マグロは東京の酒場の華! … 立ち飲み「鈴傳(すずでん)」(四ツ谷)
英国式パブを出て四ツ谷駅へと向かう途中の路地にあるのが酒屋の「鈴傳」。そしてその酒屋の向かって左手にある小さな入口を入ると、そこにあるのが、これまたまるで英国式パブのような「鈴傳」の立ち飲みコーナーなのです。
店内に入るとすぐに奥に向かう通路があり、その通路の左側に向かい合ってふたりが立てる小さな立ち飲みテーブルが何卓か並んでいます。1卓1卓の間に金属製の仕切りバーがあって、明確にテリトリーを分けているのがおもしろいところ。その通路の先は右奥に向かって広がっていて、右側にL字の立ち飲みカウンターが、そして左側と店の奥側に2人用から4人用などの立ち飲みテーブルが並んでいるのです。立ち飲みコーナー全体で見ればPの字のような感じですね。
その右手の立ち飲みカウンターの一番手前が、お酒や料理を注文してお金を支払うサービスカウンターになっています。いったんカウンターやテーブルについてしまうと、その場でお酒や料理を注文したりすることもできるのですが、最初はこのサービスカウンターで買っていくのがいいのではないかと思います。
さて、今日はなにを飲もうかな。サービスカウンターのすぐ横の壁には、短冊に書き出された日本酒の銘柄がずらりとならんでおり、それぞれ300~500円ほど。この値段で、正一合(180ml)のコップになみなみと出てくるのですからうれしい限りです。今日は「呉春(ごしゅん)」(380円)をいただきましょう。それと刺身(350円)ね。
料理は立ち飲みカウンター上のガラスケースの中や上のバットに展示されていて、それを注文する仕組み。煮物やサラダなど各種が並んでいるのですが、人気があるのはやはり居酒屋の華、刺身のようです。大体マグロなんだけど、ときどきイカが添えられたりします。今日は刺身はスタンダードにマグロ。横に貝割れ大根と茗荷、そしてワサビが添えられています。
「730円です。」とカウンター内の女将さん。カウンターの中では2~3人のおかあさんが働いているのですが、サービスカウンターのところでお金の支払いなどを仕切っている人がおそらく女将さんだろうと思っています。
お金を支払い終えると片手にお酒、片手に刺身を持って空いている場所を探します。L字カウンターの角(といっても実際にはゆるやかにカーブを描いている)のあたりに空きがあるのでそこに陣取り、まずお酒をひと口。ックゥ~ッ! 本日初の日本酒は効きますねぇ。いい味だ。(最近の日本酒はどれを飲んでもとってもおいしくて、実にいい時代だと思います。焼酎もうまいしなぁ。)
マグロ刺身には直接醤油を回しかけて、ワサビをちょいちょいとつけながらいただきます。東京の酒場にはマグロはつきもの。大衆酒場の4~5切れ300円のマグロから、高級寿司屋の1個3千円も4千円もする本マグロの握りまで、幅広く愛される魚ですよねぇ。
私が立ってる目の前にあるのは鶏モツの煮物かな。これもいただきましょう。カウンターにいるときは、「すみません、これください」と目の前で注文してもOKです。「はい」とバットから小皿に取り分けてくれて「350円です」。食べ物ももちろんキャッシュ・オン・デリバリー。その場で現金引換えです。
モツは鶏のレバ、ハツなどと、コンニャクを一緒に煮込んだもの。レバは中までよく火が通っていてかなりねっとりとした食感になっています。個人的には生に近いプリプリ感が残っているレバーのほうが好きなんですが、そこまでの鮮度はないのかな!?
この店は午後9時がラストオーダー。午後9時をまわるとずらりと並んだ料理なども片付けが始まります。お酒のおかわりもこの時点で終了。特に「ラストオーダーでーす」なんて声もかかるわけではなくて、淡々と片付けに入るし、常連さんたちもよく知っているようで9時には飲み食いが終わるようなペース配分で飲んで、空いたコップや食器をカウンター上にスッとまとめて「ごちそうさん」と帰っていく。4~5人でやってきてワイワイと盛り上がっているグループ客2組以外はほとんどのみなさんがそろそろ飲み終えそうな気配です。
それじゃ私もそろそろ終了にしますか。ひと口分ほど残った「呉春」をクイッと一気に飲み干して、料理のお皿とともにカウンターの上段にトンと置いて「ごちそうさま!」。約40分の立ち飲みタイムは全部で1,080円でした。

刺身と呉春 / モツ / カウンター内の様子
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コメント
hirozoです。
虎ノ門の鈴傳は何度か行きましたが、四谷はまだです。
金曜日のタモリ倶楽部でも紹介されていましたね。
とても行きたくなりました。
投稿: hirozo | 2006.10.23 00:39
>hirozoさん
そのタモリ倶楽部(10/20放送分)には吉田類さんも出演されていたそうですね。後で知りました。
私は逆に虎ノ門の「鈴傳」に1回しか行ったことがなくて、機会があればぜひ再訪したいと思っているところなのです。
虎ノ門近くに勤務中のみなさん、ぜひよろしく!>だれとはなく(^^)
投稿: 浜田信郎 | 2006.10.29 22:50