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呑ん兵衛好みする店構え … もつ焼き「ひょうたん」(船橋・京成中山)

 下総中山(しもうさなかやま)の焼き鳥屋を出て、2軒目は京成線沿線に向かうべく、JR総武線・下総中山駅からは少し離れた京成中山駅を目指します。トコトコと中山法華経寺の参道を歩いていると、左手に大衆酒場っぽい建物が。

 近づいて行ってみると、店の上部に燦然と輝く電灯看板には「もつ焼き日本一 ひょうたん」と書かれていて、正面から見て左右にある入口には「大衆酒場」と書かれた、のれんがかかっています。

「なにやら良さげな、お店ですねぇ」

「そうだなぁ。よーし、入ろう」

 迷う間もなく店に入っていくN條さん。あわてて後を追いかけます。

 店内は左右の入口から、2列平行カウンターが、まっすぐ奥まで伸びていて、テーブル席はなし。平行カウンターの真ん中、入口側に焼き台があって、店主らしきオヤジさんが、もつ焼きに取り組んでいます。テーブル席はないものの、沼袋の「ホルモン」や、練馬の「金ちゃん」なんかと似たスタイルですね。平行カウンターは、奥まで平行のままなので、左の入口から入った人は左だけ、右から入った人は右だけにしか行けません。

 カウンターの中を行き来している、おねえさんは、この店の娘さんなのでしょうか。このおねえさんが、注文を受けて、品物を運んでくれる係のようです。店の奥、壁の向うには厨房があって、その中で、もうひとり女性が働いている様子。この女性は店主の奥さんなのかな。

 焼酎ハイボール(330円)を注文すると、丸っこい専用のジョッキに、氷なしで、薄い琥珀色の下町酎ハイが出されます。へぇ、これはおもしろい。かんぱーい!

 さてさて、自称「日本一」のもつ焼きを注文しないとね。壁にかけられた短冊メニューを見ると、もつ類は1皿4本入りが1人前のようで、シロ、ハツ、ナンコツ、レバ、ガツが各340円。タンが470円。トン焼が500円です。なにしろ1軒目で、たくさん食べてきたので、もう満腹状態。ここはひとつ、珍しそうなトン焼をもらいましょうか。

「お新香もひとつね!」

 横からN條さんが、お新香(260円)も注文。すぐに出されたお新香は、きゅうり、白菜、柴漬(しばづけ)の3点盛りです。

 そのお新香が出されたタイミングで、「酎ハイ、おかわりね!」とN條さん。わお。飲むの早いなぁ。見れば、ジョッキの中には、まだ数センチ残りがあるものの、間もなくなくなりそう。その前におかわりを注文したんですね。

「おかわりのときは、空いたジョッキを上の段に置いてくださいっ」

 事務的に、テキパキとそう言いながら、おねえさんは去っていきます。ショェーッ。きびしいなぁ。なんだか「魚三」2階のおねえさんを思い出しちゃった。

 酒場、酒場にルールあり。古くから地元の人たちに愛され続けている酒場ほど、その店独自のルールが多かったりするものです。見れば、みなさん、特に言葉を発するわけでもなく、飲み終わったジョッキをトンと上の段に置いている。これが、この店の「おかわりのルール」なんですね。

 注文は必ずおねえさんに、というのも、この店のルールのひとつのようです。オヤジさんは、焼き台の前で淡々と、もつを焼いていて、ちょっとヒマになると携帯電話でなにやら確認しています。

 そういえば、「店内での携帯電話使用は厳禁と致します。通話、メール使用厳禁!!!」と、店内のあちこちに張ってあります。カウンターの目の前にも、「携帯電話は外で」というテプラのシールが貼られている。過去に、よほど目に余るような事態が発生したのでしょうか。

 あまり待つことなく、とん焼きも出てきました。豚のカシラなどを、ネギといっしょに串に刺して、ネギ間焼き状態にしたもの。今回はタレ焼きでいただいたのですが、これは塩焼きでもおいしそうです。

 前述のとおり、この店は、店構えにひかれてフッと飛び込んだので、まったく予備知識なしでした。この記事を書くのにあたって、インターネットを検索してみたところ、なんと「酔わせて下町」でも紹介されているお店だったのでした。それによると、もつ焼きの味付けには、塩、タレのほかに、この店独自の、にんにくダレも人気なのだそうです。

 もうひとつ、おもしろいのはレシート。これも、おねえさんがつけるのですが、最初に酎ハイ(330円)を注文したときに、白紙のレシートに100と書いて正の字を3本、30と書いて正の字を1本記入。以降、1杯追加されるごとに、100に3本、30に1本ずつが追加されていきます。お新香(260円)のときは、同じ100のところに2本と、それとは別に、新たに60という項目を作って、そこに1本、棒を足します。とん焼(500円)は、100に5本です。

 最終的には、1時間ちょっとの間に、ふたりで酎ハイを5杯いただいたので、100に22本、30に5本、60に1本の、正の字の棒が付いて、お勘定は2,410円(ひとり1,205円)でした。このやり方だと、私でも計算できそうですね。

 ふらりと入った、このお店。酎ハイも、つまみ類も美味しいので、店のルールにさえ慣れてしまえば、うんと楽しめそうです。

 この後、京成線で堀切菖蒲園(ほりきりしょうぶえん)に出て、元祖ハイボールの店「小島屋」を目指したものの、すでに午後9時を回っており、閉店してました。うーん。残念! 近くの小料理屋で、ちらりと飲んで、船橋市本中山を巡った、今日の飲み会を終えたのでした。

 それにしても、船橋市全域、まだまだ名酒場が多そうな様子。また来なきゃね!

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「ひょうたん」 / 焼酎ハイボール / お新香

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トン焼 / 店内の様子 / レシート

《平成19(2007)年8月1日(水)の記録》

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