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年中無休で朝から営業 … 大衆酒場「もーり」(横須賀中央)

横須賀方面での仕事を終えて、今回やってきたのは「もーり」です。店内はちょっと複雑な造りになっていて、入ってすぐ右手に1卓だけのテーブル席、左手の小上がりにはこれまた1卓だけの座卓があり、その空間のすぐ奥右手が9人ほどのL字カウンターで、左手奥にもテーブル席が2卓ほどある。

月曜午後5時過ぎの店内は、雨という天候のためか先客はおらず、L字カウンターの中央部にゆっくりと腰を落ち着けます。

「いらっしゃいませ。飲み物はなんにしましょう?」とお絞りを渡してくれる店主はスキンヘッドの長身。ひゃーっ。このタイプはときどき頑固で怖いことがあるんだけど平気かな、と思いつつ「ホッピーをお願いします。」と、まずはやっぱり横須賀ホッピーでスタートです。

この店のホッピーは、ホッピー専用ジョッキに冷やしてポットに入れてある焼酎を星ふたつの上まで注いでくれて、それとは別に冷蔵庫でよく冷やした瓶入りホッピーを出してくれるスタイルで450円。東京下町地区と比べるとずいぶん高い値段なのですが、横浜・横須賀方面ではホッピーは400~450円が相場。それより高い店もたくさんあるので、最初は私も高いなぁ、と思っていたのですが、最近はあまり驚かなくなりました。

すぐにジョッキいっぱいまでホッピーを注ぎますが、焼酎の量が多いので、瓶のすべては入りきりません。グイッとひと口飲んで、心の中でウマイッと叫びながらジョッキを置くと、スキンヘッドの店主が「お客さん、ホッピーはよく飲まれるんですか?」と笑顔で質問。あぁ、よかった。怖い人ではなかったんだ。ふっとこちらに向けてくれる笑顔と声のトーンに人柄がにじみ出ているようです。

「えぇ。以前勤務していた工場のまわりには、ホッピーとレバ刺ししかないようなお店が多くて、否応なくホッピーを飲んでました。今はもう地下鉄も通って、すっかり街になって、そういう大衆酒場もほとんどなくなっちゃったんですけど。横須賀のほうは古い酒場がたくさん残っていていいですね。たいていの店にホッピーも置いているし。」

「でもねぇ。若い人たちはホッピーに氷を入れろと言うんですよ。氷を入れたらホッピー独特のほろ苦みの中に感じる甘みなんかが分かりにくくなるのにねぇ。」と憤慨する店主。「マスターもホッピー党なんですか?」と聞いてみると、「実は私はもっぱらビールなんです。」とのこと。なるほど。ビールの味わいと、ホッピーの味わいは似てますもんね。

お通し(サービス)として枝豆をつまみながら、ずらりと並んだメニューの中から注文したのは「勝煮」(630円)です。これはもちろんカツ煮のことでしょうけど、この店では「勝煮」とか「勝丼」といったように、「カツ」に「勝」という字を当てているようです。海軍さんの町だった(今も海上自衛隊や米海軍の街ですが)名残なのでしょうか。

この時間、店は店主ひとりで切り盛りされていて、料理をたのむと店主は店の奥にある厨房のところで作ってくれます。ただしこの厨房、空間的に分かれているわけではなくて、カウンターの続きで奥のほうといったイメージなので、料理を作っている途中で客席から声がかかったりした場合にも対応できそうです。

「勝煮」は言ってみればカツ丼の上の部分、つまり豚カツを玉ネギとともに煮て、玉子でとじたもの。ドロンジョ様のサイトで「カツ煮がオススメ」と紹介されていたのを見て、今日の最初の肴はこれにしようと決めていたのでした。せっかく横須賀まで来ているので、今日もできれば2~3軒の酒場に寄って帰りたい。しかし横須賀ホッピーはかなり強力なので、空腹でまわるとすぐにダウンしていまう。そこで1軒目の最初にちょっとボリュームのあるものを注文しておこうというのがその理由です。

その「勝煮」は甘みを強くきかせていて、ホッピーにはとてもよく合います。「勝煮」の熱さ、ホッピーの冷たさの対比もいいですね!

ここは年中無休で朝9時から営業しているお店。現在は“大衆酒場”ですが、平成7(1995)年頃までは食堂として営業していて、朝食を食べに来る人も多かったのだそうです。食堂時代からホッピーは出していたのだそうで、今も食堂時代の名残を感じさせる定食メニューもずらりと並んでいて、食事もできるお店のようです。

新しく入ってきた男性ふたり連れは、入口近くの小上がり席で生ビール(540円)に冷やっこ(360円)と串勝(450円)。だんだんお客さんが増えてきたところで、私はそろそろお勘定。1時間弱の滞在は1,080円でした。どうもごちそうさま。

061023a 061023b 061023c
「もーり」 / ホッピーとお通し / ホッピー専用冷焼酎ポット

061023d 061023e 061023f
ソトとグラスも冷蔵庫 / 壁のメニュー / 勝煮

店情報

《平成18(2006)年10月23日(月)の記録》

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