« 店情報: 大衆酒場「興津屋(おきつや)」(横須賀・汐入) | トップページ | 横須賀湯豆腐で横須賀ホッピー … 大衆酒場「銀次(ぎんじ)」(横須賀中央) »

ドブ板通りを抜けて … 大衆酒場「興津屋(おきつや)」(横須賀・汐入)

京急・汐入駅側からドブ板通りに入ると、そこにはスカジャン(ヨコスカジャンパー)の専門店があったり、服屋さんのマネキン人形が外人で衣装も派手目だったり、バーの入口の表記は英文だけだったりと、なかなか不思議なストリート。そんなドブ板通りを進み、左手にベース(米海軍基地)の入口があるところを右に曲がると、そこが昭和2年創業で、来年には開店80周年を迎えようかという老舗酒場「興津屋」です。

紺ののれんをくぐり、入口のサッシ引戸を開けて店内に入ると、店内は右手にL字カウンター、さらに店の奥にも横向きの直線カウンターがあり、フロアには4人掛けテーブルが4卓ほど並んでいます。午後6時前のこの時間、数名の常連さんと思しきお客さんたちが奥の直線カウンターに座っているほか、L字カウンターにもそれぞれ男性ひとり客が2人ほどくつろいでいます。奥のカウンターが人気があるのは、ちょうど正面にテレビがあるからなんでしょうね。テレビは奥の座敷1室をぜいたくに使って鎮座していているのです。きっとテレビが貴重品だったころから、この場所に鎮座してたんでしょうねぇ。

私も入口すぐの、L字短辺の部分に腰をおろし、ここでもはやりホッピー(450円)を注文します。店を切り盛りしているのは、なんだか近所の主婦といった風情の女将さんひとり。すごい老舗なので、もっと高齢の方が切り盛りされてるのかと想像していたので、びっくりです。

ホッピーとともに出されたお通しはキャベツの漬物(塩もみ?)。ここもお通しはサービスのようです。

ここのホッピーは「キンミヤ」こと「亀甲宮」。横須賀方面では「源氏」焼酎が幅をきかせている中、この老舗が「キンミヤ」というのはおもしろいですね。しかも生ビールジョッキではなくて、ホッピー専用のグラスです。焼酎がふたつ目の星(110cc)まで入ってるのが横須賀ですねぇ。(通常はひとつ目の星(70cc)まで)

グッとひと口飲んで顔をあげると、なんとL字カウンター長辺手前に座っているのは、先日酒場関係の取材でお世話になったYさんです。Yさんは勤務先が都内、ご自宅は湘南方面なので通勤経路上ではありません。聞けば、やはりわざわざ足をのばして来られたとのこと。Yさんもこの店ははじめてとのこと。はじめてきた店でバッタリと知り合いに出会うとは!

しばらくYさんと話をした後、おもむろに店内を観察します。お客さんは年配の男性ひとり客が多くて、ほとんどの人がお互いに顔見知りといった状態。飲み物はホッピーのほかにビール、日本酒があり、つまみは塩豆(100円)、チーズ(100円)からはじまって、イカ塩辛(150円)、刺身ブツ(たぶんマグロ、300円)など15品ほど。おもしろいのは英文の飲み物メニューもあることで、「HOPPY BEER \450」「Lemon Hi \450」などの張り紙と並んで「IF YOU BREAK GLASS IT WILL COST YOU \500」(グラスを割った場合には500円いただきます)なんて張り紙もあります。盛り上がった外人さんたちがグラスを割ることが多かったんでしょうか。

そんな中からまずいただいたのは生さくら海老(300円)。きれいなピンクのサクラエビには、わさび漬けも添えられています。駿河湾の海の恵みが生でいただけるのはありがたい。

あまりのおいしさにチマチマつまむことも忘れて一気に食べてしまいましたので、もう一品なにかいただきましょうか。えーと。おから(200円)がいいかな。「はい」とカウンター奥の厨房で準備する女将さん。ここも厨房も含めて女将さんひとりで切り盛りなんですね。「ひじきをたっぷりと入れたら、黒っぽくなっちゃって…」と女将さん。しっとりと具沢山のおからは、砂糖的な甘さたっぷりで、ホッピーによく合います。おふくろの味ですねぇ。

奥のカウンターの向こうの壁、テレビの左側には相撲の取り組み札がまるで短冊メニューのようにかけられていて、今日の勝敗がひと目でわかるようになってるのもおもしろい。相撲の話題、地域の話題、そして共通の知人の話題で、それぞれみんなひとり客の店内なのになんとなく一体感があります。これは古くから続く人気のある大衆酒場に共通する特長ですね。

約1時間の滞在は950円でした。どうもごちそうさま!

060919g 060919h 060919i
スカジャン専門店 / マネキンも外人 / すべて英文表記のバー

060919j 060919k 060919l
ドブ板通り / 「興津屋」 / 出されたホッピー

060919m 060919n 060919o
ホッピーとお通し / カウンター席あたり / 生さくら海老

060919p 060919q 060919r
テーブル席の様子 / おから / 英文メニュー

店情報

《平成18(2006)年9月19日(火)の記録》

|

« 店情報: 大衆酒場「興津屋(おきつや)」(横須賀・汐入) | トップページ | 横須賀湯豆腐で横須賀ホッピー … 大衆酒場「銀次(ぎんじ)」(横須賀中央) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11427/12197051

この記事へのトラックバック一覧です: ドブ板通りを抜けて … 大衆酒場「興津屋(おきつや)」(横須賀・汐入):

» 横須賀ホッピー巡り3 … 大衆酒場「興津屋(おきつや)」(横須賀・汐入) [居酒屋礼賛]
1軒1杯ずつのホッピーをいただきながら、横須賀を巡る旅。3軒目(3杯目)は、横須賀中央から汐入方面にトコトコと歩き、ドブ板通りの入口にある大衆酒場「興津屋」です。 「こんばんは」と入った店内には、先客はなし。現在の時刻は午後8時。この店の営業は9時までなので、もうお客さんたちが帰ったあとなんでしょうか。 さっそくホッピー(450円)をもらうと、ここも純正ホッピー・タンブラーの星二つ分(110ml)... [続きを読む]

受信: 2007.07.03 07:41

« 店情報: 大衆酒場「興津屋(おきつや)」(横須賀・汐入) | トップページ | 横須賀湯豆腐で横須賀ホッピー … 大衆酒場「銀次(ぎんじ)」(横須賀中央) »