アユの天ぷら三種盛り … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)
沼袋の「ホルモン」を出て、西武新宿線で二駅。都立家政(とりつかせい)です。この駅の近くの住宅街で、平成5(1993)年から営業しているのが、魚料理と天ぷらの店、「竹よし」。カウンター7席、テーブル席7席のお店を、魚好きな店主(マスター)ひとりが切り盛りしています。
「こんばんは」と入った、金曜日、午後10時半の店内には、大常連のなおとんさん。店主と、明日の夕食会の調整などをしているところのようです。
ここ「竹よし」では、毎月、第二土曜日に夕食会をやっており、明日がちょうど、その日。店内には、すでにその夕食会のためのメイン食材が到着しています。なるほど。明日はハモとキンメダイなんですね。高級食材を惜しげもなくドンと仕入れられるのも、予約制・会費制(ひとり5千円、飲み物付き)の夕食会ならでは。通常営業のときとは、また一味違う「竹よし」が堪能できるのです。
その、なおとんさんのとなりに座り、燗酒(菊正宗、350円)を注文すると、すぐに出されるお通し(200円)は生湯葉とタラバガニの小鉢。ここのお通しは、いつも、おかわりしたくなるような逸品なのです。
そのお通しをつまみ、燗酒をチビチビとやりつつ、カウンター内に掲示された今日のメニューをゆっくりと眺めるのが、これまた楽しみなひと時。季節に合わせて、登場する魚が移り変わっていくのです。やぁ、アユやハモも出てきましたか。アジも、まさに夏場が旬の魚ですよねぇ。おろっ。赤ナマコ(400円)がある。冬が旬のナマコが、今あるというのもおもしろい。さっそくいただきましょう。
ナマコは初夏に産卵を終えると、深海に移動して冬眠ならぬ、夏眠して、冬場を待つんだそうです。この赤ナマコは、かろうじて夏眠前のものなんですね。うふふ。赤ナマコの酢の物をつつきながら、燗酒を飲んでいると、夏とは思えないですねぇ。
燗酒をおかわりし、今度は、今が出端の稚アユの天ぷら(600円)を注文すると、店主もちょっと遊びを入れて、その稚アユを姿揚げ、天ぷら、背開きという三種の状態で出してくれます。同じ稚アユなのに、天ぷらの仕方によって、それぞれ違う味になるのが愉しいですねぇ。ホロッとした苦味が燗酒にとてもよく合います。こちらは、完全に夏ですよねぇ!
1時間半程くつろいで、今日は1,900円でした。どうもごちそうさま。

燗酒(菊正宗) / お通し(生湯葉とタラバガニ) / 赤なまこ酢

稚あゆの姿揚げ、天ぷら、背開き / 稚あゆ天ぷら / 夕食会の食材(キンメダイとハモ)
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