全国から200種以上 … インスタントラーメン「さくら」(新井薬師前)

「パニパニ」を出て右(北)へ。早稲田通りを渡ると、そこは新井薬師商店街です。この商店街を西武新宿線・新井薬師前駅方面に進むと、途中にはなかなか渋そうな、やきとり「金亀」があったり、ちょっと路地の中に入ると、もつ焼き「四文屋」や、魚がおいしいと評判の「焼串(やくし)」なども並んでいます。
今日は、それらの酒場をやり過ごして、駅前にあるインスタントラーメン専門店「さくら」です。
昨年(2006年)の1月にオープンした「さくら」は、その肩書き(?)どおり、インスタントラーメンの専門店で、200種類以上そろえているという、全国のインスタントラーメンを、その場で調理して食べさせてもらえるのです。
もともと居酒屋だったという店内は、7~8席分程度の直線カウンターと、店の外に3~4人分程度の補助席が出されています。
土曜日、午後7時半のこの時間、店内のカウンター席は、ゆるやかに満席なので、外の補助席に座ります。この補助席も、カウンター風の細長いテーブルになっているので、パッと見には、平行2連カウンターのような感じですね。
店内は、バックバーに相当する場所(カウンターの中の壁)に、ずらりと袋入りのインスタントラーメンが並んでいます。なるほど。メジャーなものから、地方でしか食べられないようなもの、さらには海外(韓国など)のラーメンまで、圧倒されるくらいの種類のインスタントラーメンが並んでますねぇ!
値段は、よく見かけるメジャーなものが280円、地方のものが340円か380円といったところ。
お水を持って注文を取りに来てくれたロングヘアーのおねえさんが、この店をひとりで切り盛りされている店主ですね。先日、「アド街ック天国・新井薬師編」(2007年9月1日放送分)で拝見しましたよー。
「どのラーメンも、チャーシューとメンマに、ほうれん草とネギは付きます。他に、こちらにあるようなトッピングも選べますよ」
とカウンター上に置かれたメニューを示しながら教えてくれます。なるほど。煮たまご、バター、コーン、のり、とろろ昆布、キムチ、めんま、チャーシュー、ほうれん草(各50円)などが選べるんですね。
「えーと。エースコックのワンタンメンの、醤油味(280円)をお願いします」
子供のころ食べていた「イトメンのチャンポンめん」(380円)や、徳島製粉の「金ちゃんラーメン」(340円)。さらには学生時代に、よく食べていた「味の丸泰(まるたい)棒ラーメン」なども並んでいて、目移りしてしょうがない中、まずは無難に「エースコックのワンタンメン」にしてみたのでした。
件の「アド街ック天国」の中では、常連さんと思しき男性客が、
「ここは、もともと居酒屋だったんだけど、料理が下手だったんだよ。インスタントラーメンを作るのだけが上手かった」
なんてことを、店主の目の前で語ってくれてました。店主自身も「そうそう」なんてうなずいてるのが面白い。
そんなラーメンは、麺を鍋でゆでたあと、ザルでしっかりと湯切りし、丼の中で溶いたスープの中にすべり込ませます。自家製のチャーシューに、メンマ、ほうれん草、ネギをトッピングしたらできあがり。
スープを別に作ること以外は、割りと普通の作り方と言っていいのですが、食べてみるとこれが本当にうまいのです!
スープを別に作ることで、スープの味に切れが出てくるというか、ピシッと、そのラーメンの個性を感じることができる仕上がりになっています。それに加えて、このトッピングの品、それぞれがまたうまいよなぁ。
扱っているのはインスタントラーメンだけかと思いきや、生ビール(500円)や、レモンハイ、ウーロンハイ、日本酒などの飲み物(400円ほど)や、各種つまみ類(オール300円)などもあって、酒場としても楽しめるようになっています。実際、カウンターの右端のほうに陣取っている、常連さんらしき2~3人は、生ビールのジョッキを傾けながら談笑中です。
この店が大人気のため、今やフランチャイズ展開もしているのだそうで、2号店が南砂(江東区)に、3号店は遠く離れた長崎県の対馬に、4号店は秋葉原に、そしてこの10月、池袋に5号店ができたのだそうです。すっごい勢いですねぇ。
この店は、インスタントラーメンですが、このように何かの分野に特化して、その分野を徹底的に極めていく、というのが成功の鍵(少なくとも必要条件)なのかもしれませんね。
1杯280円のラーメンをすすりながら、そんなことを考えたような次第です。
今度は、ゆっくりと飲んで、〆(シメ)にインスタントラーメンを食べる、というパターンで来てみたいお店です。どうもごちそうさま。おいしかったです!
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