シメは氷なしホッピー … 大衆酒場「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)
「竹よし」を出て、本日の3軒目は、西武新宿線・鷺ノ宮駅のすぐ近くの大衆酒場「満月」です。
ギュッと詰めても十数人入るかどうかといった店内なのに、その店内が左右に二分されてしまっているのが特徴的。昔は別の店だった隣の店を「満月」が吸収したため、今もこういう形になっているのだそうです。
店を切り盛りしているのは店主夫婦と、その息子さんの3人。この店主家族は、みなさん素晴らしく明るくて、夜も更けてくると、お客さんと一緒になって、自分たちも愉快に飲みはじめるのです。
そんなやり方ができるのは、カウンター上段にずらりと並んだ大皿料理のおかげ。これらの料理は、開店前にはすべての仕込みを終えて、カウンター上にスタンバイされ、営業時間中は注文に応じて、それを小皿に盛り分け、物によっては電子レンジで温め直して、すぐに出してくれます。その場で調理するのは、刺身などの生ものくらいでしょうか。
店に入って、席に座る前に、その大皿料理をながめるのが、この店の楽しみのひとつ。立ったままでも、遠くの大皿料理はよく分からない(見えない)ので、「あれは何?」と確認すると、「グラタンよ」と、ニコニコ笑顔のママさんが教えてくれるのでした。
料理は200円から始まって、高いものでも500円ほど。300円のものが一番多いかな。
今日は、そんな大皿料理の中からポテトサラダ(300円)を選んで、飲み物には氷なしのホッピー(300円)をいただきます。氷入りの場合はジョッキで出されるホッピーですが、氷なしはサワーグラス。瓶入りホッピー(外)1本が、ちょうど入る、理想的な焼酎(中)の量です。
「残りこれだけだから、全部食べな」
そう言いながら、大皿に残っていたポテトサラダを、どっさりとお皿に盛ってくれるママさん。わーい、ありがとうございます。ポテトサラダ、大好きです。
いつ来てもお客さんでいっぱいの「満月」。開店直後の早い夕方は、近所の大常連さんたちが押し寄せていて、平均年齢はかなり高め。夜が更けてくると、若者や、勤め帰りのサラリーマンが増えてきて、大皿の料理がどんどん減ってきます。さらに夜が更けて、終電車もなくなった頃に、千鳥足でフラフラとやって来るのが、我われ、地元の呑ん兵衛軍団。ここまで帰っていれば、自宅までは、まさに這ってでも帰れるので、安心して飲めるのでした。
そんなわけで、今日も「さぁ、もう帰って寝るか」と重い腰を上げたのは、日付けも変わった午前1時。常連さんたちと楽しく過ごして、今日のお勘定は600円でした。どうもごちそうさま。みなさん、お先に!
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