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のんびりと、とり豆腐 … 大衆割烹「三州屋(さんしゅうや)」(神田)

とり豆腐


 都内各地に数ある「三州屋」の中で、今日は神田駅近くにある「三州屋」にやってきました。神田駅の近くだけでも3軒の「三州屋」があるのですが、今日やって来たのは北口に近い、構えの立派な「三州屋」です。

 「三州屋」の中でも、一番有名(雑誌等への登場回数が多い)のは銀座の「三州屋」だろうと思いますが、店の雰囲気が大衆酒場風なのは、むしろこちら神田のほうじゃないでしょうか。

 入口を入ると中央に細長いコの字型カウンターが店の奥まで通り、カウンターの左側は小上がりの座敷席、右側はテーブル席と分かれていて、お運びの女性たち数名がそのフロアを行き来します。

 カウンター席の一角に座り、さっそく燗酒の大きいの(白鶴、830円)と、「三州屋」全店の名物・とり豆腐(420円)を注文すると、お酒とともにお通しの白和えが出されます。徳利に袴(はかま)が付いてくるのが風情があっていいですよねぇ。

 とり豆腐は、どこの「三州屋」に行ってもメニューに載っているのですが、値段や内容は店によって異なります。値段で見てると、たとえばここ神田は420円、銀座は450円、飯田橋が480円、閉店した六本木は500円、新橋は630円と、1.5倍ほどの開きがあります。

 スープも透明なタイプから、白濁したものまで様々です。ここ神田は透明スープで、カツオ出汁。鶏肉、豆腐のほかに、ほうれん草が添えられています。器が丼ではなくて、丼よりは浅目の深皿で出てくるのも、神田の特徴でしょうか。

 神田には、とり豆腐以外にも、肉豆腐(480円)、かき豆腐(580円)、鯛豆腐(780円)というメニューが並んでいて、それぞれがひとり鍋の代わりになりそうです。(ひとり鍋はメニューにはありません。)

 他の「三州屋」もそうですが、ここ神田の「三州屋」も食堂も兼ねたような酒場になっていて、メニューには定食類も並び、昼からの営業です。ただし、これまた他の「三州屋」と同じく、昼から一品料理や酒類も注文することはできますので、呑ん兵衛にとっては「昼から呑める店」という、ありがたいお店なのです。

 料理の中心は魚介類で、刺身各種が600~1,200円ほどで、焼き魚は370~600円ほど。一品物は納豆(90円)、焼のり(170円)、チーズ(190円)、板わさ(210円)、もずく酢(240円)、お新香(260円)と、300円以下の料理も多いのが神田ならではでしょうか。また、「ご飯・お新香付き」(210円)というメニューもあるので、すべての一品料理を定食化することができるのです。

 数多い料理メニューの中から、里芋田舎煮(300円)を注文すると、ころりとまん丸い、かわいい里芋が5個、やわらかく煮付けられて、木の芽が添えられています。

 土曜日、午後8時過ぎの店内は、カウンター席こそ空席があるものの、座敷席(全32席ほど)やテーブル席(こちらも32席ほど)は、ほぼ満席状態。それに対して、お運びの女性が2~3人程度と、かなり不足気味といった感じもありますが、それもまた大衆酒場風といえば大衆酒場風でしょうか。サラリーマンが多いウイークデイは、お運びさんももっと多いのかもしれませんね。

 1時間半ほどゆっくりとして、今日は1,550円でした。ごちそうさま。

080322a 080322b 080322c
「三州屋」 / 燗酒とお通し / 里芋田舎煮

店情報前回

《平成20(2008)年3月22日(土)の記録》

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» なんといっても鳥豆腐 … 大衆割烹「三州屋(さんしゅうや)」(神田) [居酒屋礼賛]
 「三州屋」といえば、なんといっても「鳥豆腐(とりどうふ)」(450円)。  ざっくりと言うと、鶏の水炊き1人前を、丼鉢によそって出してくれたようなもの。  これをミニ小鉢で出してくれるポン酢醤油(+もみじおろし)につけていただく。  食べ方もまさに水炊きそのものである。  しかしその具材は、鶏もも肉と豆腐、そして春菊の3点のみと、とてもシンプル。  逆に、シンプルだからこそうまいんだろうなあ。 ... [続きを読む]

受信: 2017.02.25 22:00

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