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ボトルを入れて、おまかせセット … 焼き鳥「鳥佳(とりよし)」(横浜・上大岡)

4月から横浜勤務となったにっきーさんと向かう、上大岡の2軒目は「鳥佳」です。横浜地区は、東京に比べるともつ焼きの人気がそれほど高くないのか、あまりもつ焼き屋は見かけません。純粋な焼き鳥屋(鶏肉や鶏もつの店)は多いのですが…。私の知っている数少ない横浜地区のもつ焼き屋の中でも、屈指のクオリティを誇るのが、ここ「鳥佳」なのです。

「鳥佳」は、店に向かって右と左の両側に入口があり、右から入るとカウンター席とテーブル席。左側はテーブルだけの席。真ん中に厨房があるので、右と左を行き来することはできません。

右側の入口から「こんばんは」と店内に入ると、まるでとってつけたようにカウンターの焼き台前あたりにぽっかりと空席がふたつ。ラッキー! もちろんそこに座って、まずは飲み物の選択です。

「にっきーさん、この店も飲み物は標準的な横浜価格なので、チューハイやウーロンハイ(各420円)なんかが、東京下町価格と比べるとちょっと高いんですよ」と話しかけると、メニューをじっくりとながめていたにっきーさんは「チューハイなどを比べるとそうかもしれませんけど、焼酎(銘柄もの)などはむしろ安いですよ。いいものが安いというのはうれしいですねぇ」という返事。そうだったのか。地酒や銘柄ものの焼酎を研究的に飲むことが少ないので、そういうところに気づかなかったですねぇ。

「焼酎のボトルも比較的安いので、ボトルをいただいて飲みましょうか」とにっきーさん。なにしろにっきーさんはウイスキーにはじまって、ワイン、焼酎と研究を重ねてきているので非常に心強い。「海」「蔵の師魂」「和助」「島美人」「大正の一滴」「池の露」「龍宮」と並ぶ焼酎リストの中から「蔵の師魂(くらのしこん)」を選択してくれます。ちなみに、これらの中では「龍宮」だけが黒糖焼酎で、残りは芋焼酎。キープ期間は4カ月で、どれも1本(720ml)3,150円。ふたりともロック(氷代160円)でいただきます。

食べ物もにっきーさんが初回なのでセットメニューをお願いすることにしました。この店のセットメニューは小腹セット(700円)、おまかせセット(1,200円)、鳥佳セット(2,000円)の3種類があります。小腹セットは焼き鳥7本ほど、おまかせセットはそれに、もつ皿(単品なら400円。以下、括弧内は単品価格)などが加わり、鳥佳セットは「鳥佳」のフルコースなのだそうです。

これら3つの中から、おまかせセットを2人前を注文すると、まず登場したのはレバ(130円)タレ。店主自慢の若焼きで出されたレバは、タレ越しにもキリッと立ったエッジがよくわかるほどの鮮度で、まさにプリップリです。「これはすごいっ」とにっきーさんも1品目から気に入ってくれたようです。

追い討ちをかけるようにシロとツクネのタレ焼き(各130円)。ここのシロはクルクルと巻き込んで棒状(賞状を丸めたようなイメージ)になったものが何個か串に刺されているのが特徴。シロそれだけでも、とてもいい弾力感なのに、それが丸まってるのですからその弾力感たるや! 下ごしらえも大変なんだろうなぁと、くるりと巻いたシロに、まさに舌を巻く一品です。

ツクネは丸い団子ではなくて、切りたんぽのように、串に円筒状になったスタイル。これとは別に月見つくね(400円)というメニューもあります。

長方形のお皿の、シロとツクネが置かれているところとは反対側に盛られている白菜の漬物も、いいつまみです。この店で「おばあちゃんのお新香」(350円)というメニューで出している、屋台時代から続く自家製お新香も注文する人が多い人気の品。この白菜も、その中の一品なのでしょうか。

そして「もつ皿」(400円)。「もつ皿」は、もつ煮込みのことなのですが、この店では「もつ煮込み」(530円)というと「もつ皿」とは別のメニューになります。「もつ皿」が煮込みを小鉢に盛ってくれるのに対し、「もつ煮込み」では煮込みが小鍋に盛られ、さらに煮豆腐も入るのです。どちらもオプションで「辛いの」と呼ばれる赤唐辛子系の調味料をトッピングしてもらえるのですが、これが本当に辛いのなんの! クセになる辛さに焼酎も進みます。

ひとしきり「もつ皿」を楽しんだところで、おもむろに出されるのが塩焼きの3本。鳥ネギ、ナンコツ、カシラ(各130円)です。定番のナンコツ、カシラもさることながら、鳥ネギのしっかりとした肉もいいですねぇ。

しばらくして、表面がカリリと焼きあげられた厚揚げ(420円)が出されて「これでコース終了です」と声がかかります。厚揚げは大きく切った二切れ。最後に豆腐系というのもさっぱりしていていいですねぇ。

1時間半ほどの滞在。残ったボトルに名前を書いて、大満足のお勘定はふたりで5,870円(ひとりあたり2,935円)でした。どうもごちそうさま。

070410g 070410h 070410i
「鳥佳」 / 芋焼酎「蔵の師魂」 / 今日の黒板メニュー

070410j 070410k 070410l
レバー(タレ) / シロ、つくね(タレ) / 白菜漬

070410m 070410n 070410o
もつ皿 / 鳥ねぎ、なんこつ、かしら(塩) / 厚あげ

店情報前回

《平成19(2007)年4月10日(火)の記録》

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コメント

やっと行きました「鳥佳」

女性一人で入っても、充分に楽しめました。
ただ入り口どっちから入っていいのかが悩みましたが
結果右で正解でした(16:45に伺ったので)
それでも2番目の客でしたよ
次から次へとご近所常連さんらがいらして
「皆に愛されているんだなぁ~」と妙に納得♪

小腹で充分でしたねぇ~もっと食べたいのに
食べられない自分がとっても残念でした。
やはり人と一緒にいって多種を楽しみたいものです。

そのあと「ジェントルマン」には入れませんでしたね、
ひとりでは..^^

いつも楽しみに読んで、実践しております♪

投稿: ayayan | 2007.04.27 17:04

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 私が知らないだけかも知れませんが、横浜地区には、もつ焼き屋さんが少ないのです。昔から外国人が多かったので、牛や豚の内臓も、肉と同じように、ごくごく普通の食材として消費されてしまっていて、もつ焼き用として、安く市場に出回ることがなかったのかなぁ、なんて推測したりしていますが、実際のところどうなんでしょう?  そんな横浜の地で、創業者であるお母さんの代から、もう30年以上、もつ焼きを提供し続けてい... [続きを読む]

受信: 2007.11.25 10:09

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