奥のほうで常連さんたちとニコニコ談笑しています。うーむ。当時はギロリとにらまれると本当に恐かったものですが、いまやトレードマークの白髭もこぎれいに剃ってまったくもって好々爺(こうこうや)といった風情です。しっかりとした後継ぎができたお店の安心感を感じさせますねぇ。

ちょうど目の前のおにいさんの手があいたようなので焼き物を注文します。「ハツ下、牛ハラミ、あとミノをお願いします」とたのむと、おにいさんは「1本ずつ?」と人差し指を立てながら本数を確認。「えぇ。1本ずつで!」。この店は塩・タレなどの味を指定しないのも特徴のひとつ。もしかすると味指定している方もいらっしゃるのかもしれませんが、私自身はしたことがありません。以前は1本130円からだったもつ焼きも、現在は1本150円からと、これまた少し値上げしているようです。

焼き台がU字チューブがずらりと並んだような電熱式のものであるのは以前のまま。その焼き台に先ほど注文した品々が並びます。炭火の焼き台、ガスの焼き台、電熱の焼き台のそれぞれに長所・短所はあるんでしょうが、電熱の焼き台の長所は余分な香りがつかないことと、火力が安定していることと、そしてネタの多少に応じてすぐに火力の範囲を調整できることでしょう。私が注文した3本だけが焼き台に並んでいるときは、一番端っこのエリアのU字チューブだけが真っ赤になっていたのですが、その後、立ち飲みテーブルのお客さんから10本近くの追加注文が入ったので半分以上のU字チューブにも電気が通されたようです。こういう調整が簡単にできるみたいですね。

まず焼きあがってきたのはハツ下です。ハツ下はハツモトとかハツシタと呼び、牛の大動脈(正式には下行大動脈)なのだそうです。簡単に言えば太い血管ですね。その血管を広げて短冊状に下ごしらえし、串に刺して焼いたもの。コリコリとした食感はこれにかなうものがありません。

コリコリ感といえばミノもそうなんですが、ハツ下が最初からコリコリとした食感なのに対して、ミノのほうは最初はクニュクニュっとした食感ながらグゥーッと噛みしめていくと徐々に歯ごたえが強くなり、最後に肉がちぎれる瞬間にコリっとした感じになるというすぐれもの。強い弾力+コリコリ感といったところでしょうか。ミノは四つある牛の胃袋のうち、一番入口に近い第1胃袋です。

牛ハラミは横隔膜だけに、内臓肉の中ではもっとも普通の肉に近い食感です。この店の名物のひとつステーキもこの牛ハラミを大きなかたまり(とはいえ横隔膜だけに厚みはせいぜい2センチほど)のまま焼いたもの。先ほど立ち飲みテーブルからステーキの注文が入り、カウンター奥のほうで談笑していたオヤジさんがこちらにやってきたところ。何枚かのステーキ用の牛ハラミを取り出して「どれにする? これか? それともこれ?」と、クルクルと巻いた牛ハラミを広げながらお客さんと肉選び。それを見ていたとなりの男性ひとり客も「オレもステーキもらおうかなぁ。どれがいい?」とオヤジさんに逆質問。オヤジさんは「ひとりならこれくらいか?」と小さ目の牛ハラミを取り出して客に見せます。なるほど。ひとりでも注文できるんですね。ステーキはグループ用かと思ってこれまで注文したことがありませんでした。

ハイボールをおかわりし、焼き物の追加はシロとカシラです。「シロはタレでいいですか?」とおにいさん。「はい。タレでお願いします」。見ればタレ用の壺が2種類あって、たっぷりと入ったタレはどうやら違うもののようです。焼き物によって使い分けてるんでしょうね。シロはそのうち向かって左側の壺のタレで仕上げられます。このタレが醤油ダレに近い感じで、甘味がほとんどなくピシッと辛口です。これがハイボールによく合うのにびっくり。

塩焼のカシラでしめてごちそうさま。ハイボール2杯ともつ焼き5本。1時間弱の滞在は1,860円でした。

店情報前回

《平成18(2006)年7月7日(金)の記録》

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店情報: 立ち飲み「縄のれん(なわのれん)」(恵比寿)

  • 店名: 立ち飲み・もつ焼き「縄のれん」(なわのれん)
  • 電話: 03-3496-2919
  • 住所: 150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-8-4
  • 営業: 18:00-22:00、土日祝休
  • 場所: JR恵比寿駅西口を出て駒沢通りを渡り、東京三菱銀行の裏。JR恵比寿駅から徒歩1~2分程度。
  • メモ: もつ焼き(150円より)、刺身(肉や内臓の刺身、早い時間しかない)、ステーキ(時価)、お新香(丸1本のキュウリ)、ハイボール(370円、この店の主力飲物)、ビール(大瓶)、日本酒。夫婦とその息子の3人で営業している。
  • HTML版(2003年以前): (03.10.20)(02.12.13)(01.04.12)(01.03.08)(00.10.27)(00.10.19)(00.06.20)(99.12.16)

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お通し3品 … 酒寮「さいき」(恵比寿)

久しぶりの恵比寿。久しぶりの「さいき」です。「お帰りなさーい!」と迎えられた「さいき」の店内は、金曜日の夜らしく左手のカウンター席も、右手のテーブル席もお客さんがいっぱいです。「ひとりです」と告げると、店主のクニさんが「じゃ、ここをちょっとつめてもらっていいかな」とカウンターのお客さんたちにお願いしてくれて、カウンター長辺中央部にひとり分の空席ができました。

何人かいる店のおねえさんのひとりがカバンと上着をあずかってくれて、カウンターに着くと目の前の別のおねえさんがよく冷えたおしぼりを渡してくれながら「お飲み物は?」と聞いてくれます。こうやって何人かの若いおねえさんたちがかいがいしく働いているのも「さいき」の特徴のひとつ。個々人のおねえさんは1~数年ごとに入れ替わっているようなのですが、いつもなぜかかわいらしくて、なんとなく(いい意味で)古風な感じがする女の子が入るのがすばらしいですねぇ。

「それじゃ、瓶ビールをお願いします。サッポロで」。瓶ビールはアサヒとサッポロが選べるのですが、なにしろここは恵比寿なのでサッポロにした次第です。

最近の「さいき」はお通しが3品出てきて1,300円というスタイルをとっているらしく、今日もまず小鉢に盛られた冷やっこと、同じく小鉢に盛られた芋サラダの2品がまず出てきました。「もう一品はカツオの刺身ですが、ニンニクをお付けしますか?」とおねえさん。「はい。お願いします」。なにしろ金曜日ですからね。ニンニクも心置きなく楽しめます。(家族には嫌われるかもしれませんが…。)

冷やっこは柚子の風味もよく効いていて、とても涼やか。芋サラダはいわゆるポテトサラダではなくて、千切りにしたポテトに輪切りのキュウリ、いちょう切りのニンジンとハムを和えた一品。シャキシャキとしたポテトの食感もよくて、となりの女性客など「このサラダのおかわりはできないの?」と確認しているほどです。夏の魚、カツオもまた7月に入ってより味が濃くなってきた感じがしますねぇ。私は初ガツオよりは秋口の戻りガツオのほうが好きなので、この時期のカツオ刺身もうれしいのです。

ビール(サッポロ黒ラベル大瓶)のおかわりをお願いして、串カツ(450円)をたのんだところ今日はすでに売り切れとのこと。それじゃと次にたのんだのが砂肝唐揚げ(650円)です。ここのは唐揚げにした砂肝を、たっぷりの大根おろしで和えるタイプ。あっさりとした口当たりの中に、コリコリとした砂肝の食感も感じられて、ビールにも合うけれど、日本酒にもまた合う感じ。

1時間半ほどゆっくりと過ごし、お勘定をお願いすると「35円です」とのこと。お勘定を100分の1でいうこの言い方も、この店ならではですね。3,500円支払って「ありがとうございました。いってらっしゃーい!」の声に見送られながら店を後にしたのでした。

店情報前回

《平成18(2006)年7月7日(金)の記録》

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じっくりから揚げ … ひな鳥から揚「とよ田(とよだ)」(自由が丘)

じっくりと「とよ田」のから揚げと対峙してみようと思いたって自由が丘です。仕事終わりがちょっと遅かったので、店に着いたのは午後8時半。ひとりならすぐに入れるかと思いきや、「とよ田」はそう甘くはなかったですねぇ。「しばらく外でお待ちください」。いつものような携帯電話連絡待ちではないものの、店の外で待つこと約10分。やっと店内に入れました。なにしろ携帯電話待ちのお客さんが多いですからねぇ。店の外に行列がないからといってすぐに入れるとは限らないのです。

店内はL字のカウンターに10人(長辺7人、短辺3人)、小上がりに6人掛け(長辺にそれぞれ二人ずつ、短辺にひとりずつで都合6人)の座卓がひとつ。「こちらに入ってください」と案内されたのは、その小上がりの座卓です。先客はカップルひと組に男性ひとり客ひとり。この3人がちょうど座卓の入り口側半分に座っています。私が奥側半分の一角に腰をおろすと、携帯電話で空席ができたことを告げられたカップルひと組もやってきて、これで座卓も満席。カウンター10席ももちろん満席なので、店全体として16人のフルキャパシティです。

「飲み物は?」と聞いてくれるおねえさんに、いつものように「瓶ビールをお願いします」と注文すると、すぐにアサヒスーパードライ中瓶とグラスが出されます。ほぼ同時に入ったカップルも瓶ビールを注文したところ「アサヒスーパードライと、サントリーモルツのどちらにしましょうか?」とおねえさん。そうかぁ。一番最初にここに来たとき、同じようにたずねられて、そのときに「じゃ、アサヒをお願いします」と答えて以来、ずっとスーパードライを出し続けてもらっているので気がつきませんでしたが、この店のビールは2銘柄あったんですね。そのことを忘れている私も私ですが、2銘柄あることも気づかせず、1度言った銘柄をずっと覚えてくれてるお店の側もすばらしいなぁ。

おねえさんはさらに「どうしましょう?」とたずねてくれます。これは料理をどうするかってことですね。「コースでお願いします。あと古漬けもね」と注文すると、「ごめんなさい。今日は浅漬けしかないんですよ」とおねえさん。「じゃ、浅漬けで」。同席のカップルも同じようにコースを2人前とお新香を注文。ひとり1コースずつというのがこの店の基本的な注文の仕方のようです。

ビールを飲みながらしばらくすごしたとこへお通しの玉ねぎのポン酢醤油漬けが出されます。いつもいっぱいの店内は若主人(この人が2代目らしい)とそのおかあさん(先代の奥さん)、若主人の妹さんという家族経営の3人で切り盛り中。若主人はカウンター内の揚げ台のところにいて鶏の下ごしらえと揚げに専念してますので、それ以外、たとえば料理や飲み物を運んだり、お通しや最後のスープを作って出したり、お客が帰った後の後片付けや順番待ちの人への連絡などは母娘のふたりでこなします。

すでに何度か書いていますので、今さらながらの話ではありますが、ここのから揚げは砂肝以外は注文を受けてから1羽の鶏(頭、足や内臓などを取り除くところまでの処理は終わっているもの)をさばいて下ごしらえするところからはじまります。1羽を左右半分に割って、さらにそれを上半身、下半身に分ける。この上半身側が手羽肉から揚げに、下半身側がもも肉から揚げに仕上がっていくのです。特に手羽肉から揚げのほうは、手羽肉と言いつつも胸肉などの部分も含みますので身が大きい。全体に満遍なく火がとおり、かつ食べるときにばらしやすいように肉に数箇所の包丁が入れられているほか、関節のあたりも取りやすく処理されているようです。

それでも大きな肉ですから全体に火を通すのは時間を要する作業。若主人は鶏肉を揚げている中華鍋の中に大きな箸を入れて、揚げている途中の肉を回したり、わきの下(なのか?)の部分を広げて火の通りをよくしたりと、じっとしてる時間なんてまるでありません。ときどき横に置いたジョッキの生ビールを、水代わりのように口に含む程度。どんなに大量に注文が入っていても、あわてず騒がずじっくりと「とよ田」のから揚げに仕上げていくのです。

手元にはお新香(キュウリの浅漬)が届きます。浅漬とはいえしっかりと糠の味がするりっぱなもの。醤油はかけず、七味唐辛子だけをちょちょいと振っていただきます。

しかし、この席(小上がりのテーブル席の奥側)から見ると、若主人が揚げてる様子がよく見えますねぇ。揚げ用の中華鍋は二つ並んでいますが、実際に揚げるときはそのうちのひとつを使っているようです。揚げ油も惜しげもなくどんどん替えながら揚げるからカラリと仕上がるんですね。

そうやって観察しているうちに手羽肉が三つ揚げあがり待ちわびているお客さんのもとへと届けられます。若主人は下ごしらえを終えてたっぷりとストックしてある生の砂肝をジャーレン(炸鏈)に入れて、そのジャーレンのままジュワァーッと揚げ鍋へ。もしかすると自分の分もこの中に含まれてるのかな。久しぶりの「とよ田」のから揚げに、ますます期待が高まる瞬間です。

予想どおり揚げあがった砂肝のから揚げのうち、1人前は私の席へやってきました。これこれ。このきれいな褐色に仕上がって、表面にさっき振りかけたばかりの塩の粒がキラキラと見えるのが「とよ田」の砂肝ですよねぇ。ほかにも砂肝の唐揚げを出すお店は多いけど、ここの砂肝のから揚げほどうまいのにはお目にかかったことがない。なにしろ揚げ物のくせにちっとも油っぽくないですからねぇ。熱々の間にあわてて数切れをいただいて、ビールをググーッと飲み干します。

ビールのおかわりをもらって、砂肝にはもうちょっと塩を振ってみたり、七味唐辛子をつけたり、そしてまた最近はまっている食べ方で、お通しで出された玉ねぎポン酢醤油にちょいと浸したりと、いろんな味わいを楽しみます。

続いて出てきたのはもも肉から揚げ。先ほども書いたとおり、もも肉から揚げというのは、もも肉の部分も含む鶏の下半身の部分を揚げたもの。したがってもも肉と腰まわり(鶏の腰って??)の肉が含まれていて、揚げ終わってからもも肉の付け根の骨のところでざっくりと二つにカットして出してくれます。

ここのから揚げは、肉に衣や下味などをつけることなく、油で素揚げして、できあがりにパラパラっと塩を振って味をつけるスタイル。いわゆる唐揚粉のようなものをいっさい使っていないのです。したがって言ってみればいっさいごまかしようがなくて、鶏肉と油と塩の織りなす味わいだけで勝負ということになります。

鶏肉の内部までじっくりと火が通った、ステーキで言えばウェルダン状態。表面はカリカリと香ばしく、内部の骨も大きな骨以外はすべてバリバリと食べてしまえるほどなのです。その分、肉の部分は肉汁たっぷりのジューシーというところは通り越して、しっかりよく焼き状態になってますが、これはこれで私は好みです。添えられたくし形切りのレモンをちょっと絞りかけて、七味唐辛子も振っていただくのがいいんですよねぇ。

もも肉から揚げを完食し、3本目となるビールをおかわりしたところで手羽肉から揚げの登場です。前のカップルのところにもほぼ同じタイミングで手羽肉が届けられ、「どうやって食べるんですか?」と質問するカップルに、店のおねえさん(若主人の妹さん)が「ここからこうやって割って」と胸肉とあばら骨の間に入れられた下ごしらえで入れられた切り目にそってざっくりと肉と骨とを分断しながら「骨の部分から食べてみてくださいね」と教えてくれます。そう。このあばら骨のところがバリバリと全部食べられちゃうんですよねぇ。私も同じように割って、骨の部分からいただきます。

この店は常連さんのひとり客も多くて、のんびりゆったりと鶏のから揚げと対峙している。ただ、いつも満席のお客さんに若主人ひとりで揚げ物を作らないといけないので、待ち時間がけっこうあることは覚悟しておく必要があります。ふたり以上ならいろいろと話したりしながら待てるのですが、ひとりだとチビチビと飲み物を飲んだりしながら静かに待ってないとダメですからね。ひとり客主体の大衆酒場であれば店内にテレビやラジオなどがあって、ひとり客でも間が持てる工夫がされているのですが、ここは鶏料理屋さんなのでテレビもラジオもありません。大衆酒場でひとり飲みに慣れてる人でも、ここでひとりで飲むと(から揚げが出てくるまでを待つ間は)ちょっと手持ちぶさたになるかもしれません。でも、さっきも書きましたとおり基本的にひとり客は多いお店ですから、ひとりで入っても浮くことは決してありません。

手羽肉から揚げも食べ終わり、最後は〆の鶏スープです。鶏の下ごしらえをしたときに切り落とした部分(例えば首のところなど)を全部使って、おかみさん(若主人のお母さん)に「捨てるところはひとつもないのよ」と言わしめる鶏スープは、鶏の旨味が凝縮された黄金のスープです。これも味付けは塩だけ。それで十分なのです。

前のカップルが「お茶をいただけますか」とたのんだところ、「すみません。お茶は用意していないんです。先ほどお出しした鶏スープがお茶代わりなんですよ」とおねえさん。なるほど。やっぱりこの鶏スープは、この店の鶏料理を堪能した人だけに提供されるサービス(価格0円)の品だったんですね。

1時間半の滞在。ひと通りのコースにお新香をもらって、ビールが3本。しめて4,200円でした。うーむ。まだまだ個人的な予想価格は当たってるなぁ。(笑)

どうもごちそうさま。揚げ台の若主人の笑顔にも見送られながら店を後にしたのでした。

店情報前回

《平成18(2006)年7月6日(木)の記録》

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座って飲める立呑屋 … 大衆酒場「一番(いちばん)」(横浜・西谷)

iiさん、sgrさんと3人で巡る相鉄線沿線ツアー。3軒目(私以外の人は4軒目)は瀬谷(せや)から上り電車に乗って横浜方面へ5駅。着いたのは西谷(にしや)です。

駅を降りて、「本当にこの先に酒場があるの?」というような住宅街を抜けていくと左手角に「立呑酒場 (株)ニューボンボン店」(045-373-7221、横浜市保土ケ谷区西谷町1066 )という立ち飲み屋が出てきた。iiさんが店内に入っていくものの、すぐに出てきて「今日はもう終わりなんだって」とのこと。「でも1回、中をのぞいて見ておいたほうがいいですよ」というおすすめにしたがって、ちょっとの間をとってからまるで別のひとり客のようなそぶりで入口を開けて店に入ってみた。表面がステンレスの大きなコの字型カウンターは、そろそろ引き上げるかという風情のお客さんが二人ほどおり、店は女将さんひとりで切り盛りしている模様。その女将さんから「今日はもう終わりました」と声がかかり、見学タイムもここまで。なかなか良さげな雰囲気ですよぉ。(笑)

もう一度駅まで戻り、駅の入口を通り過ぎた先、左手に「立呑み酒場 一番」と書かれたお店が出てきます。「立ち飲みと書いてるけど、実際は座って飲めるんですよ」とiiさん。うーむ。守備範囲が広いなぁ。まさにiiさんが通勤されてる沿線で知らぬ店はないといった勢いです。

「こんばんは。3人です」と入ると、午後10時の店内は、奥行き方向に長いコの字カウンター(“コ”の右側が入口)には男性のひとり客と、女性のひとり客がひとりずつ、コの字の入口に近いところと、右側の辺に座っており、我われ3人は左側の辺の中央部に座ります。

「ホッピー(380円)をみっつね!」 なんとこの店には大きな氷入りながらホッピーがあるのです。

料理です。iiさんが「コロッケと…」と注文をはじめると、店のおかあさんが「コロッケはみっつにしようか?」とたずねてきます。「いや、コロッケはひとつで、あとチクワ天とポテトね」と注文を続けるiiさん。

まず出てきたのは「ちくわ天ぷら」(350円)。ちょっと厚めの衣が付いたチクワ天は4切れ、チクワ2本分です。衣がホンワリと甘いのがいいですねぇ。私の好みです。「うまーい!」と喜んで食べてたら、「この時間に食べると何でもうまく感じるんですよ」とiiさん。うーむ。さすが横浜(ハマ)の酒場通ですなぁ。おっしゃるとおり、お酒を飲んでると夜がふけるに連れ食欲がこれ増してくるんですよねぇ。

「コロッケ」(350円)は一人前2個入り。そうか。注文したときにおかあさんが「みっつにしようか?」と言ってたのは、1人前だとコロッケが2個なんで、それを我われの人数に合わせて3個にしようかと聞いてくれてたんですねと確認すると、「そうなのよ」とおかあさんもニッコリ。いやいやお気遣いありがとうございます。

そして「フレンチフライポテト」(350円)。なんとこれはこの店でジャガイモから下ごしらえして作ったもののようで、ジャガイモの味わいや食感がしっかりしています。ファストフード店でよく出てくるような内部がフワっとした感じのフライドポテトもおいしいのですが、こうやってしっかりした食感のポテトを食べるとまた新鮮味を感じますね。

ナカ(ホッピーの焼酎だけのおかわり)となる焼酎(350円)を1杯だけもらい、3人で分けあって2杯目のホッピーを作ります。そのホッピーを飲み終わるころには時間もそろそろ11時近く。さぁ、そろそろ引き上げますか。

1時間の滞在は3人で2,540円。ひとり850円ずつのお勘定でした。

相鉄線で横浜駅まで帰り、「相鉄沿線も奥が深い! またぜひよろしくお願いします」とiiさんにお願いしつつ、各自の路線に別れて帰宅したのでした。

【番外編】 帰りの車内にて

夜の電車は争いが多い。今日の戦いは酔っ払いのおっちゃんたち二人の熾烈な戦い。ひとりは酔って車内で爆睡しており、もうひとりはその横で迷惑そうに座ってる。なぜ迷惑そうかというと、となりの爆睡男が完全にそのおっちゃんに寄っかかってるからである。

たまりかねたおっちゃんは「ゴホゴホ」と肩をゆすりながら大きな咳払いなどをするわけだが、となりの酔っ払い男はほんの十秒程度はちゃんとするものの、またすぐ寄っかかり状態に戻ってしまう。そうするととなりのおっちゃんもまた「ゴホゴホ」と身体を揺すりながら咳払いをするわけである。

果てしなく続くこの戦い。一見おっちゃんが迷惑を被っているように見えるが、実は爆睡男が迷惑をかけているのはおっちゃんひとりに対してだけ。それに引き換え、定期的に大きな咳払いをするおっちゃんは、疲れて眠りながら帰宅している多くのサラリーマンを覚醒させてしまうという大迷惑なのであった。

店情報写真情報 (関連記事:「The State of Things」)

《平成18(2006)年7月4日(火)の記録》

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店情報: 大衆酒場「一番(いちばん)」(横浜・西谷)

  • 店名: 大衆酒場「一番」(いちばん)
  • 電話: 045-371-8687
  • 住所: 240-0052 神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷町1101
  • 営業: (未調査)
  • 場所: 相鉄線・西谷(にしや)駅南口の階段を下りてそのまま40mほど直進した先、左手。徒歩1分もかからない。
  • メモ: ホッピー(380円)、ビール大瓶(600円)、梅酒(400円)、清酒(びん、400円)、清酒(コップ、300円)、水割り(350円)、ウーロン割り(380円)、レモンサワー(380円)、梅サワー(380円)、メロンフィズ(380円)、コーラ(350円)、ジュース(350円)、いわしフライ(450円)、あじフライ(450円)、ちくわ天ぷら(350円)、いわし天ぷら(400円)、もろきゅう(350円)、ところてん(350円)、焼おにぎり(350円)、えんどう豆(350円)、おしんこ(350円)、トマト(350円)、やっこ(350円)、枝豆(350円)、コロッケ(350円)、フレンチフライポテト(350円)、ぎょうざ(400円)、焼きそば(550円)

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生ビールを1杯ずつ … バー「ワイルドジャイブ(Wild Gybe)」(横浜・瀬谷)

横浜(ハマ)の酒場通・iiさん、「The State of Things」のsgrさんと3人で巡る相鉄線沿線ツアー。本日の2軒目(私以外の人は3軒目)は、横浜方面に向かう上り電車に乗るかと思いきや、下り電車に乗り込んで、私以外のおふたりは本日2度目となる瀬谷(せや)です。

駅前の商店街を歩くこと約1分。「ここ、ここ」と言いながらiiさんが入ったのはなんともオーセンティックなバー。暗~いキャビン(船室)の雰囲気は、石川町の老舗バー「ウインドジャマー(Windjammer)」に通じるものがありますね。

カウンターの奥の端っこに腰をおろし「1杯だけ飲ませてね」と親しげにマスターと話すiiさん。そのiiさんはエビス生ビール(730円)を、sgrさんと私はギネス生(730円)(←1パイントなら1,050円)をもらって乾杯です。

ギネス生は泡を5ミリくらいに薄~く注いでくれるのがうれしいですね。まさに英国風です。あ。念のために付け加えておきますと、iiさんの注文したエビス生ビールのほうは普通の生ビール風の泡ですからね。ドラフトギネスだけが本場風に薄い泡なのでした。

マスターの新川さんも、さすがに地元・瀬谷の町にも詳しくて、iiさんたちが1軒目として行ってきたばかりの「鳥正」の話や、壁に貼ってある新川さんの愛車・ロータス7の話などで盛り上がります。

談笑すること約30分。まさに1杯だけ飲ませてもらって、お勘定は当然のごとくひとり730円ずつ(ビール代のみ)でした。チャージもサービス料も要らないお店というのはうれしいし、ちょいと寄りやすいですね。どうもごちそうさま。

店情報写真情報 (関連記事:「The State of Things」)

《平成18(2006)年7月4日(火)の記録》

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店情報: バー「ワイルドジャイブ(Wild Gybe)」(横浜・瀬谷)

  • 店名: カクテルラウンジ「Wild Gybe」(ワイルド・ジャイブ)
  • 電話: 045-301-9343
  • 住所: 246-0031 神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4-8-13-106
  • 営業: 19:00-(最後の客が帰るまで!?)、日休
  • 場所: 相鉄線・瀬谷(せや)駅南口を出て、ミスタードーナッツと交番の間の“いちょう通り商店街”を100mほど進んだ右手。駅から徒歩約1分ほど。
  • メモ: まるでヨットのキャビンのような薄暗い店内には、やわらかくジャズが流れている。キャプテン(店主)の新川さんは、石川町の老舗バー「ウインドジャマー(Windjammer)」で働いたあと、独立してこの店を出したのだそうで、似たようなコンセプトを感じさせる。テーブルチャージ、サービス料等は無し。ビール、ウイスキー、スピリッツ等730円~。カクテルは840円~。料理は1,050円くらいから各種。フランスパンのガーリックトーストは840円。メニューの詳細も載った公式サイトあり。

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知る人ぞ知る … 焼き鳥「かえり道(かえりみち)」(横浜・三ツ境)

横浜(ハマ)の酒場通・伊東さん改めiiさん(←最近は本名よりもこちらの呼称のほうが知名度が高いようなので!)と「The State of Things」のsgrさんが相鉄線(そうてつせん)沿線で飲んでいるという情報をいただき、仕事終了後に合流です。

「横浜駅に到着しました。相鉄線に乗り換えます」とメールすると「三ツ境に向かってください」というiiさんの返事が返ってきます。横浜から三ツ境までは相鉄本線急行で3駅、約16分の行程。まだ帰宅時間が続いている午後7時半過ぎの車内はギュウギュウというほどじゃないものの満員です。この沿線も住宅街が多いですからねぇ。

はじめて降りた三ツ境の駅。ふーむ。この駅名、“みつきょう”と読むんだったんですね。どうりで変換しても出なかったはずだ。今度はスパッと漢字変換して「三ツ境に着きました」とメール。すぐにiiさんから電話がかかってきて「改札口を出ると右手にたこ焼き屋さんがありますから、その先の階段を下りてください」とのこと。階段を下りるとiiさんが待っててくれました。そこからちょっと右方向に行って、左手の路地を入った先にポツンと1軒のやきとり屋。ここが目的の「かえり道」です。

「かえり道」は立ち飲みの焼き鳥屋さんなのですが、店内はちょっと説明するのがむずかしいつくり。まず“コ”の字の形をしたカウンターの左側と上側に入口があります。基本的には“コ”の字の側にお客さんが並ぶという、通常とは逆の“コ”の字カウンターなのですが、“コ”の上側の辺だけ両側にお客さんが立てるようになっています。とはいうもののそれぞれの辺に立てるのは多くて4~5人。カウンター全体でも14~5人立てるかどうかといったところ。さらに“コ”の字の内側にひとつだけ立ち飲みテーブルがあり、ここにも4~6人立てそうです。いずれにしてもとても小さなお店なので、カウンターの長さから割り出した人数ほどは入れないのではないかと思います。

iiさんとsgrさんは“コ”の字の上の辺のところで飲んでいたのですが、私が合流した3人になったのをきっかけに、3人で空いていた立ち飲みテーブルのほうに移動します。

おふたりは2杯目の酎ハイ(350円)に突入したところ。私はこれから飲みはじめなのでまずは小瓶のビールからいただきましょうか。小瓶のビールはアサヒスーパードライで410円。まずは最初の1杯をググゥ~ッと飲み干します。(ちなみに大瓶は530円なので、ちょっとコストパフォーマンスが悪かったかな。)

食べ物はやきとり4本ずつときんぴら(210円)が一人前。このきんぴらがおもしろくて、ぶつ切りにしただけのゴボウと、そのゴボウの太さと長さにあわせて拍子木に切ったニンジンをたっぷりの唐辛子でピリカラに仕上げてあるのです。野菜が太いので歯応えもいいですね。「やきとりは同じ物をもうひとり分追加しますね」とiiさんが追加注文してくれました。

おふたりは本日の1軒目として、ここから1駅先になる瀬谷(せや)の「鳥正(とりしょう)」(045-301-2941、横浜市瀬谷区中央1-1 )という、元が肉屋さんという立ち飲み屋さんで3冷ホッピーに、常連のiiさんスペシャルバージョンのナンコツネギポン酢などをいただき、2軒目として先ほどこちらの店に移動して来られたのだそうです。

そんな話をしているうちに追加注文した4本のやきとりもできあがってきました。タン、カシラ、シロ、ネギを塩で1本ずつというのがその構成。おふたりはシロとネギはタレでいただいたそうです。

この店のやきとりは塩・タレが選べて、かしら、しろ、レバ、ハツ、ネギ、ピーマンの6種類がそれぞれ1本80円。タン、ぎんなん、にんにくの3種類がそれぞれ1本100円という価格設定。もつ系の中ではタンだけがやや高め(といっても1本100円)なのですが、でてきたタンを見て納得です。ひと串に4切れ刺されたタンは、ぶつ切りといっていい大きさの立方体に近い形状のもの。これで100円というのはむしろ安いっ!

ちょうどビールも飲み終えて、ここで私も酎ハイ(350円)に切り替えます。

店内はまさに地元の常連さんたちばかりのようで老若男女入り混じって楽しんでいます。女性同士のふたり連れや、若いカップルなどもいますが、ほぼひとり客かな。3人連れのグループは我われだけです。店はおじさんふたりで切り盛り。無口で一所懸命といった感じが漂っています。

追加でもらったつまみはおしんこ(260円)と肉じゃが(290円)。おしんこはキュウリとカブ。ザクッザクッと大きく切られたキュウリがいいですねぇ。肉じゃがはジャガイモは煮崩れてないものの、汁は何日も煮込んであるかのような深い味わいです。

約1時間の立ち飲みタイムは3人で4,600円ほど(ひとりあたり1,500円強)でした。

店情報写真情報 (関連記事:「The State of Things」)

《平成18(2006)年7月4日(火)の記録》

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店情報: 焼き鳥「かえり道(かえりみち)」(横浜・三ツ境)

  • 店名: 立ち飲み・やきとり「かえり道」
  • 電話: (不明)
  • 住所: 246-0022 神奈川県横浜市瀬谷区三ツ境... (たぶん→
  • 営業: (不明)
  • 場所: 相鉄線・三ツ境(みつきょう)駅の改札を出て、右手のたこ焼き屋(築地銀だこ)の先の階段を下り、横断歩道を道路の向かい側へ渡って右折。次の角を左の路地に入った少し先、右手。
  • メモ: やきとりは塩・タレが選べて、かしら、しろ、レバ、ハツ、ネギ、ピーマンの6種類がそれぞれ1本80円。タン、ぎんなん、にんにくの3種類がそれぞれ1本100円。やきとり以外のメニューはしらすおろし(210円)、なめこおろし(210円)、きんぴら(210円)、冷奴(210円)、ホカホカ豆腐(240円)、おしんこ(260円)、肉じゃが(290円)、さといも煮つけ(290円)、えだまめ(290円)。飲み物は日本酒(「笹」1合、310円)、キリンビール大(530円)、小(410円)。生ビール大(680円)、中(520円)。酎ハイ(350円)、レモンハイ(400円)、ライムハイ(400円)、うめハイ(400円)、健康サワー(400円)。

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開店おめでとう! … 立ち飲み「じぃえんとるまん杉田店」(横浜・杉田)

上大岡の人気立ち飲み店「じぃえんとるまん」が初めてフランチャイズ展開した店が杉田に誕生したということで、開店日の今日、さっそく出かけてみました。開店日の今日は1,000円で飲み放題ということだったので、もしかするとお客さんでいっぱいかなとちょっと心配していたのですが、午後6時半の店内は7割程度といった込み具合。

真新しい縄のれんをくぐって入った店内は上大岡店よりはかなり小ぶりで、右側に厨房のところに6~7人ほど立てるカウンター、そして左側の壁に作りつけられた立ち飲みカウンターが、奥でL字に曲がって店の左手奥にある小空間につながっています。正面奥に食券の自動販売機があるところを見ると、上大岡とは違ってこちらは食券制になるみたいですね。

左手奥のカウンターに立ったところで店のオヤジさんがやってきて「今日は1,000円で飲み放題だけの営業になってますがいいでしょうか?」と確認が入ります。「あ。いいですよ。お願いします」と千円札を渡し、まずは生ビールをいただくことにしました。「はいはい。すぐに料理のセットもお出ししますからね」とオヤジさん。厨房の中ではそろいTシャツを着たおにいさん、おねえさんが3~4人ほど働いており、それとは別にフロア側でもオヤジさん(なんとなくこの人が店主のようです)や何人かの関係者の人が手伝っています。

料理は決められた3点セットが出されるようで、厨房の中で次々に用意されていて、飲み物とともにすぐに準備されます。

1品目は地鶏の塩焼きとポテトサラダ。この地鶏がきっと三浦地鶏なんでしょうね。本番営業のときには「三浦地鶏塩焼き」(500円)をこの店の看板メニューにしたいらしく、いろんなところに張り紙が出ています。立ち飲みにしてはちょっと高い価格設定かもしれませんねぇ。

2品目は上大岡店でも名物メニューのマグロの刺身。こちらは本番営業では上大岡店と同じく200円。今日のはちょっと筋っぽいかな。

3品目は野菜の煮物。竹の子、ニンジン、大根に先ほどの三浦地鶏が一切れ入り、上に彩りもかねてキヌサヤが2片のせらています。

通常営業時は生ビール(中)は350円、大瓶のビンビールも350円と、これは上大岡店と同じようです。この界隈、酒屋さんの中に立ち飲みコーナーが併設されているお店が多くて、しかも人気が高いので、競争は大変かもしれませんね。

    【参考情報】 杉田界隈の立ち飲み併設酒店の一例
  • 愛知屋: 045-771-0727、横浜市磯子区杉田4-8-57
  • 杉田屋: 045-771-2558、横浜市磯子区杉田1-14-5
  • 山田屋: 045-771-0019、横浜市磯子区中原2-5-3

生ビールのあとは焼酎のトマト割りをもらった。本番運転時にはこれが300円で値段的には上大岡と同じなのですが、上大岡がジョッキで出されるのに対して、こちらはサワーグラスなので、やや割高と言えるでしょうか。もしかすると、サワーグラスを使うのは今日の飲み放題用だけのことであって、本番運転ではジョッキで供されるのかもしれませんね。ここのトマト割りも、上大岡と同じく比較的濃厚な味で好みです。同じトマトジュースを使ってるんでしょうね。

そこへ、カウンターのお客さんから「トマトください」の注文が入ります。この店の第1号のトマト割りがおそらく私のトマト割りだったのですが、それに続いて第2号となるその人用のトマト割りが作られ、「はい、どうぞ!」と元気よく供されましたが、実はその人は冷やしトマトが食べくて注文したことが判明。作りすぎたトマト割りは「これもサービスですから飲んでください」と私のところにやってきました。ふふっ。飲み放題とは言うものの、「3杯目にはそっと出し」ではありませんが、ひとりで何杯も注文するのはちょっと気が引けちゃうところがありますので、これはよかったですね。どうもありがとうございます。

トマトももらえるということは、この3品以外にもなにかつまみがあるのかな。厨房の様子をちょっとのぞいてみるとキュウリの漬物などもあるようです。「すみません。キュウリをください」とお願いすると、「はいはーい」と元気よく返事したおにいさん、「マグロなんかもまだありますから、遠慮なく言ってくださいね」と笑顔を返してくれます。しかしながら最初の3品セットだけでお腹はけっこうできちゃったかな。キュウリの糠漬けをポリポリとかじりながらいただくくらいがちょうどいい。飲んでるときはあまりたくさん食べないのでした。

厨房のおつまみケースの上部には親子丼(700円)や玉子丼(500円)というメニューも出ています。三浦地鶏には相当力が入っているようですねぇ。

いずれにしても京急・杉田駅からごく近いところにあるところに「じぃえんとるまん」の支店ができたというのはありがたいことですよねぇ。立ち飲み激戦区なので、それぞれの店が特長を発揮しあってがんばってもらいたいですね。呑んべにとってもありがたいことです。

店の人に「どうもごちそうさま」と声をかけて出口に向かうと、みなさんから「どうもありがとうございました」という元気な声が返ってきました。

駅のすぐ近くには290円ラーメンで店舗数拡大中の「幸楽苑 杉田店」もあって、こちらもちょこっと行列ができるほど。杉田駅前もにぎやかになってきたかな!

店情報写真情報

《平成18(2006)年7月3日(月)の記録》

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店情報: 立ち飲み「じぃえんとるまん杉田店」(横浜・杉田)

  • 店名: 立ち飲み「じぃえんとるまん杉田店」
  • 電話: 045-771-2109
  • 住所: 神奈川県横浜市磯子区杉田1-19-11
  • 営業: (未調査)
  • 場所: 京急・杉田駅を東側(JR新杉田駅側)に出て、正面の横断歩道を渡って路地に入った左手。駅出口から1分もかからない。
  • メモ: 平成18(2006)年7月3日(月)開業。上大岡の「じぃえんとるまん」が初めてフランチャイズ展開した店。生ビール(中)350、(大)550。瓶ビールは大瓶が350円。まぐろ刺身200円、三浦地鶏塩焼き500円など。

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豆、豆、豆、鯵!? … 立ち飲み「じぃえんとるまん」(横浜・上大岡)

日曜日のうちに横浜の単身赴任寮に移動。その道すがら、上大岡(かみおおおか)の立ち飲み屋、「じぃえんとるまん」に立ち寄ります。

店内は厨房を取り囲むようにJ字の立ち飲みカウンター(Jの右側が入り口)があり、その入り口側に立ち飲みテーブルがひとつ。さらに外壁の内側にも、店をぐるりと取りまくように立ち飲みカウンターが作りつけられています。

日曜午後8時半の店内は、フロアの入り口側がやわらかく満席(立ち飲みなので実際には席はありませんが…)状態。ちょうどふたり分程度空いている入り口正面カウンターの右側(J字で言うと右上のあたり)に立ち、生ビール(中、350円)と枝豆(100円)からスタートです。

私のすぐあとに入ってきた、いかにも常連さんらしく店主からも名前で呼ばれている男性客も「今日はビールにしようか」とビールを注文。「生ですか?」の問いかけに「いや。瓶(びん)で」と答えます。瓶ビールは大瓶が350円と、生ビール中ジョッキと同じ値段。一般的に生ビールよりは瓶ビールのほうがお得感のある価格設定にはなっているのですが、この店の場合それがより顕著ですね。枝豆にしても100円なので、夏の定番ビール(生でも大瓶でも)+枝豆が450円で楽しめるのでした。

2品目のつまみとして選んだのは厚揚げ焼き(200円)。焼いた厚揚げにおろし生姜が添えられます。

目の前にはなにやら貼り紙が。見てみると「じぃえんとるまん」の杉田店が明日(7月3日)からオープンするという広告です。そのオープンにあたって7月1日(土)と3日(月)の二日間は1,000円で飲み放題・食べ放題になるのだそうです。1日(昨日)はすでにのがしちゃったものの、3日(明日)は行けそうだなぁ。しかも杉田は職場からも近いし!

生ビールを飲み干して、本日の2杯目は焼酎の豆乳割り(300円)をいただきます。これまたジョッキいっぱいの豆乳割りですからねぇ。かなり飲み応えがあります。

つまみのほうはアジ開き(200円)を追加。これまでずっと豆系(枝豆→厚揚げ→豆乳)できたので、初の動物性タンパク質ですね。バリバリと頭からかじって骨ごと全部いただいて終了。

1時間弱の滞在は、全部で1,150円でした。どうもごちそうさま!

店情報写真情報前回

《平成18(2006)年7月2日(日)の記録》

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