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名物・手羽の唐揚 … 大衆酒場「天国(てんくに)」(横須賀中央)

久しぶりに横須賀方面で仕事があり、終了後に今回も近くの酒場に繰り出しました。横須賀中央駅付近は酒場の数もものすごく多くて、数回やってきたくらいではとてもまわりきれないほど。そんな中から、今回の1軒目として向かったのは「天国」です。こう書いて「てんくに」と読むそうです。

店は正面から見て左右に入口があり、それぞれにちょっと古くてまばらになった縄のれんがかかっている。その縄のれんをくぐり店内に入ると、ウナギの寝床のように細長い店内を突っ切るように奥に向かってド~ンと伸びたコの字カウンターです。左右の入口どちらから入っても、右へも左へも行けるようになっていますが、右側のカウンターの奥行きは途中までしかなくて、その先は小上がりの座敷席になっているようです。

昼から開いているらしい「天国」は、夕方早い時間帯でもすでにお客さんが多くて、カウンターの入口近くはけっこう密度が高い状態。左手奥のほうがすいてるみたいなので、カウンターに沿って店の奥へと進みます。

「いらっしゃいませ」とおしぼりを出してくれる店のおねえさんにホッピー(420円)を注文すると、「ホッピーには氷をお入れしますか?」とおねえさん。「氷無しでお願いします」。

この店も横須賀在住の会社の同僚(学生時代の同級生)Kから『「天国」の鶏の唐揚げがおすすめ。大きなかたまりが四つくらい出てきてうまいぞ!』と前々からすすめられていたお店なのです。

どれどれ、とメニューを確認すると、ありますねぇ。天国名物・手羽の唐揚(570円)。そのとなりには鶏ももの唐揚(570円)も載っている。ふむ。今日は手羽のほうをもらってみましょうか。ホッピーを出してくれたおねえさんに手羽の唐揚を注文します。

ホッピーはいわゆる横須賀ホッピーで、キンキンに冷えた生ビールのジョッキにかなり多め(120~170mlくらい。ちなみに普通のホッピーは70mlくらい)の焼酎が入っていて、それとは別にこれまたよく冷されたビン入りホッピー(いわゆるソト)が出されます。

ジョッキにホッピーを注ぎこむと、ホッピー専用ジョッキよりも容量が多い生ビールジョッキにもかかわらず、やっぱりホッピー全部は入りません。濃いなぁ、横須賀ホッピー。

その濃いホッピーをチビチビとやりながら店内の様子を再確認。テレビは入口の近く、店の中央部あたりに2台あり、おもしろいのは両方が違うチャンネルになっていること。入口側では高校野球が流れていて、奥の私に近い側はニュースが流れているのです。しかもどちらも音もしっかりと出しているので、どっちもが聞こえます。「わぁーっ」と盛り上がる歓声が聞こえてくると入口側のテレビに注目し、それ以外のときは近くにあるテレビを見る。二つ別々の番組が流れていても、意外と普通に見ることができるもんですねぇ。はじめて知りました。

この店も「注文しないものは出ない」という正しき大衆酒場で、お通しは出されないようです。(←さらに上を行くのは近くの「忠孝」や「太田屋」。お通しがサービス(無料)で出されます。)

それじゃ、唐揚げができてくるのを待つ間に、ちょいとつまめるものをもらっておきましょうね。えーと。ナスのお新香(180円)をお願いします。

お新香はキュウリ、カブ、ナスの3つがあって、それぞれ180円。すぐに出されたナスのお新香はちょうど1本分のナスのヌカ漬けを食べやすいようにスライスしたもの。漬物といっしょに「味の素」がスッと出されます。ヌカ漬けに「味の素」をかけるのは横浜・横須賀方面の定番なのかなぁ。それとも東京もかかってるけど気づかないだけなんでしょうか。

店はおかあさん二人と、アルバイトらしき若い女性が二人くらい。厨房に男性もいるようなのですが、チラッとしか見えません。

メニューはカウンター上のそこここに見開きのビニールカバー付きのものが置いてあって、定番のメニューのほかに、「本日のおすすめ」と書かれたメニューも載っています。「本日のおすすめ」はたとえばマグロぶつ(550円)、岩ガキ(600円)、タコぶつ(600円)、真あじ(刺・たたき・塩焼)(500円)、サンマ塩焼(550円)、鮎の塩焼(450円)、サザエつぼ焼(450円)といった魚介ものに加えて、ハムカツ(400円)、玉ネギフライ(450円)、ニラ玉炒め(400円)やバラ串塩焼(250円)、つくね塩焼(200円)、ちくわの天ぷら(300円)といった「本当に今日だけなの?」といった品々も並んでいます。

つらつらとメニューを眺めたりしているうちに、手羽の唐揚ができあがってきました。予想どおり胸肉のあたりから手羽の先までの部分を三つから四つに割って揚げたもので、皿いっぱいのボリュームです。注文してから出てくるまでの所要時間は約10分。これだけ大きいかたまりを揚げようとすると、それくらいの時間はかかるんですねぇ。

ここの唐揚げは、唐揚げ粉をきちんとまぶして揚げる正統派唐揚げ。「とよ田」や「鳥房」などの素揚げ(衣をつけずに揚げたもの)とは違った仕上がりになっています。

添えられたくし切りのレモンを絞りかけて、火傷をしないようにハフハフとかぶりつくと、口の中にジュワッと広がる肉汁。衣をつけて揚げるとこうやってジューシーな仕上がりになるんですね。肉表面のカリッと感は素揚げに軍配が上がりますが、肉全体のフンワリ感はこっち。ホッピーも進むなぁ。

横須賀ホッピー(通常のものよりナカの量が多いホッピー)はあまりにも濃いので、飲むにつれてチビリチビリとソトを足しながら、最後にはソトを全部入れた状態(つまりソト1:ナカ1)で飲み干しました。

飲み物おかわりは、今度はチューハイ(370円)にしてみました。店の奥(私が座っている席の近く)にチューハイサーバーやサワーの素の置場があって、サワー類はすべてそこで作られます。下のタンクには焼酎と炭酸が入っていて、二つの注ぎ口のうちひとつは焼酎が、もうひとつは炭酸水(ソーダ)が出るようです。まるで生ビールを注ぐかのよな手つきでシュワァーッとチューハイを入れてくれます。

手づかみでムシャムシャといただく唐揚は、素揚げの各店のものと同様に大きな骨以外は全部食べることができます。食べ終わった皿の上には大きな骨が数本残るのみ。いやー、おいしかった。さすがに名物だけのことはありますね。でもこれだけでけっこうお腹いっぱいです。

1時間強の滞在は飲み物2杯(ホッピーとチューハイ)、食べ物2品(漬物と唐揚げ)で1,640円でした。どうもごちそうさま。

060809a 060809b 060809c
ホッピー / ナスの漬物 / 手羽の唐揚

060809d 060809e 060809f
チューハイサーバー / チューハイ / 唐揚完食!

店情報

《平成18(2006)年8月9日(水)の記録》

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コメント

私も去年の夏にこの店の前を通って気になっていたけど、その時は入れず今年の3月に横須賀に行った時に行ってきました!安くて美味しかったので、次の日帰る前にも寄って来ました。来月はまた、行く予定です。

投稿: ともちゃん | 2008.06.15 08:30

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 横須賀での2軒目は、すでに行ったことがあるお店でゆっくりとくつろごうと、「坂戸屋」からも、ほど近いところにある「鳥好」に向かいますが、午後7時前の店内は、店の外から見ただけでそれとわかるほど、お客さんでいっぱい。念のため入口引き戸を開けて見たものの、カウンター内の店主が「ごめん。今、いっぱい」と申しわけなさそうに顔をゆがめます。「また来ます」と軽く手をあげて店を出て、来た道を戻りながら、次の候補... [続きを読む]

受信: 2008.01.27 09:56

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