酔わせて下町ツアー5 … 大衆酒場「鳥ひで(とりひで)」(立石)

立石ツアーの5軒目です。この町の何がすごいかというと、本やネットで紹介されているような有名店のみならず、それら以外にも知られざる名店が多いというところ。そのあたりの路地にある店々が、すべてなにやら良さげな空気を漂わせているのです。さすがは下町随一の呑ん兵衛タウンですねぇ。
今日の5軒目として、Fさんがフラリと入った「鳥ひで」も、まさにそんなお店。テレビドラマで酒場シーンがあると出てきそうな感じの、典型的な昭和風酒場なのです。
左手がカウンター、右手がテーブル席になっている店内の、テーブル席とカウンター席に分かれて座ります。とはいえ、店主ひとりで切り盛りしている小さな(失礼!)酒場。我われ以外にお客さんもおらず、カウンター席とテーブル席とが背中合わせにくっつきあっていることもあって、実際はひとつのテーブルを囲んでいるのと変わらない状況です。
さっそく下町の定番“ボール”(焼酎ハイボール、350円)を注文すると、サワーグラスに入った“ハイボールの素”配合の焼酎とは別に、瓶入りの炭酸(ニホンシトロン)が出されます。ニホンシトロンは、泡の勢いがものすごく強い炭酸で、下町のチューハイにぴったりなのです。
店名の「鳥ひで」からも推察がつくとおり、カウンター上部の、一番目立つ位置に焼き鳥メニューが並んでいます。レバ、とり皮、砂肝の3品がそれぞれ1本100円で、ねぎ間が1本120円。手羽先塩焼はちょっと高くて350円です。
焼き鳥以外にも、もろきゅう(350円)、なす焼(450円)、新香(350円)、焼おにぎり(450円)、さけ茶漬(550円)などのメニューがあるほか、黒板に日替わりのメニューも書き出されています。
その黒板メニューに並ぶのは、刺身などの魚介類が十数種類。その中から鯨刺(750円)と帆立貝刺(680円)、そしてシジミの醤油漬(480円)を注文します。
立石に来ると、もつ焼きとか、鳥の唐揚げとか、おでん、メンチカツなどの名物品がある店に行くことが多くて、魚介類を食べたといえば、ずいぶん前に立ち食いの「栄寿司」で寿司を食べたくらいです。当たり前のことながら、ちゃんとあるんですねぇ、魚介類も。
最後に山芋のお好み焼き(580円)を注文して、これで終了かと思いきや、
「さぁ、次に行きましょう。次がまたオススメなんです!」って……。
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