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鍋をつついて忘年会 … 焼き鳥「鳥竹(とりたけ)」(渋谷)

飲み仲間たちとの忘年会で井の頭線・渋谷駅(マークシティ)横の「鳥竹」です。この界隈は焼き鳥激戦区。「鳥竹」をはじめ、「森本」「鳥升(とります)」「山家(やまが)」などの人気焼き鳥店が、競い合うようにもうもうと白煙を出しています。

「鳥竹」は1階がカウンター席とテーブル席、2階がテーブル席、そして地下1階が座敷席になっています。店全体としては昼前からオープンしているものの、地下の座敷席だけは午後6時から使えるようになるらしい。「予約をすると“2時間制”になるから、座敷が開く午後6時ちょうどに集合して、予約無しで座敷席を確保しましょう!」という連絡が、今日の発起人&幹事であるここっとさんから入り、この時刻の集合となったのでした。

店の前で宇ち中さんとも合流し店内へ。まさに座敷席の口開けと同時に入ることができ、中央部の6人掛けの席を確保することに成功。やぁ、これでひと安心です。すぐに呑んだフルさん、酒場通のH氏、渋谷グルメのhhさん、そしてここっとさんも到着し、本日予定のメンバー6人がそろいます。

地下の店内は、中央部に1階との間で料理や注文のやり取りをしたりするらしいお店用のスペースが取られている上に、もともと複雑な形状の多角形をしていて、どう見ても空間効率はあまりよくなさそう。そこへ2人用の卓、4人卓、6人卓などの、それぞれ大きさの違う卓を、壁にくっつけたり、中央部に置いたりと、様々な工夫をしながら並べているのでした。したがって、普通の店でよくあるように、各卓を「1番、2番、…」と番号で呼ぶのはむずかしい(何番がどこかがピンとこない)らしく、各卓は後(うしろ)、ガス奥、ガス前、鳥(とり)、立前、立奥、中奥、元前、元奥などと呼ばれているようです。

みんながそろったところでビール(サッポロラガー大瓶、630円)をもらって乾杯です。

今日のお通しは竹の子の煮つけ。しかも先っぽのほうの三角形になった部分です。個人的には竹の子は大好きですが、この時期に出されるのは珍しいですねぇ。前回来たとき(なんとちょうど1年前!)のお通しは里芋とニンジンの煮物でした。こういう昔ながらの煮物系のお通しがサラッと出るのはうれしいですね。

さてさて。今日はみんなで鍋でもつつきながら1年を振り返ろうと、この店を選んでくれたここっとさん。その鍋は鳥なべ(1,260円)、肝なべ(1,260円)、皮なべ(1,155円)、笹身なべ(1,575円)、水炊(1,575円)、どじょうなべ(998円)、柳川なべ(1,050円)、湯豆腐(788円)の8種類があります。なにしろモツ好きがそろっていますので、まずはやっぱり“肝なべ”でしょう! 2人前いただくことにします。

鍋前のつまみも選びましょう。この店には各テーブルに置かれた定番メニューと、壁の黒板に書き出された本日のメニューの両方があります。定番メニューには焼き鳥やうなぎ料理、その他の一品料理、酢の物、サラダ、食事物、お茶漬け、スープ、そして先ほどの鍋料理などが並び、一番安い210円(焼き鳥の“モミジ”1本)からはじまって、一番高い3,150円の“うな重”まで、店内の食べ物だけで80種類以上という品揃え。そして今日の黒板メニューはうな茶(683円)、鳥の煮こごり(525円)、冷製うなぎチャンプル(683円)、うざく(630円)、皮ポン酢(504円)、笹身のぬた和え(525円)、湯葉刺し(578円)の7品。実に呑んべ好みのする品々がならんでますよねぇ!

合わせると90品目ほどあるメニューの中から、まずいただいたのは鳥の煮こごり(525円)、皮ポン酢(504円)、なめこおろし(504円)の3品。鳥の煮こごりには肝・砂肝と銀杏が入っていて、断面がとても美しい。しばらく鑑賞してから口に含みます。

次にいただいたナンコツ唐揚げ(410円)は、串にずらりと鳥の胸軟骨(やげん)刺した状態で唐揚げにして、串ごと出してくれるもの。付け合せに千切りのキャベツ、ニンジン、ピーマンのサラダっぽいのが付いているのが小じゃれています。

1階の店頭にずらりとならんでいて、この店の名物的な存在となっているのが、鶏をまるごと調理した「丸むし」(1羽分の重量に応じてグラム単位で値段が決まる。1羽1,200~1,800円ほど)。店内では“丸むし半身”(1,050円)というメニューで、骨も付いたまま食べやすい大きさにカットして、これまた千切りのキャベツ、ニンジン、ピーマンのサラダっぽいのいっしょに銀色の皿に盛り合わせてくれます。肉はこうやって大きなかたまりのまま調理するのがおいしいですね。ビールが進む進む。

この店の焼き鳥はレバー(鳥きも)や砂ギモ、正肉(やきとり)などが1本315円。つくね、ササミが1本336円。人気のボンボチは1本368円と、どれも一見高く見えるのですが、そのボリュームが半端ではなくて、大ぶりのが1串に6切れくらい刺されているのす。“やき鳥コースメニュー”(2,100円)というのもありますので、それを食べてみるのもいいかもしれませんね。コースメニューはやきとり、鳥きも、つくね、皮、手羽、ピーマンの6品各1本ずつがコースになったものです。

我われはうずら玉子(1本347円)を2本はタレで、1本は塩で、計3本いただくことにしました。うずら玉子は1串に玉子が4個。これはちょっと高いかも。

皮ポン酢もおいしかったので、今度は皮いため(630円)もいただきます。皮いためは細くカットした鳥皮を、同じように細くカットしたピーマンといっしょに炒めて、仕上げに刻みネギをのせたもの。なるほど、こういう食べ方もあったかぁ、という一品です。

飲み物のほうは、引き続きビールにする人もいれば、ここらでチュウハイ(473円)やウーロンハイ(473円)に切り替える人も出てきます。ちなみに焼酎や日本酒などの何種類かずつ用意されています。

さぁ、そしていよいよ肝なべの登場です。肝なべや鳥なべ、皮なべは、すき焼き風に割り下で煮たものを、生卵につけていただくスタイル。まずはコンロと、割り下だけが入った鍋が置かれ、生卵が注文数に応じて(つまり2人前の鍋なら生卵は2個)出てきます。生卵の追加は1個150円です。

それとは別に銀色の楕円皿にたっぷりと盛られた“肝なべ”の材料が出されます。焼豆腐やしらたき、春菊、白ネギ、白菜、しいたけなどの野菜類の上に、レバーを中心とした鳥モツ、そしてたっぷりの鳥皮。クツクツと割り下が煮立ってきたところで、料理上手のhhさんが手際よく材料を投入してくれます。なるほど、入れる順番がかなり重要なようです。ひゃーっ。焼き豆腐も鍋の壁の部分に整然と並んでいて美しいですねぇ。さすがhhさん。レバーは一番最後に入れて完成です。

「そろそろ食べられるよー」の声に、みんなでワシワシとつついたら、あんなに美しくできあがった肝なべが、15分とたたないうちにすっかり空っぽになってしまいました。

「皮がなかなかおいしかったね」と鍋でもやっぱり皮が大人気。さっそく皮なべ(1,155円)を1人前追加です。

皮なべも食べ終わると「これにご飯を入れるとおいしいよね」という話に。さっそくお店の人に「ご飯はありますか?」と聞いてみると、「ご飯はありませんが、うどんはあります」とのこと。せっかくなのでうどん(262円)をもらうことにします。

「やぁ、おいしかったねぇ。そろそろ二次会に向かいますか」

うどんも食べ終えて、そんな声が出はじめたのは入店から2時間半以上経過した午後8時40分。「2時間制限では足りない」というここっとさんの読みは大正解でしたねぇ。

お勘定は6人で16,920円(ひとりあたり2,820円)でした。これまでの価格表記はすべて税込み価格ですが、店内での計算は税抜きで計算され、それにざっくりとした単位で消費税が加算される仕組みです。今日の場合だと計算された税抜き合計は16,120円。これに消費税として800円(←本来は806円のところ)を加算し、前述のお勘定額となっているのでした。

1品1品の値段で見ると高めの価格設定ながら、大勢でやって来てワイワイと飲み食いするとひとり3千円以内でおさまってしまうというのは、中華料理にも似た感覚ですね。この店も、グループでやってくると安くていろいろ楽しめるようです。それにしても肝なべ、皮なべはおいしかったなぁ。

「鳥竹」の鍋料理を堪能して地上に出た6人。もちろんこのまま終わるはずはなく、ここっとさんが週に4回は行っているというレストラン・バー「コング」になだれ込みます。「コング」に向かいつつ、ここっとさんが電話連絡を入れてくれていたので、店に着くと入口左手にある、ちょっと個室風になった空間に案内してくれます。うーむ、さすが。それにしても店のおにいさんたちが「今日は早いですねー」とここっとさんに声をかけているのがおもしろい。いつもはそんなに遅いのか!?(笑)

この店は料理の幅が広いのが特長。今日もお通しのパスタ(マカロニ)や駄菓子(←これはここっとスペシャルで、通常はコース料理をたのんだときしか出ないらしい)のほかに、ガーリックトースト(420円)や月見ほうれんそう(525円)、モッツァレラチーズの春巻き(630円)などをもらい、ワイン(ボトル)やビールをもらって今年1年を振り返ります。

料理のほうは鶏ダイコン風の煮物まで出てきます。よく煮込まれてとろける褐色に染まった大根がいいですねぇ。まさに和・洋・中なんでもござれですね!

シメにいただいたのは、これまたこの店の名物・にんにく爆弾(500円)。ガーリックライスをまん丸の球形にしてライスコロッケにし、たっぷりのホウレンソウソースをかけて、最後に生クリームを模様のように回しかけるとできあがり。緑色の球体はなんだか地球儀のように感じてしまうのです。パクンと割って、よーくニンニクの効いたごはんをいただいて終了。今日もまた、たっぷりと楽しい時間でした。

飲み仲間たちもこの1年いろんな事件もありましたが、みんなで健康に年末を迎えることができて本当によかったですね。今日、都合が悪くて参加できなかったみなさんも、今年もたくさんありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします!

(同じときの記事)

【鳥竹】
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「鳥竹」 / ビールで乾杯 / お通しの竹の子煮

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鳥の煮こごり / 煮こごりの断面 / 皮ポン酢

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なめこおろし / ナンコツ唐揚げ / 丸むし半身

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うずら玉子・タレ / うずら玉子・塩 / 皮いため

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鍋の準備 / 肝なべ2人前の材料 / 肝部分のアップ

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手際よく材料を投入 / できあがった肝なべ / 皮なべ1人前の材料

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できあがった皮なべ / うどん玉を入れて / できあがり!

・「鳥竹」: 店情報前回

【コング】
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「コング」 / 駄菓子などのお通しとずらりとメニュー / ワインをボトルで

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ガーリックトースト / とり大根風の煮物 / 月見ほうれんそう

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モッツァレラチーズの春巻き / にんにく爆弾 / 割ったところ

・「コング」: 店情報前回

《平成18(2006)年12月23日(土)の記録》

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