« 三冷ホッピーで鮎塩焼 … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷) | トップページ | 古典酒場の取材で一献 … バー「ホッピー仙人(ほっぴーせんにん)」(横浜・桜木町) »

新メニューはホタテ串 … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)

JR中央線・地下鉄丸ノ内線の荻窪駅近くにも、お客のほとんどがホッピーを飲んでいるお店があります。イカ料理中心、157円(税抜150円)均一のつまみで有名な立ち飲み「やき屋」です。

ここのホッピー(315円)は、サワーグラスに氷入り焼酎。それとは別に瓶入りホッピー(外)が出されます。

自分でトトトッと、外(ソト)をグラスいっぱいまで注ぐと、瓶の中には、まだ半分ほどのホッピーが残りますので、これはおかわりように取っておきます。このとき、マドラーをホッピー瓶の中に入れておくと、いかにも慣れてる感じで、かっこいいですよ(笑)

個人的な感想としては、飲み物(カクテル?)として美味しいのは、ホッピーを作っているホッピービバレッジが推奨している、氷は入れないかわりに、ホッピー(外)、焼酎(中)、ジョッキ(器)をキンキンに冷した、いわゆる三冷(さんれい)の状態で、指定されたとおりの比率で割ったものが一番だと思います。

この状態で飲むことができるのは木場の「河本」や、野毛の「ホッピー仙人」など。「氷なし」と指定すれば、その状態になるのが野方の「秋元屋」や、阿佐ヶ谷の「川名」。どちらの店も、真っ白に曇るほどキンキンに冷えたジョッキが出てきます。

あくまでも飲み物(カクテル?)として美味しいのは、この状態なのですが、呑ん兵衛として、うまさを感じるのは、これよりももうちょっとアルコールが強い状態。ホッピーのいいところは、焼酎の比率を変えることで、そのアルコール度数を調整することができること。ホッピービバレッジ推奨のホッピーが、アルコール度数が5度程度とビールに近いのに対して、どんどん焼酎の比率を高めていくと、最終的にはストレートの焼酎の強さ(25度)になります。この中間で、呑ん兵衛としてうれしいポイントをつかむわけですね。

こういうホッピーを楽しむことができるのが、横須賀地区。どういうわけだか、横須賀のホッピーはどこも焼酎が120~180mlほど入っていて濃いのです。ちなみに通常のホッピーの焼酎量は70~110mlほどですから、度数は倍から、3倍ほどまで上がることになります。

これよりも焼酎の濃度を上げていくと、焼酎の強さが相当出てきて、なかなかゴクゴクッと飲むわけにはいかなくなる。そこで氷の登場です。乙類焼酎(本格焼酎)をロックで飲むと飲みやすいように、とっても濃いホッピーも、氷を入れれば、おいしくいただけます。焼酎そのものが美味しい場合には、こういうホッピーの飲み方もGood!です。新宿の「串元」でいただく、麦焼酎「いいちこ」のホッピーなんかが、このタイプ。できるだけ焼酎を濃くするのがいいですね。ただし、ものすごい勢いで、できあがってしまいます(爆)

逆は必ずしも真ならずで、氷が入ってるからといって濃いホッピーとは限りません。むしろ、単に温度を下げるために氷を入れている店のほうが多いのではないかと思います。その場合でも、温度が下がることによって、アルコールをより感じにくくなることは確かですが。

さて「やき屋」。メニューを眺めてみると「ホタテ一串」なんて料理が追加されています。しかも、つまみはすべて157円で、例外的にシメサバだけが210円だったのに、ホタテ一串も例外価格の189円。これはもらってみないといかんでしょう。

「はい、新メニューよ」と女将さんが持ってきてくれたホタテ一串は、間にシシトウをはさみながら、ホタテが3個。ホタテは、ヒモの部分まで付いているし、身もしっかりとしていて、とてもいい味です。なにしろ焼き貝そのものが、いい肴になりますからねぇ。「やき屋」にしては高い品物ですが、世間一般から見ると、かなり安いと言えるんじゃないかと思います。

続くつまみは刻みアナゴ(157円)。

刻みアナゴは、タレ焼きして冷ましたアナゴを、5ミリ幅くらいに刻んだものを、注文を受けてから刻んだキュウリと一緒に小鉢に盛り合わせたもの。シャッキリとしたキュウリの食感と、アナゴとの相性もよく、夏らしい一品です。(年中ある、つまみですが…。)

今日はメイン立ち飲みカウンターがいっぱいで、入口左手に3~4人立つことができるサブカウンターで立ち飲み中。ふと振り返って、メインカウンター上の大皿を見ると、まだ珍味ワタ和え(157円)が残っている模様。

さっそくワタ和えもいただいて、ナカ(157円)をおかわりです。

ナカは、手渡したグラスにそのまま入れてくれて、氷も足してくれるので、グラスのかなり上のほうまで焼酎が入ります。計量用のコップで入れてくれてるので、量は最初と同じはずなんですが、2杯目、3杯目になるにつれて、水面が上がってくるんですよねぇ。ここに残しておいたホッピーを注いで、2杯目のホッピーができあがります。

ワタ和えは、イカゲソをイカワタで和えたもの。「それじゃ塩辛じゃないの?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、このワタ和えは、色合い的には茶褐色で、しかも甘いのです。他ではお目にかかったことがない一品で、一度食べると、かなりクセになります。

自家製塩辛(157円)もメニューにあるのですが、こちらは赤くてフレッシュな感じの塩辛です。

約1時間ほどの立ち飲みタイムは、ホッピー外1中2(最初の1杯も含めて、瓶入りホッピー1本に、ナカが2杯)に、肴が3品で977円でした。毎度のことながら、飲んで食べて、千円以内というのがすばらしいなぁ。

呑ん兵衛は「安くて旨いもの」は実によく知っていて、この店も営業中は、たいてい満員状態なのでした。

どうもごちそうさま。

070602g 070602h 070602i
「やき屋」の看板 / ホッピー / ホタテ一串

070602j 070602k 070602l
刻みあなご / ナカと珍味わた和え / わた和えアップ

店情報前回

《平成19(2007)年6月2日(土)の記録》

|

« 三冷ホッピーで鮎塩焼 … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷) | トップページ | 古典酒場の取材で一献 … バー「ホッピー仙人(ほっぴーせんにん)」(横浜・桜木町) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11427/15572369

この記事へのトラックバック一覧です: 新メニューはホタテ串 … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪):

» シメに地元の名店2軒 … 「やき屋」(荻窪)&「ペルル」(鷺ノ宮) [居酒屋礼賛]
 高円寺をあとに、阿佐ヶ谷駅を通り越して荻窪(おぎくぼ)へ。久しぶりに出かけたのは、イカ料理で有名な、立ち飲みの「やき屋」です。7月に、しばらくお休みしていたそうなのですが、その頃から、ずっと行けてなかったのです。  「こんばんは」と入った、土曜日、午後9時前の店内は、6割りほどのゆったりとした入り。噂によると、実は店長(ゲンさん)が体調を崩して入院されていたそうなのですが、今日の様子を拝見すると... [続きを読む]

受信: 2007.09.24 15:14

« 三冷ホッピーで鮎塩焼 … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷) | トップページ | 古典酒場の取材で一献 … バー「ホッピー仙人(ほっぴーせんにん)」(横浜・桜木町) »