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創業60年の老舗酒場 … 居酒屋「兵六(ひょうろく)」(神保町)

炒豆腐


 都内での仕事を終えて、やってきたのは神保町の「兵六」です。午後6時前の店内は、ゆるやかな人の入り。私も入口近くのカウンターの一角に腰をおろし、ビール(キリンラガー大瓶、750円)からスタートし、炒豆腐(ちゃーどうふ、550円)です。

 炒豆腐は、その名のとおり一口大に切った豆腐を、豚肉や野菜とともに炒めた料理で、炒麺(ちゃーめん、900円)や餃子(550円)などとともに、この店の名物料理のひとつです。

 明治36(1903)年に鹿児島で生まれた「兵六」の創業者・平山一郎氏は、若いころに上海に渡り、そこで終戦(1945年)まで過ごしたあと帰国し、昭和23(1948)年、この地に「兵六」を開いたのだそうです。

 この店で出される前述の上海料理や、つけ揚げ(500円)などの鹿児島料理は、実は上海時代に平山一郎氏の奥様が作っていた、平山家の家庭料理がベースなんだそうです。平山氏は、昭和63(1988)年に85歳で逝去されましたが、奥様は今もご健在で、ときどきお店にもお顔を出してくれるのだそうです。

 そんな「兵六」を、現在切り盛りしているのは、昭和43(1968)年生まれの若き三代目店主・柴山真人氏。初代・平山氏の甥っ子で、大学在学中だった平成5(1993)年に店を継ぎ、今に至っています。

 今年は、「兵六」が創業してちょうど60周年、三代目がこの店を継いでから15周年という、節目の年なのです。

 それにしても、このお店。遅い時間にやってきても、今日のように早い時間にやってきても、いつも呑んだフルさんや、荒木又右衛門さん、近くの病院のS先生らの常連さんがずらりと居るのがすごいなぁ。毎日のように、早い時間からやって来ては、閉店時刻までずっといるんでしょうか!? まさに愛されつづけて60年、なんですね。

 芋焼酎(薩摩無双)のお湯割り(650円)もいただいて、午後7時過ぎまで、1時間半ほどの滞在は1,950円でした。どうもごちそうさま。みなさん、お先に!

店情報前回

《平成20(2008)年4月30日(水)の記録》

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 「TOKIO古典酒場」の美人編集長と巡る、東京古典酒場ツアー。3軒目は神保町(じんぼうちょう)に移動して、1軒目の「河本」で合流した荒木又右衛門さん、呑んだフルさん、おふたりが行きつけの「兵六」です。  「兵六」もまた、昭和23(1948)年の創業以来、今年で60年になるという老舗です。  「兵六」の歴史については、前回の記事に書いたとおりで、現在は三代目となる柴山真人氏が店を引き継いでいます。... [続きを読む]

受信: 2008.07.13 12:25

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