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横須賀ホッピー巡り1 … 焼き鳥「鳥好(とりよし)」(横須賀・横須賀中央)

横須賀方面での仕事を終えて、やってきたのは横須賀中央。今日はがっつりと横須賀ホッピーを堪能して帰る予定です。

横須賀ホッピーは、1杯の焼酎の量が120~180mlと多いのが特徴。ホッピージョッキの下側の星マークが70ml、上側で110mlを示しているので、横須賀ホッピーは、上の星よりも高いところに焼酎が入ってるんですね。

普通のホッピーでも3杯程いただくとできあがってしまいますので、横須賀ホッピーは、かなり心して飲まないと、家路につけないかもしれません。とはいえ、せっかくの横須賀ですので、何軒かのお店はまわりたい。ここはひとつ、1軒1杯に限定しながら、3軒か、できれば4軒まわって帰りましょう!

1軒目は、横須賀にいながら呉(くれ、広島県)の味が楽しめる「鳥好」です。

さっそくホッピー(350円)を注文し、つまみには呉と言えばこれ、という一品、鳥皮みそ煮(1本60円、串物は3本から)です。

呉には「鳥八」とか「三とり」「鳥長」「鳥福」「鳥平」といった、地元で“鳥屋(とりや)”と呼ばれる酒場が40軒近くあって、それぞれ焼き鳥のみならず、刺身や天ぷらなどが楽しめるのです。もちろん「鳥好」という店も「鳥好本家」「第二鳥好」「第五鳥好」と何軒かあります。

ここ横須賀「鳥好」の、おかみさんの実家が、呉の「鳥好」。元々自衛官だった店主が、任官先の呉で、おかみさんと知りあって、ここ横須賀に同名のお店を開いたのだそうです。

したがって、呉の「鳥好」で出てくる名物は、こちらでも食べることができるのです。私自身、就職して最初に過ごした任地が呉。その頃の思い出に浸りながら、いただく鳥皮みそ煮のなんとうまいことよ。

もうひとつ、うれしいのが、そうやって呉名物のつまみをつまみながらも、飲み物は横須賀ホッピーが飲めること。しかも、この店のホッピーは横須賀の酒場の中でも、もっとも安いだろうと思われる350円。もちろんギンギンに冷えた三冷ホッピーです。

「鳥好」のホッピーは、あらかじめ作った状態で出してくれるので、焼酎(ナカ)の量がどれくらいかはわからないのですが、一緒に出される瓶入りホッピー(ソト)に、瓶の半分ほどのホッピーが残っているところを見ると、おそらく180mlに近い量の焼酎が入っていたものと推定できます。すごーいっ。

本来ならば、ナカをおかわりして、残った瓶入りホッピーで、もう1杯ホッピーをいただく(いわゆるソト1ナカ2)ところですが、今日は1軒1杯ずつと決めているので、少し飲むたびにホッピーを足していきながら、ソト1ナカ1で飲み終えるように調整します。

2品目の料理は、これまた呉の「鳥好」の名物でもある、ササミ天ぷら(350円)。ササミ1本丸ごとを天ぷらにしたものが2本、熱々の天ツユと一緒に出されます。呉では比較的あたり前に食べることのできるササミの天ぷらですが、よその土地では、あまり見かけないんですよねぇ。ここ横須賀で、そのササミ天ぷらが食べられるのがとてもうれしい。

最後に漬け物(350円)をいただくと、これがどうやら自家製のぬか漬けらしく、キュウリの浅漬け、古漬け各半本ずつに、ナスも半本分と、ボリュームもたっぷり。とてもいい漬かり具合で、ポリポリとあっという間に食べ終えてしまいます。うーん。よくできた漬物は、まさにジャパニーズ・サラダですねぇ。これだけで十分に立派な料理です。

呉の料理と、横須賀ホッピーの見事なる融合を楽しんだ横須賀の1軒目は、1時間の滞在で1,230円でした。どうもごちそうさま。ぜったい、また来ます!

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ホッピーと鳥皮のみそ煮3本 / ささみ天ぷら / 漬け物

店情報前回

《平成19(2007)年6月6日(水)の記録》

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コメント

私、呉在住の50台のオヤジであります。
呉市広町の「あわもり」をこよなく愛し、
数年前何気なく検索かけ、辿り着いたこのHP。「酒場百選」を愛読。
どちらにせよ、ひたすら読むだけの人間でした。
しかし、横須賀「鳥好」が登場し、指がムズムズ。
今回2度目の登場で、遂に、書く!に至りました。
呉に居られた浜田さんの、呉飲食を見る目の確かさ。呉人として脱帽。
地元人間が気づいていない魅惑の町・呉。

魚料理も旨い焼鳥屋を、浜田さんも紹介されていますが、
呉のオヤジは「とり屋」といいます。「呉のとり屋」です。
その発祥は、地元紙「中国新聞」のHP内記事
www.chugoku-np.co.jp/setouti/seto/14/980315.html
にみることができます。
広島県最南端の有人島、愛媛県旧中島町を目前にした倉橋島沖の鹿島。
鳥好の店主はその島出身らしく、呉のとり屋の本家。
呉市内には屋号に鳥と番号がつく店多数。
焼鳥屋密集度では日本一の町ではないかと、私は思っています。
広島福山などの町にも、呉のとり屋「鳥好」「鳥八」が
存在するようです(倉敷や岡山にも?)。そして、横須賀!
本家直伝のみそ煮にささ身天ぷらですか。
名物ホッピーとともに、カーッ、たまりませんな。
冬になると、スープ豆腐になまこも旨いです。
みそ煮は、鳥皮だけを串に刺し煮込んだものと、
皮とコンニャクなどを刻んで煮込みネギを散らすものがあります。
古いのは鳥好タイプのようです。…などと書き出せば切がない。
東京出張の折には、横須賀に足を延ばしたいです。

投稿: 遊星ギアのカズ | 2007.07.07 10:02

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 呉の「本家鳥好」の流れをくむ、横須賀の「鳥好」。  「本家鳥好」も含む、呉の『とり屋』の多くが、昭和50年代のはじめごろまでに、店内に生簀(いけす)を置いて、『焼き鳥屋なのに活魚もある』という酒場になってきたのに対して、40年ほど前(昭和40年代後期)に創業した横須賀「鳥好」は、昔ながらの焼き鳥中心の酒場。活魚はありません。  呉の『とり屋』も昔はこうだったんだろうなあ、と思わせてくれる酒場なの... [続きを読む]

受信: 2013.09.16 22:00

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