自宅近くのうどん2店 … 「名古屋うどん」(都立家政)~「丹愚(たんぐ)」(沼袋)
西武新宿線・沼袋(ぬまぶくろ)駅からほど近い住宅街の中に、土日の昼間だけしか営業していない手打うどん屋さんがあって、これがまた、めっぽううまいという。
そんな内容の記事が「ぶぅ~ログノート」(著者:BUSHさん)に掲載されたのを見て、さっそく、人一倍、いや人十倍と言ってもいいくらい、うどん好きの「ピュアー」のマスターに聞いてみたところ、
「えっ!? 知らなかったんですか。うちに来る麺好きのお客さんたちは、みんな行ってますよ!」と、かえって呆れられてしまったような次第。
それは、さっそく出かけてみなきゃと、ゴールデンウィーク中の土曜日(5月5日)、自転車でトコトコと出かけてみたところ、ちょうど昼どき12時半の店には、外に4人ほどの人が待っている状態です。
連休前まで、最高気温が20度を超えるかどうかという、4月にしては涼しい日が続いていたのですが、この日は最高気温26度という夏日。こんな中並ぶのもなぁ、と都立家政まで引き返し、実はこちらも前々から気になっていた「名古屋うどん」へ。
「名古屋うどん」という店名のとおり、ここは、きしめんや、みそ煮込みうどんなど、名古屋のうどんが楽しめるお店です。
店内は左手に4人掛けテーブル席が3つ、右手小上がりに6人程度の座卓が2つ。やや年配のご夫婦二人で切り盛りされている様子で、先客は小上がりに3人組がいるのみ。入口側にテレビが置かれているので、それが見えるように、ふたつ目のテーブル席の奥側に座り、暑くてもやっぱり「みそ煮込みうどん定食」(750円)です。
「みそ煮込みうどん定食」は、土鍋のみそ煮込みうどんに、ご飯とお新香が付きます。みそ煮込みうどん単品が700円なので、それプラス50円で定食になっちゃうんですね。みそ煮込みうどんは玉子(50円)、かしわ(100円)、もち(200円)を追加することもできるようです。
名古屋のみそ煮込みうどんは、麺を打つときに塩を使わない製法で、煮ても煮ても生煮えのような食感に仕上がるのが特徴ですが、ここ「名古屋うどん」のは普通のうどんを使っているので軟らかい。でも、腰がないわけではありません。
季節がら、店内のエアコンはまだ使われておらず、食べ終わるころには、すっかり汗だくになってしまいました。
飲み物はお酒(三千盛、500円)とビール(中瓶、500)しかないものの、つまみも何品か用意されているので、ちょっと飲んで、うどんで〆るなんて食べ方もできそうですね。実際、途中から入ってきたおじいさんは「いやぁ、暑い暑い。まずビールちょうだい」と、汗を拭き拭きビールを飲んでました。
こうして、「丹愚」をあきらめて「名古屋うどん」へ行ったのが、ちょうど先週の話。1週間後の今日、今度は並んでも退屈しないように、カミサンと連れだって、自転車2台で沼袋です。勢いよく走って、開店5分前に「丹愚」の前に到着すると、先客はひと~りもいない。(ガクッ)
開店までの5分間、カミサンとふたりで店頭でじっと待って、開店とともに入店。2人掛けの席に座り、メニューの検討です。
店は、まさに民家そのもので、店主夫婦で切り盛りされているようです。
「いらっしゃいませ」と、奥さんが出してくれたのは氷入りの赤紫のジュース。飲んでみると紫蘇(しそ)ジュースのようです。
メニューには「蕎麦前」(そばを注文して、それができあがるのを待つ間に飲むお酒)として、2種類ほどの焼酎(300~400円)と、同じく2種類ほどの日本酒(350~450円)、そしてエビスビール中瓶(470円)が載っていますが、肴(さかな)は一切なくて、うどんのみ。(ただし飲み物を注文すると、軽いお通しは出されるようです。)
そのうどんは、せいろ、ぶっかけ、釜揚げの650円からはじまって、掻き揚げ天が入って700円、納豆や、辛味おろしなどの750円から、一番高くても丹愚カレーうどんの850円。
カミサンは「冷たいのも、温かいのも食べたいなぁ」と言いつつも、一番食べたいのは掻き揚げぶっかけ(700円)だという。私も冷たいのにも、温かいのにも、そしてカレーうどんにも引かれるんだけど、一番食べたいのは釜玉絡めうどん(700円)。ふたりとも第2希望は、シンプルに打ちたてせいろ(650円)です。
「ひとり2杯は食べられないかもしれないから、まず一番食べたいのを注文して、余裕があったら、打ちたてせいろを1人前追加しよう!」と決定。さっそくお店の奥さんに、掻き揚げぶっかけと、釜玉絡めうどんを注文します。
「あれっ! こんにちは」と現れたのは、この近所に住むspiralさんと、そのお友だち。これはこれは。お久しぶりです。
「BUSHさんのブログを見て、自転車でやってきたんです」とspiralさん。
「あはは。我われもそうなんですよ。こんなところに、こんな店があるなんて、ぜんぜん知りませんでした」
spiralさんたちは、4人掛けのテーブルの我われに近い側に座り、さすがに若い人たちだけあって、打ちたてせいろと、温かいうどん(カレーうどんなど)と、ひとり2人前ずつを、それぞれが注文すると、「それでは、冷たいほうからお出ししますね」とお店の奥さん。
最初に出てきたのは、我われの注文していた釜玉絡めうどんです。大きな丼の中に、すでに玉子がいい具合にからまった温かいうどん。貝割れがトッピングされています。それとは別にツユと、薬味の白ゴマ。
麺はけっこう太めですが、とてもつややか。それにしても、きれいに玉子とからんでますねぇ。まるでカルボナーラだ。ちょっとツユをつけて食べると、麺はもっちりと、すごい弾力です。
ジャーッと、すぐとなりにある台所から天ぷらの音が聞こえてきて、掻き揚げぶっかけも登場です。いやぁ、その掻き揚げの分厚いこと! 厚みが2センチ以上あるかなぁ。となりのspiralさんたちからも「すごーいっ」という声が飛びます。
「ぶっかけ」というのは、いわゆる「かけうどん」のことのようです。つまり「掻き揚げぶっかけ」というのは、路麺風に言うと「かき揚げ天うどん」ってことですね。掻き揚げのほかに、白ネギ、三つ葉がトッピングされています。
掻き揚げの中身は小柱、海老に大葉。サクッと揚がった食感もいいですねぇ。
私としては、この掻き揚げを汁にちょっと浸けながら、サクサク状態からシナッとなってくる感じのところが一番好きなのですが、カミサンはサクサクのまま食べるのが好みなのです。まず、サクサク派のカミサンに好きなだけ食べてもらって、残ったところ(と言っても7割ほど残っていた!)で、釜玉絡めうどんとチェンジ。
spiralさんたちのところにも、打ちたてせいろ(650円)が出てきました。これもまた、けっこうなボリュームですねぇ!
我われのほうは、最初の2杯(ひとり1杯ずつ)で、もう満腹。とても追加注文ができる状態ではありません。
店に新たな3人連れのお客さん(夫婦と子供)が入ってきて、spiralさんたちの温かいうどんが登場したところで、我われは「それじゃ、お先に」と腰をあげます。
お勘定を済ませて「どうもごちそうさま」と外に出ると、外では4人(2人×2組)が待っている状態。我われが出ると同時に、最初のひと組が店内へと案内されてました。
「掻き揚げぶっかけもよかったけど、釜玉絡めうどんが、すっごく美味しかったよね!」というのが、私とカミサンの共通の感想です。次回は、この店の名物らしい丹愚カレーうどん(850円)も、ぜひいただいてみたいですね。
うどんと言えば、野方の「さぬき亭」も、うどん居酒屋なのに、いつも飲んでばかりで、これまでに一度もうどんを食べたことがなかったなぁ。わが家からの距離では、「丹愚」よりも「さぬき亭」のほうが圧倒的に近いので、こちらも一度食べてみなきゃね!

「丹愚」入口の看板 / 民家そのものの店の外観 / 塗りのお盆に紫蘇ジュース

釜玉絡めうどん / カルボナーラ風に玉子が絡まった麺 / 掻き揚げぶっかけ
| 固定リンク



コメント
おやぁ、行かれましたか。
ご満足頂けたようで何よりでした。初めて行かれたのなら「釜玉絡め」と「掻き揚げぶっかけ」は正解です。
あと、ここのカレーうどんはお薦めです。次回は是非どうぞ。
投稿: BUSH | 2007.06.07 23:16