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東京湾一周ツアー(2) … 大衆酒場「中央酒場(ちゅうおうさかば)」(横須賀中央)

南房総・金谷(かなや)発の東京湾フェリーに乗ると、約35分(大人運賃600円)で、東京湾の対岸、三浦半島は横須賀市久里浜(くりはま)に到着します。まさに秋晴れ、大快晴の中での船旅は、梅割りの心地よい酔いも手伝って気持ちいいことこの上ない。

久里浜に到着したのは自宅を出発してから約6時間、みんなで千葉駅に集合してからだと約4時間となる午後2時前。東京→千葉と移動して、いよいよ3県めの神奈川です。

本日の主目標地点である「銀次」がオープンするのは2時間後の午後4時。K氏の綿密な計画書には、この開店時刻を待つ間の複数のオプションも用意されているのです。

オプションのひとつは、ここ久里浜から3キロほど離れた町、浦賀(うらが)に出て、午後3時開店の「寅次郎」(046-843-5854、横須賀市浦賀町3-69 )で、今朝、佐島漁港にあがったばかりの地魚の刺身や、三崎のマグロ、アワビ、サザエ、伊勢エビなどの刺し盛りを楽しもうというもの。

もうひとつは「横須賀といえば」という枕詞付きで語られる基本店、朝10時から営業している「中央酒場」でホッピーをいただくという案。

朝の車中から、ホッピー大好きな「串元」の大常連・T氏持参の金宮ホッピーを楽しんだこともあって、なんだか気分はホッピーに。京急久里浜駅から電車に乗り込み、約10分(190円)で横須賀中央駅に到着です。

横須賀中央駅前のYデッキ(大きな広場つきの歩道橋)を降りて、駅前飲み屋街の路地に入ると、もう「中央酒場」。徒歩1分かかるかどうかという至近距離なのです。

「中央酒場」と大書されたのれんをくぐり、開けっ放しの入口から店内に入ると、午後2時半の店内は4割りほどの入りで、みなさん店の奥にあるテレビを見ながら、土曜日の昼下がりの時間をのーんびりと過ごしている。平日の夕方の雰囲気とはまた違う、なんだかゆーったりとした空気が流れています。

「いらっしゃいませ」と迎えてくれた店主(←ちょうどフロアに出ていた!)に「7人です」と告げると、「じゃ、お2階に上がりますか?」と2階に通してくれます。どちらかというと縦方向に長い店内は、1階は左がカウンター席、右がテーブル席。その1階の一番奥にある階段から、はじめて上がった2階は何部屋かに区切られた座敷席で、我われ7人はその一番奥(1階の一番奥にある階段から見て一番奥なので、店全体から見ると入口のすぐ上にあたります)にある部屋へと案内されます。

この部屋にはゆっくりと10人ほどは入れそうで、そこを7人でゆったりと使います。「お2階は2時間制になっていますので、よろしくお願いします」と店のおねえさん。1時間半後の午後4時には「銀次」が開店するので大丈夫ですね。

2階の座敷席は時間制限が付くほか、1階では出てこないお通しも出されるようです。そのお通しはマグロのぬた。マグロの赤身とニラの緑の対比が美しいですねぇ!

飲み物はもちろんみんなホッピー(450円)を注文。キンキンに冷えたジョッキに、同じくキンキンに冷えた焼酎は二つめの星より上まで入った140ml。噂によると、こうやってジョッキに焼酎を入れた状態で冷蔵庫にずらりと並べて、ジョッキごとキンキンに冷やしているらしいのですが、私自身が実際に見たわけではありません。それとは別に出される、やはりキンキンに冷やした瓶入りホッピーをたっぷりと注ぐと3冷の上を行く3キンの横須賀ホッピーのできあがりです。カンパーイッ!

「うわーっ! これはうまいっ。」「飲みやすいねぇー!」 横須賀ホッピー初体験のメンバーからは驚きの声があがります。

焼酎をまったく入れないホッピーを飲んだことがありますか? やってみると、これが意外と飲みにくいのです。500mlの水を飲めと言われるとけっこう苦労するけど、500mlのビールだと平気で飲めてしまうのに似てるのでしょうか。そのホッピーにどんどん焼酎を入れていくと、もともと美味しい焼酎であれば入れれば入れるほど飲みやすくておいしい。(もちろんあまり焼酎の量が多くなってしまうと、生(き)の焼酎に近くなってしまいますが……。)横須賀ホッピーのおいしさも、このアルコール度数の高さに秘密があるように思うのです。特にここ「中央酒場」の場合、すべてをキンキンに冷やしているので、アルコール度数の高さも感じにくく、スーッとした喉越しを楽しめるのです。

合わせるつまみのほうは、横須賀ならではの一品・シコ刺身(450円)と、先日いただいてすごくおいしかったゲソ天(450円)の2品を選択。人数も多いので、それぞれふたつずついただきます。

ちょうど料理が出てきたころあいで、にっきーさんも到着。午前中にお仕事だったにっきーさんは、仕事を終えてから横須賀に出てこられて、ドブ板通り入口にある「一福」でホッピーを飲みながら我われの到着を待ってくれていたのだそうです。8人そろったところで再び乾杯です。

シコ刺身は、シコイワシの刺身。シコイワシの標準名はカタクチイワシ(片口鰯)。日本中で古くから食べられていたこの魚は、それだけに日本各地で田作り(たづくり)、五万米(ごまめ)、背黒鰯(せぐろいわし)、泥目(どろめ)、ホウタレなどなどといったその地独自の呼ばれ方をしています。この稚魚がシラスで、ゆでて干すとチリメンジャコ、板海苔状にまとめ干物にするとタタミイワシになります。メザシや煮干しもこの魚ですし、広島でよく食べる小イワシの刺身や天ぷらもこれですね。

ここのシコ刺身は1尾の半身が刺身1切れ分。それらが盛られた小鉢に、刻んだ白ネギとおろし生姜を添えて出されます。これに醤油をちょいとたらしてかき回し、パクリといただくと脂のよくのった旨みたっぷりの刺身が実にいい。

げそ天ぷらは、イカの足(げそ)の付け根辺りの身を2本ずつ、V字につながった形でカットして天ぷらにしたもの。大ぶりのイカは食感もプリプリとしていて弾力が強く、噛み心地も満点です。みなさんにも気に入っていただけたようでひと安心。

「ホッピーおかわり! 今度は黒で!」と続々と飛び交うホッピーの注文。みんな大丈夫か!? 飲みやすいとはいえ、とっても濃い横須賀ホッピーだよ! 気がつくとガツンとやられてしまう横須賀ホッピー。私は今後の展開を考えて、おかわりしたい気持ちを必死になって抑え、なんとか1杯のみで横須賀での1軒目を終えたのでした。

午後4時前まで、1時間半ほどのホッピータイムは8人で11,750円(ひとりあたり1,500円弱)でした。「ごちそうさま」と1階に降りると、店内はさらにお客さんが増えています。横須賀のみなさんも早くから飲みはじめるんですねぇ!

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「中央酒場」 / ホッピー / マグロぬた

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シコ刺身 / かき混ぜ後のシコ刺身 / ゲソ天

店情報前回、同じときの「宇ち中」「アル中ハイマー日記」)

《平成18(2006)年10月28日(土)の記録》

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