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今の店舗は9月末まで … やきとり「いせや」(吉祥寺)

毎年、盆と正月に大阪から上京されるNさんを迎えて、小金井市在住のEさんと3人で向かったのは吉祥寺の「いせや」です。

吉祥寺のランドマークとも言える木造2階建ての「いせや」。その古い店舗での営業がこの9月末まで(9月25日(月)が最終営業日)と決定したらしく、それ以降はビルへの建て替え工事が始まるらしいとあって、「古い建物で名物のすき焼きを食べておこう」ということでやってきたのでした。

おりしもお盆の最中の8月13日(日)。午後6時前のこの時間、2階へと上がる階段には行列はまったくなくて、「3人です」と伝えるとすぐに右手小部屋の座敷席に通してくれます。

「いせや」の1階は大きな焼き場を座り飲みと立ち飲みのカウンターがぐるりと取り囲み、その横や後ろ側にテーブル席が並んでいます。2階は主として座敷席で、階段を上がって左手の大広間のほかに、右手に行くと小さい部屋が何部屋かあって、それぞれの部屋が客席として使われているのです。我われが通されたのも、その小さい部屋のひとつで、ここには4人用の座卓が4つあって、全体では16人入れるキャパシティ。我われの卓以外の3つにはすでに先客が入っていて、我われ3人は残った1卓を囲んで腰をおろします。

なにはさておきまずはビール(サッポロラガー大瓶、480円)を2本ばかりお願いし、お目当てのすき焼き(1,500円)を2人前と、「本日のお楽しみ品」である「コロッケ」(320円)を1人前注文します。

すぐに出されるビールとコロッケ。「本日のお楽しみ品」というのは日替わりのおすすめメニューのことで、毎日1品ずつが選ばれて、店内のそこここに掲示されるのです。今日はそれがコロッケだったのですが、Nさんは「これはまさに肉屋のコロッケって感じのコロッケだねぇ」とうれしそう。たしかにできたて熱々のコロッケは、表面のサクサクに揚がった衣をシャクッと噛みやぶると、中にはほっこりしっかりとした挽肉入りのポテト。この皮のサクサク感と、中身のシッカリ感が肉屋のコロッケの特長かな!?

座卓の上には、すき焼き用の生卵や小さい卓上コンロなどが準備され始めました。

「ビールの後はどうしますか?」と相談し、焼酎をボトル(720ml、1,200円)でいただいて、炭酸(レモン付き、120円)を何本かいただくことにしました。店のおにいさんに「梅エキスも忘れないでね」とお願いすると、「ボトルごとお持ちしますか?」とおにいさん。それはありがたい。ぜひそうしてください。

1階のカウンター席などは、みんなで共用に使うための梅エキスを、ウイスキーの空きボトルにたっぷりと入れてくれていて、焼酎やチューハイにはそれをちらりと垂らすのです。2階席で少人数できたときは、小さいグラスに梅エキスを入れてきてくれたりするのですが、今日は焼酎をボトルでもらったので、梅エキスもウイスキーのボトルごと持ってきてくれたのでした。

焼酎の銘柄は「源氏」。これは横須賀あたりでよく見かける甲類焼酎ですね。東京下町の「金宮」に匹敵するくらい、横須賀ホッピーでは「源氏」がよく使われているようなのです。その「源氏」焼酎と炭酸でチューハイを作り、仕上げに梅エキスをたらり。

さぁ、すき焼きも出てきました。鉄鍋の中には2人前の具材が最初からすべて入っていて、それがそのままコンロにかけられます。こういうスタイルも珍しいですねぇ。

できあがるのに少し時間がかかりそうなので焼き鳥も注文しましょうか。ミックス焼き鳥(1皿4本、320円)をタレと塩で1人前ずつお願いします。

ここの焼き鳥は、たいていのものが1本80円なので、1本ずつバラバラにたのんでも、ミックス焼き鳥の4本組みをたのんでも値段は変わりません。そのミックス焼き鳥の内容はタレも塩もハツ、ひなどり、レバ、シロの4本です。

そろそろすき焼きもできあがったようです。生卵をからめていただくすき焼きは、自宅で作るすき焼きに近い感じで、「ワォーッ!」とか「ひゃーっ!」なんて驚くレベルではなくて、ごく普通においしい。昔懐かしいすき焼きです。「残り汁にうどんを入れて食べたいなぁ」とEさん。さっそく店のおねえさんに確認したところ「うどんは置いてません。ライス(200円)はあるんですけど。ライスを入れて玉子でとじるお客さんはときどきいらっしゃいますよ」とのこと。そうかぁ。残念でした。うどんは断念して自家製シューマイ(330円)と生野菜(380円)を注文しました。

肉たっぷりの自家製シューマイは大きな3個で1人前。3人で分けるにはちょうどいいのです。生野菜はガラスの器にキャベツの千切りをドンと盛って、その上にキュウリやアスパラ、トマト、ブロッコリ、レモンなどをのせて、その上にたっぷりのマヨネーズをかけたもの。肉料理をたっぷりといただいたあとの生野菜が気持ちいいですね。

午後9時前まで、約3時間の滞在は3人で8,790円(ひとりあたり2,930円)でした。どうもごちそうさま。

それにしても、この古い木造建築がなくなってしまうのはどう考えても惜しいよなぁ。9月末までか。もう1回くらい来れるかな。

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「いせや」 / 座敷席でビール / 本日のお楽しみ品「コロッケ」

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焼酎のボトルセット / すき焼き登場 / ミックス焼き鳥(タレ)

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ミックス焼き鳥(塩) / チューハイ+梅エキス / すき焼き完成

060813j 060813k 060813l
自家製シューマイ / 生野菜 / 日が暮れて

店情報前回

《平成18(2006)年8月13日(日)の記録》

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コメント

いやあ、3週間ほどまえのことを鮮やかに思い出せてくれるレポートです。さすがですねえ。
その節はありがとうございました。
次回は東京名物ポッピーですかね。

投稿: N | 2006.09.10 19:29

こちらこそありがとうございました。>Nさん
当日ご紹介いただいた「白黒なのにカラーに見える」というページにも行ってみました。実に不思議な感覚でした。ちょっと目線をずらすと、もうカラーじゃなくなってしまうんですよね。おもしろい。。。
http://www.johnsadowski.com/big_spanish_castle.php

投稿: 浜田信郎 | 2006.09.10 20:31

あ!このいせやさんだったのですネ。
おかげさまで、元気といえば元気なのですが、この夏は、鳥は死んじゃうし、自分も死にそうになるし、いやはや大変でした。
夫の勤務がさいたまの先からようやく戻ってきましたので、そのうち上大岡でも行きましょ!

投稿: たこ | 2006.09.10 20:51

そうなんですよ。>たこさん
「いせや総本店」も明日9/25まで。店じまい直前で、毎日大騒ぎの状態のようです。
おじさんも近くの勤務になってよかったですね。ぜひ「鳥佳」@上大岡に行きましょう!(^^)

投稿: 浜田信郎 | 2006.09.24 21:40

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吉祥寺の名物焼き鳥店「いせや総本店」は、焼き鳥をいぶす煙で煤けて真っ黒である。残念ながら、建物の老朽化のため、総本店は2006年9月25日をもって営業を終了。左の写真は営業最終日、お客さんが行列をなしているところ。 ... [続きを読む]

受信: 2006.09.25 22:00

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