たっぷり唐揚&ポテト … 居酒屋「柳津(やないづ)」(横浜・洋光台)

JR根岸線・洋光台駅のすぐ近くにある居酒屋「柳津」。先日、久しぶりにやってきたときに、魚料理のみならず、洋風の料理も並んでいることを発見したので、今日はそちらにトライです。
「こんばんは」と入った、水曜日、午後9時前の店内は、なんと先客なし。前回はほぼ満席だったのに、この違いはなんなんだ。まずは瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶、490円)を注文しながら、
「今日は静かなんですね」
と店主に声をかけてみると、
「そうなんですよ。開店して7年になるけど、こんな日は珍しいですよ」
とのこと。先日の「竹よし」の夕食会も、人数が集まらずに流れたみたいだし、10月は、みなさんあまり飲まない時期なんでしょうか? それにしても、お客さんが入っていないと、店内がとても広く感じるなぁ。
1杯目のビールをググゥーッと飲み干して、おもむろにテーブル上のメニューを確認します。魚介類を中心とした、本日のおすすめメニューは、壁の黒板に書き出されていますが、洋風の料理などの定番ものは、テーブル上のメニューに載っているのです。
おっきいメンチ(450円)に、肉じゃが風コロッケ(2ヶ、490円)。前回、となりの人たちが食べていたアサリの辛い焼きそば(590円)もおいしそうだったなぁ。とろ馬刺し&こうね(790円)なんてのもある。塩辛ジャガチーズ(490円)や、さんまのガーリックバター(590円)なんかにも引かれますねぇ。うーん、迷う迷う。
父ちゃんの唐揚&ポテト(490円)ってなんだろう。店主夫婦と、その息子さんの、家族3人で切り盛りしている店で、洋風の料理はどっちかというと息子さんのほうが得意そう。それにもかかわらず「父ちゃんの…」と書かれているところをみると、この料理は、店主自らが作る自信作なのかもね。これにしてみましょう。
待つことしばし。店の奥のフライヤーでジャァーーッと揚げられた鳥の唐揚げと、フライドポテトが、楕円の大きなお皿に盛られて出てきます。いやぁ、けっこうなボリュームですねぇ。これで490円は安いっ! 揚げたてのアツアツがおいしいなぁ。
たっぷりの揚げ物に、瓶ビール(490円)もおかわりです。
この店は、ひとり客は少ないようで、BGMこそ流れているものの、店内にはテレビもなければ、雑誌や新聞なども置いていません。グループ客は、それぞれそのグループで話をするので、店主も、カウンター越しにお客さんと会話をしたりするのには慣れていない様子。
「柳津(福島県)のご出身だから、柳津という店名にしたんですか?」
なんて質問にも、まじめで、人の良さそうな店主が、
「えぇ。私じゃなくて家内がね……」
と、照れくさそうに、言葉少なく返事してくれます。
あまり声をかけるのも悪い(?)ので、今日はゆっくり静かに飲みましょうね。となると、バーで楽しむように、強いお酒をチビリチビリといった感じがいいなぁ。そんなのがあるかな。カウンター上に置かれた、飲み物メニューに手を伸ばします。
おぉ、あるじゃないですか。黒糖焼酎「ルリカケス」(120ml、550円)。アルコール度数40度、「オーク樽で熟成」という説明書きにも引かれますねぇ。
お酒が徳之島(奄美諸島)産なので、つまみも南方系のものをと、黒板メニューの中から、沖縄もずく酢(390円)を選びます。
ロックで出された「ルリカケス」は、オーク樽熟成らしく、薄い琥珀色で、口に含むとふわりと甘さが広がります。んーーっ、これは立派な国産ラム酒ですねぇ。
そして、もずく酢。もずくが太いのが沖縄産の特徴ですね。沖縄のほうでは、もずくをかき揚げにしたりもするそうですが、この太さのもずくなら、おいしいかもなぁ。
お店の人たち同士がおしゃべりしたりすることもなく、静かーに時が流れていきます。
あぁ、酔ってきた。ひとりで静かに飲んでいると、自分が酔っていく過程が、とってもよく分かるんですよね。頭の中がジーンと痺れた感じになってくる。これがまた気持ちいいのです。お酒は、脳内マッサージ器なのかもなぁ。
さぁて。ちょうどいい、ほろ酔い気分になったところで、帰りますか。どうもごちそうさま。
2時間弱の滞在は、2,410円でした。結局、お客は私ひとりだけだったなぁ。

店頭の黒板メニュー / 「ルリカケス」ロック / 沖縄もずく酢
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