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2006年12月

猫、猫、猫、猫 … バー「なると」(阿佐ヶ谷)

「知り合いが阿佐ヶ谷にお店を出したんですよ」というなおとんさんに連れられて、ribbitさんと3人でやって来ました。店の名前は「なると」。店内はL字のカウンターと左奥にテーブル席ひとつというこぢんまりとした造りです。

切り盛りしているのはメガネ美人のママさん(この方がなおとんさんの知り合い)と、手伝いの女性がひとり。

ベルビュー・クリーク(Belle-Vue Kriek、550円)という、ベルギー産のブラックベリーを浸けこんだフツーツビールがおすすめメニューのようで、樽生で出されて、おまけにチョコレートも付いてくるのだそうです。さっそくそのベルビュー・クリークをいただいて3人で乾杯。深いピンクの色合いと、甘酸っぱい味わいが楽しいですね。

お通し(300円)はほうれん草の玉子炒めです。

カウンターの付け根の壁のところに、食べ物メニューの黒板が出ています。ポークビーンズ(バケット付き)650円、きのこと野菜たっぷり! 鶏だんご汁650円、あらびきウインナー&チョリソー600円、クラッカー&ツナのクリームチーズディップ500円、冷しトマト400円、くんせい お好み3種盛り(なると、たくあん、玉子、チーズ、ししゃも)450円、豚みそ300円、鶏みそ300円(豚、鶏ともに野菜スティック添えは+200円)。

そんな中から燻製のお好み3種盛り(450円)と和風ピクルス(300円)をもらうことにして、燻製の3種類はなると、たくあん、チーズをチョイス。なるとの燻製というのもおもしろいですよねぇ。たくあんの燻製はいぶりがっこ風。チーズの燻製はそのまんまスモークチーズ!?

和風ピクルスはダイコン、キュウリ、ニンジン。お新香と同じような食材なんだけど、食べてみるとやっぱりピクルスだなぁ。ビールにはこっちのほうが合いそうです。

次にいただいた飲み物は、なおとんさんおすすめの静岡は志太泉酒造の「しだいずみ にゃんかっぷ」。「猫グッズをそろえる一貫で仕入れた」というこのお酒は純米吟醸で600円。猫のイラストのカップは持ち帰ることもできるのです。

「とにかく猫に関するものを集めようと思って」というママさんが見せてくれたのは芋焼酎「竃猫(へっついねこ)」。チリ産の「ガトー・ネグロ」という赤ワイン(グラス500円)のラベルには黒猫の絵が描かれています。さらに「オールドトム」というジン(1ショット600円)のラベルにも黒猫。カウンター後ろ側の飾り棚には猫に関連する図書類や人形、猫の駒のチェスなどなど、まさに猫グッズのオンパレードで、猫好きにはたまらないお店になりそうです。

ribbitさんの電車に合わせて、23時前まで1時間半ほどの滞在は3人で7,800円(ひとりあたり2,600円)でした。どうもごちそうさまでした。

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「なると」 / ベルビュー・クリークとお通し / 燻製3種盛り

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和風ピクルス / にゃんカップ / 竃猫(へっついねこ)

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ガトー・ネグロ / オールドトム / 数々の猫グッズ

店情報

《平成18(2006)年11月11日(土)の記録》

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店情報: バー「なると」(阿佐ヶ谷)

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  • 店名: Food & Bar「なると」
  • 電話: 03-3313-6150
  • 住所: 166-0004 東京都杉並区阿佐谷南2-20-6
  • 営業: 18:00-02:00、水祝休
  • 場所: JR中央線阿佐ヶ谷駅南口を出て、高円寺方面の信号横断歩道を渡りマクドナルドの横の道(一番街)を高円寺方向に直進約3分左手。
  • メモ: 平成18(2006)年11月7日創業。ベルビュー・クリーク(樽生、おまけチョコレート付き)550円、ウイスキー500円~、グラスワイン500円、カクテル各種500円など。

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第60回記念夕食会 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

平成14(2002)年1月からはじまった「竹よし」の夕食会も、今回で第60回の節目を迎えました。

「こんちはー」と店に入ると、店内にはすでにずらりと夕食会参加者が集まっています。小ぢんまりとした「竹よし」の店内は、いっぱいいっぱいに入っても14人。冬場はみんな上着なども着ているので、まさにギュッと詰めあって座ることになりますが、そうやって多少窮屈な思いをしても余りあるおいしい料理や、通常営業では出ないチャレンジングな料理を楽しみにしている参加者が多いのです。

どーんと目の前の大皿に盛り付けられているのはクジラの刺身。60回記念となる夕食会のテーマは「鯨」と「のどくろ」なのだそうです。いつも立派な食材が使われることが多い夕食会ですが、今回は節目の60回ということで店主も大奮発されたようです。

鮮やかな赤身は、口に入れるととろけるようにやわらかい。子供のころにいただいていたクジラは、もっともっとスジっぽい感触だったのですが、最近のクジラ肉は本当に品質が高いですよねぇ。今日のクジラは、北西太平洋捕獲調査のイワシ鯨の背肉なのだそうです。

テーブルの上には卓上コンロが用意され、豆腐や白ネギ、白菜などが入った鍋がかけられます。さらに大皿で出てきたのは、先ほどの刺身よりは少し広く、薄くスライスされたクジラの身と、別皿でたっぷりの水菜。なるほど、この鍋は具だくさんのハリハリ鍋になるんですね!

刺身でも食べられるクジラの身は、さっとシャブシャブ程度に火を通すだけ。水菜を添えていっしょにいただくと、水菜のシャキッとした食感と、やわらかい鯨肉の食感が同時に口の中に入ってきて実にいい食感です。んー。刺身もよかったけど、鍋もいいなぁ。

飲み物は生ビールに続いて「芳泉(ほうせん)」樽生貯蔵酒を冷酒でいただきます。

ドンドン。入口引き戸をだれかが叩いてる。見ればママさんが大きなお皿を両手で抱えて引き戸の向こうに立っています。そうか。大皿を両手で持ってるので引き戸が開けられないんですね。内側から引き戸を開けてみると、ママさんが2階の厨房で作ってきてくれたのはカキたっぷりの、本当にカキたっぷりのカキごはんです。

「うわぁーっ。すごいねぇ!」思わずまわりから手が伸びてきて、上にたっぷりとのっているカキをつまみ食い。私ももちろん数個いただいたあと、カキごはんを茶碗によそいます。磯の風味もたっぷりと、いい味ですねぇ。

カキごはんでクジラ鍋とはなんたるぜいたくか。ぜいたくついでにハリハリ鍋の汁をカキごはんにぶっかけて「うまーっ」と食べたら、「あーっ。もう2度と作ってやんない!!」とママさんににらまれます。せっかくの自信料理。単体で味わってもらいたかったんでしょうねぇ。許せ、ママさん。カキごはん単体もたしかにおいしかったんだけど、こうやってダシをかけると、それとはまた違った味わいが楽しめるのも確かなのです。どちらもうまいっ。

ひとしきり鍋も終わったところで、今度はクジラの竜田揚げ。たっぷりのキャベツの千切りとともにいただく竜田揚げは、クジラの身がやわらかーいっ。そのやわらかい身がカリッとした衣に包まれているからまた楽しい。

クジラのあとに登場したのは焼き魚の王者、ノドクロの塩焼です。どうよ。このトロトロの身! くぅ~っ。ついつい酒が進むのぉ!

そして最後はノドクロのあら身のスープ。脂がよくのったノドクロですが、スープは比較的あっさりめ。シメには最適ですねぇ。

食事が終わると、ここからが店主やママさんも入っての飲み会タイム。別に大皿に用意してくれている料理をつまみながら、自己紹介や近況報告などをおり込みながらワイワイと楽しく過ごすのです。

今日もたっぷりと4時間ほどの夕食会となりました。この先も61回、62回、……と長く続いて欲しいですね。どうもごちそうさまでした。

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イワシ鯨刺身 / 赤ムツ(ノドクロ) / 「芳泉」樽生貯蔵酒

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ハリハリ鍋 / 鍋用の鯨 / 水菜と共にいただく

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大皿のカキごはん / 茶碗によそって / ハリハリ鍋の汁をかけて

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鯨竜田揚げ / ノドクロ塩焼 / ノドクロのあら身のスープ

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チンゲン菜 / 豚肉と大根のトマトソース煮 / ウニのチコリのせ

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リンゴと小松菜のサラダ / 鳥肉とキノコ / カワハギの頭焼き

(かねてからご自宅にて病気療養中だった「竹よし」のママさんは、まことに残念ながら平成18年12月25日に他界されました。食事会の目玉でもあった「ママさんの手料理」をもう食べることができないと思うと悲しい気持ちでいっぱいです。謹んで御冥福をお祈りいたします。)

店情報前回

《平成18(2006)年11月11日(土)の記録》

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立石ツアー2軒目は … 大衆食堂「倉井ストアー(くらいすとあ)」(立石)

立石の2軒目は、朝9時から開いている大衆食堂「倉井ストアー」です。店名にストアーと付いているのを見てもわかるとおり、ここは向かって左半分が食料品(お総菜)店、右半分が食堂になっているというおもしろいお店。しかも左半分で売っているお総菜を買ってすぐに右側の食堂で食べることができるのです。

さっそく左側のお店からビール(キリンラガー大瓶、390円)やおから、ポテトサラダ(各160円ほど)をもらって乾杯です。お店ではパックに入ったおからやポテトサラダが売られているのですが、右の食堂で食べるときにはちゃんとお皿に盛ってくれるのがうれしいですね。

かけられたソースもおいしい名物・自家製ハンバーグ(150円)ももちろん注文。右側の食堂には定食メニューや一品料理のメニューなどもたくさん並んでいます。したがって、左側のお惣菜コーナーから取ってくるだけではなくて、奥の厨房でその場で調理した料理も食べられるのでした。

ビールの後は酎ハイ(JINRO缶)。グラスに注いでみんなでいただきます。

料理のほうはアジ開きやメンチカツ、ハムカツ。ベーコンエッグは、目玉焼きタイプを想像していたのですが、そうではなくて薄焼きの玉子焼きにベーコンが混ざっているもの。ウインナーエッグも同様です。こういうスタイルも珍しいかも。

次の酎ハイは「氷結・早摘みレモン」。料理はカニクリームコロッケや大根の漬物(酢漬け)をいただきます。うーん。まだ午後3時前なのに、けっこう飲み食いしてるなぁ。

祝さんのガールフレンドや、歩く酒場データベース・Kご夫妻も合流してにぎやかになってきたところで、残念ながら私は戦線離脱。この後、午後5時から地元近くのお店の食事会に出席する予定なのです。

みんなはこの後、年明け1月には閉店する予定という「善ちゃん」の口開け(午後5時)を目指して移動するのだそうです。もちろん「善ちゃん」1軒で終わるはずはなくて、きっと長い夜になるんでしょうね。「お互い飲み過ぎないようにしようねー!」などと、決して守れそうにないこと(爆)を言い合いながら、午後4時前に店を後にしたのでした。

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おから / ポテトサラダ / ハンバーグ

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JINRO缶 / あじひらき / メンチカツ

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ハムカツ / ベーコンエッグ / 氷結

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ウインナーエッグ / カニクリームコロッケ / 大根の漬物

店情報前回、同じときの「宇ち中」)

《平成18(2006)年11月11日(土)の記録》

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土曜日の口開けに並んで … もつ焼き「宇ち多(うちだ)」(立石)

都内にもつ焼きの名店は数多くありますが、その中でも屈指の人気を誇るもつ焼き屋が京成立石駅のすぐ近くにある「宇ち多゛」です。開店時に入口の前にずらりと行列ができることでも有名で、その行列はネタがなくなってくるまでほとんど途切れることがないほどなのだそうです。

そんな人気の「宇ち多゛」のメニューの中でも、伝説的と言っていいほどのものが開店直後になくなってしまうというホネとシンキ。これに開店2時間ほどでなくなるというタンナマを加えた3品が「宇ち多゛」ファン垂涎のメニューらしいのです。

ホネというのは、煮込み鍋の中に入っている豚のあごの部分の骨のことなのだそうで、この骨のまわりについた肉がおいしいと言う。しかし、このホネは十数個しかないため、開店と同時に店に入ったお客さん(店のキャパシティは40人弱程度)の中でも、先着十数名しか食べることができない、非常に競争率の高い品物なのです。

シンキというのはテッポウ(豚の直腸)のナマとコブクロ(豚の子宮)のナマを1本ずつセットしにしたもの。お酢を入れてもらって、酢醤油でいただく人が多いそうです。ただし、このシンキは平日しかやっていないのだそうです。

タンナマは言わずと知れたタン(豚の舌)のナマ。先ほどのテッポウやコブクロもそうですが、ここのナマというのは、レバ(豚の肝臓)以外は本当の生ではなくて、下ゆでして冷ましたもののことなのです。

これら幻の3品にありつこうとすると、仕事を休んで平日の午後2時オープンを目指していくしかないのです。「土曜日はシンキはありませんが、ホネとタンナマはありますから、土曜日の口開けを目指しますか!」という宇ち中さんの呼びかけに集まったのは小田原の酒豪・泥酔院さんに、北千住在住のH氏、そして地元・立石界隈在住の祝さんに私の5人。

「宇ち多゛」のことが詳しく紹介されているサイト、「宇ち入り倶楽部」によると、土曜日の開店時刻は正午ということになっているのですが、最近の実態として、早い人は11時ごろから並び始め、行列が長くなる11時半ごろには開店するとのことで、今日の集合時刻は午後10時50分。昨日の酒も醒めやらぬうちに起き出して立石を目指します。

京成立石駅改札口で「おはよう」と声を掛けあって、さっそく「宇ち多゛」へ。表と裏とにふたつある入口のうち、5人が並んで座りやすい裏側の入口前に並びます。この時点で我われより先に並んでいる人はいませんでしたが、あれよあれよという間に人が増えて、表も裏もけっこうな行列になってきました。

ただし、年配の大常連さんたちはさすがにちょっと特権があるらしく、入口横の窓のところから、店のおにいさんにちょいと声をかけると、その人が座るべき場所にトンとグラスが置かれて、そこが予約席であることが示されます。これくらいの状態になるには、何年も、いやヘタすると十年、二十年と通いつめないとならないんでしょうねぇ。

外からガラス窓越しにかいま見える店内。大鍋では煮込みのスタンバイが終わり、その横の焼き台ではまだ開店前なのに、ものすごい勢いでもつ焼きがガンガンと焼かれています。開店直後に一気に入る注文に応えるために、あらかじめ焼いているんでしょうか。

時刻は午前11時25分。入口横の小窓がちょっと開いて、中から顔を出したのはみんなからアンチャンと呼ばれている店のおにいさん。宇ち中さんに「何人? なに飲むの?」と確認。宇ち中さんが「5人で、まずはビール」と答えると、「じゃ、右に入って、ここに5人並んで座ってね」と、裏口入ってすぐ右手の細長いテーブル席に人数分のビアタンを置いてくれました。うーむ。さすが常連・宇ち中さんです!

そして11時30分。表、裏の入口が一度に開かれ、並んでいたお客さんたちが店内にドッとなだれ込んで、あっという間に店内は満席になります。我われ5人も指定されたテーブル席にずらりと並びます。小窓からちょいと顔を出して予約をしていた大常連さんたちも、もちろん席についています。席にグラスを置いてもらっても、開店と同時になだれ込まないといけないのは他のみなさんと同じなんですね。

「ホネの人?」という問いかけにスススッと店内の手が挙がります。我われは5人で2人前のホネを所望。ホネの数だけ用意される箸(ハシ)をゲットすることができました。ホネを食べるには、こうやってまず箸をもらわないといけないことから、常連さんたちの間では「箸」がホネの代名詞として使われることも多いようです。

一連のバタバタが終わったところで予定どおりにビール(キリンラガー大瓶、510円)をいただいて、まずは無事に入店でき、箸を確保できたことに、そして今日の立石ツアーの成功を祈念して乾杯です! クゥ~ッ。休みの日に午前中から飲むビールのなんとうまいことよ!

そしてタンナマ(170円)です。ボイルした豚タンを長手方向にカットしてできる三日月形の肉を、さらに食べやすくひと口大にカットしたものに、醤油風味のタレとお酢をかけて、爪楊枝が1本添えられています。プリプリとした食感がいいですねぇ。「宇ち多」では、ナマや素焼きの場合は醤油風味のタレ(あるいは単に醤油かも??)をかけてくれるのですが、注文のときに「お酢」とたのんでおくと、さらにお酢もかけてくれるので、酢醤油っぽいさっぱりとした味わいになるのです。

ちなみにタンナマ以外のナマは、こういうバラバラの状態ではなくて、串に刺されていて、あとは焼けばもつ焼きになる状態になったものが出されます。またもつ焼きはすべて2本1組で170円ですが、ナマは1本ずつでも注文できるのだそうです。

お新香(170円)もいただきます。お新香は大根とキュウリに紅ショウガがちょっとのせられたもの。こちらも通常は醤油だけがかけられますが、「お酢」とたのむと酢もかけてくれて酢醤油になります。

そしていよいよホネの登場です。ブタの下あごの部分のV字型の骨(なんと歯も付いています!!)を両手でもって、ホネまわりにびっちりとついた肉にかぶりつくと、なるほどこれが人気の一品であることが納得できます。ホネも煮込みのひとつなので、値段も煮込みと同じく170円。十数個しかないホネは特別ですが、他にも開店直後であれば煮込みの中のハツモト(コリコリとした食感の大動脈)のところを多めに入れてもらったり、フワ(まさにフワリとした食感の肺)のところを選んでもらったりすることもできるのだそうです。

開店直後にしか手にすることのできない2品を堪能したあとは、いつものもつ焼き(すべて2本1セットで170円)です。まずはレバタレから。どれを注文しても大ぶりのもつが出てくるのがこの店の大きな特長ですね。カシラ塩。カシラは豚のコメカミの部分で、もつ焼きの中にあっては純粋に肉なのです。

続いてはナマもの。ハツナマお酢も売り切れていることが多い人気の品。というか、遅い時間になるとほとんどのものが売切れてしまうのでした。今日、土曜日なんて、売り切れ仕舞いで、早めの夕方にはもう閉店してしまうのだそうです! アブラナマお酢。アブラは豚の腸のまわりの脂肪なのだそうです。ということは今はやりの内臓脂肪(メタボリック)なのかな!?

ここらで梅割り(170円)に突入です。受け皿つきのグラスにあふれるほど焼酎を入れてくれた上に、梅エキスがちょいと入ります。

梅割りに入るともつ焼きの注文にも勢いが出てきます。アブラ塩とナンコツ塩。なにしろ5人いるので1人前2本の串をばらすと、ひとりあたり1個か2個ずつ。あっという間に食べ終わってシロタレ(豚の腸)とナンコツタレ(豚の食道)です。

そしてガツ(豚の胃袋)を注文しようというところで「最近、ガツ醤油(ガツを醤油味で焼き上げたもの)が好きなんですけど」と宇ち中さんに言ってみたところ、それじゃあと「ガツ素焼きお酢入れないで」と注文してくれます。出てきたガツはまさにガツ醤油。なるほど、「ガツ素焼きお酢入れないで」で、ちまたで人気(自分だけ?)のガツ醤油ができあがるんですね。

梅割りを飲み干して、2杯目は、今度は葡萄(ぶどう)割りをいただきます。

続く焼き物はハツタレ。ハツのタレ焼きというのは、他の店も含めてあまり食べたことがなかったのですが、意外とおいしいもんですねぇ。ここのタレとのマッチングがいいのかな。

「ここのカシラをアブラといっしょに食べるとサーロインステーキのような味になるんですよ」という泥酔院さんの言葉に従って、さっそく注文したのはアブラ塩とカシラ塩。さっそくすべて串からはずして、アブラ1個とカシラ1個をいっしょに箸でつまみあげ、両方をいっぺんにいただきます。うわぁーっ。脂っぽーい。もともとトロのような脂っこさのカシラが、アブラと一緒になることでさらに脂っこくなって、大トロ以上のギトギト感が出てきます。とはいえ、どちらもしつこい脂っこさではないのがいいんですよね。

こってりとしたサーロインステーキ(?)をいただいたところで、口直しに大根お酢(170円)をいただきます。野菜ものははじめに注文したお新香か、この大根かの2種類。どちらも人気の品です。

3杯目は再び梅割り。まだ昼なので、できるだけか~るくに抑えようと思っていたのに、飲みはじめるとやっぱりダメだなぁ。。 そしてもらったのは煮込みアブラのところ。うーん。みんな、飲むほどにこってりとした注文が多くなってきて、こってりしてるからまた焼酎が進んで。。。 悪循環ですなぁ。(のんべにとっては好循環スパイラルかも!?)

「さぁ。それじゃ、そろそろラストにしますか」と最後に注文したのはシロタレよく焼き。よく焼きにすることで、シロ特有のプリプリ感はややなくなりますが、逆にしっかりとした歯応えが出てきて、噛みしめるほどにいい味を感じることができます。

残った梅割りをキュッと飲み干して、午後1時まで、1時間半の滞在は5人で7,350円(ひとりあたり1,470円)程度でした。この安さがまた「宇ち多゛」ですねぇ。満足、満足。

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ビールとゲットした箸 / タンナマ / お新香

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ホネ(煮込み) / レバタレ / カシラ塩

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あごの骨 / ハツナマお酢 / アブラナマお酢

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梅割り / アブラ塩とナンコツ塩 / シロタレとナンコツタレ

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ガツ素焼きお酢入れないで / 2杯目は葡萄割り / ハツタレ

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アブラ塩とカシラ塩 / アブラとカシラをいっしょに / 大根お酢

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3杯目は再び梅割り / 煮込みアブラのところ / シロタレよく焼き

店情報前回、同じときの「宇ち中」)

《平成18(2006)年11月11日(土)の記録》

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今夜も中野のシメは … もつ焼き「石松(いしまつ)」(中野)

中野の夜は、最後はやっぱり「石松」。カウンター8席だけの店内は金曜日の夜とあって満席かと思いきや、ちょうど先客が帰ったばかりでカウンターの手前側に座ることができました。となりの席にいるのはこの近くに住む大常連のBUSHさんです。

今日のお通しはガツの酢の物。これも珍しいですねぇ。

ちょうどツクネを作りはじめたマスターに、まわりから我も我もと便乗注文が飛び交います。BUSHさんに続いて、私もツクネをタレと塩で1本ずつ注文しますが、残念ながら残り1本で終了とのこと。しかーし、同じくタレ・塩で1本ずつ注文していたBUSHさんが「私はいつでも食べられるから」と1本分を譲ってくれたのでした。どうもありがとうございます。

続いてはテッポウを醤油で。一度醤油味でいただいて以来、テッポウもすっかり醤油味が自分の定番になりそうです。

さらにタン塩にはマスタードをつけて、そして最後はカシラの塩焼きでシメて、これまた約1時間半のもつ焼きタイムはちょうど1,000円でした。

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ガツ酢 / つくね塩 / つくねタレ

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テッポウ醤油 / タン塩 / カシラ塩

店情報前回

《平成18(2006)年11月10日(金)の記録》

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水割りであつどーふ … 酒亭「北国(きたぐに)」(中野)

四ツ谷から中央線で10分ほど。中野に着いたのは午後8時です。金曜日なので、もちろんまだ飲みましょう!

南口を出て、丸井の手前の路地に入るとそこがちょっとした酒場街。バーや魚料理屋、ジンギスカン屋などが並びます。そこからさらに左の小さな路地に入ると、その先の角にあるのが酒亭「北国」です。

入口引き戸をガラルと開けて「こんばんは」と店内に入ると、「あら、いらっしゃい。久しぶりねぇ」とママさんの笑顔が迎えてくれます。金曜、午後8時の店内はお客さんが多くて、カウンターの一番奥と、右奥の小上がり席が空いている状態。右手前のテーブル席にまでびっしりとお客さんが入っています。「こっちにする」とママさんが指し示してくれたのも、そのカウンター一番奥の席。

その席に座りながら、今日はウイスキー(サントリーホワイト)の水割りを注文します。

奥の厨房からお通しのマグロの照り焼きを出してくれるユミさん(店を手伝っている人で、ママさんの姪)からも「お久しぶりです」の言葉。うーん。ふたりともに言われちゃうほど来てなかったかなぁ。

今日もあいかわらずお客さんたちの平均年齢は高く、入口付近にはよく見かける常連さんたちがずらりと座り、私のとなりはこれまた常連さんらしき老夫婦。えぼ鯛の焼いたの(400円)とにら玉とじ(350円)を、おふたりで仲良くつつき合いながら、奥さんはビールを、そしてご主人は燗酒をいただいています。ここにはご夫婦でいらっしゃる常連さんも多いのです。

店内にはテレビもなく、唯一の音はカウンターの一番奥で流れているラジオ放送。もちろんラジオだけではなくて、カウンターの中の木製冷蔵庫も、壁も、天井も。最近流行りの作り物の昭和レトロとは違う、本物の昭和レトロがここにはあります。

お通しのマグロの照り焼きで水割りを1杯いただいて、おかわりをたのむのと一緒に、あつどーふ(380円)を注文します。

水割りにはレモンスライスが入っているのですが、1杯いただくごとに1枚ずつレモンスライスが追加されていくのです。つまり2杯飲めば2枚、3杯飲めば3枚。けっしてレモンスライスでお勘定をするわけではなくて、伝票にきちんと何杯飲んだかはつけられているのですが、目で見ても何倍飲んだかわかるので、ブレーキがきく場合もあります。(ほとんどの場合は、ブレーキはきかないけど…。)

あつどーふは丼鉢を少し平たくしたような丸皿で、湯を張った状態で出されます。中身は豆腐のほかにシメジと白ネギ。これを別に出されたポン酢醤油につけていただくのです。うーん。この温かさがいいですね。もっと寒くなってくると燗酒とあわせるとまたうまい。

本当は毎年11月10日のこの日が、おでんの開始日なのだそうですが、今年はたまたま金曜日に当たったので月曜日(11月13日)からおでんを開始することにしたのだそうです。この店のおでんもおいしいので楽しみですね。

ウイスキーを4~5杯いただいて、午後9時半まで約1時間半の滞在は1,730円でした。どうもごちそうさま。常連のみなさん、お先に!

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「北国」 / ウイスキー水割り / BGMはラジオ放送

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マグロ照焼き / 水割りおかわり / あつどーふ

店情報前回

《平成18(2006)年11月10日(金)の記録》

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ハッピーアワー … パブ「ザ・ライジング・サン(The Rising Sun)」(四ツ谷)

四ツ谷方面での仕事を終えて、四ツ谷駅近くのビルの2階にある英国パブ「ザ・ライジング・サン」に入ったのは午後6時。予想どおり、この早い時間、店内には先客はなく、右手の5~6人カウンターも、左手の大きなテーブル席も開店直後のピッチリと整理が行き届いた状態です。

カウンターの中で料理(シェパーズ・パイ)を作っている、この店のバーキーパーのおねえさんに、バスペールエールを注文します。このところいつもサッポロ生ビールをいただいていたのですが、今日はなんとなくエールが飲みたかったのです。バスペールエールも生で、専用のサーバーから注がれます。

ハッピーアワー(毎日午後5時半~7時半)のこの時間、バスペールエールは通常900円のところが750円。なんだかちょっとうれしいですね。ちなみにハッピーアワーで安くなるのは、このバスペールエールの他には、サッポロ生ビール 700円→550円、ウイスキー(シングル)750円→500円、カクテル 800円→500円などです。

思いっきりお腹もすいているので、ちょっとつまむものをもらおうかな。ピクルドエッグ(玉子の酢漬け、250円)を注文すると、玉子がたくさん漬けこんである瓶から1個を取り出しながら、「おにいさん、グルメですねぇ」とおねえさん。「えっ? なんで。そんなことないですよ」と答えると、「ピクルドエッグやピクルドオニオンを食べる人は、外国にもよく行ってたりするグルメの人が多いんですよ」とのこと。へぇー、そうだったのか。

たしかに英国出張のときに、とあるパブでピクルドオニオン(小タマネギの酢漬け)にすっかりはまってしまって、帰りには缶詰のピクルドオニオンを何個か購入して、自分用に持って帰ったほどでした。グルメかどうかはさておいて、海外に行かないとめぐり合わなさそうな食べ物であることは確かなようです。この店に来ると、自家製のピクルドオニオンもあって、根強いピクルドオニオンファンもいるのだそうです。「できるだけ長く漬かってるのをくれ、っていう人もいるのよ。外国のお客さんだけど」とおねえさん。

ピクルドエッグは食べやすいように包丁で4つに切って出してくれました。んー。この酸っぱさがビールに合うように思うのは私だけだろうか。待てよ。ここでよくお会いするキタさんも、生ビールに黒酢を何滴かおとして飲んでますよねぇ。あれも酸っぱさとの相性なのかなぁ。今度会ったら聞いてみなきゃ。

30分ほどかけてじっくりとバスペールエールをいただいて、2杯目はいつものサッポロ生ビール(700円→550円)をいただきます。エールのあとでいただく生ビールは、なんだかとてもライトに感じて、スイスイと喉の通りが良すぎるなぁ。

「こんばんは」とやってきたのは、お客さんかと思いきや、ビールを配達してくれる業者さん。「ここに置きますねぇ」とカウンター上に並べたのは生姜ビール(GINGER BEER)とヒューガルデン(Hoegaarden)です。なるほど。こうやって少量ずつ届けてくれるんですね。

おねえさんは茹であがったポテトをつぶして、つぶしてマッシュポテトの状態にして、それをパイ皿の底に敷いて、その上に別に煮込んでいた挽き肉主体の具をたっぷりと盛り、またマッシュポテトを入れて表面を平らに整形します。つまりポテト、挽き肉、ポテトの三層構造になるわけですね。最後にポテトの表面に、フォークの先を使ってナミナミ~と模様をつけたらできあがり。サランラップをかぶせて、今日の日付の付箋紙を張って保存します。

「すぐに食べないんですか?」と聞いてみると、「何日か置いたほうがおいしいのよ。だから今日出すのは、何日か前に作ったもの。これを出すのは来週ね」とのことでした。

「こんばんは」とやってきたのは、今度は本当にお客さん。天井の梁(はり)のところにぶら下がっている金属製のジョッキをひとつ取っておねえさんに渡すと、おねえさんがそれに生ビールを注いでくれます。

このお客さんはキムさんといって、韓国人なのだそうです。店のおねえさんがマレーシア人、そして私が日本人と、3人しかいない店内なのに国際色豊かです。とはいえ、みなさん日本語がとても上手、というかほとんど日本人と変わらない状態なので、あまり外国の人って感じもしないくらいです。

ググッと生ビールを飲み干して、今日は終了。約1時間半の滞在は1,550円でした。

帰りに1階の入口のところに張り出されていた「期間限定 特別ハッピーアワー(17:30-19:30)」というお知らせを見てみると、「シェパーズ・パイ・ライトまたは自家製イギリスソーセージ・ライト + ギネス・ハーフパイントまたはバスペースエール・ハーフパイントで1,000円。飲み物はサッポロ生やカクテル、ソフトドリンクでもよい。また500円プラスで食べ物のライトをパブ・プラッター(ディナー)に変えることもできる。」とのことです。「期間限定」がいつまでなのかよくわかりませんでしたが、おねえさんの話によると、この店の自家製ソーセージもお土産として持ち帰る人がいるくらいの人気の品らしいので、「特別ハッピーアワー」で試してみるといいかもしれませんね。

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バスペールエール / ピクルドエッグ / サッポロ生ビール

店情報前回

《平成18(2006)年11月10日(金)の記録》

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タチウオのフライ … 居酒屋「春告魚(めばる)」(横浜・日ノ出町)

「まだ新しそうなお店なんだけど、魚のおいしいお店を発見しまして」小田原の酒豪・泥酔院さんは野毛の深部、京急日ノ出町駅のほうに向かいます。このあたりは町名で言うと宮川町。ここも古くて小さな酒場が多い町です。

「このおでん屋さんもいいんですよ」歩きながら泥酔院さんが紹介してくれたのは「あさひや」。飲み物が焼酎しかないのだそうです。うーむ。なかなか濃い感じのお店ですねぇ。ここにもぜひ来てみなければ。

「今日行くのはこちらです」と言いつつ、その「あさひや」の1軒手前の店に戻り、えんじ色ののれんをくぐって開けっ放しの入口から店内に入る泥酔院さん。なんと「あさひや」のおとなりなんですね。

泥酔院さんの後にくっついて店に入ると、L字カウンター7席だけの小ぢんまりとした店内には先客はふたり。それぞれ男性ひとり客で、L字の向こうの端とこっちの端に座っています。我われふたりはL字の角をはさむようにまん中に着席。店は店主とその奥さんのおふたりで切り盛りされているようです。

「今日はいい刺身はあるの?」と確認する泥酔院さんに、「今日は釣りに行ってないんですよー」と店主。釣りに行った日は、その釣果によっておいしい魚が安く楽しめるらしいのです。「今日はなんかあるのか? と電話で確認してからいらっしゃるお客さんも多いんですよ」とのこと。

ここは基本的には串揚げ(フライ)の店らしく、先客のおふたりもシャクシャクハフハフと、いかにも熱そうなフライにかぶりついている。それにしてもそのフライが盛られている器がおもしろいなぁ。親子丼やカツ丼を作るときの、柄が上に向いて付いた小鍋。その小鍋に揚げあがったフライが盛られているのです。

我われも燗酒を大徳利(たぶん500円)でもらい、カウンター内の壁に書き出されたメニューからタチウオのフライ(500円)を注文します。

「あとは何をもらうかなぁ」とメニューをながめていた泥酔院さん。「おつまみセットも1人前もらえますか。タチウオはかぶらないですよね?」と店主に確認します。おつまみセットはもつ煮込み串2本に串揚げ2本、日替り2品、刺身1品で1,000円というお得なセット。その串揚げ2本にタチウオが含まれていないかどうか確認したんですね。「大丈夫ですよ。セットの揚げ物は野菜にしておきましょう」と店主。

店の名前は「春告魚」。カウンターの中で調理中の店主に「店名は“めばる”と読むんですか?」と確認すると「そうです」とのこと。北海道のほうでは同じ「春告魚」と書いて“にしん”と読んだりするらしいのです。どの魚が捕れる季節になるとその地方に春がやってくるのか。日本列島も広いので地域によって違うんでしょうね。個人的には、自分で普通に行ける酒場でもノレソレ(穴子の稚魚)が食べられるようになってくると、春が来たのを感じたりするんだけどなぁ。

そんなことを考えているうちにタチウオのフライができあがって、例によって丼用の鍋に盛られて出てきます。レモンを絞りかけ、添えられたタルタルソースをちょいとつけてシャクッといただくと、中はホワァーッとアツアツのやわらかい白身です。んー、なるほど。身がほろりとくだけ落ちる感じがタチウオですねぇ。子供のころ以来、タチウオは塩焼きで食べるものだと思いつづけてきて、数年前にタチウオの刺身を食べて驚いた。今日のタチウオのフライはまた新しい驚きを与えてくれました。こうやって食べてもおいしいんですねぇ。

そしておつまみセット。3つに仕切られた白いお皿に盛られたのはセットの中の日替り2品に刺身1品。日替りはさつま揚げとナスの煮物。刺身はタコ刺しです。

別のお皿で出されたもつ煮込み串2本はフワとシロ。こうやって串に刺した煮込みをいただくのも久しぶりですねぇ。東京の下町方面ではときどき見かけるのですが、横浜でははじめて食べるなぁ。ちなみに、もつ煮込み串は1本100円でシロ、チート、フワがあるようです。(メニュー上は3種一皿で300円となっているので、もしかすると1本ずつはたのめないのかも。)

おつまみセットの串揚げ2本も、やっぱり丼用の鍋に盛られます。串揚げはタマネギとハス(レンコン)。これを泥酔院さんが割ってくれます。いやいや。タチウオもさることながら、この野菜2品もいいですねぇ! パリッと揚がった衣の下から現れる、ハスのホクッとした食感がたまりません。

しかし、ひとりで来たら、このおつまみセットだけで満腹になっちゃいそうです。

カウンターの中には店内の大きさとは不釣合いなほど(失礼!)大きなテレビと普通のテレビが置かれています。近くにWINS(場外馬券売場)があるので、このあたりのお店にとってテレビは必須アイテムなんだそうです。そしてまた土日は昼から営業して、月曜日が定休日というのも、このあたりではよくあるパターン。休みの日は昼間から(というか、昼間こそ)たくさんのお客さんが集まってきますもんねぇ。

もう1本、小さい燗酒(たぶん300円)をもらって、1時間弱の滞在はふたりで2,300円(ひとりあたり1,150円)でした。どうもごちそうさま。

061108d 061108e 061108f
「春告魚」 / 燗酒を大徳利で / タチウオのフライ

061108g 061108h 061108i
おつまみセット / もつ煮込み串はフワとシロ / タマネギとハスの串揚げ

店情報

《平成18(2006)年11月8日(水)の記録》

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店情報: 居酒屋「春告魚(めばる)」(横浜・日ノ出町)

    061108z
  • 店名: 食処・BAR「春告魚」(メバル)
  • 電話: 045-242-2211
  • 住所: 231-0065 神奈川県横浜市中区宮川町2-58-2 メゾンセピア101
  • 営業: 17:00-23:00(土日は昼から営業)、月休
  • 場所: 京急本線・日ノ出町駅前の交差点を対角にマクドナルドがある側に渡り、バス通り(県道218・平戸桜木道路)に沿って桜木町駅方面に1ブロック(30mほど)。バーミヤンの手前の路地を右に入り、次の角を左に折れた左手。
  • メモ: 平成18(2006)年5月25日創業。おつまみセットはもつ煮込み串2本に串揚げ2本、日替り2品、刺身1品で1,000円。もつ煮込み串はシロ、チート、フワ各100円、フワ空揚げ100円。串揚げはたまねぎ、長ねぎ、エリンギ、ナス、ハス、イカゲソ、ソーセージ、チクワが各100円、海老、串かつ、チーズが各200円。刺身はメトイカのたたき600円のほかボードに書き出される。お新香、冷トマト、冷やっこ、枝豆各300円。おにぎりは梅、こぶ、焼き鮭、焼きたらこが各200円など。(2006年11月調べ)

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今日はここから飲みはじめ … バー「日の出理容院(ひのでりよういん)」(横浜・桜木町)

一時お休みしていた野毛の「武蔵屋」が、3ヶ月ぶりに昨日から再開したという連絡を泥酔院さんからいただいて、今日はぜひ行ってみようと思っていたのですが、そんな日にかぎって仕事が長引いて、JR桜木町駅に到着したのは午後8時半。うーん。残念ながら今日の「武蔵屋」は断念しますか。

同じく今日、「武蔵屋」を訪れているはずの泥酔院さんに連絡を取ってみると、すでに「武蔵屋」の後の「ホッピー仙人」も終えて、今は「日の出理容院」で飲んでいるとのこと。あらあら。「日の出理容院」もしばらくお休みしていたようなのに、開いてるんですね。さっそくその「日の出理容院」に向かいます。

「こんばんは」と久しぶりに開ける「日の出理容院」の入口扉。扉の上にある白熱灯がついてなければ、やっているのかどうなのかもわからないほど暗い店内カウンターには先客が3人。それぞれ男性ひとり客で、入口から見て一番左側に座っているのが泥酔院さんです。7人も座ればいっぱいになる小さなカウンター。そのカウンターの角をはさんで泥酔院さんのとなりに座ります。

カウンターの中にはバーキーパーのメグミさん。お休み前とちっとも変わらない光景にひと安心しながら生ビール(500円)をいただきます。

「この店から飲みはじめるのは今日がはじめてですよ」と言いながらビールを受け取ると、まわりのみなさんも「そう言えば、その日の1軒目としてこの店に来ることはないなぁ」。

この店ではお通し(サービス)として“さや付き落花生”が出される他は、特につまみはありません。たいていの人は、どこか別の店で飲み食いして、その日の最後近くになってからこの店にやってきて、1杯500円(炭酸割りなどは600円)、キャッシュ・オン・デリバリーのお酒をいただきながら、「日の出理容院」でのひと時を過ごすのです。

「じゃあ、今日はこれからどっか行くんだ」とメグミさん。「いつも最後がこの店なのに、こっからスタートというのもおもしろいですよね。」「グルッとまわって、また帰ってきてください。」「あはは。本当にそうなったりしてね。酔って同じ店に何度も来る人もいるから(笑)」。

グゥーッとビールを飲み干して、泥酔院さんとともに「行ってきまーっす!」と元気よく席を立つと、カウンターの中のメグミさんが「行ってらっしゃーい」と笑顔で見送ってくれます。他のお客さんたちまで「行ってらっしゃーい!」と見送ってくれるのがありがたいですねぇ。

約20分の滞在。500円でした。また帰って来たりして。。。(爆)

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入口の灯り / 生ビール / 行ってきまーす

店情報前回

《平成18(2006)年11月8日(水)の記録》

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近所の酒友たちと … 大衆酒場「丸山(まるやま)」(阿佐ヶ谷)

秋元屋」からの帰り道、近くに住む酒友・にっきーさんと連絡がついて「丸山」へと向かいます。白地に黒で「大衆酒場」と大書された「丸山」ののれんをくぐり、入口引き戸を開けると、入ってすぐ右側のテーブル席、ちょうどテレビの真下にあるテーブルで、にっきーさんと、これまた西武線沿線に住む酒友・ふじもとさんのおふたりが談笑中。「やぁ、こんばんは、こんばんは」とあいさつを交わしながら、そのテーブルに合流します。

おふたりとも樽生ホッピー(370円)をいただいているようなので、私も同じく樽生ホッピーをもらって乾杯です。樽生ホッピーは氷入りのジョッキに入ってレモンスライスが1枚添えられている。とてもライトな味わいは、チューハイと生ビールの中間的な印象です。

今日のお通し(200円)は小皿に盛られたツナとキュウリのサラダ。目の前には先着したおふたりが注文したシャコ刺身が出されています。シャコは刺身とは言っても生ではなくて、茹でて冷ましたもの。シャコは身がゆるくて、すぐに溶けたみたいになってしまうので、捕れ捕れのものをその場でいただける産地でしか、生の刺身は食べられないらしいのです。ほとんどのものは捕れたその場で茹でて殻を剥いて状態で出荷される。それを寿司ネタにしたり、今いただいているように刺身として食べたりするのだそうです。初夏の産卵期には、カツブシと呼ばれる卵が入っていてまたおいしいんですよね。

おふたりは「川名」で飲んでいたのだそうです。我われの家の近くには日曜日にも営業しているお店が、ここ「丸山」や「川名」、「秋元屋」やのほか、私がパッと思いつくだけでも「竹よし」、「くしとも」、「魚がし寿司」、「アルフォンソ」と、ありがたいことにたくさんあるのです。中でも他の店より一足早い午後4時から開店している「川名」と「秋元屋」の両店は人気が高くて、日曜日になると私も含めて近所の酒友たちはどちらかの店に顔を出しているような状況になっているのでした。

続く料理は、ふじもとさんがすでに注文してあったというコーンバターです。同じコーンバターという名称でも出てくる料理は店によって少しずつ異なっているのがおもしろいところ。ここのコーンバターはベーコンと一緒に炒めてパセリが添えられています。

ふじもとさんは昨日、鎌倉の「高崎屋本店」から、藤沢の「久昇」というコースを回られたのだそうです。「久昇」のしっとりとしたおからやクリーミーな煮込みが懐かしいですねぇ。鎌倉、藤沢をはじめとする湘南エリアにも、もっともっと出かけていきたいのに、なかなか行けていない状態。ちょっと無理してでも出かける工夫をしないと行けそうにないですねぇ。

それぞれ樽生ホッピー(370円)もおかわりして、約1時間半の滞在は3人で3,500円ほど(ひとりあたり1,200円弱)でした。さぁ、明日からまた新しい1週間だ!

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樽生ホッピーとお通し / シャコ刺身 / コーンバター

店情報前回、同じときの「アル中ハイマー日記」)

《平成18(2006)年11月5日(日)の記録》

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日曜日も満員 … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

昨夜、というかほんの数時間前まで「北島亭」で満腹以上の状態になるまで美味しいものをたくさんいただいて、ワインをしこたま飲んだのに、一夜明けて朝になるとそんなことはまるでなかったかのように空腹になってるのがくやしいなぁ。この空腹感の数パーセントでも昨夜残っていたら、もっとたくさん食べられたのになぁ。

そんなわけで、今日は朝から昨日全部は食べられなくてお土産に持ち帰ったシャラン産鴨のローストです。昨夜の焼きたての状態と比べるとピンクの度合いはまったく違うものの、やっぱり味はいいですねぇ。ブール(自家製の小さい丸いパン)もたくさん添えてくれています。

こうなると、朝からワインが飲みたいくらいだけれど、それをやっちゃうと日曜日1日を棒に振っちゃうのでグッとがまんして、これまたたくさん添えてくれていた焼き栗をいただいて朝食終了です。

いつもの日曜と同じく、ブログの記事を書いたり、録りためたビデオを見たり、本を読んだりしてるともう午後5時。夕食前にちょいと日曜日恒例の近辺散歩に出かけますか!

トコトコと歩くこと15分ほどで到着したのは「秋元屋」。いつものことながら店内はほぼ満席で、かろうじてひとり分空いていたカウンターの奥のほうに腰を落ちつけて、まずは氷なしホッピー(380円)にお新香(180円)、そして焼き物もレバ、シロ、ハラミを味噌で注文します。

すぐに出されるホッピーとお新香(キャベツとキュウリ)。この時間帯、焼き台はフル回転なんだけど注文に追いつかない状態が続くので、焼き物以外のつまみをもらって、それをつっつきながら待ちます。この店の場合、お新香やポテトサラダ(280円)、マカロニサラダ(280円)、冷しトマト(220円)、オニオンスライス(220円)、みそきゅうり(180円)、きゃべつみそ(100円)などのサイドメニューも充実しているので、焼き物を待つ間もまったく苦になりません。

11月に入っていくぶん涼しくなってきたので、最初に煮込み(320円)をもらっている人も多いようです。あ。夏の間お休みしていた、煮込みの玉子入り(380円)も復活したんですね。玉子は大好きなので、煮込みもつい玉子入りのほうをたのんじゃうんですよね。

さぁ、まずはレバ味噌から焼きあがってきました。ここの味噌ダレはピリッと辛くて、どのもつ焼きとでもよく合うのですが、特にレバやチレとの相性はいいですよねぇ。追いかけるようにハラミ味噌とシロ味噌も出てきます。もともとがピリッとしているので、このままでもOKなのですが、さらに一味や七味をかけて食べるとさらにホッピーが進みます。

氷なしホッピー(380円)をおかわりすると、キンキンに冷えたジョッキごと新しいものに交換されます。

次なるもつ焼きの注文はガツ醤油にアブラ塩、そしてチキンボールです。ガツ(豚の胃袋)を素焼きにしておいて、最後にさっと醤油をかけて仕上げるのがガツ醤油。プリッとしたガツの弾力感と、焼けた醤油の香ばしさに最近どっぷりとはまり中の一品なのです。アブラは豚の腸まわりについている脂肪分。トンカツやポークソテーなどに付いている肉の脂肪とは違って、クニュクニュっとした中になんとなく弾力感があるアブラは、焼酎との相性が抜群です。

チキンボールはいわゆるツクネ。自家製のツクネを出すもつ焼きの名店が多い中、「秋元屋」のチキンボールは自家製ではないらしく、店主にとっては課題の残る品物なのかもしれないのですが、お客さんたちからは人気が高く、私自身もここのスパイシーなチキンボールは大好きで、注文することが多い品なのです。そういえばコロッケやメンチカツも、店主に言わせれば「市販のものを買ってきて焼いてるだけですよ」というものなのですがとても人気があって「お土産用に焼いてください」と注文している人もいるほどです。でもいつかこのチキンボールを越える、自家製のツクネが出てくるとうれしいですね。

約1時間の滞在はホッピー2杯にお新香ともつ焼き6本、席料100円が加わってお勘定は1,640円。「どうもごちそうさま」と満員の客が途切れることのない、午後6時過ぎの「秋元屋」を後にしたのでした。

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お土産の鴨ローストなど / お新香 / レバ味噌

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ハラミ味噌、シロ味噌 / ホッピー / ガツ醤油、アブラ塩、チキンボール

店情報前回

《平成18(2006)年11月5日(日)の記録》

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た、食べ切れない... … フランス料理「北島亭(きたじまてい)」(四ツ谷)

たまには各国の料理でお酒をいただくのも楽しいもの。その頻度がもっとも高いのは中華料理ですが、イタリア料理やタイ料理、さらにはインド料理などでその国ならではのお酒をいただくのもいいですよね。

今日は故郷(いなか)の友人が行きつけにしているフランス料理の「北島亭」です。料理ももちろんすばらしいのですが、その料理を肴にワインをたっぷりといただくのがいつもの過ごし方。アラカルトで注文することが多いのですが「今日はコースにしてみたからね」と友人。今日もシャンパン(KRUG)からスタートすると、アミューズ(つき出し)はイクラと玉子クリームのタルト。パクンと食べると玉子と香草の味わいの中にイクラのプツプツ感があって、最初から楽しませてくれます。

前菜の1皿目は真鯖(マサバ)のマリネ、リエット添え。軽く酢じめした新鮮なサバがおいしいのと同じく、この時期、サバのマリネもおいしいですねぇ! シャンパンとの相性もいい。

2皿目はこの店の定番・生ウニのコンソメゼリー寄せ、カリフラワークリームソースです。中に入っている生ウニと、コンソメゼリーのやわらかさが同じくらいで、渾然一体となって口の中に入ってくるんですよねぇ。生ウニのひとつひとつの身が大きいこと!

これまたこの店の定番である、ブールという自家製の丸いパンも出されます。味が濃くて、ひと口大にちぎってバターをたっぷりのせていただくと、これだけでいいつまみになるのです。

前菜の3皿目は真鱈(マダラ)の白子のムニエル。表面のカリッと感、そして内部のトロッと感は、火の通し方の天才・「北島亭」ならではの絶品料理のひとつだと思います! クゥ~ッ。酒(シャンパン)が進む進む!

シャンパンもなくなって本日の2本目は赤ワイン「エシェゾー・グランクリュ(Echezeaux Grand Cru)」。

4皿目はひとりずつ別の料理が出されて3人でそれぞれをシェアします。私の前には黒ムツのごま付け焼き。もう一皿に同じクロムツのカマの部分を唐揚げにしたものが出されます。カリッと香ばしい表面を噛み破ると、中からトロッと脂ののったやわらかーい身が現れるのです。

同行のKさんの前にはアカザエビ。食べやすくカットされた身のひと切れ一切れの間にはスライスされたトリュフが1枚ずつ。こりゃまた豪勢ですねぇ。トリュフの他にアスパラなども添えられていて、これらの野菜もおいしいのです。

旧友Tの前に出されたのはフォアグラのソテーなんだけど、「これでもか!」と言わんばかりにお皿にテンコ盛り! こんなたくさんのフォアグラ見たことがないほどです。たっぷりのフォアグラにはたっぷりの生野菜もついてきます。

3本目のワインは「ボンヌ・マール グラン・クリュ(Bonnes-Mares Grand Cru)2001」。こちらは事前にデキャンタージュされていて、2本目でいただいたエシェゾーにくらべると、ブドウのやわらかな甘みをより感じます。

そして今日のメインディッシュはシャラン産鴨肉のローストです。これまたカリッと焼きあがった皮の部分と、きれいなピンクの身の部分のやわらかさの絶妙なバランスが最高です。添えられた焼きシイタケがまたおいしくて。後から北島シェフにうかがった話ですが、もっと寒くなってくると国産の鴨もおいしくなってくるのですが、今、この時期はフランスのシャラン産の鴨がもっともおいしいのだそうです。

メインが終わったところでデザートのメニュー、食後酒のメニューとともに焼き栗とホオズキが出されます。ホオズキは夜店のアンズ飴のように、まわりをシロップで固めています。これはフランス料理ではフォンダン(fondant)という調理法なのだそうです。

デザートにはシャーベットの盛り合わせ(1,200円)をいただきます。他のデザートはミルフィーユ(1,200円)、クリームブリュレ(濃厚カスタード焼きプリン、1,000円)、ブランマンジェ(牛乳とアーモンドのうまみで作るババロア、800円)など。そして食後酒のメニューはカルヴァドス1,000~2,800円、冷たいブランデー4種各1,000円、グランシャンパーニュ(コニャック)1,800円と2,500円、ポルト酒800~1,600円、デザートワイン800円など。奄美大島の宝物700円なんてのもあります。なんでしょうねぇ?(後で聞いてみようと思いながら忘れてました。)

さらにデザートの前にマスカットとトリュフチョコレートが出され、本日4本目(小さ目のボトルなので3.5本目くらいか!?)となるデザートワインはボルドーが世界に誇る甘口貴腐ワイン「シャトー・イケム(Chateau D'yquem)1990」です。はじめて飲むこのワインは、とっても甘いんだけど上品で、けっして甘ったるくない。なるほどなぁ。こういう味わいなんだ。

そして出てきたシャーベットの盛り合せは、パイナップルとキャラメルとマール(お酒)の3種盛り。

料理がすべて終わった北島シェフも厨房から出てきて、いっしょにワインを飲みながら歓談です。鴨肉がとてもいい焼き加減で、すごくおいしかったという感想を伝えると、「いつもコンスタントな焼き上がりにするのはむずかしいんです。最近少しだけ焼き肉がわかってきたように思います」と、まわりから焼き肉の天才とほめたたえられながらも、ご自身はあくまで謙虚な北島シェフです。

もともとパティシエ(菓子を作る職人)として修業したことがある北島シェフは「スフレを、お客さんの目の前でササッと作れるような店が夢なんです」と、まだまだフランス料理への精進の道半ばといった風情。いつまでも上へ上へと向かっていく姿勢がすばらしいですよねぇ。見習わなくては。

最後に「メイエ フォンネ(Meyer-Fonne)」というグラッパと、エスプレッソをいただいて終了。たくさんありすぎて食べ切れなかった料理は、お土産用にパックに入れてくれました。うー、大満足、大満腹。どうもごちそうさまでした!

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「北島亭」 / クリュッグ / イクラと玉子クリームのタルト

061104d 061104e 061104f
真鯖のマリネ / 生ウニのコンソメゼリー寄せ / 生ウニ

061104g 061104h 061104i
自家製のパン / 白子のムニエル / エシェゾー

061104j 061104k 061104l
黒ムツのごま付け焼き / カマ唐揚げ / アカザエビのサラダ

061104m 061104n 061104o
アカザエビ / フォアグラのソテー / フォアグラの1切れ

061104p 061104q 061104r
別皿の生野菜 / ボンヌ・マール / 鴨肉のロースト

061104s 061104t 061104u
鴨肉 / 焼き栗とホオズキ / マスカットとトリュフチョコ

061104v 061104w 061104x
シャトー・イケム / シャーベット / グラッパとエスプレッソ

店情報前回

《平成18(2006)年11月4日(土)の記録》

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沼津産あじひらき … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

今日は祝日(文化の日)なのに出勤日。横浜での仕事を終えて自宅近くまで帰ってきたのは午後8時ごろ。ちょっと「竹よし」に寄って、魚を食べて帰りましょうかね。こういうときに日祝でも営業しているお店はうれしいなぁ。

「天ぷら」と書かれたのれんをくぐり、「こんばんは」と引き戸を開けると、カウンターの奥のほうで静かに飲んでいたのは、この店の大常連であり、毎月やっている食事会の発案者でもあるTさんです。「やぁ、いらっしゃい」という店主(マスター)と、「こんばんは!」と笑顔のTさんに迎えられて私も右手カウンターの中央部に陣取ります。

すぐに出されたお絞りで手をふきながら、まずは瓶ビール(中瓶、500円)を注文します。瓶ビールはアサヒとキリンがあるのですが、今日はキリンラガーにしてみました。顔を見てから用意してくれる今日のお通し(200円)は数の子。魚の卵は大好きなのでうれしいなぁ。ググゥ~ッと一気に飲み干す今日1杯目のビールがうまいこと!

さぁ、魚、魚。まずはやっぱり刺身の盛り合わせかな。この店の刺身盛り合わせは、基本的には1種類3切れずつが5品盛りになって1,000円なのです。なにが盛り合わされるかは、その日の仕入れによります。今日はなにが出るのかなぁ、と待ってる間がまた楽しいのです。

「はい。お待たせしましたぁ!」と出てきた盛り合わせは、タイ、豊後水道のサバ、マグロ、イワシクジラ、コチの5品盛り。マグロ、クジラの赤と、タイ、コチの白の対比も美しいですねぇ!

カウンター内上部には、今日のおすすめが書かれたホワイトボードが掲げられています。そこに載っている今日の刺身はカワハギ(1,000円)、豊後水道サバ(700円)、天然ブリ(700円)、生クジラ(800円)、アオリイカ(600円)。盛り合わせもさることながら、単品も安いのです。大常連のTさんは、肝たっぷりのカワハギの刺身をつつきながら冷酒をチビチビとやっている。「そういえば、ブリも盛り合せに入れようと思ってたのに忘れてました」と店主が天然ブリの刺身も小皿で出してくれました。わぁ、ありがとうございます。それじゃ私にも冷酒(高清水300ml瓶、600円)をお願いします。

先ほど「盛り合わせは基本的に3切れが5種」と書きましたが、基本からはずれたわがままもきくことがあるようです。たとえば「アオリイカも入れて盛り合わせてください」と好みの品を入れてもらったり、「ブリとサバだけで盛り合わせてください」と2品盛りにしたりすることも、場合によってはできるようなのです。1尾丸ごとさばかないといけないようなものはダメですけどね。そうやってわがままを言った場合は、盛り合わせるものの品数や量を調整するなどしてうまく盛り合わせてくれるようです。好き嫌いがある人は「これは嫌い」と申告しておくのもよさそうですね。

さあて。刺身に続いては、今日は焼き魚を食べてみようかな。ここの焼き魚は炭火で焼くわけでもなく、サラマンダー(上火の輻射熱で焼く装置)で焼くわけでもなくて、家庭にもあるようなコンロの魚焼き用グリルで焼いてくれるのですが、これがまたうまく焼きあがるのです。

魚だけでなく、モツや肉などの場合もそうですが、素人とプロの大きな違いは「ここで火が通った」という点の見極めにあるのではないかと思います。素人がやると生っぽくて食べられなかったり、焼き過ぎて硬くなってしまったりするのですが、プロがやるとちょうど火が通ったという絶妙の焼き加減。プリッとジューシーなできあがりになるのです。

今日の焼き魚メニューは笹かれい(600円)、にしん(600円)、かます(500円)、秋さば(500円)、ぶりかま(600円)、かんぱちかま(550円)、沼津産あじひらき(500円)に、ホワイトボードにある穴子白焼(800円)を加えた8品。

「こうやって生の焼き魚が並ぶ中に、いつもアジの開きがあるのはなんで?」と聞いてみると、「毎回、このアジの開きを楽しみにやってくる常連さんがいらっしゃるんですよ」と店主。「これがそのアジなんですけどね」と焼く前のアジの開きを見せてくれます。これはまた肉厚で立派なアジですねぇ! 「沼津産ってとこが決め手なんですよ」とカウンターのTさん。そうだったんですか。それじゃ私もそのアジをお願いします。

冷酒をおかわりし、ちびりちびりと飲みながら待つことしばし。沼津産のアジ開きが焼きあがってきました。おぉぉぉっ。どうですかこの身の表面! ジュワッと脂が浮き上がって見るからにおいしそうではありませんか。普段なら頭からかぶりつくところですが、あまりに美味しそうにプリッと張った身に、ひと口目はまず一番肉厚な部分からいただきます。んーっ。んまいっ!

入口引戸がカラリと開いて、入ってきたのはなおとんさんです。「こんばんは」とあいさつし、ここのところの出来事などをいろいろと談笑しながら飲んでいると、店主がコチのあらを見せてくれます。

コチは刺身にすると歩留まりが悪くて、あらの部分が多くなってしまうのだそうです。そのコチのあらでこれからみそ汁を作ろうという店主。まずはあらを火で炙ります。こうしてから出汁(だし)をとると臭みが出ないのだそうです。まつことしばし。できあがったのはみそ汁というよりもコチ鍋といった風情。んー。いいダシが出ていておいしいですねぇ。魚のみそ汁は大好きです。

「具を食べたところでごはんを入れて雑炊にしましょう」とシメの雑炊までいただいて、たっぷりと午後11時過ぎまで3時間以上の滞在は3,500円でした。大満足! ごちそうさまでした。

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瓶ビールとお通し / 刺身盛り合せ / 天然ぶり刺身

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沼津産あじひらき / こちのみそ汁 / こちの雑炊

店情報前回

《平成18(2006)年11月3日(金)の記録》

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ついついペペロンチーノ … イタリア料理「サイゼリア洋光台店」(横浜・洋光台)

上大岡からバスに乗って帰ってくると、バス停のすぐ近くにあるのが「サイゼリア」。そのネオンに引かれるように店内へ。うーん。前回も「鳥佳」からの帰り道にここに寄っちゃったなぁ。飲んだ後の食事が身体にはよくないとわかっていつつも、ついついラーメンやうどん、そばなどのシメの麺、いわゆるトドメン(by G.Aさん)を食べてしまうんですよねぇ。

今日の注文は白ワインの250mlデカンタ(190円)にペペロンチーノ(299円)。この安さが「サイゼリア」のうれしいところです。

すぐに出てきたペペロンチーノはさっぱりとおいしくて、ワインを飲む間もなく完食してしまいました。

ありゃりゃ。これはつまみを追加しなければ。最後はスープものがいいかな。スープはシーフードチャウダーや田舎風ミネストローネ(ベーコン入り野菜スープ)、コーンクリームスープ、冷たいパンプキンスープ、緑野菜のあったかスープなどがあって、それぞれ149円。Wサイズでも289円です。そんななかからシーフードチャウダーを選択。

小さく刻んだイカやエビが入ったスープをいただきながら、白ワインをチビリチビリ。悪くはないけど、前回いただいた赤ワインのほうが好みかも。

今日はまだ10時になってないので深夜料金(10%増し)も要らず、お勘定はなんと638円。うーん、信じられないほど安い。さすが洋風大衆食堂ですねぇ。

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白ワイン / ペペロンチーノ / シーフードチャウダー

店情報前回

《平成18(2006)年11月2日(木)の記録》

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入口横の人気席!? … やきとり「鳥佳(とりよし)」(横浜・上大岡)

祝日前、午後7時半の「鳥佳」はカウンターもテーブルもびっしりと満席。「おひとりでしたら、こちらでいかがでしょう?」と案内されたのは、入口横の日本酒冷蔵庫のところ。「あ。いいですねぇ! ぜひここで」と答えると、すぐに椅子を用意してくれます。「ポツンと離れた特別席ですね(笑)」と聞くと、「ここは意外と人気席なんですよ!」とおにいさん。たしかにそうかも。さっそくウーロンハイ(420円)と小腹セット(700円)を注文します。

小腹セットの一皿めはカシラ、タン、ハツの塩焼き。三者三様に含まれているアブラの量(カシラ>タン>ハツ)や食感が微妙に異なっているのがおもしろい。(単品価格はタンが150円で、それ以外は130円)

カウンターの手前に座っていたふたりが帰り、「じゃ、こちらにどうぞ」とおにいさんにうながされて、冷蔵庫上の特別席(?)から、カウンターの一番端っこに移動すると、タイミングよく二皿めの皮、レバー、シロのタレ焼き(単品価格は各130円)が出てきて、小腹セット終了です。単品価格の合計800円分がセット価格700円でいただけるんですね。

ガラリと入口引戸が開いて入ってきたのはサラリーマンふたり連れ。「おひとりはカウンターで、もうおひとりはこちらの冷蔵庫の上になるんですけどいいでしょうか?」と店のおにいさんが確認しています。「あ。私、代わりましょうか? その席もけっこう気に入っているので(笑)」とおにいさんに声をかけて、カウンター側の席をふたり連れに譲ります。

この冷蔵庫の席は、ポツンと離れているので(と言っても50センチほど)、なんとなく落ち着けるのと、日本酒の注文が入るたびにここから一升瓶が取り出されていくので、どんな銘柄のお酒があるのかがよくわかるのです。

「何度も場所を変わっていただいてすみません」とおにいさんが持ってきてくれたのは天然マダイと天然ブリの盛り合わせ。どちらも単品では500円の黒板メニューです。わぁ。なんだかかえって悪いことをしたような。立ち上がって焼き台の前にいる店主に「どうもすみません。ありがとうございます」とお礼をいうと、店主もちょっと手をあげてニコッと会釈してくれます。

こうなると日本酒ですね。「竹鶴」(530円)をぬる燗でお願いします。

燗酒はチロリで湯煎され、そのまま出されます。注文どおり、ややぬるめにつけられた竹鶴でいただくタイとブリのうまいこと! この店は焼き鳥(もつ焼き)もさることながら、黒板メニューに書き出される魚もおいしいんですよねぇ。

1時間ちょっとの滞在は1,650円でした。どうもごちそうさま。

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ウーロンハイ / カシラ、タン、ハツ(塩) / 皮、レバー、シロ(タレ)

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天然マダイと天然ブリの盛り合わせ / 「竹鶴」燗酒

店情報前回

《平成18(2006)年11月2日(木)の記録》

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自宅近くの人気店 … 大衆酒場「丸山(まるやま)」(阿佐ヶ谷)

月曜日。明日の都内での仕事に備えて、今日は自宅帰りです。

ちょっと仕事が長引いて、自宅近くまでたどりついたのは午後9時半ごろ。この時間から行きつけのお店に行っちゃうと、きっと12時近くまで腰を据えて飲んじゃうので、あまり行きつけでないお店で1杯やって帰りましょう。

「行きつけ」ではないお店の中にも、いつもお客さんでいっぱいのお店はたくさんあります。たとえば西武新宿線・鷺ノ宮(さぎのみや)駅北側にある「江戸や鮨八」や南側の「島の唄」や「東宝亭」などなど。今日は駅からはちょっと離れて、早稲田通りの近くにある大衆酒場「丸山」です。

ここは5~6年前にできた酒場なのですが、交通の便が良くないのに店内はいつも満席の様子。私自身、けっして避けているわけではないのですが、いつのぞいても満席っぽくてなかなか入れないお店なのです。

店内はテーブル席(が主体ですが、左手前の部分に5人ほど座れる小さいカウンターもあります。月曜日だからか、この時間満席ということはなくて、私もカウンターの一番奥側に座ることができました。ここはカウンターの前の壁が高いのと、テレビがカウンターからは振り返らなければならない場所にあるのとで、ひとりだとかなり寂しい状況で飲まなければなりません。でも、今日のように「軽く静かに飲みたいな」というときには、これが逆にいい環境ということになるのでした。

「いらっしゃいませ」と注文を取りにきてくれたおにいさんに、酎ハイ(270円)と豚ハツ炒め(480円)を注文。すぐに酎ハイとお通し(200円)が出され、カウンター内、厨房のところにいる店主に豚ハツ炒めの注文が通されます。カウンター5席、テーブル18席の店内は、店主と手伝いのおにいさんのふたりで切り盛りしているのです。

今日のお通しは刻みネギがのせられた熱々のガンモの煮物。ダシの味がいいですねぇ。

「お待たせしました」とカウンター上部越しに店主から手渡される豚ハツ炒めは、薄めにスライスした大ぶりのハツを塩コショウで炒めてお皿に盛ったもの。添えられたレモンをちょっと絞っていただきます。もつ焼きでいただくハツも好きですが、こうやって普通の肉炒め風に食べてもおいしいんですね。

残念ながら豚ハツ炒めは5~6切れしかないので、あっという間に食べ終えてしまい、次はサンマ焼き(350円)をいただきます。

サンマの焼魚も大好物のひとつなので、秋になるとこれを注文することが多いのです。1本丸ごとパリッと焼かれたサンマの上になった身の側を上下に開くと、湯気がフワーッと立ちのぼっていい香りです。この状態で頭から中骨・尻尾をペリッとはぐように取り除くと、お皿の上には食べられる身の部分だけが残るのです。後は添えられたレモンをちょっと絞りかけ、大根おろしに醤油をたらしてワシワシといただくのみ。んーっ。はらわたの苦味に酎ハイも進み、2杯目をもらいます。(燗酒のほうがもっと合いそうなのですが、月曜日なのでがまん、がまん。)

サンマの絶妙な焼き加減がうれしくて、もう一品、鳥皮焼(200円)を塩焼きでいただくことにします。鳥皮焼は2串が1人前。予想どおりこれもちょうどいい火の通り具合です。カリッとした噛みはじめの歯応えと、そのあとのプリッとした食感が鳥皮の持ち味。皿の縁に添えられたニンニク味噌をちょっとつけて、3杯目の酎ハイとともにいただきます。

軽くのつもりが1時間半ほどゆっくりとくつろいで、今日は2,040円でした。さすが人気店だけあって、料理もおいしかったですねぇ。どうもごちそうさま!

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「丸山」 / 酎ハイとお通し / 豚ハツ炒め

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さんま焼 / 中骨をはずして / 鳥皮焼

店情報前回

《平成18(2006)年10月30日(月)の記録》

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東京湾一周ツアー(7) … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)

渋谷から山手線に乗り込み、高田馬場で西武新宿線最終電車に乗り継いで鷺ノ宮駅に到着したのは日付けが変わった午前0時45分。朝8時過ぎに、鷺ノ宮駅を出発してから実に17時間。うーむ。長い1日であったことよ。

よーし。東京湾一周の成功を祝して、最後は「満月」で1杯飲んで帰りますか。

「こんばんは!」と元気よく入った「満月」は、予想どおり盛り上がっている。この時間になるとお客さんも、店主夫婦もみんなすっかりできあがっていて、店中でワイワイと大騒ぎなのです。

その中に混ざって、私もコーヒー割り(300円)とポテトサラダ(300円)です。

もうブレーキをかけなくても、後は死ぬほど飲んでもいい状態なのに、さすがに今日は飲みすぎていてコーヒー割りも進みが悪いなぁ。

しかし、千葉の竹岡ラーメン「梅乃家」からはじまって、東京湾を渡って「中央酒場」、「銀次」とハシゴ。野毛に移って「ホッピー仙人」に「福田フライ」。東京に帰って渋谷の「とりすみ」。こう列挙してみると、まさに名店ばかりをぐるりと渡り歩いた1日だったんですねぇ。

集まったメンバーも、今回の企画立案をしていただいた歩く酒場データベース・Kご夫妻のほか、酒友・H氏、新宿「串元」の大常連T氏とK女史、そして宇ち中さんと私の7人でスタートし、「中央酒場」でにっきーさんが合流、「銀次」では泥酔院さん、ribbitさんの湘南組に、東京から呑んだフルさんも合流。そして最後に渋谷組のここっとさんHさんと、その数、総勢13名。楽しい1日を本当にありがとうございました。

西へ東へ、そして南へ。名酒場はまだまだ数多いですねぇ! またこういう機会があればぜひ参加したいと思います。またやりましょうね! >みなさん

約1時間の滞在は600円。自宅を出発してから18時間後となる午前2時過ぎに自宅に到着したのでした。無事にゴーーーーールッ!(^^)v

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コーヒー割りとポテトサラダ

店情報前回

《平成18(2006)年10月28日(土)の記録》

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東京湾一周ツアー(6) … 居酒屋「とりすみ」(渋谷)

土曜日午後10時。都内方面組はJR桜木町から京浜東北線に乗り込みます。東神奈川を過ぎるとみんな(9人)とも席に座ることができました。酔って座っちゃうと寝過ごしてしまうことがあるので注意が必要ですが、これだけの人数がいれば大丈夫かな。

大井町で「今日はこれ以上飲めませんから、大井町線で帰ります」と宇ち中さんが離脱。(しかし、その後の顛末についてはこちらの記事の「おまけ」部分をご覧ください!)

にっきーさんと私とは品川駅で山手線外回り電車に乗り換えて、渋谷・新宿方面へと向かいます。

渋谷では、今日最後に合流予定のここっとさんと「今日なにした?」のHさんのおふたりが帰京を待ってくれているらしい。

渋谷駅到着、午後11時。にっきーさんどうする? 寝ているにっきーさんを揺すり起こすと、「今日はもう帰ります」とのこと。にっきーさんも「一福」でのホッピー2杯にはじまって「中央酒場」、「銀次」、「ホッピー仙人」とホッピーを飲み続けてこられたので、さすがにかなり効いているのかも。それじゃ、すみませんがここで降りますから乗り過ごさないようにねー!

渋谷では久しぶりの「とりすみ」でおふたりと合流し、ここっとさんは生ビール(450円)を、Hさんと私はウーロンハイ(380円)をもらって乾杯です。

料理のほうもそれぞれ好みがあって、ここっとさんはコーンバター(380円)、Hさんはホワイトアスパラ(330円)、そして私はいつものように魚肉ソーセージエッグ(400円)をいただきます。なにしろここの魚肉ソーセージエッグが大好きなのです。

この店は、うなぎの寝床のように細長く奥に向かって伸びていて、入口側がテーブル席、その奥がカウンター席で、一番奥にポツンとひとつ小上がりの座敷席があって、そこに詰めれば6人座れる座卓がひとつ置いてあるのです。この一番奥の席がお気に入りで、今日はラッキーにもその席に座れたのですが、なにしろひとつしかない座敷席なのでいつもここが使えるとは限らないのでした。

ウーロンハイのおかわりなどをもらいつつ、今朝からの顛末を話すと、一生懸命聞いてくれるおふたり。ツアーの終わりを、私の大好物があるお店で待っててくれて、本当にありがとう!

1時間ほどの滞在は3人で3,530円(ひとりあたり1,180円ほど)でした。

さぁ。渋谷から電車に乗り込んだらもうすぐゴールだ!

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コーンバター / ホワイトアスパラ / 魚肉ソーセージエッグ

店情報前回、同じときの「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成18(2006)年10月28日(土)の記録》

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東京湾一周ツアー(5) … 立ち飲み「福田フライ(ふくだふらい)」(横浜・桜木町)

土曜日午後9時の「福田フライ」はゆるやかに人が入った状態で、我われ11人も外側の立ち飲みテーブルも使いながらなんとか合流することができました。いつものように笑顔で迎えてくれるおかあさん。

K氏が飲んでいるウイスキー水割り(450円)がおいしそうなので、私もウイスキー水割りを注文すると、よく冷えた、瓶入りの水割りウイスキー(ニッカのブラック・クリアブレンド&ウォーター、300ml)と氷入りのビアタンが出されます。ピキッとそのふたを回し開け、トクトクとついでいただくウイスキーのおいしいこと。

私の立ち位置はちょうどおかあさんが揚げ物を作るフライヤーの前。目の前のおかあさんにイワシ(150円)とクジラ(170円)を辛いソースでお願いします。野菜物が1串70円、その他はほぼ1串120円というこの店の揚げ物の中にあって、イワシとクジラの2品だけがスペシャルプライスの高級品なのです。その高級品2品をいきなり注文するというんですから豪勢です!

ソースは串揚げが出されてから自分でつけるタイプのお店が多い中、この店ではソースはあらかじめ店のほうでつけてくれます。選べるのは普通のウスターソースに、ニンニクがたっぷりと、本当にたっぷりと効いた辛いソース、そして塩の3つ(いや、本当はもっとあるのかもしれませんが、私は3つしか知りません)。なにしろ辛いソースがおいしいのですが、翌日のことを考えると平日はなかなかたのみにくいソースでもあるのです。金曜、土曜なら大丈夫ですね!(家族には迷惑をかけますが…。)

この店ではフライとお新香はおかあさんが担当していて、魚介類はカウンターの奥側で息子さんが担当します。黒板にずらりと書き出された刺身類はだいたい500円ほど。そんな中から、今日は煮ニシ貝酢味噌(350円)をいただきます。

その他に、鉄板でチャチャッと焼いてくれるメニューは白モツ、豚タン、豚トロ、チートで各350円。その中から白モツをこれまた辛いソースで作ってもらいます。

自家製のお新香もカブ(150円)とナス(200円)をいただいて、はじめて「福田フライ」に来たメンバーも、この店の各種メニューをひととおり体験していただけたのではないかと思います。あとはトマトやツナサラダなどの「つまみ」というジャンルのメニュー(各250円)を食べると完璧だったのですが、そこまではいけませんでした。

1時間ほどの立ち飲みタイムは、それぞれ1,000円から1,500円ずつくらいの支払いでした。どうもごちそうさま。久しぶりの辛いソース、堪能いたしました。

さぁ。桜木町駅から電車に乗って、東京へ、湘南へと向かいましょう!

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ウイスキー水割り / イワシとクジラ / 煮ニシ貝酢味噌

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白モツ鉄板焼 / お新香・カブ / お新香・ナス

店情報前回、同じときの「宇ち中」「アル中ハイマー日記」)

《平成18(2006)年10月28日(土)の記録》

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東京湾一周ツアー(4) … バー「ホッピー仙人(ほっぴーせんにん)」(横浜・桜木町)

東京湾一周ツアーは、「銀次」を終えたところで午後7時前。K氏の綿密な計画では「銀次」の滞在時間は1時間から1時間半程度で、午後5時か5時半には次へと向かう予定だったのですが、さすがに11人の大所帯と、ゆったりとくつろげる座敷席の心地よさからここですでに1時間半ほど予定時間を超過しています。

横須賀の酒場をハシゴするのは体力的に無理が生じるので、ここで京急、JRと乗り継ぐこと約1時間。腹ごなし・酔い醒ましをしながら藤沢の「久昇支店」を目指すというのが当初の計画。酔い醒ましに失敗して、理性が切れてしまった場合には南林間のホルモン焼「珍満」を目指すというオプションツアーまで用意された完璧な計画だったのに、この時点で多い人はすでに5~6杯ほどの横須賀ホッピーをやっつけてしまったこともあって、逆にこっちがやっつけられてしまっている。(爆)

湘南方面から参加されているおふたりには悪いのですが、少しでも東京方面に近づきながら酔いを醒ましましょうと、京急電車に乗り込んで野毛方面を目指します。

電車に揺られること約30分。まだほとんど酔いは醒めないくらいの時間で野毛最寄りの日ノ出町駅に到着です。時刻は午後7時半。

「これから「ホッピー仙人」を目指しますが、この時間帯、おそらく全員は入れません。入れる人だけ入って、他の人たちは三々五々、野毛の町で飲みながら、午後9時に「福田フライ」に集合ということでよろしくお願いしまーす!」といったん解散。

「じゃ、ちょっと「パパジョン」にあいさつしてくるから」と野毛の街なかに消えていく呑んだフルさん。他のほとんどのメンバーは「ホッピー仙人」に。

「こんばんはー」と入ると、思ったとおり「ホッピー仙人」はお客さんでいっぱい。ちょうど帰られるお客さんもいて4人くらいはすぐに座れますが、残りは後ろで立ち飲みです。もちろんみんなホッピー(500円)ですね。私も樽生ホッピー(500円)をいただきます。

ここ「ホッピー仙人」は「サラリーマンバー」という枕詞付きで呼ばれることも多いお店。この店の店主である仙人(←“マスター”と呼んではいけない決まりです)は、昼間は横須賀で働くサラリーマンなので、こう呼ばれるんですね。「今日は千葉からスタートして、横須賀をまわって、ここにたどりついたんです」と今日の行程を説明します。

ホッピーを1杯いただいたところで、H氏はフルさんと合流すべく「パパジョン」に向かい、泥酔院さんやribbitさん宇ち中さんらも次の店を目指して「ホッピー仙人」をあとにします。以前、横浜地区が担当だったというにっきーさんも「それでは後ほど「福田フライ」で!」と店を出ます。

「ホッピー仙人」の常連さんたちとワイワイと楽しんでいると、すぐに約束の午後9時がやってきます。みなさんそれぞれ自分の飲んだ分を支払い。私はここでもホッピー1杯で500円でした。1軒1杯ずつのホッピーとはいえ、「銀次」で燗酒もたくさんいただいたので、もうけっこうフラフラ気味です。どうもごちそうさまー!!

店情報前回、同じときの「宇ち中」「アル中ハイマー日記」)

《平成18(2006)年10月28日(土)の記録》

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東京湾一周ツアー(3) … 大衆酒場「銀次(ぎんじ)」(横須賀中央)

「中央酒場」を出たところで、横須賀から合流予定だった泥酔院さん、ribbitさんのおふたりとも無事に合流し、総勢10人という大所帯になります。おふたりはドブ板通りのタコス屋さん、この近くの「もーり」と2軒を経ての合流です。

目的の「銀次」は、あらかじめK氏が予約を入れていてくれたので奥の座敷席に通されます。(なにからなにまでありがとうございます。>K氏)

今日のお通しはおからです。おからは藤沢の「久昇」や、この近くの「興津屋」と同じようなしっとりとしたタイプ。湘南地区のおからはこのしっとりタイプが標準的なのかもしれませんね。甘みがあっておいしいのです。

この店でもやっぱりホッピー(400円)ですね。ここのホッピーは生ビール中ジョッキで出され、焼酎やグラスは冷やしてなくて、氷を入れるかどうかも聞かれます。また黒ホッピーは置いていません。

昨年、「散歩の達人」で紹介されて以来、すっかり有名になった横須賀ホッピーですが、実は地元ではそれほど名物的に取り扱われるわけでも、特別視されるわけでもなくて、ごくごくワン・オブ・ゼム的な飲み物。いろんなお店に行っても、ビールを飲んでいる人あり、日本酒を飲んでいる人あり、チューハイなどを飲んでいる人ありと、まんべんなくいろんなタイプのお客さんがいて、その中にホッピーを飲んでいる人もいるといった具合なのです。でも、この店のホッピーも焼酎濃い目の横須賀ホッピーですし、焼酎は横須賀の酒場ではキンミヤ焼酎よりも圧倒的によく見かける源氏焼酎です。

料理のほうは湯豆腐(350円)と、歩く酒場データベース・K氏が「ぜひ中央酒場との違いを味わってもらいたい」と選んだシコ(400円)を注文します。

湯豆腐は横須賀湯豆腐とも呼ばれているタイプのもので、大きな鍋でじっくりと茹でた1丁丸ごとの豆腐の上の面にベッタリと練り辛子を塗りつけ、刻みネギとカツオ節をたっぷりとのせたもの。この近くの「太田屋」が横須賀湯豆腐の元祖と言われていますが、その「太田屋」が大きくカットして出されるのに対して、こちら「銀次」は丸ごと出されるのが違いでしょうか。

そしてシコ。シコイワシ(カタクチイワシ)の半身をひと切れとして、それが20枚(つまり10尾)ほどが皿に盛り付けられ、刻みネギとおろし生姜。構成は先ほどの「中央酒場」のシコ刺身と同じなのですが、こちらはあらかじめ味付けがされていて、かけられているのがポン酢醤油なのでしょうか、あっさりとした感じがいいですね。

ここは入口横の中華鍋で景気よく揚げてくれる揚げ物も人気。数ある揚げ物の中から、鶏の砂肝を素揚げにした名物・もつ揚げ(300円)と、定番の串かつ(350円)をいただきます。

お嬢さんの学校行事が終わってから駆けつけてくれた呑んだフルさんも到着し、本日、横須賀で合流予定の全メンバーがそって乾杯です。この乾杯を機にまたまた「ホッピーおかわり!」の声が出はじめます。うーん。すごいっ。「中央酒場」でホッピーを2杯飲んだ人は、これで4杯目となる横須賀ホッピーのはず。普通でも3杯飲むとしっかりと酔っぱらってしまう横須賀ホッピー。ここから先はもう危ない領域かも!

私はこの店でもホッピーは1杯だけにとどめ、おかわりからは燗酒(300円)に切りかえます。燗酒は伏見の清酒「招徳」。「酒場 銀次」と書かれた細長い徳利で出てきます。この徳利の風情がまたいいですね。燗酒にはお新香(カブ、キュウリ、白菜の3種盛り)もいただきますか。

揚げ物メニューの中にカキフライも発見し、さっそくいただいてみると1人前が4個。サクッと上がった衣の下からトロッとジューシーでふわふわなカキが登場するのがいいですねぇ。やっぱりここの揚げ物はすごいや!

ホッピーも燗酒もおかわりが相ついで、座敷席はどんどん盛り上がっていきます。座敷席の入口越しに見える、満席に近い「銀次」のカウンター席は、ひとり客が多いこともあって比較的落ち着いた状態。もしかして、この座敷席だけがうるさく騒いでるのか!?(笑)

続いていただいたサンマの刺身は、皮に入れられた刻み目をくっきりと、口に含むととろけんばかりの脂ののり。クゥ~ッ、秋よのう! この先を考えて、なるべくセーブ気味に行こうと思うのに、酒が進んで進んで。

さらにこの店の名物のひとつ、入口近くの羽釜でじっくりと煮込まれた煮込み(300円)や、「久里浜に近いから」ということでタコワサとタコ刺身もいただきます。関西で明石のタコが有名なように、関東では久里浜のタコが高く評価されているのです。

さらにおかわりの声が飛び交って、全員ここで撃沈してしまうのではないかといった状況の中で、「銀次」での飲み会を終わります。午後7時前まで3時間弱の滞在は11人で23,350円(ひとりあたり2,100円強)でした。

さぁー、次に向かうぞーっ!!

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「銀次」 / お通しのおから / ホッピー

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湯豆腐 / しこ / もつ揚げ

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串かつ / 燗酒「招徳」 / お新香

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カキフライ / サンマ刺身 / にこみ

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タコワサ / タコ刺身 / 外から窓越しに煮込み鍋と揚げ鍋

店情報前回、同じときの「宇ち中」「アル中ハイマー日記」「ribbit-ribbit」)

《平成18(2006)年10月28日(土)の記録》

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東京湾一周ツアー(2) … 大衆酒場「中央酒場(ちゅうおうさかば)」(横須賀中央)

南房総・金谷(かなや)発の東京湾フェリーに乗ると、約35分(大人運賃600円)で、東京湾の対岸、三浦半島は横須賀市久里浜(くりはま)に到着します。まさに秋晴れ、大快晴の中での船旅は、梅割りの心地よい酔いも手伝って気持ちいいことこの上ない。

久里浜に到着したのは自宅を出発してから約6時間、みんなで千葉駅に集合してからだと約4時間となる午後2時前。東京→千葉と移動して、いよいよ3県めの神奈川です。

本日の主目標地点である「銀次」がオープンするのは2時間後の午後4時。K氏の綿密な計画書には、この開店時刻を待つ間の複数のオプションも用意されているのです。

オプションのひとつは、ここ久里浜から3キロほど離れた町、浦賀(うらが)に出て、午後3時開店の「寅次郎」(046-843-5854、横須賀市浦賀町3-69 )で、今朝、佐島漁港にあがったばかりの地魚の刺身や、三崎のマグロ、アワビ、サザエ、伊勢エビなどの刺し盛りを楽しもうというもの。

もうひとつは「横須賀といえば」という枕詞付きで語られる基本店、朝10時から営業している「中央酒場」でホッピーをいただくという案。

朝の車中から、ホッピー大好きな「串元」の大常連・T氏持参の金宮ホッピーを楽しんだこともあって、なんだか気分はホッピーに。京急久里浜駅から電車に乗り込み、約10分(190円)で横須賀中央駅に到着です。

横須賀中央駅前のYデッキ(大きな広場つきの歩道橋)を降りて、駅前飲み屋街の路地に入ると、もう「中央酒場」。徒歩1分かかるかどうかという至近距離なのです。

「中央酒場」と大書されたのれんをくぐり、開けっ放しの入口から店内に入ると、午後2時半の店内は4割りほどの入りで、みなさん店の奥にあるテレビを見ながら、土曜日の昼下がりの時間をのーんびりと過ごしている。平日の夕方の雰囲気とはまた違う、なんだかゆーったりとした空気が流れています。

「いらっしゃいませ」と迎えてくれた店主(←ちょうどフロアに出ていた!)に「7人です」と告げると、「じゃ、お2階に上がりますか?」と2階に通してくれます。どちらかというと縦方向に長い店内は、1階は左がカウンター席、右がテーブル席。その1階の一番奥にある階段から、はじめて上がった2階は何部屋かに区切られた座敷席で、我われ7人はその一番奥(1階の一番奥にある階段から見て一番奥なので、店全体から見ると入口のすぐ上にあたります)にある部屋へと案内されます。

この部屋にはゆっくりと10人ほどは入れそうで、そこを7人でゆったりと使います。「お2階は2時間制になっていますので、よろしくお願いします」と店のおねえさん。1時間半後の午後4時には「銀次」が開店するので大丈夫ですね。

2階の座敷席は時間制限が付くほか、1階では出てこないお通しも出されるようです。そのお通しはマグロのぬた。マグロの赤身とニラの緑の対比が美しいですねぇ!

飲み物はもちろんみんなホッピー(450円)を注文。キンキンに冷えたジョッキに、同じくキンキンに冷えた焼酎は二つめの星より上まで入った140ml。噂によると、こうやってジョッキに焼酎を入れた状態で冷蔵庫にずらりと並べて、ジョッキごとキンキンに冷やしているらしいのですが、私自身が実際に見たわけではありません。それとは別に出される、やはりキンキンに冷やした瓶入りホッピーをたっぷりと注ぐと3冷の上を行く3キンの横須賀ホッピーのできあがりです。カンパーイッ!

「うわーっ! これはうまいっ。」「飲みやすいねぇー!」 横須賀ホッピー初体験のメンバーからは驚きの声があがります。

焼酎をまったく入れないホッピーを飲んだことがありますか? やってみると、これが意外と飲みにくいのです。500mlの水を飲めと言われるとけっこう苦労するけど、500mlのビールだと平気で飲めてしまうのに似てるのでしょうか。そのホッピーにどんどん焼酎を入れていくと、もともと美味しい焼酎であれば入れれば入れるほど飲みやすくておいしい。(もちろんあまり焼酎の量が多くなってしまうと、生(き)の焼酎に近くなってしまいますが……。)横須賀ホッピーのおいしさも、このアルコール度数の高さに秘密があるように思うのです。特にここ「中央酒場」の場合、すべてをキンキンに冷やしているので、アルコール度数の高さも感じにくく、スーッとした喉越しを楽しめるのです。

合わせるつまみのほうは、横須賀ならではの一品・シコ刺身(450円)と、先日いただいてすごくおいしかったゲソ天(450円)の2品を選択。人数も多いので、それぞれふたつずついただきます。

ちょうど料理が出てきたころあいで、にっきーさんも到着。午前中にお仕事だったにっきーさんは、仕事を終えてから横須賀に出てこられて、ドブ板通り入口にある「一福」でホッピーを飲みながら我われの到着を待ってくれていたのだそうです。8人そろったところで再び乾杯です。

シコ刺身は、シコイワシの刺身。シコイワシの標準名はカタクチイワシ(片口鰯)。日本中で古くから食べられていたこの魚は、それだけに日本各地で田作り(たづくり)、五万米(ごまめ)、背黒鰯(せぐろいわし)、泥目(どろめ)、ホウタレなどなどといったその地独自の呼ばれ方をしています。この稚魚がシラスで、ゆでて干すとチリメンジャコ、板海苔状にまとめ干物にするとタタミイワシになります。メザシや煮干しもこの魚ですし、広島でよく食べる小イワシの刺身や天ぷらもこれですね。

ここのシコ刺身は1尾の半身が刺身1切れ分。それらが盛られた小鉢に、刻んだ白ネギとおろし生姜を添えて出されます。これに醤油をちょいとたらしてかき回し、パクリといただくと脂のよくのった旨みたっぷりの刺身が実にいい。

げそ天ぷらは、イカの足(げそ)の付け根辺りの身を2本ずつ、V字につながった形でカットして天ぷらにしたもの。大ぶりのイカは食感もプリプリとしていて弾力が強く、噛み心地も満点です。みなさんにも気に入っていただけたようでひと安心。

「ホッピーおかわり! 今度は黒で!」と続々と飛び交うホッピーの注文。みんな大丈夫か!? 飲みやすいとはいえ、とっても濃い横須賀ホッピーだよ! 気がつくとガツンとやられてしまう横須賀ホッピー。私は今後の展開を考えて、おかわりしたい気持ちを必死になって抑え、なんとか1杯のみで横須賀での1軒目を終えたのでした。

午後4時前まで、1時間半ほどのホッピータイムは8人で11,750円(ひとりあたり1,500円弱)でした。「ごちそうさま」と1階に降りると、店内はさらにお客さんが増えています。横須賀のみなさんも早くから飲みはじめるんですねぇ!

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「中央酒場」 / ホッピー / マグロぬた

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シコ刺身 / かき混ぜ後のシコ刺身 / ゲソ天

店情報前回、同じときの「宇ち中」「アル中ハイマー日記」)

《平成18(2006)年10月28日(土)の記録》

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東京湾一周ツアー(1) … ラーメン「梅乃家(うめのや)」(千葉・竹岡)

横須賀に数ある名大衆酒場のひとつ「銀次」。その「銀次」は土日祝日が定休日のお店ながら、毎月第四土曜日のみ営業しているとあって、平日に横須賀まで行けない人でも月に1度だけピンポイントで「銀次」に行くことができるチャンスの日なのです。

そんな第四土曜日の今日この日に「銀次」に行こう! という企画を立案してくれたのは、歩く酒場データベース・Kご夫妻。「よーし行こう!」と企画に乗ったのはH氏と、新宿のやきとん「串元」の大常連さんであるT氏とK女史。そして宇ち中さんと私の7人。他にも途中から、あるいは一部だけ合流可能という人たちもいて、とても楽しい“のんべ旅行”になりそうです。

が、しかーし! ただ単に横須賀に行って帰ってきたのではおもしろくない。そこは旅好き、乗り物好きでもあるらしいK氏。今回の「第四土曜日企画」は、なんと千葉駅に集合し、内房をぐるりと回って浜金谷から東京湾フェリーで久里浜に渡り、横須賀の「銀次」に行って東京まで戻ろうという『東京湾一周ツアー』を企画してくれたのでした。

まだ昨夜の酔いも覚めやらぬ午前8時過ぎに自宅を出発。西武新宿線→地下鉄東西線→JR総武線と乗り継いで千葉駅でみなさんと合流したのは9時50分。缶ビール(サッポロ「畑から百三十年」)などを買い込んでKご夫妻が計画してくれた、千葉駅9時59分発のJR内房線・安房鴨川行きの電車に乗りこみます。

1時間に1本しかないという内房線普通電車は、比較的ゆったり気味。我われ7人も左右に並んだボックス席ふたつを確保し、電車が動きはじめるとともに通路を隔ててみんなで乾杯です。天気もいいし、旅行気分が盛り上がってきますねぇ!

「はいどうぞ」とKご夫妻が渡してくれたのは、茹で落花生や煎り落花生など、千葉県名産のつまみ。あらら。旅行の企画からつまみの手配まで、なにからなにまですみません。さらにビールを飲み終わったところで、T氏のデイパックから出てきたのは、なんとキンミヤ焼酎のボトルと瓶入りホッピーです! さすがホッピー大好きのT氏。旅行のときもかかさずホッピーですねぇ!!

「うわぁーっ! 海だぁーっ!」という声に外を見ると、目の前にはドーンと秋晴れの東京湾が広がっていて気持ちがいい。

1時間ちょっとの電車の旅で、上総湊(かずさみなと)駅に到着したのは午前11時6分。ここで11時12分発の高島別荘入口行き天羽日東バスに乗り込みます。もちろん偶然このバスに乗ったわけではなくて、これも当初からの予定どおりの行動です。電車を降りてからバスの出発までがほんの6分というところからも、K氏の綿密な計画ぶりがうかがえます。

バスに揺られること約6分(260円)。十夜寺(じゅうやじ)のバス停で降りると、すぐ目の前にあるのが千葉県内房周辺で作られたご当地ラーメンである「竹岡ラーメン」の元祖とも言われる「梅乃家」です。

今日の『東京湾一周ツアー』の1軒目の目的地が、この店なのです。

「えっ!? ラーメン屋が呑んべツアーの1軒目なの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのお店、朝8時半の開店と同時にビール(瓶・生、550円)や日本酒(300円)、さらには焼酎の梅割り(300円)などが楽しめるのです。この次のフェリー乗り場行きのバスが来るのは1時間10分後。それまでの間、この店で竹岡ラーメンをつまみに梅割りを飲もうというのがK氏の計画なのです。

「梅乃家」は国道から分かれた小道の、鋭角の角地にある三角形の建物。黄色いテントの下に入口があって、昼前のこの時間、店内は満席で、店の外にも10人ほどの人が並んでいます。この店に来るのが今日で3回目というKご夫妻によると、これでも行列が少ないそうで、これまではもっとたくさんの人が並んでいたんだそうです。行列に並ぶ人たちは、あまり整然とは並んでいなくて、行列の途中にベンチに座っている人がいたりするのもおもしろい。いかにも地元の人らしきおばあさんが、本当に普段着でやって来て、我われの後ろに並びます。

10分も待たず入った店内はテーブル席が何卓か並び、左側には小上がり席と、さらに二階に上る階段もあります。我われ7人は、右手奥の6~7人かけられるテーブルに案内されました。

この店のメニューはとってもシンプルでラーメン(500円)、大ラーメン(550円)、チャーシューメン(600円)、大チャーシューメン(650円)の4つのみ。それに“やくみ(玉葱)”(40円)をのせるかどうかというオプションが選択できます。それと先に紹介したビール、日本酒と梅割りですね。「ジュースは外の自動販売機にあります」なんて書かれているのもおもしろい。

湘南のモツラー・GAさんからは「ラーメンには必ず薬味(玉ねぎ)をトッピングしましょう。できればチャーシューメンにして、梅割りをぐびりとやってからチャーシューを頬張るとタマランチ元会長です。そして、ラーメンを一気に食べましょう。房州お湯ラーメン独特の、醤油は濃いが出汁は薄いという味わいが楽しめます。」という、ありがたい『梅乃家での心得』をいただきました。そのおすすめにしたがって、私はチャーシュー麺の薬味付きと梅割りをいただくことにします。ほかのメンバーもそれぞれラーメンやチャーシュー麺に、ビールや梅割りを注文します。

梅割りは、梅割りにした状態で冷蔵庫で冷やされていて、注文に応じて受け皿つきのコップになみなみと注いでくれます。お通しは揚げそら豆。梅割りはとてもよく冷えているようで、コップの表面はあっという間に白く曇ります。

さっそくみんなで乾杯し、梅割りをコクッとひと口。ありゃりゃー。なんというフレッシュな梅の味わい。これはまた飲みやすいですねぇ。今日はこの先を考えて心理的なブレーキをかけまくったが、この店だけを目的に来ていたら何杯でもいってしまうかも!

厨房では女性が3~4人ほど働いていて、七輪で沸かしたお湯で、次々に乾麺が茹でられています。これとは別に店内に1~2名の女性がいますので、全体としては4~5名で切り盛りしているようです。

オールアバウトによると竹岡ラーメンの特徴は次の5つなのだそうです。

  1. 長ネギではなく玉ネギを使用している。

  2. チャーシューがたっぷり。

  3. 麺が生麺ではなく乾麺を使用している。

  4. スープ(ダシ)は麺を茹でた「お湯」を使っている。

  5. 麺茹では、炭を使った七輪で茹でる。

まずK奥さんが注文した(もっともシンプルな)ラーメン(500円)が登場です。「みなさん薬味付きが食べたいでしょうから、比較のために私が薬味のない普通のラーメンを注文しますね。」と言って注文してくれたものです。このシンプルなラーメンでも、大きなチャーシューがたっぷりと5枚。それにメンマと海苔も添えられています。「どうぞ食べてみてください」というお言葉に甘えてちょっといただいてみると、スープはかなり黒々としているのですが、食べてみるとそれほど醤油辛くはありません。麺を茹でたお湯のスープなのに、なにやら味わいがあるのが不思議だなぁ。

そしてチャーシュー麺の薬味つきも出てきました。「いったい何枚入ってるの!?」と驚くほどの枚数のチャーシューと、こんもりと盛り上げられた玉ネギ(←これが薬味)が、ビジュアル面での大きな特徴。黒いスープに浸かっていたからか、麺もけっこう褐色に色づいています。

そのチャーシューをつつきながら梅割りをちびりちびり。チャーシューは白身とのバランスもよくて、まるでカシラをつまみに飲んでるような感じです。それにしても食べても食べても出てくるチャーシュー。正直言って、私はチャーシューだけでほぼ満腹になってしまいました。

この店の眼下に広がるのが竹岡漁港。K氏の推測では「漁を終えた漁師さんが、朝になってこの店にやってきて、梅割りを飲みながらラーメンを食べて、海で冷めた身体をあっためたんじゃないかなぁ。だから朝8時半から開いてるし、アルコール類も置いているんじゃないでしょうか」とのこと。なるほどなぁ。

とってもフルーティな梅割り焼酎と竹岡ラーメンを堪能し、予定どおり1時間10分後の12時27分の東京湾フェリー行きバスで、ワイワイとフェリー乗り場へと向かいます。まるで修学旅行みたいだ!(笑)

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サッポロ缶ビール / 茹で落花生 / キンミヤとホッピー

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「梅乃家」の行列 / 店内の様子 / 梅割り

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メニュー / ラーメン / チャーシュー麺・薬味付き

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テーブルの様子 / チャーシュー / 褐色の麺

店情報 (同じときの「宇ち中」)

《平成18(2006)年10月28日(土)の記録》

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店情報: ラーメン「梅乃家(うめのや)」(千葉・竹岡)

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  • 店名: ラーメン「梅乃家」(うめのや)
  • 電話: 0439-67-0920
  • 住所: 299-1621 千葉県富津市竹岡401
  • 営業: 08:30-19:00、火休+ひと月に一度臨時休業あり。
  • 場所: JR内房線・上総湊(かずさみなと)駅下車。国道127号線を竹岡方面へ約3.6km(徒歩1時間ほど!)。道沿い左側。駐車場あり。天羽日東バス(0439-67-0562)を利用する場合は上総湊駅前で乗車して約10分(260円)、十夜寺(じゅうやじ)バス停下車、目の前。
  • メモ: メニューはラーメン(500円)、大ラーメン(550円)、チャーシューメン(600円)、大チャーシューメン(650円)の4つのみで、それに“やくみ(玉葱)”(40円)をのせるかどうか。普通のラーメンでも大きなチャーシューが5枚ほど入っていてボリュームたっぷり。チャーシュー麺だと10枚以上入っている。お飲み物はビール(瓶・生、550円)、日本酒(300円)、梅割り(300円)。電話帳の表記は「梅の家」となっている。

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