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北千住の名居酒屋 … 大衆酒場「酒屋の酒場(さかやのさかば)」(北千住)

北千住の2軒目は、北千住在住の酒友・H氏と示し合わせて、これまた“北千住の名居酒屋”との評判も高い「酒屋の酒場」です。この店も「下町酒場巡礼 もう一杯」で紹介されて以来、ずっと来てみたかったお店なのですが、私にとっては今回が初訪問。「大衆酒場」と書かれたのれんをくぐり、入口引き戸を開けると、土曜日午後5時半の店内はすでに満席です。

H氏は、さすがに地元在住だけあって、この店の常連さん。そのH氏が先に到着して私の席も確保していてくれていました。「こんにちは。どうもありがとうございます」とあいさつしながら、カウンター中央部のH氏のとなりに着席。店内は左手にL字(左右逆)カウンター12席(入口側短辺に2席、奥に向かう直線長辺に9席)、右手にテーブル席が2つあり、さらに奥に座敷席もあるようです。

午後5時開店のこのお店。H氏が到着したときにはまだ余裕があったらしいのですが、あれよあれよという間に席が埋まっていき、私が到着するよりも前に、すでに満席で入れずあきらめて帰っていく人が出るほどだったのだそうです。「今日は奥の座敷で宴会も入ってるみたいで、お店の人たちもみなさん忙しそうです」とホッピーを飲むH氏。私も同じくホッピー(380円)をもらうことにしました。

ここのホッピーはジョッキに氷入り。それとは別に瓶入りホッピー(ソト)が出されます。焼酎は下町によくあるキンミヤではなくて、眞露(ジンロ)なのだそうです。眞露のホッピーというのも珍しいですね。

1品目のつまみは枝豆(250円)。銘柄はわかりませんがとても香り高い枝豆です。秋口の枝豆のほうが味わいが濃いのかなぁ。ホッピーが進む進む。

続いてはヤリイカ刺身(450円)。秋から冬を越えて春まで出まわるヤリイカは、まさに今からが旬なのでしょうか。スルメイカが夏イカと呼ばれるのに対して、こちらヤリイカは冬イカと呼ばれるのだそうです。年を越えるころに子持ちになってきて、またうまいんですよねぇ。刺身用としては高級食材らしいのですが、ねっとりとした身はかなり肉厚でびっくりです。これで450円というのもすごいなぁ。

ここ「酒屋の酒場」は鮮度の高い魚介類が安い値段で楽しめることで有名。なにしろ都内に3ケ所ある中央卸売市場(足立・築地・大田)の中で、この近くにある足立市場だけが水産物専門の市場なので、この近くには魚が売りのお店が多いんですね。H氏によると千住大橋の「田中屋」と同じような魚介類を安価に食べることができるのが「酒屋の酒場」なのだそうです。

カウンターの中の壁にずらりとならんだ短冊メニューにはアン肝(350円)、アジ酢(280円)、生タコ刺身(320円)、ツブ貝刺身(500円)、なかおち(320円)、カキ酢(320円)、サンマ刺身(320円)、カツオ刺身(550円)、イナダ刺身(600円)、マグロ刺身(650円)、シマアジ刺身(650円)、毛ガニ(1,100円円)、生うに(700円)、アジフライ(1枚170円)、カキフライ(450円)、イカフライ(300円)、カレイ煮魚(370円)といった魚介類が並んでいます。4桁の値段(千円以上)は毛ガニだけというところからも、その安さがわかりますよね。

H氏が事前に注文しておいてくれたイカのワタホイル焼(130円)も焼きあがってきました。お皿の上にのせられたクッキングホイルを開くと熱々のイカのワタがたっぷり。うーん。この風味がたまりませんなぁ。

この熱々のイカワタを、先ほどのヤリイカの刺身にまぶしていただくと、それはもぉぉぉーっ絶品です。これが130円というのはすごいよなぁ。塩辛さもあるので、つまみはこれ一品で十分かも。H氏によると、これだけだと塩辛くてあまり食べられないのでイカゲソ焼(120円)と合わせて、都合250円のセットにして注文する人が多いのだとか。今日もイカのワタホイル焼を注文したときに「セットにする?」と確認されたそうです。

座敷での宴会準備も一段落したのか、少し余裕が出てきた感じの店主に、H氏が「おすすめのお刺身をお願いします」と注文すると、ちょっと考えた店主。冷蔵庫から濡れ布巾にくるまれた刺身用魚(さくどり)を取り出して、スィーッ、スィーッと刺身に引いてくれます。そして出てきたのがこのイナダ刺身(600円)。「うわぁーっ。きれい。白身にして、ぎゅっと身が締まったトロみたいだねぇ」と喜びつつさっそく一切れを醤油につけると醤油の表面をさっと脂が走ります。ックゥ~ッ、うまいっ。イナダは関西で言うところのハマチ。よく脂がのっていて大好きな魚です。

店は店主父子を女性ふたりがサポート。H氏によると、普段は店主父子と女性ひとりだそうです。今日は座敷で宴席が入っているのでひとり増えてるんだろうとのことでした。

ゆっくりと2時間。ホッピーをそれぞれ4杯(ナカ4、ソト2)ずついただいてお勘定はふたりで4,150円(ひとりあたり2,075円)でした。ホッピーのナカ(焼酎おかわり)は300円なんですね。

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のれん / ホッピー / 枝豆

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ヤリイカ刺身 / 短冊メニュー / イカのワタホイル焼

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イカワタをイカ刺にまぶして / イナダ刺身 / ホッピー(ソト)

店情報

《平成18(2006)年10月7日(土)の記録》

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コメント

居酒屋礼賛のファンの一人です。

 オーナーは北千住の「酒屋の酒場」に初めて訪問とのこと。私の方が早く、この店を開拓していたなんてうれしい限りです。
 私は、銭湯が好きで、お店の近くにある「大黒湯」看板娘(姉妹)がいる素晴らしい銭湯です。その銭湯の湯船の中で知り合った地元の方から、この店を紹介されました。三年位前でしょうか?
 魚の新鮮さ、安さは一流です。そしてポテトサラダもグッド。ただ、たまに店の中で父子で口喧嘩している姿は酒と肴をまずくします。そこで一言、「酒屋の酒場」の父子。どうぞ喧嘩は店が終わってから、とことんどうぞ、営業中は父子仲良く、よろしくお願いしま~す。

投稿: 印南 宏 | 2006.11.12 20:18

コメントありがとうございます。>印南 宏さん
北千住には、いい酒場がまだまだたくさんあるようだし、たまたま酒友のH氏が北千住在住ですので、ぜひまた行ってみたいと思っているところです。
いいところがあれば、ぜひまたご紹介ください。

投稿: 浜田信郎 | 2006.12.17 21:05

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千住大橋をあとにトコトコと北上すること20分ほど。北千住に到着します。時刻は午後9時半。まずのぞいた「徳多和良」はすでに店頭の灯りは消えていて、今店内にいる人たちが帰ればもう閉店になるのだそうです。「最近はこのくらいの時刻で閉まるんですよ」とこの店の常連でもあるHさん。すぐにCさんが「酒屋の酒場」に電話してくれたところ、6人入ることができるとのことで、さっそくそちらに向かうことにします。 たどりつ... [続きを読む]

受信: 2007.02.20 07:54

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