大正時代に屋台で創業 … やきとん「高木(たかぎ)」(西巣鴨)

前回は、入口近くのカウンターに腰をおろした、西巣鴨のやきとん「高木」。今日は、店の中ほどまで進んで、コの字カウンター(コの下側が入口)の中央分付近、ちょうど焼き台の前あたりに陣取ります。
午後7時半過ぎの店内は、入口右手の壁際にずらりと並ぶテーブル席はほぼ埋まっている状態ながら、左手のカウンター席は6~7人程度と、比較的ゆったり気味。この店は、グループでやって来るお客さんが多いようです。
今日もまた焼酎(1合250円)と牛乳(1瓶170円)をもらって、名物の牛乳割りを作り、料理は豚煮込み(430円)。カウンター上に置かれた刻み玉ネギをたっぷりとトッピングしていただきます。
目の前の焼き台で、やきとんを焼いているのは、昭和40年代生まれの若き三代目。現在の店主である二代目と、数人のアルバイトとともに店を切り盛りしています。
店の表の看板には「創業大正11年」と書かれているので、そのことについて聞いてみると、創業者である初代(=三代目のおじいさん)が、池袋駅の近くで屋台の酒場を開いたのが大正11(1922)年。その後、昭和4(1929)年になって、この地に店を開き、今に至っているのだそうです。
「建物自体は昭和40年代に一度建て直して、今はそのときの建物なんです」と教えてくれる三代目。
「うちは、おじいちゃん(初代)も、おとうさん(二代目)も、そして私も、3代続けてお酒が飲めないので、昔からずっと、お客さんのおっしゃるとおりにしてきたんですよ」
この牛乳割りも、あるお客さんの注文で、今から50年ほど前に出しはじめたものだそうです。
焼き台も空いてきたようなので、私もやきとんを焼いてもらうことにします。
ここのやきとんは、レバ、シロ、タンハツ、アブラ、大ナンコツ、小ナンコツ、カシラ、コブクロ、ガツ、ミートボールの各種が1本110円。やきとん以外も同じく、ししとう、しいたけ、油揚げ、ねぎ、うずら玉子がそれぞれ1本110円で、唯一、ぎんなんのみ1本150円。それぞれ1本から、塩、タレで注文できます。
ナンコツに、大ナンコツと小ナンコツの2種類があるのがおもしろいですね。さっそく、その大、小両方のナンコツと、カシラをお願いしたところ、残念ながら大ナンコツは売り切れとのこと。聞いてみると大ナンコツは喉(のど)の部分で、小ナンコツはそこから枝分かれした気管支の部分なんだそうです。
1時間弱、楽しんで、今日のお勘定は1,070円でした。どうもごちそうさま。
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