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店情報: 中華料理「湘園(しょうえん)」(新橋)

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  • 店名: 中国料理・香港飲茶「湘園」(しょうえん)
  • 電話: 03-3501-2251
  • 住所: 105-0004 東京都港区新橋2-10-1 NKビル
  • 営業: 11:00-04:00(土日祝は -24:00)、無休
  • 場所: JR新橋駅日比谷口、地下鉄銀座線新橋駅6番出口、地下鉄都営三田線内幸町駅からそれぞれ徒歩2分ほど。JR新橋駅日比谷口からはSL広場とニュー新橋ビルの間の道を西新橋・虎ノ門方向に直進し、次の信号交差点(新橋三丁目交番前第二)を渡った先、左手二つ目のビル。
  • メモ: 中国人料理長が作る本場の料理が売り。総席数86席とけっこう大きい店である。手造り小龍包525、焼餃子399、水餃子525、大根もち399、鶏もみじの蒸し物504、豚足の蒸し物504、四川麻婆豆腐714、空心菜炒め1,344、芝エビのチリソース1,029、湘園ラーメン525、マンゴープディン399など。宴会コースもあり。ぐるなびあり

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中華を囲んで同窓会!? … 中華料理「湘園(しょうえん)」(新橋)

かつて(1995年4月~2003年3月)Nifty-Serve(現在の@nifty)に「知的生産の技術フォーラム」というフォーラム(=特定のテーマに関する掲示板のようなもの)があり、私もそこでスタッフをさせていただいていました。その当時、同じくスタッフとして活躍されていて、今も知研(知的生産の技術研究会)理事・関西支部代表でAll About「企業のIT活用」のガイドもされている水谷哲也さんがお仕事の関係で上京され、久しぶりに当時のメンバーが、まるで同窓会のように集まったのは新橋の中華料理屋「湘園」です。

店を選んで予約してくれたのは、同じく当時フォーラムで活躍されていて、現在は建築プロデューサーというお仕事をされている鳥羽展維(とば・のぶゆき)さん。中華料理には非常に詳しくて、今日もお店の人(みなさん中国の方らしい)に「本場風の味つけで」とお願いしてくれているのだそうです。

「湘園」はビルの1階から3階まである大きなお店。人気のあるお店らしく、その店内はほぼ満席です。生ビールをもらって乾杯すると、まず出されたのは三種冷菜の盛合せ。ピータン、チャーシューと蒸し鶏です。

生ビールを飲み干したところで、甕出しの紹興酒を燗をつけてもらったものに切り替えたのは同じく知研の理事で、ウイークエンドマスターとして有名な小石雄一さん。著書も多くて、勉強会なども精力的に開催されたりしているのです。

料理のほうは豚足の蒸し物(504円)に鶏もみじの蒸し物(504円)です。とろりとやわらかな豚足もさることながら、鶏もみじのプリプリ感がいいですねぇ。八角の香りも心地よい。

「うーん。飲めないのが残念だなぁ」とウーロン茶を飲みながらつぶやくのは、フォーラム当時にスタッフをされていて、現在は週末ポッドキャスターとして活躍中の海老名要一さん。海老名さんは今日の昼間、おできを除去する小さい手術をされたのだそうで、今日は1日飲むことができないのでした。ポッドキャスティングというのはインターネット上で音声や動画などのいわゆるマルチメディアデータファイルを公開する方法のひとつで、小さいインターネット放送局のようなことができるそうなのです。海老名さんはポッドキャスティングに関する講演なども行っています。

続いて出された料理は芝エビのチリソース(1,029円)と手造り小龍包(6個525円)。

「小龍包(しょうろんぽう)は、汁がこぼれないようにレンゲにのせて食べるといいんですよ」と鳥羽さんが教えてくれます。小龍包は、小さな肉まんのようなものなんですが、中の肉餡がスープたっぷりなのが大きな特徴。熱々に蒸しあがったところをパクリといただくと、中からこれまた熱々のスープが飛び出してくるのです。だから熱々を我慢しながらひと口で食べてしまうか、先に小龍包に唇を付けてスープを吸い込むかして食べていたのですが、なるほどこうやってレンゲの上にのせて食べれば、あふれ出たスープもあとで飲むことができますね!

「小龍包、はじめて食べました!」と話すのは、フォーラム当時はまだ大学生だった大橋悦夫さん。しばらく会社勤めをされたあと、若くしてサイバーローグ研究所を立ち上げた大橋さんは、すでに何冊かの著書も出されているのです。近著は「スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術」。みなさんフォーラムなきあとも「知的生産の技術」を研究し続けられてるんですねぇ!

料理は焼きビーフン(924円)に大根もち(2個399円)、そして鳥羽さんが注文してくれたメニューにはないトマトと玉子の炒め。さらに四川麻婆豆腐(714円)もいただきますが、それをひと目見た鳥羽さんは
「ん!? これは本場風じゃなくて、日本風にアレンジした麻婆豆腐だ。ごめんごめん。もう1回ちゃんとしたのを出してもらいますから」
この店は料理人もみなさん中国の方なのですが、日本では日本風にアレンジした料理のほうが好まれるので、特別に指定しない限り日本向けアレンジの料理が出されるのだそうです。麻婆豆腐と一緒にごはんをもらって、そのごはんの上に麻婆豆腐をのせて、麻婆丼風にいただきます。

今日の紅一点は、これまたフォーラム時代から活躍されていたもとさんです。男性諸氏が実生活(著書等)はもちろん、ネット上でも実名で活躍されている方たちばかりなので、ハンドルネームでの登場がなんだか新鮮味を感じますね。

さらに水餃子(6個525円)やマーボ春雨、マーボナス(924円)にチンゲン菜の炒めをいただいて、最後はこの店の名物のひとつらしいマンゴープディン(399円)でシメ。

紹興酒もたっぷりといただいて、会計はひとり5千円でした。

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「湘園」 / 三種冷菜の盛合せ / 豚足の蒸し物

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鶏もみじの蒸し物 / 芝エビのチリソース / 手造り小龍包

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小龍包はレンゲにのせて / 焼きビーフン / トマトと玉子の炒め

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大根もち / 四川麻婆豆腐(日本風) / 水餃子

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小皿に取った水餃子 / マーボ春雨 / 四川麻婆豆腐(本場風)

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マーボナス / チンゲン菜の炒め / マンゴープディン

店情報

《平成19(2007)年3月9日(金)の記録》

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天然真鯛の夕食会 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

関東では刺身といえばなんといってもマグロですが、西日本方面では真鯛が喜ばれます。先日、「竹よし」で飲んでいるときに「次の食事会のテーマは何がいいだろう」と考えている店主に、「春だから鯛もいいですねぇ」と話していたら、本当にそれを実現してくれました。やったね!

第64回となる夕食会は、「開店15周年の前夜祭」(店は平成5(1993)年3月11日創業)と銘打って、食材は3.3kgあるという四国鳴門海峡周辺の天然真鯛を中心に、養殖の真鯛もたくさん。こうやって天然物と養殖物を並べると、天然物の鮮やかな色彩がきわだちますねぇ。単独で見ると赤い養殖物ですが、天然物と並べると黒々と感じてしまいます。

真鯛の刺身は普通の刺身のほかに、松皮造りも出されます。松皮造りというのは3枚におろした身を、皮をむかずに熱湯をかけて氷水で冷やし刺身にしたもの。鯛の身と一緒に皮のおいしさも味わえる一品です。合わせて出されたのはノレソレ(穴子の稚魚)。これまた春が来た感じがしますねぇ。

真鯛は塩焼きでも楽しみます。しっかりとした身が鯛の身上。淡白なようでいて、噛むほどにジワッとあふれる旨みが、この魚が人気があるゆえんなんでしょうねぇ。

鯛のカブト(頭)は、包丁1本でスパッと左右に割ることができるのだそうで、それを店主が実演して見せてくれます。頭の部分は、本当にザザザッという刃音も軽やかに割れていきますが、そこから胸肉のあたりにいくところでこれ以上切れなくなります。この先は硬い骨がある部分なんだそうで、まな板の上で包丁をガンガンと叩くように当てて完全に割り切ります。いやぁ、素晴らしい。きれいにまっぷたつです。

鯛のカブトは丸皿にのせてお酒をふりかけて蒸し器へ。鯛カブト酒蒸しができあがります。しっかりと歯応えがあった塩焼きに対して、こちら酒蒸しはふんわりととてもやわらかい。

潮汁(うしおじる)もできあがってきました。真鯛の出汁(だし)がたっぷりと出た潮汁は、それだけで絶品の肴(さかな)になって、お酒が進むこと進むこと。

そして鯛めし。鯛の身やカブトを入れただけでなく、鯛の出汁で炊き上げたという鯛めしは贅沢そのもの。骨を取って、木桶で全体を混ぜ合わせるとおいしそうな香りが店全体を包みます。お焦げがあるのもうれしいですねぇ。混ぜ合わせてる横から「ちょっと失礼」とお焦げの部分をつまみ食い。うまぁーっ!

「大贅沢をしてもいいかなぁ」と鯛めしに潮汁をかけていただくと、これがまた声が出ないほどおいしい!! 香りも味わも、体中すべてが鯛・鯛・鯛・鯛って感じ。んーーーっ。おかわりください。

最後は夕食会ならではの珍味もの。真鯛のウロコの天ぷらと、真鯛の子(卵巣)や内臓の玉子とじです。「ウロコを揚げてみようか」という店主の提案に、最初はウロコを素揚げして塩で食べるのかな、と思っていたのですが、天ぷらとは驚きです。鯛の子の煮付けも、西日本方面では定番ですが、内臓とともに玉子とじというのははじめていただきますねぇ。ネギや春雨もたっぷり入っていて、このままご飯にかけて丼にしてもおいしいかも!

「始まったころの夕食会はどんな食材だったんですか」という質問も出て、店主が古い資料を探してくれます。それによると、初期のころのある1年間の主食材は1月:活じめたら、2月:あんこう、3月:白身魚のしゃぶしゃぶ、4月:いわし・あじ、5月:かつお、6月:毛がに・たらばがに、7月:岩がき、8月:はも、9月:穴子、10月:関さば・関あじ、11月:かわはぎ、12月:寒ぶりというラインナップ。冬場のタラ、アンコウ、ブリ、そして初夏のカツオ、夏場のハモ、アナゴは昔から続いてるんですね。

午後9時終了がメドなのですが、みなさんとワイワイ楽しく過ごすうちに、今回もまた気がつけば10時前。いつも遅くなってしまいすみません。

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天然真鯛と養殖鯛 / ミニ活サザエ煮 / 真鯛の塩焼き

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なおとんさん作・豚耳サラダ / のれそれ / なおとんさん作・豆のサラダ

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真鯛の刺身 / 鯛の潮汁 / 潮汁をお椀に

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炊きあがった鯛めし / 木桶で混ぜて / 潮汁をかけて食べる

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鯛かぶとに包丁を入れて / ザザザッと割って / 左右にまっぷたつ

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鯛かぶとの酒蒸し / 珍味・鯛ウロコの天ぷら / 鯛の子(卵巣)や内臓の玉子とじ

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「黒龍 いっちょらい」 / 「浦霞」 / 「魚沼」

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「吉田蔵」 / 「酔鯨」 / 鯛めしのおにぎり

店情報前回

《平成19(2007)年3月10日(土)の記録》

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店情報: 立ち飲み「どえりゃあ亭」(名古屋駅ホーム)

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  • 店名: 立ち飲み「どえりゃあ亭」
  • 電話: 052-583-6300
  • 住所: 450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
  • 営業: 11:00-21:00、無休
  • 場所: JR名古屋駅3・4番線ホーム上
  • メモ: 総菜類は冷奴、湯豆腐、枝豆、じゃこおろし、ポテトサラダ、イカ炙り焼き、野菜天つま、オニオンスライス、おでん(コンニャク、大根、厚揚げ、丸天、たまご)(以上各100円)、豚肉生姜焼き、味噌かつ、野菜コロッケ、鶏の唐揚げ、ハムエッグ、子持ちししゃもとピリ辛揚げ、きのこと山菜ずくし、たこわさび、カレーソース、玉子丼の具(以上各200円)、野菜天具(300円)、カツ丼の具(400円)など。御飯類は稲荷寿司(2個)、ライス(以上各100円)、カレーライス、玉子丼(以上各300円)、野菜天丼(400円)、カツカレー、コロッケカレー、カツ丼(以上各500円)など。麺類はきしめん・そばともにかけ(200円)、野菜天、山菜、月見、冷やしおろし(以上各300円)、カレー(400円)など。「ランチセット」として好きな食事メニュー(麺類や揚げ物)にプラス100円で目玉焼き・生卵・ミニ冷奴いずれか1品と小ライスが付く。生ビール(マグナムドライ、300円)、日本酒(男山、200円)、甲類焼酎「大樹氷」(湯、水、ウーロン茶、ロック各200円)、芋焼酎「黒丸」(湯、水、ウーロン茶、ロック各300円)、梅サワー、ライムサワー、レモンサワー(各200円)、ウイスキー「ホワイト」(湯、水、ロック、ハイボール、各200円)、ウーロン茶(100円)など。(2007年3月調べ)

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名古屋の昼はきしめんで … 立ち飲み「どえりゃあ亭」(名古屋駅ホーム)

Ltpsh0025久しぶりに新幹線での出張は名古屋。天候もよく、行きの車中からはきれいな富士山もくっきりです。名古屋駅にはちょうど昼ごろの到着で、ここで昼食です。

名古屋といえばきしめん。すぐに思いつくのは新幹線ホームの立ち食いきしめん「住よし」ですが、さすがに昼どきとあって「住よし」の店内は下り線、上り線ともに人人人の状況です。ちなみにこちら「住よし」のきしめんは340円。かつお節がたっぷりとのせられるのが特徴です。かき揚げ入りは500円、かき揚げ玉子入りは550円です。

しかーし。今回の出張で、昼食ポイントとして考えているのは、ここ新幹線ホームの「住よし」ではなくて、在来線3・4番ホーム上にある「どえりゃあ亭」です。G.Aさんが名古屋出張に出かけると、よくここに立ち寄られている様子が「半魚人Aの陸(おか)ボケ日記」に書かれていて、一度行ってみたかったのでした。

店は午前11時から午後9時まで開いていて年中無休。しかも冷奴、湯豆腐、枝豆、じゃこおろし、ポテトサラダ、イカ炙り焼き、野菜天、オニオンスライス、おでんなどが各100円、豚肉生姜焼き、味噌かつ、野菜コロッケ、鶏の唐揚げ、ハムエッグなどが各200円で食べられ、飲み物も生ビール(マグナムドライ)が300円、サワー類や日本酒は200円という安さなのです。

残念ながらこれから仕事なので、お酒を楽しむことはできませんが「どえりゃあ亭」にはお食事メニューもあるのです。カレーライスや玉子丼が300円、カツカレー、コロッケカレー、カツ丼などが500円。お目当てのきしめんももちろんあって200円。野菜天や山菜、月見などのきしめんは300円という安さの上に、「ランチセット」として好きな食事メニュー(麺類や揚げ物)にプラス100円で目玉焼き・生卵・ミニ冷奴いずれか1品と小ライスが付くのです。

さっそく店内に入ると、店内は直線の立ち飲みカウンターだけで、立ち飲みカウンターとガラスの引き戸の間はせまくて、立ち飲んでいる人の後ろをかろうじてすり抜けられる程度。そのカウンターは9割がた埋まっている状態です。

なんとかすき間を見つけて立ち、
「野菜天きしめんのランチセットをお願いします。セットは生卵で」と注文すると、
「生卵はきしめんに落としますか?」とカウンターの中のおばちゃん。
「はい。そうしてください」
「400円です」
なるほど、キャッシュ・オン・オーダー(注文したとき払い)なんですね。

店は注文をとってくれたおばちゃんと、フライヤーの前で天ぷらを揚げているおにいさんのふたりで切り盛り中。こんな安い値段ながら、天ぷらはすべて通し揚げで、注文を受けてから揚げている様子です。もちろん私が注文した野菜天きしめんの野菜天も、今、揚げられ始めました。

水を飲みながら待つことしばし。出されたきしめんは揚げ立ての野菜天のほかに、蒲鉾とカツオ節、そして刻みネギがたっぷりとのって、ランチセットの生卵も入れられています。そしてそれとは別にランチセットの小ライス。

ツルツルときしめんをいただきながら、まわりの様子を観察してみると、この時間帯ながら食事だけの人は、私も含めて3~4人ほど。残る7~8人ほどはビールを飲んだりサワーを飲んだり。一番端っこにいるおじさんなんか、すでに完全に酔っぱらっていて目が据わっちゃってる状態です。

うーむ。こんなに安い値段だったら、入場券(140円)を買って入って飲んでも十分なほどです。ここが通勤経路だったら毎日でも寄っちゃいそうだなぁ。

おもしろい。次はぜひ飲みに来なくちゃね。
「どうもごちそうさま」と声をかけてカウンターを離れると、おばちゃんとおにいさんのふたりから
「どうもありがとうございました!」と声がかかります。
さぁ、これから仕事だ!

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「どえりゃあ亭」 / 入口 / 野菜天きしめんのランチセット

店情報

《平成19(2007)年3月14日(水)の記録》

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店情報: 居酒屋「大甚本店(だいじんほんてん)」(名古屋・伏見)

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  • 店名: 居酒屋「大甚本店」
  • 電話: 052-231-1909
  • 住所: 460-0008 愛知県名古屋市中区栄1-5-6
  • 営業: 16:00-21:30(21:00LO)
  • 場所: 地下鉄伏見駅7番出口の目の前。(6番出口を出ると「大甚中店」)
  • メモ: 創業明治40年の老舗酒場。賀茂鶴(樽)1合440円、大徳利(1.8合)690円、菊正宗(瓶)1合440円、大徳利(1.8合)690円、ビール(キリンラガー、サッポロ黒ラベル)大瓶560円。オクラの胡麻あえ、ホウレン草おしたし、里いも煮(各220円)、煮こごり、いいだこ煮付(各260円)、なまこ(450円)、豆腐鍋(冬季、600円)など多数。まぐろ刺身(750円)、刺身・焼き魚・煮魚は時価だが1,000~1,300円ほど。(2007年3月調べ)

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創業100年! … 居酒屋「大甚本店(だいじんほんてん)」(名古屋・伏見)

名古屋での仕事を終えて、会社の同僚とふたりでやってきたのは、地下鉄伏見駅7番出口のすぐ前にある居酒屋「大甚本店」。太田和彦さんが「この店を知らずして居酒屋を語ることなかれ」などと書かれているのを見るにつけ、「ぜひ一度行ってみなければ」と思いつづけて、はや数年。やっと来ることができました。

創業明治40(1907)年。今年で創業以来ちょうど100年という老舗は、大きな交差点の角近くにあり、上部に大きく「大甚本店」と書き出されていて、近くまで来ればもう間違えようがないほどの目立ちようです。あいにくの強風にはためく暖簾をくぐり、重厚な引き戸を開けて店内に入ると、水曜午後5時の店内はすでにお客さんでいっぱい。この店は午後4時の開店らしいので、平日の開店から1時間後で、もうこんな満席状態なんですね!

入口から奥に向かって長い長方形の店内は、入口すぐ右手に2階に上がる階段があり、そのすぐ後ろ側から店の右壁にそって、店の奥まで8人掛けや、6人掛けといった様々な大きさの長方形テーブルが店の奥まで並んでいます。そして入口の左側にはデンと賀茂鶴の四斗樽が鎮座していて、そのまわりが燗をつけたりする場所になっている。

その奥が「大甚本店」と言えば、というほどの名物である肴(さかな)の大皿・小皿がずらりと置かれた大テーブルです。本やインターネットから得た事前情報で、小皿ばっかりがたーくさん並んでるような様子を想像していたのですが、大皿もでーん、でーんと並んでいるのにびっくりです。

その大皿・小皿が並んでる奥のガラスで囲まれたような一角が厨房スペース。大きなガラス張りの冷蔵ネタケースもあって、刺身類を注文するとここで作ってくれるようです。

どっか空いてないかなぁ、とテーブルを見てみると、入口から3つめくらいの、ちょうど大皿・小皿置き場の前の8人掛けテーブルの一角に3人分くらいの空きを発見。ここに座ることにしましょう。

座るとすぐに、女将さんらしき女性が「飲み物は?」と聞きに来てくれて、樽酒(賀茂鶴)の大徳利(690円)を燗で注文します。あの四斗樽を見てしまうと飲まないわけにはいかないですよねぇ。

「あそこに並んでる小皿から、好きなのを取ってきていいんだよ」と同僚に告げると、立ちあがった同僚がまず取ってきてくれたのはエビとキュウリの酢物と厚揚げ煮。それとほぼ同時にお酒も出されます。どちらも名古屋じゃないと食べられないようなものじゃないんだけど、こういうお惣菜が燗酒にはぴったりなんですよねぇ。

ずらりと並ぶ他の料理も、奇をてらったものや、名古屋名物なんてのは特になくて里芋の煮物をはじめとする煮物類や、ホウレン草のおひたしなどの和えものなどの、本当に呑んべ好みのするものばかり。これはうれしいなぁ。

同じテーブルに先客として座っていた年配客ふたり組がお勘定をして席を立つと、店のおねえさんが「おにいさんたち、奥側に移ったら」と声をかけてくれます。テーブルのこちら側は普通の丸椅子なのですが、奥の壁際は店の奥までをズドーンと貫く畳張りのベンチシート(って言うのかな?)になっていて、壁にもたれることもできるゆったり席なのです。「そうします。ありがとうございます」とゴソゴソとカバンやコートなどを移動させはじめると「早く移らなきゃ、他の人が入るわよ」と、さっきのおねえさんが笑いながらテーブル上のお皿などを、片づけ終わったテーブルの奥側に移動させてくれます。

こんなに満席に近い状態なのに、「奥に移ったら?」なんてちらりと気を使ってくれるところがうれしいではありませんか。人気のあるお店って、こういうところが多いんですよね。

テーブルのこっち側(壁際)に座ると、大皿・小皿置き場もよく見えていいですねぇ。あ! 魚の子の煮たのが並んだ大皿がある。店のおねえさんに「魚の子の煮物をもらえますか?」と注文すると、「魚の子、どっちがいいですか?」とおねえさん。「へ? ふたつあるの? どう違うんですか?」と聞いてみると「こっちがタラコで、こっちは……、あれっ? こっちはなんだっけ?」と厨房の近くにいる親父さん(たぶん店主)にたずねるおねえさん。「んー? こっちは鯛やいろいろ」と親父さん。「じゃ、そのいろいろのほうをください」

大皿に入っているものは、注文すると小皿に盛って出してくれるんですね。

刺身も同じで、注文を受けてから引いてくれるようです。刺身などの生ものもけっこう人気がある様子。それぞれの料理がいくらなのか、よくわからないのですが、まぐろ刺身は750円、刺身・焼き魚・煮魚は1,000~1,300円ほどのようです。となりのおじさんが食べてるウニの箱盛りもおいしそうだなぁ。

フロアを切り盛りしてるのはご家族(店主夫妻とその娘さん)なのかな。厨房で料理してる人たちもいるので、自由が丘の「金田」みたいに、ご家族+何人かの手伝いの人みたいな運営なのかもしれませんね。

ひとりから、多くても3人くらいまでで入ってくるお客さんが多くて、テーブルの空席を見つけてはそこに入れ込みの相席で入っていく。店の一番奥のテーブルの上部にはテレビもあって、それを眺めながら飲んでいるひとり客も多いようです。店は神田の「みますや」の雰囲気にも似てるのですが、こうやってひとり客が入れ込みで入っていく様子は十条の「斎藤酒場」を彷彿とさせます。

まわりのお客さんたちから「鍋ね」「鍋、ふたつお願いします」と鍋の注文が相次ぐので、我われも「こっちも鍋をお願いします」と注文してみると「ひとつでいいの?」と親父さん。「えぇ。ひとつ」。

同僚は再び立ち上がって、料理置き場からさつま揚げと玉子サラダを持ってきてくれます。燗酒もおかわりをもらいましょう。この燗酒、やわらかい樽の香りがとてもいいですねぇ。

さぁ、鍋も出てきました。あらかじめ厨房で調理されてできあがった状態で出される鍋は、小さなひとり用鍋にカキ、鶏肉、シイタケ、エノキ、豆腐、白菜、蒲鉾などが入っていて、汁だけでも十分につまみになりそうなほどいい味がついています。うーん。人気があるのもうなずけるなぁ。熱々でおいしいや。

1時間ほどの滞在はふたりで3,190円(一人あたり1,600円弱)。「ごちそうさまー」と満席状態が途切れることのない店をあとにしたのでした。やぁ、やっと来ることができて良かったなぁ。はじめて入ったような感じがしないお店でした。まさに居酒屋らしい居酒屋ってことなのかな!?

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「大甚本店」 / 燗酒 / エビとキュウリの酢物と厚揚げ煮

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料理置き場あたり / 魚の子煮付け / さつま揚げと玉子サラダ

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鍋 / 鍋のカキ / 店の奥のほうの様子

店情報

《平成19(2007)年3月14日(水)の記録》

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時々むしょうに食べたくて … うなぎ「川二郎(かわじろう)」(中野)

しょっちゅう食べたくなるのが刺身だったり、焼き鳥(もつ焼き)だったりすると、時々むしょうに食べたくなるのがウナギであり、おでんであり、餃子であり。ウナギと言ってもうな丼や蒲焼が食べたいわけではなくて、のんべとしてはやっぱりウナギ串焼きですね!

そんなウナギ串焼きのお店、中野の「川二郎」にやってきたのは金曜の午後9時ごろ。この店は午後10時までの営業なので、この時間帯はすでに終盤といったところですが、店内にはまだまだお客さんは多くて、焼き台周辺となるカウンターの手前側だけが4~5席分ほど空いてて、そこから先は奥のテーブル席も含めて全部埋まっている状態です。カウンター10席ほどと奥のテーブル6席の合わせて16席ほどしかない店内はいつも満席なので、4~5席も空いている状態は、むしろすいてると言えるかもしれませんね。(注:これとは別に2階に予約制・団体専用の8人席があります。)

なにしろ営業終盤なので、目の前のネタケースを見てもほとんど残りがない状態。
「お酒のあったかいのをお願いします。ウナギはひと通り焼いてください」と注文すると、
「もうひと通りはないかもしれないので、あるもので焼きますね」と店主。

「ひと通り」と言うのは、この店で食べることのできるウナギ串焼の中で、主たるものを6種6本焼いてもらうこと。人によっては「セットで」とたのんだり、「ひとそろえ」とたのんだりもしていますが、この店では基本的にこの「ひと通り」から食べはじめるのが暗黙のルール。いきなり野菜串などを注文すると「まずウナギをひと通り食べてから…」とやんわりと、でもしっかりと釘を刺されるのでした。

ここのお酒は秋田の「新政」か、同じく秋田の「高清水」(どちらも270円)。燗酒をお願いすると、受け皿つきのコップが出されてポットから酒が注がれます。
「今どき、ポットから燗酒を注いでくれる店も、あまり見かけないよね」
と笑うカウンター席の常連さん。この店でポットの燗酒を飲むお客さんは多いのです。

お通しは定番のキャベツ漬。この店では年中必ずこのお通しが出されるのです。

私の後からもカップルがひと組、またひと組と、都合4人入ってきて店内は満席。どちらのカップルもこの店ははじめてらしく、ビール(大瓶、550円)を注文すると、メニューを見ながら「何にする?」「んーと。きも焼とれば焼ってどう違うんだろう?」なんて会話を交わしている。その様子を見て店主から
「まずは後の絵にあるものをひと通り焼きましょう。それから追加されたらどうですか?」と声がかかります。
「それでお願いします」と、どちらもカップルもホッとした表情です。
「今日はもうない品物もあるので、あるものだけで焼きますね」と店主。

通常の「ひと通り」は八幡巻(250円)、串巻(200円)、きも焼(200円)、ひれ焼(150円)、れば焼(170円)、ばら焼(150円)の6本で1,120円。この店のウナギの串焼きは、これら6品の他に短冊(250円)とえり焼(150円)を入れた8品。あと野菜の串焼きがぎんなん(180円)、しいたけ(180円)、しいたけくき(80円)、ししとう(100円)、ねぎ(100円)の5品です。

ところがなにしろ店は終盤近く。奥のお客さんたち何人かから、シメのうな丼(900円)の注文が入っていたようで、焼き台の上にはずらりとウナギの蒲焼が並んでいて、まだまだ串焼きにはかかれない状況のようなのです。

じゃ、私も腰をすえて飲みながら待ちますか。焼き台を使わなくてもできる肴(さかな)は、かるしうむ(骨から揚、300円)、きも刺(650円)、鰻くんせい(800円)に、おつけもの(300円)、きゃべつ大盛(200円)。大好物の「きゃべつ大盛」をいただきましょう。

お通しのキャベツは小皿で出されるのですが、別注になる「きゃべつ大盛」(200円)は、お通しと同じキャベツが小鉢にたっぷりと盛られます。山椒がちょっと効いて、ポン酢醤油で和えたキャベツはいくらでも食べることができる一品なのです。

ちなみに「おつけもの」(300円)も自家製らしく、店主がよその店で飲んでいても「漬物を支度しないといけないからもう帰る」と帰ってしまうくらい心をそそいでいるんだそうです。(←常連さん談)

手持ちぶさたそうにしている二組のカップルに、
「串焼きを待つ間に、ウナギの燻製はいかがですか。これはうち独自のものなので、他では食べられないと思いますよ」と店主から声がかかります。
「お願いします」
二組とも鰻くんせい(800円)を注文。この燻製もうまいと評判なんだけど、残念ながら個人的には未食。

店は以前は店主夫婦(なのかな?)で切り盛りしてたんだけど、今は若い男性も手伝っている。聞けば店主の甥っ子(おいっこ)さんなのだそうです。焼き台は店主が、その他のカウンター内作業は甥っ子さんが、そしてカウンターの外の仕事はおかあさんが担当している様子です。

燗酒(270円)をおかわりしたところで、まず八幡巻(やわたまき、250円)と串巻(くしまき、200円)が出てきます。八幡巻は細長く切ったゴボウのまわりに、縦方向に細く割いたウナギの身を巻きつけて焼いたもの。ドジョウとゴボウの相性の良さが有名ですが、ウナギとゴボウもよく合うのです。串巻は同じく縦方向に細く割いたウナギの身それだけをクネクネと串に刺して焼いたもので、こちらはウナギの身のおいしさをじっくりと味わうことができます。

続いては、きも焼(200円)。ウナギの内臓は心臓、肝臓、ニガ袋、胃、腸、浮袋、腎臓と連なっているらしいのですが、このうち肝臓とニガ袋(胆嚢)をのぞいたものを串に刺して焼いたもの。言ってみればウナギのモツ一式なんですね!

そして、ひれ焼(150円)、れば焼(170円)。

私はこのひれ焼が一番好き。ウナギの背びれや腹びれをニラといっしょに巻いたものなのですが、骨っぽいなんてことは全くなくて、骨ぎわの身のうまみをたっぷりと堪能できる人気の一品なのです。

れば焼は、きも焼で使わなかった肝臓だけを集めて焼いたもの。ウナギ1尾に1個(1対)しかないので、これだけずらっと並べるには何尾分が必要なことか! とろりとした食感と濃厚さが楽しめるのは豚や鶏、魚などのレバーと同じですね。

今日のひと通りは残念ながらこの5種5本で終了。ばら焼(あばら部分から削いだ身をこねて焼いたもの、150円)が売り切れてたんですね。こうやって食べている間にもどんどん注文は入って、かるしうむ(骨から揚、300円)や、きも刺(650円)、短冊(250円)も売り切れになりました。

3杯目となる燗酒(270円)をもらって、追加注文は串巻(200円)を、先ほどは塩焼きでしたので、今度はタレ焼きでいただくことにします。

私の左どなりに座っている男性は、店主とも親しげに話す大常連さん。その人によると、ここでのオススメは、えり焼(150円)と、にんにく醤油でいただく短冊(250円)なのだそうです。えり焼は、他の店ではカブト焼とか頭(カシラ)焼として出されることが多い部分。かなり骨っぽいことが多いのですが、ここのえり焼ではていねいな下ごしらえをして首(ウナギの首って!?)まわりの肉だけを使うので骨っぽくないのが特長なのだそうです。残念ながら、今日はえり焼も売り切れてるので実食してみることはできませんでした。

閉店時刻の午後10時になり、やっとすべての焼き物を焼き終えた店主も、カウンターの外に出てきて常連さんのとなりに座って、湯飲みについだ燗酒を飲みながら話しはじめます。
「甥っ子もいっしょにやるようになってうれしいねぇ。親父さんが一番大変だなぁと思う仕事ってなに?」と常連さんが尋ねると、
「ウナギの修業の中で、『焼き一生』とよく言うけど、本当にそのとおりだと思うよ。火加減がむずかしいんだ」と店主は答えます。なるほど。そういえば「北島亭」の北島シェフもそんな話をされてました。もつ焼きや焼き鳥も含めて、焼き物全般について『焼き一生』ということが言えるのかもしれませんね。

さてさて。私もそろそろ腰をあげますか。どうもごちそうさま。

1時間ちょっとの滞在。お酒を3杯にウナギ串焼き6本、きゃべつ大盛で今日は2,180円でした。

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「川二郎」 / お通しのきゃべつと燗酒 / 店内のメニュー

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きゃべつ大盛 / 八幡巻と串巻(塩) / きも焼

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ひれ焼とれば焼 / 串巻(タレ) / 各メニューの説明図

店情報前回

《平成19(2007)年3月16日(金)の記録》

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幻の煮込みはバランスの妙 … もつ焼き「石松(いしまつ)」(中野)

うなぎ串焼の「川二郎」から徒歩約2分。もつ焼きの「石松」です。金曜・夜10時半の「石松」は例によって補助席まで満席。カウンターにずらりと座ったみなさんの後ろに立って、キンミヤ生茶割りを飲みはじめたところに入ってきたのは、歩く酒場データベース・K口さんです。K口さんも私の横に立って飲みはじめます。

今日のお通しはセンマイ刺し。千切りのキュウリが添えられてるのがまたいい食感を生むんですよねぇ。

少し立ち飲んでるうちに、入口近くの席がふたつ空いてK口さんとともにそこに座ります。私の右どなりは女性ひとり客のゆうさん、その右は大常連のS本さんです。座ったところで改めてカンパ~イ!

店主がさばきはじめたのはハツ(豚の心臓)。その様子を見て「私も」「ボクも」とまわりから便乗注文が飛び交います。もちろん私も便乗注文。みんなからの「ハツモトのところをお願いします!」という注文に、店主は苦笑しつつも「みんなにちょっとずつ入るようにするから」と優しいのです。

次なるレバーも便乗注文。みんなそれぞれレバ刺しをたのんだり、レバーの串焼きをたのんだり。私はレバ刺しハーフをお願いすると、大きなレバーのかたまりからスススッとレバ刺しを切り出してくれます。フルサイズ(1人前、10切れ程度)のときはゴマ油+塩で食べたり、醤油で食べたりと味を変えて楽しむのですが、ハーフサイズ(5~6切れ)は藻塩(もしお)+ゴマ塩でいただくことにしました。

こういうレバ刺しばかり食べていると、ちょっと鮮度の落ちるレバ刺しが食べられなくなってしまうのが難点です。昔はいろんなところでレバ刺しを食べていたのに、最近ではメニューにレバ刺しがあってもなかなか食指が動かない。プリッとエッジの立ったレバ刺しじゃないとなんだか許せないようになってしまったのでした。

焼き台の近くのコンロには家庭用の大鍋がのっていて、弱火でトロトロ煮込まれています。もしかすると幻の煮込みなのかな!? 「うーん。まだちょっと早いかな」と言いながらも、店主が煮込みを小鉢に軽めに盛ってくれました(煮込みハーフ)。

シロを中心にコトコトと長時間煮込んだ中に、豆腐も入ったこの煮込み。シロの裏側には脂肪がたっぷりなのに、決してしつこくはなくて、シロの弾力感を残しながらも、口の中でとろけるように柔らかい。脂っぽいのに、しつこくない。弾力があるのに、やわらかい。相反するはずの各要素が絶妙のバランスで共存してるのが、この店の煮込みの大きな特長。あぁ、それなのに。その絶妙な煮込みは、1回に家庭用の鍋1杯分しか作られないので、むしろ食べられることのほうが少ないのです。これが「幻の煮込み」と呼ばれている所以(ゆえん)でもあるのでした。さすがにうまいよなぁ。

煮込みを食べ終わり、ナンコツ塩をいただいているところで、「御天にも行ってみたいんですよねぇ」とK口さん。時計を見ると日付が変わって0時半過ぎ。「今ならまだ電車に間に合いますよ。行っちゃいますか!」と次なる行動が決定。

2時間ちょっとのもつ焼きタイムは、キンミヤの新ボトル(1,500円)も入れて2,500円でした。どうもごちそうさま。みなさんお先に。

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ハツ塩(ハツモト入り) / レバ刺しハーフ / 煮込み鍋

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煮込みハーフ / 脂肪分たっぷりのシロ / ナンコツ塩

店情報前回

《平成19(2007)年3月16日(金)の記録》

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濃厚とんこつスープ … ラーメン「御天(ごてん)」(下井草)

「石松」を出て、トコトコと新井薬師商店街を抜けると西武新宿線・新井薬師前駅。そこから5駅・約10分ほどで「御天」のある下井草(しもいぐさ)駅に到着します。駅の北口を出て、まっすぐ新青梅街道にぶつかると、その左手にあるのが「御天」&「ゴテンズバー」です。

いつもにっきーさんに連れてきてもらってたこのお店。にっきーさんなしで入るのは初めてなので、ややドキドキものです。

店に到着したのは午前1時半。「いきなり御天にしますか? それとも下のゴテンズバーでちょっと飲みますか?」とK口さんにたずねてみると、「やっぱり下のバーからでしょう!」というお返事。そりゃそうですよねぇ。大賛成です。では地下へ。

「ゴテンズバー」の扉を開けると、カウンターの手前側に座っていたのは、なんと「御天」の岩佐社長。「やぁ、いらっしゃい」と笑顔で声をかけてくれました。カウンターの中のおにいさん(店長?)も「いらっしゃいませー」と元気な笑顔。こうなるとさっきまでのドキドキもぴょんとなくなって、さぁ飲むぞぉーっという勢いが急上昇!

「こんなのが入荷しましたよぉ」と、おにいさんにすすめられるままに、宮崎は王手門酒造の限定芋焼酎「超不阿羅王(ちょうふぁらおう)」と、飲み比べのために同じ王手門酒造の「龍霞(りゅうがすみ)」のふたつをロックでいただきます。

お通しはたっぷりの白菜の昆布漬け。前回の男前豆腐もそうでしたが、なかなか和風な肴を用意してるんですねぇ。

1時間ほどバーで過ごし、2時半を回ったところで「そろそろラーメンを食べに上がりましょうか」とお勘定をすると、ここはふたりで1,400円(ひとりあたり700円)。ひぇーっ、あまり飲み食いしなくてごめんなさい。

さすがに金曜日とあって、この時間帯でも1階の店内はお客さんが多い。

「御天」は入口左手にテーブル席があって、その先からカウンター席が始まり、店の奥で右側に折れた空間があって、そこにもテーブル席があるという、ちょっと言葉で説明するのはむずかしい形の店内なのです。

その右奥のテーブル席が空いていたのでそこに座り、ここでもやっぱり飲み物から。K口さんは白波水割り(400円)を、私は玉露割り(400円)をもらって三度(みたび)乾杯です。

つまみは今日もやっぱり先日来はまりまくっている「せん菜炒め」(550円)です。いつものことながら、このシャキシャキ感がたまりませんなぁ!

そしていよいよラーメン(680円)です。ふたりともラーメンをバリカタで注文しました。

いつもシンプルなラーメンばかりたのんでいますが、それ以外にも各種トッピングをあらかじめ乗せたラーメンを選ぶこともできます。そのトッピングは生ニンニク(50円)、のり(100円)、たまご(100円)、きくらげ(100円)、温泉たまご(150円)、キムチ(200円)、せん菜(200円)、ザーサイ(200円)、チャーシュー(300円)、ネギ(200円)、ピリ辛リブ(400円)、ワンタン(300円)、メンマ(200円)、角煮(300円)の14種類。さらに食べたことはありませんがインド式(980円)、タイ式(830円)といったラーメンもあります。

K口さんはラーメンが出てくるやいなや、ズズッ、ズズッとものすごい勢いでラーメンをすすり込み、あっという間に替玉(かえだま、130円)の注文です。

替玉とは麺のおかわりのこと。ラーメンのスープを残した状態で「替玉!!」と注文すると、麺だけを茹で上げて残しておいたスープの中に入れてくれるのです。

麺は博多直送の細麺。せっかちな長浜市場(福岡市にある市場)の人たちに、短い茹で時間でラーメンを出すために、この細さになったらしいのですが、逆にこの細さになったからハリガネとか粉落としと呼ばれる、ほとんど茹でないほどの麺の硬さでも食べることができるという、長浜ラーメンの大特徴が生まれてきたんですね。

私はもう満腹なので替玉はなし。それどころか、もうスープも飲めないくらいの状態で、スープを残したまま丼を置いていたら、スープの表面を脂の膜がピッチリとおおいます。うーむ、さすが濃厚こんこつスープですねぇ! ここのラーメンを食べなれると、他の店のとんこつラーメンがあっさりと感じられてしまうほどなのです。

「御天」のお勘定はふたりで2,500円(ひとりあたり1,250円)。

「ごちそうさまー!」と店を出たのは午前3時半ごろ。もちろん電車はない時刻なのですが、阿佐ヶ谷駅の中央線上り始発が午前4時41分なので、ゆっくりと歩いていけばちょうどいいくらいかも。

そんなわけで深夜の町をK口さんとふたりトコトコ、トコトコと歩きながらの酒場談義。なにしろ歩く酒場データベースと言われるほどのK口さんなので、いろんなことをよくご存知なのです。

自宅のすぐ近くでK口さんと別れたのは午前4時過ぎ。ここから阿佐ヶ谷駅までは、あと15分ほどです。気をつけて帰ってくださいね。おやすみなさーい!

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「超不阿羅王」と「龍霞」 / 白波水割りと玉露割り / せん菜炒め

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ラーメン / 替玉を投入中 / 表面に膜がはるほど濃厚なスープ

・店情報:「ゴテンズバー」/ 「御天」(前回

《平成19(2007)年3月16日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「魚市(うおいち)」(横浜・桜木町)

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  • 店名: 居酒屋・大衆割烹「魚市」(うおいち)
  • 電話: 045-242-8079
  • 住所: 231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町2-64
  • 営業: 17:00-23:00、月休
  • 場所: 桜木町駅から京急・日ノ出町駅方向に向かうバス通り(平戸桜木道路)を進み、トポス向かいのサンクス手前を左折。50mほど進んだ右手。
  • メモ: カウンターとテーブル3卓ほどの魚料理を中心とした店。メニューには値段はないが、高くはない。

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値段はないけど高くない … 居酒屋「魚市(うおいち)」(横浜・桜木町)

「野毛の魚がおいしいお店で飲みたいね」

そんな話で、3人でやってきたのは野毛の「魚市」。ドロンジョさんが「酒場で話した100のコト」の中で『野毛で一番大好きなお魚の店』と書かれているお店です。

「魚市」と縦書きされたのれんをくぐり引き戸を開けると、右手にはどーんと白木のカウンター。その上には魚介類が並ぶネタケースがあり、なんだか高級割烹風な印象。ドロンジョさんは「値段が書いて無いけど決して高くはありません」と書かれているけど、本当に大丈夫かなぁ!?

先客はカウンターの奥のほうに男性ひとり客がいるだけ。我われ3人は、左手にならぶ3つのテーブル席(4人掛け)のひとつに座り、まずは生ビールをもらって乾杯です。生ビールはジョッキではなくて、サッポロの星のマークの入ったグラスで出されます。

お通しはヒジキの煮物をつつきながら、手書きのメニューを確認。A先輩はシメサバを、同僚Iはアジ刺しを、そして私は貝盛りを注文し、それぞれをみんなでシェアーすることにしました。何人かで来ると、いろんなものが食べられるのがいいですね。

まず出されたのは貝盛り。つぶ貝、平貝と小柱が盛り合わされています。つぶ貝の肝の部分が濃厚でいいですねぇ! さっそく燗酒(大徳利)に切りかえます。

シメサバはすっきりやわらかめのシメ加減。アジ刺しは、春になってたっぷりと脂がのってきたようで、生姜醤油をはじくほどです。刺身の表面に飾り包丁を入れてくれていることで、アジの旨みをより味わうことができる。くぅ~っ。これはいいアジですねぇ!!

ひとしきり生ものをいただいた後は調理もの。カウンター上段にならぶ大皿料理の中から身欠きニシン煮をもらうと、てっぺんにパンと叩いた木の芽をあしらってくれます。焼き物はサバ開き焼きとキュウリ魚塩焼き。旬のホタルイカも注文します。

店はカウンターの中で調理を担当しているご主人と、ホール担当のおかみさんのふたりで切り盛りされている様子。お客さんもカウンターにそれぞれひとり客が2人。そしてテーブル席にも4人組が入りました。4人組が注文した刺身の盛り合わせがきれいだし、豪勢ですねぇ!

我われはさらに穴子の笹焼きとさつま揚げも追加。つやつやと照りのいい穴子もさることながら、自家製らしくプリッと肉厚のさつま揚げもおいしい。なにしろ白身魚のすり身揚げですからねぇ。

2時間半ほどの間に大徳利を6~7本いただいて、お勘定は3人で12,000円(ひとりあたり4,000円)でした。なるほど。たしかにこれは安い!

二次会は近くのバー「日の出理容院」でゆっくりと。先輩A、同僚Iともに、ここに来るのははじめてですが、とても気に入ってもらえたようでした。

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「魚市」 / 貝盛り / しめ鯖

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あじ刺し / あじ刺しのひと切れ / 身欠きニシン煮

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さば開き焼き / ほたるいか / きゅうり魚塩焼き

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穴子の笹焼き / さつま揚げ / 「日の出理容院」

・「魚市」の店情報 / 「日の出理容院」の店情報前回

《平成19(2007)年3月22日(木)の記録》

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